JP7356100B2 - 壁構造 - Google Patents

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本発明は、壁構造に関する。
例えば、集合住宅の戸境壁のような、建築物内の空間を2つの区画に隔てる壁構造では、一方の区画から他方の区画に入る音を遮る遮音性能の向上が求められている。
遮音性能を向上させた壁構造としては、木製または鋼製の下地材に石膏ボードなどの仕上材を取り付け、1対の仕上材間に遮音材を配置する構成が一般的である。遮音材としては、ロックウール、またはグラスウールが用いられる。特許文献1には、壁構造の内部にグラスウールを配置したものが記載されている。
特開2010-265645号公報
ところで、壁構造には遮音性能に加え耐火性能が要求されている。一方で、コストやスペース効率の観点からは、より簡素な構造で、遮音性能と耐火性能を両立させた壁構造が望まれている。
そこで、本発明は、遮音性能とともに耐火性能を向上させることができる壁構造を提供することを目的とする。
本発明のある観点によれば、壁構造は、建築物内の空間を2つの区画に隔てる壁構造であって、前記2つの区画にそれぞれ面する第1および第2の仕上材と、前記第1および第2の仕上材の間に配置されたセラミックウールと、を有する。
上記壁構造において、高さ方向に延び、前記第1および第2の仕上材を壁厚方向内側から支持する複数のスタッドと、壁幅方向に延び、前記壁幅方向に隣り合う前記スタッド同士を接続する振れ止めと、を有し、前記セラミックウールは、前記振れ止めによって支持されていてよい。
上記壁構造において、複数の前記スタッドは、前記壁幅方向に沿って1列に配列され、1列に配列された前記スタッドの前記壁厚方向の両側に前記第1および第2の仕上材がそれぞれ固定され、前記セラミックウールは、前記第1および第2の仕上材、前記壁幅方向に隣り合う前記スタッド、および前記振れ止めによって囲まれていてよい。
上記壁構造において、前記複数のスタッドは、前記壁幅方向に沿って2列で配列され、前記壁厚方向で前記第1の仕上材側に配列された前記スタッドに前記第1の仕上材が固定され、前記第2の仕上材側に配列された前記スタッドに前記第2の仕上材が固定され、前記仕上材の互いに対向する面の間の距離は、前記スタッドの前記壁厚方向の厚さよりも大きく、かつ、前記スタッドの前記壁厚方向の厚さの2倍よりも小さく、前記セラミックウールは、前記第1の仕上材側に配列された前記スタッドの前記第2の仕上材側、および前記第2の仕上材側に配列された前記スタッドの前記第1の仕上材側にそれぞれ配置されていてよい。
上記壁構造において、前記複数のスタッドは、前記壁幅方向に沿って2列で配列され、前記壁厚方向で前記第1の仕上材側に配列された前記スタッドに前記第1の仕上材が固定され、前記第2の仕上材側に配列された前記スタッドに前記第2の仕上材が固定され、前記仕上材の互いに対向する面の間の距離は、前記スタッドの前記壁厚方向の厚さの2倍と前記セラミックウールの前記壁厚方向の厚さとの和よりも大きく、前記セラミックウールは、前記第1の仕上材側の前記振れ止めと、前記第2の仕上材側の前記振れ止めとの間に掛け渡されていてよい。
上記壁構造において、前記複数のスタッドは、前記壁幅方向に沿って2列で配列され、前記第1の仕上材側に配列された前記スタッドと、前記第2の仕上材側に配列された前記スタッドとのうち少なくとも一方は、断面が溝形であり、前記壁厚方向で前記第1の仕上材側に配列された前記スタッドに前記第1の仕上材が固定され、前記第2の仕上材側に配列された前記スタッドに前記第2の仕上材が固定され、前記仕上材の互いに対向する面の間の距離は、前記スタッドの前記壁厚方向の厚さよりも大きく、かつ、前記スタッドの前記壁厚方向の厚さの2倍よりも小さく、前記セラミックウールは、前記壁幅方向に隣り合う前記一方のスタッドと他方のスタッドとの間に配置されていてよい。
上記壁構造において、前記セラミックウールは、前記壁幅方向と前記高さ方向とを含む面における前記壁構造の面積のうち、30%より大きく、50%より小さい範囲に配置されていてよい。
上記の構成によれば、セラミックウールが有する遮音性能および耐火性能を利用して、壁構造の吸音性能を向上させるとともに、耐火性能を向上させることができる。
本発明の第1の実施形態に係る壁構造を壁厚方向から見た図である。 図2のII-II線断面図である。 仕上材間にセラミックウールを配置した壁構造と、セラミックウールを配置しない壁構造との遮音性能を比較するために実施した試験の結果を示すグラフである。 遮音性能を比較するための試験に用いるセラミックウールを配置した壁構造の断面図である。 遮音性能を比較するための試験に用いるセラミックウールを配置しない壁構造の断面図である。 セラミックウールを有する壁構造の耐火性能を検証するために実施した実験結果を示すグラフである。 本発明の第1の実施形態の変形例の壁構造を壁厚方向から見た正面図である。 本発明の第2の実施形態に係る壁構造を壁厚方向から見た正面図である。 図8のIX-IX線断面図である。 本発明の第3の実施形態に係る壁構造を壁厚方向から見た正面図である。 図10のXI-XI線断面図である。 本発明の第3の実施形態の変形例の壁構造を壁厚方向から見た正面図である。 本発明の第4の実施形態に係る壁構造を壁厚方向から見た正面図である。 図13のXIV-XIV線断面図である。 本発明の第4の実施形態の第1の変形例の壁構造の断面図である。 本発明の第4の実施形態の第2の変形例の壁構造の断面図である。 本発明の第5の実施形態の壁構造を壁厚方向から見た図である。 図17のXVIII-XVIII線断面図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
(第1の実施形態)
図1および図2に、本発明の第1の実施形態に係る壁構造1を示す。壁構造1は、例えば、集合住宅などの階層構造の建築物内で床スラブSによって区切られた空間を2つの区画Pに隔てる戸境壁である。なお、建築物は、集合住宅に限ることはなく、病院やオフィスとして用いられてもよい。また、建築物は、階層構造に限ることはなく、一階建てであってもよい。また、壁構造1は、戸境壁に限らず、間仕切壁として使用してもよい。
特に図2に示されるように、壁構造1は、2つの区画Pにそれぞれ面する第1の仕上材31および第2の仕上材32と、第1の仕上材31および第2の仕上材32を壁厚方向Xから支持するランナー5、スタッド6、および振れ止め7を含む鋼製下地材4と、第1の仕上材31および第2の仕上材32の間に配置されたセラミックウール9と、を有している。
仕上材31,32は、例えば略平板状等に成形された石膏ボード、ロックウール板、けい酸カルシウム板、ALC板(高温高圧蒸気養生された軽量気泡コンクリート板)又はGRC板(セメントモルタルとガラス繊維との複合板)等、所定の断熱性能を発揮する耐火板である。仕上材31,32は、複数の耐火板の積層構造とすることができる。この場合、同じ種類の耐火板を重ねてもよいし、互いに異なる種類の耐火板を重ねてもよい。仕上材31,32は、例えば、ねじによってスタッド6に接合されている。具体的には、複数の耐火板のうち、最も内側の耐火板がねじによってスタッド6に接合され、それ以外の耐火板は、最も内側の耐火板にステープルおよび接着剤によって接合されている。なお、耐火板をスタッド6に接合する手段は、ねじに限ることはなく、釘などの手段を用いてもよい。また、耐火板同士を接合する手段も、ステープルおよび接着剤に限らず、例えば、両面テープを用いて接合することもできる。
なお、スタッド6と仕上材31,32との間に、敷目板などを介在させてもよい。
鋼製下地材4は、例えば、JIS A 6517で定められた規格に基づいて組み立てることができる。具体的には、鋼製下地材4は、上記のようにランナー5、スタッド6および振れ止め7を含む。ランナー5は、床スラブSに固定され、壁構造1の上端および下端で壁幅方向Zに延びるレール状の部材である。スタッド6は、ランナー5に支持されて高さ方向Yに延び、仕上材31,32に接合される。振れ止め7は、壁幅方向Zに延び、壁幅方向Zに隣り合うスタッド6同士を接続する。図示された例のように、壁構造1では複数のスタッド6が壁幅方向Zに配列され、また複数の振れ止め7が高さ方向に配列される。
より具体的な構成として、例えば、スタッド6は、例えば厚さ0.8mm程度の薄鋼板によって形成され、断面(X-Z断面)において溝形の長尺部材であってもよい。また、振れ止め7は、スタッド6に設けられた貫通孔63を貫通してスタッド6の振れを防止する。振れ止め7は、例えば厚さ1.2mm程度の薄鋼板によって形成され、断面(X-Y断面)において溝形の長尺部材である。振れ止め7は、床スラブSおよびランナー5と平行をなすように延びている。振れ止め7は、高さ方向Yについて2列配置されているが、振れ止め7は、少なくとも1列配置されていればよい。
本実施形態の壁構造1の鋼製下地材4は、所謂共通スタッド工法を採用しており、複数のスタッド6が壁幅方向Zに沿って1列に配列され、各々のスタッド6の壁厚方向Xの両側に第1の仕上材31および第2の仕上材32がそれぞれ固定されている。
共通スタッド工法の採用により、壁構造1の壁厚方向Xの厚さを薄くすることができる。
セラミックウール9は、セラミックファイバーを積層し、ニードル加工をしたフェルト状断熱材をブランケット状に成形したものである。セラミックウール9は、耐火性を有する。本実施形態において、セラミックウール9は、第1および第2の仕上材31,32、壁幅方向Zに隣り合うスタッド6、および振れ止め7によって囲まれる空間V内に配置されている。複数の空間Vは、壁幅方向Zと高さ方向Yとを含む面における壁構造1の面において、マトリックス状に配置される。セラミックウール9は、各々の空間Vに収まるようにブロック状に切断されている。
図示された例では、セラミックウール9のブロックのうち、中段のブロック92および上段のブロック93は、振れ止め7によって支持されている。
ここで、壁構造1では、仕上材31,32、スタッド6、および振れ止め7によって囲まれる全ての空間Vにセラミックウール9のブロックが配置されているのではない。より具体的には、セラミックウール9のブロック91,92,93が配置される空間Vに隣接する空間Vには、セラミックウール9のブロックが配置されない。つまり、セラミックウール9のブロックは、各々の空間Vに対して、壁幅方向Zに一つ置き、かつ、高さ方向Yに一つ置きとなるように配置されている。
次に、セラミックウールの遮音性能について説明する。
上述したように、セラミックウールは、耐火材を有するが、本発明者らは以下で説明するようにセラミックウールが遮音材としての性能をも有することを見出した。
図3は、1対の仕上材の間にセラミックウールを配置した壁構造(図4参照)と、セラミックウールを配置しない壁構造(図5参照)との遮音性能を比較するために実施した試験の結果を示すグラフである。図4に示されるように、1対の仕上材31,32の間にセラミックウール9を配置した壁構造1Xは、ダブルスタッド工法を採用した鋼製下地材4のスタッド6間にセラミックウール9を全面的に挿入した形態である。図5に示すように、セラミックウールを配置しない壁構造1Yは、ダブルスタッド工法を採用した鋼製下地材4のスタッド6間にセラミックウールを配置しない形態である。
図3の横軸は1/1オクターブバンド中心周波数(Hz)であり、縦軸は音響透過損失(dB)である。試験では、壁構造の片側に所定の周波数の音源を配置し、壁構造の反対側で受音したときの音響透過損失を測定した。試験は、JIS A 1416(実験室における建築部材の空気音遮断性能の測定方法)に規定された測定方法で行った。
図3に示されるように、セラミックウールを配置することによって、遮音性能が向上することが確認できた。すなわち、セラミックウールが耐火材のみならず、遮音材としての機能を有することがわかった。従って、上記のように第1および第2の仕上材31,32の間にセラミックウール9を配置した壁構造1Xでは、耐火性だけではなく遮音性も得ることができる。
次に、セラミックウール9の敷詰率と、敷詰率を制限することによる効果について説明する。
壁幅方向Zと高さ方向Yとを含む面における壁構造1の面積のうち、セラミックウール9が配置される面積の割合を敷詰率とする。一般的に、壁構造では、遮音材の敷詰率が高くなるにしたがって遮音性能が向上する。一方で、壁構造では、耐火材の敷詰率が高すぎると、仕上材と耐火材との間に熱気がこもり、仕上材の温度が上昇することによって耐火性が低下する。よって、耐火材については、敷詰率が高ければよいわけではない。
上記の点を考慮し、本実施形態の壁構造1は、セラミックウール9の敷詰率が0.5(50%)より小さい、0.47となるように構成されている。
図6は、セラミックウールを有する壁構造の耐火性能を検証するために実施した実験(特許第5015362号公報、明細書[0052]~[0056]、図16~26図参照)の結果を示すグラフである。実験では、壁構造の試験体を中型複合炉に載せ、ISO834標準加熱曲線に準拠して120分間加熱して、試験体の各所の温度を熱電対により測定した。図6のグラフの横軸はセラミックウールの敷詰率であり、縦軸は120分までの試験体の各所のうちの最高温度である。ここで、750℃は、壁構造が損傷する温度目安である。グラフから、セラミックウールの敷詰率が0.5以上となったときに、試験体の各所の温度のうちの最高温度が、壁構造が損傷する温度目安である750℃に達することがわかる。すなわち、耐火性能の観点からは、セラミックウールの敷詰率は、0.5より小さいことが好ましい。また、本発明者らの知見によれば、遮音性能の観点からは、セラミックウールの敷詰率は、0より大きく、0.7より小さい範囲であることが好ましく、0.1より大きく、0.5より小さい範囲がより好ましい。
以上のような検討結果より、本実施形態の壁構造1は、セラミックウール9の敷詰率を0.48としたことによって、壁構造1の損傷を抑制しつつ、十分な吸音性能を確保している。
上記で説明したような本発明の第1の実施形態によれば、第1および第2の仕上材31,32の間にセラミックウール9を配置したことによって、壁構造1の吸音性能を向上させるとともに、耐火性能を向上させることができる。また、セラミックウール9が振れ止め7によって支持されていることによって、セラミックウール9の固定に際して、別途固定用の部材を用意する必要がなく、より低コストでセラミックウール9を配置することができる。また、鋼製下地材4を共通スタッド工法としたことによって、仕上材31,32間を複数の空間Vに分割することができ、例えば振れ止め7上に載置することによって各々の空間Vにセラミックウール9を自立させることができる。
なお、セラミックウール9の配置方法は、上記したものに限ることはなく、施工性やコストに応じて適宜変更することができる。例えば、図7に示されるように、セラミックウール9のブロックが高さ方向Yに隣り合う空間Vに配置され、かつ、壁厚方向Xに一つ置きとなる縦縞模様となるように配置してもよい。また、図示しない他の例では、セラミックウール9のブロックが壁幅方向Zに隣り合う空間Vに配置され、かつ、高さ方向Yに一つ置きとなる横縞模様となるように配置してもよい。また、必ずしも個々の空間Vの全体にセラミックウール9を充填する必要はなく、例えば空間Vの半分程度の大きさに成形されたセラミックウール9のブロックをそれぞれの空間Vに配置してもよい。
また、敷詰率は、必ずしも0.5より小さくする必要はない。また、セラミックウール9をスタッド6の内部に敷き詰めてもよい。
(第2の実施形態)
図8および図9に、本発明の第2の実施形態に係る壁構造1Bを示す。
本実施形態の壁構造1Bの鋼製下地材4Bは、所謂千鳥スタッド工法を採用しており、複数のスタッド6は、壁幅方向Zに沿って2列で配列されている。
第1の仕上材31は、壁厚方向Xで第1の仕上材31側に配列された第1のスタッド61に固定され、第2の仕上材32は、壁厚方向Xで第2の仕上材32側に配列された第2のスタッド62に固定されている。
特に図2に示されるように、本実施形態の壁構造1Bは、壁幅方向Zに隣り合う第1のスタッド61同士を接続する振れ止め7と、壁幅方向Zに隣り合う第2のスタッド62同士を接続する振れ止め7の2列の振れ止め7を有する。
第1のスタッド61と第2のスタッド62とは、壁幅方向Zで見た場合に互い違いになるように配置されている。なお、第1のスタッド61と第2のスタッド62とは、必ずしも壁幅方向Zで一定のピッチで互い違いに配置する必要はなく、仕上材31,32をバランスよく支持できる範囲で配置を調整してもよい。
ここで、本実施形態において、仕上材31,32の互いに対向する面の間の距離Dは、スタッド6の壁厚方向Xの厚さよりも大きく、かつ、スタッド6の壁厚方向Xの厚さの2倍よりも小さい。換言すれば、第1のスタッド61と第2のスタッド62とは、壁幅方向Zから見た場合には互いに干渉するように配置されている。
本実施形態のセラミックウール9は帯状に成形されており、第1のスタッド61の第2の仕上材32側、および第2のスタッド62の第1の仕上材31側を通って、壁構造1Bの壁幅方向Zに連続するように配置される。なお、施工性等を考慮した場合、セラミックウール9は必ずしも壁構造1の全幅にわたって連続していなくてもよく、適宜の位置で分割されていてもよい。
本実施形態のセラミックウール9のうち、中段のセラミックウール帯92Bおよび上段のセラミックウール帯93Bは、振れ止め7によって支持されている。下段のセラミックウール帯91Bは、下方のランナー51に支持されている。
各々のセラミックウール帯の高さ方向Yの幅は、壁構造1Bにおいてセラミックウール9の敷詰率が0.5より小さくなるように調節されている。具体的には、セラミックウール帯の幅の合計が、壁構造1Bの高さの0.5倍以下になるように設定されてもよい。
上記で説明したような本発明の第2の実施形態によれば、第1のスタッド61と第2のスタッド62との間に、遮音材として機能するセラミックウール9が介挿されるため、スタッド6間の固体伝搬音が低減され、壁構造1の遮音性能を向上させることができる。
また、図9に示されるように、セラミックウール9が壁厚方向Xの一方側の振れ止め7と他方側の振れ止め7とに載置されることで、容易にセラミックウール9を配置することができる。
また、千鳥スタッド工法を採用したことにより、遮音性能を高めながら、壁構造1Bの壁厚方向Xの厚さを薄くすることができる。
(第3の実施形態)
図10および図11に、本発明の第3の実施形態に係る壁構造1Cを示す。
本実施形態の壁構造1Cの鋼製下地材4Cは、所謂ダブルスタッド工法を採用しており、複数のスタッド6は、壁幅方向Zに沿って2列で配列されている。第1の仕上材31は第1のスタッド61に固定され、第2の仕上材32は第2のスタッド62に固定されている。
ここで、本実施形態において、仕上材31,32の互いに対向する面の間の距離D2は、スタッド6の壁厚方向Xの厚さの2倍とセラミックウール9の壁厚方向Xの厚さとの和よりも大きい。第1のスタッド61と第2のスタッド62とは、第1のスタッド61と第2のスタッド62との間の距離D3が、セラミックウール9の厚さよりもやや大きくなるように配置されている。
本実施形態の壁構造1Cは、第1のスタッド61と第2のスタッド62との間でセラミックウール9を支持するための複数の支持部材10を有している。支持部材10は、第1のスタッド61同士を接続する振れ止め7と、第2のスタッド62同士を接続する振れ止め7との間に掛け渡されている部材である。支持部材10は、例えば、軽溝形鋼によって形成することができる。
本実施形態のセラミックウール9は帯状に成形されており、壁構造1Cの壁幅方向Zに連続するように配置される。なお、施工性等を考慮した場合、セラミックウール9は必ずしも壁構造1の壁幅方向Zの全体にわたって連続していなくてもよく、適宜の位置で分割されていてもよい。上記のような支持部材10を配置することによって、帯状のセラミックウール9を、第1のスタッド61と第2のスタッド62との間の、振れ止め7が配置されない空間で支持することができる。本実施形態のセラミックウール9のうち、下段のセラミックウール帯91は、ランナー5によって支持されている。中段のセラミックウール帯92および上段のセラミックウール帯93は、支持部材10を介して振れ止め7によって支持されている。
第2の実施形態の壁構造1Bと同様に、各々のセラミックウール帯の高さ方向Yの幅は、壁構造1Cにおいてセラミックウール9の敷詰率が0.5より小さくなるように調節されている。
上記で説明したような本発明の第3の実施形態によれば、仕上材3間の空気層が大きくなることで遮熱効果が向上し、壁構造の耐火性能を向上させることができる。
なお、ダブルスタッド工法を用いた壁構造1にセラミックウール9の配置する構成としては、図12に示されるような変形例も採用することができる。
図12に示されるように、変形例の壁構造1Cは、支持部材10を用いることなく、帯状のセラミックウール9を壁厚方向Xの両スタッド6間に配置した構成である。セラミックウール9は、長手方向が高さ方向Yに沿うように、かつ、壁幅方向Zに間隔をあけて複数が配置されている。各々のセラミックウール9は、壁構造1Cの下端のランナー5によって支持されている。
(第4の実施形態)
図13および図14に、本発明の第4の実施形態に係る壁構造1Dを示す。
本実施形態の壁構造1Dは、第3の実施形態の壁構造1Cと同様にダブルスタッド工法を採用しているが、セラミックウール9の配置方法が異なる。
図14に示されるように、本実施形態のセラミックウール9は、高さ方向Yに隣り合う振れ止め7間に配置されている。
本実施形態のセラミックウール9は、高さ方向Yに隣り合う振れ止め7同士の距離よりもやや小さくなるように形成されている。上述したように、振れ止め7は断面溝形であり、1対のフランジを有している。
セラミックウール9は、下方の振れ止め7に支持されるとともに、その上端が上方の振れ止め7のフランジ間に収まるように配置されている。なお、下段のセラミックウール9は、ランナー5に支持され、上段のセラミックウール9は、その上端がランナー5のフランジ間に収まるように配置されている。
本実施形態の壁構造1Dは、高さ方向Yに等間隔に配置されている3つの振れ止め7を有している。振れ止め7の高さ方向Yの間隔は等間隔に限ることはなく、セラミックウール9の寸法などに応じて適宜調整することができる。振れ止め7の数についても適宜変更することができる。
さらに、壁構造1Dは、スタッド6の上端近傍に振れ止め7を有している。
本実施形態の壁構造1Dは、高さ方向Yで4段、壁厚方向Xで2列の8つの振れ止め7を有する。これにより、壁構造1Dは、高さ方向Yで4段、壁厚方向Xで2列の8つのセラミックウール9の配置スペースAを有する。
セラミックウール9は、壁構造1の壁幅方向Zの全体にわたって連続するように形成されている。ただし、施工性等を考慮して、壁幅方向Zで分割してもよい。
本実施形態のセラミックウール9は、複数の配置スペースAのうち、最上段の壁厚方向X両側、および最下段の壁厚方向X両側の配置スペースAに配置されている。すなわち、セラミックウール9は、壁構造1の全体のうち、天井側と床側の配置スペースAに配置され、高さ方向Yの中央近傍には配置されていない。
セラミックウール9の配置方法はこれに限ることはなく、図15に示すように、高さ方向Yの各段で壁厚方向Xの片側のみにセラミックウール9を配置し、壁構造1の全体を覆うように配置してもよい。
また、図16に示すように、セラミックウール9を高さ方向Yで互い違いとなるように配置してもよい。
上記実施形態によれば、第1のスタッド61と第2のスタッド62との間に、より大きな空間を形成することができ、耐火性能を向上させることができる。また、振れ止め7のフランジを用いて、セラミックウール9を自立させることで、より簡易な構成でセラミックウール9を配置することができる。
(第5の実施形態)
図17および図18に、本発明の第5の実施形態に係る壁構造1Eを示す。
本実施形態の壁構造1Eは、第2の実施形態の壁構造1Bと同様に千鳥スタッド工法を採用しているが、セラミックウール9の配置方法が異なる。
図17および図18に示されるように、本実施形態のセラミックウール9Eは、壁幅方向Zに隣り合う第1のスタッド61(一方のスタッド)と第2のスタッド62(他方のスタッド)との間に配置されている。セラミックウール9Eは、セラミックウール9Eの壁幅方向Zの一方(セラミックウール9Eの一部)が第1のスタッド61の内側(フランジ間)に挿入され、セラミックウール9Eの壁幅方向Zの他方が第2のスタッド62のウェブに沿うように形成されている。
セラミックウール9Eは、下方のランナー5に載置されて高さ方向Yに延び、その上端がランナー5のフランジ間に収まるように配置されている。
本実施形態のセラミックウール9Eは、壁厚方向Xから見て、セラミックウール9Eが配置可能な空間Vの全てに配置されておらず、各々の空間Vに対して、壁幅方向Zに一つ置きとなるように配置されている。セラミックウール9Eの配置方法はこれに限ることはなく、適宜変更が可能である。
なお、本実施形態の壁構造1Eでは、第1のスタッド61と第2のスタッド62のうち、少なくとも一方が断面が溝形のスタッドであればよく、他方のスタッドを角形鋼管としてもよい。
上記実施形態によれば、千鳥スタッド工法のスタッドの配置を効率的に利用して、より容易にセラミックウール9Eを配置することができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範囲内において、各種の変形例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
具体的には、例えば、上記実施形態では、セラミックウール9は振れ止め7上に載置されることによって、振れ止め7に支持されているがこれに限ることはない。例えば、フックなどの固定部材を介して振れ止め7に吊り下げることによって、セラミックウール9が振れ止め7に支持されるような鋼製としてもよい。
また、上記実施形態では、下地材を鋼製としたがこれに限ることはなく、例えば、木製の下地材の採用も可能である。
1…壁構造、4…鋼製下地材、5…ランナー、6…スタッド、9,91,92,93…セラミックウール、10…支持部材、31…第1の仕上材、32…第2の仕上材、P…区画、S…床スラブ。

Claims (7)

  1. 建築物内の空間を2つの区画に隔てる壁構造であって、
    前記2つの区画にそれぞれ面する第1および第2の仕上材と、
    前記第1および第2の仕上材の間に配置されたセラミックウールと、
    高さ方向に延び、前記第1および第2の仕上材を壁厚方向内側から支持する複数のスタッドと、を有し、
    前記セラミックウールは、前記第1および第2の仕上材の間に形成される空間の50%未満に配置され、壁幅方向と前記高さ方向とを含む面における前記壁構造の面積のうち、10%より大きく、50%より小さい範囲に配置され、かつ前記複数のスタッドと前記第1および第2の仕上材との接合部を避けて配置されている、壁構造。
  2. 記壁幅方向に延び、前記壁幅方向に隣り合う前記スタッド同士を接続する振れ止めと、を有し、
    前記セラミックウールは、前記振れ止めによって支持されている請求項1に記載の壁構造。
  3. 複数の前記スタッドは、前記壁幅方向に沿って1列に配列され、
    1列に配列された前記スタッドの前記壁厚方向の両側に前記第1および第2の仕上材がそれぞれ固定され、
    前記セラミックウールは、前記第1および第2の仕上材、前記壁幅方向に隣り合う前記スタッド、および前記振れ止めによって囲まれる空間内に配置されている請求項2に記載の壁構造。
  4. 前記複数のスタッドは、前記壁幅方向に沿って2列で配列され、
    前記壁厚方向で前記第1の仕上材側に配列された前記スタッドに前記第1の仕上材が固定され、前記第2の仕上材側に配列された前記スタッドに前記第2の仕上材が固定され、
    前記仕上材の互いに対向する面の間の距離は、前記スタッドの前記壁厚方向の厚さよりも大きく、かつ、前記スタッドの前記壁厚方向の厚さの2倍よりも小さく、
    前記セラミックウールは、前記第1の仕上材側に配列された前記スタッドの前記第2の仕上材側、および前記第2の仕上材側に配列された前記スタッドの前記第1の仕上材側にそれぞれ配置される、請求項2に記載の壁構造。
  5. 記複数のスタッドは、前記壁幅方向に沿って2列で配列され、
    前記第1の仕上材側に配列された前記スタッドと、前記第2の仕上材側に配列された前記スタッドとのうち少なくとも一方は、断面が溝形であり、
    前記壁厚方向で前記第1の仕上材側に配列された前記スタッドに前記第1の仕上材が固定され、前記第2の仕上材側に配列された前記スタッドに前記第2の仕上材が固定され、
    前記仕上材の互いに対向する面の間の距離は、前記スタッドの前記壁厚方向の厚さよりも大きく、かつ、前記スタッドの前記壁厚方向の厚さの2倍よりも小さく、
    前記セラミックウールは、前記壁幅方向に隣り合う前記一方のスタッドと他方のスタッドとの間に配置されている、請求項1に記載の壁構造。
  6. 建築物内の空間を2つの区画に隔てる壁構造であって、
    前記2つの区画にそれぞれ面する第1および第2の仕上材と、
    前記第1および第2の仕上材の間に配置されたセラミックウールと、
    高さ方向に延び、前記第1および第2の仕上材を壁厚方向内側から支持する複数のスタッドと、
    壁幅方向に延び、前記壁幅方向に隣り合う前記スタッド同士を接続する振れ止めと、を有し、
    前記セラミックウールは、前記振れ止めによって支持され、
    前記複数のスタッドは、前記壁幅方向に沿って2列で配列され、
    前記壁厚方向で前記第1の仕上材側に配列された前記スタッドに前記第1の仕上材が固定され、前記第2の仕上材側に配列された前記スタッドに前記第2の仕上材が固定され、
    前記仕上材の互いに対向する面の間の距離は、前記スタッドの前記壁厚方向の厚さの2倍と前記セラミックウールの前記壁厚方向の厚さとの和よりも大きく、
    前記セラミックウールは、前記第1の仕上材側の前記振れ止めと、前記第2の仕上材側の前記振れ止めとの間に掛け渡された支持部材上に配置されている、壁構造。
  7. 前記セラミックウールは、前記壁幅方向と前記高さ方向とを含む面における前記壁構造の面積のうち、10%より大きく、50%より小さい範囲に配置されている請求項6に記載の壁構造。
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