JP2002127857A - 自動車用の緊急通報システム - Google Patents

自動車用の緊急通報システム

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JP2002127857A
JP2002127857A JP2000321467A JP2000321467A JP2002127857A JP 2002127857 A JP2002127857 A JP 2002127857A JP 2000321467 A JP2000321467 A JP 2000321467A JP 2000321467 A JP2000321467 A JP 2000321467A JP 2002127857 A JP2002127857 A JP 2002127857A
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Japan
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vehicle
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accident
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Yuichi Kitagawa
裕一 北川
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 衝突事故による乗員の負荷を検出して通報す
ることにより、的確な診断を可能とする緊急通報システ
ムを提供する。 【解決手段】 衝突事故を検出する事故検出手段101
と、衝突開始から衝突終了までの間の少なくとも一部分
の時間帯における車両1の挙動や乗員2の挙動および乗
員2の身体と車両1の室内との接触を検出する挙動検出
手段102と、これらの検出結果に基づいて乗員身体へ
の負荷を推定する負荷推定手段103と、事故発生およ
び事故状況および乗員身体への負荷を緊急通報として救
援機関3等に送信する緊急通報発信手段104と、を車
両1に搭載する。緊急通報を受信する受信手段105は
救援機関3側に備えられる。負荷推定手段103は救援
機関3側に備えても構わない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両衝突事故の発
生及び事故状況を検出するとともに、乗員身体への負荷
を検出し、これら検出情報を車両外部の救援機関へ通報
する自動車用の緊急通報システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車の衝突事故発生時に、
負傷した乗員に代わって自動的に事故状況を外部の救援
機関に通報するための緊急通報システムが提案されてき
た。例えば、特開平11−348697号公報では、事
故状況から傷害程度を推定する際の解析方法が示されて
いる。具体的には事故発生場所や車両の衝突方向・速度
などの事故状況から車両の衝突G値・衝突速度・車体の
損壊程度等のパラメータを算出し、このパラメータに基
づいて乗員の損害程度を推測するというものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】交通外傷に対する緊急
医療には、早期治療と的確な診断という二つの相反する
課題がある。早期治療の課題とは事故発生後なるべく短
時間で治療を開始することであり、従来の緊急通報シス
テムでも実現可能である。一方で、緊急病院に運び込ま
れた負傷者の受傷内容を短時間で正確に把握することは
困難を極める。
【0004】特に負傷者が意識を失っている場合は、医
師から患者に対して受傷の経緯や痛みに関する問診をす
ることができないため、切創出血や骨折・脱臼など目視
できる受傷内容以外は、脈拍・血圧・心拍数・心電図・
脳波といった基本的な医療情報をもとに受傷内容を推測
するしかない。
【0005】仮に負傷者に意識がある場合でも、内臓損
傷や脳神経損傷のように受傷直後は当事者が痛みなどの
異変を感じないことがあり、どこかを打撲したという申
告がなければCTスキャンやMRIなどの精密検査が行
われないこともあり得る。
【0006】このため、隠れた重要な受傷に対する処置
が遅れる可能性があるという問題点があった。
【0007】以上の問題点に鑑み、本発明の課題は、衝
突事故による乗員の負荷を検出して通報することによ
り、的確な診断を可能とする緊急通報システムを提供す
ることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、上記課題を解決するため、衝突事故の発生を検出す
る事故検出手段と、この衝突の開始から終了までの間の
少なくとも一部分の時間帯における車両の挙動または乗
員の挙動または乗員と車室内との接触を検出する挙動検
出手段と、該挙動検出手段の検出結果に基づいて乗員身
体への負荷を推定する負荷推定手段と、衝突事故の発生
および乗員身体への負荷を車両外部へ送信する緊急通報
発信手段と、を備えたことを要旨とする自動車用の緊急
通報システムである。
【0009】請求項2に記載の発明は、上記課題を解決
するため、請求項1記載の自動車用の緊急通報システム
において、前記緊急通報発信手段からの信号を受信する
受信手段を備えたことを要旨とする。
【0010】請求項3に記載の発明は、上記課題を解決
するため、衝突事故の発生を検出する事故検出手段と、
この衝突の開始から終了までの間の少なくとも一部分の
時間帯における車両の挙動または乗員の挙動または乗員
と車室内との接触を検出する挙動検出手段と、衝突事故
の発生および前記挙動検出手段の検出結果を車両外部へ
送信する緊急通報発信手段と、前記検出結果を受信する
受信手段と、該受信手段が受信した検出結果に基づいて
乗員身体への負荷を推定する負荷推定手段と、を備えた
ことを要旨とする自動車用の緊急通報システムである。
【0011】請求項4に記載の発明は、上記課題を解決
するため、請求項1ないし請求項3のいずれか1項記載
の自動車用の緊急通報システムにおいて、前記負荷推定
手段が推定する乗員身体への負荷は車室内側で測定され
た乗員に作用する物理力であることを要旨とする。
【0012】請求項5に記載の発明は、上記課題を解決
するため、請求項1ないし請求項3のいずれか1項記載
の自動車用の緊急通報システムにおいて、前記負荷推定
手段が推定する乗員身体への負荷は指標化された値であ
ることを要旨とする。
【0013】請求項6に記載の発明は、上記課題を解決
するため、請求項1ないし請求項3のいずれか1項記載
の自動車用の緊急通報システムにおいて、前記負荷推定
手段が推定する乗員身体への負荷は接触部位ごとに推定
されることを要旨とする。
【0014】請求項7に記載の発明は、上記課題を解決
するため、請求項6記載の自動車用の緊急通報システム
において、前記受信手段を救援機関に備えたことを要旨
とする。
【0015】請求項8に記載の発明は、上記課題を解決
するため、請求項7記載の自動車用の緊急通報システム
において、前記救援機関は、事故現場に出向く救急隊で
あることを要旨とする。
【0016】請求項9に記載の発明は、上記課題を解決
するため、請求項7記載の自動車用の緊急通報システム
において、前記救援機関は、事故現場に出向く医師であ
ることを要旨とする。
【0017】請求項10に記載の発明は、上記課題を解
決するため、請求項7記載の自動車用の緊急通報システ
ムにおいて、前記救援機関は、救急医療機関もしくは該
救急医療機関の医師であることを要旨とする。
【0018】請求項11に記載の発明は、上記課題を解
決するため、請求項7記載の自動車用の緊急通報システ
ムにおいて、前記救援機関は、緊急通報管理センタであ
ることを要旨とする。
【0019】請求項12に記載の発明は、上記課題を解
決するため、請求項7記載の自動車用の緊急通報システ
ムにおいて、前記救援機関は、前記受信手段により受信
した乗員身体への負荷に基づいて、最適な医療機関を検
索することを要旨とする。
【0020】請求項13に記載の発明は、上記課題を解
決するため、請求項7記載の自動車用の緊急通報システ
ムにおいて、前記救援機関は、前記受信手段により受信
した乗員身体への負荷に基づいて、事故現場の最寄りの
医療機関を検索することを要旨とする。
【0021】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、衝突事故の発
生を検出する事故検出手段と、この衝突の開始から終了
までの間の少なくとも一部分の時間帯における車両の挙
動または乗員の挙動または乗員と車室内との接触を検出
する挙動検出手段と、該挙動検出手段の検出結果に基づ
いて乗員身体への負荷を推定する負荷推定手段と、衝突
事故の発生および乗員身体への負荷を車両外部へ送信す
る緊急通報発信手段と、を備えたので、事故による乗員
身体への影響に関する精密かつ正確な情報を送信するこ
とができるという効果がある。
【0022】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
の効果に加えて、前記緊急通報発信手段からの信号を受
信する受信手段を備えたので、受信手段で受信された乗
員身体への負荷に基づいて、隠れた受傷を見逃すことな
く、迅速かつ正確に負傷者を診断できるという効果があ
る。
【0023】請求項3の発明によれば、衝突事故の発生
を検出する事故検出手段と、この衝突の開始から終了ま
での間の少なくとも一部分の時間帯における車両の挙動
または乗員の挙動または乗員と車室内との接触を検出す
る挙動検出手段と、衝突事故の発生および前記挙動検出
手段の検出結果を車両外部へ送信する緊急通報発信手段
と、前記検出結果を受信する受信手段と、前記受信手段
が受信した検出結果に基づいて乗員身体への負荷を推定
する負荷推定手段と、を備えたので、負荷推定手段が車
両搭載性を持つ必要がなくなり、負荷推定に用いるデー
タベースを大容量化して負荷推定の正確度を大幅に高め
たり、新しいデータを容易にデータベースに追加できる
と共に、挙動検出結果に基づいて高性能演算装置で事故
時の車両及び乗員の挙動をシミュレーションすることが
可能となり、負荷推定及び負傷者の診断の確度を飛躍的
に向上させることができるという効果がある。
【0024】請求項4の発明によれば、請求項1ないし
請求項3の発明の効果に加えて、前記負荷推定手段が推
定する乗員身体への負荷は車室内側で測定された乗員に
作用する物理力となっているため、専門の医療機関にお
いて受傷程度を把握する際に有効な情報を提供すること
ができるという効果がある。
【0025】請求項5の発明によれば、請求項1ないし
請求項3の発明の効果に加えて、推定手段が推定する乗
員身体への負荷は指標化された値となっているため、仮
に傷害が目視で確認できない場合でもCTスキャンやM
RIなどの精密検査の必要性を医師に促すことができる
という効果がある。
【0026】請求項6の発明によれば、請求項1ないし
請求項3の発明の効果に加えて、負荷推定手段が推定す
る負荷は接触部位ごとに推定されるため、救援機関にお
ける医療処置の手順を迅速かつ的確に決定することがで
きるという効果がある。
【0027】請求項7の発明によれば、請求項6の発明
の効果に加えて、受信手段を救援機関に備えたので、救
援機関が直接受信することができ、より迅速な対応を行
うことが出来るという効果がある。
【0028】請求項8の発明によれば、請求項7の発明
の効果に加えて、乗員身体への負荷を受信する救援機関
が事故現場に出向く救急隊であるため、事故車両から負
傷者を救出する救急隊員に負傷者の受傷部位を明示する
と共に、受傷部位を悪化させない救助方法を選択するこ
とができるという効果がある。
【0029】請求項9の発明によれば、請求項7の発明
の効果に加えて、乗員身体への負荷を受信する救援機関
が事故現場に出向く医師であるため、受傷状況に応じた
適切な医療処置が可能となるという効果がある。
【0030】請求項10の発明によれば、請求項7の発
明の効果に加えて、乗員身体への負荷を受信する救援機
関が救急医療病院もしくは該病院の医師であるため、負
傷者が病院に到着する前に負傷内容を想定して検査・治
療の準備をすることができるため、治療開始を早めるこ
とができるという効果がある。
【0031】請求項11の発明によれば、請求項7の発
明の効果に加えて、乗員身体への負荷を受信する救援機
関が緊急通報管理センタであるため、負傷者の傷害状況
に応じた総合的な判断や処理が可能となるという効果が
ある。具体的には、救急隊に搬送すべき医療機関を指示
したり、搬送される医療機関に事前に傷害内容について
情報を送ったり、さらには医療スタッフや輸血用血液・
薬品・薬剤等を事前に手配することもできる。
【0032】請求項12の発明によれば、請求項7の発
明の効果に加えて、事故状況および乗員身体への負荷に
基づいて最適な医療機関を検索できるようになっている
ため、受傷部位や程度に応じて専門の医療機関を選ぶこ
とができるという効果がある。
【0033】請求項13の発明によれば、請求項7の発
明の効果に加えて、事故状況および乗員身体への負荷に
基づいて事故現場の最寄りの医療機関を検索できるよう
になっているため、受傷部位や程度に応じて必要な処置
能力を有する医療機関の中から搬送時間の短い医療機関
を選ぶことができる。
【0034】
【発明の実施の形態】次に図面を参照して、本発明の実
施の形態を詳細に説明する。図1は本発明に係る自動車
用の緊急通報システムの全体構成を示すシステム構成図
であり、基本的に以下に述べる各実施形態において共通
のものである。
【0035】緊急通報システムのうち、車両1に搭載さ
れるのは、車両1の衝突事故の発生および事故状況を検
出する事故検出手段101と、衝突開始から衝突終了ま
での間の少なくとも一部分の時間帯における車両1の挙
動や乗員2の挙動および乗員2の身体と車両1の室内と
の接触を検出する挙動検出手段102と、これらの検出
手段による検出結果に基づいて乗員身体への負荷を推定
する負荷推定手段103と、事故発生および事故状況お
よび乗員身体への負荷を緊急通報として車外の救援機関
3等に送信する緊急通報発信手段104であり、緊急通
報を受信する受信手段105は救援機関3側に備えられ
る。また、乗員身体への負荷を推定する負荷推定手段1
03が救援機関3側に備えられても構わない。
【0036】事故検出手段101は、車両1が他の車両
や側壁・電柱などの障害物と衝突した際に、車載のセン
サ類200により事故発生および事故状況を検出するも
のである。事故の発生時刻や場所および衝突相手など事
故状況に関する情報はメモリ300に記録される。
【0037】車両挙動や乗員挙動および乗員身体と車室
内との接触を検出する挙動検出手段102は、車両挙動
を検出する車両挙動検出部102a、乗員挙動を検出す
る乗員挙動検出部102b、乗員身体と車室内との接触
を検出する接触検出部102cとに分かれており、それ
ぞれ車載のセンサ類200を用いて検出が行われる。
【0038】負荷推定手段103は、事故検出手段10
1、挙動検出手段102から得た情報に基づいてデータ
ベースを参照して演算処理を行う装置400により乗員
身体への負荷を推定するものである。
【0039】緊急通報発信手段104は、事故検出手段
101、挙動検出手段102、負荷推定手段103で得
られた結果を救援機関に送信するものであり、利用する
媒体としては、無線電波・電話回線・衛星回線・高速道
路通信網、その他の専用回線などの通信網500が考え
られる。
【0040】受信手段105は緊急通報発信手段104
が発信する緊急通報を受信して解読する通信装置600
を有し、これをもとに交通事故および救援医療活動に対
する判断と救援機関3に対する指示が行われる。
【0041】[第1実施形態]図2は、本発明に係る自
動車用の緊急通報システムの第1実施形態における構成
を示すブロック図である。本実施形態では、車載のセン
サ類200は、車両挙動を検出するセンサ類200a
と、事故状況を検出するセンサ類200bと、車室内の
乗員の状況を検出するセンサ類200cとに分かれてい
る。
【0042】車両挙動を検出するセンサ類200aに
は、加速度(G)センサ201、距離センサ202があ
る。事故状況を検出するセンサ類200bには時計20
3、ナビゲーション装置204、車外を監視する車外用
CCDカメラ205がある。
【0043】車室内の乗員の状況を検出するセンサ類2
00cには、シートベルトの繰り出し量を検出するベル
トセンサ206、シート座面の圧力変化を検出するシー
トセンサ207、車室内を監視する車室内用CCDカメ
ラ208、図外のステアリングや計器パネルに設けられ
た荷重計209や加速度計210、エアバッグ内圧セン
サ211がある。
【0044】Gセンサ201は、事故検出手段101に
も接続されており、Gセンサ201が検出した加速度を
事故検出手段101に入力する。事故検出手段101
は、例えば、加速度値または一定時間の加速度の累積値
が所定値を超えると衝突事故を検出したとして、本発明
の緊急通報システムを起動するようになっている。
【0045】衝突事故が検出されると、事故検出手段1
01は直ちに全システムを起動するとともに、事故状況
センサ類200bにより検出した事故の発生時刻や場所
および衝突相手の画像などをメモリ301に記録する。
【0046】メモリ301に書き込むべき情報は、例え
ば、発生時刻は車載された時計203から読み込み、発
生場所は車載したナビゲーション204から読み込み、
衝突相手は車外用CCDカメラ205で撮影した映像な
どから読み込む。
【0047】次に挙動検出手段102の車両挙動検出部
102aにおいて、センサ類200aにより車両挙動を
検出する。例えば、衝突後の車両移動量・速度変化・減
速度・回転角・回転速度などを、車載されたGセンサ2
01や距離センサ202などから検出する。
【0048】乗員挙動検出部102bではセンサ類20
0cを用いて衝突後の乗員挙動を検出する。このため、
シートベルトの繰り出し量を検出するベルトセンサ20
6、シート座面の圧力変化を検出するシートセンサ20
7、乗員挙動を映像で検出する車室内用CCDカメラ2
08などが備えられる。接触検出部102cはステアリ
ングや計器パネルなどに設けられた荷重計209や加速
度計210、エアバッグ内圧センサ211などにより乗
員身体と車室内との接触を検出する。
【0049】これら車両挙動検出部102a、乗員挙動
検出部102b、および接触検出部102cの検出処理
は同時並行で行われ、完了すると、負荷推定手段手段1
03による乗員身体への負荷推定の処理が始められる。
【0050】本実施形態では、様々な衝突事故を想定し
て計算された車両挙動と乗員挙動の関係がデータベース
401として車載されており、事故検出手段101、車
両挙動検出部102a、および乗員挙動検出部102b
からの情報をもとに車室内における乗員2の移動方向と
移動量とが瞬時に推定されるようになっている。そし
て、接触検出部102cからの情報を合わせて車室内と
接触した身体部位が特定され、同時に接触時の衝撃や荷
重レベル等の乗員身体の負荷状況がメモリ302に記録
される。
【0051】乗員身体と車室内との接触が無い場合で
も、乗員に加えられる加速度が著しく過大な場合脳や頸
部等に障害を起こすことがあるので、事故検出手段10
1、車両挙動検出部102a、および乗員挙動検出部1
02bからの情報をもとに、主として乗員の頭部から胴
体にかけて加わるGや速度変化などの乗員身体への負荷
状況が推定されメモリ302に記録される。
【0052】緊急通報発信手段104は、事故検出手段
101、挙動検出手段102、及び負荷推定手段103
で得られた結果、すなわちメモリ301・302に記録
された事故状況と乗員身体への負荷状況とを救援機関に
送信するものであり、本実施形態では無線発信器(不図
示)が用いられている。これにより仮に衝突事故が人家
の少ない山間僻地や広野で起きたとしても無線電波によ
り緊急通報を発信することができる。
【0053】そして、前記無線電波を受信して解読する
ための受信手段105は、都道府県単位などで設立され
る緊急通報管理センタ701に設置されている。緊急通
報管理センタは受信装置601で受信した事故状況と受
傷状況をもとに、現場へ派遣する救急隊702と被害者
を搬送すべき医療機関703を即座に判断し、選定した
救援隊と医療機関に事故状況および傷害状況を伝達す
る。救急隊に医師704が同行している場合、事前に受
傷情報が伝達されれば現場での応急医療処置に役立つ。
【0054】このように本発明によれば、事故による乗
員身体への影響に関する精密かつ正確な情報を緊急通報
発信手段から発信し、受信手段で受信された乗員身体へ
の負荷に基づいて、隠れた受傷を見逃すことなく、迅速
かつ正確に負傷者を診断できるという効果がある。
【0055】また、無線受信装置601は地元の警察署
705や消防署706にも備えられており、緊急通報を
受け次第、現場へ向けて出発し、移動途中に緊急通報管
理センタ701から情報を入手することも可能である。
尚、警察署や消防署で直接受信する代わりに、自治体毎
の警察本部や消防本部の通信管制室で緊急通報を受信し
て、この通信管制室から地元の警察署や消防署や移動車
等に指令を発するように統合的に運用されてもよい。
【0056】[実施形態2]図3は本発明の第2実施形
態における構成ブロックを示している。センサ類200
a〜200cの構成は第1実施形態と同様である。本実
施形態でも事故検出手段101が衝突事故を検出した場
合に緊急通報システムが起動される。
【0057】挙動検出手段102と、挙動検出手段10
2が検出した車両挙動、乗員挙動、乗員身体と車室内と
の接触情報を記憶するメモリ303とは、事故発生前の
状態を記憶するため、図示しない車両キーがONとなっ
た時点から常時作動している。
【0058】これにより、車両挙動を検出するためのセ
ンサ類200aは、車両速度・操舵角・ブレーキによる
減速度などを常時検出し、乗員挙動を検出するためのセ
ンサ類200cは乗員の着座位置やシートベルトの装着
の有無や繰り出し量等のシートベルトの使用状態を常に
モニタしている。
【0059】そして、事故前の車両挙動を記憶するた
め、メモリ303に設けられた複数の記憶領域には、例
えば、最大アドレスの次のアドレスが最小アドレスとな
るように循環的なアドレスが割り当てられている。
【0060】センサ類200aおよびセンサ類200c
の出力は、常に所定時間毎にサンプリングされ、必要に
応じてアナログ/デジタル変換されて、メモリ303の
異なるアドレスに順次循環的に書込まれ、事故検出手段
101が事故発生を検出してから一定時間後に緊急通報
システムの制御により書込みが停止される。
【0061】そして、緊急通報システム起動後にメモリ
303を読み出すことにより、緊急通報システムの起動
以前、即ち事故発生以前を含む事故前後のセンサ類20
0a及びセンサ類200cが検出した情報を得ることが
できる。
【0062】こうすることにより、衝突前と衝突後との
車両挙動や乗員挙動が比較可能となり、乗員の傷害状況
をより正確に推定できる。例えば、衝突前に急ブレーキ
や急操舵があれば、衝突が始まった時点での乗員の位置
は通常の着座位置からずれている可能性がある。このこ
とを考慮した上で、衝突後のシートベルトの繰り出し量
などをもとに衝突後の乗員の移動量や方向を予測すれ
ば、乗員身体と車室内との接触部位を精度良く推定する
ことができる。
【0063】従って負荷推定手段103では、衝突後の
車両挙動や乗員挙動の検出結果だけてなく、メモリ30
3の内容をもとに推定処理が行われる。乗員身体への負
荷部位と負荷レベルの推定が精度良くできるので、受傷
部位ごとに傷害の程度と可能性を段階的に示すことがで
きる。
【0064】例えば、接触部位が上腕であれば打撲・脱
臼・骨折を傷害程度として、頭部であれば打撲・頭蓋骨
骨折・意識障害・脳内出血を受傷程度として、その確率
を並記してメモリ302に記録する。メモリ301・3
02に記録された情報は緊急通報発信手段104により
発信されるが、本実施形態では通報を受信する救援機関
3が医療機関703となっている。
【0065】前記の情報があれば、医療機関703で診
察する際に仮に出血や擦過・打撲痕などの所見がなくて
も、上腕に対してレントゲン撮影を行ったり、頭部に対
してMRI検査を行うなどの判断を迅速に行うことでき
るし、負傷者が医療機関703に搬送されてくる前に、
必要な医療スタッフの集合、検査の準備態勢、輸血用血
液、医薬品、医療資材等を整えておくことも可能であ
る。
【0066】[実施形態3]図4は本発明の第3実施形
態における構成ブロックを示している。本実施形態で
は、乗員身体への負荷を推定する負荷推定手段103が
緊急通報管理センタ701に備えられている。したがっ
て、車両挙動と乗員挙動の関係を蓄積したデータベース
401は車両1に搭載されている必要はなく、事故検出
手段101、挙動検出手段102、負荷推定手段103
で検出した事故状況および傷害状況に関する情報は直ち
に緊急通報管理センタ701に送られる。
【0067】データベース401を緊急通報管理センタ
701に設置することにより、極めて多数の事故データ
を収容した大容量のデータベース401を容易に設置す
ることができるとともに、最新の事故データでデータベ
ースを追加更新することが容易となる。これにより、第
1、第2の実施形態よりさらに正確な乗員傷害を推定す
ることができる。
【0068】緊急通報管理センタ701では、受信した
事故状況情報をもとに派遣する救援隊702を検索す
る。大事故であれば大型のレッカー車を持つ消防隊70
6を呼び出すし、山岳地帯での事故であれば地元山岳隊
707にも連絡するし、海岸での事故であれば海上保安
庁708へも通報する。
【0069】また、緊急通報管理センタ701は受信し
た受傷状況情報をもとに被害者を搬送する医療機関70
3も検索する。基本的には受傷内容に応じて、例えば頭
部傷害が大きければ脳神経系の専門病院を検索するが、
例えば市街地から離れた場所で事故が起こった際には最
も近い医療機関を検索する。さらに、本実施形態ではデ
ータベースが緊急通報管理センタ701に備えられてい
るため、情報の更新がしやすいというメリットがある。
【0070】[実施形態4]図5は本発明の第4実施形
態における構成ブロックを示している。本実施形態の構
成は基本的に第3実施形態と同様であるが、乗員身体へ
の負荷を推定する負荷推定手段103において、データ
ベース401の代わりに事故状況をシミュレーションし
て乗員身体への負荷を算出する高速演算装置402が用
いられている。これにより、緊急通報で送られてきた車
両挙動や乗員挙動および乗員身体と車室内との接触に関
する情報をもとに、交通事故を即座に高速演算装置40
2上で再現し、より正確に乗員の傷害状況を推定できる
ようになっている。
【0071】高速演算装置402上での演算は、乗員の
個人情報があれば年齢・性別・体格を考慮して行われる
が、無い場合は標準的な成人男性を想定して行われ、傷
害レベルは、衝突安全試験で広く用いられている傷害評
価指標を用いて表現される。例えば、頭部はHIC、頸
部はNij、胸部は加速度および胸部変位、下肢は大腿
部荷重とティビアインデックスなどである。
【0072】また、本発明による緊急通報システムを搭
載した車両同士が衝突した場合は、双方の車両に備えた
緊急通報システムが送信した車両挙動および乗員挙動お
よび乗員身体と車室内との接触に関する情報に基づい
て、高速演算装置402が車両対車両の衝突シミュレー
ションを行い、それぞれの車両乗員について受傷部位と
程度を推定する。
【0073】[実施形態5]図6は本発明の第5実施形
態における構成ブロックを示している。本実施形態で
は、事故の発生および乗員身体への負荷を救援機関3に
送信する緊急通報発信手段104として携帯電話502
を用いている。本実施形態で用いる携帯電話502は、
車両を使用する際に緊急通報システムと連結されるもの
であれば、自動車に固定した設備であっても取り外せる
タイプであってもよい。
【0074】本実施形態では、衝突後一定時間が経過す
ると緊急通報を自動発信するようになっている。これに
より前に乗員がボタンを押すなどの操作をすれば手動で
も発信される。携帯電話502を利用することにより、
救援機関3に設置された通報受信手段601で緊急通報
を受信すると、電話回線を逆探知して緊急通報センタか
ら当事者に電話をかけて事故状況や受傷状況について質
問することもできる。車両は損壊したが負傷者がいない
場合などは当事者がその旨を伝えることにより医療救援
隊の派遣を見合わせる判断も可能である。
【0075】また、乗員が誤報した場合には通報を解除
するボタンも備えられる。さらに、携帯電話に記憶され
た乗員の個人データ403にもとづいた連絡や処理も可
能となる。例えば、自宅709・家族710・職場71
1の電話番号などを読み出して連絡を入れたり、開業医
等の掛かり付けの医療機関712に接続して最近の心身
状態、使用中の医薬品、過去の疾病歴に関する情報を転
送したりできるようになる。
【0076】[実施形態6]図7は本発明の第6実施形
態における構成ブロックを示している。本実施形態では
緊急通報を受信する救援機関3は高速道路や幹線道路な
どを管理する道路管理センタ707となっており、衝突
事故および乗員の傷害に関する緊急通報は道路脇などに
設置された道路通信網503を介して道路管理センタ7
07に送られる。
【0077】本実施形態によれば、交通監視システム8
00と連動させることにより、道路管理センタ707か
ら道路上に設置された掲示板801に情報を流して後続
車に対して警告や交通規制を表示するなど、二次災害を
防止したり、事故渋滞による救急隊の遅延防止のための
対策を講じることができる。また、救急車両702の進
路をコントロールしたり、救急ヘリコプタ802の離着
陸場所の確保を迅速に行うことも可能となる。
【0078】さらに、本実施形態では衝突時に検出され
た車両挙動および乗員挙動を記録するメモリ301、3
02が非常に強固なメモリ筐体300の中に設置されて
いるため、火災を伴うような重大事故である場合や、何
らかの要因で緊急通報に事故状況や傷害状況に関する情
報が載せられなかった場合でも、救援隊702がメモリ
筐体300を回収して医療機関703や医師704に届
けることにより緊急治療に役立つデータを引き出すこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動車用の緊急通報システムの全
体構成を示すシステム構成図である。
【図2】本発明の第1実施形態の構成を説明するブロッ
ク図である。
【図3】本発明の第2実施形態の構成を説明するブロッ
ク図である。
【図4】本発明の第3実施形態の構成を説明するブロッ
ク図である。
【図5】本発明の第4実施形態の構成を説明するブロッ
ク図である。
【図6】本発明の第5実施形態の構成を説明するブロッ
ク図である。
【図7】本発明の第6実施形態の構成を説明するブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1 車両 2 乗員 3 救援機関 101 事故検出手段 102 挙動検出手段 102a 車両挙動検出部 102b 乗員挙動検出部 102c 接触検出部 103 負荷推定手段 104 緊急通報発信手段 105 受信手段 200 車載センサ類 200a 車両挙動センサ類 200b 事故状況センサ類 200c 乗員挙動センサ類 201 Gセンサ 202 距離センサ 203 時計 204 ナビゲーション装置 205 車外用CCDカメラ 206 シートベルト繰り出し量センサ 207 シート座面圧力センサ 208 車内用CCDカメラ 209 車内用荷重計 210 車内用加速度計 211 エアバッグ内圧センサ 300 メモリ筐体 301 事故状況メモリ 302 乗員負荷メモリ 303 衝突直前状況記録メモリ 400 負荷推定装置 401 データベース 402 高速演算装置 500 通信路インフラ 501 無線発信器 502 携帯電話 503 高速道路通信網 504 高速道路の掲示板 505 交通監視システム 600 緊急通報受信装置 601 無線受信装置 602 電話受信装置 701 緊急通報管理センタ 702 救急隊 703 医療機関 704 医師 705 警察 706 消防 707 地元の山岳隊 708 海上保安庁 709 乗員の自宅 710 乗員の家族 711 乗員の職場 712 掛かり付けの開業医 800 交通監視システム 801 掲示板 802 救急用ヘリコプタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G08G 1/13 G08G 1/13

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 衝突事故の発生を検出する事故検出手段
    と、 この衝突の開始から終了までの間の少なくとも一部分の
    時間帯における車両の挙動または乗員の挙動または乗員
    と車室内との接触を検出する挙動検出手段と、 該挙動検出手段の検出結果に基づいて乗員身体への負荷
    を推定する負荷推定手段と、 衝突事故の発生および乗員身体への負荷を車両外部へ送
    信する緊急通報発信手段と、 を備えたことを特徴とする自動車用の緊急通報システ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記緊急通報発信手段からの信号を受信
    する受信手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の
    自動車用の緊急通報システム。
  3. 【請求項3】 衝突事故の発生を検出する事故検出手段
    と、 この衝突の開始から終了までの間の少なくとも一部分の
    時間帯における車両の挙動または乗員の挙動または乗員
    と車室内との接触を検出する挙動検出手段と、 衝突事故の発生および前記挙動検出手段の検出結果を車
    両外部へ送信する緊急通報発信手段と、 前記検出結果を受信する受信手段と、 該受信手段が受信した検出結果に基づいて乗員身体への
    負荷を推定する負荷推定手段と、 を備えたことを特徴とする自動車用の緊急通報システ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記負荷推定手段が推定する乗員身体へ
    の負荷は車室内側で測定された乗員に作用する物理力で
    あることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれ
    か1項記載の自動車用の緊急通報システム。
  5. 【請求項5】 前記負荷推定手段が推定する乗員身体へ
    の負荷は指標化された値であることを特徴とする請求項
    1ないし請求項3のいずれか1項記載の自動車用の緊急
    通報システム。
  6. 【請求項6】 前記負荷推定手段が推定する乗員身体へ
    の負荷は接触部位ごとに推定されることを特徴とする請
    求項1ないし請求項3のいずれか1項記載の自動車用の
    緊急通報システム。
  7. 【請求項7】 前記受信手段を救援機関に備えたことを
    特徴とする請求項6記載の自動車用の緊急通報システ
    ム。
  8. 【請求項8】 前記救援機関は、事故現場に出向く救急
    隊であることを特徴とする請求項7記載の自動車用の緊
    急通報システム。
  9. 【請求項9】 前記救援機関は、事故現場に出向く医師
    であることを特徴とする請求項7記載の自動車用の緊急
    通報システム。
  10. 【請求項10】 前記救援機関は、救急医療機関もしく
    は該救急医療機関の医師であることを特徴とする請求項
    7記載の自動車用の緊急通報システム。
  11. 【請求項11】 前記救援機関は、緊急通報管理センタ
    であることを特徴とする請求項7記載の自動車用の緊急
    通報システム。
  12. 【請求項12】 前記救援機関は、前記受信手段により
    受信した乗員身体への負荷に基づいて、最適な医療機関
    を検索することを特徴とする請求項7記載の自動車用の
    緊急通報システム。
  13. 【請求項13】 前記救援機関は、前記受信手段により
    受信した乗員身体への負荷に基づいて、事故現場の最寄
    りの医療機関を検索することを特徴とする請求項7記載
    の自動車用の緊急通報システム。
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