JP7350679B2 - 車両の内装構造 - Google Patents
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Description
例えば、特許文献1には、車両後部に配置した後席と、後席のシートバックに対して車幅方向外側に隣接するトリム部材(サイドガーニッシュ)と、トリム部材の内部に設けたエアバックモジュール(サイドエアバック、及びインフレータ)とを備えた車両が開示されている。
この発明によれば、車両上下方向に延びる枢軸部材が背もたれ部の車幅方向外側端部に埋設されているため、サイドエアバックの膨張展開による押圧荷重がシートバックのサイドサポート部に作用した際、車両の内装構造は、枢軸部材を回転軸として、車両前方かつ車幅方向内側へ回動するようにサイドサポート部を変形させることができる。
よって、車両の内装構造は、サイドエアバックがとおるトリム部材の開口部の車両前方側にシートバックのサイドサポート部が重なり合った場合であっても、サイドエアバックを展開することができる。
よって、車両の内装構造は、サイドサポート部に埋設される延設部を備えたことにより、サイドエアバックを確実に展開することができる。
このため、車両の内装構造は、リッド部の回動に追従するように、シートバックのサイドサポート部を変形させることができる。
上記溝部は、例えば、シートバックを構成するクッション材の凹凸によって形成される、シートバックを構成するシート表皮の縫い合わせ部分である縫製部によって形成される、あるいはクッション材の凹凸とシート表皮の縫製部とによって形成されるものをいう。
本実施形態では、車両の車室後部に配設された後席に着座した乗員と、リヤサイドドアとの間に向けて膨張展開するサイドエアバックが、後席に隣接するトリム部材の内部に配設された車両の内装構造について、図1から図5を用いて説明する。
また、図示を明確にするため、図1中において、車両左側に位置するトリム部材の図示を省略するとともに、図5中において、クッション材15の図示を省略している。
なお、本実施例では、説明を容易にするため、左側シートバック、及び右側シートバックを区別せず1つのシートバック12として説明する。
ヘッドレスト13は、乗員の頭部を車両後方から支持する部分であって、シートバック12に対して着脱自在に装着されている。
なお、トリム部材20は、車両右側と車両左側とで対称形状のため、本実施例では車両右側のトリム部材20を用いて説明する。
なお、リッド部24は、平時では開口部23を閉塞し、側突時にサイドエアバック31の膨張圧力によって回動して、開口部23を開放するものとする。
外方部分24aは、図2に示すように、車幅方向に沿った水平断面において、開口部23におけるシートバック12よりも車幅方向外側を覆っている。
内方部分24cは、図2示すように、車幅方向に沿った水平断面において、中央部分24bからサイドサポート部12bの後面に沿うように、車幅方向内側、かつ僅かに車両後方へ向けて延設されている。
シートバック12は、上述したように背もたれ部12aと、背もたれ部12aにおける車幅方向外側に設けられたサイドサポート部12bとを有する形状に形成されている。
具体的には、背もたれ部12aは、図1に示すように、乗員の背中が接触する下部と、乗員の肩部が接触する上部が、それぞれ車両前方へ僅かに膨出した形状に形成されている。
なお、サイドサポート部12bは、図2示すように、車両前後方向において、背もたれ部12aの肉厚に対して約半分の肉厚で、背もたれ部12aから延設されている。
加えて、サイドサポート部12bの前面は、図2に示すように、車幅方向に沿った水平断面において、車両前方側へ僅かに膨出した断面形状に形成されている。
なお、フレーム本体161は、図4に示すように、正面視において、車幅方向外側を車両上下方向に延びる部分の上部が、車両上下方向に延びる谷溝L2と重なり合うように配設されている。
さらに、フレーム本体161の上部には、図4に示すように、シートベルト(図示省略)の動きを案内するベルトガイド10a(図1参照)を支持するガイド支持部164が、車幅方向外側の隅部に接合されている。
本体部172は、図3及び図4に示すように、正面視において、車両上下方向に延びる谷溝L2に略一致するように、上端部171から車両下方へ向けて延設されている。
このような形状の延設部173は、図2に示すように、車幅方向に沿った水平断面において、本体部172の下端から車両前方、かつ車幅方向外側へ向けて延設されている。
なお、図6はサイドエアバック31が膨張開始した状態の断面図を示し、図7はサイドエアバック31が膨張展開した状態の断面図を示している。
また、図示を明確にするため、図6及び図7中において、クッション材15の図示を省略している。
さらに、トリム部材20は、エアバックモジュール30のサイドエアバック31が車両後方から車両前方側へ向けて膨張展開可能な開口である開口部23を備えたものである。
よって、車両の内装構造は、サイドエアバック31がとおるトリム部材20の開口部23の車両前方側にシートバック12のサイドサポート部12bが重なり合った場合であっても、サイドエアバック31を展開することができる。
よって、車両の内装構造は、サイドサポート部12bに埋設される延設部173を備えたことにより、サイドエアバック31を確実に展開することができる。
さらに、サイドサポート部12bは、平面視において、背もたれ部12aの車幅方向外側端部から車両前方、かつ車幅方向外側へ向けて傾斜した後面を有するものである。
加えて、線状体の延設部173は、平面視において、サイドサポート部12bの後面よりも車幅方向内側に傾斜するように形成されている。
この構成によれば、シートバック12の谷溝L2は、車両前後方向の肉厚が周囲に比べて薄い部分であるため、シートバック12における折り曲げ容易な部分となる。
この発明の背もたれ部、及びサイドサポート部の境界は、実施形態の谷溝L2に対応し、
以下同様に、
サイドサポート部における所定範囲は、サイドサポート部12bの下部に対応し、
溝部は、谷溝L2に対応するが、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
また、3名の乗員が着座可能な後席10としたが、これに限定せず、2名の乗員が着座可能な後席、あるいは1名の乗員が着座可能な後席であってもよい。
また、正面視略U字状に屈曲した延設部173としたが、これに限定せず、シートバック12のサイドサポート部12bにおける所定範囲に埋設される形状であれば、適宜の形状に屈曲した延設部であってもよい。
10…後席
12…シートバック
12a…背もたれ部
12b…サイドサポート部
17…枢軸部材
20…トリム部材
23…開口部
24…リッド部
30…エアバックモジュール
31…サイドエアバック
172…本体部
173…延設部
L2…谷溝
α…傾斜角
β…傾斜角
Claims (4)
- 車両の車室後部に配設された後席と、
該後席のシートバックの車幅方向外側に隣接するとともに、車体側面を車室内側から覆って前記車室後部の側壁をなすトリム部材と、
側突時に車両前方へ向けて膨張展開可能な状態で、前記トリム部材と前記車体側面との間に配設されたエアバックモジュールと、を備えた車両の内装構造であって、
前記トリム部材は、
前記エアバックモジュールのサイドエアバックが車両後方から車両前方側へ向けて膨張展開可能な開口である開口部を備え、
前記シートバックは、
車両後方から乗員を支持する背もたれ部と、
前記開口部に対して車両前方側で重なり合うように、前記背もたれ部の車幅方向外側端部から車幅方向外側へ向けて張り出して乗員を支持するサイドサポート部と、
前記背もたれ部の前記車幅方向外側端部に埋設されるとともに、車両上下方向に延びる枢軸部材とを備えた
車両の内装構造。 - 前記枢軸部材は、
前記背もたれ部の前記車幅方向外側端部に沿って車両上下方向に延びる本体部と、
該本体部から車幅方向外側へ向けて延設された延設部とで構成された
請求項1に記載の車両の内装構造。 - 前記トリム部材は、
前記開口部を覆うとともに、前記開口部における車幅方向内側の縁端に枢支されたリッド部を備え、
前記サイドサポート部は、
平面視において、前記背もたれ部の車幅方向外側端部から車両前方、かつ車幅方向外側へ向けて傾斜した後面を有し、
前記延設部は、
平面視において、前記サイドサポート部の前記後面よりも車幅方向内側に傾斜するように形成された
請求項2に記載の車両の内装構造。 - 前記シートバックは、
前記背もたれ部と前記サイドサポート部との境界前面に、前記背もたれ部の前記車幅方向外側端部に沿って車両後方へ凹設された溝部を備えた
請求項1から請求項3のいずれか1つに記載の車両の内装構造。
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