JP7349613B2 - 養殖用貝の成長促進剤及び斃死防止剤 - Google Patents
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詳細には、本発明は、海水の揺動、海流などの影響、貧酸素水、富裕化、貧弱化などの影響を少なくして、ホタテ貝などの養殖貝の成長、および環境の変化にも適切に対応でき、海水の環境を維持するとともに、貝の養殖に悪影響を与える海水中の生物の、例えばホタテ養殖の際に、ホタテ貝に付着するザラボヤ等を駆除し、ホタテ貝のへい死の防止とホタテ貝の殻の変形、病気などを防止するという貝の成長促進剤を提供する。
ホタテ貝の養殖は稚貝を丸籠に入れて育成し、その後貝の耳に穴を開けて貝掛止具を通して、沖に搬送して海中に吊下げて耳吊り養殖が行われる。
ホタテ貝やアコヤ貝の二枚貝は動物性プランクトンを餌にして生きている生物である。
大気中に最も多く存在している元素は、窒素(N2)や酸素(O2)で、陸に最も多く存在している元素はケイ素(Si)次に鉄(Fe)である。
鉄は海水に溶在し酸素(O2)と光合成で酸化鉄(Fe2O3)が作られる。
ガラス質の二酸化珪藻の植物性プランクトン(ケイ酸質の骨格をもつ)は陸から流出したケイ素(Si)によって作られる。
この「プランクトン」という言葉は古代ギリシャ語の「漂う」という語源の由来になっており、植物性プランクトンは海中を浮遊し海中の微生物で支えられている。
二酸化炭素(CO2)は水に溶けやすい為、海の表面では直接大気から受けとられ、ツノケイソウと呼ばれている二酸化珪藻の植物性プランクトンは、太陽光と二酸化炭素で光合成して有機分が作られる。
動物性プランクトンは光合成せず、有機物を吸収する為の口、移動する仕組み、子孫を増す仕組み等、多様な機能を備えた動物性プランクトンによって吸収される。
ホタテ貝の鰓は複雑な構造をして、無数の繊毛を持つ呼吸する部分と、プランクトンを捕捉する無数の繊毛の鰓に分かれている。
鰓で背呼吸拡散して、海水の酸素を吸収して体内に酸素を供給する。
餌となる動物性プランクトンは、無数の繊毛を持つ鰓によって捕捉される。
捕捉された動物性プランクトンは、口唇を通り閉殻筋(貝柱)と蝶つがいとの間にある黒い器官の塊の中腸線によって、細胞内消化によって餌の栄養分を消化する。
消化された栄養分は閉殻筋(貝柱)にグリコーゲンとして貯蔵される。
この貝柱のグリコーゲンは、貝を開けたり閉じたりするエネルギー源としてだけでなく、貝全体の栄養源貯蔵庫として重要な役目を果しており、糞を粘液に包んで体外に排出する機能の役目も果たしている。
この一連の養殖は、海底の泥質や地球温暖化等の外的要因に左右されていない環境においての養殖で、食物連鎖の生態系で支えられている。
1) 青森県むつ湾で西暦2010年にホタテ貝大量死
2) 北海道噴火湾で西暦2018年にホタテ貝大量死
3) 愛媛県宇和海で西暦2019年アコヤ貝が大量死
西暦2019年アコヤ貝が大量死した貝柱に赤い斑点が見られ、外套膜が委縮して口を開いた状態で大量死していた。当時の病名は「赤変病」。
西暦2018年(平成30年)北海道噴火湾で大量死した貝柱にビブリオ菌が検出され、正常貝の貝柱と比較してグリコーゲンが少ない状態で大量死していた。当時の病名はシセラ「斑点病」等とさまざまな病名で呼ばれている。
大量死の因果関係について調査を行った。
北海道噴火湾で西暦2018年に大量死しているが、西暦2018年に青森県むつ湾では発生していない。これは西暦2010年に大量死した以降に養殖施設を別な場所に移設されている為であると考察される。
西暦2010年に青森県むつ湾で大量死した当時は、西暦2018年に北海道噴火湾で大量死したと同じく、地球温暖化の影響で海水の温度が26℃に上昇している。
窒素はツノケイソウと呼ばれている長いトゲを持った二酸化珪藻の植物性プランクトンの養分となり急激に植物性プランクトンが増殖する。
増殖された二酸化珪藻の植物性プランクトンは海水の酸素濃度を低下させる他、植物性プランクトンに毒素を発生し、動物性プランクトンが著しく減少する。
ホタテ貝は海水が低酸素で高濁度の時は外套腔内の海水を交換するように連続して開閉運動が行われる。毒素を持った不適切なツノケイソウの植物性プランクトンをホタテ貝は捕食しない為、多数の繊毛の鰓に付着する。
鰓に付着することによって貝柱にエネルギー源のグリコーゲンを貯蔵することもできず、エネルギー不足で貝の開閉運動もできず、海水の酸素濃度が低下している為、鰓で呼吸して体内に酸素を供給することもできず、体力を消耗しきって、酸欠状態で口を開いて大量死している要因の一つとも考えられる。
このように急激に増殖した不適切なツノケイソウの植物性プランクトンはホタテ以外の魚の鰓にも付着し大量死させていると想定される。
斃死の多い養殖施設に於いて、丸籠で育成している稚貝に貝殻が欠けている欠刻状態の変形貝(異常貝)が多く発生しているが、同時期にはオホーツク海では発生が見られていない。
大量死の因果関係について調査すると、口を開いた状態で大量死している原因は、ホタテ貝が生命を維持する為に必要なグリコーゲンの量が少なかったことが平成30年の大量死の時期に明らかにされており、ウイルス性疾病でないことは明らかであり、ホタテ貝の斃死の予防対策に抗生物質や薬品(ワクチン等)を用いることは現実的に不可能である。
つまり海底に蓄積されている窒素質の糞は、ホタテ貝の養殖に於いて有害な物質である。
海底に蓄積されている窒素質の泥質を改良する方法として、海底に粘土を投入する方法、あるいは海底に藻場を作り窒素を吸収させることは理論的に成り立つが、莫大な費用が伴い、現実的に不可能である。
開発した商品は、動物性ミネラル化石体、珪酸質からなる各種ミネラル(殻、魚類)プランクトン(微生物)珪藻、海草、その他の生物が、二千万年前の海底が地殻変動によって隆起した(山形県酒田市から棚倉を通り、茨城県水戸市北方に至る、大断層帯の棚倉構造線に位置する)珪藻土のものであり、学術名(軟質多孔性古代海洋腐植質)と呼ばれ、無数の細孔からなる珪藻土である。
主成分のケイ酸は、一般的な(SiO2)と異なる分子構造を持っているため多量のO-イオンを放出してH+イオンを水に変える(還元する)力を持っているため、水質の浄化を得ることができるものであると推定される。
これに炭酸カルシウム(CaCO3)を加えたものである。この炭酸カルシウムは貝殻の主成分である。これを用いることによって殻の形成を高め、変形貝(異常貝)の発生を防止し、海底の窒素質をアルカリ性に中和し、ホタテ貝の成長を促進させることができるものである。
これを不織布に入れて使用の際には「図1」、「図2」のようにして使用する。
詳細には、本発明は、海水の揺動、海流などの変化による海水の状態の変化や環境への影響を少なくして、同一箇所の海域における長期養殖により発生する弊害を是正し、ホタテ貝などの養殖貝の成長促進、および海水中の生物の、例えばホタテ養殖の際に、ホタテ貝に付着するザラボヤ等の生育を抑制し、ホタテ貝のへい死の防止や貝殻の変形を少なくするという課題を解決することができたものである。しかもホタテ貝の成長を促進するばかりでなく、養殖海水の環境変化を若干調整することによる貝のへい死予防材料、またはへい死防止剤としても有効であり、または滋養剤としての効能も安全に果たすことにより、稚貝の成長を安全に促進させるという課題を解決するものである。
すなわち、本発明は、具体的には海水中の稚貝の近辺に配置するへい死予防剤として、
(1)太古の海泥が隆起した軟質多孔性海洋腐植土を主体とした岩石の砕石土を微粉末にして、(2)炭酸カルシウムの粉末を混合して、透水性の網状収納体に入れたことを特徴とする貝類の成長促進剤とすること、およびその促進剤を養殖海域へ使用することにより、標記課題を解決することができたものである。
さらに、稚貝の病気を抑えて、生育を助長する機能を果たす貝類の成長促進材料の役割を果たしているようにも解される。結果的には貝の大量のへい死の予防、大量の殻の変形などの障害を低下させ、稚貝の成長促進の役割を果たしているようにも思われる。
この粉末に用いた太古の海底が隆起した軟質多孔性海洋腐植土を主体とした岩石の砕石土とは、好ましくは堆積岩、または頁岩のような岩石を適度な寸法に粉砕した砕石土であり、具体的には山形県酒田市から棚倉を通り、茨城県水戸市北方に至る大断層帯(棚倉構造線、棚倉破砕帯)(例えば、「新版 地学事典 第772頁」参照。)に位置する、約数千万年前に形成されたものである。その構成成分は、ケイ酸を主成分として、鉄、カルシウム、アルミニウム、カリウム、マグネシウム、ナトリウムなどの各種ミネラルを多く含む、魚貝類、微生物、藻類などの太古の微生物の化石が多く沈着して形成された堆積土である。便宜上「棚倉構造線砕石土」と総称して呼称することにより、特定化することが出来る。この砕石土は、採掘した原石を粉末加工したものとして取り扱われる場合が多い。
この堆積岩、堆積層を粉砕して入手できる砕石土は、若干の石灰石を含む場合もあり、石灰岩は貝、サンゴ、有孔虫、ガラスとしSiO2のような成分とチヤートをつくる場合もあるから、有益な成分として評価することができる。
その砕石土の粒径は、通常微粉末、粉末、又は顆粒のような形体で、それらが混在する場合もあり、普通に見る土のような状態で取り扱われたり、球状の、楕円の、四角形のような立体状の粉末または焼結成形体で取り扱われる場合もある。
また、この砕石土の一つとして、例えば、商品名「ミロネクトン」(福島県、八幡礦業(株)製。)として容易に入手できる。
古代海底泥が隆起して形成され堆積岩を粉末、粒状、又は顆粒状に形成して成長促進剤とすることができる。
貝類の成長促進剤に用いた炭酸カルシウム(CaCO3)は、カルシウムの炭酸塩である。通常、炭カル素、石灰などと呼称される場合もあり、粉末の形体、顆粒の形体など任意の形状で取り扱うことが出来、平均粒径が0.5~8mm程度のものが推奨される。
炭酸カルシウムの用途は非常に多く、例えばチョーク、建築用、肥料用、飼料、充填剤、塗料など、医薬品の制酸剤などの各種用途に供される。消石灰と区分して取り扱われている場合もありますが、特に限定して区分することなく使用できる。石灰岩から入手すれば、サンゴ、有孔虫、貝などの残っている場合があり、これらが貝に有益な栄養を供給する場合も想定できる。
通常は、アルカリ分(CaO+MgO)の高いもの、例えば、CaOが30%以上のものを使用することも可能であり、粉末、または微粉末の形態で取り扱われる。
炭酸カルシウムの効能は、土壌、水の改質剤などとして知られた代表的な無機質材料であり、海水の成分のバランスや均衡がとれなくなったり、例えば、中和、イオン化の消去、富栄養化、貧営養化などの水質変化を阻止、是正するものと思われ、大気の循環、供給も促進する機能も果たすものと予測される。
さらに、この炭酸カルシウムは、天然物であるがゆえに定量的には分析困難であるが、砕石土の粉末の成分分布のバランスを維持して、持続させることにも寄与するものと思われ、二成分粉末の組み合わせによる相乗的な効果を発現するものと推定でき、有意義な組み合わせ、作用効果を奏するものと思われる。
このような、炭酸カルシウムの海水環境の調整は、砕石土粉末の効能を助長することになり、相乗的な効果が発揮されることが期待される。
この石灰は、化学反応により容易に製造できる化合物でもある。NaOHとCa(OH)2からなるソーダライムの形体の化合物も使用可能である。この種の化合物は、空中でCO2を高度に吸収する特性を備えており、海水中という特殊な条件下ではその特性を定量的に正確に解析することが困難ではあるが、CO2の吸収、塩素や糞尿の分解において発生する有毒ガスの解毒などの、その挙動が期待される。
石灰の範疇のものとして、「石灰石」、「生石灰」、「消石灰」など、各種のものが知られており、これらのものを必要により任意に含むことが可能である。特に石灰の種類によっては、富栄養化の海水への散布、赤潮や青潮の発生を阻止する効果の期待されることや、水をきれいにする作用、土壌改良、肥料の役割を奏するものもあり、例えば消石灰を含む炭酸カルシウムも随時使用可能である。これらの消石灰の形体は、通常に市場で入手することが出来る、微粉末、粉末のような形体で取り扱われる。
最も推奨される混合割合の具体例を明示すれば以下のような各種態様が想定できる。
砕石土wt% 95 80 60 34 18 5
炭酸カルシウムwt% 5 20 40 66 82 95
このような、各種混合割合は、適用する湾内の海水の状況を考慮して任意に調整できる。
(1)砕石土、および(2)炭酸カルシウムを必須成分とする混合物を収納する透水性の網状収納体に収納する。この収納体の材料は、耐水性のあるものなら使用可能であるが、各種天然繊維、合成繊維、不織布、透水性シートなど任意に選定できるが、砕石土および炭酸カルシウムの混合物を収納した網状収納体を海水中に投入した場合に、海水が適度に収納体に浸入して、砕石土および炭酸カルシウムの有効成分を収納体の外部の海水中に溶出させる機能も果たさなければならないので、透水性の布やシート、多孔性シート、不織布シート、紙、綿などの材料からなることが推奨され、具体的には収納する粉末などの粒径、形状、性能などを考慮して設計する事項である。勿論、ポリアミド、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリウレタンのようなプラスチック繊維の織物、多孔性材料、不織布などの材料も、強度的に、耐海水性において好ましい織物になるが、海洋のプラスチック汚染という事情も考慮して、再生可能なバイオマスを原料とするバイオマスプラスチック、生分解性プラスチックなどから製作される、繊維織物、不織布シート、多孔性シートなどから製作される収納体が同様に耐久性を考慮して、任意に選定可能な素材である。収納体の性能を高めるために、鋭利な穿孔を加えること、補強布により複数布を縫い付けることや、取り扱い便利のために、収納体に取っ手を取り付けることや、開閉に便利なチッヤク、ボタン、フオークなどを付設することが任意に設計可能である。
具体的な使用の一態様は、図1に示すとおり、収納体1を構成する収納用シート11により構成される収納部に、所定量の砕石土粉末および炭酸カルシウムの粉末からなる混合物12が収納されている。
収納体の寸法、大きさは、養殖の規模、収納体の内容物の性能や粒径にもよるが、一辺が10~200cm程度のものが推奨されるが、通常は、収納体の形体は、正方形、長方形、円形などの任意の形状のものが採用できる。
例えば、必要な場合には、任意に必要な海水富裕成分、例えば鉄又は鉄を主成分とする化合物を適度に粉砕して、例えば、5~200メッシュ程度に粉砕した微粉末、または粉末状ものが推奨される。実用的には、珪素(Si)、鉄(Fe)、硫黄(S)などを含む銑鉄に屑鉄を混ぜて生産された「鋳物製品」のバリ取作業工程に発生した180メッシュの粒度のものを用いることが推奨される。鉄粉には珪素(Si)が若干含有されている場合もあり、養殖場の海底には貝の糞で貝の餌となる動物性プランクトンを作る珪素(Si)が埋没しているため、これを復元するために用いたものである。
これらの(a)~(b)成分は、通常は固体の粒子、粉末、微粉末状のものを混ぜた単純な混合物の状態で取り扱うことが推奨されるが、場合によっては、温度約600~1600℃程度の温度で焼結して各粒子が部分的に溶着するような条件下で融着、固着などにより各成分が固定されることにより任意の形体を有する焼結体は鋭利で取り扱いが難しいばかりでなく、海水中への有効成分の放出にも悪影響を与えることになるので、その焼結体の粉砕粒子、粉末や顆粒などの形体にすることが推奨される。
また、海洋生物の付着防止の機能を有することが知られている、二酸化塩素、過酸化水素のような発生物質を貝の生育に影響しない範囲内で任意に併用することも出来る。
開発した商品の効果の確認を行うため、例えば北海道噴火湾のいぶり湾で、図2に示す要領で、丸籠3に開発した成長促進剤を入れない稚貝500枚と、開発した商品を入れた500枚を2ヶ月間育成して比較する要領で効果を確認することができる。
収容時の殻長は、例えば平均11.4mmであった殻長が、開発した商品を入れない殻長の平均12.3mmであるのに対して、開発した商品を入れた殻長の平均は13.0mmとなっているという要領で具体的に確認することが可能である。さらに目視判定でも貝殻等の異常貝の発生や変形の有無を確認することが可能である。このような要領で、本発明のへい死防止剤は貝の成長の促進に貢献していることが確認可能である。
同様に、比較のため、石灰(80%)、鉄粉(20%)の二成分系の割合で混合した材料の場合も、殻長の平均12.8mm程度であり、顕著な違いが見られない。また、目示判定で、稚貝の殻変形も若干見られ、美しい貝殻であると賞賛できるようなものではないという要領で確認できる。
このように、本発明の貝の成長促進剤は、自然現象を対象とする観察であり、漠然とした判定をせざるをえない場合も有りうるが、しかし本発明の貝へい死防止剤は、貝の成長促進に有効に機能することは歴然としているばかりでなく、貝の変形を防止する作用をしているように思われ、結局は、特に(1)軟質多孔性海洋腐植土は貝の成長に必要な各栄養を供給する役割を果たし、(2)炭酸カルシウムは貝の養殖の海水の中和、浄化などの環境整備に非常に貢献していることが容易に理解できるので、これらの二成分が微妙にバランスをとり、養殖に貢献しているものと推察できる。
本発明の商品を予期せぬ事態に備えて、予め水槽に入れておくことによって、稚貝の体力消耗の軽減と活力を与えることができるものである。
さらに、本発明の促進剤は、ケイ素(Si)、鉄(Fe)などからなる化合物を鉄粉として、それを粘土と混合して、海底に用いることは可能である。
粘土は海底に蓄積されている窒素をアルカリにし、ケイ素(Si)鉄(Fe)は、殻をもつ珪藻などの植物性プランクトンの発生を促進する役目を果たすものであり、本発明は応用の態様図で限定されるものでない。
2.ホタテ貝
3.丸籠
4.貝掛止具
5.垂下ロープ
6.横ロープ
7.浮球
8.アンカー
Claims (5)
- (1)太古の海泥が隆起した軟質多孔性海洋腐植土を主体とした岩石の砕石土を微粉末にして、(2)炭酸カルシウムを混合して、透水性の網状収納体に入れたことを特徴とする貝類の成長促進剤。
- (1)砕石土と(2)炭酸カルシウムの混合割合は、砕石土3~95Wt、炭酸カルシウム5~97Wt%の範囲であることを特徴とする請求項1に記載の貝類の成長促進剤。
- 太古の海泥が隆起した軟質多孔性海洋腐植土を主体とした岩石の砕石土とは、棚倉構造線岩石の砕石土であることを特徴とする請求項1に記載の成長促進剤。
- 透水性の網状収納体が不織布により製作されていることを特徴とする請求項1に記載の成長促進剤。
- 請求項1の成長促進剤を、海水中の養殖用稚貝近辺に配置することを特徴とする稚貝の斃死防止方法。
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