JP7341358B2 - 電力増幅回路 - Google Patents

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Description

本開示は電力増幅回路に係り、特に、入力信号としてRF(Radio Frequency)信号が入力され、高出力化が図れる電力増幅回路に関する。
高出力化が図れる電力増幅回路として、文献1にスタック増幅器が提案されている。
文献1には、ゲート電極に入力信号が入力される第1のトランジスタと、第1のトランジスタに直列接続される第2のトランジスタを備え、第2のトランジスタのゲート電極と接地電位ノードとの間に、入力信号の周波数に対して有限のインピーダンス値となる容量負荷を接続したスタック増幅器が示されている。
Hayg-Taniel Dabag et al."Analysis and Design of Stacked-FET Millimeter-Wave Power Amplifiers" IEEE TRANSACTIONS ON MICROWAVE THEORY AND TECHNIQES, VOL.61,No4 ,2013
文献1に示されたスタック増幅器は、トランジスタのドレイン-ソース間電圧とドレイン電流の積が大きいために消費電力が大きくなるため、電力付加効率が低下していた。
本開示は、上記した課題を解決するためになされたものであり、高出力であり、かつ高効率化が図れる電力増幅回路を得ることを目的とする。
本開示に係る電力増幅回路は、ゲート電極が入力ノードに接続され、ソース電極が接地された第1のトランジスタと、第1のトランジスタのドレイン電極と電源電位ノードとの間に直列接続されたn個(nは1以上の自然数)の第2のトランジスタと、一端が第2のトランジスタのゲート電極にそれぞれ接続され、他端にインピーダンスが第1のトランジスタのゲート電極から入力される高周波の周波数に対して短絡であり、偶数次高調波に対して第2のトランジスタのドレイン電流の偶数次高調波成分を抑制するように設定された高調波処理回路をそれぞれ有するn個のゲート容量負荷とを備え、n個の第2のトランジスタにおいて、n段目の第2のトランジスタのドレイン電極が出力ノードに接続される
本開示によれば、ゲート容量負荷の入力ノードに入力される周波数の偶数次高調波に対する終端条件により、ドレイン-ソース間電圧とドレイン電流の積の時間平均値が小さくなるため、消費電力が低減し、高い電力効率が得られる。
実施の形態1に係る電力増幅回路を示す回路図である。 実施の形態1に係る電力増幅回路において第2のトランジスタを小信号等価回路で表した回路図である。 実施の形態1に係る電力増幅回路における第1のトランジスタ及び第2のトランジスタのドレイン電圧及び電流の波形を比較例とともに現わした波形図である。 実施の形態1の変形例に係る電力増幅回路を示す回路図である。 実施の形態2に係る電力増幅回路を示す回路図である。 実施の形態2の変形例に係る電力増幅回路を示す回路図である。 実施の形態3に係る電力増幅回路を示す回路図である。 実施の形態3の変形例に係る電力増幅回路を示す回路図である。
実施の形態1.
実施の形態1に係る電力増幅回路を図1及び図2を用いて説明する。
実施の形態1に係る電力増幅回路はスタック増幅器である。スタック増幅回路は高周波信号用電力増幅器として用いられる。
電力増幅回路は、第1のトランジスタ1と、第2のトランジスタ2と、ゲート容量負荷3と、高調波処理回路4を備える。
第1のトランジスタ1は電界トランジスタであるN-MOSトランジスタであり、ゲート電極Gが入力ノード5に接続され、ソース電極Sが接地される。入力ノード5にRF信号が入力される。
第2のトランジスタ2は電界トランジスタであるN-MOSトランジスタであり、第1のトランジスタ1と等価回路的に同じである。ゲート電極Gがゲートバイアスノード6に接続され、ソース電極Sが第1のトランジスタ1のドレイン電極Dに接続され、ドレイン電極Dが出力ノード8に接続される。
また、第2のトランジスタ2のドレイン電極Dは電源電位ノード7に接続される。その結果、第1のトランジスタ1と第2のトランジスタ2は電源電位ノード7と接地電位ノードとの間に直列に接続され、積み上げられた構成となる。
電源電位ノード7には高い電源電圧である電源電圧Vddが印加される。ゲートバイアスノード6には第2のトランジスタ2に対するゲートバイアス電圧が印加される。
入力ノード5に入力されるRF信号は、第1のトランジスタ1及び第2のトランジスタ2によって増幅され、出力ノード8に出力される。
第2のトランジスタ2の小信号等価回路を図2に示す。等価回路的には、ゲート電極Gとドレイン電極Dとの間に容量値Cgdのゲート-ドレイン容量21が、ゲート電極Gとソース電極Sとの間に容量値Cgsのゲート-ソース容量22が、ドレイン電極Dとソース電極Sとの間にトランスコンダクタンスgmが存在する。
ゲート容量負荷3は、一端が第2のトランジスタ2のゲート電極Gに接続され、他端は入力ノード5に入力される入力信号の周波数、つまり、使用周波数に対して短絡とされ、容量値Cが第1のトランジスタ1のドレイン-ゲート間電圧Vdg、ドレイン-ソース間電圧Vds、ゲート-ソース間電圧Vgsのそれぞれと、第2のトランジスタ2のドレイン-ゲート間電圧Vdg、ドレイン-ソース間電圧Vds、ゲート-ソース間電圧Vgsのそれぞれとが等しい高周波動作、すなわち同じ値(等振幅)となるように決定される。ゲート容量負荷3は入力ノード5に入力される入力信号に対して有限のインピーダンス値を持つ。
ゲート容量負荷3の容量値Cは次式(1)で得られる値である。

Figure 0007341358000001
但し、式(1)中、n=1であり、Cがゲート容量負荷3の容量値,Cgs,1は第2のトランジスタ2のゲート-ソース間の容量値、Cgd,1は第2のトランジスタ2のゲート-ドレイン間の容量値、gm1は第2のトランジスタ2のトランスコンダクタンス、R1は第1のトランジスタ1の最適負荷抵抗値である。最適負荷抵抗値とは、第1のトランジスタ1が高出力を得るための負荷インピーダンスである.
ゲート容量負荷3が第1のトランジスタ1のドレイン-ゲート間電圧Vdg、ドレイン-ソース間電圧Vds、ゲート-ソース間電圧Vgsのそれぞれと、第2のトランジスタ2のドレイン-ゲート間電圧Vdg、ドレイン-ソース間電圧Vds、ゲート-ソース間電圧Vgsのそれぞれをそれぞれが等しい高周波動作(等振幅)となるように決定しているため、出力ノード8には第1のトランジスタ1のドレイン-ソース間電圧Vdsと第2のトランジスタ2のドレイン-ソース間電圧Vdsとの和、つまり第1のトランジスタ1のドレイン-ソース間電圧電圧Vdsの2倍の電圧が出力され、出力電力は2倍となる。また、電源電位ノード7に印加される電源電圧Vddとして高い電源電圧を加えた場合、例えば、第1のトランジスタのみの増幅器のときの電源電圧の2倍でも、第2のトランジスタ2のドレイン-ゲート間、ドレイン-ソース間、ゲート-ソース間、第1のトランジスタ1のドレイン-ゲート間、ドレイン-ソース間、ゲート-ソース間のいずれかに耐圧以上の高電圧が加わることを避けることができ、信頼性の高い電力増幅回路となる。
高調波処理回路4は、ゲート容量負荷3における他端に終端条件を与えるための回路である。
高調波処理回路4は、ゲート容量負荷3における他端を入力ノード5に入力される入力信号の周波数に対して短絡、偶数次高調波に対して開放、奇数次高調波に対して短絡とする。
次に、実施の形態1に係る電力増幅回路の動作について説明する。
入力ノード5に入力信号が入力されると、第1のトランジスタ1及び第2のトランジスタ2により増幅され、増幅された信号が出力ノードにより出力される。
増幅動作中、ゲートバイアスノード6は高周波的に開放、ゲート容量負荷3の他端が高調波処理回路4であるオープンスタブにより、入力ノード5に入力される入力信号の偶数次高調波に対して開放、奇数次高調波に対して短絡とされるので、図2に示す第2のトランジスタ2のゲート電極Gに流れる電流Igは偶数次高調波成分が抑制される。
第2のトランジスタ2のゲート電極に流れる電流Igの偶数次高調波成分が抑制されることにより、図2に示すゲート-ソース容量22にゲート電極Gからソース電極Sへ流れる電流Igsの偶数次高調波成分が抑制される。
一方、ゲート-ソース容量22におけるゲート-ソース間電圧VgsはIg/jωCgsである。但し、ωはIgが有する角周波数である。
従って、ゲート-ソース間電圧Vgsも、第2のトランジスタ2のゲート電極Gに流れる電流Igの偶数次高調波成分が抑制されることにより、偶数次高調波成分が抑制される。
第2のトランジスタ2のドレイン電極Dからソース電極Sに流れる電流Idsは、gm・Vgsである。gmは第2のトランジスタ2のトランスコンダクタンスである。
従って、電流Idsも、ゲート-ソース間電圧Vgsの偶数次高調波成分が抑制されることにより、偶数次高調波成分が抑制される。
その結果、第2のトランジスタ2のドレイン電極Dに流れ込むドレイン電流Idsの電流波形は基本波周波数及び奇数次高調波成分のみとなるため矩形波に近づく。
第2のトランジスタ2のドレイン電流Idsが矩形波に近づくことにより、ドレイン電流Idsが大きく流れているときから小さくなるまでの遷移時間が短くなるため、ドレイン電流Idsと第2のトランジスタのドレイン-ソース間電圧Vdsとの積が小さくなり、しいては第2のトランジスタ2のドレイン電流Idsとドレイン-ソース間電圧Vdsの積の時間平均が小さくなって(波形の重なりが減少)、消費電力の減少、つまり電力効率が改善する。
また、第2のトランジスタ2のドレイン電流Idsが矩形波に近づくことにより、第1のトランジスタ1のドレイン電流Idsも矩形波に近づき、第1のトランジスタ1のドレイン電流Idsとドレイン-ソース間電圧Vdsの波形の重なりも減少し、消費電力の減少、つまり電力効率が改善する。
次に、電力増幅回路の改善効果について、シミュレーションを行って検証した。
シミュレーションは、入力ノード5に入力される入力信号として正弦波信号を用いた場合の、第2のトランジスタ2のドレイン電流Ids及びドレイン-ソース間電圧Vdsと第1のトランジスタ1のドレイン電流Ids及びドレイン-ソース間電圧Vdsについてのものであり、シミュレーション結果を図3の(a)に示す。(a-1)は第2のトランジスタ2の電圧波形及び電流波形を、(a-2)は第1のトランジスタ1の電圧波形及び電流波形を示す。なお、図中、横軸は時間を、縦軸は電圧値及び電流値を示す。
なお、比較のため、ゲート容量負荷3の他端を接地したものについて、入力ノード5に入力される入力信号として正弦波信号を用いた場合の、第2のトランジスタ2のドレイン-ソース間電圧Vds’及びドレイン電流Ids’と第1のトランジスタ1のドレイン-ソース間電圧Vds’及びドレイン電流Ids’についてのシミュレーション結果を図3の(b)に示す。
図3から理解されるように、第2のトランジスタ2のドレイン電流Idsが、偶数次高調波成分が抑制されたことにより、比較例の第2のトランジスタのドレイン電流Ids’に対して矩形波に近づいている。
また、図3(c)に、第2のトランジスタ2のドレイン電流Idsとドレイン-ソース間電圧Vdsの積を示す.実線が実施の形態1の結果,破線が比較例の結果を示す.実施の形態1のドレイン電流Idsとドレイン-ソース間電圧Vdsの積が比較例の結果と比べ小さくなっていることが分かる。これは、第2のトランジスタ2のドレイン電流Idsが矩形波に近づくことにより、ドレイン電流Idsが大きく流れているときから小さくなるまでの遷移時間が短くなるため、ドレイン-ソース間電圧Vdsとの積が小さくなっているためである。
これは第1のトランジスタ1においても同様である。
従って、消費電力は低減し、電力効率が向上する。ゆえに、高効率な電力増幅回路が得られている。
高調波処理回路4は、例えば、入力ノード5に入力される入力信号の周波数に対して1/4波長となるオープンスタブで構成できる。
実施の形態1の変形例
実施の形態1の変形例に係る電力増幅回路を図4を用いて説明する。
実施の形態1の変形例に係る電力増幅回路は、図1及び図2により示した実施の形態1に係る電力増幅回路が、第1のトランジスタ1のドレイン電極と電源電位ノード7との間に接続された第2のトランジスタ2が1個であるのに対して複数個の第2のトランジスタ21から第2のトランジスタ2nを直列に接続した点、及び複数個のゲート容量負荷を有する点が相違し、その他の点については実施の形態1に係る電力増幅回路と同じ又は同様である。
図4中、図1と同一符号は同一又は相当部分を示す。
第2のトランジスタ21から第2のトランジスタ2nはそれぞれ、同じ特性を有した電界トランジスタであるN-MOSトランジスタであり、ゲート電極Gが対応したゲートバイアスノード61からゲートバイアスノード6nに接続される。
1段目の第2のトランジスタ21のソース電極Sが第1のトランジスタ1のドレイン電極Dに接続される。
2段目からn段目の第2のトランジスタ22から第2のトランジスタ2nはそれぞれ、ソース電極Sが前段の第2のトランジスタ21から第2のトランジスタ2n-1のドレイン電極Dに接続される。
n段目の第2のトランジスタ2nのドレイン電極Dが出力ノード8及び電源電位ノード7に接続される。
ゲート容量負荷31からゲート容量負荷3nはそれぞれ、一端が対応する第2のトランジスタ21から第2のトランジスタ2nのゲート電極Gに接続され、他端が対応する高調波処理回路41から高調波処理回路4nに接続される。
高調波処理回路41から高調波処理回路4nはそれぞれ、入力ノード5に入力される入力信号、つまり使用周波数に対して電気長λ/4となるオープンスタブである。
ゲート容量負荷31からゲート容量負荷3nの容量値Cnは次式(2)で得られる値である。

Figure 0007341358000002
式(2)中、Cnはn段目のゲート容量負荷の容量値、Cgsnはn段目の第2のトランジスタのゲート-ソース間の容量値、Cgdnはn段目の第2のトランジスタのゲート-ドレイン間の容量値、gmnはn段目の第2のトランジスタのトランスコンダクタンス、Rは第1のトランジスタの最適負荷抵抗値である。
このように構成された実施の形態1の変形例に係る電力増幅回路においても、電源電位ノード7に印加される電源電圧Vddとして高い電源電圧を加えた場合、例えば、第1のトランジスタ1のみの増幅器のときの電源電圧のn+1倍でも、第2のトランジスタ21から第2のトランジスタ2nのいずれかにドレイン-ゲート間、ドレイン-ソース間、ゲート-ソース間、第1のトランジスタ1のドレイン-ゲート間、ドレイン-ソース間、ゲート-ソース間のそれぞれに耐圧以上の高電界が加わることを避けることができ、信頼性の高い電力増幅回路となる。
また、出力ノード8には第1のトランジスタのドレイン-ソース間電圧Vdsとn個の第2のトランジスタのドレイン-ソース間電圧Vdsとの和、つまり第1のトランジスタ1のドレイン-ソース間電圧Vdsのn+1倍の電圧が出力され、出力電力はn+1倍となる。
さらに、ゲート容量負荷31からゲート容量負荷3nに流れる電流Igは偶数次高調波成分が抑制されることにより、第2のトランジスタ21から第2のトランジスタ2nのゲート電極Gからソース電極Sへ流れる電流Igsの偶数次高調波成分が抑制され、ゲート-ソース間電圧Vgsの偶数次高調波成分が抑制され、ドレイン電極Dからソース電極Sに流れる電流Idsの偶数次高調波成分が抑制される。
その結果、第2のトランジスタ21から第2のトランジスタ2nそれぞれのドレイン電極Dに流れ込むドレイン電流Idsの電流波形は基本波周波数及び奇数次高調波成分のみとなるため矩形波に近づく。
第2のトランジスタ21から第2のトランジスタ2nそれぞれのドレイン電極Dに流れ込むドレイン電流Idsの電流波形は矩形波に近づくことにより、第2のトランジスタ21から第2のトランジスタ2nそれぞれのドレイン電流Idsとドレイン-ソース間電圧Vdsの波形の重なりが減少し、第2のトランジスタ21から第2のトランジスタ2nそれぞれの消費電力も減少し、第2のトランジスタ21から第2のトランジスタ2nそれぞれのドレイン効率も改善する。
第2のトランジスタ21から第2のトランジスタ2nそれぞれのドレイン電流Idsが矩形波に近づくことにより、ドレイン電流Idsが大きく流れているときから小さくなるまでの遷移時間が短くなるため、第2のトランジスタのドレイン-ソース間電圧Vdsとの積が小さくなり、しいては第2のトランジスタ2のドレイン電流Idsとドレイン-ソース間電圧Vdsの積の時間平均が小さくなって(波形の重なりが減少)、消費電力の減少、つまり電力効率が改善する。
また、第2のトランジスタ21から第2のトランジスタ2nそれぞれのドレイン電流Idsが矩形波に近づくことにより、第1のトランジスタ1のドレイン電流Idsも矩形波に近づき、第1のトランジスタ1のドレイン電流Idsとドレイン-ソース間電圧Vdsの波形の重なりも減少し、消費電力の減少、つまり電力効率が改善する。
実施の形態2.
実施の形態2に係る電力増幅回路を、図5を用いて説明する。
実施の形態2に係る電力増幅回路は差動増幅器である。差動増幅回路は高周波信号用差動電力増幅器として用いられる。
電力増幅回路は差動対回路とゲート容量負荷を備える。
差動対回路は一対の増幅部100a、100bを備えている。
一対の増幅部100a、100bそれぞれは実施の形態1に示した電力増幅回路と同様の構成である。
一対の増幅部100a、100bそれぞれは、ゲート電極Gが入力ノード5a、5bに接続され、ソース電極Sが接地された第1のトランジスタ1a、1b、及びゲート電極Gが抵抗9a、9bを介してゲートバイアスノード6a、6bに接続され、第1のトランジスタ1a、1bのドレイン電極Dと出力ノード8a、8bとの間に接続された第2のトランジスタ2a、2bとを有する。
第2のトランジスタ2a、2bのドレイン電極Dと電源電位ノード7との間にインダクタ10a、10bが接続されている
ゲート容量負荷は直列接続された第1のゲート容量負荷3aと第2のゲート容量負荷3bとを有する。
ゲート容量負荷は、一端が増幅部100aにおける第2のトランジスタ2aのゲート電極Gに接続され、他端が増幅部100bにおける第2のトランジスタ2bのゲート電極Gに接続され、容量値は一方の増幅部100aにおける第1のトランジスタ1aのドレイン-ゲート間電圧Vdg、ドレイン-ソース間電圧Vds、ゲート-ソース間電圧Vgsのそれぞれと、増幅部100aにおける第2のトランジスタ2aのドレイン-ゲート間電圧Vdg、ドレイン-ソース間電圧Vds、ゲート-ソース間電圧Vgsのそれぞれが等しい動作、すなわち同じ値(等振幅)となり、増幅部100bにおける第1のトランジスタ1bのドレイン-ゲート間電圧Vdg、ドレイン-ソース間電圧Vds、ゲート-ソース間電圧Vgsのそれぞれと、増幅部100bにおける第2のトランジスタ2bのドレイン-ゲート間電圧Vdg、ドレイン-ソース間電圧Vds、ゲート-ソース間電圧Vgsのそれぞれが等しい高周波動作、すなわち同じ値(等振幅)となるように決定される。
第1のゲート容量負荷3aと第2のゲート容量負荷3bは入力ノード5に入力される入力信号に対して有限のインピーダンス値を持つ。
第1のゲート容量負荷3aと第2のゲート容量負荷3bのそれぞれの容量値は、上記した式(1)で得られる値である。
ゲート容量負荷3a、3bが第1のトランジスタ1a、1bのドレイン-ゲート間電圧Vdg、ドレイン-ソース間電圧Vds、ゲート-ソース間電圧Vgsのそれぞれと、第2のトランジスタ2a、2bのドレイン-ゲート間電圧Vdg、ドレイン-ソース間電圧Vds、ゲート-ソース間電圧Vgsのそれぞれが等しい高周波動作(等振幅)となるように決定しているため、出力ノード8a、8bには第1のトランジスタ1a、1bのドレイン-ゲート間電圧Vdgと第2のトランジスタ2a、2bのドレイン-ソース間電圧Vdsとの和、つまり第1のトランジスタ1a、1bのドレイン-ゲート間電圧Vdgの2倍の電圧が出力され、出力電力は2倍となる。また,電源電位ノード7に印加される電源電圧Vddとして高い電源電圧を加えた場合、例えば、第1のトランジスタ1a、1bのみの増幅器のときの電源電圧の2倍でも、第2のトランジスタ2a、2bのドレイン-ゲート間、ドレイン-ソース間、ゲート-ソース間、第1のトランジスタ1a、1bのドレイン-ゲート間、ドレイン-ソース間、ゲート-ソース間のいずれかに耐圧以上の高電圧が加わることを避けることができ、信頼性の高い電力増幅回路となる。
次に、実施の形態2に係る電力増幅回路の動作について説明する。
入力ノード5a、5bに逆相関係にある入力信号が入力されると、一対の増幅部100a、100bは差動回路として動作し,入力信号を増幅して出力ノード8a、8bに出力する。
差動増幅動作中、ゲート容量負荷において、第1のゲート容量負荷3aと第2のゲート容量負荷3bの接続点は、差動増幅回路の線対称の軸上に位置し、偶数次高調波に対して開放、奇数次高調波に対して短絡と見做せる。
従って、第1のゲート容量負荷3aの他端と第2のゲート容量負荷3bの他端との接続点側ではインピーダンス条件は仮想的に、第2のトランジスタ2a、2bのゲート-ソース間電圧Vgsの偶数次高調波成分を抑制する条件となる。
その結果、実施の形態1に示した電力増幅回路で説明したように、第2のトランジスタ2a、2bのゲート容量負荷に流れる電流Igの偶数次高調波成分が抑制され、ゲート電極Gからソース電極Sへ流れる電流Igsの偶数次高調波成分が抑制され、ゲート-ソース間電圧Vgsの偶数次高調波成分が抑制され、第2のトランジスタ2a、2bのドレイン電極Dからソース電極Sに流れる電流Idsの偶数次高調波成分が抑制される。
その結果、第2のトランジスタ2a、2bのドレイン電極Dに流れ込むドレイン電流Idsの電流波形は矩形波に近づく。
第2のトランジスタ2a、2bのドレイン電流Idsが矩形波に近づくことにより、第2のトランジスタ2a、2bのドレイン電流Idsとドレイン-ソース間電圧Vdsの積の時間平均が小さくなって(波形の重なりが減少)、消費電力の減少、つまり電力効率が改善する。
また、第2のトランジスタ2a、2bのドレイン電流Idsが矩形波に近づくことにより、ドレイン電流Idsが大きく流れているときから小さくなるまでの遷移時間が短くなるため、第2のトランジスタ2a、2bのドレイン-ソース間電圧Vdsとの積が小さくなり、しいては第2のトランジスタ2a、2bのドレイン電流Idsとドレイン-ソース間電圧Vdsの積の時間平均が小さくなって(波形の重なりが減少)、消費電力の減少、つまり電力効率が改善する。
また、第2のトランジスタ21から第2のトランジスタ2nそれぞれのドレイン電流Idsが矩形波に近づくことにより、第1のトランジスタ1のドレイン電流Idsも矩形波に近づき、第1のトランジスタ1のドレイン電流Idsとドレイン-ソース間電圧Vdsの波形の重なりも減少し、消費電力の減少、つまり電力効率が改善する。
ゆえに、高効率な電力増幅回路が得られる。
また、実施の形態1と対比すると、上記から第1の増幅部100aと第1のゲート容量負荷3aで構成される差動回路の片側における高調波処理回路が、第2の増幅部100bと第2のゲート容量負荷3bで構成される差動回路のもう一方の片側で構成されているともいえる。
同様に、第2の増幅部100bと第2のゲート容量負荷3bで構成される差動回路の片側における高調波処理回路が、第1の増幅部100aと第1のゲート容量負荷3aで構成される差動回路のもう一方の片側で構成されているともいえる。
実施の形態2の変形例
実施の形態2の変形例に係る電力増幅回路を図6を用いて説明する。
実施の形態2の変形例に係る電力増幅回路は、実施の形態2に係る電力増幅回路が、一対の増幅部100a、100bそれぞれにおける第1のトランジスタ1a、1bのドレイン電極と電源電位ノード7との間に接続された第2のトランジスタ2a、2bが1個であるのに対し、実施の形態1の変形例に係る電力増幅回路に示したように、複数個の第2のトランジスタ2a1、2b1から第2のトランジスタ2an、2bnを直列に接続した点、及び複数個のゲート容量負荷3a1、3b1から3an、3bnを有する点が相違し、その他の点については実施の形態2に係る電力増幅回路と同じ又は同様である。
図6中、図5と同一符号は同一又は相当部分を示す。
第1のゲート容量負荷3a1から第1のゲート容量負荷3anと第2のゲート容量負荷3b1から第2のゲート容量負荷3bnのそれぞれの容量値Cnは上記した式(2)で得られる値である。
このように構成された実施の形態2の変形例に係る電力増幅回路においても、電源電位ノード7に印加される電源電圧Vddとして高い電源電圧を加えた場合、例えば、第1のトランジスタ1a、1bのみの増幅器のときの電源電圧のn+1倍でも、第2のトランジスタ2a1から第2のトランジスタ2an及び第2のトランジスタ2b1から第2のトランジスタ2bnそれぞれのドレイン-ゲート間、ドレイン-ソース間、ゲート-ソース間、第1のトランジスタ1のドレイン-ゲート間、ドレイン-ソース間、ゲート-ソース間のいずれかに耐圧以上の高電圧が加わることを避けることができ、信頼性の高い電力増幅回路となる。
また、出力ノード8a、8bには、第1のトランジスタ1a、1bのドレイン-ソース間電圧Vdsとn個の第2のトランジスタ2a、2bのドレイン-ソース間電圧Vdsとの和、つまり第1のトランジスタ1a、1bのドレイン-ソース間電圧Vdsのn+1倍の電圧が出力され、出力電力はn+1倍となる。
さらに、第1のゲート容量負荷3a1から第1のゲート容量負荷3an,第2のゲート容量負荷3b1から第2のゲート容量負荷3bnそれぞれ流れる電流Igは偶数次高調波成分が抑制されることにより、第2のトランジスタ2a1、2b1から第2のトランジスタ2an、2bnそれぞれのゲート電極Gに流れる電流Igは偶数次高調波成分が抑制され、ゲート電極Gからソース電極Sへ流れる電流Igsの偶数次高調波成分が抑制され、ゲート-ソース間電圧Vgsの偶数次高調波成分が抑制され、第2のトランジスタ2a1、2b1から第2のトランジスタ2an、2bnのドレイン電極Dからソース電極Sに流れる電流Idsの偶数次高調波成分が抑制される。
その結果、第2のトランジスタ2a1、2b1から第2のトランジスタ2an、2bnそれぞれのドレイン電極Dに流れ込むドレイン電流Idsの電流波形は基本波周波数及び奇数次高調波成分のみの矩形波に近づく。
第2のトランジスタ2a1、2b1から第2のトランジスタ2an、2bnそれぞれのドレイン電極Dに流れ込むドレイン電流Idsの電流波形は矩形波に近づくことにより、第2のトランジスタ2a1、2b1から第2のトランジスタ2an、2bnそれぞれのドレイン電流Idsとドレイン-ソース間電圧Vdsの積の時間平均が小さくなって(波形の重なりが減少)、消費電力の減少、つまり電力効率が改善する。
また、第2のトランジスタ2a1、2b1から第2のトランジスタ2an、2bnそれぞれのドレイン電流Idsが矩形波に近づくことにより、第1のトランジスタ1a、1bのドレイン電流Idsも矩形波に近づき、第1のトランジスタ1a、1bのドレイン電流Idsとドレイン-ソース間電圧Vdsの波形の重なりも減少し、消費電力の減少、つまり電力効率が改善する。
また、実施の形態1の変形例と対比すると、上記から第1の増幅部100aと第1のゲート容量負荷3a1~3anで構成される差動回路の片側における高調波処理回路が、第2の増幅部100bと第2のゲート容量負荷3b1~3bnで構成される差動回路のもう一方の片側で構成されているともいえる。
同様に、第2の増幅部100bと第2のゲート容量負荷3b1~3bnで構成される差動回路の片側における高調波処理回路が、第1の増幅部100aと第1のゲート容量負荷3a1~3anで構成される差動回路のもう一方の片側で構成されているともいえる。
実施の形態3.
実施の形態3に係る電力増幅回路を図7を用いて説明する。
実施の形態3に係る電力増幅回路は、実施の形態2に係る電力増幅回路が、ゲート容量負荷が第1のゲート容量負荷3aと第2のゲート容量負荷3bの直列体であるのに対して合成容量を持つ1つのゲート容量負荷30とした点、及び抵抗9aと抵抗9bとを直列接続し、抵抗9aと抵抗9bとの接続点をゲートバイアスノード60とした点が相違し、その他の点については実施の形態2に係る電力増幅回路と同じ又は同様である。
図7中、図6と同一符号は同一又は相当部分を示す。
ゲート容量負荷30の容量値Cは次式(3)で得られる値であり、式(1)の1/2の値である
Figure 0007341358000003
ただし、式(3)中、n=1であり、C1が第1のゲート容量負荷3aと第2のゲート容量負荷3bの直列体の総合容量値、Cgs,1は第2のトランジスタ2a、2bのゲート-ソース間の容量値、Cgd,1は第2のトランジスタ2a、2bのゲート-ドレイン間の容量値、gm1は第2のトランジスタ2a、2bのトランスコンダクタンス、R1は第1のトランジスタ1a、1bの最適負荷抵抗値である。最適負荷抵抗値とは,第1のトランジスタが高出力を得るための負荷インピーダンスである。
このように構成された実施の形態3に係る電力増幅回路は、実施の形態2に係る電力増幅回路と同様の動作をし、同様の効果が得られる。
実施の形態3の変形例.
実施の形態3の変形例に係る電力増幅回路を図8を用いて説明する。
実施の形態3の変形例に係る電力増幅回路は、実施の形態3に係る電力増幅回路に対して、実施の形態2の変形例に係る電力増幅回路と同様に、複数個の第2のトランジスタ2a1、2b1から第2のトランジスタ2an、2bnを直列に接続した点、複数個のゲート容量負荷301~30nを有する点、及び複数個の直列接続された抵抗9a1、9b1から抵抗9an、9bnを有する点が相違し、その他の点については実施の形態3に係る電力増幅回路と同じ又は同様である。
図8中、図7と同一符号は同一又は相当部分を示す。
ゲート容量負荷30の容量値Cは次式(4)で得られる値であり、式(2)の1/2の値である
Figure 0007341358000004
但し、式(4)中、Cnはn段目のゲート容量負荷の総合容量値、Cgs,nはn段目の第2のトランジスタのゲート-ソース間の容量値、Cgd,nはn段目の第2のトランジスタのゲート-ドレイン間の容量値、gmnはn段目の第2のトランジスタのトランスコンダクタンス、R1は第1のトランジスタの最適負荷抵抗値である。最適負荷抵抗値とは,第1のトランジスタが高出力を得るための負荷インピーダンスである。
このように構成された実施の形態3の変形例に係る電力増幅回路は、実施の形態2の変形例に係る電力増幅回路と同様の動作をし、同様の効果が得られる。
なお、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
本開示に係る電力増幅回路は、入力信号としてRF信号が入力されるスタック増幅器、入力信号として相補のRF信号が入力される差動増幅回路に好適である。
1、1a、1b 第1のトランジスタ、2、21~2n、2a、2b、2a1~2an、2b1~2bn、 第2のトランジスタ、3、31~3n、3a、3b、3a1~3an、3b1~3bn、30、301~30n ゲート容量負荷、4、41~4n 高調波処理回路、5、5a、5b 入力ノード、6、61~6n、6a、6b、6a1~6an、6b1~6bn、60、601~60n ゲートバイアスノード、7 電源電位ノード、8、8a、8b 出力ノード、100a 一方の増幅回路、100b 他方の増幅回路。

Claims (9)

  1. ゲート電極が入力ノードに接続され、ソース電極が接地された第1のトランジスタと、
    前記第1のトランジスタのドレイン電極と電源電位ノードとの間に直列接続されたn個(nは1以上の自然数)の第2のトランジスタと、
    一端が前記第2のトランジスタのゲート電極にそれぞれ接続され、他端にインピーダンスが前記第1のトランジスタのゲート電極から入力される高周波の周波数に対して短絡であり、偶数次高調波に対して前記第2のトランジスタのドレイン電流の偶数次高調波成分を抑制するように設定された高調波処理回路をそれぞれ有するn個のゲート容量負荷と、を備え、
    前記n個の第2のトランジスタにおいて、n段目の第2のトランジスタのドレイン電極が出力ノードに接続される電力増幅回路。
  2. 前記ゲート容量負荷の容量値が前記第1のトランジスタのドレイン-ゲート間電圧、ドレイン-ソース間電圧、ゲート-ソース間電圧のそれぞれと、前記第2のトランジスタのドレイン-ゲート間電圧、ドレイン-ソース間電圧、ゲート-ソース間電圧のそれぞれとが等振幅となるように設定された請求項1に記載の電力増幅回路。
  3. 前記高調波処理回路のインピーダンスは、前記入力ノードに入力される高周波の周波数に対して短絡、偶数次高調波に対して開放、奇数次高調波に対して短絡である請求項1又は請求項2に記載の電力増幅回路。
  4. 前記高調波処理回路は、前記入力ノードに入力される高周波の周波数に対して1/4波長の長さのオープンスタブである請求項1又は請求項2に記載の電力増幅回路。
  5. 第1の能動部及び第2の能動部を備え、前記第1の能動部及び前記第2の能動部はそれぞれ前記第1のトランジスタと、前記n個の第2のトランジスタとで構成され、
    前記n個のゲート容量負荷は、前記第1の能動部及び前記第2の能動部の前記n個の第2のトランジスタのそれぞれに対応して設けられ、
    前記n個のゲート容量負荷のn段目同士の、前記第1の能動部の第2のトランジスタに接続されたゲート容量負荷の他端と前記第2の能動部の第2のトランジスタに接続されたゲート容量負荷の他端とが接続され、
    前記第2の能動部と前記第2の能動部の第2のトランジスタに接続された前記ゲート容量負荷が前記高調波処理回路として機能する請求項1又は請求項2に記載の電力増幅回路。
  6. 前記第1の能動部のn段目の第2のトランジスタと前記第2の能動部のn段目の第2のトランジスタとの間に接続されたゲート容量負荷が1つの容量として構成された請求項5に記載の電力増幅回路。
  7. 前記ゲート容量負荷のn段目の容量値Cnは次式(2)で得られる値である請求項1に記載の電力増幅回路。

    Figure 0007341358000005
    但し、Cgs,nはn段目の第2のトランジスタのゲート-ソース間の容量値、Cgd,nはn段目の第2のトランジスタのゲート-ドレイン間の容量値、gmnはn段目の第2のトランジスタのトランスコンダクタンス、Rは第1のトランジスタの最適負荷抵抗値である。
  8. 前記第1の能動部のn段目の第2のトランジスタのゲート電極及び前記第2の能動部のn段目の第2のトランジスタのゲート電極にそれぞれ接続されたゲート容量負荷の容量値Cは次式(2)で得られる値である請求項5に記載の電力増幅回路。

    Figure 0007341358000006
    但し、Cgs,nはn段目の第2のトランジスタのゲート-ソース間の容量値、Cg,dnはn段目の第2のトランジスタのゲート-ドレイン間の容量値、gmnはn段目の第2のトランジスタのトランスコンダクタンス、Rは第1のトランジスタの最適負荷抵抗値である。
  9. 前記第1の能動部のn段目の第2のトランジスタと前記第2の能動部のn段目の第2のトランジスタとの間に接続されたゲート容量負荷の容量値は次式(4)で得られる値である請求項6に記載の電力増幅回路。

    Figure 0007341358000007
    但し、Cgs,nはn段目の第2のトランジスタのゲート-ソース間の容量値、Cgd,nはn段目の第2のトランジスタのゲート-ドレイン間の容量値、gmnはn段目の第2のトランジスタのトランスコンダクタンス、Rは第1のトランジスタの最適負荷抵抗値である。
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