JP7357772B2 - 基板処理装置および基板処理方法 - Google Patents

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Description

本開示は、基板処理装置および基板処理方法に関する。
従来、処理液が貯留された処理槽に対し、複数の基板により形成されたロットを浸漬させることにより、複数の基板を一括して処理する基板処理装置が知られている。
特開2018-174258号公報
本開示は、処理槽内における処理液の温度均一性を向上させることができる技術を提供する。
本開示の一態様による基板処理装置は、処理槽と、第1ノズルと、第2ノズルと、流量制御部とを備える。処理槽は、複数の基板を処理液に浸漬させて処理を行う。第1ノズルは、処理槽の内部において複数の基板よりも下方に配置され、温度調整された処理液を処理槽に供給する。第2ノズルは、処理槽の内部において第1ノズルよりも上方に配置され、温度調整された処理液を処理槽に供給する。流量制御部は、複数の基板よりも下方の第1位置における処理液の温度と、複数の基板を上下に2分割する仮想的な中心ラインよりも上方の第2位置における処理液の温度との差が閾値を超えた場合に、第2ノズルから供給される温度調整された処理液の流量を増加させる。
本開示によれば、処理槽内における処理液の温度均一性を向上させることができる。
図1は、第1実施形態に係る基板処理装置の構成を示すブロック図である。 図2は、第1実施形態に係る内槽を上方から見た平面図である。 図3は、第1実施形態に係る内槽を図2のY軸負方向からY軸正方向に見た断面図である。 図4は、第1実施形態に係る内槽を図2のX軸正方向からX軸負方向に見た断面図である。 図5は、第1実施形態に係る基板処理装置が実行する処理の手順を示すフローチャートである。 図6は、送液機構の制御処理の一例を説明するための図である。 図7は、第1変形例に係る基板処理装置の構成を示す図である。 図8は、第2実施形態に係る基板処理装置の構成を示す図である。 図9は、第2実施形態に係る内槽を上方から見た平面図である。 図10は、第2実施形態に係る内槽を図9のY軸負方向からY軸正方向に見た断面図である。 図11は、第2実施形態に係る流量制御処理の手順を示すフローチャートである。 図12は、第2実施形態に係る温度制御処理の手順を示すフローチャートである。 図13は、第3実施形態に係る基板処理装置の構成を示す図である。 図14は、第3実施形態に係る蓋体を下方から見た図である。 図15は、第3実施形態に係る蓋体を図14のX軸正方向からX軸負方向に見た図である。
以下に、本開示による基板処理装置および基板処理方法を実施するための形態(以下、「実施形態」と記載する)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本開示が限定されるものではない。また、各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
また、以下に示す実施形態では、「一定」、「直交」、「垂直」あるいは「平行」といった表現が用いられる場合があるが、これらの表現は、厳密に「一定」、「直交」、「垂直」あるいは「平行」であることを要しない。すなわち、上記した各表現は、例えば製造精度、設置精度などのずれを許容するものとする。
また、以下参照する各図面では、説明を分かりやすくするために、互いに直交するX軸方向、Y軸方向およびZ軸方向を規定し、Z軸正方向を鉛直上向き方向とする直交座標系を示す場合がある。また、鉛直軸を回転中心とする回転方向をθ方向と呼ぶ場合がある。
処理液が貯留された処理槽に対し、複数の基板により形成されたロットを浸漬させることにより、複数の基板を一括して処理する基板処理装置が知られている。
基板処理装置では、温度調整された処理液を吐出するノズルが処理槽内の下部に配置されており、基板処理中にノズルから温度調整された処理液を吐出することにより、処理槽内に処理液の液流れを形成している。
このように、この種の基板処理装置では、温度調整された処理液が処理槽の下部から供給されるため、処理槽内の下部と上部とで処理液の温度差が生じるおそれがあった。具体的には、処理槽内の上部における処理液の温度は、処理層内の下部における処理液の温度と比べて低くなる。
処理槽内の処理液に温度差があると、基板のエッチングの面内均一性が低下する。このため、処理槽内における処理液の温度均一性を向上させること、特に、処理槽内の上下方向における処理液の温度差を低減することができる技術が期待されている。
(第1実施形態)
<基板処理装置の構成>
第1実施形態に係る基板処理装置の構成について図1を参照して説明する。図1は、第1実施形態に係る基板処理装置の構成を示すブロック図である。
図1に示す基板処理装置1は、半導体ウエハ等の基板Wをロット単位で処理する。1つのロットは、複数(たとえば、50枚)の基板Wで形成される。1つのロットを形成する複数の基板Wは、板面同士を対向させた状態で一定の間隔をあけて配列される。
図1に示すように、基板処理装置1は、処理槽10と、昇降機構20と、複数(ここでは、3つ)の第1ノズル30と、複数(ここでは、2つ)の第2ノズル40とを備える。また、基板処理装置1は、第1供給路50と、第2供給路60とを備える。
処理槽10では、所定のエッチング液を用いて、基板W上に形成されたシリコン窒化膜(SiN)およびシリコン酸化膜(SiO2)のうちシリコン窒化膜を選択的にエッチングするエッチング処理が行われる。かかるエッチング処理では、リン酸(H3PO4)水溶液にシリコン(Si)含有化合物を添加してシリコン濃度を調整した溶液が、エッチング液として用いられる。
エッチング液中のシリコン濃度を調整する手法としては、リン酸水溶液にダミー基板を浸漬させてシリコンを溶解させる方法(シーズニング)や、コロイダルシリカなどのシリコン含有化合物をリン酸水溶液に溶解させる方法を用いることができる。また、リン酸水溶液にシリコン含有化合物水溶液を添加してシリコン濃度を調整してもよい。
処理槽10は、内槽11と、外槽12とを備える。内槽11は、上方が開放された箱形の槽であり、内部にエッチング液を貯留する。起立姿勢で配列された1ロット分の基板Wは、内槽11に貯留されたエッチング液に浸漬される。
外槽12は、上方が開放され、内槽11の上部周囲に配置される。外槽12には、内槽11からオーバーフローしたエッチング液が流入する。
外槽12には、リン酸水溶液供給部13と、シリコン供給部14と、DIW供給部15とが接続される。
リン酸水溶液供給部13は、リン酸水溶液供給源131と、リン酸水溶液供給ライン132と、流量調整器133とを有する。
リン酸水溶液供給源131は、リン酸濃度が所望の濃度に濃縮されたリン酸水溶液を供給する。リン酸水溶液供給ライン132は、リン酸水溶液供給源131と外槽12とを接続し、リン酸水溶液供給源131から外槽12にリン酸水溶液を供給する。
流量調整器133は、リン酸水溶液供給ライン132に設けられ、外槽12へ供給されるリン酸水溶液の供給量を調整する。流量調整器133は、開閉弁や調整弁、流量計などで構成される。
シリコン供給部14は、シリコン供給源141と、シリコン供給ライン142と、流量調整器143とを有する。
シリコン供給源141は、シリコン含有化合物水溶液を貯留するタンクである。シリコン供給ライン142は、シリコン供給源141と外槽12とを接続し、シリコン供給源141から外槽12にシリコン含有化合物水溶液を供給する。
流量調整器143は、シリコン供給ライン142に設けられ、外槽12へ供給されるシリコン含有化合物水溶液の供給量を調整する。流量調整器143は、開閉弁や調整弁、流量計などで構成される。流量調整器143によってシリコン含有化合物水溶液の供給量が調整されることで、エッチング液のシリコン濃度が調整される。
DIW供給部15は、DIW供給源151と、DIW供給ライン152と、流量調整器153とを有する。DIW供給部15は、エッチング液を加熱することで蒸発した水分を補給するため、外槽12にDIW(DeIonized Water:脱イオン水)を供給する。
DIW供給ライン152は、DIW供給源151と外槽12とを接続し、DIW供給源151から外槽12に所定温度のDIWを供給する。
流量調整器153は、DIW供給ライン152に設けられ、外槽12へ供給されるDIWの供給量を調整する。流量調整器153は、開閉弁や調整弁、流量計などで構成される。流量調整器153によってDIWの供給量が調整されることで、エッチング液の温度、リン酸濃度およびシリコン濃度が調整される。
昇降機構20は、ロットを形成する複数の基板Wを起立姿勢で前後に並んで保持する。また、昇降機構20は、内槽11に貯留されたエッチング液の液面よりも上方の上方位置と、内槽11内部の浸漬位置との間で、複数の基板Wを昇降させる。なお、図1には、複数の基板Wが浸漬位置に配置された状態を示している。図1に示すように、浸漬位置とは、基板Wの全体がエッチング液に浸漬される位置である。
複数の第1ノズル30は、内槽11の内部において複数の基板Wよりも下方に配置され、温度調整されたエッチング液を内槽11に供給する。各第1ノズル30は、複数の基板Wの配列方向(Y軸方向)に沿って延在しており、複数の基板Wの配列方向に沿って設けられた複数の吐出口から温度調整されたエッチング液を吐出する。
第1供給路50は、複数の第1ノズル30に接続され、温度調整されたエッチング液を複数の第1ノズル30に供給する。具体的には、第1供給路50は、外槽12と複数の第1ノズル30とを接続する循環路であり、内槽11からオーバーフローして外槽12に流入したエッチング液を複数の第1ノズル30に供給する。
第1供給路50には、上流側(外槽12に近い側)から順に、送液機構51、温度調整部52およびフィルタ53が設けられている。
送液機構51は、たとえば真空ポンプ等であり、第1供給路50に流入したエッチング液を下流へ送り出す。温度調整部52は、たとえばシーズヒータ等であり、第1供給路50を流れるエッチング液の温度を調整する。具体的には、温度調整部52は、第1供給路50を流れるエッチング液の温度を加熱する。フィルタ53は、第1供給路50を流れるエッチング液から不純物を除去する。
複数の第2ノズル40は、内槽11の内部において複数の第1ノズル30よりも上方に配置され、温度調整されたエッチング液を内槽11に供給する。
上述した複数の第1ノズル30は、複数の基板Wの処理中、エッチング液を定常的に供給する。これに対し、複数の第2ノズル40は、内槽11内の上下方向におけるエッチング液の温度差を低減するために、補助的に用いられる。
ここで、「補助的に」とは、複数の基板Wの処理中、複数の第2ノズル40から供給される温度調整されたエッチング液の流量を一時的に増加させることを意味する。「流量を増加させる」とは、流量が0の状態すなわち複数の第2ノズル40からの温度調整されたエッチング液の供給が停止している状態から複数の第2ノズル40からの温度調整されたエッチング液の供給を開始させる場合も含む。
第1実施形態において、複数の第2ノズル40は、第1ノズル30よりも上方、且つ、浸漬位置に配置された複数の基板Wを上下に2分割する仮想的な中心ラインL1よりも下方に配置される。第2ノズル40の具体的な構成については後述する。
第2供給路60は、複数の第2ノズル40に接続され、温度調整されたエッチング液を複数の第2ノズル40に供給する。
第2供給路60は、第1供給路50から分岐する分岐路である。具体的には、第2供給路60は、フィルタ53よりも下流の第1供給路50から分岐する。なお、第2供給路60は、少なくとも温度調整部52よりも下流の第1供給路50から分岐していればよい。
第2供給路60には、上流側(第1供給路50に近い側)から順に、流量調整器61およびフィルタ62が設けられている。
流量調整器61は、第2供給路60を流れる温度調整されたエッチング液の流量を調整する。流量調整器61は、開閉弁や調整弁、流量計などで構成される。開閉弁は、第2供給路60を全開または全閉するバルブであり、調整弁は、第2供給路60の開度を調整可能なバルブである。フィルタ62は、第2供給路60を流れるエッチング液から不純物を除去する。
基板処理装置1は、第1温度センサ70と、第2温度センサ80とを備える。第1温度センサ70は、浸漬位置に配置された複数の基板Wよりも下方の第1位置におけるエッチング液の温度を検出する。また、第2温度センサ80は、中心ラインL1よりも上方の第2位置におけるエッチング液の温度を検出する。
第1温度センサ70は、第1供給路50において温度調整部52とフィルタ53との間に設けられる。かかる第1温度センサ70は、第1供給路50を流れるエッチング液の温度を第1位置におけるエッチング液の温度として検出する。第1温度センサ70および第2温度センサ80の検出結果は、後述する制御部5へ出力される。なお、第1温度センサ70は、第1供給路50において少なくとも温度調整部52よりも下流に配置されていればよい。たとえば、第1温度センサ70は、第1供給路50においてフィルタ53よりも下流に設けられてもよい。
基板処理装置1は、制御部5を備える。制御部5は、スイッチや各種センサなどからの信号に基づいて、基板処理装置1の各部の動作を制御する。具体的には、制御部5は、送液機構51、温度調整部52および流量調整器61,133,143,153等を制御する。
この制御部5は、たとえばコンピュータであり、コンピュータで読み取り可能な記憶媒体を有する。記憶媒体には、基板処理装置1において実行される各種の処理を制御するプログラムが格納される。
制御部5は、記憶媒体に記憶されたプログラムを読み出して実行することによって基板処理装置1の動作を制御する。たとえば、制御部5は、上記プログラムを読み出して実行することにより、複数の第1ノズル30および複数の第2ノズル40から供給される温度調整されたエッチング液の流量を制御する流量制御部として機能する。また、制御部5は、上記プログラムを読み出して実行することにより、第1温度センサ70および第2温度センサ80の少なくとも一方の検出結果に基づいて温度調整部52を制御する温度制御部として機能する。
なお、プログラムは、コンピュータによって読み取り可能な記憶媒体に記憶されていたものであって、他の記憶媒体から制御部5の記憶媒体にインストールされたものであってもよい。
コンピュータによって読み取り可能な記憶媒体としては、たとえばハードディスク(HD)、フレキシブルディスク(FD)、コンパクトディスク(CD)、マグネットオプティカルディスク(MO)、メモリカードなどがある。
なお、基板処理装置1は、たとえば複数の第1ノズル30よりも下方に、窒素ガス等の気体を供給する気体供給部を備えていてもよい。
<第2ノズルの構成>
次に、第2ノズル40の具体的な構成について図2~図4を参照して説明する。図2は、第1実施形態に係る内槽11を上方から見た平面図である。図3は、第1実施形態に係る内槽11を図2のY軸負方向からY軸正方向に見た断面図である。図4は、第1実施形態に係る内槽11を図2のX軸正方向からX軸負方向に見た断面図である。なお、理解を容易にするために、図2および図4では基板Wの枚数を減らして示している。
図2に示すように、第2ノズル40は、複数の基板Wの配列方向(Y軸方向)に沿って延在する第1吐出部41と、複数の基板Wの配列方向と直交する水平方向(X軸方向)に沿って延在する第2吐出部42とを備える。第1吐出部41には、Y軸方向に沿って複数の第1吐出口411が設けられる。また、第2吐出部42には、X軸方向に沿って複数の第2吐出口421が設けられる。
第1吐出部41および第2吐出部42は、端部同士が一体的に接続されている。すなわち、第2ノズル40は、平面視においてL字形状を有する。2つの第2ノズル40のうち一方は、内槽11の側壁のうちY軸方向に面する一方の側壁111およびX軸方向に面する一方の側壁112に寄せて配置される。また、他方の第2ノズル40は、内槽11の側壁のうちY軸方向に面する他方の側壁113およびX軸方向に面する他方の側壁114に寄せて配置される。このようにして、2つの第2ノズル40は、平面視において複数の基板Wの四方を取り囲むように配置される。
図3に示すように、第1吐出部41は、複数の基板Wの側方に配置される。具体的には、第1吐出部41は、基板Wの周縁部と接する仮想的な鉛直線L2よりも基板Wの外方に配置される。第1吐出部41は、複数の第1吐出口411から温度調整されたエッチング液を鉛直上方に吐出する。
このように、第1吐出部41から吐出される温度調整されたエッチング液が基板Wに直接供給されないようにすることで、基板Wの温度が局所的に上昇することを抑制することができる。
第1吐出部41の鉛直上方には、第2温度センサ80が配置される。具体的には、たとえば、第2温度センサ80は、基板Wの中心ラインL1よりも上方且つ鉛直線L2よりも外方に配置される。第2温度センサ80は、かかる位置におけるエッチング液の温度を第2位置におけるエッチング液の温度として検出する。
図4に示すように、第2吐出部42は、複数の基板W1の前方および後方に配置される。具体的には、2つの第2吐出部42のうち一方は、複数の基板Wのうち先頭に位置する基板W1よりもY軸負方向側に配置される。また、2つの第2吐出部42のうち他方は、複数の基板Wのうち最後尾に位置する基板W2よりもY軸正方向側に配置される。このように、第2吐出部42は、複数の基板Wのうち先頭または最後尾に位置する基板よりも配列方向外方に配置される。第2吐出部42は、複数の第2吐出口421から温度調整されたエッチング液を鉛直上方に吐出する。
このように、第2吐出部42から吐出される温度調整されたエッチング液が基板Wに直接供給されないようにすることで、基板Wの温度が局所的に上昇することを抑制することができる。
第2吐出部42の鉛直上方には、第2温度センサ80が配置される。すなわち、第2温度センサ80は、第1吐出部41および第2吐出部42の接続部分(L字の角部分)の上方に配置される。言い換えれば、第2温度センサ80は、平面視において、内槽11の四隅のうち1つの角部に寄せて配置される。
このように、第1吐出部41および第2吐出部42は、第2位置に配置された第2温度センサ80に向けて温度調整されたエッチング液を供給する。
制御部5は、たとえば、第2温度センサ80によって検出される温度が予め設定された温度に近づくように温度調整部52を制御する。
たとえば、内槽11においてエッチング液に上下方向の温度差が生じて、第2温度センサ80の検出温度が低下したとする。この場合、制御部5は、温度調整部52の出力を上げて、第1ノズル30から供給されるエッチング液の温度を高くする。この結果、第1ノズル30の近傍に位置する基板Wの下部に比較的高温のエッチング液が供給され、これにより、基板Wの下部が他の部位と比べて過剰にエッチングされることとなる。すなわち、基板Wのエッチングの面内均一性が低下してしまう。
これに対し、実施形態に係る基板処理装置1では、第1ノズル30よりも高い位置に第2ノズル40を配置し、かかる第2ノズル40から上方に向けて温度調整されたエッチング液を供給することとした。これにより、温度調整されたエッチング液を第1ノズル30のみから供給する場合と比べて、第2温度センサ80の検出温度を早期に上昇させることができる。
第2温度センサ80の検出温度を早期に上昇させることで、温度調整部52の出力が上がり過ぎないようにすることができる。したがって、基板Wの下部が過剰にエッチングされてしまうことを抑制することができる。すなわち、基板Wのエッチングの面内均一性の低下を抑制することができる。
このように、実施形態に係る基板処理装置1では、第2ノズル40を用いることで、内槽11内のエッチング液の上下方向における温度差を早期に解消することができる。したがって、実施形態に係る基板処理装置1によれば、内槽11内のエッチング液の温度均一性を向上させることができる。また、これにより、温度調整部52の出力の上昇が抑制されることで、基板Wのエッチングの面内均一性の低下を抑制することができる。
また、実施形態に係る基板処理装置1によれば、温度調整されたエッチング液を第2ノズル40から第2温度センサ80に向けて吐出することで、第2温度センサ80の検出温度をより早期に上昇させることができる。したがって、温度調整部52の出力の上昇を好適に抑制することができる。
<基板処理装置の具体的動作>
次に、基板処理装置1の具体的動作について図5を参照して説明する。図5は、第1実施形態に係る基板処理装置1が実行する処理の手順を示すフローチャートである。なお、図5に示す各処理手順は、制御部5の制御に従って実行される。
図5に示す一連の処理の開始前において、内槽11には、温度調整されたエッチング液が予め貯留されている。また、複数の第1ノズル30から温度調整されたエッチング液が内槽11に供給された状態、言い換えれば、温度調整されたエッチング液が第1ノズル30、内槽11、外槽12および第1供給路50を循環している状態となっている。第1ノズル30からの温度調整されたエッチング液の供給は、少なくとも図5に示す一連の処理が終了するまで継続される。
図5に示すように、基板処理装置1では、まず、第2ノズル40からの温度調整されたエッチング液の供給を開始する(ステップS101)。具体的には、制御部5は、流量調整器61を制御して流量調整器61の開閉弁を開く。これにより、第1供給路50を流れる温度調整されたエッチング液が第2供給路60を介して第2ノズル40へ供給される。そして、第2ノズル40に設けられた複数の第1吐出口411および複数の第2吐出口421から内槽11内へ温度調整されたエッチング液が吐出される。
つづいて、1つのロットを形成する複数の基板Wを内槽11の内部に搬入する(ステップS102)。具体的には、制御部5は、昇降機構20を制御することにより、昇降機構20に保持された複数の基板Wを内槽11内へ向けて下降させる。これにより、複数の基板Wは、内槽11内の浸漬位置に配置された状態となる。
内槽11内のエッチング液の温度は温度調整部52によって加熱されているのに対し、複数の基板Wの温度は、室温程度である。このため、ステップS102において、複数の基板Wを内槽11へ搬入すると、内槽11内のエッチング液の温度は低下することとなる。
そこで、実施形態にかかる基板処理装置1では、内槽11に貯留されたエッチング液に複数の基板Wを浸漬させる前に(ステップS102)、第2ノズル40による温度調整されたエッチング液の供給を開始することとした(ステップS101)。
このように、エッチング液の温度低下が生じる前に、第2ノズル40から温度調整されたエッチング液を供給しておくことで、第2温度センサ80の検出温度の低下を抑制することができる。また、検出温度が正常な値に復帰するまでの時間を短縮することができる。これにより、温度調整部52の出力が上がり過ぎないようにすることができ、基板Wの下部が他の部位と比べて過剰にエッチングされてしまうことを抑制することができる。すなわち、基板Wのエッチングの面内均一性の低下を抑制することができる。
つづいて、制御部5は、第1温度センサ70によって検出される第1位置におけるエッチング液の温度と、第2温度センサ80によって検出される第2位置におけるエッチング液の温度との差が閾値以下になったか否かを判定する(ステップS103)。制御部5は、上記温度差が閾値以下になるまで、ステップS103の判定処理を繰り返す(ステップS103,No)。この間、第2ノズル40による温度調整されたエッチング液の供給が継続される。
一方、ステップS103において、上記温度差が閾値以下になったと判定した場合(ステップS103,Yes)、制御部5は、第2ノズル40による温度調整されたエッチング液の供給を停止する(ステップS104)。
つづいて、制御部5は、上記温度差が閾値を超えたか否かを判定する(ステップS105)。この処理において、上記温度差が閾値を超えたと判定した場合(ステップS105,Yes)、制御部5は、第2ノズル40による温度調整されたエッチング液の供給を再び開始させて(ステップS106)、処理をステップS103へ移行する。
一方、ステップS105において、上記温度差が閾値を超えていない場合(ステップS105、No)、制御部5は、複数の基板Wのエッチング処理が終了したか否かを判定する(ステップS107)。たとえば、制御部5は、ステップS102において内槽11に複数の基板Wを搬入してから予め決められた時間が経過した場合に、複数の基板Wのエッチング処理が終了してもよい。
ステップS107において、複数の基板Wのエッチング処理が終了していない場合(ステップS107,No)、制御部5は、処理をステップS105に戻す。一方、複数の基板Wのエッチング処理が終了したと判定した場合(ステップS107,Yes)、制御部5は、昇降機構20を制御して複数の基板Wを上昇させることにより、内槽11から複数の基板Wを搬出して(ステップS108)、一連の基板処理を終了する。
図5の例では、ステップS101,S106において、第2ノズル40からの温度調整されたエッチング液の吐出流量を0から増加させることとした。これに限らず、制御部5は、ステップS101,S106において、第2ノズル40からの温度調整されたエッチング液の吐出流量を第1流量(>0)から第2流量(>第1流量)に増加させてもよい。また、この場合、制御部5は、ステップS104において、第2ノズル40からの温度調整されたエッチング液の吐出流量を第2流量から第1流量に減少させてもよい。
このように、実施形態に係る基板処理装置1では、第1位置におけるエッチング液の温度と第2位置におけるエッチング液の温度との差が閾値を超えた場合に、第2ノズル40から供給される温度調整されたエッチング液の流量を増加させることとした。これにより、内槽11内のエッチング液の温度均一性を向上させることができる。
図6は、送液機構51の制御処理の一例を説明するための図である。実施形態に係る基板処理装置1において、第2供給路60は、第1供給路50から分岐して第2ノズル40に接続されている。このため、送液機構51の駆動圧が一定であると、流量調整器61の開閉弁を開いて第2ノズル40からの吐出を開始させることによって、第1ノズル30の吐出流量が低下することとなる。
そこで、図6に示すように、制御部5は、流量調整器61の開閉弁を開いて第2ノズル40からの吐出を開始させた場合に、送液機構51の駆動圧を増加させてもよい。これにより、第1ノズル30の吐出流量が低下することを抑制することができる。
また、送液機構51の駆動圧を増加させることにより、内槽11内に供給される温度調整されたエッチング液の総吐出流量が増加する。これにより、温度調整部52の出力を一定としつつ、内槽11内の上下方向におけるエッチング液の温度差を早期に小さくすることができる。
<第1変形例>
次に、第1実施形態に係る基板処理装置1の変形例について図7を参照して説明する。図7は、第1変形例に係る基板処理装置の構成を示す図である。なお、図7では、外槽12に接続される各種処理液の供給部や制御部5等の構成を省略して示している。
上述した第1実施形態では、第2供給路60が第1供給路50から分岐して第2ノズル40に接続される場合の例について説明したが、図7に示すように、第2供給路60Aは、第1供給路50と独立した経路であってもよい。
図7に示すように、基板処理装置1Aが備える第2供給路60Aは、一端が外槽12に接続され、他端が複数の第2ノズル40に接続される。かかる第2供給路60Aには、上流(外槽12側)から順に、送液機構63、流量調整器61、温度調整部64およびフィルタ62が設けられる。送液機構63は、たとえば真空ポンプ等であり、第2供給路60A内のエッチング液を下流へ送り出す。温度調整部64は、たとえばシーズヒータ等であり、第2供給路60Aを流れるエッチング液の温度を調整する。
このように、第1供給路50と第2供給路60Aとは独立していてもよい。この場合、たとえば、制御部5は、温度調整部52,64を制御することにより、第2ノズル40から吐出されるエッチング液の温度を、第1ノズル30から吐出されるエッチング液の温度より高くしてもよい。これにより、内槽11内の上下方向におけるエッチング液の温度差をより早期に小さくすることができる。
また、制御部5は、第1温度センサ70の検出温度に基づいて温度調整部52を制御し、第2温度センサ80の検出温度に基づいて温度調整部64を制御してもよい。たとえば、制御部5は、第1位置におけるエッチング液の温度が予め設定された温度に近づくように、第1温度センサ70の検出温度に基づいて温度調整部52を制御する。同様に、制御部5は、第2位置におけるエッチング液の温度が予め設定された温度に近づくように、第2温度センサ80の検出温度に基づいて温度調整部52を制御する。このようにすることで、内槽11内の上下方向におけるエッチング液の温度差を小さくすることができる。
(第2実施形態)
ところで、内槽11は上方が開放されているため、内槽11に貯留されたエッチング液の温度は、外部の雰囲気に曝される液面付近において相対的に低くなる傾向にある。
上述したように、内槽11内には上方に向かう液流れが形成されている。この液流れによって内槽11の液面付近まで上昇したエッチング液の一部は、外槽12へオーバーフローするが、残りの一部は下降流となって再び内槽11内の下部へ向かって流れる。
下降流は、液面付近で冷やされたエッチング液によって形成される。このため、下降流が通過する領域においてエッチング液の温度低下が生じ、この領域に位置する基板Wのエッチング量が低下するおそれがある。そこで、内槽11の上下方向におけるエッチング液の温度差を低減すること、具体的には、液面付近におけるエッチング液の温度低下を抑制することができる技術が期待されている。
図8は、第2実施形態に係る基板処理装置の構成を示す図である。図8に示すように、第2実施形態に係る基板処理装置1Bにおいて、複数の第2ノズル40Bは、浸漬位置に配置された複数の基板Wの中心ラインL1よりも上方且つ内槽11に貯留されたエッチング液の液面よりも下方に配置される。そして、複数の第2ノズル40Bは、内槽11に貯留されたエッチング液の液面に向けて温度調整されたエッチング液を吐出する。
図9は、第2実施形態に係る内槽11を上方から見た平面図である。また、図10は、第2実施形態に係る内槽11を図9のY軸負方向からY軸正方向に見た断面図である。
図9に示すように、第2ノズル40Bは、複数の基板Wの配列方向(Y軸方向)に沿って延在する第1吐出部41Bと、複数の基板Wの配列方向と直交する水平方向(X軸方向)に沿って延在する第2吐出部42Bとを備える。第1吐出部41Bには、Y軸方向に沿って複数の第1吐出口411Bが設けられる。また、第2吐出部42Bには、X軸方向に沿って複数の第2吐出口421Bが設けられる。第2吐出部42Bの構成は、第1実施形態に係る第2吐出部42と同一であるため、ここでの説明を省略する。
図10に示すように、第1吐出部41Bは、複数の基板Wの側方に配置され、複数の基板Wの上方に位置するエッチング液の液面に向けて、温度調整されたエッチング液を斜めに吐出する。
第1吐出部41Bは、温度調整されたエッチング液が複数の基板Wに直接供給されない角度で温度調整されたエッチング液を吐出する。具体的には、複数の第1吐出口411Bから吐出される温度調整されたエッチング液の吐出方向は、第1吐出口411Bから鉛直上方に延びる鉛直線L3よりも基板W側に傾いている。また、複数の第1吐出口411Bから吐出される温度調整されたエッチング液の吐出方向は、第1吐出口411Bを通る基板Wの接線L4よりも起立している。
このように、第1吐出部41Bから吐出される温度調整されたエッチング液が基板Wに直接供給されないようにすることで、基板Wの温度が局所的に上昇することを抑制することができる。
次に、第2実施形態に係る基板処理装置1Bの具体的動作について説明する。まず、第2ノズル40Bからの温度調整されたエッチング液の流量制御処理について図11を参照して説明する。図11は、第2実施形態に係る流量制御処理の手順を示すフローチャートである。なお、図11に示す処理は、たとえば、内槽11内に複数の基板Wが搬入されてから搬出されるまでの間、継続される。
図11に示すように、制御部5は、第1温度センサ70によって検出される第1位置におけるエッチング液の温度と、第2温度センサ80によって検出される第2位置におけるエッチング液の温度との差に変化が生じたか否かを判定する(ステップS201)。制御部5は、蒸気温度差に変化が生じていない場合には(ステップS201,No)、処理をステップS201へ戻して、ステップS201の判定処理を繰り返す。
ステップS201において、上記温度差に変化が生じたと判定した場合(ステップS201,Yes)、制御部5は、上記温度差が小さくなるように、上記温度差に応じて第2ノズル40Bの吐出流量を変更する(ステップS202)。
第2ノズル40Bの吐出流量の変更は、第2供給路60に設けられた流量調整器61を制御して、流量調整器61に設けられた調整弁の開度を変更することによって行われる。
たとえば、制御部5は、{1-(t-t)/t}・Xの式に従って調整弁の開度を変更してもよい。上記式中、tは設定温度差であり、tは現在温度差である。
設定温度差とは、予め設定された温度差のことである。たとえば、調整弁の開度を後述する設定開度としたときに、第2ノズル40Bからの温度調整されたエッチング液の吐出によって解消し得る温度差が設定温度差tとして設定される。現在温度差とは、第1温度センサ70の検出温度(ta)から第2温度センサ80の検出温度(tb)を差し引いた温度(ta-tb)のことである。
また、上記式中、Xは設定開度である。設定開度とは、調整弁の予め設定された開度のことである。たとえば、開度の最大値である100%が設定開度として設定される。
たとえば、設定温度差が2℃であり、現在温度差が0℃である場合、上記式に基づくと、調整弁の開度は0%となる。すなわち、第1位置におけるエッチング液の温度と第2位置におけるエッチング温度との間に差がない場合、第2ノズル40Bから温度調整されたエッチング液は供給されない。
一方、設定温度差が2℃であり、現在温度差が0.5℃である場合、上記式に基づくと、調整弁の開度は25%となる。さらに、現在温度差が1℃である場合、調整弁の開度は50%となる。
このように、制御部5は、第1位置および第2位置間におけるエッチング液の温度差が大きいほど調整弁の開度が大きくなるように調整弁を制御してもよい。これにより、第1位置および第2位置間におけるエッチング液の温度差を好適に低減することができる。
次に、温度調整部52の制御処理について図12を参照して説明する。図12は、第2実施形態に係る温度制御処理の手順を示すフローチャートである。なお、図12に示す処理は、たとえば、内槽11内に複数の基板Wが搬入されてから搬出されるまでの間、継続される。
図12に示すように、制御部5は、第1温度センサ70の検出温度(第1温度)と第2温度センサ80の検出温度(第2温度)との差が閾値以下であるか否かを判定する(ステップS301)。
この判定において、上記温度差が閾値以下であると判定した場合(ステップS301,Yes)、制御部5は、第1温度および第2温度の平均値に基づいて温度調整部52を制御する(ステップS302)。具体的には、制御部5は、第1温度および第2温度の平均値が予め設定された温度に近づくように、温度調整部52を制御する。
一方、上記温度差が閾値を超えている場合(ステップS301,No)、制御部5は、第1温度および第2温度のうち第1温度のみに基づいて温度調整部52を制御する(ステップS303)。具体的には、制御部5は、第1温度が予め設定された温度に近づくように、温度調整部52を制御する。
なお、ステップS302において、制御部5は、少なくとも第1温度および第2温度の両方に基づいて温度調整部52を制御すればよく、参照する値は必ずしも第1温度および第2温度の平均値であることを要しない。たとえば、制御部5は、第1温度および第2温度の合計値に基づいて温度調整部52を制御してもよい。
このように、制御部5は、第1温度と第2温度との差が閾値以下である場合には、第1温度および第2温度の両方に基づいて温度調整部を52制御し、閾値を超えた場合には、第1温度のみに基づいて温度調整部52を制御してもよい。第1温度は第2温度と比較して下がりにくく安定している。このため、第1温度と第2温度との差が閾値を超えた場合に、第1温度のみに基づいて温度調整部52を制御することで、第1温度および第2温度の両方に基づいて制御した場合と比較して、温度調整部52の出力が上がり過ぎないようにすることができる。したがって、基板Wの下部が他の部位と比べて過剰にエッチングされてしまうことを抑制することができる。すなわち、基板Wのエッチングの面内均一性の低下を抑制することができる。
(第3実施形態)
基板処理装置は、内槽11の上部を閉蓋する蓋体を備えていてもよい。この点について図13~図15を参照して説明する。図13は、第3実施形態に係る基板処理装置の構成を示す図である。図14は、第3実施形態に係る蓋体を下方から見た図である。図15は、第3実施形態に係る蓋体を図14のX軸正方向からX軸負方向に見た図である。
図13に示すように、第3実施形態に係る基板処理装置1Cは、一対の蓋体90,90を備える。一対の蓋体90,90は、内槽11の上部開口を閉蓋する。各蓋体90は、開閉機構95に接続される。開閉機構95は、内槽11を閉じる閉位置と、内槽11を開く開位置との間で蓋体90を移動可能である。
このように、一対の蓋体90,90を用いて内槽11の上部開口を閉蓋することにより、内槽11に貯留されたエッチング液の液面付近における温度低下を抑制することができる。
図14および図15に示すように、蓋体90は、下面に複数の溝91を有する。複数の溝91は、たとえば、複数の基板Wの配列方向と直交する水平方向(X軸方向)に沿って延在する。
閉位置において、蓋体90の下部は、内槽11に貯留されたエッチング液に接触している。そこで、エッチング液との接液面である蓋体90の下面に複数の溝91を形成することで、内槽11内に形成されるエッチング液の液流れを内槽11の外へすなわち外槽12へ排出し易くすることができる。これにより下降流が減少することで、下降流による内槽11内のエッチング液の温度均一性の低下を抑制することができる。
(その他の実施形態)
第1実施形態に係る基板処理装置1および第2実施形態に係る基板処理装置1Bにおいて、第2供給路60には、温度調整部が設けられてもよい。
第1実施形態に係る基板処理装置1は、第2実施形態に係る基板処理装置1Bが実行する流量制御処理(図11参照)および温度制御処理(図12参照)を行ってもよい。
基板処理装置は、第1実施形態に係る第2ノズル40および第2実施形態に係る第2ノズル40Bの両方を備えていてもよい。
上述してきたように、実施形態に係る基板処理装置(一例として、基板処理装置1,1A~1C)は、処理槽(一例として、処理槽10の内槽11)と、第1ノズル(一例として、第1ノズル30)と、第2ノズル(一例として、第2ノズル40,40B)と、流量制御部(一例として、制御部5)とを備える。処理槽は、複数の基板(一例として、基板W)を処理液(一例として、エッチング液)に浸漬させて処理を行う。第1ノズルは、処理槽の内部において複数の基板よりも下方に配置され、温度調整された処理液を処理槽に供給する。第2ノズルは、処理槽の内部において第1ノズルよりも上方に配置され、温度調整された処理液を処理槽に供給する。流量制御部は、複数の基板よりも下方の第1位置における処理液の温度と、複数の基板を上下に2分割する仮想的な中心ライン(一例として、中心ラインL1)よりも上方の第2位置における処理液の温度との差が閾値を超えた場合に、第2ノズルから供給される温度調整された処理液の流量を増加させる。
したがって、実施形態に係る基板処理装置によれば、処理槽内の処理液の温度均一性を向上させることができる。
第2ノズル(一例として、第2ノズル40)は、第1ノズルよりも上方且つ中心ラインよりも下方に配置され、温度調整された処理液を第2位置に向けて吐出してもよい。
第1ノズルと比較して第2ノズルは第2位置の近くに配置される。このため、第2位置に向けて第2ノズルから温度調整された処理液を供給することで、第2位置における処理液の温度を早期に上昇させることができる。すなわち、処理槽内の上下方向における処理液の温度差を早期に低減させることができる。
第2ノズルは、複数の基板の配列方向に沿って並べられた複数の第1吐出口(一例として、第1吐出口411)と、配列方向に直交する水平方向に沿って並べられた複数の第2吐出口(一例として、第2吐出口421)とを備えていてもよい。この場合、複数の第1吐出口は、配列方向に沿って処理槽を透視した場合に、基板の周縁部と接する仮想的な鉛直線(一例として、鉛直線L2)よりも基板の外方に配置され、温度調整された処理液を鉛直上方に吐出してもよい。また、複数の第2吐出口は、水平方向に沿って処理槽を透視した場合に、複数の基板のうち先頭または最後尾に位置する基板よりも配列方向外方に配置され、温度調整された処理液を鉛直上方に吐出してもよい。
このように、第2ノズルから吐出される温度調整されたエッチング液が基板に直接供給されないようにすることで、基板の温度が局所的に上昇することを抑制することができる。
流量制御部は、処理槽に貯留された処理液に複数の基板を浸漬させる前に、第2ノズルから供給される温度調整された処理液の流量を増加させ、上記温度差が閾値以下となった場合に、第2ノズルから供給される温度調整された処理液の流量を低下させてもよい。
処理液の温度低下が生じる前に、第2ノズルから温度調整された処理液を供給しておくことで、第2位置における処理液の温度低下を抑制することができる。
第2ノズル(一例として、第2ノズル40B)は、中心ラインよりも上方且つ処理槽に貯留された処理液の液面よりも下方に配置され、液面に向けて温度調整された処理液を吐出してもよい。
これにより、相対的に温度が低くなりやすい液面付近のエッチング液の温度低下を抑制することができる。したがって、処理槽内の処理液の温度均一性を向上させることができる。
第2ノズルは、複数の基板の配列方向に沿って並べられた複数の第1吐出口(一例として、第1吐出口411B)と、配列方向に直交する水平方向に沿って並べられた複数の第2吐出口(一例として、第2吐出口421B)とを備えていてもよい。この場合、複数の第2吐出口は、水平方向に沿って処理槽を透視した場合に、複数の基板のうち先頭または最後尾に位置する基板よりも配列方向外方に配置され、温度調整された処理液を鉛直上方に吐出してもよい。また、複数の第1吐出口から吐出される温度調整された処理液の吐出方向は、配列方向に沿って処理槽を透視した場合に、鉛直上方よりも基板側に傾いており、且つ、第1吐出口を通る基板の接線よりも起立していてもよい。
このように、第2ノズルから吐出される温度調整されたエッチング液が基板に直接供給されないようにすることで、基板の温度が局所的に上昇することを抑制することができる。
実施形態に係る基板処理装置は、第1供給路(一例として、第1供給路50)と、温度調整部(一例として、温度調整部52)と、第1温度センサ(一例として、第1温度センサ70)と、第2温度センサ(一例として、第2温度センサ80)と、第2供給路(一例として、第2供給路60)と、調整弁(一例として、流量調整器61)とを備えていてもよい。第1供給路は、第1ノズルに接続され、温度調整された処理液を第1ノズルに供給する。温度調整部は、第1供給路に設けられ、第1供給路を流れる処理液の温度を調整する。第1温度センサは、第1供給路において温度調整部よりも下流に設けられ、第1供給路を流れる処理液の温度を第1位置における処理液の温度として検出する。第2温度センサは、第2位置における処理液の温度を検出する。第2供給路は、第2ノズルに接続され、温度調整された処理液を第2ノズルに供給する。調整弁は、第2供給路に設けられ、第2供給路の開度を調整する。この場合、流量制御部は、第1温度センサによって検出される第1温度と第2温度センサによって検出される第2温度との差が大きいほど調整弁の開度が大きくなるように調整弁を制御してもよい。これにより、第1位置および第2位置間における処理液の温度差を好適に低減することができる。
実施形態に係る基板処理装置は、第1供給路に設けられ、第1供給路の内部の処理液を下流へ送り出す送液機構を備えていてもよい。また、第2供給路は、温度調整部よりも下流の第1供給路から分岐していてもよい。この場合、流量制御部は、調整弁の開度を大きくした場合に、送液機構を制御して送液機構の駆動圧を高くしてもよい。
実施形態に係る基板処理装置は、温度調整部を制御する温度制御部を備えていてもよい。また、第2供給路は、温度調整部よりも下流の第1供給路から分岐していてもよい。この場合、温度制御部は、上記温度差が閾値以下である場合には、第1温度および第2温度の両方に基づいて温度調整部を制御し、上記温度差が閾値を超えた場合には、第1温度および第2温度のうち第1温度のみに基づいて温度調整部を制御してもよい。
今回開示された実施形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。実に、上記した実施形態は多様な形態で具現され得る。また、上記の実施形態は、添付の請求の範囲およびその趣旨を逸脱することなく、様々な形態で省略、置換、変更されてもよい。
W 基板
1 基板処理装置
10 処理槽
11 内槽
12 外槽
20 昇降機構
30 第1ノズル
40 第2ノズル
50 第1供給路
51 送液機構
52 温度調整部
53 フィルタ
60 第2供給路
61 流量調整器
62 フィルタ
70 第1温度センサ
80 第2温度センサ

Claims (10)

  1. 複数の基板を処理液に浸漬させて処理を行う処理槽と、
    前記処理槽の内部において前記複数の基板よりも下方に配置され、温度調整された前記処理液を前記処理槽に供給する第1ノズルと、
    前記処理槽の内部において前記第1ノズルよりも上方に配置され、温度調整された前記処理液を前記処理槽に供給する第2ノズルと、
    前記複数の基板よりも下方の第1位置における前記処理液の温度と、前記複数の基板を上下に2分割する仮想的な中心ラインよりも上方の第2位置における前記処理液の温度との差が閾値を超えた場合に、前記第2ノズルから供給される温度調整された前記処理液の流量を増加させる流量制御部と
    を備える、基板処理装置。
  2. 前記第2ノズルは、前記第1ノズルよりも上方且つ前記中心ラインよりも下方に配置され、温度調整された前記処理液を前記第2位置に向けて吐出する、請求項1に記載の基板処理装置。
  3. 前記第2ノズルは、
    前記複数の基板の配列方向に沿って並べられた複数の第1吐出口と、
    前記配列方向に直交する水平方向に沿って並べられた複数の第2吐出口と
    を備え、
    前記複数の第1吐出口は、前記配列方向に沿って前記処理槽を透視した場合に、前記基板の周縁部と接する仮想的な鉛直線よりも前記基板の外方に配置され、温度調整された前記処理液を鉛直上方に吐出し、
    前記複数の第2吐出口は、前記水平方向に沿って前記処理槽を透視した場合に、前記複数の基板のうち先頭または最後尾に位置する前記基板よりも前記配列方向外方に配置され、温度調整された前記処理液を鉛直上方に吐出する、請求項2に記載の基板処理装置。
  4. 前記流量制御部は、前記処理槽に貯留された前記処理液に前記複数の基板を浸漬させる前に、前記第2ノズルから供給される温度調整された前記処理液の流量を増加させ、前記差が前記閾値以下となった場合に、前記第2ノズルから供給される温度調整された前記処理液の流量を低下させる、請求項1~3のいずれか一つに記載の基板処理装置。
  5. 前記第2ノズルは、前記中心ラインよりも上方且つ前記処理槽に貯留された前記処理液の液面よりも下方に配置され、前記液面に向けて温度調整された前記処理液を吐出する、請求項1に記載の基板処理装置。
  6. 前記第2ノズルは、
    前記複数の基板の配列方向に沿って並べられた複数の第1吐出口と、
    前記配列方向に直交する水平方向に沿って並べられた複数の第2吐出口と
    を備え、
    前記複数の第2吐出口は、前記水平方向に沿って前記処理槽を透視した場合に、前記複数の基板のうち先頭または最後尾に位置する前記基板よりも前記配列方向外方に配置され、温度調整された前記処理液を鉛直上方に吐出し、
    前記複数の第1吐出口から吐出される温度調整された前記処理液の吐出方向は、前記配列方向に沿って前記処理槽を透視した場合に、鉛直上方よりも前記基板側に傾いており、且つ、前記第1吐出口を通る前記基板の接線よりも起立している、請求項5に記載の基板処理装置。
  7. 前記第1ノズルに接続され、温度調整された前記処理液を前記第1ノズルに供給する第1供給路と、
    前記第1供給路に設けられ、前記第1供給路を流れる前記処理液の温度を調整する温度調整部と、
    前記第1供給路において前記温度調整部よりも下流に設けられ、前記第1供給路を流れる前記処理液の温度を前記第1位置における前記処理液の温度として検出する第1温度センサと、
    前記第2位置における前記処理液の温度を検出する第2温度センサと、
    前記第2ノズルに接続され、温度調整された前記処理液を前記第2ノズルに供給する第2供給路と、
    前記第2供給路に設けられ、前記第2供給路の開度を調整する調整弁と、
    を備え、
    前記流量制御部は、前記第1温度センサによって検出される第1温度と前記第2温度センサによって検出される第2温度との差が大きいほど前記調整弁の開度が大きくなるように前記調整弁を制御する、請求項1~6のいずれか一つに記載の基板処理装置。
  8. 前記第1供給路に設けられ、前記第1供給路の内部の前記処理液を下流へ送り出す送液機構
    を備え、
    前記第2供給路は、前記温度調整部よりも下流の前記第1供給路から分岐しており、
    前記流量制御部は、前記調整弁の開度を大きくした場合に、前記送液機構を制御して前記送液機構の駆動圧を高くする、請求項7に記載の基板処理装置。
  9. 前記温度調整部を制御する温度制御部
    を備え、
    前記第2供給路は、前記温度調整部よりも下流の前記第1供給路から分岐しており、
    前記温度制御部は、前記差が前記閾値以下である場合には、前記第1温度および前記第2温度の両方に基づいて前記温度調整部を制御し、前記差が前記閾値を超えた場合には、前記第1温度および前記第2温度のうち前記第1温度のみに基づいて前記温度調整部を制御する、請求項7に記載の基板処理装置。
  10. 処理槽に貯留された処理液に複数の基板を浸漬させる工程と、
    前記処理槽の内部において前記複数の基板よりも下方に配置された第1ノズルから、温度調整された前記処理液を前記処理槽に供給する工程と、
    前記複数の基板よりも下方の第1位置における前記処理液の温度と、前記複数の基板を上下に2分割する仮想的な中心ラインよりも上方の第2位置における前記処理液の温度との差が閾値を超えた場合に、前記処理槽の内部において前記第1ノズルよりも上方に配置された第2ノズルから供給される温度調整された前記処理液の流量を増加させる工程と
    を含む、基板処理方法。
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