JP7355271B1 - 軟包装用ラミネートインキ組成物 - Google Patents
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Abstract
Description
又、低粘度のポリウレタン樹脂を用いてインキ粘度を低粘度化した場合は耐ブロッキング性やボイルレトルト性、耐内容物性、ポリエチレン押出しラミネート強度や印刷適性などが劣る傾向にありそれら物性を全て市場の要求に合致させることは難しい。
また、本発明は、前記ポリエステル樹脂(A)の水酸基価が10~150mgKOH/g、より好ましくは20~60mgKOH/gの範囲にあるリキッドインキ組成物に関する。
また、本発明は、前記ポリオレフィン樹脂(B)の重量平均分子量が10000~60000、塩素化度が10%以上であるリキッドインキ組成物に関する。
また、本発明は、ポリエステル樹脂(A)と塩素化ポリオレフィン樹脂(B)以外の成分としてガラス転移温度40℃以上の他の樹脂を含有するリキッドインキ組成物に関する。
加えて、本発明は、上記リキッドインキ組成物を印刷してなる印刷物とラミネート物に関する。
また、本発明においてリキッド印刷インキとは、グラビアインキまたはフレキソインキ等の、印刷版を使用する印刷方法に適用されるリキッド状のインキを指し、好ましくはグラビアインキまたはフレキソインキである。また本発明のリキッド印刷インキは活性エネルギー硬化性の成分を含んでおらず、即ち活性エネルギー線非反応性のリキッドインキである。
本発明のリキッドインキ組成物で使用するポリエステル樹脂(A)は数平均分子量が500~20000の範囲内である。
また、ポリエステルとして、環状エステル化合物、例えばポリカプロラクトン、ポリバレロラクトン、ポリ(β-メチル-γ-バレロラクトン)等のラクトン類、を開環重合して得られるポリエステルを用いてもよい。
カラム:東ソー株式会社製の下記のカラムを直列に接続して使用した。
「TSKgel G5000」(7.8mmI.D.×30cm)×1本
「TSKgel G4000」(7.8mmI.D.×30cm)×1本
「TSKgel G3000」(7.8mmI.D.×30cm)×1本
「TSKgel G2000」(7.8mmI.D.×30cm)×1本
検出器:RI(示差屈折計)
カラム温度:40℃
溶離液:テトラヒドロフラン(THF)
流速:1.0mL/分
注入量:100μL(試料濃度0.4質量%のテトラヒドロフラン溶液)
標準試料:下記の標準ポリスチレンを用いて検量線を作成した。
東ソー株式会社製「TSKgel 標準ポリスチレン A-500」
東ソー株式会社製「TSKgel 標準ポリスチレン A-1000」
東ソー株式会社製「TSKgel 標準ポリスチレン A-2500」
東ソー株式会社製「TSKgel 標準ポリスチレン A-5000」
東ソー株式会社製「TSKgel 標準ポリスチレン F-1」
東ソー株式会社製「TSKgel 標準ポリスチレン F-2」
東ソー株式会社製「TSKgel 標準ポリスチレン F-4」
東ソー株式会社製「TSKgel 標準ポリスチレン F-10」
東ソー株式会社製「TSKgel 標準ポリスチレン F-20」
東ソー株式会社製「TSKgel 標準ポリスチレン F-40」
東ソー株式会社製「TSKgel 標準ポリスチレン F-80」
東ソー株式会社製「TSKgel 標準ポリスチレン F-128」
東ソー株式会社製「TSKgel 標準ポリスチレン F-288」
東ソー株式会社製「TSKgel 標準ポリスチレン F-550」
また、ポリエステル樹脂(A)の酸価は、0~100mgKOH/g、より好ましくは0~50mgKOH/gの範囲にあることが好ましい。
本発明のリキッドインキ組成物は、塩素化ポリオレフィン樹脂(B)を含有する。塩素化ポリオレフィン樹脂を含有することにより、処理、未処理の基材フィルムに対するリキッド印刷インキの密着性を向上させることができる。中でも、密着性が劣りやすいポリオレフィン系フィルムに対しても優れた密着性を得られることから、フィルムの種類を問わず優れた密着性を実現できる。
塩素化ポリオレフィン樹脂は、各種公知の塩素化ポリオレフィン樹脂を用いることができ、有機溶剤に溶解するものが好ましい。塩素化ポリオレフィン樹脂におけるポリオレフィン樹脂の構造は、特に制限はない。例えば、ポリプロピレン、ポリ-1-ブテン、ポリ-4-メチル-1-ペンテンなどのα-オレフィン系不飽和炭化水素の単独重合体又は共重合体を含有する樹脂が好ましい。中でもポリプロピレン構造(すなわち塩素化ポリプロピレン構造)を含むものが特に好ましい。
また、前記ポリエステル樹脂(A)と前記塩素化ポリオレフィン(B)の固形分比率が100:0.1~100:30の範囲にあることが好ましい。
本発明のリキッドインキ組成物に必要に応じて併用される助樹脂の例としては、前記ポリエステル樹脂、塩素化ポリオレフィン樹脂以外の樹脂、例えば塩化ビニル-酢酸ビニル共重合樹脂、エチレン-酢酸ビニル共重合体樹脂、酢酸ビニル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリウレタンウレア樹脂、アルキッド樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ロジン系樹脂、ロジンエステル系樹脂、ケトン樹脂、環化ゴム、塩化ゴム、石油樹脂、ロジンなどを挙げることができる。併用樹脂は、単独で、または2種以上を混合して用いることができる。併用樹脂の含有量は、インキの総重量に対して1~20重量%が好ましく、更に好ましくは2~15重量%である。
併用樹脂としては、ガラス転移温度が40℃以上の他の樹脂成分を含有することが好ましい。
本発明のリキッドインキ組成物では、ガラス転移温度が40℃以上の他の樹脂成分を含有することが好ましい。ガラス転移温度が40℃以上の他の樹脂成分を加える事で、より耐ブロッキング性が向上する。
ガラス転移温度が40℃以上の他の樹脂としては、塩化ビニル-酢酸ビニル共重合樹脂、ポリアミド系樹脂、アクリル系樹脂、ニトロセルロース、セルロースアセテートプロピオネート、セルロースアセテートブチレート、ケトン樹脂、ブチラール樹脂等が挙げられる。
ポリビニルブチラール樹脂の重量平均分子量は、5000~60000であることが好ましく、6000~50000であることがより好ましく、7000~40000であることが更に好ましい。
本発明で使用する着色剤としては、一般のインキ、塗料、および記録剤などに使用されている有機、無機顔料や染料を挙げることができる。有機顔料としては、アゾ系、フタロシアニン系、アントラキノン系、ペリレン系、ペリノン系、キナクリドン系、チオインジゴ系、ジオキサジン系、イソインドリノン系、キノフタロン系、アゾメチンアゾ系、ジクトピロロピロール系、イソインドリン系などの顔料が挙げられる。藍インキには銅フタロシアニン、透明黄インキにはコスト・耐光性の点からC.I.Pigment No Yellow83を用いることが好ましい。
着色剤はインキの濃度・着色力を確保するのに充分な量、すなわちインキの総重量に対して1~60重量%の割合で含まれることが好ましい。また、着色剤は単独で、または2種以上を併用して用いることができる。
次に、本発明に使用される有機溶剤に関し説明する。本発明のリキッドインキ組成物では、例えば芳香族有機溶剤、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等のケトン系溶剤、酢酸エチル、酢酸n-プロピル、酢酸ブチル、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート等のエステル系溶剤、エタノール、n-プロパノール、イノプロパノール、n-ブタノール、プロピレングリコールモノメチルエーテル等のアルコール系溶剤やグリコールエステル系溶剤があげられ、これらを単独または2種以上の混合物で用いることができる。コストの観点からトルエンを主成分とすることも可能だが、近年、作業環境の観点から、トルエン、キシレンといった芳香族系溶剤及びケトン類の溶剤を用いないことが望ましい。更に、本発明のリキッドインキはエステル系溶剤単独でも設計可能である。エステル系単独溶剤は、近年求められている溶剤回収可能なモノソルベント型インキとして好適である。
本発明では更に必要に応じて、併用樹脂、体質顔料、顔料分散剤、レベリング剤、消泡剤、ワックス、可塑剤、赤外線吸収剤、紫外線吸収剤、芳香剤、難燃剤なども含むこともできる。
中でも、アマイドワックス、シリカの使用が分散性、安定性及び耐ブロッキング性の効果の面から望ましく、これらを組み合わせて用いることがより好ましい。
これらの耐ブロッキング防止剤の含有量の総量は、ラミネート適性の観点から5重量%以下でインキ中に含まれることが好ましく、さらに好ましくは、0.1~3.0重量%の範囲である。
インキ中に気泡や予期せずに粗大粒子などが含まれる場合は、印刷物品質を低下させるため、濾過などにより取り除くことが好ましい。濾過器は従来公知のものを使用することができる。
また、本発明のリキッドインキ組成物の粘度は、離合社製ザーンカップ#3を使用して25℃において測定した数値として、10~24の範囲であることが好ましく、15~20の範囲であることがより好ましい。当該粘度範囲はポリウレタン樹脂系を用いた従来のインキよりも低粘度であるため、実際に印刷される際のインキ配合中の溶剤量を低減できき、密着性、ラミネート強度、耐ブロッキング性、印刷適のバランスに優れたインキを得られる。
インキの粘度は、使用される原材料の種類や量、例えばポリエステル樹脂、着色剤、有機溶剤などを適宜選択することにより調整することができる。また、インキ中の顔料の粒度および粒度分布を調節することによりインキの粘度を調整することもできる。
本発明の印刷物は、基材と、基材上に本発明のリキッドインキ組成物の印刷層とを備える印刷物である。本発明のリキッドインキ組成物は、上述したプラスチックフィルム等の各種の基材と密着性に優れる。用いる基材は特に限定されず、所望の用途に応じた樹脂フィルム、紙、合成紙、プラスチック製品、鋼板等への印刷に使用することができる。例えば食品包装用としてはフィルム状の基材を使用することができ、具体的には、ポリエチレンテレフタレート(以下PETと称する場合がある)、ポリエチレンナフタレート、ポリトリメチレンテレフタレート、ポリトリメチレンナフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリブチレンナフタレート等のポリエステル系樹脂、ナイロン6、ナイロン66、ナイロン46等のポリアミド、ポリ乳酸等のポリヒドロキシカルボン酸、ポリ(エチレンサクシネート)、ポリ(ブチレンサクシネート)等の脂肪族ポリエステル系樹脂などの生分解性樹脂、ポリプロピレン(CPP:無延伸ポリプロピレンフィルム、OPP:二軸延伸ポリプロピレンフィルム)、ポリエチレン(LLDPE:低密度ポリエチレンフィルム、HDPE:高密度ポリエチレンフィルム)等のポリオレフィン、ポリイミド、ポリアリレート、ポリスチレン、ポリアクリロニトリル、ポリビニルアルコール、エチレン-ビニルアルコール共重合体等又はこれらの混合物等の熱可塑性樹脂よりなるフィルムやこれらの積層体が挙げられる。中でも、ポリエステル、ポリアミド、ポリエチレン、ポリプロピレンからなるフィルムが好適に使用できる。
バイオマスポリエステルのジカルボン酸単位は、化石燃料由来のジカルボン酸を使用する。ジカルボン酸としては、芳香族ジカルボン酸、脂肪族ジカルボン酸、およびそれらの誘導体を制限なく使用することができる。
また、上記のジオール成分とジカルボン酸成分に加えて、2官能のオキシカルボン酸や、架橋構造を形成するために3官能以上の多価アルコール、3官能以上の多価カルボン酸及び/又はその無水物並びに3官能以上のオキシカルボン酸からなる群から選ばれる少なくとも1種の多官能化合物等の第3成分として共重合成分を加えた共重合ポリエステルであっても良い。
ポリエチレン系樹脂は、原料の一部に前記バイオマス由来のエチレングリコールを使用する以外は特に限定されず、エチレンの単独重合体、エチレンを主成分とするエチレンとα-オレフィンとの共重合体(エチレン単位を90質量%以上含有するエチレン-α-オレフィン共重合体)などが挙げられ、これらを1種単独で、又は2種以上を組み合わせて使用することができる。
なお、エチレンとα-オレフィンとの共重合体を構成するα-オレフィンは特に限定されず、1-ブテン、4-メチル-1-ペンテン、1-ヘキセン及び1-オクテンなどの炭素原子数4乃至8のα-オレフィンが挙げられる。低密度ポリエチレン樹脂、中密度ポリエチレン樹脂及び直鎖状低密度ポリエチレン樹脂などの公知のポリエチレン樹脂を用いることができる。
その中でも、フィルム同士が擦れても、穴開きや破けなどの損傷を一段と生じにくくする観点から、直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(LLDPE)(エチレンと1-ヘキセンとの共重合体、又はエチレンと1-オクテンとの共重合体)が好ましく、密度が0.910乃至0.925g/cm3である直鎖状低密度ポリエチレン樹脂がより好ましい。
本発明の積層体は、複数の基材を貼り合せて得られ、基材の少なくとも一つに本発明のリキッドインキ組成物の印刷層を有する積層体である。基材は、接着剤により貼り合わせたり、押出しラミネーションにより積層することができる。基材については、上記印刷物で記載した基材と同様のものを用いることができる。
(1)基材フィルム1/印刷層/接着層1/シーラントフィルム
(2)基材フィルム1/印刷層/接着層1/金属蒸着未延伸フィルム
(3)基材フィルム1/印刷層/接着層1/金属蒸着延伸フィルム
(4)透明蒸着延伸フィルム/印刷層/接着層1/シーラントフィルム
(5)基材フィルム1/印刷層/接着層1/基材フィルム2/接着層2/シーラントフィルム
(6)基材フィルム1/印刷層/接着層1/金属蒸着延伸フィルム/接着層2/シーラントフィルム
(7)基材フィルム1/印刷層/接着層1/透明蒸着延伸フィルム/接着層2/シーラントフィルム
(8)基材フィルム1/印刷層/接着層1/金属層/接着層2/シーラントフィルム
(9)基材フィルム1/印刷層/接着層1/基材フィルム2/接着層2/金属層/接着層3/シーラントフィルム
(10)基材フィルム1/印刷層/接着層1/金属層/接着層2/基材フィルム2/接着層3/シーラントフィルム
等が挙げられるがこれに限定されない。なおここで「印刷層」は本発明のリキッドインキ組成物の印刷層である。また、上記構成(1)~(10)では基材フィルム1の接着層1側の面に印刷層を設ける構成を記載したが、基材フィルム1の接着層1と反対側の面(表面)に印刷層を設けてもよいし、基材フィルム2に印刷層を設けてもよい。
接着層は、公知のフィルムラミネート用の接着剤を適宜使用することができる。また、押出しラミネーションにより積層する場合は、公知の押出しラミネーション用のアンカーコート剤を接着補助剤として適宜使用することができる。これらの接着剤やアンカーコート剤としてガスバリア性を有する材料を使用すると、特にバリア性に優れる積層体を得ることができる。
ガスバリア性に優れる接着剤として特に好ましくは、3g/m2(固形分)で塗布した接着剤の硬化塗膜の酸素バリア性が300cc/m2/day/atm以下、または水蒸気バリア性が120g/m2/day以下の、少なくとも一方の条件を満足するものをいう。市販品としてはDIC株式会社製のPASLIM VM001やPASLIM J350X等の「PASLIM」シリーズや、三菱ガス化学社製の「マクシーブ」が挙げられる。
(2)重合性炭素-炭素二重結合を有するポリエステルポリオール(A2)
(3)グリセロール骨格を有するポリエステルポリオール(A3)
(4)オルト配向性多価カルボン酸と、多価アルコールとを重縮合して得られるポリエステルポリオール(A4)
(5)イソシアヌル環を有するポリエステルポリオール(A5)
本発明の積層体は、は単独で用いてもよいし、更に他のフィルムや基材を含んでいてもよい。他の基材としては、上述した延伸フィルム、未延伸フィルム、透明蒸着フィルムに加え、紙、木材、皮革等の多孔質の基材を使用することもできる。他の基材を貼り合せる際に用いる接着剤は、上述したようなガスバリア性の接着剤を用いてもよいし、そうでなくてもよい。
本発明の印刷物や積層体は、食品や医薬品などの保護を目的とする多層包装材料として使用することができる。多層包装材料として使用する場合には、内容物や使用環境、使用形態に応じてその層構成は変化し得る。
なお、本発明におけるGPC(ゲルパーミエーションクロマトグラフィー)による重量平均分子量(ポリスチレン換算)の測定は東ソー(株)社製HLC8220システムを用い以下の条件で行った。
分離カラム:東ソー(株)製TSKgelGMHHR-Nを4本使用。カラム温度:40℃。移動層:和光純薬工業(株)製テトラヒドロフラン。流速:1.0ml/分。試料濃度:1.0重量%。試料注入量:100マイクロリットル。検出器:示差屈折計。
粘度はトキメック社製B型粘度計で25℃において測定した。
攪拌機、コンデンサ、温度計が備えられた反応容器にネオペンチルグリコール619.3質量部、アジピン酸504.8質量部、触媒としてテトライソプロピルチタネート0.07質量部を投入した。窒素気流下で撹拌しながら200~220℃で20時間反応させて、数平均分子量(Mn)400、水酸基価280mgKOH/gのポリエステル樹脂Aを得た。
攪拌機、コンデンサ、温度計が備えられた反応容器にネオペンチルグリコール538.2質量部、アジピン酸612.4質量部、触媒としてテトライソプロピルチタネート0.07質量部を投入した。窒素気流下で撹拌しながら200~220℃で20時間反応させて、数平均分子量(Mn)1,000、水酸基価110mgKOH/gのポリエステル樹脂Bを得た。
攪拌機、コンデンサ、温度計が備えられた反応容器にネオペンチルグリコール500.0質量部、アジピン酸663.1質量部、触媒としてテトライソプロピルチタネート0.07質量部を投入した。窒素気流下で撹拌しながら200~220℃で20時間反応させて、数平均分子量(Mn)3,200、水酸基価30mgKOH/gのポリエステル樹脂Cを得た。
攪拌機、コンデンサ、温度計が備えられた反応容器にネオペンチルグリコール495.2質量部、アジピン酸669.4質量部、触媒としてテトライソプロピルチタネート0.07質量部を投入した。窒素気流下で撹拌しながら200~220℃で20時間反応させて、数平均分子量(Mn)5,000、水酸基価20mgKOH/gのポリエステル樹脂Dを得た。
攪拌機、コンデンサ、温度計が備えられた反応容器にネオペンチルグリコール490.5質量部、アジピン酸675.8質量部、触媒としてテトライソプロピルチタネート0.07質量部を投入した。窒素気流下で撹拌しながら200~220℃で20時間反応させて、数平均分子量(Mn)20,000、水酸基価10mgKOH/gのポリエステル樹脂Eを得た。
攪拌機、コンデンサ、温度計が備えられた反応容器にネオペンチルグリコール489.5質量部、アジピン酸677.0質量部、触媒としてテトライソプロピルチタネート0.07質量部を投入した。窒素気流下で撹拌しながら200~220℃で20時間反応させて、数平均分子量(Mn)21,000、水酸基価8mgKOH/gのポリエステル樹脂Fを得た。
塩素化ポリプロピレンPP1として、スーパークロン 360T(日本製紙株式会社製)を使用した(塩素化度32%、重量平均分子量12000)。
塩素化ポリプロピレンPP1として、スーパークロン 814H(日本製紙株式会社製)を使用した(塩素化度41%、重量平均分子量21000)。
塩素化ポリプロピレンPP3として、スーパークロン 803M(日本製紙株式会社製)を使用した(塩素化度30%、重量平均分子量110000)。
工業用硝化綿L1/8(ニトロセルロース、固形分30%、JIS K-6703により溶液濃度25.0%における粘度1.6~2.9%品太平化学製品株式会社製)を使用した。
アクリル樹脂として、ダイヤナールBR-90(三菱ケミカル(株)製)を使用した。
水酸基を有する塩化ビニル酢酸ビニル共重合樹脂(樹脂モノマー組成が重量%で塩化ビニル/酢酸ビニル/ビニルアルコール=92/3/5、水酸基価(mgKOH)=64)を使用した。
塩化ビニル酢酸ビニル共重合樹脂(樹脂モノマー組成が重量%で塩化ビニル/酢酸ビニル=87/13)を使用した。
ポリビニルブチラール樹脂として、Mowital B 16 H(クラレ製)を使用した。
ケトン樹脂として、Tego Variplus AP(EVONIC社製)を使用した。
セルロースアセテートプロピオネートCAP482-0.5(Eastman Chemical社製)を使用した。
セルロースアセテートブチロネートCAB381-0.5(Eastman Chemical社製)を使用した。
攪拌機、温度計、環流冷却器および窒素ガス導入管を備えた4つ口フラスコに、ネオペンチルグリコールアジペートジオール80部(水酸基価:56.6mgKOH/g)とポリエチレングリコール20部(水酸基価:278mgKOH/g)およびイソホロンジイソシアネート29.68部を仕込み、窒素気流下に90℃で10時間反応させ、イソシアネート基含有率2.84重量%のウレタンプレポリマーを製造した後、これに酢酸エチル69.8部を加えてウレタンプレポリマーの均一溶液とした。次いで、イソホロンジアミン7.97部、ジ-n-ブチルアミン0.11部、酢酸エチル139.1部およびイソプロピルアルコール112.5部からなる混合物に、前記ウレタンプレポリマー溶液を添加し、45℃で5時間攪拌反応させて、ポリウレタン樹脂溶液Uを得た。得られたポリウレタン樹脂溶液Uは、樹脂固形分濃度30.4重量%、ウレア結合濃度={(29.68÷222×2-(80×56.6+20×278)÷56100)×1000/137.76=0.64mmol/g、樹脂固形分の重量平均分子量(以下Mwという)は54,000であった。
得られたポリエステル樹脂を 10部、塩素化ポリオレフィン樹脂を0.3部、フタロシアニン系青色顔料10部(DIC(株)製FASTGEN Blue LA5380)、アマイドワックス(CRODAMIDE SR Powder、CRODA社製)1.0部、シリカ(Syloid ED2、Grace社製)0.5部、酢酸エチル78.5部の混合物を練肉し、青色印刷インキを作成した。
得られた印刷インキの粘度をザーンカップ#3(離合社製)で測定し、版深30μmグラビア版を備えたグラビア校正機により、表1に示すOPPフィルム(フタムラ化学社製 商品名FOR 厚さ20μ)、PETフィルム(東洋紡製(株)製 商品名 エステルE5102 厚さ12μ)、ナイロンフィルム(ユニチカ(株)製 商品名エンブレム ON 厚さ15μmm)にそれぞれ印刷して40~50℃で乾燥し、印刷物を得た。
上記印刷物を1日放置後、印刷面にセロハンテープ(ニチバン製12mm幅)を貼り付け、これを急速に剥がしたときの印刷皮膜の外観の状態を目視判定した。なお判定基準は次の通りとした。
5:印刷皮膜が全く剥がれなかった。(最も良好)
4:印刷皮膜の80%以上がフィルムに残った。
3:印刷皮膜の40~80%がフィルムに残った。
2:印刷皮膜の10~40%がフィルムに残った。
1:印刷皮膜の10%以下がフィルムに残った。(最も悪い)
上記印刷物(PETフィルムを用いた印刷物)にポリエチレンイミン系のアンカー剤ディックドライAC-108(DIC製)を塗布しポリエチレン押出しラミネート機(住友重機械モダン製)によってポリエチレンを積層し、24時間後に15mm幅に切り出し引っ張り速度300mm/分で90度剥離試験(レトルト処理前のラミネート強度の測定)を行った。
5:200N/15mm以上。(最も良好)
4:150~200N/15mm。
3:100~150N/15mm。
2:50-100N/15mm。
1:50N/15mm未満。(最も悪い)
上記印刷物(PETフィルムを用いた印刷物)にエーテル系のドライラミネート接着剤ディックドライLX-401A/SP-60(DIC製)にてドライラミネート機(DICエンジニアリング製)によって無延伸ポリプロピレンフィルム(以下、CPP:東洋紡績社製 パイレンフィルム-CT P1128 30μm)を積層し、40℃で3日間エージング施し、ラミネート物を得た後、15mm幅に切り出し引っ張り速度300mm/分で90度剥離試験(レトルト処理前のラミネート強度の測定)を行った。
5:300N/15mm以上。(最も良好)
4:200~300N/15mm。
3:150~200N/15mm。
2:50~150N/15mm。
1:50N/15mm未満。(最も悪い)
上記印刷物(PETフィルムを用いた印刷物)の印刷面と非印刷面が接触するようにフィルムを重ね合わせ、10kgf/cm2の加重をかけ、40℃の環境下に12時間経時させ、取り出し後、非印刷面へのインキの転移の状態を、3段階で目視評価した。
5:非印刷面へのインキの転移量0%で転移が見られない。(最も良好)
4:20%未満の転移が見られる。
3:400%未満の転移が見られる。
2:60%未満の転移が見られる。
1:80%未満の転移が見られる。(最も悪い)
カスレ試験は、上記印刷物(PETフィルムを用いた印刷物)を用い、グラビア版の円周600mmφで200m/minの印刷速度した際のハイライト印刷部分(網点面積10%未満)におけるカスレの面積の割合と、非印刷部の汚れ具合を目視評価した。 評価4以上が実用範囲である。
(評価基準)
5:カスレが全くなく、非印刷部の汚れもない。
4:カスレが少し見られる 、若しくは非印刷部に汚れが少しみられる。
3:カスレが少し見られ 、且つ非印刷部に汚れが少し見られる。
2:カスレが見られ 、且つ非印刷部に汚れが見られる。
1:カスレが多く見られ、且つ非印刷部にも汚れが多く見られる。
カスレ試験は、上記印刷物(PETフィルムを用いた印刷物)の中で、非印刷部の汚れ具合(版かぶり度)を評価した。
(評価基準)
5:印刷汚れが全く見られない。
4:印刷汚れが極僅かに確認できる。
3:印刷汚れ僅かに確認できるが実用範囲である。
2:印刷汚れが顕著に見られる。
1:印刷汚れが甚だしく見られる。
7)粘度安定性
得られた印刷インキについて、インキ製造(配合)直後の粘度と、インキ製造(配合)から2週間後の粘度をザーンカップ#3(離合社製)で測定し、両者を比較した。
5:粘度変化なし。
4:粘度変化が3秒以内。
3:粘度変化が6秒以内。
2:粘度変化が10秒以上。
1:粘度変化が15秒以上もしくはゲル化。
表1~6に示す組成配合により実施例1~36を、表7に示す組成配合により比較例1~5を、実施例1と同様にしてインキを作成し、評価した。
また、ポリオレフィン系ワックスとしてポリエチレンワックス(S-394 SHAMROCK社製)を用いた。
Claims (9)
- バインダー樹脂及び有機溶剤を少なくとも含有し、前記バインダー樹脂が、数平均分子量が500~20000の範囲内であり、水酸基価が10~150mgKOH/gの範囲にあるポリエステル樹脂(A)と、塩素化ポリオレフィン樹脂(B)と、アマイドワックスを含有し、前記塩素化ポリオレフィン樹脂(B)をリキッドインキ全量の0.05質量%以上10質量%以下含有するリキッドインキ組成物。
但し、前記塩素化ポリオレフィン樹脂(B)の重量平均分子量は10000~60000である。 - ガラス転移温度40℃以上の他の樹脂を含有する、請求項1に記載のリキッドインキ組成物。
- 前記ガラス転移温度が40℃以上の他の樹脂が、塩化ビニル-酢酸ビニル共重合樹脂、ポリアミド系樹脂、アクリル系樹脂、ニトロセルロース、セルロースアセテートプロピオネート、セルロースアセテートブチレート、ケトン樹脂、ブチラール樹脂から選ばれる少なくとも1種である請求項2に記載のリキッドインキ組成物。
- リキッドインキ組成物中に含有する樹脂固形分100質量%に対して、前記ポリエステル樹脂(A)を固形分で30質量%以上含有する請求項1に記載のリキッドインキ組成物。
- 前記ポリエステル樹脂(A)と前記塩素化ポリオレフィン(B)の固形分比率が100:0.1~100:30の範囲にある請求項1に記載のリキッドインキ組成物。
- 更に、シリカを含有する請求項1に記載のリキッドインキ組成物。
- 前記ポリエステル樹脂(A)が、ネオペンチルグリコールとアジピン酸を反応原料とする請求項1に記載のリキッドインキ組成物。
- 請求項1に記載のリキッドインキ組成物を印刷してなる印刷物。
- 請求項8に記載の印刷物を含む積層体。
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