JP7353240B2 - ねじ - Google Patents

Description

この発明は緩みにくいねじに関する。

従来の緩み防止用ねじは、座金やナットに特殊加工したり、ボルトのネジ部に右左両方向のネジを同時加工して、特殊ナットを使い緩みを防止する等のものがある。また、ナット側からだけ、クサビを楔着し緩みにくくする考案が有る。

特願２０１８－２４８９５３

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しかしながら、以上の技術によれば、いずれも、通常のねじと比較して加工がむずかしくコスト高になる問題があった。また、ナット側からだけしかクサビを楔着し緩みにくくする事ができないという、大きな欠点があったそこで、この発明は通常のねじより大きなコスト高にならないで、同等の緩みにくく、ナット側からだけでなく、ボルト頭部側からも、緩み止めのクサビを楔着できるねじをつくる事を目的とする。

以上の課題を解決するために、本発明はボルト側面に頭部からねじ部下側まで、上から下まで切り込みを入れて隙間を設けその隙間に、従来できなかった頭部側からタッピングビス等をクサビ用に差し込み螺着楔着し、緩みにくくできるようにする。

本発明によれば、ボルト側面に上から下まで切り込みを入れて隙間を設けただけでも、ネジの緩みの原因となる振動を和らげることができ、緩みにくい効果のあるネジができる。

ボルト側面に上から下まで切り込みを入れて隙間を設けたので、下側のナット側からだけでなく、上の頭部側からも、隙間からクサビ用にタッピングビス等を差し込み螺着楔着し、緩みにくくすることができる。

ボルト頭部側からも、隙間へクサビ用にタッピングビス等を差し込むことができるので、ナットを使わずにボルトだけで螺着締結する場合でも、ボルト頭部側隙間からタッピングビス等を差し込み螺着楔着し、緩みにくくすることができる。

この発明の一実施形態を示す斜視図である。

この発明の実施形態を図１に示す。
ボルト側面に上から下まで切り込みを入れて、隙間を設け、さらにボルト頭部側からも、隙間にクサビ用にタッピングビス等を差し込み螺着楔着し、緩みにくくできるようにする。

「実施形態の効果」
ボルト側面の切込みが緩みの原因となる振動を和らげ、上から下まで切り込みを入れ隙間を設けたことで、ボルト頭部側隙間からも、クサビ用にタッピングビス等を差し込み螺着楔着でき、ナットを使わないときでもねじを緩みにくくすることができる。

「他の実施形態」
図１の実施形態では、ボルト側面の切込みの大きさおよびクサビ用に取り付けるタッピングビス等のサイズ種類は、特に指定していないが、使用目的や製造事情に合わせて設定する。

図１の実施形態では、ボルトおよびクサビ用に取り付けるタッピングビス等の材質は、特に指定していないが、金属に限らず、プラスチックス等でも良い。また、それらの組み合せでも良い。

１ ボルト ２ 頭部切り込み隙間部 ３ タッピングビス
４ ねじ部 ５ 切り込み隙間部 ６ ナット

Claims (1)

1. タッピングビスと、側面の１部に、上から下まで切り込みを入れて隙間部を設けたボルトと、からなり、このボルトを螺着後、この隙間部へ、ボルト頭側からでも、足側からでも両方向からクサビとして、タッピングビスを差し込め、螺旋楔着できる、緩み止めのできるねじ。

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