JP7342410B2 - 空気式緩衝材 - Google Patents

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Description

本発明は、空気式緩衝材に関し、梱包対象となる物品を梱包箱に格納する際に物品と梱包箱との隙間に挿入される空気式緩衝材に関する。
製品を運搬する場合に、衝撃から製品を保護するために緩衝材が用いられる。特に、MFP(Multi Function Peripheral)で代表される画像形成装置等の電子機器においては、外的な衝撃を小さくするのが好ましい。この緩衝材の一例としては、第1のエアーセルと第2のエアーセルとの間に空気流通路を設け、空気流通経路で折り曲げた状態で、梱包箱のコーナーで物品と梱包箱との間に挿入されて用いられる空気式緩衝材が知られている。この空気式緩衝材は、第1のエアーセルおよび第2のエアーセルが梱包箱の連続する2つの第1側面および第2側面それぞれに当接し、物品が第1側面または第2側面から受ける衝撃を吸収する。また、第1のエアーセルと第2のエアーセルとの間に空気流通路が設けられるので、衝撃を吸収する能力が高い。
しかしながら、空気流通経路は第1のエアーセルおよび第2のエアーセルよりも断面形状が小さいので、第1のエアーセルおよび第2のエアーセルよりも梱包箱との接触面積が小さくかつ接触圧が大きい。このため、空気流通経路が梱包箱と接触する部分で破損しやすいといった問題がある。
一方、特開2018-131258号公報には、空気式緩衝材であって、内部に空気が封入された第1と第2のエアーセルの間に帯状部が存在していて、第1と第2のエアーセルの互いの側縁が前記帯状部を介して連結されており、前記帯状部には、第1と第2のエアーセルを連通する空気流通路が形成されるとともに、前記帯状部のうち、少なくとも前記空気流通路を含む部分が、第1のエアーセルから第2のエアーセルに至る途中で折り畳まれた形状になっていることを特徴とする空気式緩衝材が記載されている。
特開2018-131258号公報に記載の空気式緩衝材は、空気流通路を含む部分を第1のエアーセルから第2のエアーセルに至る途中で折り畳まれた形状にするための工程が必要であり、製造が難しいという問題があった。
特開2018-131258号公報
この発明の目的の1つは、使用による破損を防止するとともに製造が容易な空気式緩衝材を提供することである。
この発明のある局面によれば、空気式緩衝材は、内側に気体が封入された状態で密閉された袋体の複数が第1方向に配列された空気式緩衝材であって、複数の袋体それぞれは、第1部屋と、第2部屋と、第1部屋および第2部屋の間に設けられ、第1部屋および第2部屋を連通する通気路を有する仕切部と、を有し、第1部屋、仕切部および第2部屋とは第1方向と交わる第2方向に並んで配置され、複数の袋体は、第1部屋の仕切部側の第1端部が最も第2部屋側に位置する少なくとも1つの第1袋体と、第2部屋の仕切部側の第2端部が最も第1部屋側に位置する少なくとも1つの第2袋体と、を含み、第1袋体の第1端部と第2袋体の第2端部との間の第2方向の距離は、気体が封入された状態における第1袋体の第1部屋および第2袋体の第2部屋の断面のサイズにより定まる閾値よりも短く、閾値は、気体が封入された状態における第1部屋の第1方向および第2方向にそれぞれ交わる第3方向の長さと気体が封入された状態における第2部屋の第3方向の長さとの和の半分である
この局面に従えば、複数の袋体が第1部屋の仕切部側の第1端部が最も第2部屋側に位置する少なくとも1つの第1袋体と、第2部屋の仕切部側の第2端部が最も第1部屋側に位置する少なくとも1つの第2袋体と、を含む。このため、第2方向において第1袋体の第1端部と第2袋体の第2端部との間で空気式緩衝材が折れ曲がるようにできる。また、第1袋体の第1端部と第2袋体の第2端部との間の第2方向の距離は、気体が封入された状態における第1袋体の第1部屋および第2袋体の第2部屋の断面のサイズにより定まる閾値よりも短いので、折り曲げた状態で梱包箱と製品との間に挿入される場合に、複数の袋体それぞれの仕切部が梱包箱に接触しないようにでき、破損を防止できる。その結果、使用による破損を防止するとともに製造が容易な空気式緩衝材を提供することができる。
好ましくは、複数の袋体それぞれにおいて仕切部は、第2方向に閾値以上の長さである。
この局面に従えば、複数の袋体それぞれにおいて第1部屋と第2部屋とが干渉しないようにして、空気式緩衝材が容易に折り曲げることができる。
好ましくは、第1袋体と第2袋体とは異なり、第1袋体の第1端部と第2袋体の第2端部とは第2方向の位置が同じである。
この局面に従えば、第1袋体の第1端部と第2袋体の第2端部とが第2方向で同じ位置となるので、折り曲げた状態で第1方向から見た平面視において第1袋体の第1部屋の一部と第2袋体の第2部屋の一部とが重なる量を最大にできる。このため、第1部屋の延びる方向および第2部屋の延びる方向のいずれにも交わる方向の力を効率的に吸収することができる。
ましくは、少なくとも1つの第1袋体と少なくとも1つの第2袋体とは第1方向に交互に配列される。
この局面に従えば、複数の袋体それぞれの仕切部の変形をできるだけ少なくすることができる。
好ましくは、第1袋体の第1部屋と第2袋体の第2部屋との少なくとも一方の他方に最も近い部分が面取りされる。
この局面に従えば、第1袋体の第1部屋と第2袋体の第2部屋それぞれが受ける外力を小さくすることができる。
好ましくは、複数の袋体は、2枚の樹脂製のシートを溶着することにより形成される。
この局面に従えば、空気式緩衝材を容易に製造することができる。
本発明の実施の形態の1つにおける空気式緩衝材の外観斜視図である。 空気式緩衝材の平面図である。 使用状態における空気式緩衝材を模式的に示す図である。 第1の変形例における空気式緩衝材の平面図である。 第1の変形例における空気式緩衝材の使用状態を模式的に示す図である。 第2の変形例における空気式緩衝材の第1の平面図である。 第2の変形例における空気式緩衝材の使用状態を模式的に示す図である。 第2の変形例における空気式緩衝材の第2の平面図である。 第3の変形例における空気式緩衝材の平面図である。 第3の変形例における空気式緩衝材の使用状態を模式的に示す図である。 (a)は使用状態における第1行目の袋体を示す図であり、(b)は使用状態における第2行目の袋体を示す図である。 第4の変形例における空気式緩衝材の第1の平面図である。 第5の変形例における空気式緩衝材の第1の平面図である。 第5の変形例における空気式緩衝材の第2の平面図である。 第5の変形例における空気式緩衝材の第3の平面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。以下の説明では同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰返さない。
図1は、本発明の実施の形態の1つにおける空気式緩衝材の外観斜視図である。図2は、空気式緩衝材の平面図である。溶着部分がハッチングを付して示される。図1および図2を参照して、空気式緩衝材100は、4つの袋体101~104が第1方向である縦方向に配列される。空気式緩衝材100は、気密性の樹脂製のシートの2枚を重ね合わせた状態で空気充填口を残して溶着した後に、袋体101~104それぞれに空気充填口から空気を充填した状態で空気充填口を溶着することにより製造される。気密性の樹脂製のシートの素材としては、例えば、低密度ポリエチレンを用いることができる。図2において、溶着部分はハッチングで示される。空気充填口は、溶着部分のいずれの位置にあってもよい。
第1行目の袋体101は、横方向に延びる第1部屋111と、横方向に延びる第2部屋112と、第1部屋111と第2部屋112との間に配置される仕切部113と、を含む。横方向は、第1方向と交わる第2方向である。第1部屋111と仕切部113と第2部屋112とは横方向に並んで配置される。仕切部113は、第1部屋111と第2部屋112とを連通する通気路115が形成されている。第2行目の袋体102は、第1部屋121と第2部屋122と、第1部屋121と第2部屋122との間に配置される仕切部123と、を含む。第1部屋121と仕切部123と第2部屋122とは横方向に並んで配置される。仕切部123は、第1部屋121と第2部屋122とを連通する通気路125が形成されている。第3行目の袋体103は、第1部屋131と第2部屋132と、第1部屋131と第2部屋132との間に配置される仕切部133と、を含む。第1部屋131と仕切部133と第2部屋132とは横方向に並んで配置される。仕切部133は、第1部屋131と第2部屋132とを連通する通気路135が形成されている。第4行目の袋体104は、第1部屋141と第2部屋142と、第1部屋141と第2部屋142との間に配置される仕切部143と、を含む。第1部屋141と仕切部143と第2部屋142とは横方向に並んで配置される。仕切部143は、第1部屋141と第2部屋142とを連通する通気路145が形成されている。
図2を参照して、第1行目の袋体101の第1部屋111の仕切部113側の第1端部111Aと、第3行目の袋体103の第1部屋131の仕切部133側の第1端部131Aと、は横方向の位置が同じである。第2行目の袋体102の第1部屋121の仕切部123側の第1端部121Aと、第4行目の袋体104の第1部屋141の仕切部143側の第1端部141Aと、は横方向の位置が同じである。第2行目の袋体102の第1端部121Aは第1行目の袋体101の第1端部111Aよりも第2部屋122側に位置する。このため、第2行目の袋体102の第1端部121Aおよび第4行目の袋体104の第1端部141Aが他の第1行目の袋体101の第1端部111Aおよび第3行目の袋体103の第1端部131Aよりも第2部屋112,122,132,142側に位置する。換言すれば、第1端部111A,121A,131A,141Aのうち第1端部121Aおよび第1端部141Aは、最も第2部屋112,122,132,142側に位置する。この場合、第2行目の袋体102と第4行目の袋体104を第1袋体という。
第1行目の袋体101の第2部屋112の仕切部113側の第2端部112Aと、第3行目の袋体103の第2部屋132の仕切部133側の第2端部132Aと、は横方向の位置が同じである。第2行目の袋体102の第2部屋122の仕切部123側の第2端部122Aと、第4行目の袋体104の第2部屋142の仕切部143側の第2端部142Aと、は横方向の位置が同じである。第1行目の袋体101の第2端部112Aは第2行目の袋体102の第2端部122Aよりも第1部屋111側に位置する。このため、第1行目の袋体102の第2端部112Aおよび第3行目の袋体103の第2端部132Aが他の第2行目の袋体102の第2端部122Aおよび第4行目の袋体104の第2端部142Aよりも第1部屋111,121,131,141側に位置する。換言すれば、第2端部112A,122A,132A,142Aのうち第2端部112Aおよび第2端部132Aは、最も第1部屋111,121,131,141側に位置する。この場合、第1行目の袋体101と第3行目の袋体103を第2袋体という。
第1~4行目の袋体101,102,103,104の仕切部113,123,133,143それぞれは、第1特定端部である第1端部121Aおよび第1端部141Aと第2特定端部である第2端部112Aおよび第2端部132Aとの間の領域を含む。また、第1~第4行目の袋体101~104それぞれにおいて、仕切部113,123,133,143の横方向の長さは、閾値TH1以上である。閾値TH1は、気体が封入された状態における第1袋体である第2行目および第4行目の袋体102,104それぞれの第1部屋121,141の断面のサイズおよび第2袋体である第1行目および第3行目の袋体101,103それぞれの第2部屋112,132の断面のサイズにより定まる。具体的には、閾値TH1は、気体が封入された状態における第1部屋121,141の径方向の長さと、気体が封入された状態における第2部屋112,132の径方向の長さとの和の半分である。径方向は、縦方向および横方向それぞれと直角な第3の方向であり、図2において紙面に垂直な方向である。本実施の形態においては、気体が封入された状態における第1部屋111,121,131,141の径方向の長さをすべて同じとし、気体が封入された状態における第2部屋112,122,132,142の径方向の長さをすべて同じとしている。
ここで、第1袋体である第2行目の袋体102の第1端部121Aおよび第4行目の袋体104の第1端部141Aを第1特定端部といい、第2袋体である第1行目の袋体101の第2端部112Aおよび第3行目の袋体103の第2端部132Aとを第2特定端部という。また、第1特定端部と第2特定端部との横方向の距離をLとする。
空気式緩衝材100は、仕切部113,123,133,143で折り曲げた状態で、梱包箱と製品との間に挿入される。仕切部113,123,133,143のうちで第1特定端部と第2特定端部との間の部分は、横方向において、第1部屋111,121,131,141および第2部屋112,122,132,142のいずれとも重ならない。第1部屋111,121,131,141と第2部屋112,122,132,142それぞれには気体が充填されているために仕切部113,123,133,143のうちで第1特定端部と第2特定端部との間の部分よりも折れ曲がりにくい。このため、空気式緩衝材100が折れ曲げられる場合、空気式緩衝材100は第1特定端部と第2特定端部との間の部分で折れ曲がる。ここでは、説明のために図2に示す折り曲げ線Iで折り曲げる場合を例に説明する。
図3は、使用状態における空気式緩衝材を模式的に示す図である。図3において、仕切部113,123,133,143にハッチングが付されて示される。図3を参照して、空気式緩衝材100は、第1袋体である袋体102,104と第2袋体である袋体101,103とが第1方向に交互に配置される。第1~第4行目の袋体101,102,103,104の第1部屋111,121,131,141が製品の第1面と接触し、第1~第4行目の袋体101,102,103,104の第2部屋112,122,132,142が製品の第1面と連続する第2面と接触する。
第1行目の袋体101の第1端部111Aと第2行目の袋体102の第1端部121Aとは横方向にずれた位置に配置され、第1行目の袋体101の第2端部112Aと第2行目の袋体102の第2端部122Aとは横方向にずれた位置に配置される。第2行目の袋体102の第1端部121Aと第3行目の袋体103の第1端部131Aとは横方向にずれた位置に配置され、第2行目の袋体102の第2端部122Aと第3行目の袋体103の第2端部132Aとは横方向にずれた位置に配置される。第3行目の袋体103の第1端部131Aと第4行目の袋体104の第1端部141Aとは横方向にずれた位置に配置され、第3行目の袋体103の第2端部132Aと第4行目の袋体104の第2端部142Aとは横方向にずれた位置に配置される。
このため、第1行目の袋体101の仕切部113は、第2行目の袋体102の第1部屋121と溶着部分を介して接続されるので第1部屋121により動きが規制される。第2行目の袋体102の仕切部123は、第1行目の袋体101の第2部屋112および第3行目の袋体103の第2部屋132それぞれと溶着部分を介して接続されるので第2部屋112および第2部屋132それぞれにより動きが規制される。第3行目の袋体103の仕切部133は、第2行目の袋体102の第1部屋121と溶着部分を介して接続されかつ第4行目の袋体104の第1部屋141と溶着部分を介して接続されるので第1部屋121および第1部屋141それぞれにより動きが規制される。第4行目の袋体104の仕切部143は、第3行目の袋体103の第2部屋132と溶着部分を介して接続されるので第2部屋132により動きが規制される。このため、折り曲げ線Iは、横方向において第1特定端部である第1部屋121,141の第1端部121A、141Aと第2部屋112,132の第2端部112A,132Aとの間の範囲内に位置する。
第1袋体である第2行目の袋体102および第4行目の袋体104と、第2袋体である第1行目の袋体101および第3行目の袋体103とが縦方向に交互に配置されるので、仕切部113,123,133,143の変形をできるだけ少なくすることができる。これにより、通気路115,125,135,145が梱包箱に接触しないようにできる。
また、第1~4行目の袋体101,102,103,104の仕切部113,123,133,143それぞれは、横方向の長さは閾値TH1以上である。このため、空気式緩衝材100を折り曲げた状態で、第1~4行目の袋体101,102,103,104それぞれにおいて、第1部屋111,121,131,141が第2部屋112,122,132,142と干渉しないようにできる。
空気式緩衝材100が略90度の角度まで折り曲げ可能とするために、距離Lは0位以上である。また、仕切部113,123,133,143が梱包箱に接触しないためには、距離Lは閾値TH1より小さくする必要がある。
距離Lを閾値TH1より小さくすることにより、空気式緩衝材100を折り曲げた状態で縦方向である第1方向から見た平面視において第1袋体である第2行目の袋体102の第1部屋121と第2袋体である第1行目の袋体101の第2部屋112および第3行目の袋体103の第2部屋132それぞれのとの間の距離、第1袋体である第4行目の袋体104の第1部屋141と第2袋体である第3行目の袋体103の第2部屋132との間の距離が短くなる。このため、第1部屋111,121,131,141の延びる方向および第2部屋112,122,132,142の延びる方向のいずれにも交わる方向の力を効率的に吸収することができる。
なお、本実施の形態においては、第1袋体を第2行目の袋体102および第4行目の袋体104とし、第2袋体を第1行目の袋体102および第3行目の袋体103とする場合を例に説明したが、第1袋体および第2袋体は、それぞれ1以上あればよい。
<第1の変形例>
第1の変形例における空気式緩衝材100は距離Lを0としたものである。
図4は、第1の変形例における空気式緩衝材の平面図である。溶着部分がハッチングを付して示される。図5は、第1の変形例における空気式緩衝材の使用状態を模式的に示す図である。仕切部113,123,133,143にハッチングが付されて示される。図4および図5を参照して、第1特定端部である第1端部121A,141Aと、第2特定端部である第2端部112A,132Aとが同じ位置である。換言すれば、第1行目の袋体101の第2端部112Aと、第2行目の袋体102の第1端部121Aと、第3行目の袋体103の第2端部132Aと、第4行目の袋体104の第1端部141Aとが横方向において同じ位置である。
第2行目の袋体102と第4行目の袋体104が第1袋体である。第2行目の袋体102は、第1行目の袋体101と第3行目の袋体と縦方向で隣り合う。第2行目の袋体102の第1端部121Aは、第1行目の袋体101の第1端部111Aと第3行目の袋体103の第1端部131Aと横方向において異なる位置に配置される。ここでは、第1端部111A、131Aは、第1端部121Aよりも、空気が封入された状態における第1部屋111,131の径方向の長さの半分だけずれて配置される。第4行目の袋体104は、第3行目の袋体103と縦方向で隣り合う。第4行目の袋体104の第1端部141Aは、第3行目の袋体103の第1端部131Aと横方向において異なる位置に配置される。ここでは、第1端部131Aは、第1端部141Aよりも、空気が封入された状態における第1部屋131の径方向の長さの半分だけずれて配置される。
第1行目の袋体101と第3行目の袋体103が第2袋体である。第1行目の袋体101は、第2行目の袋体102と縦方向で隣り合う。第1行目の袋体101の第2端部112Aは、第2行目の袋体102の第2端部122Aと横方向において異なる位置に配置される。ここでは、第2端部122Aは、第2端部112Aよりも、空気が封入された状態における第1部屋121の径方向の長さの半分だけずれて配置される。第3行目の袋体101は、第2行目の袋体102と第4行目の袋体と縦方向で隣り合う。第3行目の袋体103の第2端部132Aは、第2行目の袋体102の第2端部122Aと第4行目の袋体104の第2端部142Aと横方向において異なる位置に配置される。ここでは、第2端部122A、142Aは、第2端部132Aよりも、空気が封入された状態における第1部屋121,141の径方向の長さの半分だけずれて配置される。
距離Lがゼロの場合、空気式緩衝材100を折り曲げた状態で縦方向である第1方向から見た平面視において、第1袋体である第2行目の袋体102の第1部屋121の一部と第2袋体である第1行目の袋体101の第2部屋112および第3行目の袋体103の第2部屋132それぞれの一部とが重なる。また、第1方向から見た平面視において、第1袋体である第4行目の袋体104の第1部屋141の一部と第2袋体である第1行目の袋体101の第2部屋112および第3行目の袋体103の第2部屋132それぞれの一部とが重なる。このため、第1部屋111,121,131,141の延びる方向および第2部屋112,122,132,142の延びる方向のいずれにも交わる方向の力を効率的に吸収することができる。具体的には、製品の角が梱包箱に当接しないようにできる。製品に水平方向の力であって梱包箱の対角線方向の力が加わる場合でも、第1部屋111,121,131,141の組および第2部屋112,122,132,142の組で力を吸収することができる。
<第2の変形例>
第2の変形例における空気式緩衝材100は第1の変形例における空気式緩衝材100において第1部屋121,141および第2部屋112,132のいずれかでC面取りしたものである。具体的には、第1特定端部である第1端部121A,141Aおよび第2特定端部である第2端部112A,132Aで面取りされる。
図6は、第2の変形例における空気式緩衝材の第1の平面図である。溶着部分がハッチングを付して示される。第1行目の袋体101において第2部屋112の第2端部112Aの角がC面取りされる。第2行目の袋体102において第1部屋121の第1端部121Aの角がC面取りされる。第3行目の袋体103において第2部屋132の第2端部132Aの角がC面取りされる。第4行目の袋体104において第1部屋141の第1端部141Aの角がC面取りされる。なお、第4行目の袋体104は、最下段なので第1部屋141の第1端部141Aの角を面取りしなくてもよい。
図7は、第2の変形例における空気式緩衝材の使用状態を模式的に示す図である。第1行目の袋体101の第2部屋112と第2行目の袋体102の第1部屋121とで引っ張り合う力を減少させることができる。また、第2行目の袋体102の第1部屋121と第3行目の袋体103の第2部屋132とで引っ張り合う力を減少させることができる。さらに、第3行目の袋体103の第2部屋132と第4行目の袋体104の第1部屋141とで引っ張り合う力を減少させることができる。このため、空気式緩衝材100の負荷を低減することができ、強度が低減しないようにできる。
なお、C面取りに代えて、図8に示すようにR面取りとしてもよい。
<第3の変形例>
第3の変形例における空気式緩衝材100は、距離LをLmaxとしたものである。Lmaxは、閾値TH1未満のできるだけ大きな値である。第3の変形例における空気式緩衝材100においては、空気が封入された状態における第1部屋111,121,131,141および第2部屋112,122,132,142を同じ直径Rとする場合を例に説明する。閾値TH1は、空気が封入された状態における第1行目の袋体101の第1部屋111の直径Rである。空気が封入された状態における第1部屋111,121,131,141の直径R1と第2部屋112,122,132,142の直径R2とが異なる場合、閾値TH1は、空気が封入された状態における第1部屋111,121,131,141の半径R1/2と第2部屋112,122,132,142の半径R1/2との和である。第3の変形例における空気式緩衝材100において、空気式緩衝材100の変形に伴って、折り曲げ線Iが移動する。
図9は、第3の変形例における空気式緩衝材の平面図である。溶着部分がハッチングを付して示される。図10は、第3の変形例における空気式緩衝材の使用状態を模式的に示す図である。図11(a)は、使用状態における第1行目の袋体を模式的に示す図である。図11(b)は、使用状態における第2行目の袋体を模式的に示す図である。図11(a)は、第1行目の袋体101を上から見た模式図であり、図11(b)は、第2行目の袋体102を上から見た模式図である。図11(a)および図11(b)においては、空気式緩衝材100が変形し得る最大の変形量で変形した状態の一例を示している。
第1行目の袋体101の第1端部111Aの位置を〇印で示し、第1行目の袋体の第2端部112Aの位置を△印で示し、第2行目の袋体102の第1端部121Aを◇印で示し、第2行目の袋体102の第2端部122Aを×印で示す。図11(a)および図11(b)は、第2行目の袋体の第1端部121Aが梱包箱13に最も近くなる位置になった場合を例に示している。また、図11(a)および図11(b)においては、折り曲げ線Iが□印の位置となる場合を示している。この状態においても仕切部113,123,133,143が梱包箱13に接触しない。
<第4の変形例>
第1特定端部および第2特定端部それぞれは、少なくとも1つあればよい。第4の変形例における空気式緩衝材100は、第1特定端部および第2特定端部が1つである。
図12は、第4の変形例における空気式緩衝材の第1の平面図である。溶着部分がハッチングを付して示される。第2行目の袋体103の第1端部131Aが第1特定端部であり、第3行目の袋体103の第2端部132Aが第2特定端部である。第1特定端部と第2特定端部とは横方向の位置が異なる。
第1~第4行目の袋体101~104の第1端部111A、121A,131A,141Aのうち最も仕切部113,123,133,143側の第1端部121Aが第1特定端部であり、第1~第4行目の袋体101~104の第2端部112A、122A,132A,142Aのうち最も仕切部113,123,133,143側の第2端部132Aが第2特定端部である。第1特定端部と第2特定端部との間の距離Lが0以上かつ閾値TH1未満であればよい。
このように、第1特定端部および第2特定端部は、それぞれが少なくとも1つあればよい。この場合、第1~第4行目の袋体101~104の第1端部111A、121A,131A,141Aのうち第1特定端部以外の第1端部は、第1特定端部よりも仕切部113,123,133,143と反対方向に離れる位置になり、第1~第4行目の袋体101~104の第2端部112A、122A,132A,142Aのうち第2特定端部以外の第2端部は、第2特定端部よりも仕切部113,123,133,143と反対方向に離れる位置になる。
<第5の変形例>
仕切部113,123,133,143に設けられる通気路は直線状であってもよい。
図13は、第5の変形例における空気式緩衝材の第1の平面図である。溶着部分がハッチングを付して示される。第2行目の袋体102の第1端部121Aと第4行目の袋体104の第1端部141Aが第1特定端部であり、第1行目の袋体101の第2端部112Aと第3行目の袋体103の第2端部132Aが第2特定端部である。第1特定端部と第2特定端部とは横方向の位置が異なる。
図14は、第5の変形例における空気式緩衝材の第2の平面図である。溶着部分がハッチングを付して示される。第2行目の袋体102の第1端部121Aと第4行目の袋体104の第1端部141Aが第1特定端部であり、第1行目の袋体101の第2端部112Aと第3行目の袋体103の第2端部132Aが第2特定端部である。第1特定端部と第2特定端部とは横方向の位置が異なる。
図15は、第5の変形例における空気式緩衝材の第3の平面図である。溶着部分がハッチングを付して示される。第2行目の袋体102の第1端部121Aと第4行目の袋体104の第1端部141Aが第1特定端部であり、第1行目の袋体101の第2端部112Aと第3行目の袋体103の第2端部132Aが第2特定端部である。第1特定端部と第2特定端部とは横方向の位置が異なる。
なお、本実施の形態では、第1部屋111,121,131,141および第2部屋122,122,132,142は平面視でほぼ矩形となっているが、これに限定されない。また、空気式緩衝材100は、4つの第1~第4行目の袋体101~104を備える例を説明するが、袋体の数を限定するものではなく、袋体は2以上あればよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
100 空気式緩衝材、101,102,103,104 袋体、111,121,131,141 第1部屋、111A,121A,131A,141A 第1端部、112,122,132,142 第2部屋、112A,122A,132A,142A 第2端部、113,123,133,143 仕切部、115,125,135,145 通気路、10 製品、13 梱包箱。

Claims (6)

  1. 内側に気体が封入された状態で密閉された袋体の複数が第1方向に配列された空気式緩衝材であって、
    複数の前記袋体それぞれは、第1部屋と、
    第2部屋と、
    前記第1部屋および前記第2部屋の間に設けられ、前記第1部屋および前記第2部屋を連通する通気路を有する仕切部と、を有し、
    前記第1部屋、前記仕切部および前記第2部屋とは前記第1方向と交わる第2方向に並んで配置され、
    複数の前記袋体は、前記第1部屋の前記仕切部側の第1端部が最も前記第2部屋側に位置する少なくとも1つの第1袋体と、前記第2部屋の前記仕切部側の第2端部が最も前記第1部屋側に位置する少なくとも1つの第2袋体と、を含み、
    前記第1袋体の前記第1端部と前記第2袋体の前記第2端部との間の前記第2方向の距離は、気体が封入された状態における前記第1袋体の前記第1部屋および前記第2袋体の前記第2部屋の断面のサイズにより定まる閾値よりも短く、
    前記閾値は、気体が封入された状態における前記第1部屋の前記第1方向および第2方向にそれぞれ交わる第3方向の長さと気体が封入された状態における前記第2部屋の前記第3方向の長さとの和の半分である、空気式緩衝材。
  2. 複数の前記袋体それぞれにおいて前記仕切部は、前記第2方向に前記閾値以上の長さである、請求項1に記載の空気式緩衝材。
  3. 記第1袋体と前記第2袋体とは異なり、
    前記第1袋体の前記第1端部と前記第2袋体の前記第2端部とは前記第2方向の位置が同じである、請求項1に記載の空気式緩衝材。
  4. 前記第1袋体と前記第2袋体とは前記第1方向に交互に配列される、請求項1~のいずれかに記載の空気式緩衝材。
  5. 前記第1袋体の前記第1部屋と前記第2袋体の前記第2部屋との少なくとも一方の他方に最も近い部分が面取りされる、請求項に記載の空気式緩衝材。
  6. 複数の前記袋体は、2枚の樹脂製のシートを溶着することにより形成される、請求項1~のいずれかに記載の空気式緩衝材。
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