JP7354911B2 - 急病時対応システム - Google Patents
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Description
外部サーバに設けられ、車両側からの応急処置のための応援要請を受け付ける応援要請システム(20)と接続可能となっており、
車両の現在走行位置を把握するカーナビゲーションシステム(120)と、
運転者の健康状態、および同乗者の構成を検知する検知部(130)と、
健康状態から運転者の病状を推定し、病状、同乗者の構成、および現在走行位置に基づいて、応急処置を行うために、最短時間で到達可能な処置場所、および処置内容を算出すると共に、同乗者および応援要請システムの少なくとも一方に処置内容を通知し、自動運転システムによって、車両を処置場所へ移動させる制御部(160)と、を備え、
応援要請システムは、制御部から応援要請を受け付けると、処置場所の周辺で携帯端末(40a、40b、40c)を保持する人に対して、所定の通信アプリケーションを用いて、急病を起こした運転者の情報および救護依頼の情報を通知することを特徴としている。
第1実施形態の急病時対応システム100を図1~図3に示す。急病時対応システム100は、車両10に搭載されており、運転中の運転者に急病が発生したときに、自動運転システム110によって応急処置の可能な場所(後述する処置場所)へ車両10を移動させるシステムとなっている。
推定病状が心筋梗塞であり、幹線道路での発生であり、同乗者に大人が含まれる場合であると、制御部160は、処置場所として安全に停車可能な路肩で停車して、同乗者に人工呼吸、心臓マッサージによる応急処置を指示する。
推定病状が心筋梗塞であり、幹線道路での発生であり、同乗者が子供のみの場合であると、制御部160は、処置場所としてAEDが設置された場所へ移動し、同乗者(子供)にAEDによる応急処置を周辺のバイスタンダー(処置場所に居合わせた人)に依頼するように指示する。尚、AEDは、Automated External Defibrillator(自動体外式除細動器)の略名である。
推定病状が心筋梗塞であり、高速道路での発生であり、同乗者に大人が含まれる場合であると、制御部160は、処置場所としてパーキングエリア、あるいはサービスエリアで停車して、同乗者にAEDによる応急処置を指示する。
推定病状が心筋梗塞であり、運転者の体格が大きく、高速道路での発生であり、同乗者に大人が含まれる場合であると、制御部160は、処置場所としてパーキングエリア、あるいはサービスエリアで停車して、バイスタンダーと共にAEDによる応急処置を実施するよう、同乗者に指示する。
推定病状が脳梗塞であり、幹線道路での発生であり、同乗者に大人が含まれる場合であると、制御部160は、処置場所として安全に停車可能な路肩で停車して、応急処置として、同乗者に以下の指示をする。即ち、制御部160は、同乗者に対して、運転者のシートベルトを外し、保温のために車両用空調装置による空調温度を上げて、シートを倒すよう指示する。
推定病状が痙攣であり、幹線道路での発生であり、同乗者に大人が含まれる場合であると、制御部160は、処置場所として安全に停車可能な路肩で停車して、応急処置として、同乗者に以下の指示をする。即ち、制御部160は、同乗者に対して、痙攣の症状が治まるまで路肩で停止継続し、所定時間以上、治まらない場合は、直接、消防へ通報するよう指示する。消防への直接的な通報は、応援要請システム20を使用する場合よりも、より速く通報できる。
第2実施形態を図4に示す。第2実施形態は、同乗者および応援要請システム20への応急処置の指示の例を示す。
推定病状が心筋梗塞の場合に、制御部160は、応援要請システム20を使用して、消防システム30へ通報すると共に、関連施設や、個人携帯端末40a、40b、40c・・・を保持する処置場所周辺の人に、AEDを準備するように指示する。また、制御部160は、同乗者に対して、心肺蘇生の指示を行う。
推定病状が脳梗塞の場合に、制御部160は、応援要請システム20を使用して、消防システム30へ通報すると共に、関連施設や、個人携帯端末40a、40b、40c・・・を保持する処置場所周辺の人に、救護の指示をする。また、制御部160は、同乗者に対して、運転者のシートベルトを外し、保温のために車両用空調装置による空調温度を上げて、シートを倒すよう指示する。
推定病状が痙攣の場合に、制御部160は、同乗者に対して、運転者を保温するよう指示すると共に、所定時間以上、治まらない場合は、直接、消防へ通報するよう指示する。
第3実施形態を図5に示す。第3実施形態は、運転者の推定病状、発生場所、同乗者の構成に応じて、算出された応急処置の処置場所、同乗者および応援要請システム20への応急処置の指示の例(第1、第2実施形態の組み合わせ)を示す。
推定病状が心筋梗塞であり、幹線道路での発生であり、同乗者に大人が含まれる場合であると、制御部160は、処置場所として安全に停車可能な路肩で停車して、同乗者に対して、直接、消防へ通報するように指示する。また、制御部160は、同乗者に対して、運転者の病状、およびこれから処置場所に向かう理由をアナウンスすると共に、処置場所に到着したら、心肺蘇生を実施するように指示する。更に、制御部160は、応援要請システム20を使用して、関連施設や個人携帯端末40a、40b、40c・・・を保持する処置場所周辺の人に、AEDを準備するように指示する。
推定病状が心筋梗塞であり、高速道路での発生であり、同乗者に大人が含まれる場合であると、制御部160は、処置場所として最寄りのパーキングに停車して、同乗者に対して、直接、消防へ通報するように指示する。また、制御部160は、同乗者に対して、運転者の病状、およびこれから処置場所に向かう理由をアナウンスする。また、制御部160は、応援要請システム20を使用して、関連施設や個人携帯端末40a、40b、40c・・・を保持する処置場所周辺の人に、AEDを準備するように指示する。更に、制御部160は、処置場所に到着後、同乗者に対して、心肺蘇生を行うように指示する。
推定病状が心筋梗塞であり、運転者の体格が大きく、幹線道路での発生であり、同乗者に大人が含まれない場合であると、制御部160は、処置場所としてAEDの設置された場所に停車する。また、制御部160は、応援要請システム20を使用して、消防システム30へ通報する。また、制御部160は、同乗者に対して、運転者の病状、およびこれから処置場所に向かう理由をアナウンスする。更に、制御部160は、応援要請システム20を使用して、関連施設や個人携帯端末40a、40b、40c・・・を保持する処置場所周辺の人に、AEDを準備するように指示すると共に、心肺蘇生の依頼を通知する。そして、制御部160は、処置場所に到着後、処置場所周辺の人に、心肺蘇生を行うように指示する。
推定病状が脳梗塞であり、幹線道路での発生であり、同乗者に大人が含まれる場合であると、制御部160は、処置場所として安全に停車可能な路肩で停車して、同乗者に対して、直接、消防へ通報するように指示する。また、制御部160は、応援要請システム20を使用して、関連施設や個人携帯端末40a、40b、40c・・・を保持する処置場所周辺の人に、救護の要請を行う。更に、制御部160は、同乗者に対して、応急処置として、運転者のシートベルトを外し、保温のために車両用空調装置による空調温度を上げて、シートを倒すよう指示する。そして、制御部160は、処置場所に到着後、処置場所周辺の人に、心肺蘇生を行うように指示する。
推定病状が痙攣であり、幹線道路での発生であり、同乗者に大人が含まれる場合であると、制御部160は、処置場所として安全に停車可能な路肩で停車して、同乗者に対して、運転者の保温の指示をすると共に、運転者の病状、およびこれから処置場所に向かう理由をアナウンスする。また、制御部160は、処置場所に到着後、車両10のシフト位置をパーキング、あるいはニュートラルに設定し、パーキングブレーキをオンに設定する。更に、制御部160は、痙攣の症状が所定時間以上、治まらない場合は、同乗者に対して、直接、消防へ通報するよう指示する。
第4実施形態では、制御部160は、応援要請システム20を使用する際に、処置場所の周辺で携帯端末40a、40b、40c・・・を保持する人に対して、所定の通信アプリケーションを用いて、急病を起こした運転者の情報、および救護依頼等の情報を通知する。
この明細書および図面等における開示は、例示された実施形態に制限されない。開示は、例示された実施形態と、それらに基づく当業者による変形態様を包含する。例えば、開示は、実施形態において示された部品および/または要素の組み合わせに限定されない。開示は、多様な組み合わせによって実施可能である。開示は、実施形態に追加可能な追加的な部分をもつことができる。開示は、実施形態の部品および/または要素が省略されたものを包含する。開示は、ひとつの実施形態と他の実施形態との間における部品および/または要素の置き換え、または組み合わせを包含する。開示される技術的範囲は、実施形態の記載に限定されない。開示されるいくつかの技術的範囲は、請求の範囲の記載によって示され、更に請求の範囲の記載と均等の意味および範囲内での全ての変更を含むものと解されるべきである。
20 応援要請システム
40a、40b、40c 個人携帯端末(携帯端末)
100 急病時対応システム
110 自動運転システム
120 カーナビゲーションシステム
130 検知部
140 表示部
150 スピーカ(音声出力部)
160 制御部
Claims (6)
- 車両(10)の運転中、運転者に急病が発生したときに、前記車両に搭載された自動運転システム(110)によって応急処置の可能な場所へ前記車両を移動させる急病時の対応システムであって、
外部サーバに設けられ、前記車両側からの前記応急処置のための応援要請を受け付ける応援要請システム(20)と接続可能となっており、
前記車両の現在走行位置を把握するカーナビゲーションシステム(120)と、
前記運転者の健康状態、および同乗者の構成を検知する検知部(130)と、
前記健康状態から前記運転者の病状を推定し、前記病状、前記同乗者の構成、および前記現在走行位置に基づいて、前記応急処置を行うために、最短時間で到達可能な処置場所、および処置内容を算出すると共に、前記同乗者および前記応援要請システムの少なくとも一方に前記処置内容を通知し、前記自動運転システムによって、前記車両を前記処置場所へ移動させる制御部(160)と、を備え、
前記応援要請システムは、前記制御部から前記応援要請を受け付けると、前記処置場所の周辺で携帯端末(40a、40b、40c)を保持する人に対して、所定の通信アプリケーションを用いて、急病を起こした前記運転者の情報および救護依頼の情報を通知する急病時の対応システム。 - 前記同乗者に対して、画像にて情報表示する表示部(140)を備え、
前記制御部は、前記同乗者がいる場合、前記処置内容を前記表示部に画像表示して、前記同乗者に通知する請求項1に記載の急病時の対応システム。 - 前記同乗者に対して、音声にて情報を出力する音声出力部(150)を備え、
前記制御部は、前記同乗者がいる場合、前記処置内容を前記音声出力部によって、前記同乗者に通知する請求項1または請求項2に記載の急病時の対応システム。 - 前記制御部は、前記同乗者がいる場合、前記処置内容の具体的な手順を、前記同乗者に通知する請求項1~請求項3のいずれか1つに記載の急病時の対応システム。
- 前記処置場所に到着すると、
前記制御部は、前記車両のシフト位置をパーキングあるいはニュートラルに設定し、パーキングブレーキをオンにする請求項1~請求項4のいずれか1つに記載の急病時の対応システム。 - 前記制御部は、前記同乗者がいる場合、前記処置場所および前記処置内容を算出した後に、前記同乗者に、前記処置内容に加えて、前記病状、前記処置場所に向かう理由を通知する請求項1~請求項5のいずれか1つに記載の急病時の対応システム。
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