JP2002205895A - 高所作業車 - Google Patents

高所作業車

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JP2002205895A
JP2002205895A JP2001000835A JP2001000835A JP2002205895A JP 2002205895 A JP2002205895 A JP 2002205895A JP 2001000835 A JP2001000835 A JP 2001000835A JP 2001000835 A JP2001000835 A JP 2001000835A JP 2002205895 A JP2002205895 A JP 2002205895A
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JP
Japan
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boom
work
worktable
workbench
vehicle
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JP2001000835A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Ono
浩史 大野
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Aichi Corp
Original Assignee
Aichi Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブームの短縮化、多段階化、或いは作業台の
寸法の変更を行うことなく、作業台の最大作業範囲を広
げることを可能にし、かつ狭小地での作業を可能にす
る。 【解決手段】 略長方形上の作業台の旋回中心を作業台
の略中心線上からずらすことにより、そのずれに応じ
て、作業台の位置を調節することが出来、重量増やコス
トアップをともなわない作業可能領域の拡大や、狭小地
での作業が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車体上に起伏等が
自在に設けられたブームの先端部に作業台が水平旋回自
在に設けられている高所作業車に関する。
【0002】
【従来の技術】高所作業車の作業台はブーム先端部に設
けられた垂直ポスト(ブラケット)に対して水平旋回自
在に取り付けられており、作業台の下面側に垂直ポスト
を取り付けたものや、作業台から側方に張り出した部材
に垂直ポストを取りつけたもの等がある。高所作業車に
おいて、作業台に搭乗した作業者が作業できる範囲が広
い方が有益である。このような作業可能領域を広くする
には、ブームの長さを大きくしたりブームの伸長量を大
きくしたりして作業台の移動領域を大きくする方法があ
り、さらに作業台を広くして作業台上で作業者が移動で
きる範囲を大きくする方法がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、作業可
能領域を広くしようとして、上述のようにブームの長さ
や作業台の寸法を大きくした場合には、ブームや作業台
の部材重量が増大するほか、これを支える部材の強度及
び剛性を上げる必要等から車両重量が大幅に増大してし
まいコストアップに繋がってしまう。また、ブームの格
納形態や車体長によってはブームや作業台を大きく出来
ない場合もある。
【0004】また、狭小現場での作業台の取り回しに関
して、ブームを真横に旋回出来ない場合は作業台そのも
のの寸法を小さくしたり、ブームそのものの長さを短く
設定せざるを得なくなることもある。このようにすると
最大揚程が小さくなったり、伸縮ブームにおいては揚程
確保の為段数を多段化する必要があり、作業車の重量増
やコストアップ、性能の低下を招くという問題がある。
【0005】本発明は、これら作業可能領域の拡大と狭
小現場での作業台の取り回しという2つの課題を、多段
式ブームの長さやその段階数や作業台の寸法を変化させ
ず、重量増やコストアップ、性能の低下を伴わないで解
決することができるように構成された高所作業車を提供
することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この課題の解決のため本
発明においては、走行可能な車両の車体上に少なくとも
旋回自在に設けられた旋回台と、旋回台に起伏自在に取
り付けられたブームと、ブームの先端部に所定の垂直面
内で揺動自在に取り付けられた作業台ブラケットと、作
業台ブラケットをブームの起伏に拘わらず所定揺動角位
置に保持するレベリングシリンダによるレベリング機構
と、作業台ブラケットの上に水平に延びて取り付けられ
て下面側において支持されるとともに水平方向に旋回可
能な作業台とから高所作業車を構成している。その上
で、作業台を略長方形状に形成し、その旋回中心点が作
業台の平面視領域内において幅方向にオフセットさせて
いる。なお、旋回中心点を長手方向の略中央部に位置さ
せると共に幅方向にオフセットさせてもよい。
【0007】このような構成の高所作業車によれば、長
方形状の作業台の水平旋回中心が、作業台の幅方向の中
心線からオフセットした位置に設けられているので、こ
の旋回中心点から幅方向に遠い方の側縁を外側に位置さ
せれば、作業台上の作業者の作業領域はより外側まで拡
大される。逆に、旋回中心点から幅方向に遠い方の側縁
を内側に位置させれば、作業台上の作業者の作業領域は
より内側まで拡大される。このようにすれば、車体側方
にブームを旋回させたいときに作業台のブーム側方への
突出量を小さくでき、車体側方における近接領域の作業
が可能になる。すなわち、本発明の高所作業車を用いれ
ば所定作動位置を保持したまま180度旋回させるだけ
で作業台の側縁を外側に位置させたり、内側に位置させ
たりすることが出来、側方作業領域を大小二段階に設定
できる。よって、より広い作業領域が得られるのみなら
ず、狭小現場での作業も可能になる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
ましい実施形態について説明する。図2は本発明に係る
ブーム式高所作業車1の態様を示している。図2に示す
ように、このブーム式高所作業車1は車体2の後部に旋
回台4を水平旋回自在に設けられている。この旋回台4
に基端部が枢結されたブーム5が取り付けられており、
このブーム5は起伏シリンダ6により起伏動されるよう
になっている。ブーム5は、基端ブーム5a、中間ブー
ム5b及び先端ブーム5cを入れ子式に組み合わせて、
図示しない内蔵の伸縮シリンダにより伸縮動可能に構成
されている。先端ブーム5cには、作業台ブラケット7
が上下に揺動可能(すなわち、所定の垂直面内、好まし
くはブーム5の起伏面内で揺動可能)に枢結されてお
り、先端ブーム5cの先端部と作業床20との間に配設
されたレベリングシリンダ8により、作業台ブラケット
7の揺動制御が行われブーム5の起伏の如何に拘わらず
作業台ブラケット7が常に垂直に位置するように揺動制
御される。このように常時垂直に保持される作業台ブラ
ケット7に360度水平旋回自在に(首振り自在に)作
業台10が取り付けられており、これにより作業台10
はブーム5の起伏に拘わらず常に水平に保持される。
【0009】ここで図1に示すように作業台10の旋回
中心30は、作業床20の幅方向の中心線CT20Sか
らオフセット量ΔLだけオフセットの位置に設定してあ
る。また、作業床20内には首振モータ(図示せず)を
設けており、これを作動させることにより作業床20を
旋回中心点30まわりに360度水平旋回(首振)自在
になっている。作業床20はその上面に設けられた作業
者保護用の手摺11を有し作業台10を構成している。
【0010】車体2の側方左右前後4箇所にはアウトリ
ガジャッキ40が設けてある。このアウトリガジャッキ
40は内蔵された伸縮シリンダ(図示せず)により、地
面に当接接触させて車体2を支持する。
【0011】作業台10の手摺11付近にはブーム操作
レバー13が設けられており、作業者はここからブーム
操作レバー13を操作することにより、旋回台4の水平
旋回(首振)作動とブーム5の伸縮作動、及び作業台1
0の水平旋回作動を制御することができるようになって
いる。
【0012】図3及び図4は、図1に照らして、ブーム
5を車体の中心線CT2に対して側方へ90度水平旋回
したときの様態を示し、これを以て作業台10の旋回中
心30が従来のもの(図3(a)と図4(a))と本発
明に係るものとの違いを明らかにするものである。図3
(a)及び図4(a)(図3(a)と図4(a)は全く
同等)は、従来の高所作業車での作業台旋回中心30の
位置関係を示しており、作業台旋回中心30が作業床2
0の長手、幅の双方向の略中点上にある場合である。こ
こで、これら図3及び図4に示すように車体の中心線C
T2からの作業床20までの最短距離をAとし、最長距
離をBとする。図3(b)は本発明に係わるもので、作
業床20の旋回中心30を長手方向の略中心線CT20
L上で幅方向の中心線CT20Sのオフセットの位置にオ
フセット量ΔLずらしたもので、作業台旋回中心30か
ら幅方向に遠い方の側縁20aを内側に位置させた場合
のものである。またここで、図3(b)において、図3
(a)と対応した車体の中心線CT2からの作業床20
の最短距離と最短距離をそれぞれC1とD1とする。
【0013】図3(a)と図3(b)を比較すると車体
中心線CT2から作業床20までの最短距離はオフセッ
ト量ΔLだけ縮まることが見て取れる。これは、最短距
離がC1<Bの関係になることであり、ブーム旋回半径
内側での作業領域拡大をもたらすことを意味している。
また、見方を変えると最長距離はD1<Aの関係から、
旋回台4の旋回中心に対する作業台10の旋回外周円の
半径が小さくなることであり、これは狭小地での作業を
可能にすることを意味している。
【0014】なおまた図4(b)は、上記図3(b)の
作業床20を180度旋回させ作業台旋回中心30から
幅方向に遠い方の側縁20aを外側に位置させた場合で
ある。この場合作業領域は外側にオフセット量ΔLだけ
広がる。これは、最短距離に対してC2>Bの関係とな
るため、ブーム旋回半径外側での作業可能範囲拡大をも
たらし、最長距離に対してD2>Aの関係から作業床2
0の旋回台4の旋回中心に対する外周円の半径が大きく
なることでありブーム5の伸長限界よりさらにΔLだけ
半径を伸ばし作業可能領域を拡大することを意味してい
る。
【0015】以上図3及び図4における本発明の効果に
ついてまとめると、同一ブーム長、同一起伏角で最短距
離においてC1<A<C2、最長距離においても同様に
D1<B<D2の関係がいえる。これはつまり、内側作
業範囲を広くし、かつ外側への張り出しを小さくして、
狭小地での作業を可能にするという効果があり、このま
ま180度旋回させれば外側に作業範囲を広げることが
できることを示している。
【0016】本発明は上述のものに限定されない。例え
ば、本発明に係る作業車は必ずしも上記の高所作業車で
ある必要はなく、ブームの先端部に作業台が水平旋回自
在に設けられた構成であれば、他の形態のブーム式作業
車であっても同様の効果を得ることができる。
【0017】なお、上記実施形態においては、作業台の
水平旋回中心が幅方向の中心線からオフセットの位置に
設置されていることを前提として説明したきたが、作業
台の長手方向と幅方向の捉え方は相対的なものに過ぎな
いので、作業台の水平旋回中心が長手方向にオフセット
の位置に設置されているとしても構わない。この場合の
オフセット量をΔL′とすると、これまで説明してきた
幅方向にオフセットの位置に水平旋回中心をおいた場合
のオフセット量ΔLに対して大きくすることが出来る
(ΔL′>ΔL)。これにより、上記に述べたブーム旋
回半径内での作業範囲の拡大の効果や、ブーム最大伸長
での作業可能領域を拡大する効果をさらに大きくするこ
とも出来る。但し、作業台ブラケット7による作業台1
0の支持に際しての重量バランスの観点から見れば、作
業台の水平旋回中心を作業台10の長手方向の中心線上
に位置させるのが好ましい。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る高所
作業車においては、略長方形作業台水平旋回中心が、作
業台の幅方向の中心線からオフセットの位置に設けられ
ているので、作業台水平旋回中心が作業台の長手、幅方
向の双方の中心線の略交点上に設けられた従来の場合よ
りも、重量増やコストアップを伴うブームの長さや作業
台の寸法を変えることなく、旋回台の旋回中心と旋回中
心から最も離れた作業台上の位置との間の距離を大きく
とり作業領域を拡大させたり、車体側方近くの狭小作業
現場での作業を可能にしたりすることが出来る。
【0019】さらに、作業台旋回中心が作業台の幅方向
の中心線からオフセットの位置に設けられていてなおか
つ略長手方向の中心線上にある場合では、作業台の荷重
バランスが良くなり作業台ブラケットによる作業台の支
持が安定し、安全性の向上した作業が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るブーム式作業車の実施形態を示す
高所作業車の上面図である。
【図2】本発明に係るブーム式作業車の実施形態を示す
高所作業車の側面図である。
【図3】上記高所作業車における作業台の旋回中心をオ
フセットの位置に設置した場合に作業範囲が従来のもの
と比較して車体側方に広がることを示す説明図である。
【図4】上記高所作業車における作業台の旋回中心をオ
フセットの位置に設置した場合に作業範囲が従来のもの
と比較して外側に広がることを示す説明図である。
【符号の説明】
1 高所作業車 2 車体 3 車輪 4 旋回台 5 ブーム 6 起伏シリンダ 7 作業台ブラケット 8 レベリングシリンダ 9 作業台旋回装置 10 作業台 11 手摺 20 本発明に係る作業床 25 従来の作業床 30 作業台旋回中心 40 アウトリガジャッキ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行可能な車両の車体上に旋回自在に設
    けられた旋回台と、 前記旋回台に少なくとも起伏自在に取り付けられたブー
    ムと、 前記ブームの先端部に所定の垂直面内で揺動自在に取り
    付けられた作業台ブラケットと、 前記作業台ブラケットを前記ブームの起伏に拘わらず所
    定揺動角位置に保持するレベリング機構と、 前記作業台ブラケットの上に水平に延びて取り付けられ
    て下面側において支持されるとともに水平方向に旋回可
    能な作業台とから構成される高所作業車において、 前記作業台が平面視において略長方形状に形成され、旋
    回中心点が、前記作業台の平面視領域内における幅方向
    にオフセットした位置に設定されていることを特徴とし
    た高所作業車。
  2. 【請求項2】 前記旋回中心点が、前記作業台の平面視
    領域内における長手方向の略中央部に位置することを特
    徴とする請求項1の記載の高所作業車。
JP2001000835A 2001-01-05 2001-01-05 高所作業車 Pending JP2002205895A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018177540A (ja) * 2018-08-27 2018-11-15 株式会社フジタ 高所作業車用の作業台
JP2019206444A (ja) * 2019-09-11 2019-12-05 株式会社フジタ 高所作業車用の作業台

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018177540A (ja) * 2018-08-27 2018-11-15 株式会社フジタ 高所作業車用の作業台
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