JP3210846U - パネル搬送容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】被梱包物をパネル搬送容器で簡単に梱包することができるとともに、容器本体への衝撃荷重を低減することができるパネル搬送容器を提供する。【解決手段】パネル搬送容器1は、被梱包物Pを収納する収納凹部21が形成された容器本体20と、容器本体20に着脱自在に取り付けられるとともに、収納凹部21に収納されたパネルPaの側辺部Psを保護する保護部材30とを備えている。保護部材30は、保護部材30を容器本体20に取り付けた状態で、収納凹部21を形成する側壁部22に対向するように、収納凹部21を形成する底部23から立設された第1脚部31と、隣接するフレキシブル回路Pf、Pf同士の間において、パネルPaの側辺部Psに対向するように、底部23から立設された第2脚部32と、第1および第2脚部31、32の上部に連結された連結部33とを、備えている。【選択図】図1

Description

本考案は、矩形状のパネルの側辺部に沿って間隔を設けて接続された複数のフレキシブル回路に、回路基板が接続された被梱包物を、梱包するのに好適なパネル搬送容器に関する。
従来から、被梱包物を梱包するパネル搬送容器として、容器本体と蓋体とが用いられている。容器本体の上部には、被梱包物を収納するための収納凹部が形成されており、蓋体は、この収納凹部から露呈した被梱包物を覆うようになっている。
被梱包物として、たとえば、パネルの側辺部に、フレキシブル回路を介して回路基板が接続された被梱包物を梱包する際には、合紙を介して同じ大きさのパネルを幾重にも積み重ねて、容器本体の収納凹部に収納される。このような被梱包物を梱包するパネル搬送容器として例えば特許文献1に開示されたパネル搬送容器が提案されている。
このパネル搬送容器は、被梱包物を収納する収納凹部が形成された容器本体と、容器本体の収納凹部の隅部に、容器本体に着脱自在に嵌合すると共に、被梱包物のパネルの角部を保護する保護部材と、を備えている。
このパネル搬送容器によれば、被梱包物を梱包した状態で、被梱包物のパネルの角部に荷重が作用しても、保護部材により、被梱包物のパネルの角部を保護することができる。また、被梱包物のパネルの角部が、容器本体に直接的に接触しないので、保護部材で容器本体を補強することができる。
特開2014−009020号公報
しかしながら、特許文献1に記載の保護部材を容器本体に装着した場合であっても、パネルの角部に接触する保護部材の接触範囲が狭いため、保護部材により、被梱包物のパネルからの衝撃荷重を十分に受けることができない。
そこで、矩形状のパネルの側辺部は、パネルの角部に比べて、接触範囲をより広く設けることができることから、容器本体の底面から突出した凸部を設けて、この凸部でパネルの側辺部を受けることが考えられる。しかしながら、被梱包物のパネルの側辺部と回路基板との間に、複数のフレキシブル回路が間隔をあけて存在する場合には、フレキシブル回路同士の間に凸部が配置されるように、被梱包物を梱包しなければならず、被梱包物の梱包作業が煩雑になる。
本考案は、このような点を鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、被梱包物をパネル搬送容器で簡単に梱包することができるとともに、被梱包物のパネルに衝撃荷重が作用した場合であっても、容器本体への衝撃荷重を低減することができるパネル搬送容器を提供することにある。
本考案は、この新たな知見に基づくものであり、本考案に係るパネル搬送容器は、矩形状のパネルの側辺部に沿って間隔を設けて接続された複数のフレキシブル回路に、回路基板が接続された被梱包物を、梱包するためのパネル搬送容器であって、前記パネル搬送容器は、前記被梱包物を収納する収納凹部が形成された容器本体と、前記容器本体に着脱自在に取り付けられるとともに、前記収納凹部に収納された前記パネルの側辺部を保護する保護部材と、を少なくとも備えており、前記保護部材は、前記保護部材を前記容器本体に取り付けた状態で、前記収納凹部を形成する側壁部に対向するように、前記収納凹部を形成する底部から立設された第1脚部と、隣接する前記フレキシブル回路同士の間において、前記パネルの前記側辺部に対向するように、前記底部から立設された第2脚部と、前記第1および第2脚部の上部に連結された連結部とを、備えていることを特徴とする。
本考案によれば、容器本体の収納凹部に被梱包物を収納した状態で、被梱包物の上方から、容器本体に収納凹部に収納されたパネルの側辺部を保護する保護部材を取り付けることができる。保護部材を取り付ける際には、作業者は、保護部材の連結部を把持して、保護部材の第1脚部を、収納凹部を形成する側壁部に対向するように、収納凹部の底部から立設させる。これと同時に、保護部材の第2脚部を、前記フレキシブル回路の間において、パネルの側辺部に対向するように、収納凹部の底部から立設させる。このような作業は、被梱包物を容器本体の収納凹部に収納してから、保護部材を配置する作業となるので、比較的簡単な作業で、被梱包物をパネル搬送容器に梱包することができる。
さらに、被梱包物のパネルに衝撃荷重が作用した場合、パネルの側辺部からの衝撃荷重を第2脚部で直接受け、第2脚部で受けた衝撃荷重を、連結部を介して第1脚部から、収納凹部を形成する側壁部に伝えることができる。この結果、パネルの角部を保護する場合に比べて、より広い接触範囲で、被梱包物のパネルに作用した衝撃荷重を、保護部材を介して、受けることができる。これにより、被梱包物および容器本体の破損等をより確実に回避することができる。
さらに好ましい態様としては、前記保護部材の連結部のうち、前記側壁部に対向する部分の幅は、前記パネルの側辺部に対向する部分の幅よりも広い。この態様によれば、保護部材の連結部のうち、収納凹部を形成する側壁部に対向する部分の幅は、パネルの側辺部に対向する部分の幅よりも広いので、側壁部のより広い接触範囲で、被梱包物のパネルに作用した衝撃荷重を、保護部材を介して受け、これを容器本体に分散することができる。
さらに好ましい態様としては、前記第2脚部の表面のうち、前記パネルの側辺部に対向する表面には、前記保護部材の硬さよりも軟質の素材からなる緩衝材が配置されている。この態様によれば、パネルの側辺部に対向する表面配置された緩衝材は、保護部材の硬さよりも軟質の素材からなるので、パネルの側辺部をより確実に保護することができる。
さらに好ましい態様としては、前記第1脚部は、前記保護部材の平面視において、前記連結部から突出しており、前記第1脚部の突出した部分が、前記側壁部に嵌合する嵌合凸部となっており、前記側壁部には、前記第1脚部の突出した部分に嵌合する嵌合凹部が形成されている。
この態様によれば、第1脚部の突出した部分を嵌合凸部として、側壁部に形成された嵌合凹部に嵌合することができるので、たとえ衝撃荷重が作用した場合であっても、保護部材の取り付け状態を安定させることができる。
さらに好ましい態様としては、前記連結部は、前記第1脚部と、前記第2脚部とを、それぞれ複数連結しており、前記連結部には、隣接する前記第1脚部同士の間と、隣接する前記第2脚部同士の間とに、平面視において凹んだ凹み部が形成されている。
この態様によれば、複数の第1脚部と第2脚部により、被梱包物のパネルに作用した衝撃荷重を容器本体で受けるため、衝撃荷重を分散して受けることができる。さらに、隣接する第1脚部同士の間と、隣接する第2脚部同士の間とに、平面視において凹んだ凹み部を設けることにより、保護部材を収納凹部に配置する際には、凹み部が形成された連結部を把持すれば、保護部材を容器本体に簡単に取り付けることができる。
本考案によれば、被梱包物をパネル搬送容器で簡単に梱包することができるとともに、被梱包物のパネルに衝撃荷重が作用した場合であっても、容器本体への衝撃荷重を低減することができる。
本考案の第1実施形態に係るパネル搬送容器で、被梱包物を梱包する状態を示した模式的斜視図である。 図1のパネル搬送容器で梱包される被梱包物の平面図である。 図1に示す保護部材の模式的斜視図である。 図1に示す保護部材を容器本体に取り付けた状態の模式的斜視図である。 (a)は、図1に示すパネル搬送容器に被梱包物を梱包した状態の平面図であり、(b)は、(a)とは異なる梱包状態を示した平面図である。 図5(a)の要部を拡大した平面図である。 (a)は、図3に示す保護部材の平面図であり、(b)および(c)は、その変形例の平面図である。 図1に示す容器本体を段積みした状態を示した模式的斜視図である。 (a)は、本考案の第2実施形態に係るパネル搬送容器の保護部材の模式的斜視図であり、(b)は、(a)に示す保護部材の平面図であり、(c)および(d)は、その変形例の平面図である。 図9(a)に示す保護部材を用いてパネル搬送容器に被梱包物を梱包した状態の平面図である。
以下に、図1〜図10を参照しながら、本考案に係るパネル搬送容器のいくつかの実施形態を説明する。
〔第1実施形態〕
図1は、本考案の第1実施形態に係るパネル搬送容器1で、被梱包物Pを梱包する状態を示した模式的斜視図である。図2は、図1のパネル搬送容器1で梱包される被梱包物Pの平面図である。図3は、図1に示す保護部材30の模式的斜視図である。図4は、図1に示す保護部材30を容器本体20に取り付けた状態の模式的斜視図である。
図5(a)は、図1に示すパネル搬送容器1に被梱包物Pを梱包した状態の平面図であり、図5(b)は、図5(a)とは異なる梱包状態を示した平面図である。図6は、図5(a)の要部を拡大した平面図であり、図7(a)は、図3に示す保護部材30の平面図であり、図7(b)および図7(c)は、その変形例の平面図である。図8は、図1に示す容器本体を段積みした状態を示した模式的斜視図である。
図1に示すように、パネル搬送容器1は、ガラスパネル等の複数枚の被梱包物Pを重ねて梱包するためのパネル搬送容器である。具体的には、パネル搬送容器1は、矩形状のパネルPaの側辺部Psに、フレキシブル回路(フィルム回路)Pfを介して回路基板Pdが接続された被梱包物Pを複数枚重ね合わせて、梱包するものである。
図2に示すように、被梱包物Pの1つの側辺部Psには、側辺部Psに沿って、一定の間隔を設けて12個(複数)のフレキシブル回路Pf、Pf…が接続されている。被梱包物Pには、隣接する6個のフレキシブル回路Pf、Pf…を一組として、2組のフレキシブル回路Pfが設けられている。この一組(6個)のフレキシブル回路Pfには、1つの長尺状の回路基板Pdが接続されている。回路基板Pdに取り付けられたフレキシブル回路Pfの間には、空間Sが形成されている。
パネル搬送容器1は、蓋体10と容器本体20とを備えている。蓋体10および容器本体20の材質としては、熱可塑性樹脂の発泡成形体(発泡材)であることが好ましい。熱可塑性樹脂には、ポリスチレン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂(例えばポリプロピレン系樹脂、ポリエチレン系樹脂)、ポリエステル系樹脂(例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、またはポリ乳酸)、またはポリカーボネート系樹脂などが挙げられ、単一の樹脂や複数の樹脂を複合したものを使用できる。被梱包物がガラスパネルや電子部品である場合には、帯電防止処理された発泡用原料が好ましく、例えば積水化成品工業(株)製のEPS(エスレン(登録商標)ビーズ NSELM)、ピオセラン(登録商標)Lシリーズ(LSP−ENS(20〜40倍)等)、Oシリーズ(OP−ENS(15〜40倍)等)、Sシリーズ(SP−ENS(20〜40倍)等)などを挙げることができる。
図1に示すように、蓋体10は、平面視において、短手方向および長手方向の寸法が、容器本体20の寸法と一致しており、蓋体10には、その短手方向および厚さ方向に沿って、4本のバンド溝18、18…が形成されている。図示しないが、蓋体10の裏面側の外周縁は、凸条となるように裏面から突出しており、収納凹部21の開口部の外側に形成された外縁溝22aに、嵌合するようになっている。このようにして、容器本体20の収納凹部21に形成された開口部を密閉するように、蓋体10で容器本体20を覆うことができる。
図1および図4に示すように、容器本体20は、底部23と、底部23の周りから立ち上がった4つの側壁部22と、を有しており、容器本体20の中央には、底部23および側壁部22により、被梱包物Pを収納するための収納凹部21が形成されている。さらに、図1に示すように、容器本体20の底部23の外面(底面)と、側壁部22の外側面には、梱包時に蓋体10のバンド溝18と連続するように、バンド溝28、28…が形成されている。
収納凹部21の1つの側壁部22には、後述する保護部材30が着脱自在に嵌合される嵌合凹部25が形成されている。具体的には、嵌合凹部25は、後述する保護部材30の第1脚部の突出した突出部35を嵌合凸部として嵌合する溝である(図1参照)。
本実施形態に係る保護部材30は、被梱包物Pを梱包する際に、容器本体20に着脱自在に取り付けられるとともに、収納凹部21に収納されたパネルPaの側辺部Psを保護する部材である(図1、図5参照)。
保護部材30は、図3および図4に示すように、保護部材30を容器本体20に取り付けた状態で、収納凹部21の底部23から立設する2つの第1脚部31、31と、2つの第2脚部32、32とを備えている。第1脚部31および第2脚部32の上部には、これらを連結する連結部33が形成されている。
連結部33が第1脚部31および第2脚部32の上部に連結されることにより、保護部材30は、アーチ状の形状となる。これにより、パネルPaの側辺部Psからの衝撃荷重が、第1脚部31に作用した際に、保護部材30が変形し易くなり、側辺部Psからの衝撃荷重を保護部材30で吸収し易くなる。なお、容器本体20に保護部材30を取り付けた状態で、パネルPaの角部と側壁部22とが非接触となるように、側壁部22の両側には、肉抜き部22bが形成されている。
各第1脚部31は、保護部材30を容器本体20に取り付けた状態で、側壁部22に対向するように、底部23から立設している。各第2脚部32は、隣接するフレキシブル回路Pf、Pf同士の間に形成された空間Sにおいて、パネルPaの側辺部Psに対向するように、底部23から立設している(図3、図5(a)等参照)。
図7(a)に示すように、第1脚部31は、保護部材30の平面視において、連結部33から突出した突出部35を有しており、突出部35が、側壁部22に形成された嵌合凹部25に嵌合する嵌合凸部となっている。さらに、容器本体20の底部23には、第2脚部32の先端が上方から嵌合する凹部26が形成されている(図1参照)。
保護部材30を取り付ける際には、第1脚部31の突出部35を嵌合凸部として、側壁部22の嵌合凹部25に嵌合することができ、さらには、第2脚部32の先端を、底部23の凹部26に嵌合させることができる。この結果、被梱包物Pを梱包した梱包体に衝撃荷重が作用した場合であっても、容器本体20に対する保護部材30の取り付け状態を安定させることができる。
さらに、第2脚部32の表面のうち、パネルPaの側辺部Psに対向する表面には、保護部材30の硬さよりも軟質の素材からなる緩衝材34が配置されている。緩衝材34は、例えば接着剤または接着シートなどを介して、パネルPaの側辺部Psを保護するように各第2脚部32の表面に配置されている。
これにより、パネルPaの側辺部Psに対向する表面に配置された緩衝材34は、保護部材30の硬さよりも軟質の素材からなるので、パネルPaの側辺部Psをより確実に保護することができる。
ここで、保護部材30は、容器本体20および蓋体10よりも硬質の材料からなる。たとえば、保護部材30を構成する材料の縦弾性率は、容器本体20および蓋体10を構成する材料の縦弾性率よりも高いものが選定されている。容器本体20および蓋体10が上述した発泡樹脂材の場合、保護部材30は非発泡樹脂材が選定され、保護部材30の材料としては、ポリスチレン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、アクリル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、またはABS樹脂などを挙げることができる。
このように、保護部材30は、容器本体20および蓋体10に比べて硬質となっている。このため、被梱包物Pが梱包された梱包体に衝撃または振動が作用した際に、パネルPaの側辺部Psと対向する位置に保護部材30が配置されているので、容器本体20の破損または欠損を抑制することができる。
緩衝材34は、被梱包物Pの側辺部Psからの衝撃を吸収するシート材であり、保護部材30よりも軟質の、天然ゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、ウレタンゴム、スチレンブタジエンゴム、ニトリルゴム、ブチルゴム、エチレンプロピレンゴム、フッ素ゴム、アクリルゴム、シリコーンゴムなどのゴム、ポリプロピレン系樹脂、ポリエステル系樹脂などの合成樹脂、ゴムまたは合成樹脂を発泡させたもの、さらにはこれらを複数積層させたものであってもよい。
ここで、図7(a)に示すように、保護部材30の連結部33のうち、側壁部に対向する部分の幅Bは、パネルPaの側辺部Psに対向する部分の幅Aよりも広い(大きい)。これにより、図6に示すように、被梱包物PのパネルPaからの衝撃荷重を、保護部材30を介して、側壁部22のより広い接触範囲で受け、この衝撃荷重を容器本体20に分散することができる。
なお、本実施形態では、図7(a)に示すように、連結部33の側壁部に対向する部分の幅Bを、パネルPaの側辺部Psに対向する部分の幅Aよりも広くした。しかしながら、パネルPaからの想定される衝撃荷重が比較的小さい場合には、図7(b)に示すように、上述した幅Bと、幅Aとを同じ大きさにしてもよく、図7(c)に示すように、上述した幅Bを、幅Aの幅よりも狭くしてもよい。
さらに、本実施形態では、図3に示すように、連結部33は、上述した如く、2つの第1脚部31、31と、第2脚部32、32とを連結している。この連結部33には、隣接する第1脚部31、31同士の間と、隣接する第2脚部32、32同士の間とにはそれぞれ、平面視において凹んだ凹み部36a、36bが形成されている(図7(a)参照)。
これにより、2つの第1脚部31、31と、2つの第2脚部32、32により、被梱包物PのパネルPaに作用した衝撃荷重を容器本体20の側壁部22で受けるため、衝撃荷重を容器本体20で分散して受けることができる。さらに、凹み部36a、36bを設けることにより、保護部材30を収納凹部21に配置する際には、凹み部36a、36bが形成された連結部33を把持すれば、被梱包物Pが積み重ねられた狭い空間であっても、保護部材30を容器本体20の適正な位置に簡単に取り付けることができる。
なお、本実施形態では、連結部33には、2つの第1脚部31、31が連結されているが、たとえば、上述した如く、想定される衝撃荷重が小さく、保護部材30を安定して取り付けることができるのであれば、図7(b)、図7(c)に示すように、連結部33に、連結される第1脚部31は、1つであってもよい。この場合には、隣接する2つの第2脚部32、32の間に、凹み部36bのみが形成される。
このようなパネル搬送容器1を用いて、被梱包物Pを梱包する際には、図1に示すように、まず、収納凹部21内において、被梱包物Pを合紙を挟んで積み重ねる。次に、この状態で、積み重ねられた被梱包物Pの上方から、容器本体20に収納凹部21に収納されたパネルPaの側辺部Psを保護する保護部材30を取り付ける。
保護部材30を容器本体20に取り付ける際には、保護部材30の連結部33を把持して、保護部材30の第1脚部31を、側壁部22に対向するように底部23から立設させる。具体的には、第1脚部31の突出部35を、側壁部22に形成された嵌合凹部25に嵌合させる。
これと同時に、保護部材30の各第2脚部32を、隣接するフレキシブル回路Pfの間に形成された空間Sにおいて、パネルPaの側辺部Psに対向するように、底部23から立設させる。具体的には、各第2脚部32の先端を、底部23に形成された凹部26に嵌合される。このようにして、4つの保護部材30、30…を、容器本体20に取り付ける。なお、本実施形態では、図5(a)に示すように、4つの保護部材30、30…を容器本体20に取り付けているが、たとえば、図5(b)に示すように、パネルPaの側辺部Psの両側に対向する位置に、2つの保護部材30、30を取り付けてもよい。
このような作業は、被梱包物Pを容器本体20の収納凹部21に収納してから保護部材30を配置する作業となるので、比較的簡単な作業で、被梱包物Pをパネル搬送容器1に梱包することができる。
さらに、被梱包物Pを収納した容器本体20を蓋体10で覆い、容器本体20の開口部を密閉するよう、蓋体10の裏面側の外周縁を、容器本体20の外縁溝22aに嵌合させる。この嵌合状態で、バンド溝18、28に沿って4本のPPバンドなどの樹脂製バンド(図示せず)で、蓋体10および容器本体20を縛ることにより、被梱包物Pを梱包した梱包体が完成する。
このように被梱包物Pが梱包された梱包体に衝撃荷重が作用した場合、パネルPaの側辺部Psからの衝撃荷重を第2脚部32で直接受け、第2脚部32で受けた衝撃荷重を、連結部33を介して第1脚部31から、側壁部22に伝えることができる。この結果、パネルPaの角部を保護部材で保護する場合に比べて、より広い接触範囲で、パネルPaに作用した衝撃荷重を、保護部材30を介して、受けることができる。これにより、被梱包物Pおよび容器本体20の破損等をより確実に回避することができる。
なお、図1では、1つの蓋体10と1つの容器本体20を用いて、複数の被梱包物Pを梱包した。しかしながら、たとえば、図8に示すように、複数の被梱包物P(図8の図面では省略)を収容した複数の容器本体20を上下方向に段積みし、最上段の容器本体20に、蓋体10を嵌合させた後、これらを樹脂バンドで縛り、被梱包物Pを梱包してもよい。
〔第2実施形態〕
図9(a)は、本考案の第2実施形態に係るパネル搬送容器1の保護部材30の模式的斜視図であり、図9(b)は、図9(a)に示す保護部材30の平面図であり、図9(c)および図9(d)は、その変形例の平面図である。図10は、図9(a)に示す保護部材を用いてパネル搬送容器1に被梱包物Pを梱包した状態の平面図である。第2実施形態に係るパネル搬送容器1が、第1実施形態のものと主に相違する点は、保護部材30の形状である。したがって、第1実施形態と同じ構成には、同じ符号を付して、詳細な説明を省略する。
図9(a)に示すように、本実施形態に係る保護部材30は、第1実施形態のものとは異なり、1つの第1脚部31と、1つの第2脚部32と、これらを連結する連結部33とを備えている。図9(b)に示すように、第1脚部31には、第1実施形態と同様に、その平面視において、連結部33から突出する突出部35が形成されている。突出部35は、容器本体20の側壁部22に形成れた嵌合凹部25に嵌合するようになっている。
一方、第2脚部32は、第1実施形態のものと同様に、被梱包物Pの隣接するフレキシブル回路Pf、Pfの間の空間Sに配置される大きさとなっており、その表面には、緩衝材34が配置されている。
本実施形態でも、図9(b)に示すように、保護部材30の連結部33のうち、側壁部22に対向する部分の幅Bは、パネルPaの側辺部Psに対向する部分の幅Aよりも広い。これにより、被梱包物PのパネルPaからの衝撃荷重を、保護部材30を介して、側壁部22のより広い接触範囲で受けることができる。
また、パネルPaからの想定される衝撃荷重が比較的小さい場合には、図9(c)に示すように、上述した幅Bと、幅Aとを同じ大きさにしてもよく、図9(d)に示すように、上述した幅Bを、幅Aの幅よりも狭くしてもよい。なお、本実施形態では、第1脚部31と第2脚部32とは、それぞれ1つであるため、連結部33に凹み部は形成されていない。
このような保護部材30であっても、図10に示すように、各保護部材30の第1脚部31を容器本体20の嵌合凹部25を嵌合させ、第2脚部32を、被梱包物Pの隣接するフレキシブル回路Pf、Pfの間の空間Sに配置し、被梱包物Pを梱包することができる。
以上、本考案の実施の形態を用いて詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態及び実施例に限定されるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲における設計変更があっても、それらは本考案に含まれるものである。
第1実施形態では、保護部材は、2つの第1脚部と、2つの第2脚部を備えていたが、保護部材を容器本体に取り付けることができ、保護部材で被梱包物のパネルの側辺部を保護することができるのであれば、これらの個数は特に限定されるものではない。
1:パネル搬送容器、10:蓋体、18:バンド溝、20:容器本体、21:収納凹部、22:側壁部、23:底部、25:嵌合凹部、26:凹部、28:バンド溝、30:保護部材、31:第1脚部、32:第2脚部、33:連結部、34:緩衝材、35:突出部、36a、36b:凹み部、P:被梱包物、Pa:パネル、Pd:回路基板、Pf:フレキシブル回路、Ps:側辺部

Claims (5)

  1. 矩形状のパネルの側辺部に沿って間隔を設けて接続された複数のフレキシブル回路に、回路基板が接続された被梱包物を、梱包するためのパネル搬送容器であって、
    前記パネル搬送容器は、前記被梱包物を収納する収納凹部が形成された容器本体と、
    前記容器本体に着脱自在に取り付けられるとともに、前記収納凹部に収納された前記パネルの側辺部を保護する保護部材と、を少なくとも備えており、
    前記保護部材は、前記保護部材を前記容器本体に取り付けた状態で、前記収納凹部を形成する側壁部に対向するように、前記収納凹部を形成する底部から立設された第1脚部と、隣接する前記フレキシブル回路同士の間において、前記パネルの前記側辺部に対向するように、前記底部から立設された第2脚部と、前記第1および第2脚部の上部に連結された連結部とを、備えていることを特徴とするパネル搬送容器。
  2. 前記保護部材の連結部のうち、前記側壁部に対向する部分の幅は、前記パネルの側辺部に対向する部分の幅よりも広いことを特徴とする請求項1に記載のパネル搬送容器。
  3. 前記第2脚部の表面のうち、前記パネルの側辺部に対向する表面には、前記保護部材の硬さよりも軟質の素材からなる緩衝材が配置されていることを特徴とする請求項2に記載のパネル搬送容器。
  4. 前記第1脚部は、前記保護部材の平面視において、前記連結部から突出しており、
    前記第1脚部の突出した部分が、前記側壁部に嵌合する嵌合凸部となっており、前記側壁部には、前記第1脚部の突出した部分に嵌合する嵌合凹部が形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のパネル搬送容器。
  5. 前記連結部は、前記第1脚部と、前記第2脚部とを、それぞれ複数連結しており、
    前記連結部には、隣接する前記第1脚部同士の間と、隣接する前記第2脚部同士の間とに、平面視において凹んだ凹み部が形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のパネル搬送容器。
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