JP7353439B1 - シリコーン樹脂溶解剤及びシリコーンコーティングと基布の分離方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】樹脂基材又は金属基材とシリコーンゴム等のシリコーン樹脂が一体となった成形物からシリコーン樹脂を溶解させ、基材を回収する為のシリコーン樹脂溶解剤を提供する。【解決手段】(A)下記一般式(1)で示されるシリコネート化合物:1~90質量%TIFF0007353439000012.tif28102(式中、Rは独立してハロゲン原子で置換されていてもよい炭素数1~10のアルキル基、炭素数6~10のアリール基から選ばれる基であり、Mはアルカリ金属イオン、テトラアルキルアンモニウムイオン、ベンジルトリアルキルアンモニウムイオン、及びテトラアルキルホスホニウムイオンから選ばれる陽イオン種であり、nは0~200の整数である。)(B)比誘電率が10.0以下である非プロトン性有機溶剤:99~10質量%を含むものであるシリコーン樹脂溶解剤。【選択図】なし

Description

本発明は、シリコーン樹脂溶解剤及びシリコーンコーティングと基布の分離方法に関するものである。
シリコーンゴムは、耐熱性、耐寒性、安全性、電気絶縁性、耐候性などの良さから、コネクターシールやスパークプラグブーツなどの自動車部品、複写機用のロールや電子レンジのパッキンなどの電気・電子用部品、シーラントなどの建築用部品、その他哺乳瓶用乳首やダイビング用品などあらゆる分野に広く使用されている。これら各種の用途の中には、樹脂基材や金属基材などと組み合わせた部品として使用される事例も少なくない。
従来、付加硬化型シリコーンゴム組成物の硬化物と樹脂基材又は金属基材とが一体化した成型物を得る方法は数多く提案されている。例えば、基材表面にプライマーを塗布し、その上から未硬化のシリコーンゴム組成物を塗布・硬化させて接着させる方法がある。また、接着剤を基材の界面に塗布して一体化させる方法がある。さらに、シリコーンゴムに内部添加接着剤を配合した自己接着性シリコーンゴム材料を基材の上から硬化させる方法がある。これらの例ではシリコーンゴムと基材が強固に接着していることが多い。
また、PET(ポリエチレンテレフタレート)基布やPA66(ナイロン66)基布の表面に硬化性シリコーンゴムをコーティングしたシリコーンコーティング基布は、難燃性、気密性等に優れる。それゆえに、自動車用のエアーバッグ基布や、テント幕の皮膜等の用途に好適である。これらの用途では、シリコーンゴムコーティング材と基布が強固に接着していることが求められる。その手段としては、基布へのプライマーの塗布や、シリコーンゴムへの内添接着剤の添加等が挙げられる。
一方で、近年、CO排出量の低減や、廃棄物の削減のため、プラスチック類や金属類のリサイクル運動が活発になっている。しかし、上記のようなシリコーンゴムと一体化した成形物ではシリコーンゴムと基材が強固に接着しているため、両者を分離することが難しく基材のリサイクルが困難である。そこで、シリコーンゴムと基材を分離する方法としてシリコーンゴムを溶解させる方法が考えられる。
シリコーンゴムを溶解する方法としては、塩化ホスホニトリルと重合度10~50の直鎖状ポリシロキサンを含むシリコーン溶解液が開示されている(特許文献1)。この方法では、他のプラスチック部材を膨潤させることなくシリコーンゴムを選択的に溶解可能である。しかし、毒性が極めて高い塩化ホスホニトリルを使用する必要があり、周囲への健康被害・環境負荷が懸念される。
シリコーンゴムを溶解する他の方法としては、アルキルベンゼンスルホン酸とハイドロクロロフルオロオレフィンを含む樹脂溶解液が開示されている(特許文献2)。この方法では環境負荷が小さいハイドロクロロフルオロオレフィンを溶剤とし、シリコーン樹脂、ウレタン樹脂、ポリアミド樹脂などを溶解可能である。しかし、強酸性のアルキルベンゼンスルホン酸を使用するため、金属基材や、酸性に弱い樹脂基材からシリコーンゴムを溶解・分離させる用途には使用できない。
また、樹脂基布からシリコーンゴムを分離する方法としては、PA66基布にシリコーンコーティングしたエアーバッグ用シリコーンコーティング基布を、第三級アミンと陰イオン界面活性剤及び水酸化ナトリムを含む強アルカリ性溶液中で混合し、分離させる方法が開示されている(特許文献3)。しかしながら、この方法ではpHが13以上の強アルカリ性水溶液で長時間処理する必要があり、溶解設備へのダメージが懸念される。また、強アルカリ性に耐えられない樹脂基材にはこの方法は利用できない。
また、別の方法としては、アルキルベンゼンスルホン酸と引火点が70℃以上である飽和炭化水素を含む溶液中でPA66基布にシリコーンコーティングしたエアーバッグ用シリコーンコーティング基布を混合し、分離する方法が開示されている(特許文献4)。しかしながら、この方法では強酸性の溶液を扱う必要があり、設備の腐食や、作業員の健康被害等が懸念される。また、強酸性に耐えられない樹脂基材にはこの方法は利用できない。
特表2014-524941号公報 特開2021-165382号公報 特開2017-124553号公報 特開2022-073181号公報
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、樹脂基材又は金属基材とシリコーンゴム等のシリコーン樹脂が一体となった成形物からシリコーン樹脂を溶解させ、基材を回収する為のシリコーン樹脂溶解剤を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するため、本発明は、
(A)下記一般式(1)及び/又は(2)で示されるシリコネート化合物:1~90質量%
Figure 0007353439000001
Figure 0007353439000002
(式中、Rは独立してハロゲン原子で置換されていてもよい炭素数1~10のアルキル基、炭素数6~10のアリール基から選ばれる基であり、Mはアルカリ金属イオン、テトラアルキルアンモニウムイオン、ベンジルトリアルキルアンモニウムイオン、及びテトラアルキルホスホニウムイオンから選ばれる陽イオン種であり、nは0~200の整数である。)
(B)比誘電率が10.0以下である非プロトン性有機溶剤:99~10質量%
を含むものであるシリコーン樹脂溶解剤を提供する。
このようなものであれば、樹脂基材又は金属基材とシリコーン樹脂が一体となった成形物からシリコーン樹脂を溶解させ、基材を回収することができる。
この場合、前記Mがナトリウムイオン、カリウムイオン、テトラメチルアンモニウムイオン、テトラブチルアンモニウムイオン、またはテトラブチルホスホニウムイオンから選ばれる陽イオン種であることが好ましい。
このようなものであれば、より良好なシリコーン樹脂溶解剤として機能する。
前記Rが全てメチル基であることが好ましい。
このようなものであれば、更に良好なシリコーン樹脂溶解剤として機能する。
上記のシリコーン樹脂溶解剤にシリコーンコーティング基布を浸漬させることを特徴とする、シリコーンコーティングと基布の分離方法。
本発明のシリコーンコーティングと基布の分離方法であれば、基布からシリコーンコーティングを簡単かつ良好に除去することができる。
本発明によれば、シリコネート化合物と比誘電率が10.0以下である非プロトン性有機溶剤を含むシリコーン樹脂溶解剤に、シリコーン樹脂(例えばシリコーンゴム)と樹脂基材又は金属基材との一体成型物を浸漬させてシリコーン樹脂を溶解し、基材を回収することが可能となる。
本発明者らは、上記目的を達成するために、種々検討した結果、シリコネート化合物と比誘電率が10.0以下である非プロトン性有機溶剤を含む溶液にシリコーン樹脂と樹脂基材又は金属基材との一体成型物を浸漬させることで、シリコーン樹脂を溶解させ、基材を回収できることを見出し、本発明をなすに至った。
即ち、本発明は、
(A)下記一般式(1)及び/又は(2)で示されるシリコネート化合物:1~90質量%
Figure 0007353439000003
Figure 0007353439000004
(式中、Rは独立してハロゲン原子で置換されていてもよい炭素数1~10のアルキル基、炭素数6~10のアリール基から選ばれる基であり、Mはアルカリ金属イオン、テトラアルキルアンモニウムイオン、ベンジルトリアルキルアンモニウムイオン、及びテトラアルキルホスホニウムイオンから選ばれる陽イオン種であり、nは0~200の整数である。)
(B)比誘電率が10.0以下である非プロトン性有機溶剤:99~10質量%
を含むものであるシリコーン樹脂溶解剤である。
<シリコーン樹脂溶解剤>
本発明のシリコーン樹脂溶解剤は、(A)上記一般式(1)及び/又は(2)で示されるシリコネート化合物と(B)比誘電率が10.0以下である非プロトン性有機溶剤を含むものである。
以下、本発明のシリコーン樹脂溶解剤の各成分について詳しく説明する。
[A成分]
(A)成分は下記一般式(1)及び/又は(2)で表されるシリコネート化合物であり、シロキサン結合(-O-Si-O-)の溶解(解重合)触媒として作用する。
Figure 0007353439000005
Figure 0007353439000006
(式中、Rは独立してハロゲン原子で置換されていてもよい炭素数1~10のアルキル基、炭素数6~10のアリール基から選ばれる基であり、Mはアルカリ金属イオン、テトラアルキルアンモニウムイオン、ベンジルトリアルキルアンモニウムイオン、及びテトラアルキルホスホニウムイオンから選ばれる陽イオン種であり、nは0~200の整数である。)
上記一般式(1)又は(2)中のRは、独立して炭素数1~10のアルキル基、炭素数6~10のアリール基から選ばれる基である。具体例としては、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、シクロヘキシル基、ヘプチル基等のアルキル基;フェニル基、トリル基、キシリル基、ナフチル基等のアリール基;ベンジル基、フェネチル基等のアラルキル基;クロロメチル基、3-クロロプロピル基、3,3,3-トリフルオロプロピル基等のハロゲン置換アルキル基などが挙げられ、特に、メチル基であることが好ましく、全てがメチル基であることが更に好ましい。
上記一般式(1)又は(2)中のMはアルカリ金属イオン、テトラアルキルアンモニウムイオン及びテトラアルキルホスホニウムイオンから選ばれる陽イオン種である。具体例としてはリチウムイオン、ナトリウムイオン、カリウムイオン、セシウムイオン等のアルカリ金属イオン、テトラメチルアンモニウム、テトラエチルアンモニウム、テトラプロピルアンモニウム、テトライソプロピルアンモニウム、テトラブチルアンモニウム、テトラヘキシルアンモニウム、ベンジルトリメチルアンモニウム、ベンジルトリエチルアンモニウム、ヘキサデシルトリメチルアンモニウム等の4級アンモニウムイオン、テトラメチルホスホニウム、テトラエチルホスホニウム、テトラプロピルホスホニウム、テトライソプロピルホスホニウム、テトラブチルホスホニウム、テトラヘキシルホスホニウム等の4級ホスホニウムイオンなどが挙げられるが、特にナトリムイオン、カリウムイオン、テトラメチルアンモニウムイオン、テトラブチルアンモニウムイオン、テトラブチルホスホニウムイオンであることが好ましい。
上記一般式(1)又は(2)中のnは0~200であり、好ましくは2~150、より好ましくは3~100、更に好ましくは5~50である。数平均重合度nが200を超えると得られる溶解液の粘度が高くなり、溶解作業性が悪化することがあり、後処理の洗浄工程が煩雑になることがある。
(A)成分のシリコネート化合物の配合量は、後述する(B)非プロトン性有機溶剤の配合量との合計に対して1質量%~90質量%であり、好ましくは2質量%~85質量%、より好ましくは5質量%~80質量%である。配合量が1質量%よりも低いとシリコーンゴムが十分に分解しないことがあり、90質量%よりも多くなると溶解液の粘度が高くなり、作業性が悪化することがある。
<シリコネートの調製>
(A)成分の各種シリコネートは対応する触媒とオクタメチルシクロテトラシロキサン(D4)、デカメチルシクロペンタシロキサン(D5)、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン(D6)等のジアルキル環状ポリシロキサン又は両末端がジメチルシラノール基で封鎖されたジアルキルポリシロキサン、両末端がトリメチルシロキシ基で封鎖されたジアルキルポリシロキサン等を、適切な反応条件下で、必要に応じて(B)成分の一部又は全部と共に混合することで調製することができる。例えば、式(1)又は(2)のMがアルカリ金属である場合、触媒は対応するアルカリ金属水酸化物、Mがテトラアルキルアンモニウムの場合は、触媒はテトラアルキルアンモニウムヒドロキシド、Mがテトラアルキルホスホニウムの場合は、触媒はテトラアルキルホスホニウムヒドロキシドとなる。上記の触媒は水やアルコール、テトラヒドロフランなどの溶解液で販売されている場合もあり、その場合は触媒の溶解液とシロキサンを混合し、加熱処理又は減圧処理で溶液を系外へ排出しながら、シリコネートを調製する方法もある。反応条件は触媒により異なるが、例えば触媒が水酸化カリウムであれば、常圧下、145℃で2時間程度、テトラアルキルアンモニウムであれば減圧下、45℃で12時間程度、テトラアルキルホスホニウムであれば減圧下、45℃で6時間程度の加熱が必要になる。
また、(A)成分の別の調製方法として、有機アルカリ金属種とヘキサメチルシクロトリシロキサン(D3)等の環状体を反応させる方法もある。具体的にはD3のテトラヒドロフランの溶液にメチルリチウムや、ブチルリチウムを低温で滴下することで調製できる。また、その他の方法として、シラノール基を含有する化合物に単体のアルカリ金属又は有機アルカリ金属を作用させ、縮合反応により調製する方法もある。具体的にはトリメチルシラノールや、両末端がジメチルシラノールで封鎖されたポリジメチルシロキサンに金属リチウム又はメチルリチウムや、ブチルリチウム等の有機アルカリ金属を低温下で反応させた後に、D3を投入し、重合度を調整することができる。
<シリコネート化合物の数平均重合度の測定方法>
(A)成分の数平均重合度はGPCにより測定することができるが、(A)成分はアルカリ性であり、そのまま測定するとGPC装置を損傷する可能性がある。そこで、希塩酸等で中和した後にGPC測定することが好ましい。具体的には、(A)成分を小過剰量の希塩酸で中和後に、水層を分液しその後、キョーワード500(協和化学工業株式会社製)で過剰の塩酸を吸着中和する。その後、メンブレンフィルターによるろ過を行った後に、GPC測定用のサンプルを調製する。その後、例えばトルエンを展開溶媒とした以下の条件でGPC分析を行い、ポリスチレン換算により数平均重合度を求めることができる。
[測定条件]
展開溶媒:トルエン
流量:0.35mL/min
検出器:示差屈折率検出器(RI)
カラム:TSK Guardcolumn SuperH-L
TSKgel SuperH4000(6.0mmI.D.×15cm×1)
TSKgel SuperH3000(6.0mmI.D.×15cm×1)
TSKgel SuperH2000(6.0mmI.D.×15cm×2)
(いずれも東ソー社製)
カラム温度:40℃
試料注入量:10μL(濃度0.5重量%のトルエン溶液)
(A)成分は単独で用いても2種以上を併用してもよい。また、2種以上のシリコネート化合物を併用する場合は、式(1)で表されるシリコネート化合物と式(2)で表されるシリコネート化合物のそれぞれを用いても、併用してもよい。
調製したシリコネート化合物は29Si-NMRにより構造を確認することができる。(A)成分はアルカリ性であり、そのまま測定するとNMR試験管を損傷する可能性がある。そこで、希塩酸等で中和した後にNMR測定することが好ましい。具体的には、(A)成分を小過剰量の希塩酸で中和後に、水層を分液しその後、キョーワード500(協和化学工業株式会社製)で過剰の塩酸を吸着中和する。その後、メンブレンフィルターによるろ過を行った後に、ロータリーエバポレータなどを使用し、減圧下で加熱し、溶剤を留去する。その後、NMR測定用のサンプルを調製する。例えば、重クロロホルムを溶媒とした以下の条件で測定することができる。
[測定条件]
測定溶媒:重クロロホルム
サンプル濃度:30wt%
測定装置:JNM-ECX-400(日本電子株式会社製)
スキャン回数:2,000回
[B成分]
(B)成分は比誘電率が10.0以下である非プロトン性有機溶剤であり、シリコーンゴムの膨潤剤及び前記(A)成分の溶剤として作用する。
(B)成分の非プロトン性有機溶剤の比誘電率は10.0以下であることが必須である。比誘電率が10.0を超えると、(A)成分との相溶性が低くなり、(A)成分と(B)成分が分離したり、シリコーンゴムの溶解性が悪化したりすることがある。
(B)成分の非プロトン性の有機溶剤は、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、ノナン、デカン、ウンデカン、ドデカン、トリデカン、テトラデカン、ペンタデカン、ヘキサデカン、ヘプタデカン、オクタデカン、ノナデカン、イコサン、ノルマルパラフィン、イソパラフィン等の直鎖状又は分岐状飽和脂肪族炭化水素、ベンゼン、トルエン、ジメチルベンゼン、トリメチルベンゼン、エチルベンゼン、ジエチルベンゼン、トリエチルベンゼン、プロピルベンゼン、ジプロピルベンゼン、トリプロピルベンゼン、イソプロピルベンゼン、ジイソプロピルベンゼン、トリイソブチルベンゼン等の芳香族炭化水素、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸イソブチル、酢酸プロピル、酢酸イソプロピル、酢酸ブチル、プロピオン酸メチル、プロピオン酸エチル、プロピオン酸プロピル、プロピオン酸ブチル、酪酸メチル、酪酸エチル、酪酸プロピル、酪酸ブチル等のエステル化合物、ジエチルエーテル、ジプロピルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ジブチルエーテル、ジペンチルエーテル、ジヘキシルエーテル、ジオクチルエーテル等のジアルキルエーテル化合物、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ポリエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル等のグリコールエーテル化合物、テトラヒドロフラン、テトラヒドロピラン、1,4-ジオキサン等の脂環式エーテル化合物が挙げられるが、飽和脂肪族炭化水素、芳香族炭化水素であることが特に好ましい。具体的には、デカン、ドデカン、ノルマルパラフィン、イソパラフィン、トルエン、キシレンが好ましい有機溶剤として挙げられる。
(B)成分の有機溶剤は、上記の群から選ばれるいかなる有機溶剤でも使用可能だが、沸点が好ましくは50℃~300℃、より好ましくは65℃~250℃、より好ましくは80℃~200℃である。沸点が50℃以上であれば有機溶剤の揮発性が低く、環境負荷が増大せず、作業環境が悪化することがなく、沸点が300℃以下であれば、溶解工程終了後の溶解液から蒸留等により溶剤を回収・リサイクルすることができる。
(B)成分の比誘電率が10.0以下である非プロトン性有機溶剤の配合量は、(A)下記一般式(1)及び/又は(2)で示されるシリコネート化合物の配合量との合計に対して10質量%~99質量%である。
なお、前記(B)成分は単独で用いても2種以上を併用してもよい。
<シリコーン樹脂の溶解条件>
調製したシリコーン樹脂溶解剤に、浸漬しやすい大きさにカットしたシリコーン樹脂と基材の一体化成形品を浸漬することが好ましい。但しカットせずにそのまま浸漬してもよい。成形品の大きさや厚さ、状態等に特に制限はないが、1辺のサイズを1mm~500mm、好ましく2mm~300mm、より好ましくは5mm~100mmにカットすると、攪拌翼等で攪拌しやすくなり好適である。
このとき、シリコーン樹脂溶解剤にシリコーン樹脂と基材の一体成型品を浸漬するだけでも十分に溶解するが、ダイナミックミキサー等の攪拌翼による攪拌や、マグネティックスターラー等の攪拌子による攪拌、振とう機による振とう処理、超音波処理などは溶解速度向上に有効であり、特にダイナミックミキサーやマグネティックスターラーによる攪拌が好ましい。
シリコーン樹脂溶解剤とシリコーン樹脂と基材の一体成型品の重量割合に特に制限はないが、成形品が完全に浸漬する量の溶解液を使用することが好ましい。
溶解温度は使用する有機溶剤の沸点以下の温度であれば、特に制限はないが、10℃~200℃、好ましくは15℃~180℃、より好ましくは20℃~150℃である。温度が10℃よりも低いとシリコーンゴムの溶解速度が極端に遅くなることがあり、200℃を超えると、基材へのダメージが大きくなることがある。
溶解時間はシリコーンコーティング基布と溶解液の重量比、攪拌条件、温度条件により異なり、適切な時間を選択することが好ましい。通常は、0.2分~120分、好ましくは0.5分~90分、より好ましくは1分~60分である。
<シリコーン樹脂>
本発明のシリコーン樹脂溶解剤で溶解するシリコーン樹脂は特に限定されないが、シリコーンゴムが好ましい例として挙げられる。シリコーンゴムの具体的な例としては、例えば付加硬化型シリコーンゴムや、ラジカル硬化型シリコーンゴム、縮合硬化型シリコーンゴム、または紫外線硬化型シリコーンゴムなど、シロキサン結合を持つ全てのシリコーンゴムに適応可能である。更に、充填剤として疎水性シリカ、親水性シリカ、酸化鉄、群青、シリコーンレジン、カーボンブラック、ガラスビーズ、樹脂バルーン、珪藻土、金属酸化物紛、金属紛、金属水酸化物紛を含んでいても適応可能となる。また、添加剤として、反応制御剤、酸化防止剤、接着助剤、接着促進剤、可塑剤、難燃化剤等を含んでいても適応可能である。
<基材>
シリコーン樹脂と一体成型する基材は金属基材と樹脂基材が挙げられる。金属基材としては例えば、アルミニウム、鉄、ステンレス(SUS)、銅、マグネシウム、鉛、ニッケル、チタン、亜鉛、モリブデンとその酸化物、その合金、そのメッキなどが挙げられる。樹脂基材としては、例えば、アクリロニトリル-ブタジエン-スチレン(ABS)樹脂、ポリカーボネート(PC)樹脂、ポリウレタン(PU)樹脂、ポリスチレン(PS)樹脂、アクリル樹脂、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂、ポリブチレンテレフタレート(PBT)樹脂、ポリフェニレンオキサイド(PPO)樹脂、ポリフェニレンサルファイド(PPS)樹脂、ポリスルフォン(PSU)樹脂、ナイロン6(PA6)樹脂、ナイロン66(PA66)樹脂、ポリフタルアミド(PPA)樹脂、ポリイミド(PI)樹脂等が挙げられる。
また、本発明はシリコーン樹脂溶解剤にシリコーンコーティング基布を浸漬させることを特徴とする、シリコーンコーティングと基布の分離方法を提供する。このシリコーンコーティング基布の例としては、エアーバッグに用いられるシリコーンコーティング基布が挙げられる。
以下、実施例及び比較例を用いて本発明について具体的に説明するが、これらの実施例は本発明を何ら制限するものではない。
<シリコーン溶解液の調製>
表1~3に記載の割合と反応条件で触媒とオクタメチルシクロテトラシロキサン(D4)を加熱処理し、その後、(B)成分を25℃で投入し、30分間攪拌することでシリコーン溶解液を調製した。なお、シリコーン樹脂溶解液に上記一般式(1)及び/又は(2)で示されるシリコネート化合物が含まれていることは、前述の方法で29Si-NMRにより確認された。
<シリコーンゴムと基材の一体成型物の調製>
加熱付加硬化型自己接着性液状シリコーンゴムコーティング材であるKEG-2052T-A/B(信越化学工業株式会社製)をアルミニウム、SUS、PPS、PA6、PA66、PBTのテストピース上に厚さが30~50μmになるように塗工した。その後、加熱炉を用いて150℃で5分間加熱硬化することでシリコーンゴムと基材の一体成型物を作成した。
<シリコーンゴムと基材の一体成型物の溶解試験>
作成したシリコーンゴムと基材の一体成型物を約10mm角にカットし、20mLのナスフラスコに入れた。その後、調製した各溶解液10.0gと撹拌子を、冷却管を取り付けたナスフラスコに入れ、マグネティックスターラーで攪拌しながらオイルバスを用いて60℃で30分間加熱した。加熱工程終了後、25℃まで放冷し、得られたサンプルをイオン交換水とアセトンで洗浄後に、乾燥機を用いて100℃で1時間乾燥した。その後、下記条件によりIRスペクトルを測定し、シリコーンゴムの除去状況を確認した。
<シリコーンの除去状況確認>
[IRスペクトル測定条件]
以下の装置と条件でシリコーンゴムと基材が接着していた面についてIRを測定した。
装置:Spectrum65 FT-IR spectrometer
(Perkin Elmer社製)
測定範囲:4,000~550cm-1
測定回数:8回
2950cm-1付近にあるSi-CHのピークが検出された場合を「×」、検出されなかった場合を「〇」と評価した結果を表1~3に示す。
<基材の質量変化>
アルミニウム、SUS、PPS、PA6、PA66、PBTの各種基材を約10mm角にカットし、その質量を秤量後に、20mLのナスフラスコに入れた。その後、調製しておいた各溶解液を10.0gと撹拌子を、冷却管を取り付けたナスフラスコに入れ、マグネティックスターラーで攪拌しながら、オイルバスを用いて60℃で30分間加熱した。加熱工程終了後、25℃まで放冷し、得られたサンプルをイオン交換水とアセトンで洗浄後に、乾燥機を用いて100℃で1時間乾燥した。その後、得られたサンプルを秤量し、質量変化率を算出して、少数点第二位で四捨五入した結果を表1~3に示す。
<シリコーンコーティング基布の調製>
加熱付加硬化型自己接着性液状シリコーンゴムコーティング材であるKEG-2052T-A/B(信越化学工業株式会社製)を25g/mでPA66基布(210デニール)及びPET基布(495デニール)にコーティングし、乾燥炉を用いて200℃で1分間加熱硬化し、シリコーンコーティング基布を作成した。
<シリコーンコーティング基布の溶解試験>
上記シリコーンゴムコーティング基布を10mm角に裁断し、1.0gを20mLのナスフラスコに入れた。その後、調製した各溶解液を10.0gと撹拌子を、冷却管を取り付けたナスフラスコに入れ、マグネティックスターラーで攪拌しながら、オイルバスを用いて60℃で30分間加熱した。加熱工程終了後、25℃まで放冷し、得られたサンプルをイオン交換水とアセトンで洗浄後に、乾燥機を用いて100℃で1時間乾燥した。その後、上記シリコーンの除去状況確認と同様にIR測定によるシリコーンゴムの除去状況を確認した結果を表1~3に示す。また、下記条件で光学顕微鏡による表面観察を行い、基布の溶解状況の確認を行った。
<基布の溶解状況の確認>
[光学顕微鏡による表面観察条件]
以下の装置と条件で上記の溶解試験後のシリコーンコーティング基布のシリコーンがコーティングしてあった面について光学顕微鏡で表面観察を行った。
装置:LEXT OLS5000(オリンパス株式会社製)
倍率:235倍
光学顕微鏡で観察し、基材の溶解が見られた場合を「×」、溶解が見られなかった場合を「〇」と評価した結果を表1~3に示す。
Figure 0007353439000007
Figure 0007353439000008
Figure 0007353439000009
実施例1~10では各種基材の重量変化がほぼなく、シリコーンポリマーを効率良く除去している。分離した基材は熱融解させることで、金属板、樹脂板、各種機械部品等にリサイクル可能である。一方で、比較例1~12ではシリコーンゴムが除去できなかったり、基材が溶解してしまったりする結果となった。具体的には、A成分が不足している比較例1、有機溶剤の比誘電率の条件を満たさない比較例2~4では基材からシリコーンが検出された。またA成分のシリコネート化合物を含まない比較例5~12についても、触媒が溶解しないか分離する、あるいは基材からのシリコーンの検出や基材の溶解、基材の質量変化が見られた。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態は例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。

Claims (4)

  1. (A)下記一般式(1)及び/又は(2)で示されるシリコネート化合物:1~90質量%
    Figure 0007353439000010
    Figure 0007353439000011
    (式中、Rは独立してハロゲン原子で置換されていてもよい炭素数1~10のアルキル基、炭素数6~10のアリール基から選ばれる基であり、Mはアルカリ金属イオン、テトラアルキルアンモニウムイオン、ベンジルトリアルキルアンモニウムイオン、及びテトラアルキルホスホニウムイオンから選ばれる陽イオン種であり、nは0~200の整数である。)
    (B)比誘電率が10.0以下である非プロトン性有機溶剤:99~10質量%
    を含むものであることを特徴とするシリコーン樹脂溶解剤。
  2. 前記Mがナトリウムイオン、カリウムイオン、テトラメチルアンモニウムイオン、テトラブチルアンモニウムイオン、またはテトラブチルホスホニウムイオンから選ばれる陽イオン種であることを特徴とする請求項1に記載のシリコーン樹脂溶解剤。
  3. 前記Rが全てメチル基であることを特徴とする請求項1に記載のシリコーン樹脂溶解剤。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のシリコーン樹脂溶解剤にシリコーンコーティング基布を浸漬させることを特徴とする、シリコーンコーティングと基布の分離方法。
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