JP7339840B2 - ミシン - Google Patents
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Description
図1に示されるように、ミシン10は、ミシン本体12を有しており、ミシン本体12は、前側から見た正面視で、左側へ開放された略U字形状に形成されている。具体的には、ミシン本体12は、ミシン本体12の右端部を構成し且つ上下方向に延在された脚柱部12Aと、脚柱部12Aの上端部から左側へ延出されたアーム部12Bと、脚柱部12Aの下端部から左側へ延出されたベッド部12Cと、を含んで構成されている。また、ミシン本体12の内部には、ミシン本体12の骨格を構成する骨格フレーム(図示省略)が設けられており、骨格フレームが、カバー14によって覆われている。
図1~図3に示されるように、膝上げレバー24は、略長尺棒状に形成され、略L字形状に屈曲されている。具体的には、膝上げレバー24の長手方向一方側部分が、前後方向に延在されており、膝上げレバー24の長手方向中間部が、下側へ屈曲されている。そして、膝上げレバー24が、脚柱部12Aにおける下端部の前側に配置され、膝上げレバー24の一端部が、後述する膝上げ軸32の前端部に一体回転可能に連結されている。これにより、膝上げレバー24が、ミシン本体12の外部において前後方向を軸方向として回転操作可能に構成されている。具体的には、膝上げレバー24が、初期位置(図2において実線にて示される位置)から回転方向一方側(図2の矢印A方向側)へ回転することで、第1操作位置(図2において1点鎖線にて示される位置)を経由して、第2操作位置(図2において2点鎖線にて示される位置)に回転される構成になっている。
図2及び図3に示されるように、膝上げ機構30は、ミシン本体12の内部に設けられている。膝上げ機構30は、「操作軸」としての膝上げ軸32と、ストッパ34と、リターンスプリング36と、リンク機構40と、「第1回転体」としての第1リング50と、「第2回転体」としての第2リング52と、保持機構60と、を含んで構成されている。なお、以下の説明では、膝上げ機構30の保持機能が有効である状態として説明する。
膝上げ軸32は、前後方向を軸方向とした略丸棒状に形成されて、脚柱部12Aの下端部内において、骨格フレームによって回転可能に支持されている。そして、膝上げ軸32の前端部が、カバー14から前側へ露出されており、膝上げレバー24の一端部が、膝上げ軸32の前端部に一体回転可能に連結されている。これにより、膝上げレバー24が回転操作されることで、膝上げ軸32が自身の軸回りに回転方向一方側(図2の矢印A方向側)及び回転方向他方側(図2の矢印B方向側)へ回転する構成になっている。
ストッパ34は、左右方向から見て、上側へ開放された略U字形板状に形成されている。具体的には、ストッパ34は、上下方向を板厚方向とした底壁34Aと、底壁34Aの前端部及び後端部から上側へ延出された前後一対の側壁34Bと、を含んで構成されている。側壁34Bには、円形状の挿通孔34Cが貫通形成されており、膝上げ軸32の前端側の部分が挿通孔34Cに挿通されている。また、ストッパ34の底壁34Aが、ストッパ固定ネジSCによって膝上げ軸32に固定されている。これにより、ストッパ34が膝上げ軸32と一体回転可能に構成されている。そして、膝上げレバー24の初期位置では、ストッパ34が骨格フレームに当接して、初期位置における膝上げレバー24の回転方向他方側への回転が制限されている。
リターンスプリング36は、トーションバネとして構成されている。そして、リターンスプリング36が、膝上げ軸32に挿通されて、ストッパ34の前側に隣接して配置されている。リターンスプリング36の一端部は、ストッパ34に係止され、リターンスプリング36の他端部は、骨格フレームに係止されており、リターンスプリング36が膝上げ軸32を回転方向他方側へ付勢している。
図2に示されるように、リンク機構40は、第1リンク42と、第2リンク44と、第3リンク46と、を含んで構成されている。第1リンク42は、左右方向に延在されており、第1リンク42の右端部が、膝上げ軸32の後端部に一体回転可能に連結されている。第2リンク44は、上下方向に延在されており、第2リンク44の下端部が、第1リンク42の左端部に前後方向を軸方向として回転可能に連結されている。
図3~図5に示されるように、第1リング50は、前後方向を軸方向とした略円筒状に形成されている。そして、膝上げ軸32が、第1リング50内を挿通して、第1リング50が、ストッパ34の後側(膝上げ軸32の軸方向一方側)に配置されている。また、第1リング50の外周部には、連結孔50Aが貫通形成されており、連結孔50Aは、前後方向に延在された長孔状に形成されている。そして、連結軸54が、連結孔50A内に挿入されると共に、連結軸54の一端部が、膝上げ軸32に固定されている。これにより、連結軸54によって、第1リング50が、膝上げ軸32に一体回転可能に且つ前後方向に相対移動可能に連結されている。
第2リング52は、前後方向を軸方向とする略円筒状に形成されており、第2リング52の外径が第1リング50の外径と一致している。そして、膝上げ軸32が第2リング52内に挿入され、第2リング52が、第1リング50の後側に隣接した位置において、膝上げ軸32に回転可能に支持されている。また、後述する保持機構60によって、第2リング52が回転不能に保持されており、保持機構60が作動することで、第2リング52の回転が許可される構成になっている。
図3~図5に示されるように、保持機構60は、前述した第2リング52のリング側係合歯52Dと、保持部材62と、保持スプリング64と、を含んで構成されている。
図2及び図3に示されるように、切替機構70は、操作部材72と、スライド部材74と、連結リング76(広義には、「連結部材」として把握される要素である)と、を含んで構成されている。
次に、図6及び図7を用いて、膝上げレバー24が操作されたときの膝上げ機構30の動作を説明しつつ、本実施の形態の作用及び効果について説明する。なお、図6では、回転方向における第1リング50及び第2リング52の係合位置関係を理解し易くするために、第1リング50における第1歯部50Bの境界部分の1箇所に丸印を付している。また、図6では、回転方向における第2リング52及び保持部材62の係合位置関係を理解し易くするために、第2リング52における1箇所のリング側係合歯52Dに丸印を付している。さらに、図6では、便宜上、切替機構70を図示省略している。さらに、図7には、膝上げレバー24が操作されたときのリターンスプリング36及び保持スプリング64の付勢力(バネ荷重)を説明するためのグラフが図示されており、このグラフの横軸は、膝上げレバー24の操作位置を示しており、縦軸は、リターンスプリング36及び保持スプリング64の付勢力(バネ荷重)を示している。
操作部材72のオン位置では、第1リング50が連結リング76内に挿入され、第2リング52が第2リング52内に挿入されていない。これにより、連結リング76が、第1リング50及び第2リング52を相対回転不能に連結していない。そして、図6の(1)には、膝上げレバー24の初期位置での膝上げ機構30の要部の状態が示されている。この状態では、第1リング50と第2リング52とが第1係合状態に係合しており、第1リング50の第2リング52に対する回転方向一方側(図6の(1)の矢印A方向側)への回転が許可されている。また、第2リング52のリング側係合歯52Dが、保持部材62の保持係合歯62Bに係合されている。さらに、保持スプリング64の後側への付勢力が第1リング50及び第2リング52に作用しており、第1リング50と第2リング52との第1係合状態、及びリング側係合歯52Dと保持係合歯62Bとの係合状態が維持されている。また、リターンスプリング36の付勢力(図7の1点鎖線aを参照)が、保持スプリング64の付勢力(図7の実線bを参照)よりも高くなっている。
操作部材72のオフ位置では、操作部材72によって連結リング76が後側へスライドして、第1係合状態の第1リング50及び第2リング52が連結リング76内に挿入される。また、この状態では、連結リング76のキー76Bが、第1リング50の第1キー溝50C及び第2リング52の第2キー溝52Cの内部に配置されて、第1リング50及び第2リング52が、連結リング76によって相対回転不能に連結される。このため、連結リング76によって、第1リング50及び第2リング52の第1係合状態が維持された状態になる。換言すると、膝上げ軸32、第1リング50、及び第2リング52が、相対回転不能に連結される。
12 ミシン本体
12A 脚柱部
12B アーム部
12C ベッド部
14 カバー
16 押え棒
18 押え棒抱き
20 押え
22 針板
24 膝上げレバー(操作レバー)
24A パッド
30 膝上げ機構
32 膝上げ軸(操作軸)
34 ストッパ
34A 底壁
34B 側壁
34C 挿通孔
36 リターンスプリング
40 リンク機構
42 第1リンク
44 第2リンク
46 第3リンク
50 第1リング(第1回転体)
50A 連結孔
50B 第1歯部
50B1 係合面
50B2 傾斜面
50C 第1キー溝
52 第2リング(第2回転体)
52A 第2歯部
52A1 係合面
52A2 傾斜面
52B 保持係合部(係合部)
52C 第2キー溝
52D リング側係合歯
54 連結軸
60 保持機構
62 保持部材
62A 固定片
62B 保持係合歯
64 保持スプリング
70 切替機構
72 操作部材
74 スライド部材
74A 頂壁
74B 連結壁
74C 取付片
76 連結リング
76A スリット
76B キー
SC ストッパ固定ネジ
Claims (1)
- 押え棒に固定された押えと、
ミシン本体に回転操作可能に設けられ、回転方向一方側へ操作されることで初期位置から第1操作位置を経由し第2操作位置に回転される操作レバーと、
前記操作レバーに一体回転可能に連結された操作軸と、
前記操作軸と前記押え棒とを連結し、前記操作軸が回転方向一方側へ回転することで前記押えを押え位置から上昇させるリンク機構と、
前記操作軸を回転方向他方側へ付勢するリターンスプリングと、
前記操作軸に支持され、複数の第1歯部が形成された第1回転体と、
前記第1回転体に対して前記操作軸の軸方向一方側において前記操作軸に回転可能に支持され、前記第1歯部に係合して前記第1回転体の回転方向他方側への相対回転を制限すると共に前記第1回転体の回転方向一方側の回転を許可する複数の第2歯部が形成された第2回転体と、
前記第2回転体を回転不能に保持する保持機構と、
を備え、
前記第2歯部の先端部には、前記第1歯部の先端部と係合可能に構成された係合部が形成されており、
前記保持機構は、
前記第1回転体を前記軸方向一方側へ付勢する保持スプリングと、
前記第2回転体に形成された係合歯と、
前記第2回転体に対して前記軸方向一方側に設けられ、前記係合歯に係合して前記第2回転体を回転不能に保持する保持部材と、
を含んで構成され、
前記第1操作位置では、前記第1歯部の先端部が前記係合部に係合して前記第1回転体の前記第2回転体に対する回転方向他方側への回転が制限されると共に、前記保持スプリングの付勢力によって前記係合歯と前記保持部材との係合が維持され、
前記第2操作位置では、前記第1歯部と前記第2歯部とが再び係合し、
前記第2操作位置において前記操作レバーの操作が解除されることで、前記リターンスプリングの付勢力によって前記係合歯と前記保持部材との係合が前記保持スプリングの付勢力に抗して解除されて前記保持機構による前記第2回転体の回転不能に保持された状態が解除されるミシン。
Priority Applications (1)
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JP2019185618A JP7339840B2 (ja) | 2019-10-09 | 2019-10-09 | ミシン |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2021058488A JP2021058488A (ja) | 2021-04-15 |
JP7339840B2 true JP7339840B2 (ja) | 2023-09-06 |
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Country Status (1)
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Citations (2)
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JP2009240771A (ja) | 2008-03-29 | 2009-10-22 | Duerkopp Adler Ag | ミシン |
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2019
- 2019-10-09 JP JP2019185618A patent/JP7339840B2/ja active Active
Patent Citations (2)
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