JP2012086877A - 包装用緩衝体 - Google Patents

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Abstract

【課題】耐衝撃性が高くかつ常に良好な耐衝撃性を発揮する包装用緩衝体を提供する。
【解決手段】保護対象物Pの角部の一方の側部を保護する第1保護部21と、前記保護対象物Pの前記角部の他方の側部を保護する第2保護部22と、前記第1保護部21と前記第2保護部22を接続する接続部3を備え、前記第1保護部21の内側に衝撃荷重を吸収する第1緩衝部51備え、前記第2保護部22の内側に衝撃荷重を吸収する第2緩衝部52を備え、前記第1緩衝部51と前記第2緩衝部52は、前記保護対象物Pの角部を保護する使用状態で互いに干渉しない位置に互いに独立して配置する。
【選択図】図3

Description

この発明は、例えば包装箱と該包装箱に内装する保護対象物との間に介装して該保護対象物を保護する緩衝体に関する。
従来から、保護対象物の入った包装箱の運搬や積み降ろし時に、外部からの衝撃から保護対象物を保護するために、発泡スチロールやダンボールなどの資材を用いてブロック状に形成した緩衝体が用いられている。ここで衝撃が加わり易いのは包装箱の角部である。特に、保護対象物が壊れ易い樹脂製品などの場合に、図7(A)に示すように角部を保護していても、図7(B)に示すように角部への衝撃荷重が保護対象物に伝わり、角部が破損するケースが多く問題であった。
保護対象物の角部を衝撃荷重から保護するために、可撓性を有し保護対象物を有する内壁部と可撓性を有し包装箱内面に重合する外壁部を備え、内壁部と外壁部との間に、密封状のエアークッション空間を設けていることを特徴とする包装用緩衝体が提案されている(特許文献1参照)。しかし、密封状のエアークッション空間が破れると、所定の耐衝撃性を発揮できない欠点がある。
実開平6−67371号公報
そこでこの発明は、かかる問題点を解決すべく、耐衝撃性が高くかつ常に良好な耐衝撃性を発揮する包装用緩衝体を提供することを目的とする。
この発明は、保護対象物の角部の一方の側部を保護する第1保護部と、前記保護対象物の前記角部の他方の側部を保護する第2保護部と、前記第1保護部と前記第2保護部とを接続する接続部とを備え、前記第1保護部の内側に衝撃荷重を吸収する第1緩衝部を備え、前記第2保護部の内側に衝撃荷重を吸収する第2緩衝部を備え、前記第1緩衝部と前記第2緩衝部は、前記保護対象物の角部を保護する使用状態で互いに干渉しない位置に互いに独立して配置された緩衝体であることを特徴とする。
前記緩衝体は、例えば、前記各部を全てダンボールで構成する、あるいは、前記緩衝部のみをウレタンや発泡スチロールで構成し、他の各部をダンボールで構成するなど、適宜の材料で構成することができる。
この発明により、第1緩衝部と第2緩衝部とが独立して機能し、角部の衝撃をそれぞれが個別に吸収できる。したがって、保護対象物に過度な衝撃がかからず、破損を防止できる。
この発明の態様として、前記角部で、前記第1緩衝部と前記第2緩衝部を内側に近接かつ外側に離間して配置することができる。
この発明により、前記緩衝体の前記角部に空隙ができる。前記空隙により、角部に衝撃が加わっても、前記保護対象物の角部の破損を免れることができる。
さらに、この発明の態様として、前記第1保護部と前記第2保護部との相対角度を規制する角度規制部を備えることができる。
この発明により、角部周辺に衝撃荷重が加わっても、前記緩衝体が前記第1保護部と前記第2保護部がなす内角を変更する方向へ変形することが抑制され、前記角度規制部で衝撃を吸収する作用を奏することができる。
さらに、この発明の態様として、前記接続部は、前記第1保護部と前記第2保護部がなす内角を変更する方向へ折り曲げ可能に形成され、前記角度規制部は、前記第1保護部と前記第2保護部の内側にそれぞれ固定された第1固定部と第2固定部とで構成され、前記第1固定部と前記第2固定部は、前記第1保護部と前記第2保護部のなす内角が略直角となった状態で互いに接触し、前記内角が略直角より大きくなると互いに離間する位置に配置するものとすることができる。
前記固定部は、例えば、ダンボールや発泡スチロールで構成するなど、適宜の材料で構成することができるが、前記保護部や前記緩衝部より硬いかあるいは同等の硬さを有する材料で構成することが望ましい。
この発明により、包装箱と保護対象物が共に直方体である場合で、外部から角部周辺に衝撃荷重が加わった場合に、前記保護対象物に衝撃荷重が加わり難くなる。
さらに、この発明の態様として、前記第1保護部と前記接続部と前記第2保護部は、この順に部位が設定された1つの略板状部材で形成されて前記接続部が折り曲げ可能に形成され、前記第1保護部は、内側に前記第1固定部と前記第1緩衝部とをこの順に積層し、前記第2保護部は、内側に前記第2固定部と前記第2緩衝部とをこの順に積層するものとすることができる。
この発明により、上記記載の所定の効果を発揮する前記緩衝体を提供することができる。
さらに、この発明の態様として、前記各緩衝部の肉厚は、前記各保護部の肉厚と前記各固定部の肉厚の合計と同程度か厚い構成であるものとすることができる。
この発明により、前記空隙の広い、前記緩衝部の衝撃吸収性の良い、上記記載の所定の効果を発揮する前記緩衝体を提供することができる。
さらに、この発明の態様として、前記第1固定部と前記第2固定部は、各固定部の厚みと同じ長さか少し短い長さだけ前記接続部の中心より外側に一端を配置したものとすることができる。
この発明により、前記第1保護部と前記第2保護部のなす内角が略直角となった状態で互いに接触し、前記内角が略直角より大きくなると互いに離間する前記角度規制部をもつ前記緩衝体を提供することができる。
この発明により、第1緩衝部と第2緩衝部とが独立して機能し、角部の衝撃をそれぞれが個別に吸収できる。したがって、保護対象物に過度な衝撃がかからず、破損を防止できる。
実施例1の緩衝体の使用状態における斜視図。 実施例1の緩衝体の展開状態における斜視図。 実施例1の緩衝体と保護対象物の断面図。 角部に外部から衝撃荷重が加わった状態の緩衝体の断面図。 実施例2の緩衝体の使用状態における斜視図。 実施例2の緩衝体の展開状態における斜視図。 従来例の断面図による説明図。
この発明の一実施形態を以下図面と共に説明する。
包装箱と保護対象物Pが共に直方体である場合に、角部となる辺部分を保護する緩衝体1についての実施例を説明する。
図1は実施例1に係る緩衝体1の使用状態における斜視図である。図2は実施例1に係る緩衝体1の展開状態における斜視図である。
図1において、緩衝体1は、長方形の板状に形成された外装板11と、この外装板11の片面に重ねて長手方向へ対称に配置された2つの角度規制板12と、さらに、この角度規制板12にそれぞれ重ねて配置された2つの緩衝板13とで構成されている。外装板11、角度規制板12および緩衝板13はいずれも同じ厚みのダンボール板により形成されており、緩衝板13のみダンボール板が2枚重ねられて形成されている。これら外装板11、角度規制板12および緩衝板13は、適宜の接着剤により接着されている。また、角度規制板12および緩衝板13は外装板11の短手方向の幅と同じ幅に形成されて端面を合わせて配置されている。
外装板11の略半分により第1保護部21が構成され、外装板11の他の略半分により第2保護部22が構成される。そして、第1保護部21と第2保護部22の間となる外装板11の折り曲げ可能部分が接続部3として機能する。接続部3は、第1保護部21と第2保護部22がなす内角Aを変更する方向へ折り曲げ可能に形成されている。また、一方の角度規制板12により第1固定部41が、他方の角度規制板12により第2固定部42が構成されている。さらに、一方の緩衝板13により第1緩衝部51が、他方の緩衝板13により第2緩衝部52が構成されている。
保護対象物Pは第1緩衝部51及び第2緩衝部52の表面(図1におけるおもて面)に接している。一方、包装箱は、第1保護部21、第2保護部22、接続部3の表面(図1におけるうら面)に接している。
図1に示すように、第1緩衝部51と第2緩衝部52は、保護対象物Pの角部を保護する使用状態で互いに離間するように配置されている。図2に示すように、第1緩衝部51と第2緩衝部52は、保護部の厚みW3と固定部の厚みW4の合計が緩衝部の厚みW5と等しくなるように構成されている。また、第1固定部41と第2固定部42は、固定部の厚みW4が接続部の中心から固定部の一端までの距離W1と同じか少し長くなるように、接続部3の中心より外側に一端を配置している。さらに、第1緩衝部51と第2緩衝部52が使用状態で互いに離間するように、固定部の一端から緩衝部の一端までの距離W2は緩衝部の厚みW5よりも大きくとっている。第1固定部41と第2固定部42は、接続部3側の内側辺にそれぞれ当接部41aと当接部42aが設けられている。この当接部41aと当接部42aが当接して第1固定部41と第2固定部42の角度が定まり、第1固定部41と第2固定部42が角度規制部として機能する。
実施例1では、緩衝体1の各部は全てダンボールで構成されているが、緩衝体1は保護対象物Pや使用状態に応じて、第1緩衝部51と第2緩衝部52のみをウレタンや発泡スチロールで構成し、他の各部をダンボールで構成するなど、適宜の材料で構成することもできる。第1固定部41と第2固定部42は、例えば、ダンボールで構成するなど、適宜の材料で構成することができるが、所定の角度規制機能を果たすために、第1保護部21と第2保護部22や第1緩衝部51と第2緩衝部52より硬いかあるいは同等の硬さを有する材料で構成することが望ましい。
以上の構成により、第1緩衝部51と第2緩衝部52とが独立して機能し、角部の衝撃をそれぞれが個別に吸収できる。したがって、保護対象物Pに過度な衝撃がかからず、破損を防止できる。
さらに、図3の緩衝体1と保護対象物Pの断面図に示すように、第1緩衝部51と第2緩衝部52を互いに離間させて配置することにより、保護対象物Pと緩衝体1との間に、角部に沿って空隙Sができる。空隙Sがあることにより、角部に外部から緩衝体1に衝撃荷重が加わった場合、図4の外部から衝撃荷重を受けた状態の断面図に示すように、第1保護部21や第2保護部22や接続部3等が空隙Sの内部に崩れることがあっても、この衝撃荷重を空隙Sがあった空間内で吸収でき、保護対象物Pの角部の破損を抑制することができる。さらに、逆に角部に保護対象物Pから緩衝体1に衝撃荷重が加わった場合にも、空隙Sがあるために、保護対象物Pの角部の破損を抑制することができる。
また、上記のように第1緩衝部51と第2緩衝部52を厚くすることにより、空隙Sを十分に広くとることができ、しかも、第1緩衝部51と第2緩衝部52を衝撃吸収性の良いものとすることができる。
さらに、上記のように第1固定部41と第2固定部42どうしの距離を定めておくことにより、第1固定部41と第2固定部42は、第1保護部21と第2保護部22のなす内角A(図1参照)が略直角となった状態で互いに接触し、内角Aが略直角より大きくなると互いに離間する。このことにより外部から角部周辺に衝撃荷重が加わっても、緩衝体1が第1保護部21と第2保護部22がなす内角Aを小さくする方向への変形が抑制され、第1固定部41と第2固定部42で衝撃荷重を吸収する作用を奏することができ、保護対象物Pに衝撃荷重が加わり難くなる。
外装板11、角度規制板12および緩衝板13は全て同じ厚さで同じ幅のダンボール板を使用しているので、緩衝体1は容易に大量生産可能である。また、図2のまっすぐの状態で保管、搬送できるので、場所をとらず利便性が高い。さらに、折り曲げるだけで設置可能である。
包装箱と保護対象物Pが共に直方体である場合に、その頂点部分を保護する緩衝体1Aについての実施例を説明する。
図5は実施例2に係る角部を保護する緩衝体1Aおける斜視図であり、図6は実施例2の角部を保護する緩衝体1Aの展開状態における斜視図である。
実施例2は実施例1に記載の辺部分を保護する緩衝体1を頂点部分を保護するために応用したものである。
図6に示すように、緩衝体1Aは、外装板11Aと、この外装板11Aの片面の3箇所に配置された3つの角度規制板12Aと、さらに、この角度規制板12Aのそれぞれに重ねて配置された3つの緩衝板13Aとで構成されている。外装板11Aは1枚のダンボール板からなり、右下に長方形、右上に右端に直角がくる直角三角形、左下に右下と合同な長方形、左上に左端に直角がくる右上と合同な直角三角形とをそれぞれつなげた平面形状である。また、3つの角度規制板12Aはすべて長方形で同じ寸法のダンボール板からなる。同様に、3つの緩衝板13Aはすべて長方形で同じ寸法のダンボール板からなる。外装板11A、角度規制板12Aおよび緩衝板13Aはいずれも同じ厚みのダンボール板により形成されており、緩衝板13Aのみダンボール板が2枚重ねられて形成されている。これら外装板11A、角度規制板12Aおよび緩衝板13Aは、適宜の接着剤により接着されている。また、角度規制板12Aおよび緩衝板13Aは外装板11Aと端面を合わせて配置されている。
図5と図6において、外装板11Aより保護部21A、22A、23A及び接続部31A、32A、33Aが構成されている。保護部23Aは上述の2つの合同な直角三角形よりなり、図5の使用状態において、その斜辺の属する端面どうしが接する。
図6において、左下の保護部21Aと右下の保護部22Aが接続部33Aで左右に折り曲げ可能に接続されていて、左下の保護部21Aと左上の保護部23Aは接続部32Aで上下に折り曲げ可能に接続されている。図5において、保護部21A、22A、23Aの外面が包装箱の頂点部分を構成する3つの内面と接している。保護部21A、22A、23Aの内面には、角度規制板12Aにより固定部41A、42A、43Aが設けられている。この固定部41A、42A、43Aはそれぞれ保護部21A、22A、23Aに接着されている。固定部41A、42A、43Aの各内面には緩衝板13Aにより緩衝部51A、52A、53Aが設けられている。この緩衝部51A、52A、53Aはそれぞれ固定部41A、42A、43Aと接着されている。図5において、緩衝部51A、52A、53Aの片面は保護対象物Pの当該頂点部分を構成する3つの側面と接する。
固定部41Aは、固定部41Aの厚みが接続部32Aの中心から固定部41Aの接続部32Aに最も近い一端までの最短距離と同じか少し長くなるように、かつ、接続部33Aの中心から固定部41Aの接続部33Aに最も近い一端までの最短距離と同じか少し長くなるように配置されている。同様に、固定部42Aは、固定部42Aの厚みが接続部33Aの中心から固定部42Aの接続部33Aに最も近い一端までの最短距離と同じか少し長くなるように、かつ、接続部31Aの中心から固定部42Aの接続部31Aに最も近い一端までの最短距離と同じか少し長くなるように配置されている。さらに、固定部43Aは、固定部43Aの厚みが接続部31Aの中心から固定部43Aの接続部31Aに最も近い一端までの最短距離と同じか少し長くなるように、かつ、接続部32Aの中心から固定部43Aの接続部32Aに最も近い一端までの最短距離と同じか少し長くなるように配置されている。
固定部41Aは接続部32A、33A側の各々の端面に当接部413A、412Aが設けられている。同様に、固定部42Aは接続部33A、31A側の各々の端面に当接部421A、423Aが設けられていて、固定部43Aは接続部31A、32A側の各々の端面に当接部432A、431Aが設けられている。当接部412Aと当接部421Aが当接して固定部41Aと固定部42Aのなす角が決まる。同様に、当接部423Aと当接部432Aが当接して固定部42Aと固定部43Aのなす角が決まり、当接部431Aと当接部413Aが当接して固定部43Aと固定部41Aのなす角が決まる。上記の固定部41A、42A、43Aの配置条件では、なす角はすべて略直角になる。固定部41A、42A、43Aは角度規制部として機能する。
また、緩衝部51Aは、緩衝部51Aの厚みが固定部41Aの接続部32Aに最も近い一端から対応する緩衝部51Aの接続部32Aに最も近い一端までの距離よりも大きくなるように、かつ、固定部41Aの接続部33Aに最も近い一端から対応する緩衝部51Aの接続部33Aに最も近い一端までの距離よりも大きくなるように配置されている。同様に、緩衝部52Aは、緩衝部52Aの厚みが固定部42Aの接続部33Aに最も近い一端から対応する緩衝部52Aの接続部33Aに最も近い一端までの距離よりも大きくなるように、かつ、固定部42Aの接続部31Aに最も近い一端から対応する緩衝部52Aの接続部31Aに最も近い一端までの距離よりも大きくなるように配置されている。さらに、緩衝部53Aは、緩衝部53Aの厚みが固定部43Aの接続部31Aに最も近い一端から対応する緩衝部53Aの接続部31Aに最も近い一端までの距離よりも大きくなるように、かつ、固定部43Aの接続部32Aに最も近い一端から対応する緩衝部53Aの接続部32Aに最も近い一端までの距離よりも大きくなるように配置されている。
このような緩衝部51A、52A、53Aの配置条件により、図5に示すように、緩衝部51Aと緩衝部52A、緩衝部52Aと緩衝部53Aおよび緩衝部53Aと緩衝部51Aは、保護対象物Pの角部を保護する使用状態でそれぞれ互いに離間している。
以上の構成により、緩衝部51A、52A、53Aがそれぞれ独立して機能し、角部の衝撃をそれぞれが個別に吸収できる。したがって、保護対象物Pに過度な衝撃がかからず、破損を防止できる。
さらに、緩衝部51A、52A、53Aを展開状態で互いに離間させて配置することにより、使用状態のときに保護対象物Pと緩衝体1Aとの間に、頂点を形成する3辺に沿って空隙S1A、S2A、S3Aができる。空隙S1A、S2A、S3Aがあることにより、角部に外部から緩衝体1Aに衝撃荷重が加わった場合、保護部21A、22A、23Aや接続部31A、32A、33Aや固定部41A、42A、43Aが空隙S1A、S2A、S3Aの内部に崩れることがあっても、この衝撃荷重を空隙S1A、S2A、S3A内で吸収でき、保護対象物Pの角部の破損を抑制することができる。さらに、逆に角部に保護対象物Pから緩衝体1Aに衝撃荷重が加わった場合にも、空隙S1A、S2A、S3Aがあるために、保護対象物Pの角部の破損を抑制することができる。
また、上記のように緩衝部51A、52A、53Aを厚くすることにより、空隙S1A、S2A、S3Aを広くとることができ、しかも、緩衝部51A、52A、53Aを衝撃吸収性の良いものとすることができる。
さらに、上記のように固定部41A、42A、43Aどうしの距離を定めておくことにより、固定部41A、42A、43Aは、保護部21A、22A、23Aのなす内角が略直角となった状態で互いに接触し、内角が略直角より大きくなると互いに離間する。このことにより外部から角部周辺に衝撃荷重が加わっても、緩衝体1Aの保護部21A、22A、23Aどうしがなす内角を小さくする方向への変形が抑制され、固定部41A、42A、43Aで衝撃荷重を吸収する作用を奏することができ、保護対象物Pに衝撃荷重が加わり難くなる。
実施例1や実施例2に示すような緩衝体を製造することにより、耐衝撃性の高いかつ常に良好な耐衝撃性を発揮する包装用緩衝体を提供することができる。
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
この発明は、様々な保護対象物の包装に利用できる。
1,1A…緩衝体
21…第1保護部
22…第2保護部
3,31A,32A,33A…接続部
41…第1固定部
42…第2固定部
51…第1緩衝部
52…第2緩衝部
A…内角
P…保護対象物
W3…保護部の肉厚
W4…保護部の肉厚
W5…緩衝部の肉厚

Claims (7)

  1. 保護対象物の角部の一方の側部を保護する第1保護部と、
    前記保護対象物の前記角部の他方の側部を保護する第2保護部と、
    前記第1保護部と前記第2保護部とを接続する接続部とを備え、
    前記第1保護部の内側に衝撃荷重を吸収する第1緩衝部を備え、
    前記第2保護部の内側に衝撃荷重を吸収する第2緩衝部を備え、
    前記第1緩衝部と前記第2緩衝部は、前記保護対象物の角部を保護する使用状態で互いに干渉しない位置に互いに独立して配置された
    緩衝体。
  2. 前記第1緩衝部と前記第2緩衝部を内側に近接かつ外側に離間して配置された
    請求項1に記載の緩衝体。
  3. 前記第1保護部と前記第2保護部との相対角度を規制する角度規制部を備えた
    請求項1に記載の緩衝体。
  4. 前記接続部は、前記第1保護部と前記第2保護部がなす内角を変更する方向へ折り曲げ可能に形成され、
    前記角度規制部は、前記第1保護部と前記第2保護部の内側にそれぞれ固定された第1固定部と第2固定部とで構成され、
    前記第1固定部と前記第2固定部は、前記第1保護部と前記第2保護部のなす内角が略直角となった状態で互いに接触し、前記内角が略直角より大きくなると互いに離間する位置に配置された
    請求項3に記載の緩衝体。
  5. 前記第1保護部と前記接続部と前記第2保護部は、この順に部位が設定された1つの略板状部材で形成されて前記接続部が折り曲げ可能に形成され、
    前記第1保護部は、内側に前記第1固定部と前記第1緩衝部とをこの順に積層し、
    前記第2保護部は、内側に前記第2固定部と前記第2緩衝部とをこの順に積層した
    請求項4に記載の緩衝体。
  6. 前記各緩衝部の肉厚は、前記各保護部と前記各固定部の肉厚の合計と同程度か厚い構成である
    請求項5に記載の緩衝体。
  7. 前記第1固定部と前記第2固定部は、各固定部の厚みと同じ長さか少し短い長さだけ前記接続部の中心より外側に一端を配置した
    請求項4、5または6に記載の緩衝体。
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