JP7345807B1 - プリント畳表の製造方法 - Google Patents

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Abstract

Figure 0007345807000001
【課題】畳表に特有の手触りや外観を失うことなく表面に図柄が施されたプリント畳表を提供する。
【解決手段】プリント畳表10は、表面が樹脂から成る線材110を編んで成る畳表材111と、畳表材111の表面に設けられた、染料による図柄が形成された転写捺染層12とを備える。畳表材11を構成する個々の線材110の表面が樹脂製であることから、別途畳表材11の表面に樹脂製の下地を施す必要がなく、そのような下地によって編み目が埋められることがないため、プリント畳表10は畳表に特有の手触りや外観を失うことがない。
【選択図】図1

Description

本発明は、表面に図柄が印刷された畳表であるプリント畳表及びその製造方法に関する。
従来より、畳表に図柄を施すために、転写捺染法を用いて畳表の表面に印刷を行うことがなされている。例えば特許文献1には、ウレタン製接着剤及び緑色顔料等の顔料をアクリル系や酢酸ビニル系の溶剤と混合して成る樹脂溶液に畳表を浸漬、又は該樹脂溶液を畳表の表面に塗布若しくは吹きつけることによって畳表の表面に下地を形成したうえで、顔料を発色剤として図柄が作成された転写紙を該下地の表面に置いて加熱することで該図柄を下地の表面に転写し、プリント畳表を作製することが記載されている。また、特許文献2には、畳表の表面に合成樹脂を含有する下塗(下地)剤を塗布することによって畳表の表面に下地を形成したうえで、昇華性染料を含有する着色剤で図柄が印刷された転写紙の転写面(印刷面)を下地の表面に密着させて加熱することで該図柄を下地の表面に転写し、プリント畳表を作製することが記載されている。このように下地を形成したうえでその表面に図柄を転写することにより、顔料や染料が樹脂製の下地に密着するため、使用時の摩擦等によって図柄が消えることを防ぐことができる。
特開平05-200705号公報 特開昭63-218399号公報 特許第6465325号公報
「DAIKEN畳おもては和紙でできています。」, [online], 大建工業株式会社, [2022年6月16日検索], インターネット<URL:https://www.daiken.jp/tatami/sr.html>
一般的な畳表は、麻糸、綿糸等を経糸、藺草の茎を緯糸として、編み込んで織ってゆくことにより作られる。従って、畳表は編み目を有しており、この編み目により特有の手触りや外観を呈している。このような畳表に対して特許文献1及び2に記載のように樹脂製の下地剤を浸染、塗布、又は吹きつけると、編み目が下地剤で埋められてしまい、畳表特有の手触りや外観が失われてしまう。
本発明が解決しようとする課題は、畳表に特有の手触りや外観を失うことなく表面に図柄が施されたプリント畳表及びその製造方法を提供することである。
上記課題を解決するために成された本発明に係るプリント畳表は、
a) 表面が樹脂から成る線材を編んで成る畳表材と、
b) 前記畳表材の表面に設けられた、染料による図柄が形成された転写捺染層と
を備えることを特徴とする。
本発明において、表面が樹脂から成る線材には、線状の芯材の表面に樹脂がコーティングされたもの、線材全体が樹脂製であるものが含まれる。
本発明によれば、線材の表面が樹脂から成ることにより、そのような線材を編んで成る畳表材の表面(シート状の素材である畳表材の一方の面又は両面)に樹脂製の下地を施すことなく、転写捺染層を畳表材の表面に直接形成することができる。これにより、畳表材が有する編み目が下地で埋められることなく残るため、畳表に特有の手触りや外観を失うことなく図柄を施すことができる。
転写捺染層は、転写捺染法によって畳表材の表面に形成されたものであり、具体的には、捺染紙に形成された染料による図柄を所定の圧力及び温度で畳表材の表面に転写させたものである。
転写捺染ではなく一般的な捺染により畳表材に図柄を形成した場合は、染料を固着するために熱を加えたときに液化した染料インクが畳表材の編み目の凹部に流れ込むため、図柄が変形して外観が低下したり、畳表に特有の手触りが失われたりする。それに対して本発明における転写捺染層は、捺染紙に形成された図柄を圧力を印加しつつ畳表材に転写したものであるため、編み目の凹凸に沿って図柄が転写される。そのため、図柄の変形を小さく抑えることができる。また、畳表の編み目の凹凸に相当する凹凸が転写捺染層に形成され、畳表特有の手触りや外観が得られる。特に非昇華性染料は昇華性染料よりも転写時における染料の気化の程度が小さく、畳表材の編み目の間に入り込みにくいため、図柄の変形をより小さく抑えることができる。また、転写捺染層は通常、捺染紙の表面に塗布されている糊液の成分の一部が染料と共に残存する。この糊液は、捺染用紙に図柄を形成する際には図柄を定着させると共に、転写時には所定の温度に加熱されることで接着力が低下することにより、捺染用紙の剥離を容易にする。これら手触りや外観、或いは糊液の成分の有無により、図柄が転写捺染法によって形成されている否か、すなわち転写捺染層に該当するか否かを識別することができる。
また、図柄が転写捺染法によって形成されることにより、染料が線材表面の樹脂に強固に定着し、摩擦が生じても図柄が消え難くすることができる。また、凹凸を有する畳表材に直接印刷するよりも、捺染用紙の平坦な表面に印刷したうえで畳表材に転写する方が、精細な図柄を形成することができる。
なお、畳表材の表面に顔料を用いて図柄を形成すると、転写捺染法を用いたとしても顔料が畳表材の編み目を埋めてしまうおそれがある。それに対して染料は、顔料よりも粒子が細かく、畳表の編み目を埋めてしまうことはない。そのため本発明では、転写捺染層は染料により形成されている。
線状の芯材の表面に樹脂によるコーティングが施された線材を用いる場合において、芯材の材料は特に限定されないが、例えば和紙をこよりにした和紙製芯材を用いることができる。和紙製芯材に樹脂のコーティングを施した線材を編んだ畳表(和紙製畳表)は、藺草製の畳表に近い見た目や手触りを有するため好適に用いることができる。また、このような和紙製畳表は、例えば非特許文献1に記載のように市販されており、そのような市販の畳表を本発明における畳表材としてそのまま用いることができる。
前記コーティングに用いる樹脂は特に限定されず、例えばウレタン系やアクリル系等の樹脂を用いることができる。また、全体が樹脂製である線材を用いる場合にも、その樹脂は特に限定されず、例えばウレタン系やアクリル系等の樹脂を用いることができる。
本発明に係るプリント畳表は、畳の表材や茣蓙として用いることができる他、椅子の座面や背もたれ、ベッドの床面等、家具の表材、鞄や財布等の小物類の材料等としても用いることができる。
本発明に係るプリント畳表において、前記転写捺染層の図柄は非昇華性染料により形成されていることが好ましい。
特許文献2に記載のプリント畳表で用いられている昇華性染料は、転写捺染時に染料が昇華(気化)することにより編み目の隙間に入り込むため、図柄が変形し易い上に、堅牢性が低く図柄が消え易いという欠点を有する。それに対して非昇華性染料は、転写捺染時に染料が編み目の隙間に入り込むことがないため、図柄の形状を維持したまま畳表材に転写することができるうえに、昇華性染料よりも堅牢性が高いため人体や家具等との間で摩擦が生じ易いプリント畳表に好適に用いることができる。なお、畳表材の表面の一部において染料を転写することなく素材のまま残せば、昇華性染料、非昇華性染料を問わず、畳表特有の手触りや外観をより強調することができる。
本発明に係るプリント畳表の製造方法は、
a) 表面が樹脂から成る線材を編んで成る畳表材を準備する畳表材準備工程と、
b) シート状の基材の一面に糊液を付与して乾燥させることにより、該一面に糊層を有する捺染用紙を作製する捺染用紙作製工程と、
c) 前記捺染用紙の前記糊層の表面に染料を用いて印刷することにより、前記糊層上に転写対象染料層を有する捺染紙を作製する捺染紙作製工程と、
d) 前記捺染紙の前記転写対象染料層を前記畳表材の一面に合わせ、該捺染紙及び該畳表材を加圧及び加熱することにより転写捺染する転写捺染工程と、
e) 前記畳表材から前記捺染用紙を剥離する捺染用紙剥離工程と
を有することを特徴とする。
本発明に係るプリント畳表の製造方法によれば、表面が樹脂から成る線材を編んで成る畳表材の表面に、捺染紙の糊層上に染料を用いて図柄が印刷された転写対象染料層を転写することにより、該畳表材の表面に染料により形成された図柄を有する転写捺染層が形成される。このとき、線材表面の樹脂に染料が密着する。従来のプリント畳表は、編み目がコーティング樹脂や顔料で埋められていたが、本発明の方法で製造されたプリント畳表ではそのようなことを防ぐことができる。
本発明に係るプリント畳表の製造方法において、前記加圧の圧力は69~142kPa(10~25psi)の範囲内であって、前記加熱の温度は160~220℃の範囲内であることが好ましい。
転写捺染工程における圧力を69kPa(10psi)以上、温度を160℃以上とすることにより、染料を畳表材に確実に定着させることができる。一方、圧力を142kPa(25psi)以下、温度を220℃以下とすることにより、畳表材が高圧・高温で傷むことを確実に防ぐことができる。特に、圧力を上記の上限値以下とすることにより、畳表の編み目が圧力で潰されることを確実に防ぐことができる。
本発明に係るプリント畳表の製造方法において、前記染料は、上記同様の理由により、非昇華性染料であることが好ましい。
前記非昇華性染料には、平均粒径が0.2~1.5μmの分散染料を好適に用いることができる。平均粒径が1.5μm以下という小さい値の分散染料である非昇華性染料を用いることにより、畳表の編み目が非昇華性染料で埋められることをより確実に防ぐことができると共に、畳表の表面への染料の定着性を高めることができる。但し、非昇華性染料の平均粒径が小さすぎると、捺染用紙の糊層の表面に印刷する前に粒子の再凝集が生じるおそれがあるため、分散染料の平均粒径は上記のように0.2μm以上であることが好ましい。
本発明に係るプリント畳表の製造方法において、
前記糊液が、カルボキシル基、スルフォン基及び燐酸基から選ばれる酸性基、前記酸性基のエステル体、アミド体、アルカリ金属塩若しくはアルカリ土類金属塩、及びカチオン基からなる群より選ばれる官能基を有する糊剤を含むか、或いは、天然ガム糊、繊維素誘導体及び多糖類から選ばれる1種又は複数種の糊剤とカルボン酸化合物類を含み、
前記糊剤が、合成系糊剤と天然系糊剤とを含み、且つ、前記合成系糊剤と前記天然系糊剤の合計質量に対する前記合成系糊剤の質量の割合が25質量%より多い
ことが好ましい。
このような糊液を用いることにより、捺染紙を畳表材の一面に貼り付けるときには、糊剤の接着力によって捺染紙と畳表材を密着させることができると共に、捺染紙及び畳表材を加圧・加熱することによって転写捺染するときには、転写対象染料層の染料を対象物に定着させつつ、糊剤の接着力を低下させることができる。そのため、スチーム固着処理等の処理を行わなくとも、染料を畳表材に定着させたうえで、捺染用紙に再付着させることなく畳表材から捺染用紙を容易に剥離することができる。さらに、糊剤全体に含まれる合成系糊剤の含有率を25質量%よりも大きくすることにより、糊剤の肌理が細かくなるため、捺染紙及び畳表材を加圧する力(転写圧)を通常の転写捺染法よりも小さくしても、捺染紙と畳表材を十分に密着させることができる。そのため、加圧・加熱処理による畳表の傷みを抑え、畳表特有の手触りや外観を維持することができる。さらに、捺染用紙を剥離した後に洗浄処理を行う必要がなく、工程を簡略化することができる。
このような糊液として、特許文献3に列挙されている糊液が挙げられる。なお、特許文献3に記載の方法では樹脂の一種であるポリエステル系の繊維から成るシート状の対象物に対して転写捺染が行われているが、本発明では畳表材における線材の表面に樹脂コーティングが施されていることから、特許文献3と同様の糊液を用いることができる。
本発明によれば、畳表に特有の手触りや外観を失うことなく表面に図柄が施されたプリント畳表を得ることができる。また、本発明により、斯かるプリント畳表を製造する方法が提供される。
本発明に係るプリント畳表の一実施形態を示す表面の部分拡大図(a)、及びA-A断面図(b)。 本実施形態のプリント畳表の製造方法を示すフローチャート。 本実施形態のプリント畳表の製造工程の一部を示す模式図であって、畳表材を作製した状態(a)、捺染用紙を作製した状態(b)、捺染紙を作製した状態(c)、畳表材に捺染紙を重ね合わせた状態(d)、重ね合わせた畳表材と捺染紙を加圧・加熱した状態(e)、及び畳表材から捺染用紙を剥離した状態(f)を示す断面図。 本実施形態で作製した2枚のプリント畳表の例を示す写真((a), (b))。 本実施形態のプリント畳表に対して行った、摩擦堅牢度試験の結果を示すものであって、乾燥試験後の試験片(a-1)及び試験白布(a-2)を示す写真。 本実施形態のプリント畳表に対して行った、摩擦堅牢度試験の結果を示すものであって、湿潤試験後の試験片(a-1)及び試験白布(a-2)を示す写真。 本実施形態のプリント畳表に対して行った、耐光堅牢度試験の結果を示すものであって、光の照射時間が15時間(a)及び24時間(b)である場合の結果を示す写真。 本実施形態のプリント畳表に対して行った、汗堅牢度試験の結果を示すものであって、アルカリ性人工汗液を用いた試験(a)における試験後の試験片(a-1)及びナイロン製の試験白布(a-2)、並びに酸性人工汗液を用いた試験(b)における試験後の試験片(b-1)、ナイロン製の試験白布(b-2)及び綿製の試験白布(b-3)を示す写真。 本実施形態のプリント畳表に対して行った、昇華に対する染色堅牢度試験の結果を示すものであって、試験後の試験片(a)、ナイロン製の試験白布(b)及びポリエステル製の試験白布(c)を示す写真。
図1~図8を用いて、本発明に係るプリント畳表及びその製造方法の実施形態を説明する。
(1) 本実施形態のプリント畳表
図1に、本実施形態のプリント畳表10の表面及び断面を模式的に示す。このプリント畳表10は、畳表材11の一方の表面に、染料による図柄が形成された転写捺染層12が設けられて成る。
畳表材11は、表面が樹脂から成る線材110を経糸、麻糸又は綿糸を緯糸(図示省略)として編んだシート状の部材から成る。本実施形態では、線材110には、線状の芯材111の表面に、樹脂から成るコーティング(樹脂コーティング112)が施されたものが用いられている。芯材111には、本実施形態では和紙(機械漉きの和紙)をこよりにしたものが用いられているが、例えば藺草等、和紙以外の材料が用いられてもよい。樹脂コーティング112の材料にはウレタン系の樹脂やアクリル系の樹脂等を用いることができる。畳表材11そのものの表面には、(個々の線材110の表面の樹脂コーティング112を除いて)樹脂製の下地は形成されていない。
転写捺染層12は、染料を含有する染料インク(染料インクの詳細は後述)を用いて捺染紙に印刷した図柄が転写捺染法によって畳表材11の表面に移行することにより形成されている。染料には、本実施形態では非昇華性染料を用いる。転写捺染法では多くの場合には昇華性染料が用いられているが、本実施形態のように非昇華性染料を用いる方が、染料が編み目の隙間に入り込むことがなく図柄が変形し難いうえに、使用時の摩擦等によって図柄が消え難いため望ましい。また、本実施形態では、前記非昇華性染料として、0.2~1.5μmの範囲内という比較的小さい平均粒径を有する染料を用いる。
非昇華性染料には、例えば特許文献3に記載の転写捺染法で用いられている分散染料を適用することができる。特許文献3では樹脂の一種であるポリエステル系の繊維から成るシート状の対象物、具体的には布に対して転写捺染を行っている。ポリエステル系繊維向けの分散染料としてはEタイプ、SEタイプ、及びSタイプと呼ばれる3種類のものが知られているが、それらのうちSEタイプ及びSタイプの分散染料は分子構造を大きくするか又は極性置換基を導入することによって染料を昇華し難くした非昇華性染料である。このようなポリエステル系繊維向けの分散染料は、本実施形態における表面が樹脂から成る線材110にも染着し易く、プリント畳表10の使用時の摩擦等によって図柄が消えることを防ぐために好適に用いることができる。
図1では畳表材11の表面に2色の三角形をそれぞれ複数個配置した図柄を例示したが、転写捺染層12に形成される図柄はこの例に限定されず、より複雑な形状の図柄や、より多色の図柄、あるいは単色の図柄を形成してもよい。転写捺染法は、複雑且つ多色の図柄を形成するのに適した染色方法である。
本実施形態のプリント畳表10によれば、畳表材11を構成する個々の線材110の表面に樹脂コーティング112が施されていることから、その樹脂コーティング112に転写捺染層12の染料が密着するため、使用時の摩擦等によって図柄が消えることを防ぐことができる。また、上記のように畳表材11そのものの表面には樹脂製の下地が形成されておらず、そのような下地によって編み目が埋められていないため、本実施形態のプリント畳表10は、畳表に特有の手触りや外観を失うことがない。さらに、転写捺染層12は、捺染用紙に印刷された図柄を捺染用紙から畳表材11に圧力を印加しつつ転写する(詳細は後述)ことにより作製されるものであることから、下地で埋められていない編み目の凹凸に沿って図柄が転写されるため、転写捺染層12にも凹凸による畳表特有の手触りや外観が形成される。また、顔料よりも粒径が小さい染料を用いて図柄が形成されているという点においても、編み目が埋められることを防いで(なお、図1(b)では転写捺染層12を明示的に示すために、畳表材11の厚さに対する転写捺染層12の厚さを実際よりも大きく(誇張して)描いている)、畳表特有の手触りや外観を維持することができる。
(2) 本実施形態のプリント畳表の製造方法
次に、図2及び図3を参照しつつ、本実施形態のプリント畳表10の製造方法を説明する。
まず、以下のステップ1~4により、畳表材11を作製する(畳表材準備工程)。なお、例えば非特許文献1に記載のもののように本実施形態における畳表材11の要件を満たす市販品の畳表材を用いる場合には、ステップ1~4の操作を自ら行う代わりに当該市販品を入手し、ステップ5以下の操作を行えばよい。
まず、芯材111の材料を用意する(ステップ1:図2では「S1」と略記。以下同様。)。本実施形態では上記の通り該材料は機械漉きの和紙であり、所定幅のテープ状の形状を呈している。次に、この材料を線状に加工すること、具体的には和紙を撚ってこよりにすることにより、芯材111を作製する(ステップ2)。続いて、この芯材111の表面に樹脂コーティングを施すことにより、線材110を作製する(ステップ3)。こうして得られた線材110を経糸、麻糸又は綿糸を緯糸として、通常の畳表を製造する際と同様の方法で編むことにより、畳表材11を得る(ステップ4、図3(a))。
次に、シート状の基材21を用意し、その一面に糊液を塗工して乾燥させることにより、該一面に糊層22を有する捺染用紙201を作製する(ステップ5、図3(b)、捺染用紙作製工程)。ここで基材21には、例えば、クラフト紙、上質紙、中質紙、下級紙、コート紙、目止め紙、平滑処理紙、片艶紙等の紙を用いることができる。ここで用いる紙は、表面が加工された加工紙、そのような加工が施されていない未加工紙のいずれでもよい。また、合成樹脂フィルム、布等の紙以外のシート状材を基材として用いてもよい。糊液には、特許文献3で例示された各種の糊液を用いることができる。例えばカルボキシル基、スルフォン基及び燐酸基から選ばれる酸性基、前記酸性基のエステル体、アミド体、アルカリ金属塩若しくはアルカリ土類金属塩、及びカチオン基からなる群より選ばれる官能基を有する糊剤を含むか、又は、天然ガム糊、繊維素誘導体及び多糖類から選ばれる1種又は複数種の糊剤とカルボン酸化合物類を含む糊液を用いることができる。
次に、捺染用紙201の糊層22の表面に染料インクを用いて図柄を印刷することにより、糊層22上に、染料による図柄が形成された転写対象染料層23を有する捺染紙20を作製する(ステップ6、図3(c)、捺染紙作製工程)。染料インクは、染料に増粘剤、分散剤、消泡剤等の添加剤を加えた混合溶液であり、染料インクに含まれる染料の種類や粒径、添加剤の種類、染料、添加剤の配合比率等は、印刷方法に応じて決定される。ここでの印刷には、グラビア印刷法、フレキソ印刷法、インクジェット印刷法等の方法を用いることができる。ここで例示した印刷法はいずれも、多色印刷や複雑な図柄の印刷に適した方法である。
次に、畳表材11の一方の面と捺染紙20の転写対象染料層23側の面が接するように、畳表材11に捺染紙20を重ね合わせる(ステップ7、図3(d))。この状態で、畳表材11の他方の面、又は捺染紙20の転写対象染料層23とは反対側の面、或いは両方の面に圧力を印加しつつ加熱する(ステップ8、図3(e))。これにより、転写対象染料層23に含まれる染料が畳表材11の編み目の凹凸に沿って前記一方の面に移行する(転写捺染工程)。ここで圧力は69~142kPa(10~25psi)の範囲内であり、一例では142kPa(25Psi)である。加圧する時間は30~40秒間の範囲内であり、一例では40秒間である。加熱の温度は160~220℃の範囲内であり、一例では210℃である。
その後、印加していた圧力を解除すると共に温度を常温まで低下させた(ステップ9)うえで、畳表材11から捺染用紙201(すなわち基材21及び糊層22)を剥離する(ステップ10、図3(f)、捺染用紙剥離工程)。これにより、畳表材11の一方の面に、染料により図柄が形成された転写捺染層12を有するプリント畳表10が得られる。なお、転写捺染層12には、染料インクに含まれる添加剤の一部が含まれることがあるが、主成分は染料(染料で形成された図柄)である。
また、ここまでは畳表材準備工程の後に捺染用紙作製工程及び捺染紙作製工程を行うように記載したが、畳表材準備工程を捺染用紙作製工程及び/又は捺染紙作製工程の後に行ってもよいし、畳表材準備工程と捺染用紙作製工程及び/又は捺染紙作製工程と同時並行で行ってもよい。
(3) 本実施形態で製造したプリント畳表
図4に、本実施形態で製造したプリント畳表の例である、プリント畳表10A、10Bの表面の写真を示す。特許出願の制約上、図4ではグレースケールで示しているが、実際には、第1の例のプリント畳表10Aでは、図4(a)中に符号121、122及び123を付した箇所はそれぞれ、非昇華性染料によって図柄が形成された転写捺染層12が設けられた箇所を示しており、それぞれ青色、灰色及び黄色に着色されている。同図中に符号131(11)を付した箇所は、転写捺染層12が設けられておらず、畳表材11の地色が現れている箇所である。また、第2の例のプリント畳表10Bでは、図4(b)中に符号124及び125を付した箇所は転写捺染層12が設けられた箇所を示しており、それぞれ青色及び灰色に着色されている。同図中に符号132(11)を付した花びら状の輪郭を表す線の部分は、転写捺染層12が設けられておらず、畳表材11の地色が現れている箇所である。
図4に示すように、プリント畳表10A、10Bは、畳表の編み目が目視ではっきりと認識できるように存在し、畳表に特有の外観が失われていないことがわかる。また、畳表に特有の手触りもそのまま残されている。
また、転写捺染層12が設けられた箇所121~125では、転写捺染層12が設けられておらず畳表材11の地色が現れている箇所131、132と同程度に、畳表の編み目を目視で認識することができる。このことは、畳表材11に樹脂製の下地が施されていないという点に加えて、顔料ではなく染料を用いて着色を施したことによっても、畳表に特有の外観を(さらには手触りも)残すことができることを示している。
さらに、第2の例のプリント畳表10Bでは、花びら状の輪郭を表す線が、その線自体には着色を施すことなく周囲の領域に着色を施すことにより表されている。本実施形態によればこのような微細な模様であっても鮮明に表すことができる。
なお、ここで例示したプリント畳表10A、10Bでは表面の一部に転写捺染層(図柄)の箇所121~123を設けているが、畳表材の表面全体に転写捺染層を設けてもよい。また、畳表材の表面全体に転写捺染層を設ける場合、該転写捺染層は1色の非昇華染料から形成されていてもよく、この場合は、プリント畳表の表面全体を1色に着色することができる。
(4) 本実施形態のプリント畳表に対する堅牢性試験
図5~図8を参照しつつ、本実施形態で製造したプリント畳表に対して実施した堅牢性試験の結果を示す。こででは、JIS(日本産業規格)で定められた方法により、摩擦堅牢度、耐光堅牢度、汗堅牢度及び昇華に対する染色堅牢度の各試験を行った。なお、各試験で用いた(図5~図8に示した)プリント畳表の一部は、図4に示したプリント畳表10A、10Bとは異なる図柄が施されているが、それらもプリント畳表10A、10Bと同様の材料(畳表材及び染料)及び製造方法で作製されたものである。
(4-1) 摩擦堅牢度試験
摩擦堅牢度試験は、JIS L 0849で定められた方法により実施した。試験片(本実施形態のプリント畳表を所定の大きさに切り取ったもの)を温度20±2℃、湿度65±4%の環境に4時間以上維持した後、同環境下で、表面半径45mmの円筒状の曲面を有する摩擦子の該曲面に白色の綿布(試験白布)を取りつけて2Nの荷重で試験片に押しつけ、試験片表面上の100mmの区間を毎分30往復の速度で100往復摩擦した。この試験を、乾燥した試験白布を用いた場合(乾燥試験)と、水で100%湿潤させた試験白布を用いた場合(湿潤試験)のそれぞれについて行った。
図5Aに乾燥試験の結果を、図5Bに湿潤試験の結果を、それぞれ示す。乾燥試験では試験片から試験白布への色写りはほとんど見られず、試験後の試験片においても図柄が鮮明に残っている。湿潤試験では、やや試験片から試験白布への色写りが見られるものの、図柄は試験後の試験片においても鮮明に残っている。このように湿潤させた試験白布を多数回こすりつけるという湿潤試験の過酷な条件を課しても或る程度の摩擦堅牢性を有することから、本実施形態のプリント畳表は実用上十分な摩擦堅牢性を有していると考えられる。
(4-2) 耐光堅牢度試験
耐光堅牢度試験は、JIS L 0842で定められた方法により実施した。試験片の表面の約半分を厚紙で遮蔽して残り半分を露出させた状態で、63℃の温度下でカーボンアーク灯が発する光を照射した。図6に、耐光堅牢度試験の結果を示す。図6の(a)、(b)共に、試験片の左半分を厚紙で遮蔽し(光の照射なし)、右半分に光を照射しており、光の照射時間は(a)では15時間、(b)では24時間である。また、(a)、(b)共に、図4(a)に示したものと同じ図柄を施したプリント畳表を試験の対象とした。光を照射した部分と光を照射していない部分との間に有意な差異は見られず、本実施形態のプリント畳表が十分な耐光堅牢性を有することが確認された。
(4-3) 汗堅牢度試験
汗堅牢度試験は、JIS L 0848で定められた方法により実施した。試験片の転写捺染層12を設けた面に試験白布を接触させた複合試験片を、pHが5.5である酸性人工汗液、及びpHが8.0であるアルカリ性人工汗液にそれぞれ常温で30分間浸漬した後、複合試験片を2本のガラス棒の間に挟んで余分の試験液がしたたり落ちない程度まで試験液をしごき取り、2枚のガラス板の間に挟んで12.5kPaの圧力を印加し、次いで37±2℃の温度に4時間保持した。その後、試験片から試験白布を剥がし、両者を60℃以下の温度で乾燥させた。なお、試験白布は、アルカリ性人工汗液による試験ではナイロン製のものを用い、酸性人工汗液による試験ではナイロン製及び綿製のものをそれぞれ試験片の一面の半分に接触させて用いた。図7に、汗堅牢度試験の結果を示す。アルカリ性人工汗液、酸性人工汗液のいずれを用いた場合にも、試験片から試験白布への色写りがわずかに見られるものの、試験後の試験片においても図柄が鮮明に残っており、本実施形態のプリント畳表は実用上十分な汗堅牢性を有すると考えられる。
(4-4) 昇華に対する染色堅牢度試験
昇華に対する染色堅牢度試験は、JIS L 0854で定められた方法により実施した。試験片の転写捺染層12を設けた面の半分にナイロン製の第1試験白布を接触させると共に残りの半分にポリエステル製の第2試験白布を接触させた複合試験片に、12.5kPaの圧力を印加した状態で、内部の温度が120℃である乾燥機中に80分間収容した。その後、乾燥機から複合試験片を取り出して直ちに試験片から第1試験白布及び第2試験白布を剥がし、それらを放冷した。図8に、昇華に対する染色堅牢度試験の結果を示す。試験片から第1試験白布への色写りがわずかに見られるものの、試験後の試験片においても図柄が鮮明に残っており、本実施形態のプリント畳表は実用上十分な染色堅牢性を有すると考えられる。
(5) 変形例
本発明は上記実施形態には限定されず、種々の変形が可能である。
例えば、上記実施形態では、線状の芯材111の表面に樹脂コーティング112が施された線材110を編んで成る畳表材11を用いたが、その代わりに、全体が樹脂製である線材を編んで成る畳表材を用いてもよい。あるいは、上記実施形態では和紙、藺草等、樹脂以外の材料から成る線状の芯材111の表面に樹脂コーティング112を施したが、樹脂製の芯材の表面に、該芯材とは異なる種類の樹脂コーティングが施された線材を編んで成る畳表材を用いてもよい。
上記実施形態では、転写捺染層12の図柄を構成する染料には非昇華性染料を用いたが、その代わりに昇華性染料を用いてもよい。昇華性染料は、転写捺染時の図柄の変形のし易さ及び使用時の図柄の消え易さという点では非昇華性染料よりも劣るものの、畳表の線材と線材の間に浸透しやすいという特徴を有する。
上記実施形態では畳表材11の一方の面にのみ転写捺染層12を形成しているが、畳表材11の両面に転写捺染層12を形成してもよい。その場合には、畳表材11の両面に同じ図柄を施してもよいし、互いに異なる図柄を施してもよい。プリント畳表10を畳の表材として用いる場合には畳表材11の一方の面のみが人に看取されるため該一方の面のみに転写捺染層12を形成すれば足りるが、プリント畳表10の両面が看取され得るような物品の材料にプリント畳表10を用いる場合には、両面に転写捺染層12を形成して図柄を施すと良い。
[態様]
上述した例示的な実施形態が以下の態様の具体例であることは、当業者には明らかである。
(第1項)第1項に係るプリント畳表は、
a) 表面が樹脂から成る線材を編んで成る畳表材と、
b) 前記畳表材の表面に設けられた、染料による図柄が形成された転写捺染層と
を備える。
(第2項)第2項に係るプリント畳表は、第1項に係るプリント畳表において、前記染料が非昇華性染料である。
(第3項)第3項に係るプリント畳表の製造方法は、
a) 表面が樹脂から成る線材を編んで成る畳表材を準備する畳表材準備工程と、
b) シート状の基材の一面に糊液を付与して乾燥させることにより、該一面に糊層を有する捺染用紙を作製する捺染用紙作製工程と、
c) 前記捺染用紙の前記糊層の表面に染料を用いて印刷することにより、前記糊層上に転写対象染料層を有する捺染紙を作製する捺染紙作製工程と、
d) 前記捺染紙の前記転写対象染料層を前記畳表材の一面に合わせ、該捺染紙及び該畳表材を加圧及び加熱することにより転写捺染する転写捺染工程と、
e) 前記畳表材から前記捺染用紙を剥離する捺染用紙剥離工程と
を有する。
(第4項)第4項に係るプリント畳表の製造方法は、第3項に係る方法において、前記加圧の圧力が69~142kPaの範囲内であって、前記加熱の温度が160~220℃の範囲内である。
(第5項)第5項に係るプリント畳表の製造方法は、第3項又は第4項に係る方法において、前記染料が非昇華性染料である。
(第6項)第6項に係るプリント畳表の製造方法は、第5項に係る方法において、前記非昇華性染料が、平均粒径が0.2~1.5μmの分散染料を有する。
(第7項)第7項に係るプリント畳表の製造方法は、第3~6項のいずれか1項に係る方法において、
前記糊液が、カルボキシル基、スルフォン基及び燐酸基から選ばれる酸性基、前記酸性基のエステル体、アミド体、アルカリ金属塩若しくはアルカリ土類金属塩、及びカチオン基からなる群より選ばれる官能基を有する糊剤を含むか、或いは、天然ガム糊、繊維素誘導体及び多糖類から選ばれる1種又は複数種の糊剤とカルボン酸化合物類を含み、
前記糊剤が、合成系糊剤と天然系糊剤とを含み、且つ、前記合成系糊剤と前記天然系糊剤の合計質量に対する前記合成系糊剤の質量の割合が25質量%より多い。
10、10A、10B…プリント畳表
11…畳表材
110…線材
111…芯材
112…樹脂コーティング
12…転写捺染層
121~125…転写捺染層が設けられた箇所
131、132…転写捺染層が設けられていない箇所
131…符号
132…符号
2…ステップ
2…特許文献
20…捺染紙
201…捺染用紙
21…基材
22…糊層
23…転写対象染料層

Claims (4)

  1. a) 表面が樹脂から成る線材を編んで成る畳表材を準備する畳表材準備工程と、
    b) シート状の基材の一面に糊液を付与して乾燥させることにより、該一面に糊層を有する捺染用紙を作製する捺染用紙作製工程と、
    c) 前記捺染用紙の前記糊層の表面に非昇華性染料を用いて印刷することにより、前記糊層上に転写対象染料層を有する捺染紙を作製する捺染紙作製工程と、
    d) 前記捺染紙の前記転写対象染料層を前記畳表材の一面に合わせ、該捺染紙及び該畳表材を加圧及び加熱することにより転写捺染する転写捺染工程と、
    e) 前記畳表材から前記捺染用紙を剥離する捺染用紙剥離工程と
    を有することを特徴とするプリント畳表の製造方法。
  2. 前記加圧の圧力が69~142kPaの範囲内であって、前記加熱の温度が160~220℃の範囲内であることを特徴とする請求項に記載のプリント畳表の製造方法。
  3. 前記非昇華性染料が、平均粒径が0.2~1.5μmの分散染料を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のプリント畳表の製造方法。
  4. 前記糊液が、カルボキシル基、スルフォン基及び燐酸基から選ばれる酸性基、前記酸性基のエステル体、アミド体、アルカリ金属塩若しくはアルカリ土類金属塩、及びカチオン基からなる群より選ばれる官能基を有する糊剤を含むか、或いは、天然ガム糊、繊維素誘導体及び多糖類から選ばれる1種又は複数種の糊剤とカルボン酸化合物類を含み、
    前記糊剤が、合成系糊剤と天然系糊剤とを含み、且つ、前記合成系糊剤と前記天然系糊剤の合計質量に対する前記合成系糊剤の質量の割合が25質量%より多い
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のプリント畳表の製造方法。
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