JP7341078B2 - 半導体装置 - Google Patents

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Description

特許法第30条第2項適用 1.開催日 :2019年10月24日~11月04日 展示会名、開催場所 :第46回東京モーターショー2019 東京ビッグサイト(東京都江東区有明3丁目11-1) 2.ウェブサイトの掲載日 :2019年10月31日 ウェブサイトのアドレス :情報プラットフォーム https://www.marklines.com/ja/
本発明は、半導体装置に関するものである。
下記特許文献1には、板状のリードフレームが半導体チップと半田を介して接合された電力変換装置が開示されている。このようなリードフレームの下端部は、屈曲されることによって平面視矩形状の接合端部とされており、この接合端部の下面に対して半田が溶着されている。
特開2014-187818号公報
上述のような半導体チップを有する電力変換装置等の半導体装置において、リードフレームと半導体チップ等の被接合体とは、リフロー工程によって半田接合される。具体的には、リードフレームの接合端部と被接合体との間に半田シート等を配置し、リフロー炉の内部にて半田を加熱溶融させてリードフレームと被接合体とに溶着させることにより、リードフレームと被接合体とが半田接合される。
しかしながら、半田は、被接合体とリードフレームの接合端部との間に介挿され、接合端部に覆われている。このため、リードフレームを配置した後は、半田の状態を目視することが困難である。したがって、従来、リードフレームの接合端部と被接合体との間に介挿された半田シートの状態や、加熱溶融後の半田の状態を目視より確認することが困難であった。
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、半導体チップと、被接合体に半田を介して接合されたリードフレームとを有する半導体装置において、被接合体とリードフレームとの間に配置された半田の状態を目視より容易に確認可能とすることを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するための手段として、以下の構成を採用する。
第1の発明は、半導体チップと、被接合体に半田を介して接合されるリードフレームとを有する半導体装置であって、上記リードフレームが、上記半田が溶着される一方側の面まで他方側の面から貫通する切欠部を有する板状の接合端部と、上記接合端部に接続された導通部とを有するという構成を採用する。
第2の発明は、上記第1の発明において、上記接合端部に上記切欠部が複数設けられているという構成を採用する。
第3の発明は、上記第2の発明において、上記他方側の面の法線に沿った方向から見て上記接合端部が矩形状とされており、上記接合端部の一辺に上記導通部が接続され、上記切欠部は、上記導通部が接続された一辺と平行な他の一辺と、上記導通部が接続された一辺と直交する2つの辺の少なくともいずれか一方の辺とに設けられているという構成を採用する。
第4の発明は、上記第3の発明において、上記接合端部が、上記半田が溶着される一方側の面から突出し、上記他方側の面の法線に沿った方向から見て複数の切欠部の間に配置された突部を有するという構成を採用する。
第5の発明は、上記第1~第4いずれかの発明において、上記他方側の面の法線に沿った方向から見て、上記切欠部は、上記接合端部の中央から外縁に向かうに連れて広がる形状とされているという構成を採用する。
第6の発明は、上記第1~第5いずれかの発明において、上記他方側の面の法線に沿った方向から見た上記接合端部の角部の少なくとも1つが面取りされているという構成を採用する。
本発明によれば、リードフレームの接合端部に対して切欠部が設けられているため、切欠部を介して、接合端部と被接合体との間の半田の状態を目視することが可能となる。したがって、本発明によれば、接合端部に対して切欠部が設けられていない場合と比較して、半田シートや加熱溶融後の半田の目視や画像処理を容易に行うことができる。このように、本発明によれば、半導体チップと、被接合体に半田を介して接合されたリードフレームとを有する半導体装置において、被接合体とリードフレームとの間に配置された半田の状態を目視より容易に確認することが可能となる。
本発明の一実施形態における電力変換装置の機械的構成を示す正面図である。 本発明の一実施形態における電力変換装置の電気的構成を示す回路図である。 本発明の一実施形態における電力変換装置が備える半導体チップを含む模式的な分解斜視図である。 本発明の一実施形態における電力変換装置が備える半導体チップを含む模式的な断面図である。 本発明の一実施形態における電力変換装置が備える第2リードフレームの斜視図である。 本発明の一実施形態における電力変換装置が備える接合端部を上方から見た平面図である。
以下、図面を参照して、本発明に係る半導体装置の一実施形態について説明する。なお、以下の説明においては、本発明の半導体装置を車両に搭載される電力変換装置に適用した例について説明する。
最初に、本実施形態における電力変換装置Aについて、図1及び図2を参照して説明する。この電力変換装置Aは、ハイブリッド自動車や電気自動車等の車両に搭載されるPCU(パワーコントロールユニット)であり、昇降圧回路E1及び2つのインバータ回路(第1、第2インバータ回路E2,E3)を備えている。図1において、領域R1は昇降圧回路E1の実装領域であり、領域R2は第1インバータ回路E2の実装領域であり、また領域R3は他方の第2インバータ回路E3の実装領域である。
図2に示すように、昇降圧回路E1は2つのパワートランジスタ1,2を電子部品として備え、第1インバータ回路E2は6つのパワートランジスタ3~8を電子部品として備え、第2インバータ回路E3は6つのパワートランジスタ9~14を電子部品として備えている。これら14個のパワートランジスタ1~14は、図1に示すように半導体チップC1~C14としてベース部材B上に実装されている。
ここで、昇降圧回路E1を構成する2つのパワートランジスタ1,2は、第1、第2インバータ回路E2、E3を構成するパワートランジスタ3~14によりも電流容量が極端に大きい。このような電流容量の関係から、パワートランジスタ1は、2つの半導体チップC1を並列接続することにより所望の電流容量を確保している。また、パワートランジスタ2は、2つの半導体チップC2を並列接続することにより所望の電流容量を確保している。
なお、以下では各半導体チップC1~C14のいずれか1つを特定することなく全体を総称する場合に半導体チップCと記載する。半導体チップCは、図1及び図3等に示すように矩形の板状部品であり、上面に複数の接続パッド(第1、第2接続パッドP1、P2)を備える。
第1接続パッドP1は、後述する第1リードフレームL1が接続され、面積が比較的大きい。第2接続パッドP2は、後述するボンディングワイヤが接続されるワイヤボンディング用パッドであり、面積が比較的小さい。
なお、昇降圧回路E1は、図2に示すように、パワートランジスタ1,2に加えて、1つのリアクトル及び2つのコンデンサを電子部品として備えている。これらリアクトル及びコンデンサは、図1(正面図)には現れておらず、ベース部材Bの背面側に実装されている。
ベース部材B上に設けられる筐体は、バスバー等の配線材が埋込配線材として埋め込まれた樹脂成型部品である。すなわち、この筐体は、インサート成形によって形成された樹脂成型部品であり、各半導体チップCを収容する複数のチップ収容部bが形成されている。
このような筐体は、電気回路としての電力変換装置Aを機械的(物理的)に収容する一種のケース(IPMケース)であり、車両に固定される。なお、このようなベース部材Bの背面には、電力変換装置Aが発する熱を放熱するための放熱部品(例えばヒートシンク)が装着される。
このような筐体の埋込配線材の代表的なものは、図1に示す一対のバスバーU1、U2である。これら一対のバスバーU1、U2のうち、一方のバスバーU1は昇降圧回路E1の高電位側出力線を構成する埋込配線材であり、他方のバスバーU2は昇降圧回路E1の低電位側出力線を構成する埋込配線材である。
このような一対のバスバーU1、U2は、主部が平行対峙した状態で埋め込まれており、一部が第1、第2リードフレームL1、L2との接続部として露出している。なお、以下では一対のバスバーU1、U2のいずれか1つを特定することなく全体を総称する場合にバスバーUと記載する。
第1、第2リードフレームL1、L2は、ベース部材Bとは別体の個別配線材であり、半導体チップC毎に設けられると共に半導体チップCとバスバーUとの接続、また後述する絶縁放熱回路基板DとバスバーUとの接続を中継する。すなわち、第1、第2リードフレームL1、L2のうち、第1リードフレームL1は、一端が半導体チップCの第1接続パッドP1に接続され、他端がバスバーUと接続されている。第2リードフレームL2は、一端が絶縁放熱回路基板Dに接続され、他端がバスバーUと接続されている。なお、個別配線材には、第1、第2リードフレームL1、L2の他に後述するボンディングワイヤがある。
このような電子部品、埋込配線材及び個別配線材は、半田H(図3及び図4参照)を用いることにより相互接続される。本実施形態における電力変換装置Aは、このような半田Hによって電子部品、埋込配線材及び個別配線材が相互接続されることにより、図2に示す電気回路として機能する。
図3は、半導体チップCを含む模式的な分解斜視図である。また、図4は、半導体チップCを含む模式的な断面図である。これらの図に示すように、第2リードフレームL2は、半田Hを介して絶縁放熱回路基板Dに接続されている。つまり、本実施形態では、第2リードフレームL2は、絶縁放熱回路基板Dを被接合体として、半田Hによって絶縁放熱回路基板Dに接合されている。
図5は、第2リードフレームL2の斜視図である。第2リードフレームL2は、帯状の銅板を屈曲して形成されており、接合端部21と、導通部22と、バスバー接続端部23とを有している。接合端部21は、絶縁放熱回路基板Dに対して直接的に接合される部位であり、導通部22の下端に対して略直角に接続されている。
図6は、接合端部21を上方から見た平面図である。この図に示すように、接合端部21は、平面視で矩形状とされており、導通部22が接続される第1辺21aと、第1辺21aと平行とされた第2辺21bと、これらの第1辺21aの端部と第2辺21bの端部とに接続された第3辺21c及び第4辺21dとを有している。つまり、接合端部21は、導通部22が接続された一辺(第1辺21a)と、この一辺と平行な他の一辺(第2辺21b)と、導通部22が接続された一辺(第1辺21a)と直交する2つの辺(第3辺21c及び第4辺21d)とを有している。このような平面視が矩形状で板状とされた接合端部21は、図4に示すように、下面21eが半田Hの溶着される面とされており、上面21fが上方に向けて開放された状態とされている。
また、本実施形態において、接合端部21は、切欠部24と突部25とを有している。切欠部24は、接合端部21の縁部にて下面21eから上面21fまで貫通して設けられている。つまり、切欠部24は、半田Hが溶着される一方側の面(下面21e)まで他方側の面(上面21f)から貫通して設けられている。また、切欠部24は、平面視にて上記一辺とされた外縁より接合端部21の中央に向けて窪む溝状に設けられている。
本実施形態では、切欠部24は、平面視(上面21fの法線に沿った方向)から見て、接合端部21の中央から外縁に向かうに連れて広がるV字形状とされている。このような形状とされた切欠部24は、図6に示すように、2つの斜辺24aを有している。これらの斜辺24aは、その切欠部24が設けられた接合端部21の一辺に対して直交する線分に対して接合端部21の外側に向けられた辺となっている。このため、接合端部21の一辺に対して直交する線分に沿って切欠部24の内壁部が設けられている場合よりも、斜辺24aを含む内壁面にて半田Hのフィレット等を容易に視認することができる。
また、図6に示すように、本実施形態において切欠部24は、接合端部21に対して複数設けられている。具体的には、平面視における接合端部21の4辺(第1辺21a、第2辺21b、第3辺21c及び第4辺21d)のうち、第2辺21b、第3辺21c及び第4辺21dの各々に切欠部24が設けられている。
つまり、本実施形態においては、切欠部24は、導通部22が接続された一辺(第1辺21a)と平行な他の一辺(第2辺21b)と、導通部22が接続された一辺(第1辺21a)と直交する2つの辺(第3辺21c及び第4辺21d)の各々に設けられている。このため、例えば、半田Hと接合端部21の第1辺21a及び第2辺21bと直交する方向における位置の変位を第2辺21bに設けられた切欠部24によって視覚的に確認できる。また、半田Hと接合端部21の第3辺21c及び第4辺21dと直交する方向における位置の変位を第3辺21c及び第4辺21dに設けられた切欠部24によって視覚的に確認できる。
また、接合端部21は、図4に示すように、半田Hが溶着される一方側の面(下面21e)から突出した突部25を有している。突部25は、接合端部21を上方からプレス加工することによって設けられている。このため、接合端部21の上面21fには突部25に合わせたディンプルが設けられている。このような突部25は、複数設けられており、上面21fの法線に沿った方向から見て複数の切欠部24の間に配置されている。これらの突部25は、リフロー工程の前においては半田シートを抑え、リフロー工程の後においては絶縁放熱回路基板Dに直接当接される部位である。
さらに、接合端部21は、図6に示すように、第2辺21bと第3辺21cとが接続される角部Kと、第2辺21bと第4辺21dとが接続される角部Kとが面取りされている。本実施形態においては、これらの角部Kは、第2辺21bから第3辺21cあるいは第4辺21dに屈曲する部位がなく滑らかに接続されるような湾曲面とされている。なお、角部Kは必ずしも湾曲面である必要はなく、テーパー状に傾斜した傾斜面であっても良い。
このような本実施形態に係る電力変換装置Aを製造する場合いは、例えば、マウント工程、リフロー工程、ワイヤボンディング工程及び検査工程を行う。
マウント工程は、例えば、治具を用いることによりベース部材B、半導体チップC及び第1、第2リードフレームL1、L2の位置関係を規定すると共に、半田シートや半田片を所定位置に配置する製造工程である。例えば、このマウント工程にて、半田シートが第2リードフレームL2の接合端部21と絶縁放熱回路基板Dとの間の所定位置に配置されているか否かを、切欠部24を介して目視にて確認する。
リフロー工程は、マウント工程の組立物、つまり各電子部品、各埋込配線材及び各個別配線材並びに各接合材が治具によって所定の位置関係に設定された状態の被リフロー部材を一時的に加熱することにより各接合材を溶融/固化させる製造工程である。このリフロー工程によって各電子部品、埋込配線材及び個別配線材が相互接続される。
ワイヤボンディング工程は、リフロー工程の組立物から治具を除去し、この上で専用のボンディング装置を用いて半導体チップCの第2接続パッドP2(ワイヤボンディング用パッド)と筐体の埋込配線材とを接続する製造工程である。このワイヤボンディング工程を経ることによって、図2に示す結線状態の電力変換装置Aが完成する。
検査工程は、電力変換装置Aが所望の性能を発揮するか否かを確認する製造工程である。この検査工程では、電力変換装置Aの電気的な性能だけではなく、機械的な性能をも確認される。すなわち、本実施形態における検査工程は、電力変換装置Aは車両に搭載されて使用されるものなので、この搭載環境において電気的かつ機械的に十分な性能を発揮するか否かが確認される。例えば、この検査工程にて、半田Hが第2リードフレームL2の接合端部21と絶縁放熱回路基板Dとの間の所定位置に配置されているか否かを、切欠部24を介して目視にて確認する。
以上のような本実施形態の電力変換装置Aは、半導体チップCと、絶縁放熱回路基板Dに半田Hを介して接合される第2リードフレームL2とを有する。また、電力変換装置Aは、第2リードフレームL2が、半田Hが溶着される一方側の面まで他方側の面から貫通する切欠部24を有する板状の接合端部21と、接合端部21に接続された導通部22とを有している。
本実施形態の電力変換装置Aによれば、第2リードフレームL2の接合端部21に対して切欠部24が設けられているため、切欠部24を介して、接合端部21と絶縁放熱回路基板Dとの間の半田Hの状態を目視することが可能となる。したがって、本実施形態の電力変換装置Aによれば、接合端部21に対して切欠部24が設けられていない場合と比較して、半田Hシートや加熱溶融後の半田Hの目視や画像処理を容易に行うことができる。このように、本実施形態の電力変換装置Aによれば、半導体チップCと、絶縁放熱回路基板Dに半田Hを介して接合された第2リードフレームL2とを有する電力変換装置Aにおいて、絶縁放熱回路基板Dと第2リードフレームL2との間に配置された半田Hの状態を目視より容易に確認することが可能となる。
また、本実施形態の電力変換装置Aにおいては、接合端部21に切欠部24が複数設けられている。このため、複数の箇所にて半田Hの状態を目視することができ、より確実に半田Hの状態を確認することができる。
また、本実施形態の電力変換装置Aにおいては、接合端部21の上面21fの法線に沿った方向から見て接合端部21が矩形状とされており、接合端部21の一辺に導通部22が接続され、切欠部24は、導通部22が接続された一辺(第1辺21a)と平行な他の一辺(第2辺21b)と、導通部22が接続された一辺(第1辺21a)と直交する2つの辺(第3辺21c及び第4辺21d)の各々に設けられている。このため、例えば、半田Hと接合端部21の第1辺21a及び第2辺21bと直交する方向における位置の変位を第2辺21bに設けられた切欠部24によって視覚的に確認できる。また、半田Hと接合端部21の第3辺21c及び第4辺21dと直交する方向における位置の変位を第3辺21c及び第4辺21dに設けられた切欠部24によって視覚的に確認できる。
また、本実施形態の電力変換装置Aにおいては、接合端部21が、半田Hが溶着される一方側の面(下面21e)から下方に突出し、上面21fの法線に沿った方向から見て複数の切欠部24の間に配置された突部25を有している。このため、突部25で抑えることによって、溶融前の半田シートを確実に保持することができる。また、半田Hが溶融後には突部25が絶縁放熱回路基板Dに当接されるため、第2リードフレームL2と絶縁放熱回路基板Dとの導通を確実に図ることが可能となる。
また、本実施形態の電力変換装置Aにおいては、接合端部21の上面21fの法線に沿った方向から見て、切欠部24は、接合端部21の中央から外縁に向かうに連れて広がる形状とされている。このような切欠部24が2つの斜辺24aを有し、これらの斜辺24aは、その切欠部24が設けられた接合端部21の一辺に対して直交する線分に対して接合端部21の外側に向けられた辺となっている。このため、接合端部21の一辺に対して直交する線分に沿って切欠部24の内壁部が設けられている場合よりも、斜辺24aを含む内壁面にて半田Hのフィレット等を容易に視認することができる。
また、本実施形態の電力変換装置Aにおいては、接合端部21の上面21fの法線に沿った方向から見た接合端部21の角部Kが面取りされている。このため、角部Kに局所的に突出した部位が設けられることを防止できる。このため、角部Kにバリ等が発生することを防止できる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されないことは言うまでもない。上述した実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、上記実施形態においては、切欠部24が複数設けられた構成について説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、切欠部24を1つののみ設ける構成を採用することが可能である。
また、上記実施形態においては、被接合体が絶縁放熱回路基板Dである構成について説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではない。リードフレームが他の被接合体に対して半田接合される場合にも本発明を適用することが可能である。例えば、第1リードフレームL1を、半導体チップCを被接合体として半田接合する場合にも、本発明を適用することが可能である。
また、上記実施形態においては、電力変換装置Aに本発明を適用した例について説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではない。半導体チップと、被接合体に半田接合されるリードフレームを備える半導体装置であれば、本発明を適用することが可能である。
A……電力変換装置(半導体装置)、D……絶縁放熱回路基板(被接合体)、H……半田、K……角部、L2……第2リードフレーム(リードフレーム)、21……接合端部、21a……第1辺、21b……第2辺、21c……第3辺、21d……第4辺、21e……下面、21f……上面、22……導通部、23……バスバー接続端部、24……切欠部、24a……斜辺、25……突部

Claims (3)

  1. 半導体チップと、被接合体に半田を介して接合されるリードフレームとを有する半導体装置であって、
    前記リードフレームは、
    前記半田が溶着される一方側の面まで他方側の面から貫通する切欠部を有する板状の接合端部と、
    前記接合端部に接続された導通部と
    を有し、
    前記接合端部に前記切欠部が複数設けられ、
    前記他方側の面の法線に沿った方向から見て前記接合端部が矩形状とされており、
    前記接合端部の一辺に前記導通部が接続され、
    前記切欠部は、前記導通部が接続された一辺と平行な他の一辺と、前記導通部が接続された一辺と直交する2つの辺との各々に設けられており、
    前記接合端部は、前記半田が溶着される一方側の面から突出し、前記他方側の面の法線に沿った方向から見て複数の切欠部の間に配置された突部を有し、
    前記突部は、前記切欠部が設けられた前記辺と離間して形成されている
    ことを特徴とする半導体装置。
  2. 前記他方側の面の法線に沿った方向から見て、前記切欠部は、前記接合端部の中央から外縁に向かうに連れて広がる形状とされていることを特徴とする請求項記載の半導体装置。
  3. 前記他方側の面の法線に沿った方向から見た前記接合端部の角部の少なくとも1つが面取りされていることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置。
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