JP7354823B2 - 吸収性物品、吸収性物品の製造装置及び吸収性物品の製造方法 - Google Patents
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Description
本実施形態では、テープ型使い捨ておむつ(本願でいう「吸収性物品」の一例であり、以下、単に「おむつ」という)について、着用者の腹部に対向して配置される前身頃と背部に対向して配置される後身頃とを結ぶ方向を長手方向とする。これらの前身頃(長手方向の一側)と後身頃(長手方向の他側)との間(長手方向の中央)には、着用者の股下に配置(股間に対向して配置)される股下部が位置する。また、紙おむつが着用者に装着された状態(以下「装着状態」と略称する)において、着用者の肌に向かう側(装着された状態で内側)を肌面側とし、肌面側の反対側(装着された状態で外側)を非肌面側とする。さらに、肌面側と非肌面側とを結ぶ方向を厚み方向とし、長手方向と厚み方向の何れにも直交する方向を幅方向とする。そのほか、厚み方向から視ることを平面視とする。
レン(PE)やポリプロピレン(PP)等が例示できる。カバーシート4は、単層構造に限らず、インナカバーシートおよびアウターカバーシートを有する多層構造であってもよい。
構造を持つ親水性ポリマーであるSAP(高吸収性重合体:Super Absorbent Polymer)等の粒状の吸収性樹脂を保持させた構造を有する。よって、吸収体6Cでは、液体を吸収する前後の吸収性樹脂の体積変動は、基本的には吸収性樹脂を隙間に保持する短繊維内で行われることになる。したがって、吸収体6C全体を俯瞰してみると、液体を吸収した吸収体6Cの厚みの膨張率は、吸収性樹脂自体の膨張率ほど大きくはないと言える。
実施形態のおむつ1は、トップシート7に低嵩部分7Tが存在しない吸収性物品に比べると、トップシート7の表面の通気性が高いと言える。また、上記実施形態のおむつ1は、トップシート7に低嵩部分7Tのみならず高嵩部分7Fが存在しているため、トップシート7に高嵩部分7Fが存在しないものに比べると、圧搾溝9が肌に触れにくく、トップシート7の表面の肌触りを柔らかくすることができる。
気性と、トップシート7の表面の肌触りの向上を図ることができる。
ところで、低嵩部分7Tは、交点9Kの部分に設ける形態に限定されるものではない。低嵩部分7Tは、例えば、圧搾溝9の部分全体に設ける形態であってもよい。図7は、トップシート7と吸収体6Cの構造図の第2例を示した図である。低嵩部分7Tは、例えば、図7に示されるように、圧搾溝9の部分全体に設けられていてもよい。これによれば、交点9Kのみならず圧搾溝9の部分全体が低嵩部分7Tに位置するように圧搾加工が施されているため、圧搾溝9では圧搾加工の押圧力がトップシート7の厚みによって分散しにくく、当該押圧力がトップシート7の表面から吸収体6Cへ伝わりやすい。このため、圧搾溝9ではトップシート7と吸収体6Cの十分な圧搾によってその形態が強固に維持される。よって、本変形例のおむつ1は、圧搾溝9が消失する可能性が低い。このため、圧搾溝9によってトップシート7の表面に付与される通気性と、トップシート7の表面の肌触りの向上を図ることができる。すなわち、例えば、吸収体6Cが尿の吸収で膨れて圧搾溝9が消失しても、トップシート7には高嵩部分7F及び低嵩部分7Tが形成されているので、圧搾溝9によってトップシート7表面に付与されていたのと同等の通気性が維持される。
。また、通気孔11Cの形状パターンを適宜変更することにより、例えば、図8から図10までに示した各種形状の高嵩部分7Fを形成することもできる。
1B・・股下領域
1F・・前身頃領域
1R・・後身頃領域
2F・・フロントパッチ
2FT・・通気孔
2L,2R・・テープ
3BL,3BR・・立体ギャザー
3R・・ウェストギャザー
4・・カバーシート
4KL,4KR・・括れ
4C,4SL,4SR,8EL,8ER,9ER・・糸ゴム
5・・バックシート
6C・・吸収体
7・・トップシート
7F・・高嵩部分
7T・・低嵩部分
8・・サイドシート
8KL,8KR・・括れ
9・・圧搾溝
9K・・交点
10・・加熱ノズル
11・・凹ローラ
11A・・凹部
11B・・圧搾端
11C・・通気孔
11D・・吸気チャンバー
11E・・熱風チャンバー
12・・支持ローラ
13・・繰り出しローラ
Claims (12)
- 着用者の股下に装着される吸収性物品であって、
吸収体と、
前記吸収体よりも前記着用者側に配置されており、前記着用者の肌が当接する芯鞘繊維製不織布のトップシートと、
前記トップシート側から前記吸収体側へ向けた圧搾加工によって前記トップシートの表面に形成される圧搾溝と、
前記トップシートのうち少なくとも前記圧搾溝同士が交わる交点に対応する部分及び前記トップシートの長手方向に沿い且つ前記交点と重なる仮想直線において、実線、点線又は破線状に設けられており、前記芯鞘繊維製不織布の嵩が周囲より低い低嵩部分と、
を備え、
前記圧搾溝同士の間において、前記仮想直線上の前記交点以外の前記低嵩部分の周囲に高嵩部分が設けられている、
吸収性物品。 - 前記高嵩部分は、前記トップシートを構成する2種以上の芯鞘繊維の熱変形によって嵩が高く形成されている、
請求項1に記載の吸収性物品。 - 前記低嵩部分は、前記トップシートの長手方向に沿い且つ前記交点と重なる仮想直線において、実線、点線又は破線状に設けられている、
請求項1又は2に記載の吸収性物品。 - 前記高嵩部分は、前記トップシートの長手方向に沿い且つ前記交点と重ならない仮想直線において、実線、点線又は破線状に設けられている、
請求項1から3の何れか一項に記載の吸収性物品。 - 前記高嵩部分は、前記トップシートの長手方向に沿い且つ前記交点と重ならない仮想直線において、等間隔に設けられている、
請求項1から4の何れか一項に記載の吸収性物品。 - 前記高嵩部分は、前記トップシートの長手方向に沿い且つ前記交点と重なる仮想直線において、等間隔に設けられている、
請求項1から3の何れか一項に記載の吸収性物品。 - 前記低嵩部分は、前記圧搾溝を構成する各直線の部分に設けられている、
請求項1又は2に記載の吸収性物品。 - 前記高嵩部分は、前記圧搾溝を構成する直線の隣に、該直線に沿って点線又は破線状に設けられている、
請求項1、2又は7に記載の吸収性物品。 - 前記高嵩部分は、前記圧搾溝を構成する直線によって区画される枠内の中央部に設けられている、
請求項1、2又は7に記載の吸収性物品。 - 前記高嵩部分は、点状の形態で前記トップシートに規則的又は不規則に設けられている、
請求項1又は2に記載の吸収性物品。 - 着用者の股下に装着される吸収性物品の製造装置であって、
吸収体の前記着用者側に配置される芯鞘繊維製不織布のトップシート側から、前記吸収体側へ向けた圧搾加工によって前記トップシートの表面に圧搾溝を形成する圧搾機構と、
前記トップシートのうち少なくとも前記圧搾溝同士が交わる交点及び前記トップシートの長手方向に沿い且つ前記交点と重なる仮想直線において、実線、点線又は破線状に設けられる低嵩部分以外の部分に、前記芯鞘繊維製不織布の嵩が周囲より高い高嵩部分を設ける嵩回復機構と、を備え、
前記嵩回復機構は、前記圧搾溝同士の間において、前記仮想直線上の前記交点以外の前記低嵩部分の周囲に前記高嵩部分を設ける、
吸収性物品の製造装置。 - 着用者の股下に装着される吸収性物品の製造方法であって、
吸収体の前記着用者側に配置される芯鞘繊維製不織布のトップシート側から、前記吸収体側へ向けた圧搾加工によって前記トップシートの表面に圧搾溝を形成する圧搾工程と、
前記トップシートのうち少なくとも前記圧搾溝同士が交わる交点及び前記トップシートの長手方向に沿い且つ前記交点と重なる仮想直線において、実線、点線又は破線状に設けられる低嵩部分以外の部分に、前記芯鞘繊維製不織布の嵩が周囲より高い高嵩部分を設ける嵩回復工程と、を有し、
前記嵩回復工程は、前記圧搾溝同士の間において、前記仮想直線上の前記交点以外の前記低嵩部分の周囲に前記高嵩部分を設ける、
吸収性物品の製造方法。
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JP2019228127A JP7354823B2 (ja) | 2019-12-18 | 2019-12-18 | 吸収性物品、吸収性物品の製造装置及び吸収性物品の製造方法 |
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JP2011132623A (ja) | 2009-12-22 | 2011-07-07 | Kao Corp | 凹凸不織布の製造方法 |
JP2012075638A (ja) | 2010-09-30 | 2012-04-19 | Unicharm Corp | 使い捨ておむつ |
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