JP7353848B2 - 液体吐出ヘッド - Google Patents
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(記録装置)
本発明が適用される液体吐出ヘッドを搭載した記録装置について、図1を参照しながら説明する。図1は、本発明が適用される一例の液体吐出ヘッドを搭載した記録装置の一例を示した斜視図である。図1に示すように、記録装置1000は、被記録媒体2を搬送する搬送部1および被記録媒体2に液体(インク)を吐出して記録を行う液体吐出ヘッド3を備える。液体吐出ヘッド3は、液体を吐出して記録を行う記録素子基板10(図2)が被記録媒体2の幅の長さだけ複数個配置された、所謂ページワイド型の液体吐出ヘッドである。
本発明が適用される液体吐出ヘッドについて、図2および図3を参照しながら説明する。図2は、図1に示す液体吐出ヘッド3を示す斜視図である。図3は、図2に示す液体吐出ヘッド3の分解斜視図である。図2、3に示すように、液体吐出ヘッド3は、液体を吐出して記録を行うための記録素子を有する記録素子基板10、記録素子基板10に液体を供給するための流路を有する流路部材210、フレキシブル配線基板40および電気配線基板90を主に有する。記録素子基板10は、1個でC/M/Y/Kの4色のインクを吐出することができ、直線上に15個配列されている。流路部材210は、記録素子基板10に液体を供給するため、記録素子基板10と接続されている。
液体吐出ヘッドとキャップ部材(不図示)との関係について、図4を参照しながら説明する。図4は、液体吐出ヘッド3を記録素子基板10の側から見た際の概略図である。キャップ部材は、カバー部材5の上面53と接触し、図4に示す破線6が、キャップ部材がカバー部材5と接触する位置を示している。キャップ部材がカバー部材5の上面53と接触することによって、液体吐出ヘッド3とキャップ部材との間に閉空間が形成される。閉空間が形成されることにより、記録素子基板10の吐出口から液体が蒸発することを抑制することができる。また、閉空間としたままキャップ部材から閉空間の内部を吸引することにより、液体吐出ヘッド3の液体の回復動作を行うことができる。
液体吐出ヘッドの回復動作として、吸引動作の他には、ワイピング部材による記録素子基板のワイピング動作が挙げられる。したがって、次に、本発明とワイピング動作の関係について、図5を参照しながら説明する。図5は、カバー部材5の上面53に、ワイピング部材(不図示)が接触しながら走査する領域を示す概略図である。図5のハッチング部分は、ワイピング部材とカバー部材5が接触しながら走査する領域7を示す。
本発明の特徴部分であるカバー部材5の構成について、図6を参照しながら説明する。図6(a)は、図2に示すA-A断面の一部を示す断面図である。図6(b)は、図6(a)におけるB部の拡大図である。図6(c)は、図6(b)に表面張力および界面張力を示した図である。
本発明の第2の実施形態について、図7および図8を参照しながら説明する。なお、第1の実施形態と同様の箇所については同様の符号を付し、説明は省略する。図7は、本実施形態におけるカバー部材5aを有する液体吐出ヘッドの、図2に示したA-A断面における断面図である。図8(a)は、本実施形態の第1の変形例を示す概略図である。図8(b)は、本実施形態の第2の変形例を示す概略図である。図8(c)は、本実施形態の第3の変形例を示す概略図である。図8(d)は、本実施形態の第4の変形例を示す概略図である。
本発明の第3の実施形態について、図9を参照しながら説明する。なお、第1の実施形態と同様の箇所については同様の符号を付し、説明は省略する。図9(a)は、本実施形態におけるカバー部材5fを有する液体吐出ヘッドの、図2に示したA-A断面における断面図である。図9(b)は、本実施形態の変形例を示す概略図である。本実施形態の特徴部分は、カバー部材に、流路部材210とカバー部材を接合するための接着剤を保持することができる領域を設けることである。
本発明の第4の実施形態について、図10を参照しながら説明する。なお、第1の実施形態と同様の箇所については同様の符号を付し、説明は省略する。図10は、本実施形態におけるカバー部材5hを有する液体吐出ヘッドの、図2に示したA-A断面における断面図である。本実施形態の特徴部分は、カバー部材5hの記録素子基板10側の端部57が曲率を有し、その曲率を有する端部57から下方に向かって延在する面52を有することである。ここで、カバー部材5hの上面53の延長線61と側面52の延長線60とのなす角度は、鋭角である。
10 記録素子基板
52 下方に向かって延在する面
53 上面
220 周囲部材
Claims (16)
- 液体を吐出し記録を行うための記録素子を有する記録素子基板と、
前記記録素子基板の周囲を、空隙を介して取り囲む周囲部材と、
前記空隙に配置される封止部材と、
を有する液体吐出ヘッドにおいて、
前記記録素子基板の表面の接触角よりも前記周囲部材の表面の接触角の方が小さく、
前記記録素子基板から液体が吐出される方向を下方から上方としたとき、前記周囲部材の上面またはその延長線と、前記周囲部材の前記記録素子基板側の端部のうち前記封止部材がある側の端部から下方に向かって延在する面またはその延長線と、のなす角度は、鋭角であり、
前記周囲部材の前記記録素子基板側の端部のうち前記封止部材がある側の端部から下方に向かって延在する面は、曲面であることを特徴とする液体吐出ヘッド。 - 前記周囲部材は、前記記録素子基板と接続されており前記記録素子基板に液体を供給する流路を有する流路部材に取り付けられるカバー部材である請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
- 前記周囲部材は、前記記録素子基板と接続されており前記記録素子基板に液体を供給する流路を有する流路部材と接続され、前記記録素子基板を支持する支持部材である請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
- 前記周囲部材の前記記録素子基板側の端部のうち前記封止部材がある側の端部から下方に向かって延在する面は、平面である請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
- 前記周囲部材は、前記封止部材がある側に2つの面を有する請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
- 前記周囲部材は、前記周囲部材の前記記録素子基板側の端部のうち前記封止部材がある側の端部から下方に向かって延在する面の下方側の端部から、下方に向かって垂直に延在する面を有する請求項5に記載の液体吐出ヘッド。
- 前記周囲部材は、前記周囲部材の前記記録素子基板側の端部のうち前記封止部材がある側の端部から下方に向かって延在する面の下方側の端部から、下方であって前記記録素子基板に向かって延在する面を有する請求項5に記載の液体吐出ヘッド。
- 前記周囲部材の前記記録素子基板側の端部のうち前記封止部材がある側の端部から下方に向かって延在する面は、前記周囲部材の前記記録素子基板側の端部のうち前記封止部材がある側の端部と、前記周囲部材の前記流路部材と接する部分と、を結んだ直線よりも、前記記録素子基板側に突出する部分を有する請求項4に記載の液体吐出ヘッド。
- 前記カバー部材は、前記記録素子基板に液体を供給する流路を有する流路部材に接合されており、
前記流路部材と前記カバー部材との間に、溝部が形成されている請求項3ないし請求項8のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。 - 前記なす角度は、70度以下である請求項1ないし請求項9のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
- 前記なす角度は、50度以下である請求項1ないし請求項9のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
- 前記なす角度は、30度以下である請求項1ないし請求項9のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
- 前記なす角度は、10度以上である請求項1ないし請求項12のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
- 前記周囲部材の上面は、フィラーによる凹凸を有さない請求項1ないし請求項13のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
- 前記周囲部材は、フィラーを有さない請求項1ないし請求項14のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
なす角度 - 前記周囲部材の前記記録素子基板側の端部のうち前記封止部材がある側の端部から下方に向かって延在する面の上方側の端部は、前記カバー部材の上面から前記カバー部材の前記液体が吐出される方向における全長のうちの3分の1までの位置に位置している請求項2に記載の液体吐出ヘッド。
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JP2002234151A (ja) | 2001-02-13 | 2002-08-20 | Brother Ind Ltd | 記録ヘッドユニット及びインクジェット記録装置 |
JP2002234167A (ja) | 2001-02-08 | 2002-08-20 | Brother Ind Ltd | 薄板状部品の接着固定構造 |
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