JP7351223B2 - 光学積層体、表示パネル及び表示装置 - Google Patents

光学積層体、表示パネル及び表示装置 Download PDF

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Description

本発明は、光学積層体、表示パネル及び表示装置に関する。
近年、種々の表示装置について、大型化や携帯化が進んでおり、その結果、種々の観察環境下での良好な色相が求められている。
特許文献1には、観察角度による色相の変化が抑制された有機エレクトロルミネッセンス光源装置が開示されている。
特開2009-231257号公報
本発明者等は、反射防止層を設けた円偏光板を有する光学積層体を備える表示装置において、反射防止層側から入射した光が反射することで、表示される画像の視認性が悪化するという問題があることを見出した。従来、観察角度による映像光の色相の変化については種々の提案がなされてきたが、反射色相に着目して、良好な視認性を得るための検討はなされていない。また、電源オフ時においても、外光反射による画面の着色の問題がある。
本発明は、このような問題を解決するものであり、反射色を含めた視認性の悪化が抑制された表示パネルを提供可能な光学積層体を提供することを目的とする。更に本発明は、前記光学積層体を備える表示パネル、該光学積層体を備える表示装置、並びに前記表示パネルに使用される反射防止層、円偏光板、位相差板、及び偏光板を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記の課題を解決するべく鋭意検討した結果、反射率の低い反射防止層を設けるとともに、反射防止層側から入射した光のSCI方式によるL*及び彩度を特定の範囲とすることによって、上記の課題が解決されることを見出したものである。
本発明は、以下の[1]~[11]に関する。
[1] 位相差板及び偏光子を有する円偏光板と、表面反射率が2%以下である反射防止層とを有し、反射防止層は、円偏光板の偏光子側に設けられ、反射防止層側から入射した光のSCI方式におけるL*が20以下であり、かつ、彩度が20以下であることを特徴とする光学積層体。
[2] 前記反射防止層のJIS B0601:1994のカットオフ値0.08mmにおける算術平均粗さRaが50nm以下である、[1]に記載の光学積層体。
[3] 前記円偏光板が、逆分散の波長特性を有する1/4波長位相差板を有する、[1]又は[2]に記載の光学積層体。
[4] 前記円偏光板が、1/4波長位相差板及び1/2波長位相差板を有する、[1]~[3]のいずれかに記載の光学積層体。
[5] [1]~[4]のいずれかに記載の光学積層体を備える表示パネル。
[6] [5]に記載の表示パネルを備える表示装置。
[7] 前記表示装置が、有機エレクトロルミネッセンス表示装置である、[6]に記載の表示装置。
[8] [5]に記載の表示パネルに使用する反射防止層。
[9] [5]に記載の表示パネルに使用する円偏光板。
[10] [5]に記載の表示パネルに使用する位相差板。
[11] [5]に記載の表示パネルに使用する偏光子。
本発明によれば、反射色による視認性の悪化が抑制された表示パネルを提供可能な光学積層体が提供される。更に本発明によれば、前記光学積層体を備える表示パネル、該表示パネルを備える表示装置、並びに前記光学積層体に使用される反射防止層、円偏光板、位相差板、及び偏光板が提供される。
本発明の光学積層体の一例を模式的に示す断面図である。 本発明の光学積層体の他の一例を模式的に示す断面図である。 実施例で作製した光学積層体の層構成の一例を模式的に示す断面図である。 実施例で作製した光学積層体の層構成の他の一例を模式的に示す断面図である。
以下の説明において、数値範囲を表す「A~B」の記載は、端点を含む数値範囲を表す。すなわち、「A以上B以下」(A<Bの場合)、又は、「A以下B以上」(A>Bの場合)を表す。また、以下の説明において、好ましい態様の組合せは、より好ましい態様である。
以下、本発明の実施形態を説明する。
[光学積層体]
本発明の光学積層体は、位相差板及び偏光子を有する円偏光板と、表面反射率が2%以下である反射防止層とを有し、反射防止層は、円偏光板の偏光子側に設けられ、反射防止層側から入射した光のSCI方式におけるL*が20以下であり、かつ、彩度が20以下であることを特徴とする。
本発明者等は、円偏光板と反射防止層を有する光学積層体を備える表示装置の視認性について、反射防止層の表面反射率を特定の範囲とするとともに、反射防止層側から入射した光のSCI方式によるL*及び彩度を特定の範囲とすることによって、反射による視認性の悪化が抑制されることを見出した。
上記の効果が得られる詳細なメカニズムは不明であるものの、一部は以下のように考えられる。
すなわち、表面反射率が2%以下である反射防止層を使用することによって、反射防止層側から入射した光の反射自体がある程度抑制され、反射光そのものの視認性は低下するが、反射防止層を設けることによって、彩度が上昇するために、全体としての視認性が悪化するという問題があることを見出した。一方、彩度が特定の範囲となる、円偏光板と反射防止層との組合せを採用することで、トータルとしての反射による視認性の悪化が抑制された光学積層体が得られたものと推定される。
従って、入射した光のSCI方式によるL*を20以下、彩度を20以下とすることにより、反射光が存在していたとしても、反射光による視認性への影響が抑制されたと考えられる。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明の光学積層体は、反射防止層側から入射した光のSCI(Specular Component Include)方式におけるL*が20以下であり、かつ、彩度が20以下である。
ここで、SCI方式は、正反射成分も含めて測定を行う。本発明において、JIS Z8722-2009(条件c)に従って、L*、a*、及びb*の測定を行う。彩度は、(a*+b*1/2により算出される。L*、a*、及びb*は、光学積層体の背面(入射光側とは反対側)に粘着剤層を介してアルミホイルを設置した状態で測定した数値である。
また、L*、a*、及びb*は、16箇所の測定値の平均値を意味し、例えば、実施例に記載の方法により求めることができる。本明細書において、16の測定箇所は、測定サンプルの外縁から1cmの領域を余白として、該余白よりも内側の領域に関して、縦方向及び横方向を5等分する線を引いた際の、交点の16箇所を測定の中心とすることが好ましい。測定サンプルが四角形の場合には、四角形の外縁から1cmの領域を余白として、該余白よりも内側の領域を縦方向及び横方向に5等分した線の交点の16箇所を中心として測定を行い、その平均値を算出することが好ましい。なお、測定サンプルが円形、楕円形、三角形、五角形等の四角形以外の形状の場合、これらの形状に内接する最大面積の四角形を書き、該四角形に関して、上記手法により16箇所の測定を行うことが好ましい。
代表的なSCIの測定装置は、積分球分光光度計の光源としてD65を用い、受光器の位置はサンプルの法線に対して+8°であり、受光器の開口角は10°であり、ライトトラップの位置はサンプルの法線に対して-8°であり、ライトトラップのカバー範囲は10°である。
L*は、色相の変化を抑制する観点から、好ましくは18以下、より好ましくは15以下、更に好ましくは12以下、より更に好ましくは10以下であり、下限は特に限定されないが、生産性の観点から、好ましくは1以上、より好ましくは3以上である。
また、彩度は、好ましくは15以下、より好ましくは12以下、更に好ましくは10以下であり、下限は特に限定されないが、生産性の観点から、好ましくは1以上、より好ましくは1.5以上である。
本発明において、上記のL*及び彩度を満たす光学積層体、又は表示パネルとすることによって、視認される色相の変化が抑制されると考えられる。
<円偏光板>
本発明の光学積層体、又は表示パネルは、円偏光板及び反射防止層を有する。円偏光板は、有機エレクトロルミネッセンス表示装置や、抵抗膜式タッチパネル上に配置して、反射防止能を発揮する役割を有する。
なお、円偏光板が、光源に近い側に配置されていることが好ましい。
円偏光板は、位相差板と、偏光板とを有する。ここで、円偏光板、並びに後述する位相差板及び偏光板は、フィルム状であってもよく、また、塗布等により形成され、層を形成しているものであってもよく、単独で板状を形成している態様に限定されるものではない。
円偏光板は、光源側に位相差板が設けられ、反射防止層側に偏光板が設けられている。
(位相差板)
位相差板は、1/2波長位相差板(以下、「λ/2位相差板」ともいう。)、1/4波長位相差板(以下、「λ/4位相差板」ともいう。)、及びその組合せであることが好ましい。本発明において、位相差板は、逆分散性のλ/4位相差板であるか、又は、λ/4位相差板とλ/2位相差板との積層体であることが好ましい。
λ/2位相差板は、波長550nmにおける面内位相差(Re550)が、好ましくは200~300nm、より好ましくは220~280nm、更に好ましくは240~275nmである。
λ/4位相差板は、波長550nmにおける面内位相差(Re550)が、好ましくは100~180nm、より好ましくは110~160nm、更に好ましくは120~150nmである。
面内位相差(Re)は、面内における遅相軸方向の屈折率をnx、面内においてnxにおいて直交する方向の屈折率をny、膜厚をd(nm)とした際に、下記式で表すことができる。
面内位相差(Re)=(nx-ny)×d
位相差板は、正分散の波長分散性(以下、「正分散性」ともいう。)を示すものであってもよいし、逆分散の波長分散性(以下、「逆分散性」ともいう。)を示すものであってもよい。
なお、逆分散性とは、透過光の波長が長くなるに従って透過光に与える位相差が増大する特性であり、具体的には、波長450nmにおける面内位相差(Re450)と、波長550nmにおける面内位相差(Re550)との関係が、Re450<Re550となる特性である。一方の正分散性は、Re450>Re550となる特性である。
位相差板の厚みは、付与する位相差を考慮して、0.1~10μmの範囲で適宜調整することができる。
本発明に使用される位相差板は、支持体自身で目的のλ/4又はλ/2機能等を有する位相差支持体からなってもよいし、ポリマーフィルムからなる支持体(透明支持体)上に位相差層を有していてもよいし、位相差層単独で構成されていてもよい。位相差層単独で構成されている場合には、光学的等方性を有する支持体上に他の層を積層させることで所望のλ/4機能やλ/2機能を持たせてもよい。位相差層の構成材料については特に制限されず、液晶性化合物を含む組成物から形成された位相差層であっても、ポリマーフィルムを延伸した位相差層であっても、双方の層を有していてもよい。
これらの中でも、位相差板は、透明支持体と、位相差層との積層体であることが好ましい。
<<透明支持体>>
本発明において、透明支持体の材料について特に制限はないが、光学的等方性を有するものが好ましい。光学的等方性とは、Re550が5nm以下のものをいう。
種々のポリマーフィルム、例えば、セルロースアシレート;ポリカーボネート系ポリマー;ポリエチレンテレフタレートやポリエチレンナフタレート等のポリエステル系ポリマー;ポリメチルメタクリレート等のアクリル系ポリマー;ポリスチレンやアクリロニトリル・スチレン共重合体(AS樹脂)等のスチレン系ポリマー等を利用することができる。また、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン;エチレン・プロピレン共重合体の如きポリオレフィン系ポリマー;塩化ビニル系ポリマー;ナイロンや芳香族ポリアミド等のアミド系ポリマー;イミド系ポリマー;スルホン系ポリマー;ポリエーテルスルホン系ポリマー;ポリエーテルエーテルケトン系ポリマー;ポリフェニレンスルフィド系ポリマー;塩化ビニリデン系ポリマー;ビニルアルコール系ポリマー;ビニルブチラール系ポリマー;アリレート系ポリマー;ポリオキシメチレン系ポリマー;エポキシ系ポリマー;又は前記ポリマーを混合したポリマー等から1種又は2種以上のポリマーを用いて透明支持体を作製してもよい。
位相差板がポリマーフィルム(透明支持体)と位相差層との積層体である場合、ポリマーフィルム(透明支持体)と液晶性化合物を含有する組成物から形成された位相差層との積層体であるのが好ましい。光学異方性が小さいポリマーフィルムを用いてもよいし、延伸処理などにより光学異方性を発現させたポリマーフィルムを用いてもよい。支持体は光透過率が80%以上であることが好ましい。
透明支持体の厚さは、好ましくは10μm~200μm、より好ましくは10~80μm、更に好ましくは20~60μmである。
<<液晶性化合物>>
位相差層の形成に用いられる液晶性化合物の種類については特に限定されない。例えば、低分子液晶性化合物を液晶状態においてネマチック配向に形成後、光架橋や熱架橋によって固定化して得られる位相差層や、高分子液晶性化合物を液晶状態においてネマチック配向に形成後、冷却することによって当該配向を固定化して得られる位相差層を用いてもよい。本発明において、位相差層に液晶性化合物が用いられる場合であっても、位相差層は該液晶性化合物が重合等により固定されて形成された層であり、層となった後は、もはや液晶性を示す必要はない。重合性液晶性化合物は、多官能性重合性液晶性化合物でもよいし、単官能重合性液晶性化合物でもよい。また、液晶性化合物は、ディスコティック液晶性化合物でもよく、棒状液晶性化合物であってもよい。
位相差層において、液晶性化合物は、垂直配合、水平配向、ハイブリッド配向、及び傾斜配向のいずれかの配向状態に固定されていることが好ましい。視野角依存性を対称にできるという観点から、ディスコティック液晶性化合物の円盤面がフィルム面(位相差層面)に対して実質的に垂直であるか、又は棒状液晶性化合物の長軸がフィルム面(位相差層面)に対して実質的に水平であることが好ましい。
ディスコティック液晶性化合物が実質的に垂直とは、フィルム面(位相差層面)とディスコティック液晶性化合物の円盤面とのなす角度の平均値が70°~90°の範囲であることを意味する。好ましくは80°~90°、より好ましくは85°~90°の範囲である。
棒状液晶性化合物が実質的に水平とは、フィルム面(位相差面)と棒状液晶性化合物のダイレクターとのなす角度が0°~20°の範囲であることが意味する。好ましくは0°~10°、より好ましくは0°~5°の範囲である。
位相差板が、液晶性化合物を含む位相差層を含む場合、位相差層は一層のみからなっていてもよいし、二層以上の位相差層の積層体であってもよい。
液晶性化合物を含む位相差層は、棒状液晶性化合物又はディスコティック液晶性化合物等の液晶性化合物と、所望により、後述する重合開始剤や配向制御剤や他の添加剤を含む塗布液を、透明支持体上に塗布することで形成することができる。透明支持体上に配向膜を形成し、配向膜表面に塗布液を塗布して位相差層を形成することが好ましい。位相差層の厚さは、好ましくは0.1~10μm、より好ましくは0.5~5μm、更に好ましくは1~5μmである。
-ディスコティック液晶性化合物-
本発明では、位相差層の形成に、ディスコティック液晶性化合物を用いることが好ましい。ディスコティック液晶性化合物は、様々な文献(C.Destrade et al.,Mol.Crysr.Liq.Cryst.,vol.71,page 111(1981);日本化学会編、季刊化学総説、No.22、液晶の化学、第5章、第10章第2節(1994);B.Kohne et al.,Angew.Chem.Soc.Chem.Comm.,page 1794(1985);J.Zhang et al.,J.Am.Chem.Soc.,vol.116,page 2655(1994)等)に記載されている。ディスコティック液晶性化合物の重合については、特開平8-27284号公報に記載がある。
ディスコティック液晶性化合物は、重合により固定可能なように、重合性基を有することが好ましい。例えば、ディスコティック液晶性化合物の円盤状コアに、置換基として重合性基を結合させた構造が考えられるが、円盤状コアに重合性基を直結させると、重合反応において配向状態を保つことが困難になる。そこで、円盤状コアと重合性基との間に連結基を有する構造が好ましい。すなわち、重合性基を有するディスコティック液晶性化合物は、下記式で表される化合物であることが好ましい。
D(-L-P)n
式中、Dは円盤状コアであり、Lは二価の連結基であり、Pは重合性基であり、nは1~12の整数である。前記式中の円盤状コア(D)、二価の連結基(L)及び重合性基(P)の好ましい具体例は、それぞれ、特開2001-4837号公報に記載の(D1)~(D15)、(L1)~(L25)、(P1)~(P18)であり、同公報に記載の内容を好ましく用いることができる。なお、液晶性化合物のディスコティックネマティック液晶相-固相転移温度は、30~300℃が好ましく、30~170℃が更に好ましい。
-棒状液晶性化合物-
本発明において、位相差板が有する位相差層の形成に、棒状液晶性化合物を使用してもよい。棒状液晶性化合物としては、アゾメチン類、アゾキシ類、シアノビフェニル類、シアノフェニルエステル類、安息香酸エステル類、シクロヘキサンカルボン酸フェニルエステル類、シアノフェニルシクロヘキサン類、シアノ置換フェニルピリミジン類、アルコキシ置換フェニルピリミジン類、フェニルジオキサン類、トラン類、及びアルケニルシクロヘキシルベンゾニトリル類が好ましく例示される。以上のような低分子液晶性化合物だけではなく、高分子液晶性化合物も用いることができる。棒状液晶性化合物の配向を重合によって固定することがより好ましい。液晶性化合物には活性光線や電子線、熱などによって重合や架橋反応を起こしうる部分構造を有することが好ましく、より好ましくは重合性基を有することである。
その部分構造の個数は、好ましくは1~6個、より好ましくは1~3個である。重合性棒状液晶性化合物としては、Makromol.Chem.,190巻、2255頁(1989年)、Advanced Materials,5巻、107頁(1993年)、米国特許第4683327号明細書、同5622648号明細書、同5770107号明細書、国際公開WO95/22586号公報、同95/24455号公報、同97/00600号公報、同98/23580号公報、同98/52905号公報、特開平1-272551号公報、同6-16616号公報、同7-110469号公報、同11-80081号公報、及び特開2001-328973号公報などに記載の化合物を用いることができる。
棒状液晶性化合物の具体例としては、下記式(1)~(17)に示す化合物が挙げられる。
Figure 0007351223000001
Figure 0007351223000002
Figure 0007351223000003
また、逆分散性を示す液晶性化合物としては、特表2010-537954号公報、特表2010-537955号公報、特表2010-522892号公報、特表2010-522893号公報、及び特表2013-509458号公報等の各公開公報、並びに、特許第5892158号、特許第5979136号、特許第5994777号、及び特許第6015655号等の各特許公報に記載されている化合物が例示される。
液晶性化合物は、1種単独で、又は、2種以上を組み合わせて用いることができる。1種単独の場合、該1種の液晶性化合物は重合性液晶性化合物であることが好ましい。また、2種以上を組み合わせて用いる場合、少なくとも1種が重合性液晶性化合物であることが好ましく、全てが重合性液晶性化合物であることがより好ましい。
<<重合開始剤>>
配向させた液晶性化合物は、配向状態を維持して固定する。固定は重合反応を用いることが好ましく、重合反応には、熱重合開始剤を用いる熱重合反応と光重合開始剤を用いる光重合反応とが含まれる。これらの中でも、光重合反応が好ましい。光重合開始剤の例には、α-カルボニル化合物(米国特許第2367661号、同2367670号の各明細書参照)、アシロインエーテル(米国特許第2448828号明細書参照)、α-炭化水素置換芳香族アシロイン化合物(米国特許第2722512号明細書参照)、多核キノン化合物(米国特許第3046127号、同2951758号の各明細書参照)、トリアリールイミダゾールダイマーとp-アミノフェニルケトンとの組み合わせ(米国特許第3549367号明細書参照)、アクリジン及びフェナジン化合物(特開昭60-105667号公報、米国特許第4239850号明細書参照)及びオキサジアゾール化合物(米国特許第4212970号明細書参照)が含まれる。
重合開始剤の使用量は、位相差層形成用組成物の全固形分に対して0.01~20質量%であることが好ましく、0.5~5質量%であることがより好ましい。液晶性化合物の重合のための光照射は、紫外線を用いることが好ましい。照射エネルギーは、好ましくは20mJ/cm~50J/cm、より好ましくは100~800mJ/cmである。光重合反応を促進するため、加熱条件下で光照射を実施してもよい。
<<界面活性剤>>
位相差層形成用組成物は、界面活性剤を含有することが好ましい。また、界面活性剤の中でも、重合性基を有するフッ素系界面活性剤及び重合性基を有するシリコン系界面活性剤より選択される1種以上を選択して用いることが好ましい。
界面活性剤の含有量は、位相差層形成用組成物の全固形分に対して0.01~2.0質量%であることが好ましく、0.1~1.0質量%であることがより好ましい。
<<溶剤>>
位相差層形成用組成物は、通常は溶剤を含有する。
溶剤としては、ケトン類(アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロペンタノン、シクロヘキサノン、N-メチル-2-ピロリドン等)、エーテル類(ジオキサン、テトラヒドロフラン等)、脂肪族炭化水素類(ヘキサン等)、脂環式炭化水素類(シクロヘキサン等)、芳香族炭化水素類(トルエン、キシレン等)、ハロゲン化炭素類(ジクロロメタン、ジクロロエタン等)、エステル類(酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル等)、アルコール類(ブタノール、シクロヘキサノール等)、セロソルブ類(メチルセロソルブ、エチルセロソルブ等)、セロソルブアセテート類、スルホキシド類(ジメチルスルホキシド等)、アミド類(ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド等)等が例示でき、これらの混合物であってもよい。
位相差層は、例えば、位相差層形成用組成物を塗布、乾燥、硬化することにより形成できる。また、位相差層形成用組成物は、配向膜上に塗布することが好ましい。
<<垂直配向促進剤>>
前記位相差層を形成する際に、液晶性化合物の分子を均一に垂直配向させるためには、配向膜界面側及び空気界面側において液晶性化合物を垂直に配向制御可能な配向制御剤を用いることが好ましい。この目的のために、配向膜に、排除体積効果、静電気的効果又は表面エネルギー効果によって液晶性化合物を垂直に配向させる作用を及ぼす化合物を、液晶性化合物とともに含有する組成物を用いて位相差層を形成することが好ましい。また、空気界面側の配向制御に関しては液晶性化合物の配向時に空気界面に偏在し、その排除体積効果、静電気的効果、又は表面エネルギー効果によって液晶性化合物を垂直に配向させる作用を及ぼす化合物を、液晶性化合物とともに含有する組成物を用いて位相差層を形成することが好ましい。このような配向膜界面側で液晶性化合物の分子を垂直に配向させることを促進する化合物(配向膜界面側垂直配向促進剤)としては、ピリジニウム誘導体が好適に用いられる。空気界面側で液晶性化合物の分子を垂直に配向させるのを促進する化合物(空気界面側垂直配向促進剤)としては、該化合物が空気界面側に偏在するのを促進する、フルオロ脂肪族基と、カルボキシ基(-COOH)、スルホ基(-SOH)、ホスホノキシ基{-OP(=O)(OH)}及びそれらの塩からなる群より選ばれる1種以上の親水性基とを含む化合物が好適に用いられる。また、これらの化合物を配合することによって、例えば、液晶性組成物を塗布液として調製した場合に、該塗布液の塗布性が改善され、ムラ、ハジキの発生が抑制される。
垂直配向促進剤としては、国際公開第2013/100115の段落0101~0185が参照される。
<<その他の添加剤>>
本発明において、位相差層形成用組成物は、上記の成分に加え、可塑剤、重合性モノマー等を有していてもよい。これらの成分は、液晶性化合物と相溶性を有し、配向を阻害しないことが好ましい。
重合性モノマーとしては、ラジカル重合性又はカチオン重合性の化合物が挙げられ、好ましくは多官能ラジカル重合性モノマーであり、上記の重合性基含有の液晶性化合物と共重合性の化合物が好ましい。例えば、特開2002-296423号公報の段落0018~0020に記載の化合物が挙げられる。重合性化合物の添加量は、液晶性化合物100質量部に対して、好ましくは1~50質量部、より好ましくは5~30質量部である。
<<位相差層の塗布方法>>
位相差層形成用組成物の塗布は、公知の方法(例、ワイヤーバーコーティング法、押し出しコーティング法、ダイレクトグラビアコーティング法、リバースグラビアコーティング法、ダイコーティング法)により実施できる。
<<配向膜>>
位相差板は配向膜を有していてもよい。
配向膜は、位相差層形成用組成物を塗布、乾燥、硬化して位相差層を形成する際に、位相差層内で液晶性化合物を配向させやすくする役割を有する。
なお、位相差層の形成時点で配向膜を有していても、他の部材に位相差層を転写し、かつ、転写時に配向膜が転写されないようにすれば、配向膜を有さない光学積層体を得ることができる。
配向膜は、例えば、透明基材上に、配向層形成用組成物を塗布し、配向規制力を付与することにより配向層とすることができる。配向膜形成用組成物は、光二量化型の材料等の従来公知のものから適宜選択して用いることができる。
配向膜に配向規制力を付与する手段は、従来公知のものとすることができ、例えば、ラビング法、光配向法、賦形法などが挙げられる。
配向膜の厚みは、好ましくは1~1000nmであり、60~300nmがより好ましい。
(偏光子)
本発明において、円偏光板は、位相差板及び偏光子を有することが好ましく、該偏光子は、保護膜とともに偏光板を形成していることが好ましい。
偏光子としては、ヨウ素系偏光子、二色性染料を用いる染料系偏光子やポリエン系偏光子のいずれを用いてもよい。
ヨウ素系偏光子及び染料系偏光子は、一般にポリビニルアルコール系フィルムを用いて製造する。偏光子の吸収軸は、フィルムの延伸方向に相当する。従って、縦方向(搬送方向)に延伸された偏光子は長手方向に対して平行に吸収軸を有し、横方向(搬送方向と垂直方向)に延伸された偏光子は長手方向に対して垂直に吸収軸を有す。
偏光子は一般に保護膜を有する。本発明において、後述する反射防止層や、前述した位相差板を、偏光子の保護膜として機能させることができる。上記反射防止層や位相差板とは別に偏光子の保護膜を積層する場合は、保護膜として光学的等方性が高いセルロースエステルフィルムを用いることが好ましい。
偏光子として直線偏光子を用い、上記位相差板と組み合わせることで、円偏光板として機能する偏光子一体型の積層体を高い生産性で製造できる。
<反射防止層>
本発明の光学積層体、又は表示パネルは反射防止層を有し、該反射防止層の表面反射率が2%以下である。
ここで、反射防止層の表面反射率は、JIS Z 8722:1982に準拠し、裏面に黒色の支持体を設け、380~780nmの分光反射率に対して、入射角5°での反射Y値を測定したものである。
反射色による色相の変化をより抑制する観点から、反射防止層の表面反射率は、好ましくは1.5%以下、より好ましくは1.2%以下、更に好ましくは0.8%以下、より更に好ましくは0.5%以下、より更に好ましくは0.2%以下である。
反射防止層の入射角5°での分光反射率の最小値を示す波長(反射ボトム波長)は、通常は550nm近傍に設定する。本発明の光学積層体の反射防止層も、原則として、反射ボトム波長を550nm近傍に設定することが好ましい。
なお、位相差板として逆分散特性を有するものを用いる場合には、反射防止層のボトム波長を550nmよりも短波長側にシフトさせることが好ましい。具体的には、位相差板として逆分散特性を有するものを用いる場合には、反射防止層のボトム波長を500~545nmとすることが好ましく、510~540nmとすることがより好ましく、515~535nmとすることがさらに好ましい。
逆分散特性を有する位相差板は、正分散特性を有する位相差板に比べて、理想的な波長分散性との乖離が少ない性質を有する。しかし、逆分散特性を有する位相差板であっても、短波長領域では理想的な波長分散性との乖離が生じる。このため、逆分散特性を有する位相差板を有する円偏光板は、短波長領域を完全にカットできず、若干青味がかることになる。一方、反射防止層のボトム波長を550nmよりも短波長側にシフトさせることにより、長波長側の反射率が増加して、反射光は赤味がかることになる。したがって、逆分散特性を有する位相差板を有する円偏光板と、ボトム波長を550nmよりも短波長側にシフトさせた反射防止層とを組み合わせることにより、円偏光板の青味と反射防止層の赤味とが相殺され、反射防止層側から観察される色味を目立ちにくくすることができる。
反射ボトム波長の位置は、反射防止層、ハードコート層及び基材の屈折率及び膜厚からシミュレーションすることができる。なお、反射防止層の分光反射率を測定する際は、反射Y値の測定時と同様に、裏面に黒色の支持体を設けることが好ましい。
本発明において、表示画像が鮮明となる観点から、反射防止層の表面は平滑であることが好ましく、反射防止層表面のJIS B0601:1994に即して測定される、カットオフ値0.08mmにおける算術平均粗さRaは、好ましくは50nm以下、より好ましくは30nm以下、更に好ましくは10nm以下、より更に好ましくは5nm以下である。
なお、上記の算術平均粗さは、反射防止層の円偏光板が設けられている側とは反対側表面における算術平均粗さである。
反射防止層の、円偏光板が設けられている側とは反対側から入射した光のSCI方式におけるa*は、好ましくは-10~10、より好ましくは-7~7、更に好ましくは-3~3である。また、反射防止層の、円偏光板が設けられている側とは反対側から入射した光のSCI方式におけるb*は、好ましくは-10~10、より好ましくは-7~7、更に好ましくは-3~3である。
L*は、色相の変化を抑制する観点から、好ましくは20以下、より好ましくは15以下、更に好ましくは10以下である。反射防止層のL*が上記範囲内であると、より視認性が向上する。
L*、a*、及びb*の測定方法については、反射防止層の裏面(入射光側とは反対側)に黒色の支持体を設けて、角度5°にて測定した値である。
本発明において、上記のL*及び彩度を満たす反射防止層を使用することによって、より視認性の悪化が抑制される。
反射防止層は、最も単純な構成では、フィルム(透明基材)の最表面に低屈折率層のみを塗設した構成である。更に表面反射率を低下させるには、屈折率の高い高屈折率層と、屈折率の低い低屈折率層を組み合わせて反射防止層を構成することが好ましい。構成例としては、下側から順に、高屈折率層/低屈折率層の2層のものや、屈折率の異なる3層を、中屈折率層(下層よりも屈折率が高く、高屈折率層よりも屈折率の低い層)/高屈折率層/低屈折率層の順に積層されているもの等があり、更に多くの反射防止層を積層するものも提案されている。中でも、耐久性、光学特性、コストや生産性等から、ハードコート層上に、中屈折率層/高屈折率層/低屈折率層の順に有することが好ましく、例えば、特開平8-122504号公報、特開平8-110401号公報、特開平10-300902号公報、特開2002-243906号公報、特開2000-111706号公報等に記載の構成が挙げられる。また、膜厚変動に対するロバスト性に優れる3層構成の反射防止フィルムは特開2008-262187号公報記載されている。上記3層構成の反射防止フィルムは、画像表示装置の表面に設置した場合、表面反射率の平均値を0.5%以下とすることができ、映り込みを著しく低減することができ、立体感に優れる画像を得ることができる。また、各層に他の機能を付与させてもよく、例えば、防汚性の低屈折率層、帯電防止性の高屈折率層、帯電防止性のハードコート層、防眩性のハードコート層としたもの(例、特開平10-206603号公報、特開2002-243906号公報、特開2007-264113号公報等)等が挙げられる。
低屈折率層の屈折率は、好ましくは1.26~1.40、より好ましくは1.28~1.38、更に好ましくは1.30~1.32である。低屈折率層の厚みは、好ましくは80~120nm、より好ましくは85~110nm、更に好ましくは90~105nmである。
高屈折率層の屈折率は、好ましくは1.55~1.85、より好ましくは1.56~1.70である。また、高屈折率層の厚みは、好ましくは200nm以下、より好ましくは50~180nmである。
<機能層>
本発明の光学積層体、又は表示パネルは、前記円偏光板及び反射防止層に加え、更に、ハードコート層、防眩層等の機能層を有していてもよい。
<光学積層体の層構成>
図1及び図2は、本発明の光学積層体の実施の形態を示す断面模式図である。図1の光学積層体(第一の実施態様)では、円偏光板30は、λ/4位相差板10aと、偏光板20とを有している。また、円偏光板上に、反射防止層40が積層されている。図2の光学積層体(第二の実施態様)では、円偏光板30は、λ/4位相差板10a、λ/2位相差板10b、及び偏光板20をこの順で有し、更に、円偏光板上に反射防止層40が積層されている。
本発明において、第一の実施態様の場合のように、円偏光板が位相差板としてλ/4位相差板のみを有する場合、所望のL*及び彩度を得る観点から、λ/4位相差板は、逆分散性のλ/4位相差板であることが好ましい。λ/4位相差板が正分散性(正の波長分散特性)又はフラット分散性(平坦な波長分散特性)を有する場合には、反射防止層から入射したλ/4位相差板の透過光は、波長によって楕円率が異なる円偏光で表示素子側に透過されることになる。また、表示素子側から戻ってきた光についても、λ/4位相差板を透過して視認者側に向かう際に、波長により波長換算量の異なる位相差が付与されることになり、波長により、楕円率の異なる円偏光又は直線変更によりλ/4位相差板から出射することになる。これにより、戻り光はカラーシフトすることとなり、所望のL*及び彩度を得ることが困難である。一方、逆分散性のλ/4位相差板を使用した場合には、正分散性のλ/4位相差板及びフラット分散性のλ/4位相差板を使用した場合に比して、波長による変化が抑制され、上述のようなカラーシフトが抑制され、波長が異なる場合であっても、カラーシフトが低減され、視認される表示画面の色相が向上し、所望のL*及び彩度を得ることができる。
ここで、λ/4位相差板のα(波長450nmにおける面内位相差(Re450)と、波長550nmにおける面内位相差(Re550)との比(Re450/Re550))は、好ましくは0.95以下、より好ましくは0.91以下、更に好ましくは0.88以下、より更に好ましくは0.85以下である。αが上記範囲内であると、可視領域で広くλ/4に近い状態が維持されるので、好ましい。αは、位相差測定機で、波長450nmの面内位相差と、波長550nmの面内位相差を測定することで得られ、波長分散性の指標となる。
本発明において、第二の態様では、円偏光板は、λ/4位相差板及びλ/2位相差板を有する。なお、第二の態様では、位相差層は、透明基材上に、対応する配向膜とともに順次積層するように作製してもよく、別体により作製した後、配向膜と一体に位相差層を転写法により積層してもよく、又は位相差層のみを転写法により積層してもよく、特に限定されない。
第二の実施態様では、λ/4位相差板及びλ/2位相差板を積層することによって、第一の態様と同様の効果が得られる。
第二の実施態様では、λ/4位相差板は、正分散性でもよく、フラット分散性でもよく、逆分散性でもよく、特に限定されないが、経済性の観点から、正分散性又はフラット分散性であることが好ましい。
第二の実施態様において、偏光子の吸収軸と、λ/2位相差板の配向軸(遅相軸)及びλ/4位相差板の配向軸(遅相軸)は、それぞれ時計回り、又は反時計周りに、同じ回転方向で、15°、75°の角度を成すように配置されることが好ましい。
[表示パネル及び表示装置]
本発明の表示パネルは、上述した本発明の光学積層体に、表示素子を備えるものであれば特に限定されないが、有機エレクトロルミネッセンス表示素子(以下、「有機EL表示素子」)又はマイクロ発光ダイオード表示素子(以下、「マイクロLED表示素子」)を備えるものが好ましく、有機エレクトロルミネッセンス表示素子を備えるものがより好ましい。
本発明の表示装置は、本発明の表示パネルを備えるものであれば特に限定されないが、本発明の表示パネルと、該表示パネルに電気的に接続された駆動制御部と、これらを収容する筐体とを備えることが好ましい。
本発明において、表示装置は、有機エレクトロルミネッセンス表示装置(以下、「有機EL表示装置」ともいう。)であることが好ましい。本発明の表示はこれに限定されるものではなく、マイクロLED表示装置であってもよい。有機EL表示装置及びマイクロLED表示装置は、反射率が高いため、特に本発明の課題が生じやすく、これらの表示装置について、本発明は特に好適である。これらの中でも、表示装置は、有機エレクトロルミネッセンス表示装置であることが好ましい。
有機EL表示装置は陽極、陰極の一対の電極間に、発光層又は発光層を含む複数の有機化合物薄膜を形成した表示装置であり、有機EL表示装置の視認側に、本発明の表示パネルを有する。また、有機化合物薄膜は、発光層のほか正孔注入層、正孔輸送層、電子注入層、電子輸送層、保護層などを有してもよく、またこれらの各層はそれぞれ他の機能を備えたものであってもよい。有機EL表示装置の電極や有機化合物薄膜等の各層は、公知の材料・方法により形成することができる。
本発明の表示パネル及び表示装置の大きさは特に限定されないが、視認する角度が大きくなりやすく、反射光による色相の変化がより問題となることから、55インチ以上の表示装置又は55インチ以上の表示装置に使用する表示パネルであることが好ましい。
表示装置の大きさは、より好ましくは65インチ以上、更に好ましくは70インチ以上である。表示パネルは、65インチ以上の表示装置用の表示パネルであることがより好ましく、更に好ましくは70インチ以上の表示装置用の表示パネルである。
[反射防止層、円偏光板、位相差板、及び偏光板]
本発明の反射防止層は、上記本発明の表示パネルに使用する反射防止層であり、表面反射率が2%以下である。
また、本発明の円偏光板、位相差板、及び偏光板は、上記本発明の表示パネルに使用する円偏光板、位相差板、及び偏光板である。
以下、本発明について、実施例及び比較例を参照して更に詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例になんら限定されるものではない。
下記図3又は図4に示す層構成のサンプルを作製し、位相差層の種類と、反射防止層の表面反射率を変更して、SCI方式にて、L*、a*、及びb*の値を分光測色計 CM-2600d(コニカミノルタ(株))により、それぞれ測定した。L*及び彩度を以下の表に示す。
使用した各層は、以下の通りである。
実施例で使用した各層は、以下の通りである。
・アルミホイル:光沢面と艶消し面のうち、光沢面を光学積層体側にした。
・粘着剤層:リンテック(株)製光学粘着10μm厚品
・λ/4位相差板(正分散(α=1.11)、Re550=140nm)
・λ/2位相差板(正分散(α=1.11)、Re550=240nm)
・λ/4位相差板(正分散(α=1.11)、Re550=120nm)
α=1.11の液晶材料をメチルエチルケトンで固形分20%に希釈したものを、PET基材上に塗工して位相差板を作製した。上記位相差値になるように塗工厚みを調整した。PET基材から転写して用いた。
・λ/4位相差板(フラット分散(α=1.01)、Re550=140nm)
・λ/2位相差板(フラット分散(α=1.01)、Re550=270nm)
・λ/4位相差板(フラット分散(α=1.01)、Re550=140nm)
α=1.11の液晶材料とα=0.91の液晶材料を1:1で混合し、N-メチル-2-ピロリドンで固形分20%に希釈したものを、PET基材上に塗工して位相差板を作製した。上記位相差値になるように塗工厚みを調整した。PET基材から転写して用いた。
・λ/4位相差板(逆分散(α=0.85)、Re550=142nm)
α=0.85の液晶材料をN-メチル-2-ピロリドンで固形分20%に希釈したものを、PET基材上に塗工して位相差板を作製した。上記位相差値になるように塗工厚みを調整した。PET基材から転写して用いた。
・λ/4位相差板(逆分散(α=0.91)、Re550=142nm)
α=0.91の液晶材料をN-メチル-2-ピロリドンで固形分20%に希釈したものを、PET基材上に塗工して位相差板を作製した。上記位相差値になるように塗工厚みを調整した。PET基材から転写して用いた。
・TAC:富士フイルム(株)製、TD60UL、屈折率1.48
・偏光子:ヨウ素ドープ延伸PVA
・ハードコート層:日本化薬(株)製PET-30に、イルガキュア907を3%添加したものを紫外線硬化して作製した(屈折率=1.53)。厚み5μm。
・反射防止層:
(表面反射率Y=1.52%のもの):低屈折率層(屈折率1.40、層厚100nm、Ra値2nm)
(表面反射率Y=0.59%のもの):低屈折率層(屈折率1.32、層厚100nm、Ra値3nm)
(表面反射率Y=0.12%のもの):低屈折率層(屈折率1.32、層厚100nm、Ra値6nm)及び高屈折率層(屈折率1.63、層厚160nm)
なお、基材(TAC)、ハードコート層、低屈折率層及び高屈折率層の屈折率は、波長589nmの屈折率である。
また、TAC、ハードコート層及び反射防止層からなる積層体の反射ボトム波長は、表面反射率Yが1.52%のもの(反射防止層が屈折率1.40の低屈折率層の単層のもの)では557nm、表面反射率Yが0.59%のもの(反射防止層が屈折率1.32の低屈折率層の単層のもの)では537nm、表面反射率Yが0.12%のもの(反射防止層が、屈折率1.63の高屈折率層と、屈折率1.32の低屈折率層の積層構成のもの)では550nmであった。
実験例1では、偏光子の吸収軸と、正分散性のλ/4位相差板の配向軸とがなす角を45°とした。
また、実験例2では、偏光子の吸収軸と、フラット分散性のλ/4位相差板の配向軸とがなす角を45°とした。
実験例3では、偏光子の吸収軸と正分散性のλ/4位相差板の配向軸とがなす角を75°、正分散性のλ/2位相差板の配向軸とがなす角を15°にした。
更に、実験例4では、偏光子の吸収軸とフラット分散性のλ/4位相差板の配向軸とがなす角を75°、フラット分散性のλ/2位相差板の配向軸とがなす角を15°にした。
実験例5及び6では、偏光子の吸収軸と、逆分散性のλ/4位相差板の配向軸とがなす角を45°とした。
[表面反射]
評価基準は、以下の通りである。
30人で外観の判定を行い、表面反射が強く気になり、見づらいと感じた場合には0点、特に気にならない場合には1点として合計点を以下のように採点した。
A:20点以上
C:19点以下
[色相]
評価基準は、以下の通りである。
30人で外観の評価を行い、反射の色味が強く気になり見づらいと感じた場合には0点、特に気にならない場合には1点として合計点を以下のように採点した。
A:20点以上
C:19点以下
[総合評価]
評価基準は、以下の通りである。
A:上記表面反射の評価がA、かつ、上記色相の評価がA
C:上記表面反射の評価又は上記色相の評価の少なくとも一方がC
[反射防止層の表面反射率、L*、a*、及びb*の測定]
反射防止層の透明基材の低屈折率層とは反対側の面に、透明粘着剤層(パナック(株)製、商品名:パナクリーンPD-S1、屈折率1.49)を介して黒色板((株)クラレ製、商品名:コモグラス DFA2CG 502K(黒)系、全光透過率0%、厚み2mm、屈折率1.49)を貼り合わせたサンプルを作製した。
JIS Z 8722:1982に準拠し、低屈折率層側の面の反射Y値を測定した。なお、視野角は2度、光源はD65、測定波長は380nm~780nmを0.5nm間隔とした。また、反射率Y値は、サンプルの低屈折率層側の表面に対して垂直に入射する光の角度を0度として、入射角5°でサンプルに光を入射させた際に、該入射光の正反射光により得られる値とした。紫外可視近赤外分光光度計V7100(日本分光(株)製)により、上記サンプルのY値、L*、a*、及びb*をそれぞれ測定した。
結果を以下の表2に示す。
Figure 0007351223000004
Figure 0007351223000005
表1に示されるように、位相差板及び偏光子を有する円偏光板と、表面反射率が2%以下である反射防止層とを有し、反射防止層側から入射した光のSCI方式におけるL*が20以下であり、かつ、彩度が20以下である光学積層体では、総合評価が○であった。ここで、上記の光学積層体は、位相差板として、広帯域の位相差板(λ/2位相差板及びλ/4位相差板)、又は逆分散性のλ/4位相差板を使用した場合に得られた。
一方、表面反射率が2%以下である反射防止層を設けていない場合には、表面反射の評価がCとなり、いずれの位相差板を使用した場合でも、結果として総合評価がCであった。
また、位相差板として正分散性のλ/4位相差板や、フラット分散性のλ/4位相差板を使用した場合には、所望のL*及び彩度を得ることができなかった。
なお、実験例5及び6のTAC、ハードコート層及び反射防止層からなる積層体の反射ボトム波長を、明細書本文の好適な範囲(好ましくは500~545nm、より好ましくは510~540nm、さらに好ましくは515~535nm)とした場合、好適な範囲になればなるほど、より色味が低下し、視認性が良好なものであった。
10a λ/4位相差板
10b λ/2位相差板
20 偏光板
30 円偏光板
40 反射防止層

Claims (8)

  1. 位相差板及び偏光子を有する円偏光板と、
    表面反射率が0.12%以上2%以下である反射防止層とを有する光学積層体であって
    前記位相差板が逆分散特性を有し、
    前記反射防止層は、入射角5°での分光反射率の最小値を示す波長が500~545nmであり、
    前記反射防止層は、円偏光板の偏光子側に設けられ、
    前記光学積層体の前記反射防止層側から入射した光のSCI方式におけるL*、a*及びb*に関して、前記L*が20以下であり、かつ、(a*+b*1/2により算出された彩度が20以下であり、前記L*、前記a*及び前記b*は、前記光学積層体の前記反射防止層側とは反対側に粘着剤層を介してアルミホイルを設置し、かつ、前記アルミホイルの光沢面と艶消し面のうち、光沢面が前記光学積層側となるように設置した状態で測定した数値であることを特徴とする
    光学積層体。
  2. 前記反射防止層のJIS B0601:1994のカットオフ値0.08mmにおける算術平均粗さRaが50nm以下である、請求項1に記載の光学積層体。
  3. 前記円偏光板が、逆分散の波長特性を有する1/4波長位相差板を有する、請求項1又は2に記載の光学積層体。
  4. 前記円偏光板が、1/4波長位相差板及び1/2波長位相差板を有する、請求項1~3のいずれかに記載の光学積層体。
  5. 前記反射防止層は、入射角5°での分光反射率の最小値を示す波長が510~540nmである、請求項1~4に記載の光学積層体。
  6. 請求項1~5のいずれかに記載の光学積層体を備える表示パネル。
  7. 請求項6に記載の表示パネルを備える表示装置。
  8. 前記表示装置が、有機エレクトロルミネッセンス表示装置である、請求項7に記載の表示装置。
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