JP7359013B2 - ペンおよび治具 - Google Patents

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Description

この発明は、携帯情報処理装置や携帯通信装置などの情報端末に用いられるペンおよび治具に関する。
例えば、筆記具であるペンにおいては、特許文献1に記載されているように、ペン本体の一端部にシャープペンシル部を設け、ペン本体の他端部にボールペン部を設け、このボールペン部にキャップを着脱自在に取り付け、このキャップの頂部にスタイラス部を設けた構造のものが知られている。
特開2003-312190号公報
このようなペンでは、一端部のシャープペンシル部で筆記することができると共に、他端部のボールペン部でも筆記することができるほか、キャップのスタイラス部で情報端末などの電子機器の入力表示部をタッチ操作することができる。
このようなペンにおいては、入力表示部を備えた情報端末などの電子機器内における狭小部に設けられた操作レバーなどの操作部を操作する場合、手の指先で操作することができないときに、シャープペンシル部やボールペン部などのペン先で操作することが考えられる。
しかしながら、このようなペンでは、操作レバーなどの操作部が設けられた電子機器内の狭小部にペン先を挿入させることができない場合があるほか、仮にペン先を狭小部に到達させても、ペン先が狭小部に入らず、操作レバーなどの操作部をペン先で操作することができないという問題がある。
この発明が解決しようとする課題は、狭小部のレバーなどの操作部を良好に操作することができるペンおよび治具を提供することである。
この発明は、タッチ操作によって入力操作を行うための、所定の曲率で形成されたペン先を有するペン本体と、ケース内の狭小部に設けられたレバーを押圧操作するための、楔形に形成された突起部を有するレバー操作部と、を備えていることを特徴とするペンである。
また、この発明は、ケース内の狭小部に設けられたレバーを押圧操作するための、楔形に形成された第1突起と、タッチ操作によって入力操作を行うための、所定の曲率で形成された第2突起部と、を備えていることを特徴とする治具である。
この発明によれば、狭小部のレバーなどの操作部を良好に操作することができる。
この発明を適用した充電システムの一実施形態を示した正面図である。 図1に示された充電システムを示し、(a)は携帯端末をクレードルから取り外す途中の状態を示した正面図、(b)は携帯端末が取り外されたクレードルを示した正面図である。 図1に示された携帯端末とタッチペンとを示した拡大斜視図である。 図3に示された携帯端末を裏面側から見た拡大斜視図である。 図4に示された携帯端末にハンドベルトを取り付けた状態の裏面側の拡大斜視図である。 図4に示された携帯端末の裏面における要部を示した拡大裏面図である。 図2(b)に示されたクレードルを上方から見た拡大平面図である。 図1に示された充電システムのA-A矢視における断面図である。 図8に示されたクレードルの要部を示した拡大断面図である。 図4に示された携帯端末の電池収納部内におけるカード装着部の要部とタッチペンとを示した拡大斜視図である。 図10に示された電池収納部内の操作レバーにタッチペンのレバー操作部を対応させた状態を一部破断して示した拡大斜視図である。 図11に示された電池収納部内の操作レバーをタッチペンのレバー操作部で操作した状態を一部破断して示した拡大斜視図である。
以下、図1~図12を参照して、この発明を適用した充電システムの一実施形態について説明する。
この充電システムは、図1および図2に示すように、携帯端末1とクレードル2とを備えている。携帯端末1は、情報を処理するハンデイターミナルなどの情報端末であり、図3に示すように、機器ケース3とタッチペン8とを備えている。この機器ケース3の表面には、入力表示部4とキー入力部5とが設けられており、機器ケース3の裏面には、格納凸部6と電池蓋7とが設けられている。
入力表示部4は、図1~図3に示すように、機器ケース3の表面において、機器ケース3の長手方向における一端部3aから他端部3b側に向けてほぼ3/4程度の広い領域に設けられている。キー入力部5は、入力表示部4を除く領域、つまり機器ケース3の表面において機器ケース3の長手方向における他端部3bから入力表示部4に亘るほぼ1/4程度の狭い領域に設けられている。
入力表示部4は、図1~図3に示すように、表示パネルの表面に透明なタッチパネルを積層させたものである。表示パネルは、液晶表示素子やEL(エレクトロルミネッセンス)表示素子などの平面型の表示素子であり、情報を電気光学的に表示するように構成されている。透明なタッチパネルは、表示パネルに表示された情報を見ながら後述するタッチペン8によってタッチ操作することにより、情報を入力するように構成されている。
キー入力部5は、図1~図3に示すように、機器ケース3の表面における機器ケース3の他端部3b側の領域に配列された複数のキー釦5aと、機器ケース3内に配置されたスイッチ基板(図示せず)と、を備えている。複数のキー釦5aは、テンキー、ファンクションキーなどのキー釦のほかに上面トリガーキーを備えている。スイッチ基板は、複数のキー釦の下側における機器ケース3内に複数のキー釦5aと対応して配置されている。
また、機器ケース3の裏面に設けられた格納凸部6は、図4に示すように、機器ケース3の長手方向における一端部3aから他端部3b側に向けて1/4程度の狭い領域に設けられている。電池蓋7は、格納凸部6を除く領域、つまり機器ケース3の長手方向における他端部3bから格納凸部6に亘る3/4程度の広い領域に設けられている。
格納凸部6は、図4に示すように、機器ケース3の一端部3a側に向けて傾斜する第1傾斜面6aと、機器ケース3の他端部3b側に向けて傾斜する第2傾斜面6bと、を備え、縦断面形状が三角形状をなし、全体がほぼ山形状に形成されている。この場合、第1傾斜面6aには、光学窓部6cが設けられている。また、この格納凸部6の内部には、光学読取部(図示せず)が格納されている。
光学読取部は、図示されていないが、撮像手段であるスキャナ部を備えている。このスキャナ部は、レーザ読取部とカメラ部とを備え、格納凸部6の第1傾斜部6aの光学窓部6cに対応して格納凸部6内に配置されている。レーザ読取部は、商品のバーコードなどの商品コードにレーザ光線を照射させ、その反射光を受光して商品コードを読み取るものである。カメラ部は、商品や物品、2次元コードなどの被写体を撮影するものである。
また、格納凸部6の第2傾斜面6bには、図4および図6に示すように、ベルト取付蓋23が第2傾斜面6bとほぼ平行に取り付けられている。このベルト取付蓋23は、機器ケース3の格納凸部6における第2傾斜面6bに設けられた拡張収納凹部6dを塞いで、拡張収納凹部6d内の機能拡張素子(図示せず)を保護するものであり、ねじ部材23aによって格納凸部6の第2傾斜面6bに取り付けられている。
電池蓋7は、図4および図10に示すように、機器ケース3内に設けられた電池収納部10を開閉可能に塞ぐものである。この電池蓋7は、ほぼ長方形状をなし、機器ケース3の他端部3b側から電池蓋7のほぼ中間部までの箇所に握り部7aが設けられている。この握り部7aは、機器ケース3の裏面側(図4では上面側)に向けて緩やかに突出する湾曲状に形成され、この湾曲した箇所に手の示指と中指との間に配置される盛上り部7bが設けられた構造になっている。
また、この電池蓋7は、図4、図6および図10に示すように、機器ケース3の電池収納部10を塞いで機器ケース3に配置される際に、機器ケース3の他端部3b側に位置する電池蓋7の他端部7dが電池収納部10の縁部に係止されて、機器ケース3の格納凸部6側に位置する電池蓋7の一端部7cが電池収納部10の縁部に配置され、この状態で電池蓋7の一端部7cが一対のロックレバー12によってロックされるように構成されている。
この場合、一対のロックレバー12は、図4および図6に示すように、格納凸部6の第2傾斜面6bの裾野に位置する電池収納部10の縁部に配置された電池蓋7の一端部7cにおける両側近傍に位置する機器ケース3の箇所にそれぞれ設けられている。これら一対のロックレバー12それぞれは、機器ケース3に回転可能に設けられて格納凸部6側の電池蓋7の一端部7cを係脱可能にロックするほぼ円形のロック部12aと、このロック部12aから格納凸部6側に向けて延長されてロック部12aを回転させるレバー部12bと、を備えている。
また、これらロックレバー12は、図4および図6に示すように、格納凸部6側の電池蓋7の一端部7cから格納凸部6の第2傾斜面6bの裾野に亘って機器ケース3にそれぞれ設けられたほぼ扇形状のレバー収納凹部9内に配置されている。すなわち、一対のロックレバー12それぞれは、ロック部12aが扇形状のレバー収納凹部9における要の箇所に回転可能に設けられ、レバー部12bが扇形状のレバー収納凹部9内で揺動するように構成されている。
これにより、一対のロックレバー12それぞれは、図4および図6に示すように、機器ケース3の電池収納部10を電池蓋7が塞いで機器ケース3に配置された状態で、レバー部12bをレバー収納凹部9内で揺動操作させてロック部12aを一方向に回転させると、ロック部12aが電池蓋7の一端部7cを電池収納部10の縁部に押え付けてロックするように構成されている。
また、これら一対のロックレバー12それぞれは、図4および図6に示すように、ロック部12aが電池蓋7の一端部7cをロックした状態で、レバー部12bをレバー収納凹部9内で反対方向に揺動操作させてロック部12aを反対方向に回転させると、ロック部12aによる電池蓋7の一端部7cのロックが解除されるように構成されている。
一方、機器ケース3の他端部3b側の端面には、図3および図4に示すように、接続電極部20が設けられており、この機器ケース3の側面には、側面トリガーキー3cが設けられている。この接続電極部20は、複数の電極20aが配列され、これら複数の電極20aがクレードル2と電気的に接続されて、携帯端末1とクレードル2との間で情報の授受、および携帯端末1の充電などをするように構成されている。
この場合、機器ケース3の裏面には、図5に示すように、ハンドベルト22が機器ケース3の長手方向に沿って取り付けられるように構成されている。すなわち、ハンドベルト22は、その一端部22aが機器ケース3の格納凸部6の第2傾斜面6bに取り付けられたベルト取付蓋23にベルト取付金具24によって取り付けられるように構成されている。また、このハンドベルト22は、その他端部22bが機器ケース3の他端部3bに設けられたベルト取付孔3dに取り付けられるように構成されている。
すなわち、このベルト取付蓋23に取り付けられるベルト取付金具24は、図4および図5に示すように、金属板をU字状に折り曲げたものであり、ハンドベルト22の一端部22aが挿通して取り付けられるベルト取付孔24aが設けられている。これにより、ハンドベルト22は、その一端部22aがベルト取付金具24に取り付けられ、他端部22bがベルト取付孔3dに取り付けられることにより、機器ケース3の裏面に機器ケース3の長手方向に沿って取り付けられている。
一方、携帯端末1が装着するクレードル2は、図1、図2、図7および図8に示すように、携帯端末1の機器ケース3の他端部3b(図1では下端部)が装着するケース装着部25と、このケース装着部25に上方へ突出して設けられて機器ケース3の裏面が配置される一対のケース支持部26と、ケース装着部25の後部に設けられた補助充電部27と、を備えている。
ケース装着部25は、図7~図9に示すように、機器ケース3の他端部3bが上方から装着した際に、機器ケース3を後方に少し傾けて保持する装着凹部25aが設けられたほぼ箱状に形成されている。この場合、装着凹部25aは、その上下方向の深さがキー入力部5よりも機器ケース3の他端部3b側の箇所における機器ケース3の長手方向の長さと同程度の深さで浅く形成されている。
このケース装着部25の内部、つまり装着凹部25aの下側には、図7~図9に示すように、携帯端末1の接続電極部20と電気的に接続されるクレードル接続部28が装着凹部25a内に露出して設けられている。このクレードル接続部28は、複数の接点ピン30と、これら複数の接点ピン30それぞれを保持する複数の板ばね31と、これら複数の板ばね31が配置される支持台32と、この支持台32が配置される接続基板33と、を備えている。この場合、接続基板33は、ケース装着部25の内部に固定されている。
複数の板ばね31は、図8および図9に示すように、各一端部が接続基板33上に並列に設けられた複数の支持台32にそれぞれ取り付けられ、各支持台32を支点として他端部側が上下方向に撓み変形するように構成されている。複数の接点ピン30それぞれは、複数の板ばね31における支持台32と反対側に位置する各他端部上に起立して設けられている。
これら複数の接点ピン30それぞれは、図8および図9に示すように、円柱状に形成され、その各上端に位置する各先端部30aが半球状または湾曲状に形成されている。これら複数の接点ピン30は、その各先端部30aがケース装着部25の装着凹部25aの底部に設けられた各挿入孔25bから装着凹部25a内に出没可能に突出するように構成されている。
これにより、クレードル接続部28は、図8および図9に示すように、携帯端末1の機器ケース3がクレードル2のケース装着部25の装着凹部25aに挿着される際に、複数の接点ピン30の各先端部30aに携帯端末1の他端部3bの端部に設けられた接続電極部20の各電極20aがそれぞれ弾力的に接触するように構成されている。
すなわち、このクレードル接続部28は、図8および図9に示すように、携帯端末1の機器ケース3がクレードル2のケース装着部25の装着凹部25aに押し込まれて、携帯端末1の接続電極部20の各電極20aが複数の接点ピン30の各先端部30aを押圧した際に、各板ばね31がそれぞれ下側に向けて撓み変形して接続基板33に設けられた複数の基板電極(図示せず)に接触することにより、携帯端末1の接続電極部20と電気的に接続されるように構成されている。
この場合、機器ケース3の短手方向におけるクレードル接続部28の両側部には、図7~図9に示すように、一対のばね部材35が設けられている。これら一対のばね部材35それぞれは、携帯端末1の機器ケース3の接続電極部20がクレードル接続部28に接触する前の状態で、接続電極部20の両側に位置する機器ケース3の他端部3bを弾力的に支持するように構成されている。
すなわち、これら一対のばね部材35は、図7~図9に示すように、機器ケース3の接続電極部20がクレードル接続部28に接触する前に、機器ケース3の他端部3bを弾力的に支持することにより、機器ケース3の他端部3bが一対のばね部材35のばね力に抗してクレードル2のケース装着部25の装着凹部25aに押し込まれた際に、携帯端末1の接続電極部20の各電極20aを複数の接点ピン30の各先端部30aに全てほぼ同時に接触させるように構成されている。
一方、一対のケース支持部26は、図2、図7、図8に示すように、ケース装着部25における機器ケース3の短手方向の両側部に上方に突出して設けられている。すなわち、一対のケース支持部26は、機器ケース3の短手方向の両側におけるケース装着部25の両側の側部と後部とに跨って設けられている。これにより、一対のケース支持部26は、携帯端末1の機器ケース3の短手方向の両側における各側面と各裏面とが配置されるように構成されている。この場合、一対のケース支持部26の前側面は、後方に向けて少し傾斜している。
これら一対のケース支持部26は、図1、図2、図7、図8に示すように、その上下方向の長さ(高さ)が機器ケース3の長手方向の長さ(高さ)よりも短く、且つ機器ケース3の長手方向における電池蓋7の長さよりも長く(高く)形成されている。また、これら一対のケース支持部26は、両方の間に開口部26aがケース装着部25の装着凹部25aの底部から各上端部に亘って設けられている。
この場合、一対のケース支持部26間の開口部26aは、図2および図7に示すように、機器ケース3の短手方向の長さ(間隔)が、機器ケース3の裏面に取り付けられたハンドベルト22の幅方向の長さ、つまりハンドベルト22の長手方向と直交する短手方向の長さよりも少し長く形成されている。
これにより、クレードル2は、図2および図7に示すように、機器ケース3の他端部3bがケース装着部25に装着されて、機器ケース3の短手方向の両側部が一対のケース支持部26に支持された際に、機器ケース3の裏面に取り付けられたハンドベルト22が一対のケース支持部26間の開口部26a内に配置されるように構成されている。
ところで、このクレードル2は、図2、図7~図9に示すように、携帯端末1の機器ケース3の他端部3b側を保持する第1保持部36と、機器ケース3の電池蓋7よりも機器ケース3の一端部3a側を保持する第2保持部37と、を備え、これら第1保持部36と第2保持部37との2点部分で機器ケース3を保持するように構成されている。
この場合、第1保持部36は、図2、図7~図9に示すように、機器ケース3の他端部3b側における機器ケース3の短手方向の両側部を機器ケース3の表エイ面方向である厚み方向に押え付ける一対の押えリブ36aを備えている。これら一対の押えリブ36aは、ケース装着部25の装着凹部25a内における前部側の内面の両側部にその上下方向に沿って設けられている。
これにより、一対の第1保持部36は、図2、図7~図9に示すように、機器ケース3の他端部3bがケース装着部25に装着された際に、機器ケース3の他端部3bにおける表面側の両側部が一対の押えリブ36aに押し当れて、機器ケース3の他端部3bの裏面が装着凹部25a内の後部側の内面に押し当てられることにより、機器ケース3が後方に少し傾いた状態で、機器ケース3の他端部3bをケース装着部25の装着凹部25a内に保持するように構成されている。
第2保持部37は、図2、図7、図8に示すように、一対のケース支持部26に設けられて機器ケース3の一端部3a側における機器ケース3の短手方向の両側部を係脱可能に係止する一対の係止ピン37aと、機器ケース3に設けられて一対の係止ピン37aが係脱可能に係合する一対のピン係合溝38と、を備えている。これら一対の係止ピン37aは、一対のケース支持部26における各上部側にクレードル2の前側に向けて突出して設けられ、機器ケース3の裏面に設けられた一対のピン係合溝38に係脱可能に係合するように構成されている。
この場合、一対のピン係合溝38は、図4および図10に示すように、機器ケース3に電池蓋7をロックするロックレバー12の近傍、つまり機器ケース3の一端部3a側における電池蓋7の一端部7cをロックするロックレバー12のレバー収納凹部9に隣接して設けられている。すなわち、これら一対のピン係合溝38は、機器ケース3の短手方向における両側部から一対のレバー収納凹部9に亘って設けられている。
この場合、一対のピン係合溝38は、図2、図4、図7および図10に示すように、クレードル2の一対のケース支持部26からクレードル2の前側に向けて突出して設けられた一対の係止ピン37aの突出長さと同程度の深さで形成されている。また、これら一対のピン係合溝38は、一対のレバー収納凹部9それぞれに連通して設けられている。
これにより、クレードル2は、図2、図7~図9に示すように、携帯端末1の機器ケース3の他端部3bをケース装着部25の装着凹部25aに上方から差し込むと、第1保持部36の一対の押えリブ36aによって機器ケース3の他端部3bがケース装着部25の装着凹部25a内に保持されると共に、一対の係止ピン37aが機器ケース3の裏面に設けられた一対のピン係合溝38に係合することにより、携帯端末1を後方に少し傾けた状態で保持するように構成されている。
また、このクレードル2の補助充電部27は、図7および図8に示すように、ケース装着部25の背面に設けられている。すなわち、この補助充電部27は、機器ケース3の短手方向の長さがケース装着部25と同じ長さで、高さがケース装着部25の装着凹部25aの前側部よりも高く形成されている。この補助充電部27には、機器ケース3の電池収納部10内に収納される電池パック21または予備の電池パック21が配置される電池装着部27aが設けられている。
すなわち、この電池装着部27aは、図8に示すように、長方形状の電池パック21が縦長状態で上方から挿入されて、電池パック21がクレードルに装着された携帯端末1とほぼ平行な状態で傾いて配置されるように構成されている。また、この電池装着部27aは、その深さが電池パック21の長手方向の長さよりも短い長さで形成されている。さらに、この電池装着部27aは、電池パック21が配置された際に、電池パック21が電気的に接続されて、電池パック21を充電するように構成されている。
ところで、機器ケース3の内部には、図10~図12に示すように、カード装着部13が電池収納部10内に露出して設けられている。すなわち、このカード装着部13は、SIMカード(通信用カード)やメモリカードなどのカード14(図示せず)が着脱可能に装着するものである。このカード装着部13は、機器ケース3の格納凸部6における第2傾斜面6bの裾野に対応する機器ケース3内に設けられて、電池収納部10の内部側にカード14が抜き差しされるように構成されている。
また、このカード装着部13は、図10~図12に示すように、装着されたカード14を取り出すための解除レバー15を備えている。この解除レバー15は、機器ケース3内の狭小部16に設けられて、解除レバー15の操作端部15aが電池収納部10内に露出するように構成されている。すなわち、機器ケース3内の狭小部16は、機器ケース3の短手方向においてカード装着部13の隣に並んで配置された電池接続部17とカード装着部13との間に位置し、且つ上下方向の高さがカード14の表裏面方向の厚みと同程度の狭い箇所である。
このため、解除レバー15は、図3、図10~図12に示すように、ユーザの手の指先で操作することが難しく、タッチペン8を利用して操作されるようになっている。すなわち、タッチペン8は、図3および図10に示すように、機器ケース3または機器ケース3の裏面に取り付けられるハンドベルト22に着脱可能に搭載されるものであり、ペン本体8aと、このペン本体8aの一端部に設けられて入力表示部4の透明なタッチパネルをタッチ操作するペン先8bと、このペン先8bと反対側の他端部8c側に設けられたクリップ部8dと、この他端部8cに設けられたレバー操作部18と、を備えている。
このレバー操作部18は、図3、図10~図12に示すように、機器ケース3内の狭小部16に設けられた解除レバー15を押圧操作する突起部18aを備えている。このレバー操作部18の突起部18aは、ペン本体8aの中心軸に対して直交する方向(図10では上下方向)の厚みがペン先8bの厚み、つまりペン先8bにおけるタッチ部である半球部の直径の大きさよりも薄く形成されている。
また、このレバー操作部18は、図3、図10~図12に示すように、ペン先8bからペン本体8aの他端部8cに向かう方向に傾斜する第1傾斜面18bを備え、この第1傾斜面18bに突起部18aが設けられている。また、クリップ部8dにおけるレバー操作部18側の端部面も、第1傾斜面18bと同じ傾斜の傾斜面に形成されている。この場合、第1傾斜面18bとクリップ部8dの傾斜面とは、解除レバー15をレバー操作部18で押圧操作する際に、ユーザが突起部18aを見やすくするためのものである。
この第1傾斜面18bに設けられた突起部18aは、図3、図10~図12に示すように、ペン先8bからペン本体8aの他端部8cに向かう方向に傾斜する第2傾斜面18dを備えており、この第2傾斜面18dは、レバー操作部18の第1傾斜面18bとほぼ平行に傾斜している。これにより、レバー操作部18は、解除レバー15を押圧操作する際に、ユーザから突起部18aの端面18cと解除レバー15とが見やすくなるように構成されている。
また、この突起部18aは、図10~図12に示すように、その突出方向の端面18cが機器ケース3内のカード装着部13に装着されるカード14の表裏面方向の厚みと同程度の高さで形成されている。これにより、突起部18aは、機器ケース3内の狭小部16に配置された解除レバー15が押圧操作可能になるように構成されている。
次に、このような充電システムの作用について説明する。
まず、携帯端末1内のカード装着部13に装着されたSIMカード(通信用カード)やメモリカードなどのカード14を交換する場合について説明する。この場合には、電池蓋7を外して、電池収納部10内から電池パック21を取り出す。このときには、一対のロックレバー12のレバー部12bをレバー収納凹部9内で揺動操作させてロック部12aを回転させ、ロック部12aによる電池蓋7の一端部7cのロックを解除する。
このようにレバー部12bを操作してロック部12aを回転させる際には、機器ケース3のピン係合溝38がロックレバー12の近傍に設けられてロックレバー12の操作領域であるレバー収納凹部9に連通していることにより、レバー部12bが良好に操作される。すなわち、レバー部12bを揺動操作する際に、ピン係合溝38によってロックレバー12の操作領域が広くなるので、レバー部12bを指先で操作する際に、ピン係合溝38によって指先の操作性が向上する。
これにより、電池蓋7を電池収納部10から取り外して、電池収納部10内から電池パック21を取り出す。すると、電池収納部10内に、機器ケース3内のカード装着部13の一部、すなわちカード装着部13に装着されたカード14の一部、および機器ケース3内の狭小部16に配置されたカード装着部13の解除レバー15の一部である操作端部15aがそれぞれ露出する。この状態で、解除レバー15をタッチペン8で押圧操作する。
このときには、タッチペン8のペン先8bと反対側の他端部8cを機器ケース3の電池収納部10内に挿入させて、図11に示すように、タッチペン8のレバー操作部18の突起部18aを解除レバー15の操作端部15aに対応させる。この場合には、タッチペン8の他端部8cに傾斜して設けられたレバー操作部18の第1傾斜面18bに突起部18aが設けられ、この突起部18aの端面18cに設けられた第2傾斜面18dが第1傾斜面18bとほぼ平行に傾斜している。
このため、レバー操作部18の突起部18aを解除レバー15の操作端部15aに対応させる際には、タッチペン8の他端部8cの第1傾斜面18bと突起部18aの第2傾斜面18dとによって、突起部18aと解除レバー15の操作端部15aとをユーザが良好に見ることができる。これにより、突起部18aを機器ケース3内の狭小部16に配置された解除レバー15の操作端部15aに正確に対応させることができる。
そして、タッチペン8のレバー操作部18の突起部18aを解除レバー15の操作端部15aに押し当て、この突起部18aによって解除レバー15の操作端部15aを押圧操作する。すると、この押圧操作された解除レバー15によってカード装着部13に装着されたカード14をカード装着部13から抜き取ることができる。
この場合、解除レバー15は機器ケース内の狭小部16に配置されていても、タッチペン8のレバー操作部18の突起部18aにおけるペン本体8aの中心軸に対して直交する方向の厚みがペン先8bの厚み、つまりペン先8bにおけるタッチ部である半球部の直径の大きさよりも薄いので、突起部18aによって解除レバー15が良好に押圧操作される。
すなわち、機器ケース内の狭小部16は、機器ケース3の短手方向においてカード装着部13の隣に並んで配置された電池接続部17とカード装着部13との間に位置し、且つ上下方向の高さがカード14の表裏面方向の厚みと同程度の狭い箇所である。また、レバー操作部18の突起部18aの突出方向の端面18cは、機器ケース3内のカード装着部13に装着されるカード14の表裏面方向の厚みと同程度の高さで形成されている。
このため、突起部18aによって機器ケース3内の狭小部16に配置された解除レバー15の操作端部15aを確実に且つ良好に押圧操作することができる。これにより、携帯端末1内のカード装着部13に装着されたSIMカード(通信用カード)やメモリカードなどのカード14を取り外して簡単に交換することができる。
次に、携帯端末1をクレードル2から取り外して使用する場合について説明する。
この場合には、予め、機器ケース3内の電池収納部10内に電池パック21を収納させて、電池収納部10を電池蓋7で塞いで、電池蓋7を一対のロックレバー12でロックする。この状態で、機器ケース3の裏面にハンドベルト22を取り付ける。
このときには、ハンドベルト22の一端部22aを機器ケース3の格納凸部6における第2傾斜面6bに取り付けられたベルト取付蓋23のベルト取付金具24に取り付けると共に、ハンドベルト22の他端部22bを機器ケース3の他端部3bに設けられたベルト取付孔3dに取り付ける。これにより、ハンドベルト22が携帯端末1の裏面にその長手方向に沿って取り付けられる。
そして、携帯端末1をユーザが手に持って使用する際には、まず、機器ケース3とハンドベルト22との間に手を差し込んで機器ケース3を掴む。このときには、手の母指を除く他の指を機器ケース3とハンドベルト22との間に差し込み、母指を機器ケース3の入力表示部4上またはキー入力部5上に配置させて、機器ケース3の電池蓋7の箇所を包むように掴む。
この状態で、母指でキー入力部5を入力操作すると共に、入力表示部4をタッチペン8でタッチ操作する。このときには、入力表示部4の表示パネル4aに表示された情報が透明なタッチパネル4bを通して見えるので、表示パネル4aに表示された情報をユーザが見ながら透明なタッチパネル4bをタッチペン8のペン先8bでタッチ操作することができる。
また、この状態で、キー入力部5における複数のキー釦5aの上面トリガーキー、または機器ケース3の側面に設けられた側面トリガーキー3cのいずれかが操作されると、機器ケース3の格納凸部6内に格納された光学読取部のスキャナ部が駆動される。すると、スキャナ部のレーザ読取部が格納凸部6の光学窓部6cを通してレーザ光線を商品の商品コードに照射させ、その反射光を受光して商品コードを読み取る。
また、このときには、スキャナ部のカメラ部が商品などの物品を撮影する。これにより、レーザ読取部が読み取った商品コードが入力表示部4に表示されると共に、機器ケース3内のメモリ部(図示せず)に登録される。同様に、カメラ部で撮影された商品などの物品が入力表示部4に表示されると共にメモリ部に登録される。
次に、携帯端末1をクレードル2に装着してデータの授受および充電をする場合について説明する。
このときには、携帯端末1の機器ケース3の他端部3bをクレードル2のケース装着部25の装着凹部25aに上方から挿入させる。すると、機器ケース3の他端部3bに設けられた接続電極部20の両側部が、ケース装着部25に設けられたクレードル接続部28の両側に位置してケース装着部25内から装着凹部25a内に突出した一対のばね部材35に押し当てられて支持される。
このときには、機器ケース3の他端部3bに設けられた接続電極部20の各電極20aがクレードル接続部28の複数の接続ピン30に接触せずに、機器ケース3の他端部3bが一対のばね部材35によって弾力的に支持される。この状態で、機器ケース3の他端部3bが一対のばね部材35のばね力に抗してケース装着部25の装着凹部25aに押し込まれると、機器ケース3の接続電極部20の各電極20aがクレードル接続部28の複数の接続ピン30の各先端部30aに接触して複数の接続ピン30を押し下げる。
このときには、クレードル接続部28の複数の板ばね31がそれぞれ下側に撓み変形して、接続基板33の各基板電極に接触する。これにより、機器ケース3の接続電極部20とクレードル2のクレードル接続部28とが電気的に接続される。また、このときには、機器ケース3の他端部3bがクレードル2のケース装着部25の装着凹部25aに装着されて、第1保持部36によって保持される。
すなわち、機器ケース3の他端部3bがケース装着部25の装着凹部25aに装着された際には、機器ケース3の他端部3bにおける前面側の両側部が第1保持部36の一対の押えリブ36aに押し当てられて、機器ケース3の他端部3bの裏面が装着凹部25aの後部側の内面に押し当てられる。これにより、機器ケース3が後方に少し傾いた状態で、機器ケース3の他端部3bがケース装着部25の装着凹部25a内に保持される。
また、このときには、機器ケース3の一端部3a側が一対のケース支持部26に設けられた第2保持部37によって一対のケース支持部26に保持される。すなわち、機器ケース3の他端部3bが第1保持部36によってケース装着部25の装着凹部25a内に保持される際には、機器ケース3の短手方向における機器ケース3の裏面の両側部がクレードル2の一対のケース支持部26に押し当てられる。
このため、一対のケース支持部26の上部側に設けられた第2保持部37の一対の係止ピン37aが、機器ケース3の裏面に設けられた一対のピン係合溝38に係合する。これにより、機器ケース3が後方に少し傾いた状態でクレードル2に保持される。このときには、機器ケース3の裏面にハンドベルト22が取り付けられていても、このハンドベルト22が一対のケース支持部26間に設けられた開口部26a内に配置されるので、機器ケース3が後方に少し傾いた状態でクレードル2に良好に保持される。
このため、機器ケース3が後方に少し傾いた状態でクレードル2に保持された状態では、機器ケース3の接続電極部20とクレードル2のクレードル接続部28とが電気的に接続されているので、携帯端末1とクレードル2との間でデータの授受が行われると共に、携帯端末1の電池パック21が充電される。
このように、この携帯端末1のタッチペン8によれば、タッチ操作によって入力操作を行うための所定の曲率で形成されたペン先8bを有するペン本体8aと、機器ケース3内の狭小部16に設けられた解除レバー15を押圧操作するための楔形に形成された突起部18aを有するレバー操作部18と、を備えていることにより、機器ケース3内の狭小部16に配置された解除レバー15をレバー解除部18の突起部18aによって良好に操作することができる。
この場合、この携帯端末1のタッチペン8では、突起部18aが狭小部16に挿入可能なサイズで形成されており、ペン先8bは、狭小部16に挿入不可能なサイズで形成されていることにより、機器ケース3内の狭小部16がペン先8aの大きさよりも狭くても、この狭小部16に突起部18aを挿入させることができ、これにより狭小部16に設けられた解除レバー15を、突起部18aによって確実に且つ良好に押圧操作することができる。
また、この携帯端末1のタッチペン8では、レバー操作部18がペン本体8aにおけるペン先8bと反対側の他端部8cに設けられていることにより、ペン本体8aにレバー操作部18を設けても、携帯端末1の入力表示部4をペン先8bでタッチ操作する作業を妨げることなく、且つペン先8aを傷付けずに、レバー操作部18をペン本体8aに良好に設けることができる。
また、この携帯端末1のタッチペン8では、レバー操作部18がペン先8bからペン本体8aの他端部8cに向かう方向に傾斜する第1傾斜面18bを備えていることにより、ユーザがレバー操作部18を見る際に、レバー操作部18の第1傾斜面18bによってレバー操作部18の突起部18aを見やすくすることができ、これによりレバー操作部18による解除レバー15の押圧操作を良好に行うことができる。
また、この携帯端末1のタッチペン8では、レバー操作部18の突起部18aが、ペン先8bからペン本体8aの他端部8cに向かう方向に傾斜する第2傾斜面18dを備え、この第2傾斜面18dがレバー操作部18の第1傾斜面18bとほぼ平行に傾斜していることにより、ユーザがレバー操作部18を見る際に、レバー操作部18の第1傾斜面18bと突起部18aの第2傾斜面18dとによって、レバー操作部18の突起部18aと狭小部16内の解除レバー15とを見やすくすることができる。これにより、レバー操作部18の突起部18aを解除レバー15に正確に且つ良好に対応させることができるので、より一層、レバー操作部18による解除レバー15の押圧操作を良好に行うことができる。
また、この携帯端末1のタッチペン8では、ペン本体8aの他端部8c側に、所定の物体を挟み込むためのクリップ部8dを備え、このクリップ部8dは、第1傾斜面18bまたは第2傾斜面18dの端部からペン先8bに向かう方向の傾斜において、当該傾斜の延長線上の位置から所定の範囲にわたって形成されていることにより、ペン本体8aの他端部8c側にクリップ部8dが設けられても、このクリップ部8によって邪魔されずに、突起部18aを狭小部16に挿入させて、狭小部16の解除レバー15を押圧操作することができる。
さらに、この携帯端末1のタッチペン8では、狭小部16に設けられた解除レバー15が、機器ケース3内に設けられたカード装着部13に装着されたカード14を取り出すためのものであり、狭小部16は、上下方向の高さがカード14の表裏面方向の厚みと同程度であることにより、機器ケース3内のカード装着部13に装着されたカード14を取り出す解除レバー15が、カード14の厚みと同程度の高さの狭小部16に設けられていても、ペン本体8aに設けられたレバー操作部18の突起部18aによって確実に且つ良好に押圧操作することができる。
すなわち、この携帯端末1のタッチペン8では、レバー操作部18の突起部18aの端部18cがカード装着部13に装着されるカード14の表裏面方向の厚みと同程度の高さであることにより、狭小部16がカード14の厚みと同程度の高さであっても、この狭小部16に設けられた解除レバー15をレバー操作部18の突起部18aによって確実に且つ良好に押圧操作することができる。
なお、上述した実施形態では、携帯端末1のタッチペン8について述べたが、この発明は、これに限らず、例えば治具であっても良い。すなわち、この治具は、ケース内の狭小部に設けられたレバーを押圧操作するための、楔形に形成された第1突起と、タッチ操作によって入力操作を行うための、所定の曲率で形成された第2突起部と、を備えている。
この場合、第1突起部は、所定の棒状部材の一端部に設けられ、第2突起部は、所定の棒状部材の一端部と反対側の他端部に設けられていれば良い。このような治具においても、タッチペン8と同様の作用効果がある。
以上、この発明の一実施形態について説明したが、この発明は、これに限られるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲を含むものである。
以下に、本願の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
(付記)
請求項1に記載の発明は、タッチ操作によって入力操作を行うための、所定の曲率で形成されたペン先を有するペン本体と、ケース内の狭小部に設けられたレバーを押圧操作するための、楔形に形成された突起部を有するレバー操作部と、を備えていることを特徴とするペンである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のペンにおいて、前記突起部は、前記狭小部に挿入可能なサイズで形成されており、前記ペン先は、前記狭小部に挿入不可能なサイズで形成されている、ことを特徴とするペンである。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載のペンにおいて、前記レバー操作部は、前記ペン本体における前記ペン先が設けられている一端部とは反対側の端部に設けられている、ことを特徴とするペンである。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のペンにおいて、前記突起部は、前記ペン先から前記端部に向かう方向に傾斜する第1傾斜面を備え、前記レバー操作部は、前記突起部を有している領域以外の領域において、前記ペン先から端部に向かう方向に、前記第1傾斜面とほぼ平行に傾斜する第2傾斜面を備えている、ことを特徴とするペンである。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載のペンにおいて、前記端部側に、所定の物体を挟み込むためのクリップ部を備え、前記クリップ部は、前記第1傾斜面または前記第2傾斜面の前記端部から前記ペン先に向かう方向の傾斜において、当該傾斜の延長線上の位置から所定の範囲にわたって形成されている、ことを特徴とするペンである。
請求項6に記載の発明は、請求項1~請求項5のいずれか一項に記載のペンにおいて、前記狭小部に設けられた前記レバーは、前記ケース内に設けられたカード装着部に装着されたカードを取り出すための解除レバーであり、前記狭小部は、上下方向の高さが前記カードの厚みと同程度である、
ことを特徴とするペンである。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載のペンにおいて、前記レバーを押圧操作する際に当該レバーと接触する部分である前記突起部の端部は、前記カードの厚みと同程度の高さである、ことを特徴とするペンである。
請求項8に記載の発明は、ケース内の狭小部に設けられたレバーを押圧操作するための、楔形に形成された第1突起と、タッチ操作によって入力操作を行うための、所定の曲率で形成された第2突起部と、を備えていることを特徴とする治具である。
請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の治具において、前記第1突起部は、所定の棒状部材の一端部に設けられ、前記第2突起部は、前記所定の棒状部材の一端部とは反対側の端部に設けられている、ことを特徴とする治具である。
1 携帯端末
2 クレードル
3 機器ケース
3a 一端部
3b 他端部
4 入力表示部
5 キー入力部
6 格納凸部
6a 第1斜面
6b 第2斜面
7 電池蓋
7c 一端部
7d 他端部
8 タッチペン
8a ペン本体
8b ペン先
8c 他端部
8d クリップ部
9 レバー収納凹部
10 電池収納部
12 ロックレバー
12a ロック部
12b レバー部
13 カード装着部
14 カード
15 解除レバー
16 狭小部
18 レバー操作部
18a 突起部
18b 第1傾斜面
18c 端面
18d 第2傾斜面
20 接続電極部
20a 電極
21 電池パック
22 ハンドベルト
22a 一端部
22b 他端部
24 ベルト取付金具
25 ケース装着部
25a 装着凹部
26 ケース支持部
26a 開口部
27 補助充電部
28 クレードル接続部
30 接点ピン
31 板ばね
32 支持台
33 接続基板
35 ばね部材
36 第1保持部
36a 押えリブ
37 第2保持部
37a 係止ピン
38 ピン係合溝

Claims (9)

  1. タッチ操作によって入力操作を行うための、所定の曲率で形成されたペン先を有するペン本体と、
    ケース内の狭小部に設けられたレバーを押圧操作するための、楔形に形成された突起部を有するレバー操作部と、
    を備えていることを特徴とするペン。
  2. 請求項1に記載のペンにおいて、
    前記突起部は、前記狭小部に挿入可能なサイズで形成されており、
    前記ペン先は、前記狭小部に挿入不可能なサイズで形成されている、
    ことを特徴とするペン。
  3. 請求項1または2に記載のペンにおいて、
    前記レバー操作部は、前記ペン本体における前記ペン先が設けられている一端部とは反対側の端部に設けられている、
    ことを特徴とするペン。
  4. 請求項3に記載のペンにおいて、
    前記突起部は、前記ペン先から前記端部に向かう方向に傾斜する第1傾斜面を備え、
    前記レバー操作部は、前記突起部を有している領域以外の領域において、前記ペン先から端部に向かう方向に、前記第1傾斜面とほぼ平行に傾斜する第2傾斜面を備えている、
    ことを特徴とするペン。
  5. 請求項4に記載のペンにおいて、
    前記端部側に、所定の物体を挟み込むためのクリップ部を備え、
    前記クリップ部は、前記第1傾斜面または前記第2傾斜面の前記端部から前記ペン先に向かう方向の傾斜において、当該傾斜の延長線上の位置から所定の範囲にわたって形成されている、
    ことを特徴とするペン。
  6. 請求項1~請求項5のいずれか一項に記載のペンにおいて、
    前記狭小部に設けられた前記レバーは、前記ケース内に設けられたカード装着部に装着されたカードを取り出すための解除レバーであり、
    前記狭小部は、上下方向の高さが前記カードの厚みと同程度である、
    ことを特徴とするペン。
  7. 請求項6に記載のペンにおいて、
    前記レバーを押圧操作する際に当該レバーと接触する部分である前記突起部の端部は、前記カードの厚みと同程度の高さである、
    ことを特徴とするペン。
  8. ケース内の狭小部に設けられたレバーを押圧操作するための、楔形に形成された第1突起と、
    タッチ操作によって入力操作を行うための、所定の曲率で形成された第2突起部と、
    を備えていることを特徴とする治具。
  9. 請求項8に記載の治具において、
    前記第1突起部は、所定の棒状部材の一端部に設けられ、
    前記第2突起部は、前記所定の棒状部材の一端部とは反対側の端部に設けられている、
    ことを特徴とする治具。


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