JP7356285B2 - 軸流タービン - Google Patents

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Description

本発明は、軸流タービンに関する。
蒸気タービンや、ガスタービン用タービンを含む軸流タービンは、ケーシング内にロータが軸受により回転自在に支持され、ロータに複数段の動翼が固定される一方、ケーシングに複数段の静翼が複数段の動翼の間に位置するように固定されて構成される。そして、蒸気がケーシングの供給口から供給されると、蒸気が複数の動翼と静翼を通過することで、複数段の動翼を介してロータが駆動回転し、排出口から外部に排出される。
ところで、蒸気タービンでは、ロータの円滑な回転を実現するため、動翼の先端部(シュラウド)とケーシングの内周面との間に一定のクリアランスが設けられる。当該クリアランスを通過する蒸気は、漏れ流れとしてロータに回転エネルギーを与えることなく当該動翼を下流側に通過する。ここで、一般的に、漏れ流れの持つエネルギーがタービンの回転動力として有効利用されないことで生ずる損失をバイパス損失、クリアランスを通過した後に漏れ流れが主流路に流入する際に生ずる損失を混合損失、更に、主流路に流入した漏れ流れが下流側の翼列に干渉して生ずる損失を干渉損失という。この混合損失を低減するために、特許文献1のように動翼シュラウド下流端部に漏れ流れの方向を規制する部材を設け、漏れ流れの方向を主流の方向に合わせる方法がある。
特開2019-35347号公報
特許文献1の技術は、混合損失の低減には効果がある。しかしながら、回転する動翼列の外周側から、下流に位置する静止部材である静翼列に向けた流れである漏れ流れを、周方向に一定間隔で配置された動翼列の間を通過した周方向に不均一な主流の方向と常に一致させることは難しく、下流側の静翼列での干渉損失も発生する。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであって、ミキシングロスを低減しつつ干渉損失の影響も低減することで効率の向上した軸流タービンを提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る軸流タービンは、軸線に沿って延びる回転軸と、該回転軸から径方向外側に延びる動翼本体、及び該動翼本体の径方向外側の端部に設けられたシュラウドを有するとともに、周方向に間隔をあけて配列された複数の動翼と、前記動翼を径方向外側から囲うとともに、内周面に前記シュラウドを収容する凹部が形成されているケーシングと、前記凹部における前記シュラウドに対向する対向面から径方向内側に突出して、前記シュラウドの外周面との間にクリアランスを形成するフィンと、前記ケーシングの内周面における前記凹部よりも下流側に配置された静翼支持部と、該静翼支持部から径方向内側に向かって延びるとともに、周方向に間隔をあけて配列された複数の静翼と、前記凹部の下流側の面である凹部下流面から上流側に向かって延びるとともに、前記軸線を中心とする環状の仕切板と、を備え、前記ケーシングには、前記凹部下流面における前記仕切板よりも径方向外側の領域と、前記ケーシングの内周面における前記静翼同士の間の領域とを連通するバイパス流路が形成され、前記仕切板の径方向内側の端縁は、前記シュラウドの外周面よりも径方向内側に位置しており、かつ、前記シュラウドの内周面の下流側の端縁が前記仕切板の径方向内側の端縁よりも径方向外側に位置している。
軸流タービンの内部では、互いに隣接する動翼本体同士の間を流れる流れ(主流)と、主流から分岐して凹部内に流れ込む流れ(漏れ流れ)とが形成される。漏れ流れは、クリアランスを通過した後、凹部下流面から対向面に向かう方向に旋回する渦を形成する。渦の一部の成分は、クリアランスから流入した漏れ流れと干渉することで、さらに他の渦を形成する。この小渦が主流と合流することにより、ミキシングロス(混合損失)を生じる場合がある。しかしながら、上記の構成では、バイパス流路を通じて、漏れ流れの一部の成分が静翼同士の間の領域に直接的に導かれる。したがって、上述したような漏れ流れと渦との干渉による小渦の発生を抑制することができる。また、小渦を含む主流は周方向に均一ではなく回転軸周りの旋回成分を持つため、静翼列に流入する流れの向きは脈動するが、バイパス流路出口は静翼との相対位置が一定になるため、漏れ流れを静翼に常に一定の相対位置から一定の方向の流れとして供給することができる。
上記軸流タービンでは、前記バイパス流路は、前記軸線を含む断面視において、上流側から下流側に向かうに従って径方向外側から内側に向かって延びていてもよい。
上記構成によれば、バイパス流路が凹部内を流れる漏れ流れの一部を、より短い距離で静翼同士の間の領域に導くことができる。一方で、例えばバイパス流路が中途位置で曲折している場合、当該曲折部位で流れが阻害されてしまうため、漏れ流れを効率的にバイパスさせることができない。上記の構成によればこのような可能性を低減することができる。
上記軸流タービンでは、前記バイパス流路は、径方向外側から見て、上流側から下流側に向かうに従って前記回転軸の回転方向後方側に向かって延びていてもよい。
上記構成によれば、バイパス流路が、上流側から下流側に向かうに従って回転軸の回転方向後方側に向かって延びている。これにより、下流側の静翼に対する流れの流入角(インシデンス)を小さくすることができる。その結果、軸流タービン内の流体の流れをより一層円滑化することができる。
上記軸流タービンでは、前記軸線方向における前記静翼支持部の寸法をLとし、前記静翼支持部の上流側の端縁から前記バイパス流路の下流側の端部までの寸法をAとしたとき、A/Lの値は、0<A/L<0.15を満たしてもよい。
本発明の一態様に係る軸流タービンは、軸線に沿って延びる回転軸と、該回転軸から径方向外側に延びる動翼本体、及び該動翼本体の径方向外側の端部に設けられたシュラウドを有するとともに、周方向に間隔をあけて配列された複数の動翼と、前記動翼を径方向外側から囲うとともに、内周面に前記シュラウドを収容する凹部が形成されているケーシングと、前記凹部における前記シュラウドに対向する対向面から径方向内側に突出して、前記シュラウドの外周面との間にクリアランスを形成するフィンと、前記ケーシングの内周面における前記凹部よりも下流側に配置された静翼支持部と、該静翼支持部から径方向内側に向かって延びるとともに、周方向に間隔をあけて配列された複数の静翼と、前記凹部の下流側の面である凹部下流面から上流側に向かって延びるとともに、前記軸線を中心とする環状の仕切板と、を備え、前記ケーシングには、前記凹部下流面における前記仕切板よりも径方向外側の領域と、前記ケーシングの内周面における前記静翼同士の間の領域とを連通するバイパス流路が形成され、前記軸線方向における前記静翼支持部の寸法をLとし、前記静翼支持部の上流側の端縁から前記バイパス流路の下流側の端部までの寸法をAとしたとき、A/Lの値は、0<A/L<0.15を満たす。
上記構成によれば、A/Lの値が0<A/L<0.15を満たすことにより、バイパス流路の下流側の端部は、静翼同士の間における上流側に偏った位置に形成されている。したがって、バイパス流路から流れ出た流れの静翼に対するインシデンスを小さくすることができる。
上記軸流タービンでは、前記軸線方向における前記静翼支持部の寸法をLとし、前記静翼支持部の上流側の端縁から前記バイパス流路の下流側の端部までの寸法をAとしたとき、A/Lの値は、0.2<A/L<0.4を満たしてもよい。
本発明の一態様に係る軸流タービンは、軸線に沿って延びる回転軸と、該回転軸から径方向外側に延びる動翼本体、及び該動翼本体の径方向外側の端部に設けられたシュラウドを有するとともに、周方向に間隔をあけて配列された複数の動翼と、前記動翼を径方向外側から囲うとともに、内周面に前記シュラウドを収容する凹部が形成されているケーシングと、前記凹部における前記シュラウドに対向する対向面から径方向内側に突出して、前記シュラウドの外周面との間にクリアランスを形成するフィンと、前記ケーシングの内周面における前記凹部よりも下流側に配置された静翼支持部と、該静翼支持部から径方向内側に向かって延びるとともに、周方向に間隔をあけて配列された複数の静翼と、前記凹部の下流側の面である凹部下流面から上流側に向かって延びるとともに、前記軸線を中心とする環状の仕切板と、を備え、前記ケーシングには、前記凹部下流面における前記仕切板よりも径方向外側の領域と、前記ケーシングの内周面における前記静翼同士の間の領域とを連通するバイパス流路が形成され、前記軸線方向における前記静翼支持部の寸法をLとし、前記静翼支持部の上流側の端縁から前記バイパス流路の下流側の端部までの寸法をAとしたとき、A/Lの値は、0.2<A/L<0.4を満たす。
上記構成によれば、A/Lの値が0.2<A/L<0.4を満たすことにより、バイパス流路の下流側の端部は、静翼同士の間における下流側に偏った位置に形成されている。したがって、静翼の下流側で生じる二次流れを、バイパス流路から流れ出た流れによって吹き飛ばすことができる。これにより、二次流れの影響による軸流タービンの効率低下を抑制することができる。
上記軸流タービンでは、前記凹部下流面は、前記軸線方向において、前記静翼の上流側の端縁よりも下流側に位置していてもよい。
本発明の一態様に係る軸流タービンは、軸線に沿って延びる回転軸と、該回転軸から径方向外側に延びる動翼本体、及び該動翼本体の径方向外側の端部に設けられたシュラウドを有するとともに、周方向に間隔をあけて配列された複数の動翼と、前記動翼を径方向外側から囲うとともに、内周面に前記シュラウドを収容する凹部が形成されているケーシングと、前記凹部における前記シュラウドに対向する対向面から径方向内側に突出して、前記シュラウドの外周面との間にクリアランスを形成するフィンと、前記ケーシングの内周面における前記凹部よりも下流側に配置された静翼支持部と、該静翼支持部から径方向内側に向かって延びるとともに、周方向に間隔をあけて配列された複数の静翼と、前記凹部の下流側の面である凹部下流面から上流側に向かって延びるとともに、前記軸線を中心とする環状の仕切板と、を備え、前記ケーシングには、前記凹部下流面における前記仕切板よりも径方向外側の領域と、前記ケーシングの内周面における前記静翼同士の間の領域とを連通するバイパス流路が形成され、前記凹部下流面は、前記軸線方向において、前記静翼の上流側の端縁よりも下流側に位置している。
上記構成によれば、凹部下流面が、軸線方向において静翼の上流側の端縁よりも下流側に位置している。これにより、動翼と静翼との間の軸線方向距離を小さくすることができる。その結果、例えば当該軸線方向距離が大きい場合に比べて、損失をより一層小さくすることができる。
上記軸流タービンでは、前記バイパス流路は、上流側から下流側に向かうに従って流路断面積が次第に減少していてもよい。
本発明の一態様に係る軸流タービンは、軸線に沿って延びる回転軸と、該回転軸から径方向外側に延びる動翼本体、及び該動翼本体の径方向外側の端部に設けられたシュラウドを有するとともに、周方向に間隔をあけて配列された複数の動翼と、前記動翼を径方向外側から囲うとともに、内周面に前記シュラウドを収容する凹部が形成されているケーシングと、前記凹部における前記シュラウドに対向する対向面から径方向内側に突出して、前記シュラウドの外周面との間にクリアランスを形成するフィンと、前記ケーシングの内周面における前記凹部よりも下流側に配置された静翼支持部と、該静翼支持部から径方向内側に向かって延びるとともに、周方向に間隔をあけて配列された複数の静翼と、前記凹部の下流側の面である凹部下流面から上流側に向かって延びるとともに、前記軸線を中心とする環状の仕切板と、を備え、前記ケーシングには、前記凹部下流面における前記仕切板よりも径方向外側の領域と、前記ケーシングの内周面における前記静翼同士の間の領域とを連通するバイパス流路が形成され、前記バイパス流路は、上流側から下流側に向かうに従って流路断面積が次第に減少している。
上記構成によれば、バイパス流路の断面積が上流側から下流側に向かうに従って次第に減少している。これにより、バイパス流路から吹き出される流体の流速を高めることができる。その結果、静翼に対するインシデンスがさらに適正化されるとともに、静翼の周囲で生じる二次流れの影響をさらに小さくすることができる。
上記軸流タービンでは、前記バイパス流路は、円形の断面形状を有していてもよい。
上記構成によれば、バイパス流路の断面形状が円形であることから、例えば断面形状が矩形である場合に比べて、加工をより容易に行うことができる。これにより、製造コストやメンテナンスコストを低減することができる。
上記軸流タービンでは、前記仕切板の外周面から前記凹部の内周面に向かって延びるとともに、周方向に間隔をあけて配列された複数の旋回防止板をさらに備えてもよい。
上記構成によれば、旋回防止板によって、凹部内における流れの周方向旋回成分を低減することができる。
本発明によれば、ミキシングロスを低減しつつ干渉損失の影響も低減することで効率の向上した軸流タービンを提供することができる。
本発明の第一実施形態に係る蒸気タービン(軸流タービン)の構成を示す断面図である。 本発明の第一実施形態に係る蒸気タービンの要部拡大断面図である。 本発明の第一実施形態に係る蒸気タービンの凹部下流面を上流側から見た図である。 本発明の第二実施形態に係る上記タービンの要部拡大断面図である。 本発明の第二実施形態に係る蒸気タービンのケーシングを径方向内側から見た図である。 本発明の第二実施形態の変形例に係る蒸気タービンのケーシングを径方向内側から見た図である。 本発明の第三実施形態に係る蒸気タービンの要部拡大断面図である。 本発明の第三実施形態に係る蒸気タービンのケーシングを径方向内側から見た図である。 本発明の第三実施形態の変形例に係る蒸気タービンのケーシングを径方向内側から見た図である。 本発明の第四実施形態に係る蒸気タービンの要部拡大断面図である。 本発明の第五実施形態に係る蒸気タービンの要部拡大断面図である。 本発明の各実施形態に共通する変形例を示す図であって、凹部下流面を上流側から見た図である。
[第一実施形態]
本発明の第一実施形態について、図1から図3を参照して説明する。本実施形態では、軸流タービンの一例として、蒸気タービン1を用いて説明する。なお、蒸気タービン1の他に、ガスタービン用のタービンを軸流タービンとして適用することも可能である。図1に示すように、蒸気タービン1は、軸受装置3と、複数の動翼列4と、ケーシング5と、複数の静翼列6と、フィン7(図2参照)と、を備えている。回転軸2は軸線Oに沿って延びる柱状をなしている。軸受装置3は、この回転軸2の軸端を支持している。軸受装置3は、一対のジャーナル軸受31と、1つのみのスラスト軸受32と、を有している。一対のジャーナル軸受31は、回転軸2の軸線O方向両側の端部にそれぞれ設けられている。各ジャーナル軸受31は、軸線Oに対する径方向への荷重を支持する。スラスト軸受32は、軸線O方向一方側にのみ設けられている。スラスト軸受32は、軸線O方向への荷重を支持する。回転軸2の外周面には、軸線O方向に間隔をあけて配列された複数の動翼列4が設けられている。各動翼列4は、軸線Oに対する周方向に間隔をあけて配列された複数の動翼40を有している。動翼40は、動翼プラットフォーム41と、動翼本体42と、動翼シュラウド43(シュラウド)と、を有している。動翼プラットフォーム41は、回転軸2の外周面から径方向外側に向かって突出している。動翼本体42は、動翼プラットフォーム41の外周面に取り付けられている。動翼本体42は、径方向に延びるとともに、径方向から見て翼型の断面形状を有している。動翼本体42の径方向外側の端部には、動翼シュラウド43が取り付けられている。
回転軸2、及び動翼列4(動翼40)は、径方向外側からケーシング5によって囲われている。ケーシング5は、軸線Oを中心とする筒状をなしている。ケーシング5の内周面には、軸線O方向に間隔をあけて配列された複数の静翼列6が設けられている。これら静翼列6は、軸線O方向において上記の動翼列4と交互に配列されている。各静翼列6は、軸線Oに対する周方向に間隔をあけて配列された複数の静翼60を有している。静翼60は、静翼本体61と、静翼内側リング62と、静翼支持部90と、を有している。静翼本体61は、静翼支持部90に取り付けられている。静翼支持部90は、ケーシング5の内周面における上記の凹部8同士の間の領域である。静翼本体61は、静翼支持部90の内周面から径方向に延びるとともに、径方向から見て翼型の断面形状を有している。静翼本体61の径方向内側の端部には、静翼内側リング62が取り付けられている。ケーシング5の内周面における互いに隣接する一対の静翼60同士の間には、ケーシング5の内周面から径方向外側に向かって凹む凹部8が形成されている。上述の動翼シュラウド43は、この凹部8に収容されている。
ケーシング5の軸線O方向一方側の端部には、外部から供給された高温高圧の蒸気を導入する供給口51が形成されている。ケーシング5の軸線O方向他方側の端部には、ケーシング5内を通過した蒸気を排出する排気口52が形成されている。供給口51から導入された蒸気は、軸線O方向一方側から他方側にむかってケーシング5内を通過する中途で複数の動翼列4(動翼40)、及び複数の静翼列6(静翼60)に交互に衝突する。これにより、回転軸2に回転エネルギーが付与される。回転軸2の回転は軸端から取り出されて、例えば発電機(不図示)の駆動等に利用される。以降の説明では、軸線O方向一方側から他方側に向かってケーシング5内を流通する蒸気の流れを主流Fmと呼ぶ。さらに、主流Fmの流れて来る側(軸線O方向一方側)を上流側と呼び、主流Fmの流れ去る側(軸線O方向他方側)を下流側と呼ぶ。
続いて、図2を参照して上記の凹部8の周辺の構成について説明する。図2は、軸線Oを含む断面における凹部8の周辺を拡大して示した図である。同図に示すように、凹部8はケーシング5の内周面(ケーシング内周面5A)から、径方向外側に向かって角溝状に凹んでいる。凹部8は、第一領域81と、第一領域81の下流側に位置する第二領域82と、を有している。詳しくは後述するが、第一領域81と第二領域82とは、ケーシング側フィン71によって隔てられている。第一領域81を形成する各面のうち、下流側を向く面(即ち、第一領域81内における上流側に位置する面)は凹部上流面8Aとされている。第一領域81を形成する各面のうち、径方向内側を向く面は対向面8Bとされている。対向面8Bは軸線Oに沿って延びている。対向面8Bは上記の動翼シュラウド43の外周面(シュラウド外周面43A)に径方向外側から対向している。本実施形態では、断面視において凹部上流面8Aと対向面8Bとは互いに直交している。
対向面8Bには、軸線O方向に間隔をあけて配列された複数(一例として2つ)のケーシング側フィン71(フィン7)が設けられている。なお、ケーシング側フィン71の個数は3つ以上であってもよい。各ケーシング側フィン71は、対向面8Bから径方向内側に向かって延びる板状をなしている。各ケーシング側フィン71の先端部とシュラウド外周面43Aとの間には、径方向に広がる隙間(クリアランスC)が形成されている。さらに、シュラウド外周面43A上であって、上記2つのケーシング側フィン71同士の間には、動翼側フィン72(フィン7)が設けられている。動翼側フィン72は、シュラウド外周面43Aから径方向外側に向かって延びる板状をなしている。動翼側フィン72の先端部と対向面8Bとの間には、径方向に広がる隙間(クリアランスC)が形成されている。
次に、第二領域82の構成について説明する。第二領域82は、上記2つのケーシング側フィン71のうち、最も下流側に位置するケーシング側フィン71(下流側フィン71D)を挟んで、第一領域81と隔てられている。第二領域82は、下流側フィン71Dの下流側を向く面であるフィン下流面71Sと、フィン下流面71Sと軸線O方向から対向する凹部下流面8Dと、径方向内側を向く下流側対向面8Cと、シュラウド外周面43Aの下流側の一部と、仕切板70(後述)と、によって画成されている。
仕切板70は、凹部下流面8Dの最も径方向内側の端縁から上流側に向かって延びるとともに、軸線Oを中心とする環状をなしている。仕切板70は、シュラウド外周面43Aよりもわずかに径方向内側に位置している。仕切板70の内周面は、上述のケーシング内周面5Aに対して面一となっている。仕切板70の外周面は、径方向から下流側対向面8Cに対向している。より詳細には、軸線Oを含む断面視において、仕切板70の外周面は、下流側対向面8Cと平行に延びている。
仕切板70の外周面と下流側対向面8Cとの間には、旋回防止板80が設けられている。詳しくは後述するが、この旋回防止板80は、上述の下流側フィン71Dとシュラウド外周面43Aとの間のクリアランスCを通過して下流側に向かって流れる蒸気の流れから、旋回成分を除去するために設けられている。(なお、この旋回成分とは、漏れた蒸気に残留する速度成分である。)図3に示すように、旋回防止板80は、仕切板70の外周面から下流側対向面8C(凹部8の内周面)に向かって径方向に延びるとともに、軸線Oに対する周方向に間隔をあけて複数配列されている。また、旋回防止板80の下流側の端縁(つまり、凹部下流面8D)は、静翼本体61の前縁Efよりも上流側に位置している。
図2又は図3に示すように、ケーシング5(静翼支持部90)には、凹部下流面8Dと、ケーシング内周面5Aとを連通するバイパス流路Pが形成されている。バイパス流路Pは、軸線Oを含む断面視で、上流側から下流側に向かうに従って、径方向外側から内側に向かうように延びている。バイパス流路Pの上流側の端部は、凹部下流面8Dにおける仕切板70よりも径方向外側の領域であって、上記の旋回防止板80同士の間の領域に開口している。バイパス流路Pの上流側の端部は、径方向において、上記のシュラウド外周面43Aよりも径方向外側に位置している。バイパス流路Pの下流側の端部は、ケーシング内周面5Aにおける静翼60同士の間の領域に開口している。バイパス流路Pの下流側の端部は、静翼60の前縁よりも下流側に位置している。なお、本実施形態では、バイパス流路Pは、軸線Oに対する径方向外側から見て、軸線Oと平行に延びている。また、図3に示すように、バイパス流路Pの上流側の端部は、隣接する一対の旋回防止板80同士の間における中央の位置に形成されている。
続いて、本実施形態に係る蒸気タービン1の動作について説明する。蒸気タービン1を運転するに当たっては、外部の蒸気供給源(ボイラ等)から上述の供給口51を通じてケーシング5内に蒸気が供給される。蒸気は、ケーシング5内を上流側から下流側に向かう主流Fmを形成する。主流Fmは、ケーシング5内を通過する中途で、複数の静翼列6同士の間、及び複数の動翼列4同士の間を通過する。静翼列6同士の間を通過することで、蒸気の流速が上がる。この整流された蒸気の流れが動翼列4に衝突することで回転軸2に回転エネルギーが付与される。
ここで、主流Fmの一部は上述の凹部8内に流れ込むことで漏れ流れFsを形成する。より詳細には、漏れ流れFsは、凹部8の凹部上流面8Aと動翼シュラウド43との間の隙間を通じて第一領域81内に流入する。漏れ流れFsの一部の成分は、上述のフィン7によって阻止される。一方で、漏れ流れFsの残余の成分は、ケーシング側フィン71とシュラウド外周面43Aとの間のクリアランスC、及び動翼側フィン72と対向面8Bとの間のクリアランスCを通じて下流側の第二領域82内に流入する。
第二領域82内に流入した漏れ流れFsの一部の成分は、上述の仕切板70の外周面、凹部下流面8D、下流側対向面8C、及びフィン下流面71Sに沿ってこの順で流れる。これにより、第二領域82内では、図2に示すような渦V1が形成される。なお、動翼本体42、及び動翼シュラウド43の回転に伴って、漏れ流れFsにはこれら動翼本体42、及び動翼シュラウド43の回転方向に旋回する旋回流成分が含まれている。この旋回成分は、上述の旋回防止板80に衝突することで大部分が除去される。
漏れ流れFsの全成分のうち、この渦V1とならなかった残余の成分は、貫通流Ftとしてシュラウド外周面43Aから仕切板70の外周面に向かって下流側に流れる。貫通流Ftは、渦V1と合流した後、その一部の成分が還流Frとなって主流Fmに再び合流する。一方で、貫通流Ftの残余の成分はさらに下流側に向かって流れ、バイパス流路Pに流入する。バイパス流路Pに流入した流れは、当該バイパス流路Pに沿って流れる中途で、次第に径方向外側から内側に導かれて、バイパス流Fbとなる。バイパス流Fbは、静翼60同士の間で主流Fmに合流する。
上述のように、蒸気タービン1の内部では、互いに隣接する動翼本体42同士の間を流れる流れ(主流Fm)と、主流Fmから分岐して凹部8内に流れ込む流れ(漏れ流れFs)とが形成される。漏れ流れFsは、クリアランスCを通過した後、凹部下流面8Dから下流側対向面8Cに向かう方向に旋回する渦V1を形成する。渦V1の一部の成分は、クリアランスCから流入した漏れ流れFsと干渉することで、さらに他の渦(小渦)を形成する。この小渦が主流Fmと合流することにより、ミキシングロス(混合損失)を生じる場合がある。しかしながら、上記の構成では、バイパス流路Pを通じて、漏れ流れFsの一部の成分が静翼60同士の間の領域に直接的に導かれる。したがって、上述したような漏れ流れFsと渦V1との干渉による小渦の発生と、これに起因するミキシングロスを抑制することができる。その結果、蒸気タービン1の効率をさらに向上させることができる。
さらに、上記の構成では、バイパス流路Pは、軸線Oを含む断面視において、上流側から下流側に向かうに従って径方向外側から内側に向かって延びている。この構成によれば、バイパス流路Pによって、凹部8内を流れる漏れ流れFsの一部を、より短い距離で静翼60同士の間の領域に導くことができる。一方で、例えばバイパス流路Pが中途位置で曲折している場合、当該曲折部位で流れが阻害されてしまうため、漏れ流れFsを効率的にバイパスさせることができない。上記の構成によればこのような可能性を低減することができる。
加えて、上記構成によれば、旋回防止板80が設けられていることによって、凹部8内における流れの周方向旋回成分を低減することができる。これにより、蒸気タービン1の性能をさらに向上させることができる。
以上、本発明の第一実施形態について説明した。なお、本発明の要旨を逸脱しない限りにおいて、上記の構成に種々の変更や改修を施すことが可能である。例えば、上記第一実施形態では、バイパス流路Pに加えて、旋回防止板80を備える構成について説明した。しかしながら、旋回防止板80を備えない構成を採ることも可能である。この場合であっても、バイパス流路Pによって漏れ流れFsの旋回成分を十分に除去することができるため、上述のミキシングロスを低減することが可能である。
[第二実施形態]
次に、本発明の第二実施形態について、図4を参照して説明する。なお、上記の第一実施形態と同様の構成については同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。図4に示すように、本実施形態では、バイパス流路Pbの下流側の端部tの位置が上記第一実施形態とは異なっている。具体的には、軸線O方向における静翼支持部90の寸法をLとし、静翼支持部90の上流側の端縁から端部tまでの寸法をAとしたとき、A/Lの値は、0<A/L<0.15の関係を満たしている。より望ましくは、A/Lの値は、0.05<A/L<0.10とされる。最も望ましくは、A/Lの値は、A/L=0.08とされる。つまり、このバイパス流路Pbの下流側の端部tは、静翼支持部90の内周面における上流側に偏った位置に形成されている。
さらに図5に示すように、本実施形態では、径方向内側から見た場合に、上記の端部tが、互いに隣接する旋回防止板80同士の間における周方向の一方側に偏った位置に形成されている。より詳細には、この端部tは、旋回防止板80同士の間の等分線Dを基準として、回転軸2の回転方向R前方側に偏った位置に形成されている。
上記構成によれば、A/Lの値が0<A/L<0.15を満たすことにより、バイパス流路Pbの下流側の端部tは、静翼60同士の間における上流側に偏った位置に形成されている。したがって、バイパス流路Pbから流れ出た流れの静翼に対する流入角(インシデンス)を小さくすることができる。その結果、蒸気タービン1内における主流Fmの流れがより一層円滑化され、蒸気タービン1の効率をさらに向上させることができる。
また、図5に示すように、端部tの周方向位置は、静翼の背側(負圧面側)に近い位置とされている。この位置に端部tが開口していることで、静翼の背側(負圧面側)前縁近くで剥離が発生するのを抑制することができる。
以上、本発明の第二実施形態について説明した。なお、本発明の要旨を逸脱しない限りにおいて、上記の構成に種々の変更や改修を施すことが可能である。例えば、上記第二実施形態では、蒸気タービン1が旋回防止板80を備える構成について説明した。しかしながら、図6に示すように旋回防止板80を備えない構成を採ることも可能である。
[第三実施形態]
続いて、本発明の第三実施形態について、図7と図8を参照して説明する。なお、上記の各実施形態と同様の構成については同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。図7に示すように、本実施形態では、バイパス流路Pcの下流側の端部tの位置が上記の各実施形態とは異なっている。具体的には、軸線O方向における静翼支持部90の寸法をLとし、静翼支持部90の上流側の端縁から端部tまでの寸法をAとしたとき、A/Lの値は、0.2<A/L<0.4の関係を満たしている。より望ましくは、A/Lの値は、0.25<A/L<0.35とされる。最も望ましくは、A/Lの値は、0.3とされる。つまり、このバイパス流路Pbの下流側の端部tは、静翼支持部90の内周面における下流側に偏った位置に形成されている。
さらに図8に示すように、本実施形態では、径方向内側から見た場合に、上記の端部tが、互いに隣接する旋回防止板80同士の間における周方向の他方側に偏った位置に形成されている。より詳細には、この端部tは、旋回防止板80同士の間の等分線Dを基準として、回転軸2の回転方向R後方側に偏った位置に形成されている。また、同図に示すように、バイパス流路Pcの上流側の端部t´は、下流側の端部tを基準として、回転方向Rの前方側に位置している。つまり、バイパス流路Pcは、上流側から下流側に向かうに従って、回転方向Rの前方側から後方側に向かうように斜めに延びている。
上記構成によれば、A/Lの値が0.2<A/L<0.4を満たすことにより、バイパス流路Pcの下流側の端部tは、静翼60同士の間における下流側に偏った位置に形成されている。したがって、静翼60の下流側で生じる二次流れを、バイパス流路Pcから流れ出た流れによって吹き飛ばすことができる。これにより、二次流れの影響による蒸気タービン1の効率低下を抑制することができる。
さらに、上記構成によれば、バイパス流路Pcが、上流側から下流側に向かうに従って回転軸2の回転方向R後方側に向かって延びている。これにより、下流側の静翼60に対する流れの流入角(インシデンス)を小さくすることができる。その結果、蒸気タービン1内の流体の流れ(主流Fm)をより一層円滑化することができる。
加えて、図9に示すように、端部tの周方向位置が静翼の腹側(圧力面側)に近い位置に開口している。これにより、静翼の腹側(圧力面側)で二次流れが発生するのを抑制することができる。
以上、本発明の第三実施形態について説明した。なお、本発明の要旨を逸脱しない限りにおいて、上記の構成に種々の変更や改修を施すことが可能である。例えば、上記第三実施形態では、蒸気タービン1が旋回防止板80を備える構成について説明した。しかしながら、図9に示すように旋回防止板80を備えない構成を採ることも可能である。この場合には、漏れ流れFsの旋回成分をバイパス流路Pcのみによって除去するために、上記第三実施形態とは異なり、バイパス流路Pcは、径方向から見て軸線Oに沿って延びていることが望ましい。
[第四実施形態]
次に、本発明の第四実施形態について、図10を参照して説明する。なお、上記の各実施形態と同様の構成については同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。図10に示すように、本実施形態では、旋回防止板80の下流側の端縁(つまり、凹部下流面8D)は、静翼本体61の前縁Efよりも下流側に位置している。即ち、本実施形態では、上述の第一実施形態の構成に比べて、動翼40と静翼60との軸線O方向における間隔がより小さく設定されている。このような構成を採る場合、スペースの制約を受けるために、凹部8の下流側の面をさらに下流側に向かって掘り込む(切削加工を施す)ことで、旋回防止板80を取り付けるための空間を確保する工法が用いられる。これにより、凹部下流面8Dは、軸線O方向において、静翼60の上流側の端縁(前縁Ef)よりも下流側に位置している。
上記構成によれば、動翼40と静翼60との間の軸線O方向における距離を小さくすることができる。その結果、例えば当該軸線O方向における両者の離間距離が大きい場合に比べて、主流Fmに生じる損失や乱れをより一層小さくすることができる。また、この構成にバイパス流路Pを併設することにより、上述の各実施形態で説明したものと同様の作用効果を得ることができる。その結果、蒸気タービン1の効率をさらに向上させることができる。
以上、本発明の第四実施形態について説明した。なお、本発明の要旨を逸脱しない限りにおいて、上記の構成に種々の変更や改修を施すことが可能である。例えば、第二実施形態、又は第三実施形態、及びこれらに対する変形例として説明した構成を、本実施形態の構成に組み合わせることも可能である。
[第五実施形態]
続いて、本発明の第五実施形態について、図11を参照して説明する。なお、上記の各実施形態と同様の構成については同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。図11に示すように、本実施形態では、バイパス流路Pdの構成が上記の各実施形態とは異なっている。具体的には、このバイパス流路Pdは、上流側から下流側に向かうに従って、その流路断面積が次第に減少している。つまり、バイパス流路Pdの上流側の端部t´の開口面積は、下流側の端部tの開口面積よりも大きい。バイパス流路Pdの流路断面積は、上流側の端部t´から下流側の端部tに向かって線形的に減少している。
上記構成によれば、バイパス流路Pdの断面積が上流側から下流側に向かうに従って次第に減少している。これにより、バイパス流路Pdから吹き出される蒸気の流速を高めることができる。その結果、静翼60に対する流れのインシデンスがさらに適正化されるとともに、静翼60の周囲で生じる二次流れの影響をさらに小さくすることができる。これにより、蒸気タービン1の効率をさらに向上させることができる。
以上、本発明の第五実施形態について説明した。なお、本発明の要旨を逸脱しない限りにおいて、上記の構成に種々の変更や改修を施すことが可能である。例えば、上記の各実施形態では、バイパス流路Pの断面形状が矩形である例について説明した。しかしながら、各実施形態に共通する変形例として、図12に示すように、バイパス流路Pの断面形状を円形とすることも可能である。この構成によれば、断面形状が矩形である場合に比べて、加工をより容易に行うことができる。これにより、製造コストやメンテナンスコストを低減することができる。
1…蒸気タービン
2…回転軸
3…軸受装置
4…動翼列
5…ケーシング
5A…ケーシング内周面
6…静翼列
7…フィン
8…凹部
31…ジャーナル軸受
32…スラスト軸受
40…動翼
41…動翼プラットフォーム
42…動翼本体
43…動翼シュラウド
43A…シュラウド外周面
51…供給口
52…排気口
60…静翼
61…静翼本体
62…静翼内側リング
71…ケーシング側フィン
71D…下流側フィン
71S…フィン下流面
72…動翼側フィン
81…第一領域
82…第二領域
8A…凹部上流面
8B…対向面
8C…下流側対向面
8D…凹部下流面
C…クリアランス
Fb…バイパス流
Fm…主流
Fr…還流
Fs…漏れ流れ
Ft…貫通流
O…軸線
P,Pb,Pc,Pd…バイパス流路
t…下流側の端部
t´…上流側の端部
V1…渦

Claims (13)

  1. 軸線に沿って延びる回転軸と、
    該回転軸から径方向外側に延びる動翼本体、及び該動翼本体の径方向外側の端部に設けられたシュラウドを有するとともに、周方向に間隔をあけて配列された複数の動翼と、
    前記動翼を径方向外側から囲うとともに、内周面に前記シュラウドを収容する凹部が形成されているケーシングと、
    前記凹部における前記シュラウドに対向する対向面から径方向内側に突出して、前記シュラウドの外周面との間にクリアランスを形成するフィンと、
    前記ケーシングの内周面における前記凹部よりも下流側に配置された静翼支持部と、
    該静翼支持部から径方向内側に向かって延びるとともに、周方向に間隔をあけて配列された複数の静翼と、
    前記凹部の下流側の面である凹部下流面から上流側に向かって延びるとともに、前記軸線を中心とする環状の仕切板と、
    を備え、
    前記ケーシングには、前記凹部下流面における前記仕切板よりも径方向外側の領域と、前記ケーシングの内周面における前記静翼同士の間の領域とを連通するバイパス流路が形成され
    前記仕切板の径方向内側の端縁は、前記シュラウドの外周面よりも径方向内側に位置しており、かつ、前記シュラウドの内周面の下流側の端縁が前記仕切板の径方向内側の端縁よりも径方向外側に位置している
    軸流タービン。
  2. 前記バイパス流路は、前記軸線を含む断面視において、上流側から下流側に向かうに従って径方向外側から内側に向かって延びている請求項1に記載の軸流タービン。
  3. 前記バイパス流路は、径方向外側から見て、上流側から下流側に向かうに従って前記回転軸の回転方向後方側に向かって延びている請求項1又は2に記載の軸流タービン。
  4. 前記軸線方向における前記静翼支持部の寸法をLとし、前記静翼支持部の上流側の端縁から前記バイパス流路の下流側の端部までの寸法をAとしたとき、A/Lの値は、0<A/L<0.15を満たす請求項1から3のいずれか一項に記載の軸流タービン。
  5. 軸線に沿って延びる回転軸と、
    該回転軸から径方向外側に延びる動翼本体、及び該動翼本体の径方向外側の端部に設けられたシュラウドを有するとともに、周方向に間隔をあけて配列された複数の動翼と、
    前記動翼を径方向外側から囲うとともに、内周面に前記シュラウドを収容する凹部が形成されているケーシングと、
    前記凹部における前記シュラウドに対向する対向面から径方向内側に突出して、前記シュラウドの外周面との間にクリアランスを形成するフィンと、
    前記ケーシングの内周面における前記凹部よりも下流側に配置された静翼支持部と、
    該静翼支持部から径方向内側に向かって延びるとともに、周方向に間隔をあけて配列された複数の静翼と、
    前記凹部の下流側の面である凹部下流面から上流側に向かって延びるとともに、前記軸線を中心とする環状の仕切板と、
    を備え、
    前記ケーシングには、前記凹部下流面における前記仕切板よりも径方向外側の領域と、前記ケーシングの内周面における前記静翼同士の間の領域とを連通するバイパス流路が形成され、
    前記軸線方向における前記静翼支持部の寸法をLとし、前記静翼支持部の上流側の端縁から前記バイパス流路の下流側の端部までの寸法をAとしたとき、A/Lの値は、0<A/L<0.15を満たす軸流タービン。
  6. 前記軸線方向における前記静翼支持部の寸法をLとし、前記静翼支持部の上流側の端縁から前記バイパス流路の下流側の端部までの寸法をAとしたとき、A/Lの値は、0.2<A/L<0.4を満たす請求項1から3のいずれか一項に記載の軸流タービン。
  7. 軸線に沿って延びる回転軸と、
    該回転軸から径方向外側に延びる動翼本体、及び該動翼本体の径方向外側の端部に設けられたシュラウドを有するとともに、周方向に間隔をあけて配列された複数の動翼と、
    前記動翼を径方向外側から囲うとともに、内周面に前記シュラウドを収容する凹部が形成されているケーシングと、
    前記凹部における前記シュラウドに対向する対向面から径方向内側に突出して、前記シュラウドの外周面との間にクリアランスを形成するフィンと、
    前記ケーシングの内周面における前記凹部よりも下流側に配置された静翼支持部と、
    該静翼支持部から径方向内側に向かって延びるとともに、周方向に間隔をあけて配列された複数の静翼と、
    前記凹部の下流側の面である凹部下流面から上流側に向かって延びるとともに、前記軸線を中心とする環状の仕切板と、
    を備え、
    前記ケーシングには、前記凹部下流面における前記仕切板よりも径方向外側の領域と、前記ケーシングの内周面における前記静翼同士の間の領域とを連通するバイパス流路が形成され、
    前記軸線方向における前記静翼支持部の寸法をLとし、前記静翼支持部の上流側の端縁から前記バイパス流路の下流側の端部までの寸法をAとしたとき、A/Lの値は、0.2<A/L<0.4を満たす軸流タービン。
  8. 前記凹部下流面は、前記軸線方向において、前記静翼の上流側の端縁よりも下流側に位置している請求項1からのいずれか一項に記載の軸流タービン。
  9. 軸線に沿って延びる回転軸と、
    該回転軸から径方向外側に延びる動翼本体、及び該動翼本体の径方向外側の端部に設けられたシュラウドを有するとともに、周方向に間隔をあけて配列された複数の動翼と、
    前記動翼を径方向外側から囲うとともに、内周面に前記シュラウドを収容する凹部が形成されているケーシングと、
    前記凹部における前記シュラウドに対向する対向面から径方向内側に突出して、前記シュラウドの外周面との間にクリアランスを形成するフィンと、
    前記ケーシングの内周面における前記凹部よりも下流側に配置された静翼支持部と、
    該静翼支持部から径方向内側に向かって延びるとともに、周方向に間隔をあけて配列された複数の静翼と、
    前記凹部の下流側の面である凹部下流面から上流側に向かって延びるとともに、前記軸線を中心とする環状の仕切板と、
    を備え、
    前記ケーシングには、前記凹部下流面における前記仕切板よりも径方向外側の領域と、前記ケーシングの内周面における前記静翼同士の間の領域とを連通するバイパス流路が形成され、
    前記凹部下流面は、前記軸線方向において、前記静翼の上流側の端縁よりも下流側に位置している軸流タービン。
  10. 前記バイパス流路は、上流側から下流側に向かうに従って流路断面積が次第に減少している請求項1からのいずれか一項に記載の軸流タービン。
  11. 軸線に沿って延びる回転軸と、
    該回転軸から径方向外側に延びる動翼本体、及び該動翼本体の径方向外側の端部に設けられたシュラウドを有するとともに、周方向に間隔をあけて配列された複数の動翼と、
    前記動翼を径方向外側から囲うとともに、内周面に前記シュラウドを収容する凹部が形成されているケーシングと、
    前記凹部における前記シュラウドに対向する対向面から径方向内側に突出して、前記シュラウドの外周面との間にクリアランスを形成するフィンと、
    前記ケーシングの内周面における前記凹部よりも下流側に配置された静翼支持部と、
    該静翼支持部から径方向内側に向かって延びるとともに、周方向に間隔をあけて配列された複数の静翼と、
    前記凹部の下流側の面である凹部下流面から上流側に向かって延びるとともに、前記軸線を中心とする環状の仕切板と、
    を備え、
    前記ケーシングには、前記凹部下流面における前記仕切板よりも径方向外側の領域と、前記ケーシングの内周面における前記静翼同士の間の領域とを連通するバイパス流路が形成され、
    前記バイパス流路は、上流側から下流側に向かうに従って流路断面積が次第に減少している軸流タービン。
  12. 前記バイパス流路は、円形の断面形状を有している請求項1から11のいずれか一項に記載の軸流タービン。
  13. 前記仕切板の外周面から前記凹部の内周面に向かって延びるとともに、周方向に間隔をあけて配列された複数の旋回防止板をさらに備える請求項1から12のいずれか一項に記載の軸流タービン。
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