JP7334523B2 - 吸収性物品 - Google Patents
吸収性物品 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7334523B2 JP7334523B2 JP2019138846A JP2019138846A JP7334523B2 JP 7334523 B2 JP7334523 B2 JP 7334523B2 JP 2019138846 A JP2019138846 A JP 2019138846A JP 2019138846 A JP2019138846 A JP 2019138846A JP 7334523 B2 JP7334523 B2 JP 7334523B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- absorbent article
- wearer
- groove
- diaper
- film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)
Description
本実施形態では、テープ型使い捨ておむつ(本願でいう「吸収性物品」の一例であり、以下、単に「おむつ」という)について、着用者の腹部に対向して配置される前身頃と背部に対向して配置される後身頃とを結ぶ方向を長手方向とする。これらの前身頃(長手方向の一側)と後身頃(長手方向の他側)との間(長手方向の中央)には、着用者の股下に配置(股間に対向して配置)される股下部が位置する。また、紙おむつが着用者に装着された状態(以下「装着状態」と略称する)において、着用者の肌に向かう側(装着された状態で内側)を肌面側とし、肌面側の反対側(装着された状態で外側)を非肌面側とする。さらに、肌面側と非肌面側とを結ぶ方向を厚み方向とし、長手方向と厚み方向の何れにも直交する方向を幅方向とする。そのほか、厚み方向から視ることを平面視とする。
経路となる隙間が形成されるのを抑制するべく、着用者の大腿部を取り巻く部位に立体ギャザー3BL,3BRが設けられ、着用者の腹囲を取り巻く部位にウェストギャザー3Rが設けられている。立体ギャザー3BL,3BRとウェストギャザー3Rは、糸ゴムの弾性力で着用者の肌に密着する。よって、着用者の陰部から排出される液体は、おむつ1から殆ど漏出することなくおむつ1の吸収体に吸収される。
Fに設けられている。フロントパッチ2Fは、テープ2L,2Rの貼着が可能な面ファスナーとしての機能を発揮するものであり、テープ2L,2Rに設けられている微細なフックを引っ掛けるための微細なループを、プラスチックフィルムの表面に縦横に接着した微細な糸で形成したものである。フロントパッチ2Fのループは、例えば、微細な格子状のポリエステル繊維の糸を、ポリウレタン接着剤でプラスチックフィルムの表面に接着することにより形成される。また、フロントパッチ2Fのプラスチックフィルムとしては、例えば、ポリオレフィン、ポリエステル、塩化ビニル、その他各種素材のプラスチックフィルムが挙げられる。よって、フロントパッチ2Fは、全体的に通気性の無い樹脂製のフィルムで構成されていると言える。したがって、おむつ1の着用者は、フロントパッチ2Fの部分に蒸れを感じやすい。しかし、本実施形態のおむつ1では、フロントパッチ2Fに以下のような通気孔が設けられているため、おむつ1の着用者がフロントパッチ2Fの部分に感じる蒸れを抑制することができる。このような非通気性のフィルムを用いた面ファスナーのフロントパッチ2Fは、不織布製の面ファスナーより安価なので、例えば、大人用の紙おむつのように大面積の面ファスナーを設ける必要がある場合に好適である。
1B・・股下領域
1F・・前身頃領域
1R・・後身頃領域
2F・・フロントパッチ
2FT・・通気孔
2L,2R・・テープ
3BL,3BR・・立体ギャザー
3R・・ウェストギャザー
4・・カバーシート
4KL,4KR・・括れ
5・・バックシート
6C・・吸収体
6CH・・溝状部
7・・トップシート
7H・・溝状部
8・・サイドシート
4CKL,8KR・・括れ
4C,4SL,4SR,8EL,8ER,9ER・・糸ゴム
Claims (9)
- 着用者の股下に装着される吸収性物品であって、
吸収体と、
前記吸収体よりも前記着用者側に配置されており、前記着用者の肌が当接する液透過性のシートと、
少なくとも前記吸収体の前記着用者側の面または前記シートに形成される溝状部と、
前記吸収性物品の外装面に接合されており、前記吸収性物品を前記着用者に固定するためのテープが貼着される非通気性のフィルムと、
前記溝状部に対応する位置において前記フィルムを貫通する通気孔と、を備え、
前記通気孔は、前記フィルムに対応する部分の一部において、一または複数本の列を形成するように複数設けられており、
前記溝状部は、前記通気孔の列と交差する方向に延在する、
吸収性物品。 - 前記通気孔は、前記溝状部の長手方向に交差する方向に沿って複数個並んでおり、少なくとも何れか1つが前記溝状部に対応する位置に形成される、
請求項1に記載の吸収性物品。 - 前記溝状部は、前記吸収性物品の長手方向に延在する形態で複数本が平行に形成されている、
請求項1または2に記載の吸収性物品。 - 前記溝状部は、前記フィルムに対応する部分の少なくとも一部において、前記吸収性物品の長手方向に対して直交する横方向に延在する形態で複数本が平行に形成されている、
請求項1または2に記載の吸収性物品。 - 前記通気孔は、前記溝状部に対応する領域を更に拡張した領域に複数形成される、
請求項1から4の何れか一項に記載の吸収性物品。 - 前記フィルムは、前記吸収性物品の外装面のうち前記着用者の前身頃に対応する部位に接合されている、
請求項1から5の何れか一項に記載の吸収性物品。 - 前記吸収性物品の外装面のうち前記着用者の後身頃から左右両側に突設されており、前記吸収性物品を前記着用者の胴回りにおいて固定するための前記テープを備える、
請求項1から6の何れか一項に記載の吸収性物品。 - 前記フィルムは、前記テープの表面に形成されたフックに係合するループを表面に配列した面ファスナーである、
請求項1から7の何れか一項に記載の吸収性物品。 - 前記通気孔は、前記吸収性物品の長手方向に沿って延在する楕円形状である、
請求項1から8の何れか一項に記載の吸収性物品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019138846A JP7334523B2 (ja) | 2019-07-29 | 2019-07-29 | 吸収性物品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019138846A JP7334523B2 (ja) | 2019-07-29 | 2019-07-29 | 吸収性物品 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021019928A JP2021019928A (ja) | 2021-02-18 |
JP7334523B2 true JP7334523B2 (ja) | 2023-08-29 |
Family
ID=74573980
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019138846A Active JP7334523B2 (ja) | 2019-07-29 | 2019-07-29 | 吸収性物品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7334523B2 (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002143215A (ja) | 2000-11-14 | 2002-05-21 | Toyo Eizai Corp | 使い捨ておむつ |
JP2004167026A (ja) | 2002-11-20 | 2004-06-17 | Kao Corp | 使い捨ておむつ |
JP2017189242A (ja) | 2016-04-11 | 2017-10-19 | 王子ホールディングス株式会社 | 吸収性物品 |
JP2018000475A (ja) | 2016-06-30 | 2018-01-11 | 王子ホールディングス株式会社 | 吸収性物品および吸収性物品の製造方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0644533U (ja) * | 1991-01-31 | 1994-06-14 | 新王子製紙株式会社 | 使い捨ておむつ |
-
2019
- 2019-07-29 JP JP2019138846A patent/JP7334523B2/ja active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002143215A (ja) | 2000-11-14 | 2002-05-21 | Toyo Eizai Corp | 使い捨ておむつ |
JP2004167026A (ja) | 2002-11-20 | 2004-06-17 | Kao Corp | 使い捨ておむつ |
JP2017189242A (ja) | 2016-04-11 | 2017-10-19 | 王子ホールディングス株式会社 | 吸収性物品 |
JP2018000475A (ja) | 2016-06-30 | 2018-01-11 | 王子ホールディングス株式会社 | 吸収性物品および吸収性物品の製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2021019928A (ja) | 2021-02-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP7096785B2 (ja) | 有利にチャネル形成された吸収性コア構造体及び膨張低減機構を備える吸収性パンツ | |
KR20170038054A (ko) | 일회용 기저귀 및 쿠션 시트 | |
JP2010284418A (ja) | 吸収性物品 | |
JP2002013001A (ja) | トランクス型の使い捨てパンツ | |
US11612521B2 (en) | Underpants-type disposable diaper | |
JP6416961B2 (ja) | 吸収体 | |
JP5097570B2 (ja) | 使い捨ておむつの製造方法 | |
BR112020007571B1 (pt) | Artigo absorvente e núcleo absorvente | |
JP6906921B2 (ja) | 吸収性物品 | |
JP2008125562A (ja) | 吸収性物品及びその製造方法 | |
JP5524792B2 (ja) | 吸収性物品及びその製造方法 | |
JP5175689B2 (ja) | 使い捨ておむつ | |
JP7334523B2 (ja) | 吸収性物品 | |
JP4982195B2 (ja) | テープ型おむつ | |
JP6992281B2 (ja) | 吸収性物品 | |
JP5515536B2 (ja) | 吸収性物品 | |
JP6483903B2 (ja) | 吸収体 | |
JP6335558B2 (ja) | 使い捨て紙おむつ | |
JP2017217257A (ja) | 吸収性物品 | |
CN217908184U (zh) | 尿布 | |
JP6251502B2 (ja) | 吸収性物品 | |
JP7494530B2 (ja) | 吸収性物品 | |
JP6051789B2 (ja) | 使い捨ておむつ及びシート部材の製造方法 | |
WO2023210292A1 (ja) | パンツタイプ使い捨て着用物品 | |
JP2018196574A (ja) | 吸収性物品 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220302 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20230106 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230124 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230324 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230718 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230731 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7334523 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |