JP7340837B2 - 硬化性組成物およびこれを用いた施工方法 - Google Patents
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Description
前記硬化性組成物を透湿防水シート上に塗布後、硬化させた試験体の、JIS L 1092:2009の「7.1.2 B法(高水圧法)」に準拠して測定した耐水度が、10.0kPa以上である硬化性組成物。
(2)前記硬化性組成物の硬化後のJIS K 6251における切断時伸びが350%以上、50%伸び引張応力が5.0MPa以下である(1)に記載の硬化性組成物。
(3)JIS A 1439における押出し時間が、15秒以下である(1)または(2)に記載の硬化性組成物。
(4)前記硬化性組成物が、(A)常温硬化性樹脂と、(B)揺変性付与剤と、(C)充填剤と、(D)接着性付与剤と、を含み、
前記硬化性組成物中における、溶剤の含有量が2.0質量%以下、且つ可塑剤の含有量が2.0質量%以下である(1)乃至(3)のいずれか1つに記載の硬化性組成物。
(5)前記(A)常温硬化性樹脂が、イソシアネート基含有ウレタン系プレポリマーを含む(4)に記載の硬化性組成物。
(6)前記(B)揺変性付与剤が、有機酸系化合物で表面処理された炭酸カルシウムを含む(4)または(5)に記載の硬化性組成物。
(7)前記(C)充填剤が、炭酸カルシウムを含む(4)乃至(6)のいずれか1つに記載の硬化性組成物。
(8)前記(D)接着性付与剤が、シラン系カップリング剤を含む(4)乃至(7)のいずれか1つに記載の硬化性組成物。
(9)記硬化性組成物中における、前記(A)常温硬化性樹脂の含有量が、45.0質量%以上70質量%以下である(4)乃至(8)のいずれか1つに記載の硬化性組成物。
(10)前記イソシアネート基含有ウレタン系プレポリマー中における、イソシアネート基の含有量が、3.5質量%以上7.0質量%以下である(5)に記載の硬化性組成物。
(11)硬化性組成物を透湿防水シート上に塗布後、硬化させた試験体の、JIS L
1092:2009の「7.1.2 B法(高水圧法)」に準拠して測定した耐水度が、10.0kPa以上である硬化性組成物を用意する工程と、
建築物の外装材及び該外装材の室内側に配される透湿防水シートを貫通した部材の貫通部と該貫通部の周囲とに、前記硬化性組成物を施与する工程と、を含む、
前記透湿防水シートの室内側への浸水を防止する施工方法。
本発明における樹脂成分としての常温硬化性樹脂は、常温(25℃)において、空気中の水分(湿気)や酸素などとの反応により、ラジカル発生剤などの混合によるラジカル重合や酸化重合により、または主剤と硬化剤との架橋反応などにより、架橋・高分子化して硬化するものである。常温硬化性樹脂としては、具体的には、例えば、イソシアネート基含有ウレタン系プレポリマー、架橋性シリル基含有樹脂、ポリサルファイド系樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、アルキッド樹脂などと必要に応じて更に硬化触媒とからなる一液型を挙げることができ、その他、上記各種樹脂や、エポキシ樹脂、活性水素含有ウレタン系樹脂、活性水素含有フッ素樹脂などと硬化剤や硬化触媒などとからなる二液型を挙げることができる。これらのうち、作業性が優れている点から、一液湿気硬化型の(必要に応じて硬化触媒を含む)イソシアネート基含有ウレタン系プレポリマー又は架橋性シリル基含有樹脂が好ましく、特にイソシアネート基含有ウレタン系プレポリマーが好ましい。これらはいずれも単独で、または2種以上を混合して使用することができる。
前記イソシアネート基含有ウレタン系プレポリマーは、有機イソシアネート化合物と活性水素含有化合物とを活性水素(基)に対してイソシアネート基過剰の条件で反応させて得られるものである。具体的には、活性水素含有化合物と有機イソシアネート化合物とを、原料のイソシアネート基/活性水素(基)のモル比が1.2~10/1.0、好ましくは1.5~5.0/1.0となる範囲で同時または逐次に反応させて、ウレタンプレポリマー中にイソシアネート基が残存するようにして製造することができる。モル比が1.2/1.0を下回ると、得られるウレタン系プレポリマーの架橋点が少なくなりすぎ、硬化性組成物の硬化後の伸びや引張強度などが低下することがあり、ゴム物性や接着性が低下することがある。一方で、モル比が10/1.0を超えると、湿気と反応した際に炭酸ガスの発生量が多くなり発泡の原因となることがある。
有機イソシアネート化合物としては、有機ポリイソシアネートと、イソシアネート基含有ウレタンプレポリマーの変性用として必要に応じて使用してもよい有機モノイソシアネートが挙げられる。有機ポリイソシアネートとしては、イソシアネート基が芳香族炭化水素に結合している芳香族系ポリイソシアネート、芳香環を有しかつイソシアネート基が脂肪族炭化水素基に結合している芳香脂肪族系ポリイソシアネート、脂肪族炭化水素基のみからなる脂肪族系ポリイソシアネートなどが挙げられる。
前記活性水素含有化合物としては、高分子ポリオールや高分子ポリアミン等が挙げられる。また、必要に応じて使用する鎖延長剤としての、低分子ポリオール、低分子アミノアルコール、低分子ポリアミン、イソシアネート基含有ウレタンプレポリマーの変性用として必要に応じて用いる高分子や低分子のモノオールなどが挙げられる。なお、高分子とは、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)によるポリスチレン換算の数平均分子量が1,000以上を意味し、低分子とは、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)によるポリスチレン換算の数平均分子量が1,000未満を意味する。
架橋性シリル基含有樹脂は、樹脂に導入した架橋性シリル基が大気中の湿気などの水分と加水分解反応して生成したシラノール基が縮合反応して、架橋し硬化することにより、本発明の硬化性組成物において硬化成分として機能するものである。架橋性シリル基含有樹脂としては、特開昭52-73998号公報、特開昭55-9669号公報、特開昭59-122541号公報、特開昭60-6747号公報、特開昭61-233043号公報、特開昭63-6003号公報、特開昭63-112642号公報、特開平3-79627号公報、特開平4-283259号公報、特開平5-287186号公報、特開平11-80571号公報、特開平11-116763号公報、特開平11-130931号公報中に開示されているような、分子内に架橋性シリル基を含有する、主鎖が(メタ)アクリル系重合体、ポリオキシアルキレン系重合体、ポリイソプレン、ポリイソブチレン、ポリブタンジエン等の脂肪族炭水化水素系重合体、ポリエステル系重合体、ポリサルファイド重合体、これらの共重合体または混合物などが挙げられる。
A.ポリオールと架橋性シリル基含有イソシアネート化合物を使用する場合については、(1)ポリオキシアルキレン系ポリオールと架橋性シリル基含有イソシアネート化合物とを、イソシアネート基/水酸基のモル比が0.1~1.5/1.0、好ましくは0.2~1.1/1.0、さらに好ましくは0.8~1.1/1.0となる範囲で反応させて架橋性シリル基含有ポリオキシアルキレン系重合体(O-1)を合成する方法、(2)ポリ(メタ)アクリル系ポリオールと架橋性シリル基含有イソシアネート化合物とを、イソシアネート基/水酸基のモル比が0.1~1.5/1.0、好ましくは0.2~1.1/1.0となる範囲で反応させて架橋性シリル基含有ポリ(メタ)アクリル系重合体(A-1)を合成する方法、(3)架橋性シリル基含有ポリ(メタ)アクリル変性ポリオキシアルキレン系重合体(AO-1)を製造する場合は、前記架橋性シリル基含有ポリオキシアルキレン系重合体(O-1)と、架橋性シリル基含有ポリ(メタ)アクリル系重合体(A-1)とを混合する方法等が挙げられる。なお、架橋性シリル基含有ポリ(メタ)アクリル変性ポリオキシアルキレン系重合体(AO-1)は、ポリオキシアルキレン系ポリオールとポリ(メタ)アクリル系ポリオールとの混合物に、架橋性シリル基含有イソシアネート化合物を反応させて製造することもできるが、前者の個別に反応させて混合する方が、反応を制御し易く、かつゴム弾性物性を調節し易いため好ましい。
前記ポリサルファイド系樹脂としては、ポリサルファイド樹脂、変性ポリサルファイド樹脂が挙げられる。ポリサルファイド系樹脂は、分子中に含有するメルカプト基が、常温(25℃)で大気中の水分(湿気)や酸素などと反応し、ジスルフィド結合を生成して硬化することにより、硬化性組成物の常温硬化性樹脂として機能する。このポリサルファイド系樹脂を含有するシーリング材は、1液型室温(常温)硬化型として使用できる。
HS-(R-Sm)n-R-SH
(式中、mの平均値は1.2~2.8であり、nは2~50の整数である。Rは炭素数2~16のアルキル基又はエーテル結合含有アルキル基である。)
本発明においては、前記常温硬化性樹脂成分に加えて、さらに(B)揺変性付与剤を配合する。揺変性付与剤は、本発明の硬化性組成物に揺変性を付与して、硬化性組成物を塗布したときにタレ(スランプ)の発生を防止することに寄与する。揺変性付与剤としては、有機酸系化合物で表面処理された炭酸カルシウム(有機酸系化合物表面処理炭酸カルシウム)、親水性コロイダルシリカ、疎水性コロイダルシリカ等の無機系揺変性付与剤;脂肪酸アマイド、有機ベントナイト等の有機系揺変性付与剤などが挙げられる。これらのうち、得られる硬化性組成物の吐出作業性がより向上する点で、有機酸系化合物表面処理炭酸カルシウムが好ましい。有機酸系化合物表面処理炭酸カルシウムは、合成炭酸カルシウム等の微粉末炭酸カルシウムの表面を、ステアリン酸等の脂肪酸またはそのアルキルエステル、ステアリン酸カルシウム等の脂肪酸金属塩、樹脂酸などの有機酸系化合物で処理(例えば、被覆)したものである。これらの市販品としては、白石工業株式会社製の白艶華シリーズのCC、DD、CCR、U、丸尾カルシウム株式会社製のカルファインシリーズの100、200、200Mなどがある。
本発明においては、さらに(C)充填剤を配合する。充填剤は、本発明の硬化性組成物が硬化したシーリング材に強度を付与することに寄与する。充填剤としては、例えば、マイカ、カオリン、ゼオライト、グラファイト、珪藻土、白土、クレー、タルク、スレート粉、無水ケイ酸、石英微粉末、アルミニウム粉末、亜鉛粉末、沈降性シリカなどの合成シリカ、有機酸系化合物等の化合物で表面が処理(被覆等)されていない炭酸カルシウム(単に、「炭酸カルシウム」ということがある。)、炭酸マグネシウム、アルミナ等の無機粉末状充填剤;ガラス繊維、炭素繊維などの繊維状充填剤;木粉、クルミ穀粉、もみ殻粉、パルプ粉、木綿チップ、ゴム粉末、さらにポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、シリコーン樹脂、塩化ビニル樹脂、酢酸ビニル樹脂、ポリエチレンやポリプロピレン等のポリオレフィン樹脂、(メタ)アクリル樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂等の熱可塑性樹脂または熱硬化性樹脂の粉末等の有機系充填剤、水酸化マグネシウムや水酸化アルミニウムなどの難燃性付与充填剤なども挙げられる。これらのうち、入手が容易でありつつ強度を確実に付与できる点から、炭酸カルシウムが好ましい。充填剤の粒子径としては、例えば、0.01~1,000μmが好ましい。
本発明においては、さらに(D)接着性付与剤を配合する。接着性付与剤は、本発明の硬化性組成物が硬化したシーリング材に、建築物の外装材の貫通口を貫通した換気設備のパイプや給排水管等の部材や透湿防水シートに対する接着性を付与する。接着性付与剤としては、カップリング剤、エポキシ樹脂、アルキルチタネート類、有機ポリイソシアネート等が挙げられる。カップリング剤としては、シラン系、アルミニウム系、ジルコアルミネート系などの各種カップリング剤及び/又はその部分加水分解縮合物が挙げられる。これらのうちシランカップリング剤及び/又はその部分加水分解縮合物が接着性に優れている点で好ましい。
硬化促進触媒は、前記常温硬化性樹脂の活性水素基、水分や酸素との反応を促進し、硬化性組成物の硬化を促進するため使用するものである。具体的には、有機金属化合物、アミン類等が挙げられ、有機金属化合物としては、オクチル酸錫、ナフテン酸錫等の2価の有機錫化合物、ジブチル錫ジオクトエート、ジブチル錫ジラウレート、ジブチル錫ジアセテート、ジブチル錫ジマレエート、ジブチル錫ジステアレート、ジオクチル錫ジラウレート、ジオクチル錫ジバーサテート、ジブチル錫オキサイド、ジブチル錫ビス(トリエトキシシリケート)、ジブチル錫オキサイドとフタル酸エステルとの反応物等の4価の有機錫化合物、ジブチル錫ビス(アセチルアセトナート)、錫系キレート化合物の旭硝子社製EXCESTARC-501、ジルコニウムテトラキス(アセチルアセトナート)、チタンテトラキス(アセチルアセトナート)、アルミニウムトリス(アセチルアセトナート)、アルミニウムトリス(エチルアセトアセテート)、アセチルアセトンコバルト、アセチルアセトン鉄、アセチルアセトン銅、アセチルアセトンマグネシウム、アセチルアセトンビスマス、アセチルアセトンニッケル、アセチルアセトン亜鉛、アセチルアセトンマンガン等の各種金属のキレート化合物、テトラ-n-ブチルチタネート、テトラプロピルチタネート等のチタン酸エステル類、その他、オクチル酸鉛やオクチル酸ジルコニウム等のマンガン、鉄、コバルト、銅、亜鉛、ジルコニウム、鉛、ビスマス等の錫以外の各種金属と、オクチル酸、ステアリン酸、ナフテン酸等の各種有機酸との金属有機酸塩などが挙げられ、アミン類としては、例えば、トリエチルアミン、トリブチルアミン、トリエチレンジアミン、ヘキサメチレンテトラミン、1,8-ジアザビシクロ〔5,4,0〕ウンデセン-7(DBU)、1,4-ジアザビシクロ〔2,2,2〕オクタン(DABCO)、N-メチルモルホリン、N-エチルモルホリン等の第3級アミン類、またはこれらのアミン類とカルボン酸等の塩類などが挙げられる。これらは単独でまたは2種以上を混合して使用できる。これらのうち、反応速度が高く、毒性及び揮発性の比較的低い液体である点から有機金属化合物が好ましく、有機錫化合物や金属キレート化合物がより好ましく、ジブチル錫ビス(アセチルアセトナート)が特に好ましい。
前記耐候性安定剤は、常温硬化性樹脂の硬化物の酸化や光劣化、熱劣化を防止して、耐候性だけではなく耐熱性をさらに向上させるために使用する。耐候性安定剤としては、具体的には、例えば、ヒンダードアミン系光安定剤、ヒンダードフェノール系酸化防止剤、紫外線吸収剤などが挙げられる。ヒンダードアミン系光安定剤としては、例えば、ビス(1,2,2,6,6-ペンタメチル-4-ピペリジル)[[3,5-ビス(1,1-ジメチルエチル)-4-ヒドロキシフェニル]メチル]ブチルマロネート、ビス(2,2,6,6-テトラメチル-4-ピペリジル)セバケート、メチル-1,2,2,6,6-ペンタメチル-4-ピペリジルセバケート、4-ベンゾイルオキシ-2,2,6,6-テトラメチルピペリジンなどが挙げられる。また、旭電化工業株式会社製のアデカスタブシリーズのLA-52、LA-57、LA-62、LA-67、LA-77、LA-82、LA-87などの分子量1000未満の低分子量ヒンダードアミン系光安定剤、同じくLA-63P、LA-68LD或いはチバスペシャルティケミカルズ株式会社製の商品名CHIMASSORBシリーズの119FL、2020FDL、944FD、944LDなどの分子量1000以上の高分子量ヒンダードアミン系光安定剤なども挙げられる。
本発明において、常温硬化性樹脂としてイソシアネート基含有ウレタン系プレポリマーを選択し、一液湿気硬化型組成物、すなわち、一液湿気硬化型ポリウレタン系組成物として用いた場合、ウレタン系プレポリマー中のイソシアネート基含有量が大きなとき、得られる硬化性組成物を、夏場などの高温、多湿の状態で施工したとき、硬化途中に発生する炭酸ガスにより発泡を生じ、外観、接着性の低下傾向などが生じる場合がある。これを防止する手段として、イソシアネート基含有ウレタン系プレポリマーに、さらにオキサゾリジン化合物(オキサゾリジン環を有する化合物)を配合するのが好ましい場合がある。
貯蔵安定性改良剤としては、一液湿気硬化型組成物中に存在する水分と反応する化合物、例えば、ビニルトリメトキシシランなどの低分子の架橋性シリル基含有化合物、酸化カルシウム、酸化マグネシウム、p-トルエンスルホニルイソシアネートなどが挙げられる。
着色剤としては、硬化性組成物に付与する所望の色彩に応じて適宜選択可能であり、例えば、酸化チタンや酸化鉄などの無機系顔料、銅フタロシアニンなどの有機系顔料、カーボンブラックなどが挙げられる。
次に、本発明の硬化性組成物が施工の対象とすることができる、透湿防水シートについて説明する。透湿防水シートは、例えば、通気層構法における住宅外壁下地用に使用されるものである。本明細書において、透湿防水シートとは、JIS A 6111:2016で規定される透湿性(透湿抵抗)にて0.19m2・s・Pa/μg以下であり、JIS L 1092:2009の「7.1.1 A法(低水圧法)」または「7.1.2 B法(高水圧法)」で規定される耐水度が10kPa以上の防水性等を備えている透湿防水シートを意味する。このような透湿防水シートとしては、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のポリオレフィンからなる不織布やフィルムを好ましく使用できる。市販品としては、タイベックハウスラップ、タイベックシルバー(旭・デュポンフラッシュスパンプロダクツ株式会社製)等が挙げられる。
<実施例1>
攪拌機、温度計、窒素シール管および加熱・冷却装置付き反応容器に、窒素ガスを流しながら、ポリオキシプロピレントリオール(AGC株式会社製、エクセノール5030、数平均分子量5,000、総不飽和度0.07meq/g)100g、ポリオキシプロピレンジオール(AGC株式会社製、エクセノール3021、数平均分子量3,300、総不飽和度0.07meq/g)157gを仕込み、100℃、30mmHgにおいて30分減圧脱水を行ない、内容物の含水率が0.03%以下(質量%、以下同様)であることを確認した。次に、4,4’-ジフェニルメタンジイソシアネート75gを攪拌しながら仕込んだ後、加温し70~75℃で1時間反応させた。得られた反応物のNCO含有量は5.45質量%であった。得られた反応物を40℃に冷却後、乾燥した重質炭酸カルシウム100g、乾燥した脂肪酸表面処理炭酸カルシウム(丸尾カルシウム株式会社製、カルファイン200M)180g、3-グリシドキシプロピルトリメトキシシラン1g、オクチル酸ジルコニウム0.01gを仕込み、常温常圧下において30分、常温30mmHg減圧下において30分、それぞれ混練りし、容器に詰め、密封して溶剤および可塑剤を含有しない硬化性組成物U-1を調製した。
<実施例2>
攪拌機、温度計、窒素シール管および加熱・冷却装置付き反応容器に、窒素ガスを流しながら、ポリオキシプロピレントリオール(三井化学株式会社製、MN-4000、数平均分子量4,000)100g、ポリオキシプロピレンモノオール(AGC株式会社製PML-1003、数平均分子量3080)100gを仕込み、100℃、30mmHgにおいて30分減圧脱水を行ない、内容物の含水率が0.03%以下であることを確認した。次に、4,4’-ジフェニルメタンジイソシアネート45g、ジブチル錫ジラウレート0.02gを攪拌しながら仕込んだ後、加温し70~75℃で1時間反応させた。得られた反応物のNCO含有量は2.98質量%であった。得られた反応物を40℃に冷却後、乾燥した重質炭酸カルシウム150g、乾燥した脂肪酸表面処理炭酸カルシウム(丸尾カルシウム株式会社製、カルファイン200M)200g、3-グリシドキシプロピルトリメトキシシラン1g、ヒンダードフェノール系酸化防止剤(BASFジャパン株式会社製、IRGANOX1010)3gを仕込み、常温常圧下において30分、常温30mmHg減圧下において30分、それぞれ混練りし、容器に詰め、密封して溶剤および可塑剤を含有しない硬化性組成物U-2を調製した。
<実施例3>
攪拌機、温度計、窒素シール管および加熱・冷却装置付き反応容器に、窒素ガスを流しながら、ポリオキシプロピレントリオール(三井化学株式会社製、MN-4000、数平均分子量4,000)150g、ポリオキシプロピレンジオール(AGC株式会社製、エクセノール3021、数平均分子量3,300)200gを仕込み、100℃、30mmHgにおいて30分減圧脱水を行ない、内容物の含水率が0.03%以下であることを確認した。次に、4,4’-ジフェニルメタンジイソシアネート100gを攪拌しながら仕込んだ後、加温し70~75℃で1時間反応させた。得られた反応物のNCO含有量は5.10質量%であった。得られた反応物を40℃に冷却後、ポリメチレンポリフェニルポリイソシアネート(東ソー株式会社製、ミリオネートMR-200)20g、乾燥した重質炭酸カルシウム300g、乾燥した脂肪酸表面処理炭酸カルシウム(丸尾カルシウム株式会社製、カルファイン200M)150g、3-グリシドキシプロピルトリメトキシシラン3g、ヒンダードフェノール系酸化防止剤(BASFジャパン株式会社製、IRGANOX1010)5gを仕込み、常温常圧下において30分、常温30mmHg減圧下において30分、それぞれ混練りし、容器に詰め、密封して溶剤および可塑剤を含有しない硬化性組成物U-3を調製した。
<比較例1>
攪拌機、温度計、窒素シール管および加熱・冷却装置付き反応容器に、窒素ガスを流しながら、ポリオキシプロピレントリオール(三井化学株式会社製、MN-4000、数平均分子量4,000)262g、ポリオキシプロピレンジオール(AGC株式会社製、エクセノール3021、数平均分子量3,300)411gを仕込み、100℃、30mmHgにおいて30分減圧脱水を行ない、内容物の含水率が0.03%以下であることを確認した。次に、トルエン40g、4,4’-ジフェニルメタンジイソシアネート175.6g、ジブチル錫ジラウレート0.1gを攪拌しながら仕込んだ後、加温し70~75℃で1時間反応させた。得られた反応物のNCO含有量は4.38質量%であった。得られた反応物を40℃に冷却後、乾燥した重質炭酸カルシウム100gを仕込み、内容物が均一になるまで1時間攪拌、混錬した後、乾燥した親水性コロイド状シリカ(株式会社トクヤマ製、レオロシールQS-102)67.6gを仕込み、さらに内容物が均一になるまで1時間攪拌、混錬した。次いで、ジブチル錫ジアセチルアセトナート(日東化成株式会社製、ネオスタンU-220)0.9gを仕込み、常温常圧下において30分、常温30mmHg減圧下において30分、それぞれ混練りし、容器に詰め、密封して溶剤を含有する硬化性組成物RU-1を調製した。
<比較例2>
攪拌機、温度計、窒素シール管および加熱・冷却装置付き反応容器に、窒素ガスを流しながら、分子量3000のポリオキシプロピレンジオール228.1g、分子量4000のポリオキシプロピレントリオール121.7gを仕込み、100℃、30mmHgにおいて30分減圧脱水を行ない、内容物の含水率が0.03%以下であることを確認した。次に、ペンタエリスリトールトリアクリレート6.8gを仕込み、混練りして均一に分散させた後、4,4’-ジフェニルメタンジイソシアネート43.3gを仕込み、70~75℃において2時間反応させた。得られた反応物のNCO含有量は0.77質量%であった。得られた反応物を40℃に冷却後、乾燥した炭酸カルシウム250g、乾燥した酸化チタン50g、フタル酸ジオクチル(DOP)200g、キシレン63g、ヒンダードフェノール系酸化防止剤(BASFジャパン株式会社製、IRGANOX1010)10gを仕込み、常温常圧下において1時間混練りした。次に、乾燥した親水性コロイド状シリカ(株式会社トクヤマ製、レオロシールQS-102)37gを仕込み、常温常圧下において30分、常温30mmHg減圧下において30分、それぞれ混練りし、容器に詰め、密封して溶剤および可塑剤を含有する硬化性組成物RU-2を得た。
<比較例3>
ナフテン系溶剤(エクソンモービル社製、エクソールD40)を65g用いた以外は、実施例2と同様の操作を行い、硬化性組成物RU-3を調製した。
(1)防水性(耐水度)
得られた硬化性組成物を透湿防水シート(旭・デュポンフラッシュスパンプロダクツ株式会社製、商品名「タイベックハウスラップ」、JIS A 6111:2016で規定される透湿抵抗が0.17m2・s・Pa/μg、JIS L 1092:2009の「7.1.2 B法(高水圧法)」で規定される耐水度が16.4kPa)上に後述する測定装置の測定部の面積に対して塗布面積が50%となるように、測定部の中心に対応する位置に円状に塗布し、23℃、50%相対湿度雰囲気下で72時間硬化させたものを試験体とした。JIS L 1092:2009の「7.1.2 B法(高水圧法)」に準拠した装置に規定量の水を入れ、その上に得られた試験体を硬化性組成物の塗布面が水に当たるように取り付け、水圧を加えて、透湿防水シートの裏側に3か所から水が出たときの水圧を測定し、防水性の指標である耐水度とした。また、防水性(耐水度)の低下率は、硬化性組成物を塗布しないで測定した透湿防水シートの耐水度に対する低下の割合を計算することで求めた。
得られた硬化性組成物を離型処理した型枠内に、厚さ約2.5mmとなるように泡を巻き込まないように注意して流し、23℃、50%相対湿度の室内に7日間放置した。その後、脱型し、さらに同条件で3日間放置し養生して硬化物シートの試験体を作製した。作製した試験体を用い、JIS K 6251:2004に準拠して、ダンベル状3号形で試験をし、切断時伸び及び50%伸び引張応力を求めた。
得られた硬化性組成物を、JIS A 1439:2004の「5.14試験用カートリッジによる押出し試験」に準拠して試験をし、カートリッジ内の試料の全量を押し出すのに要する時間(秒)を測定した。
得られた硬化性組成物を、JIS A 5536:2015「床仕上げ材用接着剤」、6.3.3に準拠して、90度剥離接着強さ試験を行った。その際、下地材として、幅70mm、長さ150mm、厚さ5mmのフレキシブルボード(繊維強化セメント板)に透湿防水シート(旭・デュポンフラッシュスパンプロダクツ株式会社製、商品名「タイベックハウスラップ」)をアルミクロステープにより貼り付けたもの(下記表1にて「透湿防水シート」と表記)、幅70mm、長さ150mm、厚さ2mmのアルミニウム板(下記表1にて「アルミニウム」と表記)、幅70mm、長さ150mm、厚さ5mmの硬質ポリ塩化ビニル板(下記表1にて「硬質塩ビ」と表記)を使用した。上記各下地材の中央部表面(30mmの幅)に、23℃、55%相対湿度において、くし目ゴテを用いて、得られた硬化性組成物を約350g/m2の量で塗布した。23℃、55%相対湿度の条件でオープンタイムを30分とった後、透湿防水シート(旭・デュポンフラッシュスパンプロダクツ株式会社製、商品名「タイベックハウスラップ」)を幅25mm、長さ200mmの大きさに切り取ったものを、硬化性組成物が塗布された各下地材に貼り付けた。その後、ハンドローラーで約5kgの荷重で2往復して透湿防水シートを各下地材に圧着してシートを作製した後、作製したシート上面に1cm2あたり質量10gのおもりを載せて72時間、23℃、55%相対湿度の条件で養生したものを試験体とした。得られた試験体に対して、引張り速度200mm/minで引張り試験を行い、試験体の接着性を評価した。
Claims (10)
- 建築物の外装材及び該外装材の室内側に配される透湿防水シートを貫通させて部材を配設する際に、該透湿防水シートの室内側への浸水を防止するための硬化性組成物であって、
前記硬化性組成物を透湿防水シート上に塗布後、硬化させた試験体の、JIS L 1092:2009の「7.1.2 B法(高水圧法)」に準拠して測定した耐水度が、10.0kPa以上であり、
前記硬化性組成物の硬化後のJIS K 6251における切断時伸びが350%以上、50%伸び引張応力が5.0MPa以下である硬化性組成物。 - 建築物の外装材及び該外装材の室内側に配される透湿防水シートを貫通させて部材を配設する際に、該透湿防水シートの室内側への浸水を防止するための硬化性組成物であって、
前記硬化性組成物を透湿防水シート上に塗布後、硬化させた試験体の、JIS L 1092:2009の「7.1.2 B法(高水圧法)」に準拠して測定した耐水度が、10.0kPa以上であり、
前記硬化性組成物が、(A)常温硬化性樹脂と、(B)揺変性付与剤と、(C)充填剤と、(D)接着性付与剤と、を含み、
前記硬化性組成物中における、溶剤の含有量が2.0質量%以下、且つ可塑剤の含有量が2.0質量%以下である硬化性組成物。 - 前記(A)常温硬化性樹脂が、イソシアネート基含有ウレタン系プレポリマーを含む請求項2に記載の硬化性組成物。
- 前記(B)揺変性付与剤が、有機酸系化合物で表面処理された炭酸カルシウムを含む請求項2または3に記載の硬化性組成物。
- 前記(C)充填剤が、炭酸カルシウムを含む請求項2乃至4のいずれか1項に記載の硬化性組成物。
- 前記(D)接着性付与剤が、シラン系カップリング剤を含む請求項2乃至5のいずれか1項に記載の硬化性組成物。
- 前記硬化性組成物中における、前記(A)常温硬化性樹脂の含有量が、45.0質量%以上70質量%以下である請求項2乃至6のいずれか1項に記載の硬化性組成物。
- 前記イソシアネート基含有ウレタン系プレポリマー中における、イソシアネート基の含有量が、3.5質量%以上7.0質量%以下である請求項3に記載の硬化性組成物。
- JIS A 1439における押出し時間が、15秒以下である請求項1乃至8のいずれか1項に記載の硬化性組成物。
- 硬化性組成物を透湿防水シート上に塗布後、硬化させた試験体の、JIS L 1092:2009の「7.1.2 B法(高水圧法)」に準拠して測定した耐水度が、10.0kPa以上である硬化性組成物を用意する工程と、
建築物の外装材及び該外装材の室内側に配される透湿防水シートを貫通した部材の貫通部と該貫通部の周囲とに、前記硬化性組成物を施与する工程と、を含む、
前記透湿防水シートの室内側への浸水を防止する施工方法。
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