JP7340155B2 - 光学構造体及び光学構造体付き表示装置 - Google Patents

光学構造体及び光学構造体付き表示装置 Download PDF

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Description

本発明は、光学構造体及び光学構造体を有する光学構造体付き表示装置に関する。
表示装置の一例として、液晶表示装置が、種々の分野で用いられている。液晶表示装置は、液晶表示パネルの各位置におけるバックライトからの光の透過量を制御することで、液晶表示パネルを透過した光によって、画像を表示することができる。
液晶表示パネルでは、通常、正面方向(法線方向)へ進む光の量や範囲の制御が重要視されており、正面方向における輝度、コントラスト比および色再現度を好適に確保するための工夫がなされている。その一方で、液晶表示パネルの正面方向に対して傾斜した方向へ進む光の制御は比較的煩雑であり、視野角を広く確保したり、視野角内の輝度、コントラスト比および色再現度のばらつきを十分に抑制したりするための工夫は困難である。このような問題に対し、例えば特許文献1には、光の屈折や回折の作用によって視野角を拡大するような、表示装置の表示面に対面して設けられる光学構造体が開示されている。このような光学構造体によれば、簡易的に視野角の拡大を図ることができる。
特許第6447654号
特許文献1に記載されているような従来の光学構造体は、低屈折率層と高屈折率層との間の界面の形状及び屈折率差などを調整することで、視野角の拡大を図っている。しかしながら、従来の光学構造体は低屈折率層及び高屈折率層の界面が1つしかないため、多くの場合には光に対して界面における屈折や回折の作用が1回しか生じない。1回のみの屈折や回折で視野角を十分に拡大することは困難である。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、視野角を十分に拡大することを目的とする。
本発明の光学構造体は、
第1部分と、前記第1部分に積層された第2部分と、前記第2部分の前記第1部分とは反対側に積層された第3部分と、を有する光学機能層を備え、
前記第1部分の屈折率は、前記第2部分の屈折率とは異なり、
前記第2部分の屈折率は、前記第3部分の屈折率とは異なり、
前記第1部分と前記第2部分との間の第1界面が、凹凸形状をなしており、
前記第2部分と前記第3部分との間の第2界面が、凹凸形状をなしている。
本発明の光学構造体において、前記第2部分の屈折率は、前記第1部分の屈折率及び前記第3部分の屈折率より小さくてもよい。
本発明の光学構造体において、前記第2部分の屈折率は、前記第1部分の屈折率及び前記第3部分の屈折率より大きくてもよい。
本発明の光学構造体において、前記第1界面の凹凸形状の凹凸のピッチは、前記第2界面の凹凸形状の凹凸のピッチより大きくてもよい。
本発明の光学構造体付き表示装置は、
表示面を有する表示装置と、
前記表示面に対面して配置された上述したいずれかの光学構造体と、を備え、
前記光学構造体は、前記光学機能層の前記第3部分が設けられた側が前記表示面に対面する側となる。
本発明によれば、視野角を十分に拡大することができる。
図1は、光学構造体付き表示装置の一実施の形態を説明するための図であって、光学構造体付き表示装置が有する表示装置の概略構成を示す断面図である。 図2は、図1の表示装置における面光源装置の作用を説明するための図である。 図3は、光学構造体付き表示装置が有する光学構造体の構成を示す斜視図である。 図4は、図3の光学構造体のIV-IV線に沿った断面図である。 図5は、光学構造体に入射した表示装置からの画像光の作用を説明するための図である。 図6は、光学構造体の実施例及び比較例の視野角に対する規格化輝度の分布を表すグラフである。
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態について説明する。なお、本件明細書に添付する図面においては、図示と理解のしやすさの便宜上、適宜縮尺および縦横の寸法比等を、実物のそれらから変更し誇張してある。
なお、本明細書において、「シート」、「フィルム」、「板」、「層」等の用語は、呼称の違いのみに基づいて、互いから区別されるものではない。したがって、例えば、「シート」はフィルムや板や層とも呼ばれ得るような部材も含む概念である。
また、本明細書において、「シート面(板面、フィルム面)」とは、対象となるシート状の部材を全体的かつ大局的に見た場合において対象となるシート状部材の平面方向(面方向)と一致する面のことを指す。さらに、本明細書において、シート状の部材の法線方向とは、対象となるシート状の部材のシート面に対する法線方向のことを指す。
さらに、本明細書において用いる、形状や幾何学的条件ならびにそれらの程度を特定する、例えば、「平行」、「直交」、「同一」等の用語や長さや角度の値等については、厳密な意味に縛られることなく、同様の機能を期待し得る程度の範囲を含めて解釈することとする。
図1には、本発明による一実施の形態に係る光学構造体80を備える光学構造体付き表示装置1が示されている。図1に示すように、光学構造体付き表示装置1は、表示面11を有する表示装置10と、表示装置10の表示面11に対面して配置された光学構造体80と、を備えている。なお、図1は、光学構造体付き表示装置1の、表示面11の法線方向を含む面における断面図である。
まず、表示装置10について説明する。表示装置10は、画像を表示する表示面11を有している。本実施の形態に係る表示装置10は、液晶表示装置である。図1に示すように、液晶表示装置である表示装置10は、液晶表示パネル15と、液晶表示パネル15に対面して配置されて液晶表示パネル15を面状に照らす面光源装置20と、を備えている。液晶表示パネル15の面光源装置20に照らされる側とは反対側の面が、表示装置10の表示面11となっている。表示装置10では、液晶表示パネル15が面光源装置20からの光の透過または遮断を、画素を形成する領域(サブピクセル)毎に制御するシャッターとして機能することができる。画素を形成する領域毎に液晶表示パネル15が駆動することにより、表示面11に画像を表示することができる。
図示された液晶表示パネル15は、出光側に配置された上偏光板16と、入光側に配置された下偏光板18と、上偏光板16と下偏光板18との間に配置された液晶層17と、を有している。偏光板16,18は、入射した光を直交する二つの偏光成分(例えばP波およびS波)に分解し、一方の方向(透過軸と平行な方向)に振動する直線偏光成分(例えば、P波)を透過させ、前記一方の方向に直交する他方の方向(吸収軸と平行な方向)に振動する直線偏光成分(例えば、S波)を吸収する機能を有している。
液晶層17では、一つの画素を形成する領域毎に、電圧が印加され得るようになっている。そして、電圧の印加の有無によって液晶層17中の液晶分子の配向方向が変化するようになっている。一例として、入光側に配置された下偏光板18を透過した特定方向の偏光成分は、電圧が印加されていない液晶層17を通過する際にその偏光方向を90°回転させ、その一方で、電圧が印加された液晶層17を通過する際にその偏光方向を維持する。この場合、液晶層17への電圧印加の有無によって、入光側に配置された下偏光板18を透過した特定方向に振動する偏光成分が、出光側に配置された上偏光板16をさらに透過するか、あるいは、上偏光板16で吸収されて遮断されるか、を制御することができる。このようにして液晶表示パネル15では、面光源装置20からの光の透過または遮断を、画素を形成する領域毎に制御し得るようになっている。
本実施の形態においては、一例として、液晶表示パネル15は、VA(Vertical Alignment)方式の液晶表示パネルとなっている。したがって、液晶表示パネル15は、液晶層17内の液晶分子に対して電圧が印加されていない又は印加されている電圧が最小値のときに、液晶分子が液晶表示パネル15のシート面、すなわち表示面11の法線方向に沿って配向して面光源装置20からの光が遮断される状態となる。液晶分子に対して印加する電圧を徐々に増加させると、液晶分子が液晶表示パネル15のシート面に沿う側に次第に傾斜するようになって、面光源装置20からの光の透過率が徐々に増加する。このようにして液晶表示パネル15では、面光源装置20からの光の透過または遮断を画素毎に制御し得るようになっている。なお、液晶表示パネル15は、このように駆動するVA方式の液晶表示パネルに限られるものでなく、TN(Twisted Nematic)方式の液晶表示パネルであってもよいし、IPS(In-Plane Switching)方式の液晶表示パネルであってもよい。液晶表示パネル15の詳細については、種々の公知文献(例えば、「フラットパネルディスプレイ大辞典(内田龍男、内池平樹監修)」2001年工業調査会発行)に記載されており、ここではこれ以上の詳細な説明を省略する。
次に、面光源装置20について説明する。面光源装置20は、面状に光を発光する発光面21を有しており、本実施の形態では、液晶表示パネル15を背面側(入光側)から照明する装置として用いられている。図1及び図2に示すように、面光源装置20は、一例としてエッジライト型の面光源装置として構成され、導光板30と、導光板30の一方の側(図1及び図2に於いては左側)の側方に配置された光源24と、導光板30にそれぞれ対面するようにして配置された光学シート(プリズムシート)60および反射シート28と、を有している。図示された例では、光学シート60が、液晶表示パネル15に直面して配置されている。そして、光学シート60の出光面61によって、面光源装置20の発光面21が画成されている。なお、本実施の形態では、面光源装置20がエッジライト型であるが、面光源装置20は、直下型や裏面照射型などの他の形式であってもよい。
導光板30の出光面31が、表示装置10の表示面11および面光源装置20の発光面21と同様に、平面視形状(上方から見下ろして見た形状)が四角形形状に形成されている。この結果、導光板30は、全体的に、一対の主面(出光面31および裏面32)を有する相対的に厚み方向の辺が他の辺よりも小さい直方体状の部材として構成されており、一対の主面間に画成される側面は四つの面を含んでいる。同様に、光学シート60および反射シート28は、全体的に、相対的に厚み方向の辺が他の辺よりも小さい直方体状の部材として構成されている。
導光板30は、液晶表示パネル15側の一方の主面によって構成された上述した出光面31と、出光面31に対向するもう一方の主面からなる裏面32と、出光面31および裏面32の間を延びる側面と、を有している。側面のうちの第1方向d1に対向する2つの面のうちの一方の側面が、入光面33をなしている。図1及び図2に示すように、入光面33に対面して光源24が設けられている。入光面33から導光板30内に入射した光は、図2に示すように、第1方向(導光方向)d1に沿って入光面33に対向する反対面34に向けて、概ね第1方向(導光方向)d1に沿って導光板30内を導光されるようになる。
導光板30についてさらに詳述すると、本実施の形態では、導光板30の裏面32が凹凸面として形成されている。具体的な構成として、図2によく示されているように、裏面32が、傾斜面37と、導光板30の法線方向に延びる段差面38と、導光板30の板面方向に延びる接続面39と、を有している。導光板30内での導光は、導光板30の一対の主面31,32での全反射作用によってなされる。その一方で、傾斜面37は、入光面33側から反対面34側へ向かうにつれて出光面31に接近するよう、導光板30の板面に対して傾斜している。したがって、傾斜面37で反射した光については、一対の主面31,32に入射する際の入射角度は小さくなる。すなわち、傾斜面37で反射することで、光は一対の主面31,32への入射角度が全反射臨界角度未満になりやすくなる。そして、傾斜面37で反射することにより、一対の主面31,32への入射角度が全反射臨界角度未満になると、図2の光L21、L22に示すように、光は、導光板30から出射するようになる。このように、傾斜面37は、導光板30から光を取り出すための要素として機能する。なお、導光板30は、本実施の形態における態様に限られるものではなく、例えばドットパターン方式等の他の態様であってもよい。
光源24は、例えば、線状の冷陰極管等の蛍光灯や、点状のLED(発光ダイオード)や白熱電球等の種々の態様で構成され得る。本実施の形態において、光源24は、入光面33の長手方向(図2に於いては、紙面に直交する方向、即ち、紙面の表裏方向)に沿って、並べて配置された多数の点状発光体25、具体的には、多数のLEDによって、構成されている。
反射シート28は、導光板30の裏面32に対面するようにして配置される部材であって、導光板30の裏面32から漏れ出した光を反射して、再び導光板30内に入射させるための部材である。反射シート28は、白色の散乱反射シート、金属等の高い反射率を有する材料からなるシート、高い反射率を有する材料からなる薄膜(例えば金属薄膜や誘電体多層膜)を表面層として含んだシート等から、構成され得る。反射シート28での反射は、正反射(鏡面反射)でもよく、拡散反射でもよい。反射シート28での反射が拡散反射の場合には、当該拡散反射は、等方性拡散反射であってもよいし、異方性拡散反射であってもよい。
光学シート60は、透過光の進行方向を変化させる機能を有した部材である。光学シート60は、導光板30の出光面31に対面するようにして配置されている。図2に示すように、本例に係る光学シート60は、板状に形成された本体部65と、本体部65の入光側面67上に形成された複数の単位プリズム(単位形状要素、単位光学要素、単位レンズ)70と、を有している。本体部65は、一対の平行な主面を有する平板状の部材として構成されている。図示された例においては、単位プリズム70が本体部65の入光側面67上に第1方向d1に配列されており、各単位プリズム70は柱状に形成されている。また、各単位プリズム70は、その配列方向である第1方向d1と交差する方向に延びている。なお、本実施の形態では、1つの光学シート60が導光板30に対面して設けられているが、導光板30に対面して、複数の光学シートが設けられもよい。この場合、各光学シートのプリズムが延びる方向は、互いに異なっていてもよい。
以上のような面光源装置20は、光学シート60を有することにより、導光板30からの光を所望の進行方向や偏光状態に変換して液晶表示パネル15に入射させるようになっている。そして、液晶表示パネル15に入射した光は、上述したように、電圧の印加に応じて液晶層17において透過または遮断を画素の形成領域毎に制御され、これにより、表示装置10の表示面11に像が表示されることになる。
次に、図3及び図4を参照しながら、光学構造体80について説明する。図3は、光学構造体80を概略的に示す斜視図であり、図4は、図3のIV-IV線に沿った光学構造体80の断面図である。光学構造体80は、表示装置10の表示面11に対面して配置されており、表示面11から出射した画像を形成する画像光に光学的な作用を及ぼす。光学構造体80は、図示しない接合層によって表示装置10と接合されている。図3に示すように、光学構造体80は、平面視形状が四角形形状に形成され、全体として厚み方向の辺が他の辺よりも小さい直方体状に形成されている。図1に示された例において、光学構造体80は、表示装置10の表示面11と略平行となっている。
図3及び図4に示された例では、光学構造体80は、基材81と、基材81の一方の側に設けられた光学機能層90と、光学機能層90の基材81が設けられた側とは反対側に設けられた第2基材82と、基材81の光学機能層90が設けられた側とは反対側に設けられた表面材層83と、を有している。すなわち、表示装置10の表示面11に近い側から、第2基材82、光学機能層90、基材81、表面材層83の順に積層されている。光学構造体80の光学機能層90が設けられた側が、表示装置10の表示面11に対面する側となっている。したがって、光学構造体80の表面材層83が、光学構造体付き表示装置1の表面をなしている。
基材81及び第2基材82は、光学機能層90を適切に支持する支持基材である。より詳しくは、基材81は、光学機能層90の後述する第1部分91を支持し、第2基材82は、光学機能層90の後述する第3部分93を支持する。基材81及び第2基材82は、透明であり、例えば、トリアセチルセルロース、ポリエチレンテレフタレート、ポリオリフィン、ポリカーボネート、ポリアクリレート、ポリアミド、ガラス等からなる。基材81及び第2基材82は、透明性や、光学機能層90の適切な支持性等を考慮すると、20μm以上80μm以下の厚みを有していることが好ましい。なお、基材81及び第2基材82は、光学構造体80の製造過程にて除去される等して、省略されていてもよい。あるいは、基材81は、後述する光学機能層90の第1部分91と同じ材料から形成されており、第1部分91と一体的に形成されていてもよい。同様に、第2基材82は、後述する光学機能層90の第3部分93と同じ材料から形成されており、第3部分93と一体的に形成されていてもよい。
なお、「透明」とは、当該基材を介して当該基材の一方の側から他方の側を透視し得る程度の透明性を有していることを意味しており、例えば、30%以上、より好ましくは70%以上の可視光透過率を有していることを意味する。可視光透過率は、分光光度計((株)島津製作所製「UV-3100PC」、JIS K 0115準拠品)を用いて測定波長380nm~780nmの範囲内で測定したときの、各波長における透過率の平均値として特定される。
表面材層83は、光学構造体付き表示装置1の表面をなしており、特定の機能を発揮する機能層として形成されている。表面材層83が発揮する機能として、例えば反射防止機能がある。反射防止機能を有する表面材層83によれば、外部からの光の表面反射によって光学構造体付き表示装置1に表示される画像の視認性が損なわれることを抑制することができる。ただし、表面材層83は、反射防止機能に限らず、ハードコート機能や防汚機能、帯電防止機能等を有していてもよい。なお、表面材層83は、省略されていてもよい。
光学機能層90は、第1部分91と、第1部分91に積層された第2部分92と、第2部分92の第1部分91とは反対側に積層された第3部分93と、を有している。第1部分91は、第1方向d1に配列されており、且つ第1方向d1と交差する第2方向d2に延びている部分を含んでいる。図示された例では、第1方向d1と第2方向d2とは、互いに直交している。第3部分93は、第1方向d1に配列されており、且つ第2方向d2に延びている部分を含んでいる。第2部分92は、第2方向d2に延びて、第1部分91と第1方向d1に沿って交互に配置されている部分、及び、第2方向d2に延びて、第3部分93と第1方向d1に沿って交互に配置されている部分を含んでいる。
第1部分91は、光学構造体80において基材81の側となっており、第3部分93は、光学構造体80において表示装置10の表示面11に対面する側となっている。第2部分92は、第1部分91と第3部分93との間に位置している。第1部分91の屈折率と第2部分92の屈折率とは、互いに異なっており、第2部分92の屈折率と第3部分93の屈折率とは、互いに異なっている。したがって、第1部分91と第2部分92との間の第1界面95及び第2部分92と第3部分93との間の第2界面97は、光学的な界面となる。また、第1界面95及び第2界面97は、凹凸形状をなしている。したがって、第1界面95及び第2界面97は、レンズとして機能する。第1界面95は、表示面11と平行な平坦面95aと、表示面11に非平行な斜面95bと、を含んでいる。凹凸形状である第1界面95及び第2界面97における光学的な作用により、光学構造体80は、光学構造体付き表示装置1の正面方向(法線方向)に対して第1方向d1に傾斜した方向に画像光を出射させやすくすることができる。
図4に示すように、第1部分91の断面形状は、基材81の側が長い底、基材81に対向する側が短い底となっている略台形形状である。すなわち、第1部分91の断面形状は、基材81に近づくにつれて第1方向d1に沿った幅が大きくなっている。ここで、「基材81に近づくにつれて第1方向d1に沿った幅が大きくなっている」とは、基材81との距離に応じて第1方向d1に沿った幅が連続的に変化し続けることだけでなく、基材81に近づくにつれて第1方向d1に沿った幅が小さくなる部分を含まないことも意味しており、したがって、基材81との距離に応じて第1方向d1に沿った幅が段階的に変化することも含んでいる。ただし、第1部分91の断面形状は、基材81との距離に応じて連続的に変化し続けることが好ましい。
なお、第1部分91の断面形状は、台形形状の脚の部分が直線でなく、曲線であってもよい。すなわち、第1部分91の側面は、曲面であってもよい。第1部分91の断面形状が変化することで、第1部分91と第2部分92との間の光学的な第1界面95の斜面95bの形状が変化し、第1界面95の形状において所望の光学特性を発揮するようにできる。
第1部分91は、透明である。このような第1部分91は、例えば基材81上にウレタンアクリレート等の紫外線硬化樹脂を配置し、紫外線を照射して樹脂を硬化させることで形成することができる。
図3及び図4に示すように、第2部分92は、隣り合う第1部分91の第1方向d1に延びる部分の間、及び隣り合う第3部分93の第1方向d1に延びる部分の間を満たすように設けられている。言い換えると、第1部分91と第3部分93との間の隙間を埋めるように設けられている。第2部分92は、例えば第1部分91と第3部分93とを接合する接合層である。また、第2部分92は、透明である。このような第2部分92は、例えばアクリル系紫外線硬化型樹脂から形成することができる。
図4に示すように、第3部分93の断面形状は、第2部分92に近づくにつれて第1方向d1に沿った幅が小さくなっている。図示された例では、第3部分93の断面形状は、半楕円形状である。ここで、「第2部分92に近づくにつれて第1方向d1に沿った幅が小さくなっている」とは、第2部分92との距離に応じて第1方向d1に沿った幅が連続的に変化し続けることだけでなく、第2部分92に近づくにつれて第1方向d1に沿った幅が大きくなる部分を含まないことも意味しており、したがって、第2部分92との距離に応じて第1方向d1に沿った幅が段階的に変化することも含んでいる。ただし、第3部分93の断面形状は、第2部分92との距離に応じて連続的に変化し続けることが好ましい。
なお、第3部分93の断面形状は、図示されているような曲線だけでなく、直線の部分を含んでいてもよい。第3部分93の断面形状によって、第2部分92と第3部分93との間の光学的な第2界面97の形状が変化し、第2界面97の形状において所望の光学特性を発揮するようにできる。
第3部分93は、透明である。このような第3部分93は、例えば第2基材82上にウレタンアクリレート等の紫外線硬化樹脂を配置し、紫外線を照射して樹脂を硬化させることで形成することができる。
本実施の形態において、第2部分92の屈折率は、第1部分91の屈折率及び第3部分93の屈折率より小さくなっている。このため、第1部分91の屈折率と第2部分92の屈折率との差及び第2部分92の屈折率と第3部分93の屈折率との差を大きくすることができる。屈折率差が大きくなると、界面における光学的な作用が発揮されやすくなる。具体的には、第1部分91の屈折率と第2部分92の屈折率との差及び第2部分92の屈折率と第3部分93の屈折率との差は、0.05以上0.25以下であることが好ましい。また、本実施の形態において、第1部分91の屈折率は、例えば1.6以上であり、第2部分92の屈折率は、例えば1.49以下であり、第3部分93の屈折率は、例えば1.6以上である。界面における屈折率の比較は、例えば当該界面に入射する光の屈折方向や全反射条件によって、確認することができる。なお、屈折率の具体的な値は、アッベ屈折率計(株式会社アタゴ社製のRX-7000α)で測定する
また、第1界面95の凹凸形状の凹凸のピッチは、表示装置10の画素のピッチより小さくなっている。とりわけ、第1界面95の凹凸形状の凹凸のピッチに対する表示装置10の画素のピッチの比は、1/5以下であることが好ましく、1/10以下であることがより好ましい。さらに、第1界面95の凹凸形状の凹凸のピッチは、第2界面97の凹凸形状の凹凸のピッチより大きい。具体的には、第1界面95の凹凸形状の凹凸のピッチは、第2界面97の凹凸形状の凹凸のピッチの3倍以上であることが好ましい。具体的な第1界面95の凹凸形状の凹凸のピッチは、例えば35μm以下である。また、具体的な第2界面97の凹凸形状の凹凸のピッチは、例えば12μm以下である。
次に、光学構造体80及び光学構造体80を有する光学構造体付き表示装置1の作用について説明する。
本実施の形態の表示装置10において画像を表示する場合、まず、光源24から光が照射される。これにより、入光面33から導光板30内に入射した光が、図2に示すように、第1方向d1に沿って入光面33に対向する反対面34に向けて、概ね第1方向d1に沿って、導光板30の主面31,32で全反射を繰り返しながら、導光板30内を導光される。導光板30内を導光されている光は、主面31への入射角度が全反射臨界角度未満になると、図2のL21、L22に示すように、導光板30から出射する。導光板30から出射された光は、光学シート60を通過する際に単位プリズム70によって、所望の進行方向や偏光状態に変換されて液晶表示パネル15に入射する。次いで、液晶表示パネル15に入射した光は、電圧印加に応じて液晶層17において透過または遮断を画素の形成領域毎に制御される。このようにして、表示装置10の表示面11から画像光が出射する。
表示装置10の表示面11から出射した画像光は、光学構造体80の光学機能層90に入射する。光学機能層90に入射した画像光は、図5に示すように、まず、第3部分93を進み、次に、第3部分93と第2部分92との第2界面97に入射する。第2界面97に入射した画像光のうち、入射位置の法線方向と同一の方向に進む画像光L51は、第2界面97において屈折することなく第2界面97を通過する。一方、第2界面97に入射した画像光のうち、入射位置の法線方向と異なる方向に進む画像光であって、正面方向に進む画像光L52,L53、並びに、正面方向に対して傾斜した方向に進む画像光L54,L55は、第2部分92と第3部分93との屈折率差により、正面方向に対する傾斜角度を大きくするように屈折する。第2界面97を通過した画像光L52~L55は、第2部分92を透過し、第2部分92と第1部分91との間の第1界面95に入射する。
第1部分91と第2部分92との第1界面95の平坦面95aに、平坦面95aの法線方向と同一の方向に入射した画像光L51は、第1界面95で屈折することなく、第1界面95を通過して、光学機能層90から出射する。一方、第1部分91と第2部分92との第1界面95の斜面95bに入射した画像光L52~L55は、第1部分91と第2部分92との屈折率差により、正面方向に対する傾斜角度をさらに大きくするように屈折する。その後、一部の画像光L52,L54は、光学機能層90から出射し、他の一部の画像光L53,L55は、さらに第1部分91と第2部分92との第1界面95で屈折した後、光学機能層90から出射する。これらの画像光L52~L55は、光学機能層90を透過する際における第2部分92と第3部分93との第2界面97での屈折及び第1部分91と第2部分92との第1界面95での屈折により、正面方向に対してより大きく傾斜した方向に進むようになる。
なお、第1界面95及び第2界面97において画像光が受ける光学的な作用は、上述した屈折作用だけでなく、第1界面95の凹凸形状及び第2界面97の凹凸形状による回折作用も含む。すなわち、光学機能層90に入射した画像光は、第1界面95の凹凸形状及び第2界面97の凹凸形状によって回折されて、正面方向に対してより大きく傾斜した方向に進むようになる。
ところで、上述したように、特許文献1に示すような光学構造体では、低屈折率層と高屈折率層との光学的な界面が1つしかない。このため、光学構造体を通過する画像光は、界面における光学的な作用を1回しか受けない。すなわち、画像光は、1回しか屈折及び回折されない。1回のみの屈折及び回折では、画像光を大きな視野角まで広げることにはなりにくい。言い換えると、視野角を十分に拡大できないことがある。
一方、本実施の形態では、上述したように、表示面11から出射した画像光は、第1部分91と第2部分92との第1界面95及び第2部分92と第3部分93との第2界面97を通過するため、2つの光学的な界面95,97を通過することになる。すなわち、第2部分92と第3部分93との第2界面97での屈折及び回折及び第1部分91と第2部分92との間の第1界面95での屈折及び回折により、光学機能層90を画像光が透過する際、図5に示すように、画像光の進行方向が正面方向に対してなす角度が大きくなる傾向を生じさせる。このように、画像光は、界面における光学的な作用、すなわち界面における屈折及び回折を2回受けることになる。2回の屈折及び回折の両方によって、画像光は、正面方向に対する傾斜角度が大きくなる。したがって、正面方向から第1方向d1に傾斜した方向に、画像光が出射しやすくなる。このため、第1方向d1に傾斜した方向からでも、画像光を明瞭に観察することが可能となる。すなわち、光学構造体付き表示装置1からの画像の視野角を広げることができる。このように、画像光を正面方向に対する傾斜角度が大きくなるように2回屈折及び回折させることで、1回の屈折及び回折より画像光を大きな視野角まで広げることができる。
また、第2部分92の屈折率は、第1部分91の屈折率及び第3部分93の屈折率より小さくなっている。このため、第1部分91の屈折率と第2部分92の屈折率との差及び第2部分92の屈折率と第3部分93の屈折率との差を大きくすることができる。屈折率差が大きくなると、界面における光学的な作用が発揮されやすくなる。すなわち、第1界面95及び第2界面97において、大きな屈折角で光が屈折及び回折しやすくなる。このような第1界面95及び第2界面97を画像光が通過することで、画像光を大きな視野角まで広げることができる。
さらに、第1界面95の凹凸形状の凹凸のピッチは、第2界面97の凹凸形状の凹凸のピッチより大きくなっている。すなわち、第1界面95の凹凸形状の凹凸のピッチと第2界面97の凹凸形状の凹凸のピッチとは、異なっている。このため、第1界面95の凹凸形状と第2界面97の凹凸形状との干渉による干渉縞が生じにくくなっている。とりわけ、第1界面95の凹凸形状の凹凸のピッチは、第2界面97の凹凸形状の凹凸のピッチの3倍以上であると、干渉縞はほとんど視認されなくなる。干渉縞の発生が抑制されることで、干渉縞が視認されることによる光学構造体付き表示装置1に表示される画像の視認性の悪化を抑制することができる。
以上のように、本実施の形態の光学構造体80は、第1部分91と、第1部分91に積層された第2部分92と、第2部分92の第1部分91とは反対側に積層された第3部分93と、を有する光学機能層90を備え、第1部分91の屈折率は、第2部分92の屈折率とは異なり、第2部分92の屈折率は、第3部分93の屈折率とは異なり、第1部分91と第2部分92との間の第1界面95が、凹凸形状をなしており、第2部分92と第3部分93との間の第2界面97が、凹凸形状をなしている。このような光学構造体80によれば、第1界面95及び第2界面97のそれぞれで画像光を正面方向に対する傾斜角度が大きくなるように屈折及び回折させることで、1回の屈折及び回折より画像光を正面方向に対する傾斜角度が大きくなるように屈折させることができる。すなわち、視野角を十分に拡大することができる。
なお、上述した実施の形態に対して様々な変更を加えることが可能である。
例えば、上述した実施の形態では、第1部分91の屈折率と第2部分92の屈折率との差及び第2部分92の屈折率と第3部分93の屈折率との差を大きくするためには、第2部分92の屈折率が第1部分91の屈折率及び第3部分93の屈折率より小さくなっている。しかしながら、第2部分92の屈折率が、第1部分91の屈折率及び第3部分93の屈折率より大きくなっていてもよい。この場合、第1部分91の屈折率は、例えば1.49以下であり、第2部分92の屈折率は、例えば1.6以上であり、第3部分93の屈折率は、例えば1.49以下である。
この変形例においても、第2部分92と第3部分93との第2界面97での屈折及び第1部分91と第2部分92との第1界面95での屈折により、正面方向に対してより大きく傾斜した方向に進むようになる。すなわち、画像光を大きな視野角まで広げることができる。
また、光学構造体80の第2基材82は、偏光板であってもよい。この場合、表示装置10の液晶表示パネル15における上偏光板16を省略することができる。すなわち、第2基材82が、液晶表示パネル15の上偏光板16として機能する。したがって、偏光板である第2基材82は、下偏光板18が吸収する直線偏光成分とは異なる方向に振動する直線偏光成分を吸収する。このような構成によれば、光学構造体80と表示装置10とを接合する接合層を省略することができる。このため、光学構造体80を有する光学構造体付き表示装置1を容易に製造することができる。
なお、本発明の光学構造体80は、液晶表示装置に限らず、種々の表示装置10の表示面11に対面して設けられてもよい。種々の表示装置10に対面して設けられた本発明の光学構造体80によれば、表示装置10に表示される画像の視野角を十分に拡大することができる。
以下、実施例を用いて本発明をより詳細に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
以下の実施例1,2及び比較例1,2について、表示装置の表示面に白色の画像を表示した状態で、表示装置の正面方向に対して傾斜した各角度で輝度を測定した。各角度における輝度を、角度0°における輝度、すなわち正面方向における輝度で除算して、規格化した規格化輝度の角度分布を算出した。
実施例1,2及び比較例2では、表示装置の表示面に対面して光学構造体が設けられている。実施例1及び実施例2では、光学構造体は、第1部分と、第1部分に積層された第2部分と、第2部分の第1部分とは反対側に積層された第3部分と、を有している。第1部分と第2部分との間の第1界面は、凹凸形状をなしており、第2部分と第3部分との間の第2界面も、凹凸形状をなしている。第1部分の延びる方向に直交する断面において、第1界面の凹凸形状のピッチは、35μmであり、第1界面の表示装置に近い側の平坦面の長さは、10.2μmであり、第1界面の表示装置から遠い側の平坦面の長さは、17.6μmである。第1界面の斜面の長さは、16.8μmであり、第1界面の斜面は、曲率半径が61μmの曲面となっている。また、第3部分の延びる方向に直交する断面において、第2界面は、半楕円形状となっており、第2界面の凹凸形状のピッチは、8.75μmである。第2界面の半楕円形状の短径は、8.75μmであり、長径は17.5μmである。実施例1では、第2部分の屈折率は、第1部分の屈折率及び第3部分の屈折率より小さくなっている。具体的には、第1部分の屈折率は1.65、第2部分の屈折率は1.48、第3部分の屈折率は1.65となっている。実施例2では、第2部分の屈折率は、第1部分の屈折率及び第3部分の屈折率より大きくなっている。具体的には、第1部分の屈折率は1.48、第2部分の屈折率は1.65、第3部分の屈折率は1.48となっている。比較例2では、光学構造体は、第1部分と、第1部分に積層された第2部分と、を有している。第1部分と第2部分との間の第1界面は、凹凸形状をなしている。第1界面の凹凸形状のピッチは、35μmであり、第1界面の表示装置に近い側の平坦面の長さは、10.2μmであり、第1界面の表示装置から遠い側の平坦面の長さは、17.6μmである。第1部分の屈折率は、第2部分の屈折率より大きくなっている。具体的には、第1部分の屈折率は1.65、第2部分の屈折率は1.48となっている。比較例1では、表示装置に対面した光学構造体が設けられていない。
各実施例及び比較例における、正面方向に対する各角度(視野角)における規格化輝度の角度分布のグラフが、図6に示されている。図6から理解されるように、比較例1及び比較例2に比べて、実施例1及び実施例2では、大きな視野角において規格化輝度が高くなっている。これは、第2部分と第3部分との第2界面での屈折や回折及び第1部分と第2部分との間の第1界面での屈折や回折により、光の進行方向が正面方向に対してなす角度が大きくなったため、大きな視野角に画像光が出射しやすくなったと考えられる。
1 光学構造体付き表示装置
10 表示装置
11 表示面
15 液晶表示パネル
16 上偏光板
17 液晶層
18 下偏光板
20 面光源装置
24 光源
28 反射シート
30 導光板
60 光学シート
70 単位プリズム
80 光学構造体
81 基材
90 光学機能層
91 第1部分
92 第2部分
93 第3部分
95 第1界面
97 第2界面

Claims (9)

  1. 第1部分と、前記第1部分に積層された第2部分と、前記第2部分の前記第1部分とは反対側に積層された第3部分と、を有する光学機能層を備え、
    前記第1部分の屈折率は、前記第2部分の屈折率とは異なり、
    前記第2部分の屈折率は、前記第3部分の屈折率とは異なり、
    前記第1部分と前記第2部分との間の第1界面が、凹凸形状をなしており、
    前記第2部分と前記第3部分との間の第2界面が、凹凸形状をなしており、
    前記第1界面は、前記光学機能層の前記第1部分によって形成される表面と平行な平坦面と、前記光学機能層の前記第1部分によって形成される表面に非平行な斜面と、を含み、
    前記第1部分の断面形状は、前記光学機能層の前記第1部分によって形成される表面に近づくにつれて第1方向に沿った幅が大きくなっており、
    前記第2界面は、曲面を含み、
    前記第3部分の断面形状は、前記第2部分に近づくにつれて前記第1方向に沿った幅が小さくなっている、光学構造体。
  2. 前記第2部分の屈折率は、前記第1部分の屈折率及び前記第3部分の屈折率より小さい、請求項1に記載の光学構造体。
  3. 前記第1部分の屈折率は、1.6以上であり、
    前記第3部分の屈折率は、1.6以上である、請求項2に記載の光学構造体。
  4. 前記第2部分の屈折率は、前記第1部分の屈折率及び前記第3部分の屈折率より大きい、請求項1に記載の光学構造体。
  5. 前記第1部分の屈折率と前記第2部分の屈折率との差は、0.05以上0.25以下であり、
    前記第2部分の屈折率と前記第3部分の屈折率との差は、0.05以上0.25以下である、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の光学構造体。
  6. 前記第1界面の凹凸形状の凹凸のピッチは、前記第2界面の凹凸形状の凹凸のピッチより大きい、請求項1乃至のいずれか一項に記載の光学構造体。
  7. 前記第1界面の凹凸形状の凹凸のピッチは、前記第2界面の凹凸形状の凹凸のピッチの3倍以上である、請求項6に記載の光学構造体。
  8. 前記第1界面の凹凸形状の凹凸のピッチは、35μm以下であり、
    前記第2界面の凹凸形状の凹凸のピッチは、12μm以下である、請求項6または7に記載の光学構造体。
  9. 表示面を有する表示装置と、
    前記表示面に対面して配置された請求項1乃至のいずれか一項に記載の光学構造体と、を備え、
    前記光学構造体は、前記光学機能層の前記第3部分が設けられた側が前記表示面に対面する側となる、光学構造体付き表示装置。
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