JP7344857B2 - 保護素子 - Google Patents

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Description

本発明は、電気・電子機器の保護素子に関する。
近年、モバイル機器など小型電子機器の急速な普及に伴い、搭載する電源の保護回路に実装される保護素子も小型薄型のものが使用されている。例えば、二次電池パックの保護回路には、表面実装部品(SMD)のチップ保護素子が好適に利用される。これらチップ保護素子には、被保護機器の過電流により生ずる過大発熱を検知し、または周囲温度の異常過熱に感応して、所定条件でヒューズを作動させ電気回路を遮断する非復帰型保護素子がある。前記保護素子は、機器の安全を図るために、保護回路が機器に生ずる異常を検知すると信号電流により抵抗素子を発熱させ、その発熱で可融性の合金材からなるヒューズエレメントを溶断させて回路を遮断するか、あるいは過電流によってヒューズエレメントを溶断させて回路を遮断できる。特開2013-239405号公報(特許文献1)に記載されるような、ヒューズエレメントを溶断させる発熱素子を絶縁基板上に設けた保護素子がある。
これらの保護素子は、ヒューズエレメントの正常な溶断を保障するため、ヒューズ合金の表面に動作フラックスを塗布し溶断するまで表面に保持しておく必要がある。動作フラックスは、変性ロジン樹脂に活性剤やチクソ剤などの化学剤を配合したコーティング材であって、加熱溶断時にヒューズ合金の金属酸化物と反応してこれを還元させる働きをする。溶断動作時は前記還元反応によってCO、HOなどのガスが生成する。近年、保護素子は小型薄型化しておりヒューズエレメントも小さな薄板状のものが多くなって来ている。このような小型薄板状のヒューズエレメントを搭載した保護素子においては、ヒューズエレメントが上記還元生成ガスの影響を強く受けてしまい、液状となったフラックスから発生する気泡の振動や膨張によってヒューズ合金の塗布表面からフラックスが流出し失われてしまうことがあった。その結果、ヒューズ合金の正常な溶断が妨げられることがあった。
特開2013-239405号公報
保護素子のヒューズエレメントは、絶縁基板に設けた一対の主電極と、発熱素子の通電電極とをそれぞれ接続できるように各電極を覆うように設けられている。特に電極周辺部は、大部分がヒューズエレメントに覆われおり、かつ主電極に挟まれているので、フラックスから生成したガスが滞留しやすい構成となっている。このため、ヒューズエレメントに塗布されたフラックスの生成ガスの気泡により、ヒューズエレメントの板面が振動したり、ヒューズエレメントが所定位置より移動したりすることがあった。このようなヒューズエレメント板面の不規則な運動は、加熱によって流動性が増したフラックスがヒューズエレメントの塗布面から脱落ないし流失してしまう恐れがあり好ましくない。
本発明は、保護素子のフラックスから生成するガスの影響を軽減して、フラックスがヒューズ合金表面から流出し難いようにした電気・電子機器の保護素子を提供する。
本発明によると、可溶体のヒューズエレメントを用いた保護素子および保護装置において、排気路を設けたことを特徴とする保護素子が提供される。前記排気路は、フラックス由来の生成ガスが滞留せず抜けやすいようにする。本発明に係る保護素子は、絶縁体に設けた2つ以上の主電極と、前記絶縁体に設けた発熱体と、前記発熱体に通電するために設けた通電電極と、主電極と通電電極の間を電気接続したヒューズエレメントと、前記ヒューズエレメントに塗布した動作フラックスとを備え、前記主電極または通電電極またはヒューズエレメントまたは絶縁体の何れか1つ以上に排気路を有する。前記排気路は、ヒューズエレメントの表面に塗布した動作フラックスから発生したガスの排出路を形成できればよく、その手段は特に限定されないが、例えば、主電極または通電電極またはヒューズエレメントまたは絶縁体の絶縁基板に溝を設けて形成しても、これらにスリット状等の切れ込みまたは貫通孔を設けて形成してもよい。前記手段は互いに組み合わせてもよい。
本発明の保護素子10であり、(a)は(b)のd-d線に沿ってキャップ状蓋体を切断した平面図でヒューズエレメントは隠れた部分が判るように半透過で描いてある、(b)は(a)のD-D線に沿った断面図を示し、(c)はその下面図を示す。 本発明の保護素子20であり、(a)は(b)のd-d線に沿ってキャップ状蓋体を切断した平面図でヒューズエレメントは隠れた部分が判るように半透過で描いてある、(b)は(a)のD-D線に沿った断面図を示し、(c)はその下面図を示す。 本発明の保護素子30であり、(a)は(b)のd-d線に沿ってキャップ状蓋体を切断した平面図でヒューズエレメントは隠れた部分が判るように半透過で描いてある、(b)は(a)のD-D線に沿った断面図を示し、(c)はその下面図を示す。 本発明の保護素子40であり、(a)は(b)のd-d線に沿ってキャップ状蓋体を切断した平面図でヒューズエレメントは隠れた部分が判るように半透過で描いてある、(b)は(a)のD-D線に沿った断面図を示し、(c)はその下面図を示す。 本発明の保護素子50であり、(a)は(b)のd-d線に沿ってキャップ状蓋体を切断した平面図でヒューズエレメントは隠れた部分が判るように半透過で描いてある、(b)は(a)のD-D線に沿った断面図を示し、(c)はその下面図を示す。
本発明に係る保護素子は、主電極と発熱体とを設けた絶縁体と、前記発熱体に通電するために前記絶縁体に設けた通電電極と、前記主電極と前記通電電極の間を電気接続したヒューズエレメントとを備え、前記主電極、前記通電電極、前記ヒューズエレメント、または前記絶縁体の何れか1つ以上に排気路を設けたことを特徴とする。前記ヒューズエレメントには動作フラックスが塗布されている。前記排気路は、前記ヒューズエレメントの表面に塗布した動作フラックスから発生したガスを排出できればよい。例えば、主電極または通電電極あるいはヒューズエレメントまたは前記絶縁体の何れか1つ以上に溝またはスリット、切欠部または貫通孔を設けて形成してもよい。
一例として、図1に示す保護素子10のように、絶縁体を構成する絶縁基板11の片面に設けた発熱体を構成する発熱素子12と、絶縁基板11のもう一方の面に設けた主電極13と発熱素子12の通電電極14と、主電極13と通電電極14の間を電気接続したヒューズエレメント15とを備え、主電極13と通電電極14の一部に設けた切欠部からなる排気路16を有する。発熱体の発熱素子12は、主電極43と通電電極44とは異なった絶縁基板11の板面に設けられている。ヒューズエレメント15は、可溶体15aとはんだ層15bからなり、主電極13と通電電極14にはんだ付け接合されており動作フラックス17が塗布されている。排気路16は、ヒューズエレメント15の裏面にトンネル状の穴を形成して動作フラックス17から発生したガスを排出する。ヒューズエレメント15は、その上部を覆ってキャップ状の蓋体100が取り付けられている。主電極13および通電電極14は、外部部品と接続するために絶縁基板11の反対面に設けられたランド電極110に基板側面のハーフ・スルーホール120で接続されている。
保護素子10は、図2の保護素子20のように変形してもよい。保護素子20は、絶縁基板21の片面に設けた発熱素子22と、絶縁基板21のもう一方の面に設けた主電極23と発熱素子22の通電電極24と、主電極23と通電電極24の間を電気接続したヒューズエレメント25とを備え、主電極23および通電電極24は、切欠部からなる排気路26aを有し、ヒューズエレメント25は、その一部を切り欠いて設けた排気路26bを有する。ヒューズエレメント25は、可溶体25aとはんだ層25bからなり、主電極23と通電電極24にはんだ付け接合されており動作フラックス27が塗布されている。排気路26aは、ヒューズエレメント25の裏面にトンネル状の穴を形成し、このトンネルを通してヒューズエレメント25の裏面に滞留した動作フラックス27由来のガスを排出する。排気路26bは、ヒューズエレメント25に設けた切り欠き部から動作フラックス27から発生したガスを排気する。ヒューズエレメント25は、その上部を覆ってキャップ状の蓋体200が取り付けられている。主電極23および通電電極24は、外部部品と接続するために絶縁基板21の反対面に設けられたランド電極210に基板側面のハーフ・スルーホール220で接続されている。
保護素子10は、さらに図3の保護素子30に変形できる。保護素子30は、絶縁基板31の片面に設けた発熱素子32と、絶縁基板31のもう一方の面に設けた主電極33と発熱素子32の通電電極34と、主電極33と通電電極34の間を電気接続したヒューズエレメント35とを備え、通電電極34は、切欠部からなる溝状の排気路36aと絶縁基板31を貫通した貫通孔からなる排気路36cとを有し、主電極33は、絶縁基板31の板面を貫通した貫通孔からなる排気路36cを有する。ヒューズエレメント35は、可溶体35aとはんだ層35bからなり、主電極33と通電電極34にはんだ付け接合されており動作フラックス37が塗布されている。排気路36aは、ヒューズエレメント35の裏面にトンネル状の穴を形成し、このトンネルを通してヒューズエレメント35の裏面に滞留した動作フラックス37由来のガスを排出する。排気路36cは、絶縁基板31に設けた貫通孔で形成され動作フラックス37から発生したガスを排気する。ヒューズエレメント35は、その上部を覆ってキャップ状の蓋体300が取り付けられている。主電極33および通電電極34は、外部部品と接続するために絶縁基板31の反対面に設けられたランド電極310に基板側面のハーフ・スルーホール320で接続されている。
もう一つの例として、図4に示す保護素子40のように、絶縁体を構成する絶縁基板41の片面に設けた発熱体を構成する発熱素子42と、発熱素子42と同一の面に設けた主電極43と発熱素子42の通電電極44と、主電極43と通電電極44の間を電気接続したヒューズエレメント45とを備え、主電極43と通電電極44の一部に設けた切欠部からなる排気路46を有する。発熱体の発熱素子42と主電極43と通電電極44は、絶縁体の絶縁基板41の同じ板面に設けられている。ヒューズエレメント45は、可溶体45aとはんだ層45bからなり、主電極43と通電電極44にはんだ付け接合されており動作フラックス47が塗布されている。排気路46は、ヒューズエレメント45の裏面にトンネル状の穴を形成して動作フラックス47から発生したガスを排出する。ヒューズエレメント45は、その上部を覆ってキャップ状の蓋体400が取り付けられている。主電極43および通電電極44は、外部部品と接続するために絶縁基板41の反対面に設けられたランド電極410に基板側面のハーフ・スルーホール420で接続されている。
保護素子40は、図5の保護素子50のように変形してもよい。保護素子50は、絶縁基板51の片面に設けた発熱素子52と、発熱素子52と同一の面に設けた主電極53と発熱素子52の通電電極54と、主電極53と通電電極54の間を電気接続したヒューズエレメント55とを備え、主電極53および通電電極54は、切欠部からなる排気路56aを有し、ヒューズエレメント55は、その一部を切り欠いて設けた排気路56bを有する。ヒューズエレメント55は、可溶体55aとはんだ層55bからなり、主電極53と通電電極54にはんだ付け接合されており動作フラックス57が塗布されている。排気路56aは、ヒューズエレメント55の裏面にトンネル状の穴を形成し、このトンネルを通してヒューズエレメント55の裏面に滞留した動作フラックス57由来のガスを排出する。排気路56bは、ヒューズエレメント55に設けた切り欠き部から動作フラックス57から発生したガスを排気する。ヒューズエレメント55は、その上部を覆ってキャップ状の蓋体500が取り付けられている。主電極53および通電電極54は、外部部品と接続するために絶縁基板51の反対面に設けられたランド電極510に基板側面のハーフ・スルーホール520で接続されている。
本発明の排気路は、ヒューズエレメントの周囲(ヒューズエレメントの下部など)に滞留したガスが排出できればよく、その手段は特に限定されない。例えば、主電極または通電電極またはヒューズエレメントまたは絶縁基板に溝を設けて形成しても、これらにスリット状等の切れ込みまたは貫通孔を設けて形成してもよい。前記手段は互いに組み合わせてもよい。
本発明に係る実施例1の保護素子10は、図1に示すように、アルミナ製絶縁基板11の下側板面に設けた厚膜抵抗体からなる発熱素子12と、絶縁基板11の上側板面に設けた一対の焼結銀合金製の主電極13と、絶縁基板11の上側板面に発熱素子12への通電に用いられる焼結銀合金製の通電電極14とが設けられており、主電極13と通電電極14の上にはんだ接合したヒューズエレメント15とを備え、主電極13と通電電極14に溝を設けて形成した排気路16を有する。ヒューズエレメント15は、96.5Sn-3Ag-0.5Cu合金製の可溶体15aと接合用はんだ層15bからなり動作フラックス17が塗布されている。排気路16は、ヒューズエレメント15の裏面にトンネル状の穴を形成して動作フラックス17から発生したガスを排出する。ヒューズエレメント15と動作フラックス17とを覆って絶縁基板11に固着した液晶ポリマー製のキャップ状蓋体100が取り付けられている。主電極13および通電電極14は、外部部品と接続するために絶縁基板11の下側板面に設けられた結銀合金製のランド電極110に基板側面の結銀合金製ハーフ・スルーホール120で接続されている。
本発明に係る実施例2の保護素子20は、図2に示すように、アルミナ製絶縁基板21の下側板面に設けた厚膜抵抗体からなる発熱素子22と、絶縁基板21の上側板面に設けた焼結銀合金製の主電極23と、絶縁基板21の上側板面に発熱素子22への通電に用いられる焼結銀合金製の通電電極24とが設けられており、主電極23と通電電極24の上にはんだ接合したヒューズエレメント25とを備え、主電極23および通電電極24は、電極に溝を設けて形成した排気路26aを有し、ヒューズエレメント25は、その一部を切り欠いて設けた排気路26bを有する。ヒューズエレメント25は、96.5Sn-3Ag-0.5Cu合金製の可溶体25aと接合用はんだ層25bからなり動作フラックス27が塗布されている。排気路26aは、ヒューズエレメント25の裏面にトンネル状の穴を形成し、このトンネルを通してヒューズエレメント25の裏面に滞留した動作フラックス27由来のガスを排出する。排気路26bは、ヒューズエレメント25に設けた切り欠き部から動作フラックス27から発生したガスを排気する。ヒューズエレメント25と動作フラックス27とを覆って絶縁基板21に固着した液晶ポリマー製のキャップ状蓋体200が取り付けられている。主電極23および通電電極24は、外部部品と接続するために絶縁基板21の下側板面に設けられた結銀合金製のランド電極210に基板側面の結銀合金製ハーフ・スルーホール220で接続されている。
本発明に係る実施例3の保護素子30は、図3に示すように、アルミナ製絶縁基板31の下側板面に設けた厚膜抵抗体からなる発熱素子32と、絶縁基板31の上側板面に設けた焼結銀合金製の主電極33と、絶縁基板31の上側板面に発熱素子32への通電に用いられる焼結銀合金製の通電電極34とが設けられており、主電極33と通電電極34の上にはんだ接合したヒューズエレメント35とを備え、通電電極34は、電極に溝を設けて形成した排気路36aと絶縁基板31を貫通した貫通孔からなる排気路36cとを有し、主電極33は、絶縁基板31を貫通した貫通孔からなる排気路36cを有する。ヒューズエレメント35は、96.5Sn-3Ag-0.5Cu合金製の可溶体35aと接合用はんだ層35bからなり動作フラックス37が塗布されている。排気路36aは、ヒューズエレメント35の裏面にトンネル状の穴を形成し、このトンネルを通してヒューズエレメント35の裏面に滞留した動作フラックス37由来のガスを排出する。排気路36cは、絶縁基板31に設けた貫通孔で形成され動作フラックス37から発生したガスを排気する。ヒューズエレメント35と動作フラックス37とを覆って絶縁基板31に固着した液晶ポリマー製のキャップ状蓋体300が取り付けられている。主電極33および通電電極34は、外部部品と接続するために絶縁基板31の下側板面に設けられた結銀合金製のランド電極310に基板側面の結銀合金製ハーフ・スルーホール320で接続されている。
本発明に係る実施例4の保護素子40は、図4に示すように、アルミナ製絶縁基板41の上側板面に設けた厚膜抵抗体からなる発熱素子42と、絶縁基板41の上側板面に設けた焼結銀合金製の主電極43と、絶縁基板41の上側板面に発熱素子42への通電に用いられる焼結銀合金製の通電電極44とが設けられており、主電極43と通電電極44の上にはんだ接合したヒューズエレメント45とを備え、主電極43と通電電極44は、電極に溝を設けて形成した排気路46を有する。ヒューズエレメント45は、96.5Sn-3Ag-0.5Cu合金製の可溶体45aと接合用はんだ層45bからなり動作フラックス47が塗布されている。排気路46は、ヒューズエレメント45の裏面にトンネル状の穴を形成して動作フラックス47から発生したガスを排出する。ヒューズエレメント45と動作フラックス47とを覆って絶縁基板41に固着した液晶ポリマー製のキャップ状蓋体400が取り付けられている。主電極43および通電電極44は、外部部品と接続するために絶縁基板41の下側板面に設けられた結銀合金製のランド電極410に基板側面の結銀合金製ハーフ・スルーホール420で接続されている。
本発明に係る実施例5の保護素子50は、図5に示すように、アルミナ製絶縁基板51の上側板面に設けた厚膜抵抗体からなる発熱素子52と、絶縁基板51の上側板面に設けた焼結銀合金製の主電極53と、絶縁基板51の上側板面に発熱素子52への通電に用いられる焼結銀合金製の通電電極54とが設けられており、主電極53と通電電極54の上にはんだ接合したヒューズエレメント55とを備え、主電極53および通電電極54は、電極に溝を設けて形成した排気路56aを有し、ヒューズエレメント55は、その一部を切り欠いて設けた排気路56bを有する。ヒューズエレメント55は、96.5Sn-3Ag-0.5Cu合金製の可溶体55aと接合用はんだ層55bからなり動作フラックス57が塗布されている。排気路56aは、ヒューズエレメント55の裏面にトンネル状の穴を形成し、このトンネルを通してヒューズエレメント55の裏面に滞留した動作フラックス57由来のガスを排出する。排気路56bは、ヒューズエレメント55に設けた切り欠き部から動作フラックス57から発生したガスを排気する。ヒューズエレメント55と動作フラックス57とを覆って絶縁基板51に固着した液晶ポリマー製のキャップ状蓋体500が取り付けられている。主電極53および通電電極54は、外部部品と接続するために絶縁基板51の下側板面に設けられた結銀合金製のランド電極510に基板側面の結銀合金製ハーフ・スルーホール520で接続されている。
本発明の保護素子は電池パックなど2次電池の保護装置に利用できる。
保護素子10、絶縁基板11、発熱素子12、主電極13、通電電極14、ヒューズエレメント15、可溶体15a、はんだ層15b、排気路16、動作フラックス17、蓋体100、ランド電極110、ハーフ・スルーホール120、
保護素子20、絶縁基板21、発熱素子22、主電極23、通電電極24、ヒューズエレメント25、可溶体25a、はんだ層25b、排気路26a、排気路26b、動作フラックス27、蓋体200、ランド電極210、ハーフ・スルーホール220、
保護素子30、絶縁基板31、発熱素子32、主電極33、通電電極34、ヒューズエレメント35、可溶体35a、はんだ層35b、排気路36a、排気路36c、動作フラックス37、蓋体300、ランド電極310、ハーフ・スルーホール320、
保護素子40、絶縁基板41、発熱素子42、主電極43、通電電極44、ヒューズエレメント45、可溶体45a、はんだ層45b、排気路46、動作フラックス47、蓋体400、ランド電極410、ハーフ・スルーホール420、
保護素子50、絶縁基板51、発熱素子52、主電極53、通電電極54、ヒューズエレメント55、可溶体55a、はんだ層55b、排気路56a、排気路56b、動作フラックス57、蓋体500、ランド電極510、ハーフ・スルーホール520。

Claims (10)

  1. 主電極と発熱体とを設けた絶縁体と、前記発熱体に通電するために前記絶縁体に設けた通電電極と、前記主電極と前記通電電極の間を電気接続したヒューズエレメントと、前記ヒューズエレメントの表面に塗布されたフラックスと、を備え
    前記主電極、前記通電電極、前記ヒューズエレメント、または前記絶縁体の何れか1つ以上に排気路を有し、
    前記排気路は、前記ヒューズエレメントの溶断動作時に前記フラックスから発生するガスを排気するように構成されている、保護素子。
  2. 前記発熱体は、前記主電極と前記通電電極とは前記絶縁体の異なった板面に設けられた請求項1に記載の保護素子。
  3. 前記発熱体と前記主電極と前記通電電極は、前記絶縁体の同じ板面に設けられた請求項1に記載の保護素子。
  4. 前記排気路は、該当部位の一部を切り欠いた切欠部からなる請求項1ないし請求項3の何れか1つに記載の保護素子。
  5. 前記排気路は、溝状である請求項1ないし請求項4の何れか1つに記載の保護素子。
  6. 前記排気路は、スリット状である請求項1ないし請求項4の何れか1つに記載の保護素子。
  7. 前記排気路は、貫通孔である請求項1ないし請求項4の何れか1つに記載の保護素子
  8. 主電極と発熱体とを設けた絶縁体と、前記発熱体に通電するために前記絶縁体に設けた通電電極と、前記主電極と前記通電電極の間を電気接続したヒューズエレメントとを備え、前記主電極、前記通電電極、前記ヒューズエレメント、または前記絶縁体の何れか1つ以上に排気路を有し、前記発熱体は、前記主電極と前記通電電極とは前記絶縁体の異なった板面に設けられている保護素子。
  9. 主電極と発熱体とを設けた絶縁体と、前記発熱体に通電するために前記絶縁体に設けた通電電極と、前記主電極と前記通電電極の間を電気接続したヒューズエレメントとを備え、前記主電極、前記通電電極、前記ヒューズエレメント、または前記絶縁体の何れか1つ以上に排気路を有し、前記排気路は溝状である、保護素子。
  10. 主電極と発熱体とを設けた絶縁体と、前記発熱体に通電するために前記絶縁体に設けた通電電極と、前記主電極と前記通電電極の間を電気接続したヒューズエレメントとを備え、前記主電極、前記通電電極、前記ヒューズエレメント、または前記絶縁体の何れか1つ以上に排気路を有し、前記排気路はスリット状である、保護素子。
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