JPH10190379A - 複数周波数帯域高効率線形電力増幅器 - Google Patents

複数周波数帯域高効率線形電力増幅器

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JPH10190379A
JPH10190379A JP8347231A JP34723196A JPH10190379A JP H10190379 A JPH10190379 A JP H10190379A JP 8347231 A JP8347231 A JP 8347231A JP 34723196 A JP34723196 A JP 34723196A JP H10190379 A JPH10190379 A JP H10190379A
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JP8347231A
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Kaoru Ishida
石田  薫
Hiroaki Kosugi
裕昭 小杉
Yoichi Morinaga
洋一 森永
Takashi Enoki
貴志 榎
Eishin Kato
英信 加藤
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品素子数を低減して回路構成を簡素にし
て、回路スペースを小にできる複数周波数帯域高効率線
形電力増幅器を提供すること。 【解決手段】 周波数帯域AおよびBに共通の入力端子
1から入力された信号は広帯域整合回路2で周波数帯域
A,Bとも整合され前段増幅器3で増幅されてスイッチ
回路4の共通端子4aに入力され、周波数帯域Aの信号
は切り換え端子4bへ入力し整合回路5で整合されて終
段増幅器6で増幅され、その出力は終段整合回路7で整
合されて出力端子8より出力され、他方同様に周波数帯
域Bの信号はスイッチ回路4の他方の切り換え端子4c
へ入力され整合回路9で整合されて終段増幅器10で増
幅され、その出力は終段整合回路11で整合されて出力
端子12より出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は2以上の複数の周波
数帯を切り換えて用いることのできる複数周波数帯域高
効率線形電力増幅器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数周波数帯域高効率線形電力増
幅器は図7のブロック図に示した構成のものが知られて
いる。図において、周波数帯域Aの入力端子20にはた
とえば950MHz帯(940〜956MHz)の信号
が入力され、整合回路(マッチングネットワーク)21
でインピーダンス整合を行い、前段増幅器22で増幅し
整合回路23でインピーダンス整合を行い、終段増幅器
24で増幅した後、整合回路25でインピーダンス整合
を行い出力端子26から周波数帯域Aの940〜956
MHzの信号出力を取り出す。
【0003】同様に周波数帯域Bの入力端子27にはた
とえば1,900MHz帯(1895.15〜191
7.95MHz)の信号が入力され、整合回路28でイ
ンピーダンス整合を行い、前段増幅器29で増幅し整合
回路30でインピーダンス整合を行い、終段増幅器31
で増幅した後、整合回路32でインピーダンス整合を行
い出力端子33から周波数帯域Bの1895.15〜1
917.95MHzの信号出力を取り出す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の複数
周波数帯域高効率線形電力増幅器においては、周波数帯
域Aと周波数帯域Bの両方に同じような構成の回路を必
要とし、部品点数も多くなり、かつ占有スペースも大き
なものとなっていた。そこで、従来図8のように、入力
端子34には帯域Aすなわち940〜956MHzの信
号または帯域Bすなわち1895.15〜1917.9
5MHzの信号を入力し、広帯域整合回路35はこの両
周波数帯域の周波数に対してインピーダンス整合ができ
るように調整し、広帯域の前段増幅器36でこの両周波
数帯域を増幅し、広帯域整合回路37で同様A,B両周
波数帯域でインピーダンス整合を行い、終段増幅器38
で増幅して広帯域整合回路39で再び両周波数帯域でイ
ンピーダンス整合を行った後、スイッチ回路40で周波
数帯域を切り換えて帯域A用の出力端子41または帯域
B用の出力端子42に切り換え出力する方法を試みた。
【0005】しかしながらこの方法は部品点数を減少で
きるが、広帯域整合回路の調整が難しく効率が大きくで
きないという問題点がある。図9は終段電力増幅器38
のFETの出力インピーダンスと負荷インピーダンスの
例である。一般に利得最大となる負荷インピーダンスは
FETの出力インピーダンスと複素共役である。また利
得最大となる負荷インピーダンス、効率最大となる負荷
インピーダンス、歪を最小とする負荷インピーダンスは
各周波数帯域ごとに互いに異なっている。
【0006】一般に終段増幅器38では低歪や高効率特
性に重点をおくので、広帯域整合回路39においてはこ
のような特性を実現するように整合回路を構成する必要
があるが、複数の周波数帯域で複数の拘束条件を持つた
めに設計が難しく特性が劣化しやすい。また電子回路を
用いているスイッチ回路40は、通過電力が大きいため
に使用素子の容量も大きなものが必要で、また電力レベ
ルの高い部分に用いるため損失も大きく電力増幅器の効
率を高めることができないという問題点があった。
【0007】本発明は、部品素子数を低減して回路構成
を簡素にして、回路スペースを小にできるとともに高効
率な複数周波数帯域高効率線形電力増幅器を提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の請求項1の複数周波数帯域高効率線形電力増
幅器は、複数周波数帯域の信号を入力する入力端子に接
続され複数周波数帯域の入力信号を増幅する前段増幅手
段と、前段増幅手段の出力を切り換えて複数の切り換え
端子のいずれかに出力する複数周波数帯域切り換え手段
と、複数周波数帯域切り換え手段の複数の切り換え端子
のそれぞれに接続されそれぞれの周波数帯域ごとの出力
端子を有する複数個の終段増幅ブロックとを備え、この
複数個の終段増幅ブロックのそれぞれは単一の周波数帯
域において前段増幅手段の出力と終段増幅手段の入力と
のインピーダンス整合を行う単一周波数帯域整合手段
と、単一周波数帯域整合手段の出力信号を増幅する終段
増幅手段と、終段増幅手段の出力に接続され単一の周波
数帯域において終段増幅手段の出力インピーダンス整合
を行う終段整合手段と、終段整合手段の出力信号を接続
する出力端子とを備えた構成である。
【0009】この構成において、前段増幅手段まではす
べての使用周波数帯域において共通であり、回路素子数
を低減して回路構成を簡単にでき、また複数周波数帯域
切り換え手段が低電力レベルの箇所にあるので切り換え
素子も小さくて済み、さらに負荷インピーダンスの不整
合があると損失が大きくなり線形性が悪化して不要輻射
の増大につながる高いレベルでの単一周波数帯域整合手
段や終段整合手段は各周波数帯域ごとに設けたので、回
路性能を最大に保ちながら回路素子数を低減し回路構成
を簡単にすることができる。
【0010】本発明の請求項2に記載の発明は、請求項
1の発明の構成において、前段増幅手段の出力を補助整
合手段を介して複数周波数帯域切り換え手段に接続し、
補助整合手段は各周波数帯域の単一周波数帯域整合手段
の素子と協働して動作周波数帯域における前段増幅手段
と終段増幅手段の入力とのインピーダンス整合を行うよ
うに構成したものであり、また請求項4に記載の発明
は、請求項2記載の発明において、補助整合手段は接地
されたキャパシタンスまたは低インピーダンス線路であ
り、単一周波数帯域整合手段はインダクタンスであるよ
うに構成したものである。
【0011】この構成において請求項1の作用効果に加
えて前段増幅手段の直後に設けた補助整合手段が複数周
波数帯域切り換え手段を通過した後に設けた単一周波数
帯域整合手段の回路素子と協働することによって、具体
的には共通に用いる補助整合回路のキャパシタンスと各
単一整合手段のインダクタンスとの組み合わせによりコ
ンデンサを共通化したことによって、さらに回路素子数
を低減するとともに、補助整合回路によってトランジス
タの出力インピーダンスを高めることができトランジス
タの出力インピーダンスが低いために起きる複数周波数
帯域切り換え手段の損失を改善できるように作用するこ
ととなる。
【0012】本発明の請求項3に記載の発明は、請求項
1および2の発明の構成において、入力端子と前段増幅
手段の入力との間に複数の周波数帯域において前段の出
力と前段増幅手段の入力とのインピーダンス整合を行う
広帯域整合手段を備えた構成であり、この広帯域整合手
段は具体的な例として請求項5のようにインダクタンス
とキャパシタンスの1組とネガティブフィードバック増
幅器とを組み合わせたものでも実現することができる。
そしてこの構成を用いることによって請求項1および2
の構成よりもさらに利得の向上を得ることができる。
【0013】請求項6ないし14の構成は、請求項1な
いし3の構成を同一半導体チップ上に形成する構成を示
したもので、請求項6の構成は少なくとも請求項1ない
し3の構成をすべて同一半導体チップ上に構成したもの
である。
【0014】請求項6の構成においては、各部品間の間
隔を縮め不要なインダクタンスやキャパシタンスの発生
を防ぎ回路動作を安定化させ、かつ構成部品数を減少す
ることができ、特に同一条件の製品を大量に生産する場
合に好適である。
【0015】請求項7の構成は請求項1の構成のうち、
少なくとも前段増幅手段、複数周波数帯域切り換え手
段、複数個の単一周波数帯域整合手段および複数個の終
段増幅手段を同一半導体チップ上に構成し、請求項8の
構成は請求項2の構成のうち、少なくとも前段増幅手
段、補助整合手段、複数周波数帯域切り換え手段、複数
個の単一周波数帯域整合手段および複数個の終段増幅手
段を同一半導体チップ上に構成し、請求項9の構成は請
求項3の構成のうち、少なくとも広帯域整合手段、前段
増幅手段、複数周波数帯域切り換え手段、複数個の単一
周波数帯域整合手段および複数個の終段増幅手段を同一
半導体チップ上に構成し、請求項10の構成は、請求項
3の構成のうち、少なくとも広帯域整合手段、前段増幅
手段、補助整合手段、複数周波数帯域切り換え手段、複
数個の単一周波数帯域整合手段および複数個の終段増幅
手段を同一半導体チップ上に構成したものである。
【0016】請求項7ないし10の構成においては、請
求項6の作用に加えて同一半導体チップに形成する構成
要素を限定したので、出力側の条件が異なる場合等に対
応する汎用性を高いめられるという利点が生じる。
【0017】請求項11の構成は、請求項1の構成のう
ち、少なくとも前段増幅手段、複数周波数帯域切り換え
手段を同一半導体チップ上に構成し、請求項12の構成
は、請求項2の構成のうち、少なくとも前段増幅手段、
補助整合手段、複数周波数帯域切り換え手段を同一半導
体チップ上に構成し、請求項13の構成は、請求項3の
構成のうち、少なくとも広帯域整合手段、前段増幅手
段、複数周波数帯域切り換え手段を同一半導体チップ上
に構成し、請求項14の構成は、請求項3の構成のう
ち、少なくとも広帯域整合手段、前段増幅手段、補助整
合手段、複数周波数帯域切り換え手段を同一半導体チッ
プ上に構成したものである。
【0018】請求項11ないし14の構成においては、
さらに同一半導体チップに含まれる範囲を限定したの
で、より汎用性の高い半導体チップを得ることができ
る。
【0019】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)以下本発明の実施の形態1について、
図1および図2を用いて説明する。本発明の実施の形態
1の複数周波数帯域高効率線形電力増幅器のブロック図
である図1において、第1の周波数帯域である周波数帯
域Aおよび第2の周波数帯域である周波数帯域Bに共通
の入力端子1は広帯域整合手段である広帯域整合回路2
の入力に接続され、広帯域整合回路2の出力は周波数帯
域AおよびBを共通に増幅する前段増幅手段である前段
増幅器3の入力に接続され、前段増幅器3の出力は複数
周波数帯域切り換え手段であるスイッチ回路4の共通端
子4aに接続力され、スイッチ回路4の一方の切り換え
端子4bは単一周波数帯域整合手段である周波数帯域A
用の整合回路5の入力に接続され、整合回路5の出力は
帯域A用の終段増幅手段である終段増幅器6の入力に接
続され、終段増幅器6の出力は周波数帯域A専用の終段
整合手段である終段整合回路7を介して周波数帯域A用
の出力端子8に接続されている。そして周波数帯域A用
の整合回路5、終段増幅器6、および終段整合回路7に
よって周波数帯域A用の終段増幅ブロックを形成してい
る。
【0020】一方スイッチ回路4の他方の切り換え端子
4cは周波数帯域B用の単一周波数帯域整合手段である
整合回路9の入力に接続され、整合回路9の出力は終段
増幅手段である帯域B用の終段増幅器10の入力に接続
され、終段増幅器10の出力は周波数帯域B専用の終段
整合手段である終段整合回路11を介して周波数帯域B
用の出力端子12に接続されている。そして周波数帯域
B用の整合回路9、終段増幅器10、および終段整合回
路11によって周波数帯域B用の終段増幅ブロックを形
成している。
【0021】このように構成された本実施の形態の動作
を次に説明する。帯域Aとしてたとえば従来例と同様に
940〜956MHzの信号を、また帯域Bとして同様
に1895.15〜1917.95MHzの信号を扱う
ものとする。まず周波数帯域Aを増幅するとき、スイッ
チ回路4の共通端子4aを切り換え端子4b側に切り換
えておき、入力端子1から940〜956MHzの信号
を入力すると、この場合940〜1917.95MHz
の周波数範囲に対してインピーダンス整合可能な広帯域
整合回路2によってインピーダンス整合され前段増幅器
3によって増幅され、その出力はスイッチ回路4の共通
端子4aから切り換え端子4b側に導通し、周波数帯域
Aすなわち940〜956MHz用の整合回路5でイン
ピーダンス整合される。整合回路5の出力は帯域A用の
終段増幅器6に入力され、増幅されてその出力は周波数
帯域A専用の終段整合回路7でインピーダンス整合され
て周波数帯域A用の出力端子8に出力される。
【0022】帯域Bを増幅するとき、スイッチ回路4の
共通端子4aを切り換え端子4c側に切り換えておき、
1895.15〜1917.95MHzの信号を入力端
子1から入力すると、この場合940〜1917.95
MHzの周波数範囲に対してインピーダンス整合可能な
広帯域整合回路2によってインピーダンス整合され前段
増幅器3によって増幅され、その出力はスイッチ回路4
の共通端子4aから、切り換え端子4c側に導通して周
波数帯域Bすなわち1895.15〜1917.95M
Hz用の整合回路9でインピーダンス整合される。整合
回路9の出力は帯域B用の終段増幅器10に入力され、
増幅されてその出力は周波数帯域B専用の終段整合回路
11でインピーダンス整合されて周波数帯域B用の出力
端子12に出力される。入力端子1に加わる入力信号は
周波数帯域AとBとによってそれぞれ別に発生してもよ
く、また上記実施の形態と同様に複数帯域共用にしても
よい。
【0023】図2に図1のブロック図の具体的な回路図
を示す。図において周波数帯域AおよびBに共通の入力
端子1は結合コンデンサC1とコンデンサC2の直列回
路に接続され、C2は接地されC1とC2の接続点から
コイルL1がトランジスタTR1のゲートに接続されて
いる。以下トランジスタにはすべて高周波用のFET
(フィールドエフェクトトランジスタ)を用いるものと
する。
【0024】トランジスタTR1は、そのソースが接地
され、ゲートには電圧Vg1からコンデンサC3でバイ
パスされ、コイルL2を介してバイアス電圧が印加さ
れ、ドレインには電圧Vd1からコンデンサC5でバイ
パスされ負荷のコイルL3を介して電圧が印加されて前
段増幅器3を構成している。またドレイン−ゲート間に
はコンデンサC4、抵抗器R1によるネガティブフィー
ドバックを行い、入力側のコンデンサC2とコイルL1
による整合回路のインピーダンス整合の広帯域化と安定
化を図り、両者合わせて広帯域整合回路2を形成してい
る。
【0025】トランジスタTR2〜TR4および抵抗器
R2〜R5でスイッチ回路4を構成しており、トランジ
スタTR2,TR4のそれぞれのドレインは結合されて
共通端子4aとなり、トランジスタTR1のドレインと
の間にコンデンサC6を接続している。スイッチ回路4
は図の接続において端子Vcont1への電圧印加によ
ってトランジスタTR2がオンして共通端子4aと切り
換え端子4b間を導通させ、トランジスタTR3のオン
によって共通端子4aから切り換え端子4cへの漏洩を
接地して共通端子4aと端子4c間を非導通とする。V
cont2への電圧印加によってトランジスタTR4が
オンして共通端子4aと切り換え端子4c間を導通さ
せ、トランジスタTR5のオンによって共通端子4aか
ら切り換え端子4bへの漏洩を接地して共通端子4aと
切り換え端子4b間を非導通とする。
【0026】スイッチ回路4の切り換え端子4bはコイ
ルL4とコンデンサC8で構成された周波数帯域A用の
整合回路5に接続され、コンデンサC8の他端は接地さ
れコイルL4の他端はコンデンサC9を介して終段トラ
ンジスタTR6のゲートに接続される。トランジスタT
R6はソースを接地され、電圧Vg2からコンデンサC
10でバイパスされコイルL5を介してゲートにバイア
ス電圧を印加され、一方電圧Vd2からコンデンサC1
1でバイパスされ負荷のコイルL6を介してドレインに
電圧を印加されて帯域A用の終段増幅器6を構成してい
る。終段増幅器6において非線形歪みが発生すると好ま
しくない不要輻射発生の要因となるので終段整合回路7
の調整や回路条件の整合により極力入出力の直線性を追
求した線形増幅を行う必要がある。
【0027】そこでトランジスタTR6のドレインはコ
ンデンサ12とともに周波数帯域A専用の終段整合回路
7を構成するコイルL7の一端に接続されコイルL7の
他端はコンデンサC12で接地されるとともにコンデン
サC13を介して周波数帯域A用の出力端子8に接続さ
れている。
【0028】またスイッチ回路4の切り換え端子4cと
周波数帯域B用の出力端子12との間も上記と同様の構
成であり、スイッチ回路4の他方の切り換え端子4cは
周波数帯域B用の整合回路9を構成するコイルL8とコ
ンデンサC14とに接続され、コンデンサC14の他端
は接地されコイルL8の他端はコンデンサC15を介し
て終段トランジスタTR7のゲートに接続されている。
終段トランジスタTR7はトランジスタTR6と同様に
コンデンサC16,C17コイルL9,L10とともに
帯域B用の終段増幅器10を構成しており、トランジス
タTR7のドレインはコンデンサC18とともに周波数
帯域B専用の終段整合回路11を構成するコイルL11
に接続されコイルL11の他端はコンデンサC18で接
地されるとともにコンデンサC19を介して周波数帯域
B用の出力端子12に接続されている。
【0029】以上のように構成された本実施の形態のの
動作を次に説明する。まず帯域Aを増幅するとき、端子
Vcont1に制御電圧を加えると、抵抗器R2,R3
を介してトランジスタTR2、TR3がオンすることに
よりスイッチ回路4の共通端子4aを切り換え端子4b
側に切り換える。入力端子1から940〜956MHz
の信号を入力して、ゲート側のコンデンサC2、コイル
L1による整合回路とトランジスタTR1のドレインか
らゲートに接続した抵抗器R1とコンデンサC4による
ネガティブフィードバックとにより形成された広帯域整
合回路2によって940〜1917.95MHzの広範
囲の周波数範囲に対してインピーダンス整合がなされ
る。そしてトランジスタTR1により構成された前段増
幅器3で増幅され、その出力はスイッチ回路4の共通端
子4aから切り換え端子4b側に導通し、コンデンサC
8とコイルL4とで形成された周波数帯域Aすなわち9
40〜956MHz用の整合回路5でインピーダンス整
合される。整合回路5の出力はコンデンサ9によりトラ
ンジスタTR6で構成された帯域A用の終段増幅器6に
入力され、増幅されてその出力はコイル7とコンデンサ
12で構成された周波数帯域A専用の終段整合回路7で
インピーダンス整合されて周波数帯域A用の出力端子8
に出力される。
【0030】帯域Bを増幅するとき、Vcont2端子
に制御電圧を印加して抵抗器R4,R5を介してトラン
ジスタTR4,TR5をオンさせてスイッチ回路4の共
通端子4aを切り換え端子4c側に切り換えておき、1
895.15〜1917.95MHzの信号を入力端子
1から入力すると、コンデンサC2、コイルL1による
整合回路とトランジスタTR1のドレインからゲートに
接続した抵抗器R1とコンデンサC4によるネガティブ
フィードバックとにより形成された広帯域整合回路2に
よって940〜1917.95MHzの周波数範囲に対
してインピーダンス整合がなされ、トランジスタTR1
により構成された前段増幅器3で増幅され、その出力は
スイッチ回路4の共通端子4aから切り換え端子4c側
に導通し、コンデンサC14とコイルL15とで形成さ
れた周波数帯域Bすなわち1895.15〜1917.
95MHz用の整合回路9でインピーダンス整合され
る。整合回路9の出力はトランジスタTR7で構成され
た帯域B用の終段増幅器10に入力され、増幅されてそ
の出力はコイルL11とコンデンサC18からなる周波
数帯域B専用の終段整合回路11でインピーダンス整合
されて周波数帯域B用の出力端子12に出力される。
【0031】各整合回路の整合は、前段増幅器3の出力
インピーダンスと負荷インピーダンスとを整合させる整
合回路5,9がそれぞれの単一周波数帯域専用であり、
また終段増幅器6,10の整合を行う終段整合回路7,
11もそれぞれの単一周波数帯域専用であるため、拘束
条件が緩和されて設計が容易になり、前段増幅器3に対
しては利得を大きくすることに重点をおいて単一の周波
数で利得最大となる負荷を実現するように整合回路5,
9を構成し、終段増幅器6,10の整合を行う終段整合
回路7,11は低歪や高効率特性に重点をおいた特性を
実現するように構成することができる。
【0032】上記の実施形態では2つの周波数帯域の場
合を例示したが、スイッチ回路4の回路数を増加し、整
合回路や終段増幅器を追加することによって3またはそ
れ以上のn個の複数周波数帯域に用いることができるの
は当然であり、そうすればさらに素子数の低減の効果を
高められるものである。
【0033】以上のように本実施形態によれば、前段増
幅器3まではすべての使用周波数帯域において共通であ
り、回路素子数を低減して回路構成を簡単にでき、また
切り換えスイッチ回路4が低電力レベルの箇所にあるの
でスイッチ回路の素子も小さくて済み、さらに負荷イン
ピーダンスの不整合があると損失が大きくなり線形性が
悪化して不要輻射の増大につながる高いレベルでの整合
回路は各帯域ごとに設けたので、整合回路の設計を容易
にして回路性能を最大に保ちながら回路構成を簡単にす
ることができる。
【0034】(実施の形態2)つぎに本発明の実施の形
態2について、図3および図4を用いて説明する。本発
明の実施の形態2の複数周波数帯域高効率高効率線形電
力増幅器のブロック図である図3において、実施の形態
1の図1との差異は広帯域整合回路2aの構成を変えた
ことと、前段増幅器3aの直後に補助整合回路13を設
けたことであり、それに対応して各周波数帯域ごとの整
合回路5a,9aの構成も変更している。これによって
帯域A、帯域Bそれぞれの整合回路5a,9aの整合素
子の一部を補助整合回路13で共通化して整合素子数の
低減を図っている。この内容の具体的な説明を以下、図
4の具体的な回路図をもとに説明する。
【0035】図4において実施形態1の図2と同一機能
の部分には同一符号を付けて説明を省略する。入力端子
1に接続された結合コンデンサC1の他端にコイルL1
aとコンデンサC2aが接続され、コンデンサC2aの
他端は接地されコイルL1aの他端にはコイルL1bと
コンデンサC2bが接続され、コンデンサC2bの他端
は接地されコイルL1bの他端はトランジスタTR1の
ゲートに接続されている。実施の形態1と異なり、コイ
ルL1a,L1b、コンデンサC2a,C2bによって
広帯域整合回路2aを形成している。実施の形態1の図
2においてはトランジスタTR1にフィードバックを施
して広帯域化と安定化を行ったが、フイードバックを用
いない方が利得は高いが設計が困難となるので利害得失
を考えて選択すべきである。
【0036】トランジスタTR1のドレインと接地との
間には補助整合手段13のキャパシタンスとしてのコン
デンサC20が接続され、またトランジスタTR1のド
レインとスイッチ回路4dの共通端子4aとの間には結
合コンデンサC6aが接続されている。スイッチ回路4
dの端子4bには単一周波数帯域整合手段のインダクタ
ンスとしてのコイルL4が接続され、コイルL4の他端
は結合コンデンサC9aを介してトランジスタTR6の
ゲートに接続されている。一方スイッチ回路4dの切り
換え端子4cには単一周波数帯域整合手段のインダクタ
ンスとしてのコイルL8が接続され、コイルL8の他端
は結合コンデンサC15aを介してトランジスタTR7
のゲートに接続されている。コンデンサC20とコイル
L4とで帯域A用の整合回路5aを構成し、コンデンサ
C20とコイルL8とで帯域B用の整合回路9aを構成
している。コンデンサ20は二つの整合回路に共通とな
っているのでこれを補助整合回路13としている。コン
デンサ20は両整合回路に共通なため合わせてコンデン
サを1個低減できることと、この位置にコンデンサ20
を配置することによってトランジスタTR1の出力イン
ピーダンスが低いために起きる損失を改善することがで
きる。
【0037】この理由を図5によって説明する。一般に
前段または終段のFETの出力インピーダンスはショー
トに近い低いインピーダンスを持つ。いま仮にFETの
出力インピーダンスを5Ωとして図5(a)のX1点で
50Ωの負荷に対して整合回路を含めて共役インピーダ
ンスになるように整合回路を整合させて、図5(b)の
等価回路に示すように出力負荷を5Ωにすれば最大利得
を得られる。ところが図3、図4に示すように前段増幅
器3aの後にはスイッチ回路4dが入っており、この損
失を図5(c)のように表わすとFETの出力インピー
ダンスが低いためにスイッチ回路4dの損失が無視でき
ない値となる。この抵抗値を仮に2.5Ωとすれば図5
(d)の等価回路のようにFETの出力負荷インピーダ
ンスは5Ωであるからスイッチ回路のインピーダンスは
2.5Ω、負荷を含む整合回路の見かけのインピーダン
スは2.5Ωとなり、利得は半分になってしまう。
【0038】本実施例ではコンデンサC20による補助
整合回路13を用いているので、図5(e)のX3点か
らFET側を見た出力インピーダンスが高くなり、たと
えば仮に20Ωまで高まるとしたら最大利得時のスイッ
チ回路の損失を除いた見かけの負荷インピーダンスは1
7.5Ωとなり、これに対するスイッチ回路の損失は図
5(f)の等価回路のように図5(d)の場合に比べて
割合が小さくなり、スイッチ回路の損失があまり問題に
ならなくなる。
【0039】図6を用いて補助整合回路13によりFE
Tの出力インピーダンスが上昇するプロセスを説明す
る。図6においてFETの出力インピーダンスが低イン
ピーダンス(たとえば5Ω)でスミスチャートの容量性
の点gの位置にあるとき、伝送線路(FETのパッケー
ジのピンやボンディングワイヤ)の影響によって図の上
側(誘導性)の点hのインピーダンスに変換される。さ
らにそこに並列にコンデンサC20を配置することによ
り図のようにスミスチャートの内側の点i(たとえば2
0Ω)のインピーダンスへと変換される。
【0040】なお、スイッチ回路4dの図2のスイッチ
回路4との差異は、抵抗器R4,R5にインバータIn
1を介して制御電圧を加えることであり、このため図2
と異なるのは制御電圧を正または負にすることによって
スイッチ回路の接続を変換できる点であり、両者の差異
は本質的なものではない。
【0041】またトランジスタTR1〜TR3のゲート
へのバイアス電圧は図4のコイルL2,L5,L9に代
えて抵抗器を通じて引加しても、高インピーダンスが得
られれば差し支えない。さらに例示の各種のコイルは周
波数が高くなった場合はマイクロストリップライン等の
インダクタンス素子を用いても良いのはいうまでもな
い。
【0042】このように本実施の形態においては、実施
の形態1の作用効果に加えて前段増幅器3aの直後に補
助整合回路13を設け、この補助整合回路13がスイッ
チ回路4dを通過した後に設けた帯域A,B用の整合回
路5a,9aの回路素子、具体的にはコンデンサを共通
化したことによって、回路素子数を低減することができ
るとともに、前段増幅器3の出力に設けたコンデンサC
20によってFETの出力インピーダンスを上昇させる
ので、スイッチ回路4dでの損失を相対的に低減してF
ETの出力インピーダンスが低いために起きる損失を改
善できるものである。この場合コンデンサC20の代わ
りに幅の広い低インピーダンス線路を用いればこの低イ
ンピーダンス線路はインダクタンスとしてではなくキャ
パシタンスとして働くのでコンデンサ同様の効果を得る
ことができる。
【0043】また本実施の形態でも2つの周波数帯域の
場合を例示したが、スイッチ回路の回路数を増加し、整
合回路や終段増幅器を追加することによって3またはそ
れ以上のn個の複数周波数帯域に用いることができるの
は当然であり、さらに素子数の低減の効果を高められる
ものである。
【0044】なお実施の形態1、2とも入力端子1の直
後に設けた広帯域整合回路は利得の損失を無視すれば省
略してもよい。
【0045】(実施の形態3)つぎに上記第1および第
2の実施形態の回路を集積回路化する場合について説明
する。図1における全ブロックすなわち破線14に囲ま
れた部分または図3における全ブロックすなわち破線1
7に囲まれた部分を同一半導体チップ上で実現する。こ
のように構成することによって各部品間の間隔を縮め不
要なインダクタンスやキャパシタンスの発生を防ぎ回路
動作を安定化させ、かつ構成部品数を減少することがで
き、特に同一条件の製品を大量に生産する場合に好適で
ある。
【0046】なお、出力端子8,12の外部条件が異な
る場合等に対応するためには終段整合回路7,11を外
付け部品として図1の破線15に囲まれた範囲、すなわ
ち広帯域整合回路2、前段増幅器3、スイッチ回路4、
整合回路5,9、終段増幅器6,10を含む部分、また
は図3の破線18に囲まれた範囲、すなわち広帯域整合
回路2a、前段増幅器3a、スイッチ回路4d、整合回
路5a,9a、終段増幅器6,10を含む部分を同一半
導体チップ上で実現する方が生産数量等を勘案すれば汎
用性があり多くの機種に適用する範囲が広がることも考
えられる。同様に図1の破線16に囲まれた範囲、すな
わち広帯域整合回路2、前段増幅器3、スイッチ回路4
を含む部分、または図3の破線19で囲まれた範囲すな
わち広帯域整合回路2a、前段増幅器3a、スイッチ回
路4dを含む部分のみを同一半導体チップ上で実現する
ことも考えられる。この場合周波数範囲や出力が異なる
場合にも適用でき、また終段増幅器のパワーが大きく発
熱による他部品への影響があるような場合にも好適であ
る。
【0047】なおここでは入力端子1以後の各破線で囲
まれた部分を同一半導体チップ上に構成する場合を説明
したが、少なくとも上記の範囲を含み、上記の入力端子
1より前段の回路を同一半導体チップ上に構成すること
は差し支えない。
【0048】なお例示した個数やインピーダンスや周波
数等の数値は一例であり、この値に限定されるものでは
ない。また以上各実施の形態における回路構成の細部は
任意に変更または同様な機能の他の回路で置き換えるこ
とができ、特許請求の範囲内での細部の変更は可能であ
り、例示の回路構成に限定されるものではない。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように本発明の複数周波数
帯域高効率線形電力増幅器の請求項1の構成によれば、
前段増幅手段まではすべての使用周波数帯域において共
通であり、回路素子数を低減して回路構成を簡単にで
き、また複数周波数帯域切り換え手段が低電力レベルの
箇所にあるので切り換え素子も小さくて済み、さらに負
荷インピーダンスの不整合があると損失が大きくなり線
形性が悪化して不要輻射の増大につながる高いレベルで
の単一周波数帯域整合手段や終段整合手段は各周波数帯
域ごとに設けたので、回路性能を最大に保ちながら回路
素子数を低減し回路構成を簡単にすることができる。
【0050】また請求項2および4の構成によれば、請
求項1の構成がもたらす効果に加えて前段増幅手段の直
後に設けた補助整合手段が複数周波数帯域切り換え手段
を通過した後に設けた単一周波数帯域整合手段の回路素
子と協働することによって、具体的には共通に用いる補
助整合回路のキャパシタンスまたは低インピーダンス線
路と各単一周波数帯域整合手段のインダクタンスとの組
み合わせによりキャパシタンスを共通化したことによっ
て、さらに回路素子数を低減するとともに、補助整合回
路のキャパシタンスによってトランジスタの出力インピ
ーダンスを高めることができトランジスタの出力インピ
ーダンスが低いために起きる損失を改善できる。
【0051】さらに請求項3の構成およびその具体的な
展開である請求項5の構成によれば、請求項1および2
の構成がもたらす効果に加えて、さらに利得の向上を得
ることができるという有利な効果が得られる。
【0052】請求項6ないし14の構成により本発明の
構成要素を全部または部分的に同一半導体チップ上に一
体化すれば、各部品間の間隔を縮め不要なインダクタン
スやキャパシタンスの発生を防ぎ回路動作を安定化さ
せ、かつ構成部品数を減少することができ、また負荷イ
ンピーダンスや周波数範囲その他の変化に対応して半導
体チップ上の構成要素の範囲を変えて対応することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の複数周波数帯域高効率
線形電力増幅器のブロック図
【図2】同じくその具体的な回路図
【図3】本発明の実施の形態2の複数周波数帯域高効率
線形電力増幅器のブロック図
【図4】同じくその具体的な回路図
【図5】同じく整合回路の動作説明図
【図6】同じく補助整合回路の動作説明図
【図7】従来の複数周波数帯域高効率線形電力増幅器の
ブロック図
【図8】同じく他の従来の複数周波数帯域高効率線形電
力増幅器のブロック図
【図9】終段電力増幅器の出力インピーダンスと負荷イ
ンピーダンスを示すインピーダンスチャート
【符号の説明】
1 入力端子 2 広帯域整合回路(広帯域整合手段) 3 前段増幅器(前段増幅手段) 4 スイッチ回路(複数周波数帯域切り換え手段) 5,9 整合回路(単一周波数帯域整合手段) 6,10 終段増幅器(終段増幅手段) 7,11 終段整合回路(終段整合手段) 8,12 出力端子 13 補助整合回路(補助整合手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 榎 貴志 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 加藤 英信 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数周波数帯域の信号を入力する入力端
    子に接続され複数周波数帯域の入力信号を増幅する前段
    増幅手段と、 前記前段増幅手段の出力を切り換えて複数の切り換え端
    子のいずれかに出力する複数周波数帯域切り換え手段
    と、 前記複数周波数帯域切り換え手段の複数の切り換え端子
    のそれぞれに接続された複数個の終段増幅ブロックとを
    備え、 前記複数個の終段増幅ブロックのそれぞれは、単一の周
    波数帯域において前記前段増幅手段の出力と後記終段増
    幅手段の入力とのインピーダンス整合を行う単一周波数
    帯域整合手段と、前記単一周波数帯域整合手段の出力信
    号を増幅する終段増幅手段と、前記終段増幅手段の出力
    に接続され、単一の周波数帯域において前記終段増幅手
    段の出力インピーダンス整合を行う終段整合手段と、前
    記終段整合手段の出力信号を出力する出力端子とを備え
    たことを特徴とする複数周波数帯域高効率線形電力増幅
    器。
  2. 【請求項2】 前段増幅手段の出力を補助整合手段を介
    して前記複数周波数帯域切り換え手段に接続し、前記補
    助整合手段は各周波数帯域の前記単一周波数帯域整合手
    段の素子と協働して動作周波数帯域における前記前段増
    幅手段と前記終段増幅手段の入力とのインピーダンス整
    合を行うことを特徴とする請求項1に記載の複数周波数
    帯域高効率線形電力増幅器。
  3. 【請求項3】 入力端子と前記前段増幅手段の入力との
    間に複数の周波数帯域において前段の出力と前記前段増
    幅手段の入力とのインピーダンス整合を行う広帯域整合
    手段を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載
    の複数周波数帯域高効率線形電力増幅器。
  4. 【請求項4】 補助整合手段は接地されたキャパシタン
    スまたは低インピーダンス線路であり、前記単一周波数
    帯域整合手段はインダクタンスであることを特徴とする
    請求項2に記載の複数周波数帯域高効率線形電力増幅
    器。
  5. 【請求項5】 広帯域整合手段はインダクタンスとキャ
    パシタンスの1組とネガティブフィードバック増幅器と
    の組み合わせである請求項3に記載の複数周波数帯域高
    効率線形電力増幅器。
  6. 【請求項6】 少なくとも全構成要素を同一半導体チッ
    プ上に構成したことを特徴とする請求項1、2又は3に
    記載の複数周波数帯域高効率線形電力増幅器。
  7. 【請求項7】 少なくとも前記前段増幅手段、前記複数
    周波数帯域切り換え手段、前記複数個の単一周波数帯域
    整合手段および前記複数個の終段増幅手段を同一半導体
    チップ上に構成したことを特徴とする請求項1に記載の
    複数周波数帯域高効率線形電力増幅器。
  8. 【請求項8】 少なくとも前記前段増幅手段、前記補助
    整合手段、前記複数周波数帯域切り換え手段、前記複数
    個の単一周波数帯域整合手段および前記複数個の終段増
    幅手段を同一半導体チップ上に構成したことを特徴とす
    る請求項2に記載の複数周波数帯域高効率線形電力増幅
    器。
  9. 【請求項9】 少なくとも前記広帯域整合手段、前記前
    段増幅手段、前記複数周波数帯域切り換え手段、前記複
    数個の単一周波数帯域整合手段および前記複数個の終段
    増幅手段を同一半導体チップ上に構成したことを特徴と
    する請求項3に記載の複数周波数帯域高効率線形電力増
    幅器。
  10. 【請求項10】 少なくとも前記広帯域整合手段、前記
    前段増幅手段、前記補助整合手段、前記複数周波数帯域
    切り換え手段、前記複数個の単一周波数帯域整合手段お
    よび前記複数個の終段増幅手段を同一半導体チップ上に
    構成したことを特徴とする請求項3に記載の複数周波数
    帯域高効率線形電力増幅器。
  11. 【請求項11】 少なくとも前記前段増幅手段、前記複
    数周波数帯域切り換え手段を同一半導体チップ上に構成
    したことを特徴とする請求項1に記載の複数周波数帯域
    高効率線形電力増幅器。
  12. 【請求項12】 少なくとも前記前段増幅手段、前記補
    助整合手段、前記複数周波数帯域切り換え手段を同一半
    導体チップ上に構成したことを特徴とする請求項2に記
    載の複数周波数帯域高効率線形電力増幅器。
  13. 【請求項13】 少なくとも前記広帯域整合手段、前記
    前段増幅手段、前記複数周波数帯域切り換え手段を同一
    半導体チップ上に構成したことを特徴とする請求項3に
    記載の複数周波数帯域高効率線形電力増幅器。
  14. 【請求項14】 少なくとも前記広帯域整合手段、前記
    前段増幅手段、前記補助整合手段、前記複数周波数帯域
    切り換え手段を同一半導体チップ上に構成したことを特
    徴とする請求項3に記載の複数周波数帯域高効率線形電
    力増幅器。
JP8347231A 1996-10-18 1996-12-26 複数周波数帯域高効率線形電力増幅器 Pending JPH10190379A (ja)

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