JP7355361B2 - 作業台 - Google Patents

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Description

本発明は、建築工事現場等での高所作業に用いられる作業台に関する。
高所作業に用いられる作業台として、例えば特許文献1には、上部が回動自在に軸着され、下側に向かって外側に傾斜する一対の主脚と、一対の主脚間に架設される天板と、を備える脚立式作業台が開示されている。
特開2017-31659号公報
特許文献1に開示されている脚立式作業台では、平らな壁に近づけて設置することはできるが、柱の角部に近づけて設置することが困難である。
本発明は上記のような点に鑑みてなされたものであり、柱の角部に近づけて設置できるようにすることを目的とする。
本発明の脚立式作業台は、一対の主脚と、前記一対の主脚に架設され、柱の角部を挿入可能な凹部を有する天板と、備え、前記一対の主脚は、第1の主脚と、第2の主脚と、を有し、前記第1の主脚は、一対の支柱と、前記一対の支柱にそれぞれ上下方向に離れて架設された複数の桟部材と、を有し、前記凹部は、前記天板のうち、前記第2の主脚よりも前記第1の主脚の側に近接して位置するとともに、前記天板を支持する前記桟部材よりも前側であって、かつ前後方向と直交する左右方向から見たときに前記天板の上面と前記支柱の前面とが交わる交点よりも前側に位置するように設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、柱の角部に近づけて設置することができる。
脚立式作業台の一例を示す斜視図である。 脚立式作業台の一例を示す正面図である。 脚立式作業台の一例を示す側面図である。 脚立式作業台の一例を示す背面図である。 脚立式作業台を折り畳んだ状態の一例を示す側面図である。 第1の枠部材および第2の枠部材を拡大した側面図である。 脚立式作業台の一例を示す平面図である。 天板の一例を示す平面図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。
本実施形態では、作業台として、上部が回動自在に軸着される一対の主脚を有する脚立式作業台を例にして説明する。
図1は、本実施形態に係る脚立式作業台1の一例を示す斜視図である。図2は脚立式作業台1の一例を示す正面図である。なお、図2では、後述する長尺の主脚10aと第1の枠部材30を図示し、後述する短尺の主脚10bと第2の枠部材40の図示を省略している。図3は脚立式作業台1の一例を示す側面図である。図4は脚立式作業台1の一例を示す背面図である。なお、図4では、短尺の主脚10bと第2の枠部材40を図示し、長尺の主脚10aと第1の枠部材30の図示を省略している。図5は、脚立式作業台1を折り畳んだ状態を示す側面図である。なお、各図には、天板20に立つ作業者が作業時に主に向く方向を前とし、脚立式作業台1の前方をFr、後方をRr、右側をR、左側をLで示している。
脚立式作業台1は、一対の主脚10a、10bと、天板20と、天板20の上方の作業空間Sを包囲する第1の枠部材30及び第2の枠部材40とを備える。
一対の主脚10a、10bは、上部が回動部11を介して回動自在に軸着され、使用時には下部が前後に広がるように傾斜して、いわゆる脚立として機能する。
本実施形態では、一対の主脚は、長尺の主脚10aと、短尺の主脚10bとからなる。
長尺の主脚10aは、例えばアルミニウム合金製であって、左右一対の支柱12aの間に上下に離した複数の桟部材13aを架設することで梯子状に形成される。長尺の主脚10aは、作業者が天板20と床面との間を昇降するときの昇降面となる。支柱12aに架設された桟部材13aは、作業者が踏桟として機能する。
図2に示すように、長尺の主脚10aの支柱12aは、上部では上下方向にまっすぐに延びるが、下部では下方に向かって拡幅するように延びる形状である。支柱12aはそれぞれ段階的に伸縮可能である。図2では、支柱12aを最も縮めた状態を実線で示し、最も伸ばした状態を二点鎖線で示している。
図2に示すように前後方向から見て、支柱12aの下部の床面に対する左右方向の傾斜角度(鋭角側)α1は、例えば、75度~85度(図2では略83度)である。前後方向から見た支柱12aの下部の傾斜角度α1は、支柱12aを伸縮した何れの状態でも略同一角度である。また、図2では、各支柱12aをそれぞれ最も延ばした状態の一対の支柱12a間の幅をWaとして示している。
次に、図3に示すように左右方向から見て、支柱12aの床面に対する前後方向の傾斜角度(鋭角側)α2は、例えば、70度~80度(図3では略75度)である。左右方向から見た支柱12aの傾斜角度α2は、支柱12aを伸縮した何れの状態でも略同一角度である。
短尺の主脚10bは、例えばアルミニウム合金製であって、左右一対の支柱12bの間に上下に離した複数の桟部材13bを架設することで梯子状に形成される。なお、短尺の主脚10bは、作業者が昇降することを前提としていない。したがって、短尺の主脚10bの各桟部材13bの上下の間隔は、長尺の主脚10aの各桟部材13aの上下の間隔に比べて長く設定されている。
図4に示すように、短尺の主脚10bの支柱12bは、上下方向にまっすぐ延びる形状である。支柱12bはそれぞれ段階的に伸縮可能である。図4では、支柱12bを最も縮めた状態を実線で示し、最も伸ばした状態を二点鎖線で示している。
図4に示すように前後方向から見て、支柱12bの床面に対する左右方向の傾斜角度(鋭角側)β1は、例えば、85度~90度(図4では略90度)である。前後方向から見た支柱12bの傾斜角度β1は、支柱12bを伸縮した何れの状態でも略同一角度である。すなわち、短尺の主脚10bの支柱12bの左右方向の傾斜角度β1は、長尺の主脚10aの支柱12aの左右方向の傾斜角度α1に比べて大きく設定されている。また、図4では、各支柱12bをそれぞれ最も延ばした状態の一対の支柱12b間の幅をWbとして示している。ここで、短尺の主脚10bの一対の支柱12b間の幅Wbは、長尺の主脚10aの一対の支柱12a間の幅Waよりも小さく設定されている。
次に、図3に示すように左右方向から見て、支柱12bの床面に対する前後方向の傾斜角度(鋭角側)β2は、例えば、80度~90度(図3では略85度)である。左右方向から見た支柱12bの傾斜角度β2は、支柱12bを伸縮した何れの状態でも略同一角度である。短尺の主脚10bの前後方向の傾斜角度β2は、長尺の主脚10aの前後方向の傾斜角度α2に比べて大きく設定されている。
長尺の主脚10a及び短尺の主脚10bは、長尺の主脚10aの上端よりも下側と短尺の主脚10bの上端とが回動部11を介して回転自在に軸着される。したがって、長尺の主脚10aは回動部11よりも上方に延出する。脚立式作業台1を使用しないときには、図5に示すように、回動部11を中心に長尺の主脚10a及び短尺の主脚10bが左右方向から見て平行になるように折り畳まれる。
天板20は、例えばアルミニウム合金製であって、略平板状に形成される。天板20は、一対の主脚10a、10bの上下方向の途中位置、具体的には左右一対の支柱12aが上下にまっすぐに延びる部分の下部で、長尺の主脚10aと短尺の主脚10bとの間に架設される。天板20は、作業者の作業床として機能し、天板20の上方が作業者の作業空間Sとなる。天板20は、基端部21aが長尺の主脚10aに回動自在に軸着され、先端部21bが短尺の主脚10bの最も上側に位置する桟部材13上に直接または間接的に支持されることで、水平状態が保持される。また、天板20は、先端部21bが短尺の主脚10bよりも前方に突出するように設定されている(図3を参照)。
天板20の下側には、ステイ25が配置される。ステイ25は、一端が天板20の下側で回動自在に軸着され、他端が短尺の主脚10bに取り付けられた桟部材13bに回動自在に軸着されている。したがって、ステイ25は、一対の主脚10a、10bを回動部11を介して回動したときに、天板20の回動を規制する機能を有する。脚立式作業台1を使用しないときには、図5に示すように、長尺の主脚10a及び短尺の主脚10bが折り畳まれる動きに連動して、ステイ25の一端と天板20との間、及びステイ25の他端と桟部材13bとの間が回動し、天板20が長尺の主脚10aと略平行になるように折り畳まれる。
脚立式作業台1を使用するときは、短尺の主脚10bを壁や柱等の作業箇所に向けるように設置する。この場合に、天板20の先端部21b側が、最も上側に位置する桟部材13bよりも前側(外側)に突出している。したがって、天板20を作業箇所に近接させて配置することができ、作業者は作業箇所に近づいて作業することができる。また、この場合、短尺の主脚10b側は作業箇所に対向しており、天板20が突出しているために、作業者は短尺の主脚10b側から昇降せずに、長尺の主脚10a側から昇降する。
第1の枠部材30は、天板20に立つ作業者の後方(背中側)に位置する。第1の枠部材30は、例えばアルミニウム合金製のパイプ材からなり、平面視において、四方のうち三方が閉じ、一方だけが開放されている形状に形成される。具体的に、第1の枠部材30は、先端辺部30a及び左右の側辺部30bを有するコ字状又はU字状である。
第1の枠部材30は、開放部側の端部(左右の側辺部30bの端部)がそれぞれ長尺の主脚10aの支柱12の上端部にブラケット31を介して取り付けられ、回動自在に支持される。
ここで、第1の枠部材30は、上方に向く位置で保持する第1の保持状態と、下方に向く位置で保持する第2の保持状態と、その間で保持する中間保持状態とに切り替え可能になっている。なお、図1~図3の第1の枠部材30は、中間保持状態を示している。
図6は、第1の枠部材30を拡大した側面図である。
図6に示すように、ブラケット31には回動軸となる軸32が設けられており、第1の枠部材30は軸32を中心に回動する。また、第1の枠部材30には、側辺部30bの長手方向に対して直交する方向に延びるピン33が、側辺部30bの長手方向に沿ってスライド可能に配設される。また、ブラケット31の外周縁には第1の保持状態、中間保持状態、第2の保持状態にそれぞれ対応する3つの切欠きが形成される。作業者が、ピン33を各切欠きの何れかに係合させるように操作することで、第1の枠部材30をそれぞれ第1の保持状態、中間保持状態、第2の保持状態の何れかに切替えることができる。
図6に示す実線の第1の枠部材30Aは、第1の保持状態を示す。第1の保持状態では、第1の枠部材30の先端辺部30aが適宜な角度で後斜め上方を向くように配置される。
図6に示す二点鎖線のうち第1の枠部材30Bは、中間保持状態を示す。中間保持状態では、第1の枠部材30の先端辺部30aが後方を向くように、天板20に対して平行或いはやや上向きに配置される。作業状況によっては、第1の枠部材30が第1の保持状態にあるよりも、中間保持状態にある方が作業しやすいこともあるので、第1の保持状態及び中間保持状態を選択できるようにしている。
図6に示す二点鎖線のうち第1の枠部材30Cは、第2の保持状態を示す。第2の保持状態では、脚立式作業台1を使用しないときに第1の枠部材30を回動させ、先端辺部30aを下向きにして長尺の主脚10aに沿わせるように収容することができる。図5に示すように、第1の枠部材30が第2の保持状態では、折り畳んだ脚立式作業台1をよりコンパクトにすることができる。
第2の枠部材40は、天板20に立つ作業者の前方(腹部側)に位置する。第2の枠部材40は、例えばアルミニウム合金製のパイプ材からなり、平面視において、四方のうち三方が閉じ、一方だけが開放されている形状に形成される。具体的に、第2の枠部材40は、先端辺部40a及び左右の側辺部40bを有するコ字状又はU字状である。
第2の枠部材40は、開放部側の端部(左右の側辺部40bの端部)がそれぞれ長尺の主脚10aの支柱12aの上端部にブラケット41を介して取り付けられ、回動自在に支持される。
ここで、第2の枠部材40は、水平に近い位置で保持する第1の保持状態と、下方に向く位置で保持する第2の保持状態とに切り替え可能になっている。なお、図1、図3、図4の第2の枠部材40は、第1の保持状態を示している。
図6は、第2の枠部材40を拡大した側面図である。
図6に示すように、ブラケット41には回動軸となる軸42が設けられており、第2の枠部材40は軸42を中心に回動する。また、第2の枠部材40には、側辺部40bの長手方向に対して直交する方向に延びるピン43が、側辺部40bの長手方向に沿ってスライド可能に配設される。また、ブラケット41の外周縁には第1の保持状態、第2の保持状態にそれぞれ対応する2つの切欠きが形成される。作業者が、ピン43を各切欠きの何れかに係合させるように操作することで、第2の枠部材40をそれぞれ第1の保持状態、第2の保持状態の何れかに切替えることができる。
図6に示す実線の第2の枠部材40Aは、第1の保持状態を示す。第1の保持状態では、第2の枠部材40の先端辺部40aが前方を向くように、天板20に対して平行或いはやや上向きに配置される。
図6に示す二点鎖線の第2の枠部材40Bは、第2の保持状態を示す。第2の保持状態では、脚立式作業台1を使用しないときに第2の枠部材40を回動させて、先端辺部40aを下向きにして長尺の主脚10aに沿わせるように収容することができる。図5に示すように、第2の枠部材40が第2の保持状態では、折り畳んだ脚立式作業台1をよりコンパクトにすることができる。
第1の保持状態である第1の枠部材30と、第1の保持状態または中間保持状態である第2の枠部材40との2つの枠部材によって、天板20の上方の作業空間Sを四方から囲むことができる。
図7は、脚立式作業台1の一例を示す平面図である。なお、図7では、第1の枠部材30が中間保持状態を示しており、第2の枠部材40が第1の保持状態を示している。
図7に示すように、第1の枠部材30の幅(左右の側辺部30b間の距離)は天板20の幅よりも大きい。また、第1の枠部材30の先端辺部30aは天板20の基端部21aよりも後側に位置する。
また、図7に示すように、第2の枠部材40の幅(左右の側辺部40b間の距離)は天板20の幅よりも大きい。また、第2の枠部材40の先端辺部40aは天板20の先端部21bよりも後側に位置する。
次に、本実施形態の脚立式作業台1において柱の角部に近づけて設置することができる構成について説明する。
図7に示すように、天板20は、平面視において、略矩形の一部が切欠かれた形状である。天板20は、柱Pの角部Eが挿入可能な凹部22を有する。凹部22は、長尺の主脚10aよりも短尺の主脚10bに近接した位置、すなわち天板20のうち先端部21b側に位置する。凹部22は、天板20の上下方向に開口している。なお、図7では柱Pを二点鎖線で示している。また、図7(あるいは図3)では、天板20の先端部21bの両側の角に、樹脂製あるいはゴム製のカバー部材が取り付けられているがカバー部材を省略してもよい。
図8(a)は、天板20の一例を示す平面図である。図8(a)に示すように、凹部22は、平面視において、先端部21bから天板20の内側(後側)に向かうにしたがって幅(凹部22の幅Wr)が連続的に小さくなる形状である。図8(a)に示す平面視において、凹部22のうち天板20の最も内側(後側)を位置Qで示している。
具体的に、本実施形態の凹部22は、平面視において、先端部21bから天板20の内側に向かって略V字状に凹んだ形状である。ここで、平面視において、略V字状の開き角度をγとすると、凹部22の略V字状の開き角度γは85度~100度であることが好ましく、更には90度~100度が好ましく、更には90度~95度であることが好ましい。一般的な柱Pの角部Eは90度であることから、凹部22の略V字状の開き角度γを90度以上にすることで、柱Pの角部Eが凹部22に容易に挿入可能である。また、凹部22の略V字状の開き角度γを95度以下にすることで、柱Pと凹部22とを接触させ易くすることができる。
このように、天板20が柱Pの角部Eを挿入可能な凹部22を有することで、天板20の凹部22に柱Pの角部Eを挿入した状態で脚立式作業台1を設置することができる。したがって、作業者は、脚立式作業台1を、天板20の先端部21bが柱部Pの角部Eと干渉することなく、柱Pの角部Eに近づけて設置することができる。柱Pの角部Eに近づけて脚立式作業台1を設置することで、作業者は柱Pの角部Eの周辺の高所作業を容易に行うことができる。
また、凹部22を略V字状にすることで、天板20の作業面積が小さくなるのを抑制することができる。すなわち、凹部22を柱Pの角部Eと略同様の形状にし、必要以上に切欠かないようにすることで天板20の作業面積を確保することができる。
また、本実施形態の凹部22は、天板20のうち、天板20を支持する桟部材13よりも外側(前側)に突出している部位に設けられる。具体的には、図3に示すように、天板20の凹部22のうち最も後側の位置Qが、天板20を支持する桟部材13よりも前側に位置する。したがって、天板20を支持する桟部材13bと干渉することなく柱Pの角部Eを凹部22に挿入することができ、柱Pの角部Eに近づけて脚立式作業台1を設置することができる。
また、本実施形態の凹部22は、天板20のうち、柱Pの角部Eが凹部22に挿入された場合に、最も下側に位置する桟部材13bに当接しない部位に設けられている。すなわち、図3に示すように、柱Pの角部Eが凹部22に挿入された状態では、最も下側に位置する桟部材13bが柱Pの角部Eと当接しない。また、図3に示すように、天板20の凹部22のうち最も後側の位置Qが、最も下側に位置する桟部材13よりも前側に位置する。したがって、短尺の主脚10bが傾斜している場合でも、最も下側に位置する桟部材13bと干渉することなく柱Pの角部Eを凹部22に挿入することができ、柱Pの角部Eに近づけて脚立式作業台1を設置することができる。
また、本実施形態の凹部22は、天板20のうち、柱Pの角部Eが凹部22に挿入された場合に、第1の保持状態における第1の枠部材40の先端辺部40aに当接しない部位に設けられている。すなわち、図3に示すように、柱Pの角部Eが凹部22に挿入された状態では、先端辺部40aが柱Pの角部Eと当接しない。また、図3に示すように、天板20の凹部22のうち最も後側の位置Qが、先端辺部40aよりも前側に位置する。したがって、第1の保持状態における第1の枠部材40の先端辺部40aと干渉することなく柱Pの角部Eを凹部22に挿入することができ、柱Pの角部Eに近づけて脚立式作業台1を設置することができる。
また、本実施形態では、図3に示すように、脚立式作業台1を設置した場合に、柱Pに対向する側である短尺の主脚10bの前後方向の傾斜角度β2は、柱Pに対向しない側である長尺の主脚10aの前後方向の傾斜角度α2に比べて大きく設定されている。このように、短尺の主脚10bの前後方向の傾斜角度β2を大きくすることで、短尺の主脚10bの下部が前側に、すなわち柱P側に張り出す量を抑制することができる。張り出す量を抑制することで、短尺の主脚10bの桟部材13bが柱Pの角部Eと干渉するのを抑制することができ、柱Pの角部Eに近づけて脚立式作業台1を設置することができる。
なお、図3に示すように側面視において、凹部22に柱Pの角部Eが挿入された状態では、短尺の主脚10bの各支柱12bの下端(接地部)が角部Eと重なり合う。すなわち、図7に示すように、平面視において、凹部22に柱Pの角部Eが挿入された状態では、柱Pの角部Eを挟んだ左右両側に支柱12bの下端が位置する。
また、本実施形態の脚立式作業台1は、既存の柱に近接して高所作業する場合に限られず、コンクリートを打設して柱を成形する場合の高所作業にも用いることができる。柱を成形する場合には、柱となる空間を四方等(例えば、4つの側面等)から型枠で取り囲む。したがって、型枠自体が柱のように形取られる。以下では、柱に形取られた型枠を模擬柱と呼ぶ。本実施形態の脚立式作業台1は、このような模擬柱に近接して高所作業する場合に用いることができる。なお、模擬柱は型枠で取り囲まれた空間にコンクリートを打設する前の状態であっても打設した後の状態であってもよい。
ここで、模擬柱を図7に示す柱Pとすると、柱Pの上部から図7に示す矢印方向に沿って水平方向に沿ってコンクリートを打設して梁を成形する場合がある。梁を形成する場合には、柱を成形する場合と同様に、梁となる空間を三方等(例えば、1つの下面と対向する2つの側面等)から取り囲む。したがって、型枠自体が梁のように形取られる。梁に形取られた型枠は、一般的に、型枠と床面との間に配置されたパイプサポートによって支持される。パイプサポートとは、上下の2本の鋼管を組み合せて、長さを調整できるようにしたものである。
図7の二点鎖線で示す領域Aは、梁に形取られた型枠と床面との間にパイプサポートが配置される領域である。したがって、脚立式作業台1を柱の角部に近づけて設置するには、パイプサポートにも干渉しないようにする必要がある。
本実施形態の脚立式作業台1は、柱Pに対向する側である短尺の主脚10bの一対の支柱12b間の幅Wbが、柱Pに対向しない側である長尺の主脚10aの一対の支柱12a間の幅Waよりも小さい。このように、支柱12b間の幅を小さくすることで、パイプサポートとの干渉を抑制することができ、柱Pの角部Eに近づけて脚立式作業台1を設置することができる。
また、本実施形態では、柱Pに対向する側である短尺の主脚10bの支柱12bの左右方向の傾斜角度β1は、柱Pに対向しない側である長尺の主脚10aの支柱12aの左右方向の傾斜角度α1に比べて大きい。このように、支柱12bの左右方向の傾斜角度β1を大きくすることで、支柱12b間の幅が小さくなり、パイプサポートとの干渉を抑制することができ、柱Pの角部Eに近づけて脚立式作業台1を設置することができる。
なお、ここでは、支柱12bがパイプサポートとの干渉を抑制する場合について説明したが、この場合に限られず、パイプサポート以外の物体との干渉を抑制するようにしてもよい。
次に、天板の凹部の形状の変形例について図8(b)~(d)を参照して説明する。
(第1変形例)
図8(b)は、第1変形例に係る天板51の一例を示す平面図である。
天板51は、平面視において、略矩形の一部が切欠かれた形状である。天板51は、柱Pの角部Eが挿入可能な凹部52を有する。
凹部52は、平面視において、先端部21bから天板51の内側(後側)に向かうにしたがって幅が連続的に小さくなる形状である。凹部52は、天板51の左右方向の中心線Cに対して略対称な形状である。
本実施形態の凹部52は、平面視において、先端部21bから天板51の内側に向かって略V字状に凹んだ形状である。具体的に、凹部52は、先端部21bから天板51の内側に向かうにしたがって幅が一定の割合で連続的に小さく傾斜する傾斜部53と、傾斜部53から連続して天板51の内側に向かって幅が略同一の拡開部54とを有する。
なお、拡開部54は、内側に向かって幅が略同一である場合に限られず、内側に向かって幅が大きくなった後に小さくなるような形状であってもよい。
また、凹部52の略V字状の開き角度γは、85度~100度であることが好ましく、更には90度~100度が好ましく、更には90度~95度であることが好ましい。
(第2変形例)
図8(c)は、第2変形例に係る天板61の一例を示す平面図である。
天板61は、平面視において、略矩形の一部が切欠かれた形状である。天板61は、柱Pの角部Eが挿入可能な凹部62を有する。
凹部62は、平面視において、先端部21bから天板61の内側に向かうにしたがって幅が段階的に小さくなる複数の段部63を有する。凹部62は、天板61の左右方向の中心線Cに対して略対称な形状である。
また、少なくとも隣り合う2つの段部63の角を繋げることで形成される略V字状の開き角度γは、85度~100度であることが好ましく、更には90度~100度が好ましく、更には90度~95度であることが好ましい。
(第3変形例)
図8(d)は、第3変形例に係る天板71の一例を示す平面図である。
天板71は、平面視において、略矩形の一部が切欠かれた形状である。天板71は、柱Pの角部Eが挿入可能な凹部72を有する。
凹部72は、平面視において、先端部21bから天板71の内側に向かうにしたがって幅が連続的に小さくなる湾曲部73を有する。凹部72は、天板71の左右方向の中心線Cに対して略対称な形状である。
また、湾曲部73の接線のうち、凹部72の最も内側(後側)の位置Qを繋げることで形成される略V字状の開き角度γは、85度~100度であることが好ましく、更には90度~100度が好ましく、更には90度~95度であることが好ましい。
以上、本発明の各実施形態について図面を参照して詳細に説明したが、前記実施形態あるいは各変形例は、本発明の実施にあたっての具体例を示したに過ぎない。本発明の技術的範囲は、前記各実施形態に限定されるものではなく、各実施形態あるいは各変形例を組み合せてもよい。本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変更が可能であり、それらも本発明の技術的範囲に含まれる。
本実施形態では、脚立式作業台1が長尺の主脚10aと短尺の主脚10bとを有する場合について説明したが、この場合に限られず、主脚10aと主脚10bとの長さが略同一であってもよく、主脚10aが短尺であり、主脚10bが長尺であってもよい。
本実施形態では、作業台が脚立式作業台1である場合について説明したが、この場合に限られず、他の作業台であってもよい。
また、作業者が天板の先端部21b側で作業すると、脚立式作業台が安定しない場合があるため、天板の先端部21b側で作業しないことを作業者に認識させるようにしてもよい。例えば、作業してよい領域と作業してはいけない領域を天板上で色分けしたり、作業してよい領域と作業してはいけない領域との境界に突起を設けてもよい。突起は、天板上の左右方向に沿って設けられ、作業者が踏むことで作業してはいけない領域に進入したことを認識できる。
1:脚立式作業台(作業台) 10a、10b:主脚 12a、12b:支柱 11:回動部 12a、12b:支柱、13a、13b:桟部材 20、51、61、71:天板 22、52、62、72:凹部

Claims (7)

  1. 一対の主脚と、
    前記一対の主脚に架設され、柱の角部を挿入可能な凹部を有する天板と、備え、
    前記一対の主脚は、第1の主脚と、第2の主脚と、を有し、
    前記第1の主脚は、一対の支柱と、前記一対の支柱にそれぞれ上下方向に離れて架設された複数の桟部材と、を有し、
    前記凹部は、
    前記天板のうち、前記第2の主脚よりも前記第1の主脚の側に近接して位置するとともに、前記天板を支持する前記桟部材よりも前側であって、かつ前後方向と直交する左右方向から見たときに前記天板の上面と前記支柱の前面とが交わる交点よりも前側に位置するように設けられていることを特徴とする作業台。
  2. 前記凹部は、
    前記天板の平面視において、前記天板の内側に向かって略V字状に凹んでいることを特徴とする請求項1に記載の作業台。
  3. 前記凹部は、
    前記天板の平面視において、開き角度が80度から100度であることを特徴とする請求項1または2に記載の作業台。
  4. 記凹部は、
    前記天板のうち、前記複数の桟部材の最も下側に位置する桟部材よりも側に設けられていることを特徴とする請求項1ないし3の何れか1項に記載の作業台。
  5. 記凹部は、
    記第1の主脚の一対の支柱間の幅は、前記第2の主脚の一対の支柱間の幅よりも小さいことを特徴とする請求項1ないし3の何れか1項に記載の作業台。
  6. 記第1の主脚の傾斜角度は、前記第2の主脚の傾斜角度よりも大きいことを特徴とする請求項1ないし3の何れか1項に記載の作業台。
  7. 記一対の支柱の下端は、
    前記凹部に柱の角部が挿入された場合に、前記角部を挟んだ両側に位置することを特徴とする請求項1ないし3の何れか1項に記載の作業台。
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