JP7350679B2 - 車両の内装構造 - Google Patents

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特許法第30条第2項適用 集会における発表/公開日:令和1年10月23日~11月4日 集会名「第46回東京モーターショー2019」
この発明は、例えば車両後部のサイドドアと後席に着座した乗員との間に向けて膨張展開するサイドエアバックが、後席に隣接するトリム部材の内部に配設されたような車両の内装構造に関する。
自動車などの車両では、後席に着座した乗員を側突時の衝撃から保護するために、リヤサイドドアと乗員との間に向けて膨張展開するサイドエアバックを備えたものが知られている。
例えば、特許文献1には、車両後部に配置した後席と、後席のシートバックに対して車幅方向外側に隣接するトリム部材(サイドガーニッシュ)と、トリム部材の内部に設けたエアバックモジュール(サイドエアバック、及びインフレータ)とを備えた車両が開示されている。
この特許文献1では、膨張を開始したサイドエアバックが、その車両前方に位置するトリム部材のリッド部(エアバックドア部)を膨張圧力によって除去することで、トリム部材の開口部を開放して、乗員とリヤサイドドアとの間にエアバックを展開可能にしている。
ところで、後席のシートバックは、乗員を車両後方から支持する背もたれ部のみで構成されたものが多いが、昨今では、乗り心地を向上するために、車幅方向外側から乗員を支持するサイドサポート部を設けたものが増えている。
このようにシートバックにサイドサポート部を備えた場合、シートバックのサイドサポート部が、サイドエアバックがとおるトリム部材の開口部に対して、車両前方側で重なり合うことになる。この場合、側突時にサイドエアバックを展開するためには、サイドエアバックの膨張圧力によって、サイドサポート部を車両前方かつ車幅方向内側へ向けて回動するように変形させる必要があった。
しかしながら、シートバックは、背もたれ部のシートバックフレームよりも車幅方向外側が、主にクッション材で構成されている。このため、サイドエアバックの膨張圧力が作用した際、所望される回転中心とは異なる位置を中心に、サイドサポート部が車両前方側へ回動するなどして、サイドサポート部の変形が安定しないおそれがある。そうすると、サイドエアバックの展開が、サイドサポート部によって阻害されることになる。
特開2019-98921号公報
本発明は、上述の問題に鑑み、サイドエアバックがとおるトリム部材の開口部の車両前方側にシートバックのサイドサポート部が重なり合った場合であっても、サイドエアバックを展開できる車両の内装構造を提供することを目的とする。
この発明は、車両の車室後部に配設された後席と、該後席のシートバックの車幅方向外側に隣接するとともに、車体側面を車室内側から覆って前記車室後部の側壁をなすトリム部材と、側突時に車両前方へ向けて膨張展開可能な状態で、前記トリム部材と前記車体側面との間に配設されたエアバックモジュールと、を備えた車両の内装構造であって、前記トリム部材は、前記エアバックモジュールのサイドエアバックが車両後方から車両前方側へ向けて膨張展開可能な開口である開口部を備え、前記シートバックは、車両後方から乗員を支持する背もたれ部と、前記開口部に対して車両前方側で重なり合うように、前記背もたれ部の車幅方向外側端部から車幅方向外側へ向けて張り出して乗員を支持するサイドサポート部と、前記背もたれ部の前記車幅方向外側端部に埋設されるとともに、車両上下方向に延びる枢軸部材とを備えたことを特徴とする。
上記トリム部材の開口部は、サイドエアバックの膨張圧力によって開放される開口部、あるいは常時開放された開口部などのことをいう。
この発明によれば、車両上下方向に延びる枢軸部材が背もたれ部の車幅方向外側端部に埋設されているため、サイドエアバックの膨張展開による押圧荷重がシートバックのサイドサポート部に作用した際、車両の内装構造は、枢軸部材を回転軸として、車両前方かつ車幅方向内側へ回動するようにサイドサポート部を変形させることができる。
これにより、車両の内装構造は、サイドエアバックの膨張圧力が作用した際、枢軸部材が埋設されていないシートバックに比べて、サイドサポート部を安定して変形させることができる。
よって、車両の内装構造は、サイドエアバックがとおるトリム部材の開口部の車両前方側にシートバックのサイドサポート部が重なり合った場合であっても、サイドエアバックを展開することができる。
この発明の態様として、前記枢軸部材は、前記背もたれ部の前記車幅方向外側端部に沿って車両上下方向に延びる本体部と、該本体部から車幅方向外側へ向けて延設された延設部とで構成されてもよい。
この構成によれば、車両の内装構造は、サイドサポート部の剛性を、枢軸部材の延設部によって向上することができる。このため、車両の内装構造は、サイドエアバックの膨張圧力を、サイドサポート部に確実に作用させることができる。
さらに、サイドエアバックが膨張展開した際、サイドエアバックの膨張圧力が枢軸部材の延設部に作用することで、車両の内装構造は、枢軸部材の本体部を中心とした車幅方向内側への回転モーメントを枢軸部材に発生させることができる。このため、サイドサポート部は、枢軸部材の本体部を回転軸として、車幅方向内側へ向けて確実に回動することができる。
よって、車両の内装構造は、サイドサポート部に埋設される延設部を備えたことにより、サイドエアバックを確実に展開することができる。
また、この発明の態様として、前記トリム部材は、前記開口部を覆うとともに、前記開口部における車幅方向内側の縁端に枢支されたリッド部を備え、前記サイドサポート部は、平面視において、前記背もたれ部の車幅方向外側端部から車両前方、かつ車幅方向外側へ向けて傾斜した後面を有し、前記延設部は、平面視において、前記サイドサポート部の前記後面よりも車幅方向内側に傾斜するように形成されてもよい。
この構成によれば、リッド部が開口部の車幅方向内側に枢支されているため、車両の内装構造は、サイドエアバックの膨張圧力を、車幅方向内側へ回動するリッド部を介して、シートバックのサイドサポート部に作用させることになる。
この際、延設部の傾斜角がサイドサポート部の後面の傾斜角よりも大きいため、車両の内装構造は、延設部の傾斜角がサイドサポート部の傾斜角以下の場合に比べて、枢軸部材の延設部に、リッド部を介した車幅方向内側への荷重を効率よく作用させることができる。
このため、車両の内装構造は、リッド部の回動に追従するように、シートバックのサイドサポート部を変形させることができる。
よって、車両の内装構造は、リッド部の回動がサイドサポート部によって阻害されることを防止できるとともに、車幅方向内側へ回動するようにサイドサポート部をより確実に変形させることができるため、サイドエアバックをより確実に展開することができる。
また、この発明の態様として、前記シートバックは、前記背もたれ部と前記サイドサポート部との境界前面に、前記背もたれ部の前記車幅方向外側端部に沿って車両後方へ凹設された溝部を備えてもよい。
上記溝部は、例えば、シートバックを構成するクッション材の凹凸によって形成される、シートバックを構成するシート表皮の縫い合わせ部分である縫製部によって形成される、あるいはクッション材の凹凸とシート表皮の縫製部とによって形成されるものをいう。
この構成によれば、シートバックの溝部は、車両前後方向の肉厚が周囲に比べて薄い部分であるため、シートバックにおける折り曲げ容易な部分となる。このような折り曲げ容易な部分に枢軸部材が配置されているため、車両の内装構造は、サイドサポート部に押圧荷重が作用した際、枢軸部材をより確実に回転軸として機能させて、サイドサポート部を車両前方かつ車幅方向内側へ回動するように変形させることができる。
本発明により、サイドエアバックがとおるトリム部材の開口部の車両前方側にシートバックのサイドサポート部が重なり合った場合であっても、サイドエアバックを展開できる車両の内装構造を提供することができる。
車室後部の外観を示す外観斜視図。 図1中のA-A矢視断面図。 シートバックの外観を示す正面図。 シートバック内部を示す正面図。 サイドサポート部、及び枢軸部材の傾斜角を説明する説明図。 サイドエアバックが膨張開始した状態のA-A矢視断面を示す断面図。 サイドエアバックが膨張展開した状態のA-A矢視断面を示す断面図。
この発明の一実施形態を以下図面と共に説明する。
本実施形態では、車両の車室後部に配設された後席に着座した乗員と、リヤサイドドアとの間に向けて膨張展開するサイドエアバックが、後席に隣接するトリム部材の内部に配設された車両の内装構造について、図1から図5を用いて説明する。
なお、図1は車室後部1の外観斜視図を示し、図2は図1中のA-A矢視断面図を示し、図3はシートバック12の正面図を示し、図4はシートバック12内部の正面図を示し、図5はサイドサポート部12b、及び枢軸部材17の傾斜角を説明する説明図を示している。
また、図示を明確にするため、図1中において、車両左側に位置するトリム部材の図示を省略するとともに、図5中において、クッション材15の図示を省略している。
また、図中において、矢印Fr及び矢印Rrは前後方向を示しており、矢印Frは前方を示し、矢印Rrは後方を示し、矢印Rh及び矢印Lhは車幅方向を示しており、矢印Rhは右方向を示し、矢印Lhは左方向を示している。さらに、矢印IN及び矢印OUTは車幅方向における内外方向を示しており、矢印INは車幅方向内側を示し、矢印OUTは車幅方向外側を示している。
車両の車室後部1は、図1に示すように、乗員が着座する後席10と、後席10の車幅方向外側に隣接して車室内の側壁をなす合成樹脂製のトリム部材20とを備えている。なお、トリム部材20の車両前方側には、乗員が車室後部1に乗降するための開口である乗降口Gが形成されている。
後席10は、図1に示すように、乗員が着座するシートクッション11と、シートクッション11の後端から車両上方側へ起立した可倒式のシートバック12と、シートバック12の上部に配設された3つのヘッドレスト13とで構成されている。
シートクッション11は、図1に示すように、車幅方向に幅広で、3名の乗員が着座可能な形状に形成されている。なお、詳細な図示を省略するが、シートクッション11は、金属製パイプ材で形成された平面視略矩形のフレーム部材と、車両上下方向に付勢力を付与するスプリングと、これらを一体的に覆うウレタン製クッション材、及びシート表皮とで構成されている。
シートバック12は、図1に示すように、車幅方向略中央に着座した乗員と、車幅方向左側に着座した乗員を支持する左側シートバックと、車幅方向右側に着座した乗員を支持する右側シートバックとで、分割可倒式に構成されている。
なお、本実施例では、説明を容易にするため、左側シートバック、及び右側シートバックを区別せず1つのシートバック12として説明する。
このシートバック12は、図1に示すように、乗員を車両後方から支持する背もたれ部12aと、背もたれ部12aの車幅方向外側から、背もたれ部12aの上部に連続するように膨出したサイドサポート部12bとで構成されている。このサイドサポート部12bは、乗員を車幅方向外側から支持する部分として形成されている。
ヘッドレスト13は、乗員の頭部を車両後方から支持する部分であって、シートバック12に対して着脱自在に装着されている。
また、トリム部材20は、図1に示すように、車両の車体側面(図示省略)を車幅方向内側から覆う部材であって、車体側面に対して樹脂クリップなどを用いて固定されている。このトリム部材20は、図1に示すように、車体側面の下部を覆う下部トリム21と、下部トリム21よりも車両上方の車体側面を覆う上部トリム22とで構成されている。
なお、トリム部材20は、車両右側と車両左側とで対称形状のため、本実施例では車両右側のトリム部材20を用いて説明する。
下部トリム21は、図1に示すように、上面がアームレストとして機能するように、車室内へ向けて膨出した形状に形成されている。この下部トリム21の上面は、図1に示すように、シートバック12におけるサイドサポート部12bの下端よりも僅かに車両下方の位置に位置している。
上部トリム22は、図1に示すように、車体側面を覆う外方側壁部分22aと、シートバック12におけるサイドサポート部12bの車両後方側へ回り込むように、外方側壁部分22aから延設された前壁部分22bと、前壁部分22bから車両後方へ延びる内方側壁部分22c(図2参照)とで一体形成されている。
前壁部分22bは、図2に示すように、シートバック12のサイドサポート部12bの車両後方側で、上部トリム22の前面を形成している。この前壁部分22bには、図2に示すように、シートバック12のサイドサポート部12bに車両前後方向で重なり合うように開口された開口部23と、開口部23を覆うリッド部24とが設けられている。
開口部23は、図1及び図2に示すように、車両上下方向に長い正面視略矩形であって、後述するサイドエアバック31が車室内へ向けてとおるための開口として形成されている。この開口部23は、図1及び図2に示すように、シートバック12におけるサイドサポート部12bよりも車幅方向外側の位置から、サイドサポート部12bの車幅方向略中央に至る車幅方向の長さで開口形成されている。
一方、リッド部24は、図1及び図2に示すように、開口部23に対応した正面視略矩形に形成されている。このリッド部24は、車両上下方向を回転軸として回動可能な状態で、開口部23における車幅方向内側の縁端に枢支されている。
なお、リッド部24は、平時では開口部23を閉塞し、側突時にサイドエアバック31の膨張圧力によって回動して、開口部23を開放するものとする。
より詳しくは、リッド部24は、図2に示すように、車幅方向に沿った水平断面において、外方部分24a、中央部分24b、及び内方部分24cで、後述するサイドサポート部12bの外形に沿った断面略クランク状に形成されている。
外方部分24aは、図2に示すように、車幅方向に沿った水平断面において、開口部23におけるシートバック12よりも車幅方向外側を覆っている。
中央部分24bは、図2に示すように、車幅方向に沿った水平断面において、サイドサポート部12bにおける車幅方向外側の側面に沿うように、外方部分24aから車両後方、かつ僅かに車幅方向内側へ延設されている。
内方部分24cは、図2示すように、車幅方向に沿った水平断面において、中央部分24bからサイドサポート部12bの後面に沿うように、車幅方向内側、かつ僅かに車両後方へ向けて延設されている。
上述したようなトリム部材20と車体側面とに囲われた部分には、図2に示すように、側突時に車両前方へ向けて膨張展開するエアバックモジュール30が、開口部23と車両前後方向で対向するように配設されている。
エアバックモジュール30は、側突時に、乗降口Gを覆うリヤサイドドア(図示省略)と乗員との間に、トリム部材20の開口部23を介して、サイドエアバック31を膨張展開することで、側突時の衝撃から乗員を保護するように構成されている。
具体的には、エアバックモジュール30は、図2に示すように、折り畳まれた状態のサイドエアバック31と、サイドエアバック31内に供給するガスを発生させるインフレータ32と、インフレータ32を支持する収容ケース33とで構成されている。
引き続き、上述した後席10のシートバック12について、さらに詳述する。
シートバック12は、上述したように背もたれ部12aと、背もたれ部12aにおける車幅方向外側に設けられたサイドサポート部12bとを有する形状に形成されている。
背もたれ部12aは、図1及び図3に示すように、正面視略矩形であって、その前面が凹凸形状に形成されている。
具体的には、背もたれ部12aは、図1に示すように、乗員の背中が接触する下部と、乗員の肩部が接触する上部が、それぞれ車両前方へ僅かに膨出した形状に形成されている。
このため、背もたれ部12aの前面には、図3に示すように、上部と下部との境界である谷溝L1が車幅方向に延びるように形成されている。この車幅方向に延びる谷溝L1は、シートバック12を構成する部材(後述するシート表皮14、及びクッション材15)によって形成される。
また、サイドサポート部12bは、図1及び図3に示すように、背もたれ部12aの上部から、背もたれ部12aの車幅方向外側の縁端に沿って車両上下方向に延びる形状に形成されている。
なお、サイドサポート部12bは、図2示すように、車両前後方向において、背もたれ部12aの肉厚に対して約半分の肉厚で、背もたれ部12aから延設されている。
具体的には、サイドサポート部12bは、図2に示すように、車幅方向に沿った水平断面において、背もたれ部12aの前部から車両前方、かつ車幅方向外側へ向けて突出するように形成されている。
さらに、サイドサポート部12bの後面、及び車幅方向外側の側面は、図2に示すように、車幅方向に沿った水平断面において、トリム部材20におけるリッド部24の中央部分24b、及び内方部分24cに沿うように形成されている。
加えて、サイドサポート部12bの前面は、図2に示すように、車幅方向に沿った水平断面において、車両前方側へ僅かに膨出した断面形状に形成されている。
このため、サイドサポート部12bと背もたれ部12aとの境界には、図2及び図3に示すように、車両後方へ凹設されたような谷溝L2が、背もたれ部12aの谷溝L1から車両下方へ向けて形成されている。この車両上下方向に延びる谷溝L2は、シートバック12を構成する部材(後述するシート表皮14、及びクッション材15)によって形成される。
このような形状のシートバック12は、図2及び図4に示すように、乗員が接触するシート表皮14と、シート表皮14で覆われたクッション材15と、クッション材15に一体的に埋設されたシートバックフレーム16、及び枢軸部材17とで構成されている。
シート表皮14は、複数の生地部材を縫い合わせて、背もたれ部12a、及びサイドサポート部12bを一体的に覆う略袋状に形成されている。このシート表皮14は、図3に示すように、生地部材を互いに縫い合わせた部分である縫製部14aが、車幅方向に延びる谷溝L1と車両上下方向に延びる谷溝L2に略一致するように形成されている。
また、クッション材15は、例えば、ウレタンなどで形成され、背もたれ部12aの外形、及びサイドサポート部12bの外形に応じた凹凸形状に形成されている。なお、詳細な図示を省略するが、このクッション材15には、車幅方向に延びる谷溝L1と車両上下方向に延びる谷溝L2に略一致するように凹設された凹溝部が、その前面に形成されている。
また、シートバックフレーム16は、図2に示すように、背もたれ部12aの内部における車両後方に配設されている。このシートバックフレーム16は、図4に示すように、正面視略矩形の環状体であるフレーム本体161と、車両上下方向に所定間隔を隔てて配設された2つの棒材162とを備えている。
フレーム本体161は、図2及び図4に示すように、金属製パイプ材を正面視略矩形に折り曲げて、端部を互いに接合することで環状体に形成されている。
なお、フレーム本体161は、図4に示すように、正面視において、車幅方向外側を車両上下方向に延びる部分の上部が、車両上下方向に延びる谷溝L2と重なり合うように配設されている。
このフレーム本体161の下部には、図4に示すように、シートクッション11に連結するための左右一対のヒンジブラケット163が、車幅方向の両端に接合されている。
さらに、フレーム本体161の上部には、図4に示すように、シートベルト(図示省略)の動きを案内するベルトガイド10a(図1参照)を支持するガイド支持部164が、車幅方向外側の隅部に接合されている。
2つの棒材162は、図4に示すように、フレーム本体161における車両上下方向に延びる部分を、車幅方向に連結する金属製丸棒材である。この棒材162は、乗員が着座した際、クッション材15の沈み込みを抑制するために設けられている。
また、枢軸部材17は、図3及び図4に示すように、サイドサポート部12bとの境界に沿うように、背もたれ部12aの車幅方向外側端部に埋設された弾性を有する金属製丸棒材である。この枢軸部材17は、図2及び図4に示すように、シートバックフレーム16よりも車両前方に位置し、その両端が自由端となる状態で、クッション材15に埋設されている。
具体的には、枢軸部材17は、図3及び図4に示すように、正面視において、車幅方向に延びる谷溝L1、及び車両上下方向に延びる谷溝L2に沿って埋設された上端部171、及び本体部172と、サイドサポート部12bの下部に埋設された延設部173とで一体形成されている。
上端部171は、図3及び図4に示すように、正面視において、車幅方向に延びる谷溝L1に沿うように、車幅方向へ延びている。
本体部172は、図3及び図4に示すように、正面視において、車両上下方向に延びる谷溝L2に略一致するように、上端部171から車両下方へ向けて延設されている。
この本体部172は、図3及び図4に示すように、正面視において、車両上下方向に延びる谷溝L2の上端から、谷溝L2の車両上下方向略中央に至る車両上下方向の長さに形成されている。
延設部173は、図2から図4に示すように、正面視において、サイドサポート部12bの下部における車幅方向略中央よりも車幅方向外側に至る範囲を覆うとともに、車幅方向に沿った水平断面において、トリム部材20の開口部23に車両前後方向で対向する位置に埋設されている。
この延設部173は、図3及び図4に示すように、正面視において、車両上下方向に延びる谷溝L2に略一致するように、本体部172から車両下方へ延設された部分の上部、及び下部を、それぞれ正面視略U字状に車幅方向外側へ屈曲した形状に形成されている。
具体的には、延設部173は、図4に示すように、正面視において、本体部172から車幅方向外側へ延設された第1上縁部分173aと、第1上縁部分173aから車両下方へ延設された第1側方縁部分173bと、第1側方縁部分173bから車幅方向内側へ延設された第1下縁部分173cとで、車両上方側の正面視略U字状の部分を形成している。
さらに、延設部173は、図4に示すように、正面視において、車両上下方向に延びる谷溝L2に略一致するように、第1下縁部分173cから車両下方へ延設された延設部分173dを備えている。
加えて、延設部173は、図4に示すように、正面視において、延設部分173dから車幅方向外側へ延設された第2上縁部分173eと、第2上縁部分173eから車両下方へ延設された第2側方縁部分173fと、第2側方縁部分173fから車幅方向内側へ延設された第2下縁部分173gとで、車両下方側の正面視略U字状の部分を形成している。
なお、延設部173の第2下縁部分173gは、図4に示すように、正面視において、シートバックフレーム16に重なり合うように形成されている。
このような形状の延設部173は、図2に示すように、車幅方向に沿った水平断面において、本体部172の下端から車両前方、かつ車幅方向外側へ向けて延設されている。
より詳しくは、平面視において、車幅方向に沿った仮想直線に対して、サイドサポート部12bの後面がなす傾斜角度を傾斜角αとし、延設部173の第1上縁部分173aがなす傾斜角度を傾斜角βとすると、延設部173は、図5に示すように、サイドサポート部12bの傾斜角αよりも大きい傾斜角βで、車両前方、かつ車幅方向外側へ向けて延設されている。
次に、サイドエアバック31が展開開始した際の動作について、図6及び図7を用いて説明する。
なお、図6はサイドエアバック31が膨張開始した状態の断面図を示し、図7はサイドエアバック31が膨張展開した状態の断面図を示している。
また、図示を明確にするため、図6及び図7中において、クッション材15の図示を省略している。
車両の側部に被衝突物が衝突すると、図示を省略した制御装置からの指示により、エアバックモジュール30のインフレータ32は、ガスを発生させるとともに、発生させたガスをサイドエアバック31に供給開始する。
インフレータ32からガスが供給されたサイドエアバック31は、図6に示すように、車両前方へ向けて膨張展開を開始するとともに、膨張圧力によって、トリム部材20のリッド部24を車両前方へ向けて押圧する。
サイドエアバック31によって押圧されると、リッド部24は、図6の矢印Xで示すように、開口部23に枢支された車幅方向内側の部分を回転軸として、車幅方向外側の縁端が車両前方、かつ車幅方向内側へ向かうように回動することで、開口部23を開放する。
さらに、サイドエアバック31は、図6に示すように、車両前方、かつ車幅方向内側へ向けて回動するリッド部24を介して、シートバック12のサイドサポート部12bを、車両前方かつ車幅方向内側へ押圧する。
この際、サイドサポート部12bの傾斜角αよりも大きい傾斜角βで傾斜しているため、枢軸部材17の延設部173には、車幅方向の押圧荷重が効率よく作用することになる。このため、枢軸部材17には、本体部172、及び延設部173の延設部分173dを回転軸として、サイドサポート部12bを車両前方、かつ車幅方向内側へ回動させる回転モーメントが発生する。
さらに、車両上下方向に延びる谷溝L2に沿うように枢軸部材17がシートバック12に埋設されているため、サイドサポート部12bは、図6の矢印Yで示したように、枢軸部材17の本体部172、及び延設部173の延設部分173dを回転軸として、車両前方、かつ車幅方向内側へ向けて回動するように変形開始する。
膨張展開がさらに進行すると、サイドエアバック31は、図7に示すように、リッド部24をさらに車両前方、かつ車幅方向内側へ向けて回動させるとともに、リッド部24を介して、サイドサポート部12bをさらに車両前方、かつ車幅方向内側へ向けて回動するように変形させる。
このようにして、車両の内装構造は、シートバック12のサイドサポート部12bを車両前方かつ車幅方向内側へ押しのけるようにして、リヤサイドドアと乗員との間にサイドエアバック31を膨張展開する。
以上のように、車両の内装構造は、車両の車室後部1に配設された後席10と、後席10のシートバック12の車幅方向外側に隣接して、車室後部1の側壁をなすトリム部材20と、側突時に車両前方へ向けて膨張展開可能な状態で、トリム部材20、及び車体側面で囲われた部分に配設されたエアバックモジュール30とを備えたものである。
さらに、トリム部材20は、エアバックモジュール30のサイドエアバック31が車両後方から車両前方側へ向けて膨張展開可能な開口である開口部23を備えたものである。
加えて、シートバック12は、車両後方から乗員を支持する背もたれ部12aと、開口部23に対して車両前方側で重なり合うように、背もたれ部12aの車幅方向外側端部から車幅方向外側へ向けて張り出して乗員を支持するサイドサポート部12bと、背もたれ部12aの車幅方向外側端部に埋設されるとともに、車両上下方向に延びる枢軸部材17とを備えたものである。
この発明によれば、車両上下方向に延びる枢軸部材17が背もたれ部12aの車幅方向外側端部に埋設されているため、サイドエアバック31の膨張展開による押圧荷重がシートバック12のサイドサポート部12bに作用した際、車両の内装構造は、枢軸部材17を回転軸として、車両前方かつ車幅方向内側へ回動するようにサイドサポート部12bを変形させることができる。
これにより、車両の内装構造は、サイドエアバック31の膨張圧力が作用した際、枢軸部材が埋設されていないシートバックに比べて、サイドサポート部12bを安定して変形させることができる。
よって、車両の内装構造は、サイドエアバック31がとおるトリム部材20の開口部23の車両前方側にシートバック12のサイドサポート部12bが重なり合った場合であっても、サイドエアバック31を展開することができる。
また、枢軸部材17は、背もたれ部12aの車幅方向外側端部に沿って車両上下方向に延びる本体部172と、本体部172から車幅方向外側へ向けて延設された延設部173とで構成されたものである。
この構成によれば、車両の内装構造は、サイドサポート部12bの剛性を、枢軸部材17の延設部173によって向上することができる。このため、車両の内装構造は、サイドエアバック31の膨張圧力を、サイドサポート部12bに確実に作用させることができる。
さらに、サイドエアバック31が膨張展開した際、サイドエアバック31の膨張圧力が枢軸部材17の延設部173に作用することで、車両の内装構造は、枢軸部材17の本体部172を中心とした車幅方向内側への回転モーメントを枢軸部材17に発生させることができる。このため、サイドサポート部12bは、枢軸部材17の本体部172を回転軸として、車幅方向内側へ向けて確実に回動することができる。
よって、車両の内装構造は、サイドサポート部12bに埋設される延設部173を備えたことにより、サイドエアバック31を確実に展開することができる。
また、トリム部材20は、開口部23を覆うとともに、開口部23における車幅方向内側の縁端に枢支されたリッド部24を備えている。
さらに、サイドサポート部12bは、平面視において、背もたれ部12aの車幅方向外側端部から車両前方、かつ車幅方向外側へ向けて傾斜した後面を有するものである。
加えて、線状体の延設部173は、平面視において、サイドサポート部12bの後面よりも車幅方向内側に傾斜するように形成されている。
この構成によれば、リッド部24が開口部23の車幅方向内側に枢支されているため、車両の内装構造は、サイドエアバック31の膨張圧力を、車幅方向内側へ回動するリッド部24を介して、シートバック12のサイドサポート部12bに作用させることになる。
この際、延設部173の傾斜角βがサイドサポート部12bの後面の傾斜角αよりも大きいため、車両の内装構造は、延設部173の傾斜角βがサイドサポート部12bの傾斜角α以下の場合に比べて、枢軸部材17の延設部173に、リッド部24を介した車幅方向内側への押圧荷重を効率よく作用させることができる。
このため、車両の内装構造は、リッド部24の回動に追従するように、シートバック12のサイドサポート部12bを変形させることができる。
よって、車両の内装構造は、リッド部24の回動がサイドサポート部12bによって阻害されることを防止できるとともに、車両前方側へ回動するようにサイドサポート部12bをより確実に変形させることができるため、サイドエアバック31をより確実に展開することができる。
また、シートバック12は、背もたれ部12aの前面とサイドサポート部12bとの境界前面に、背もたれ部12aの車幅方向外側端部に沿って車両後方へ凹設された谷溝L2を備えたものである。
この構成によれば、シートバック12の谷溝L2は、車両前後方向の肉厚が周囲に比べて薄い部分であるため、シートバック12における折り曲げ容易な部分となる。
このような折り曲げ容易な部分に枢軸部材17が配置されているため、車両の内装構造は、サイドサポート部12bに押圧荷重が作用した際、枢軸部材17をより確実に回転軸として機能させて、サイドサポート部12bを車両前方かつ車幅方向内側へ回動するように変形させることができる。
この発明の構成と、上述の実施形態との対応において、
この発明の背もたれ部、及びサイドサポート部の境界は、実施形態の谷溝L2に対応し、
以下同様に、
サイドサポート部における所定範囲は、サイドサポート部12bの下部に対応し、
溝部は、谷溝L2に対応するが、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
例えば、上述した実施形態において、サイドエアバック31の膨張圧力によってリッド部24が回動することで、トリム部材20の開口部23が開放される構成としたが、これに限定せず、リッド部が脱落することで、開口部が開放される構成であってもよい。あるいは、開口部を覆う部分が裂けることで、開口部が開放される構成であってもよい。もしくは、常時開放された開口部であってもよい。
また、分割可倒式のシートバック12を有する後席10としたが、これに限定せず、分割可倒式でないシートバックを有する後席であってもよい。
また、3名の乗員が着座可能な後席10としたが、これに限定せず、2名の乗員が着座可能な後席、あるいは1名の乗員が着座可能な後席であってもよい。
また、延設部173を有する枢軸部材17としたが、これに限定せず、延設部を設けていない枢軸部材であってもよい。
また、正面視略U字状に屈曲した延設部173としたが、これに限定せず、シートバック12のサイドサポート部12bにおける所定範囲に埋設される形状であれば、適宜の形状に屈曲した延設部であってもよい。
また、サイドサポート部12bの傾斜角αに対して延設部173の傾斜角βが大きい構成としたが、これに限定せず、サイドサポート部の傾斜角と延設部の傾斜角とが略同等であってもよい。
1…車室後部
10…後席
12…シートバック
12a…背もたれ部
12b…サイドサポート部
17…枢軸部材
20…トリム部材
23…開口部
24…リッド部
30…エアバックモジュール
31…サイドエアバック
172…本体部
173…延設部
L2…谷溝
α…傾斜角
β…傾斜角

Claims (4)

  1. 車両の車室後部に配設された後席と、
    該後席のシートバックの車幅方向外側に隣接するとともに、車体側面を車室内側から覆って前記車室後部の側壁をなすトリム部材と、
    側突時に車両前方へ向けて膨張展開可能な状態で、前記トリム部材と前記車体側面との間に配設されたエアバックモジュールと、を備えた車両の内装構造であって、
    前記トリム部材は、
    前記エアバックモジュールのサイドエアバックが車両後方から車両前方側へ向けて膨張展開可能な開口である開口部を備え、
    前記シートバックは、
    車両後方から乗員を支持する背もたれ部と、
    前記開口部に対して車両前方側で重なり合うように、前記背もたれ部の車幅方向外側端部から車幅方向外側へ向けて張り出して乗員を支持するサイドサポート部と、
    前記背もたれ部の前記車幅方向外側端部に埋設されるとともに、車両上下方向に延びる枢軸部材とを備えた
    車両の内装構造。
  2. 前記枢軸部材は、
    前記背もたれ部の前記車幅方向外側端部に沿って車両上下方向に延びる本体部と、
    該本体部から車幅方向外側へ向けて延設された延設部とで構成された
    請求項1に記載の車両の内装構造。
  3. 前記トリム部材は、
    前記開口部を覆うとともに、前記開口部における車幅方向内側の縁端に枢支されたリッド部を備え、
    前記サイドサポート部は、
    平面視において、前記背もたれ部の車幅方向外側端部から車両前方、かつ車幅方向外側へ向けて傾斜した後面を有し、
    前記延設部は、
    平面視において、前記サイドサポート部の前記後面よりも車幅方向内側に傾斜するように形成された
    請求項2に記載の車両の内装構造。
  4. 前記シートバックは、
    前記背もたれ部と前記サイドサポート部との境界前面に、前記背もたれ部の前記車幅方向外側端部に沿って車両後方へ凹設された溝部を備えた
    請求項1から請求項3のいずれか1つに記載の車両の内装構造。
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