JP7339082B2 - 電気機器 - Google Patents

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本発明は、時計機能を有している電気機器に関する。
例えば、炊飯器、給湯器、電子レンジ、冷蔵庫などの電気機器には、時計機能を有しているものがある。電気機器が時計機能を有していることで、例えば、炊飯器の場合には、ユーザが希望する時刻にご飯が炊きあがるように電気機器を設定することができる。
電気機器に内蔵されている時計機能は、水晶振動子を有する発振回路、またはAC電源の60Hzまたは50Hzの発振波などによって実現される。しかし、水晶振動子およびAC電源などの発振周波数は、周囲の環境条件(例えば、温度、湿度など)の影響を受けて変動するため、時刻に誤差が生じる可能性がある。
そこで、例えば、特許文献1には、使用環境に適した精度の高い計時を行うために、2回目以降の現在時刻の手動修正時に補正量調整処理を行って設定補正量を更新し、更新された設定補正量に基づいて発振周波数の補正処理を行う電子時計装置が開示されている。
特開2017-181055号公報
しかし、ユーザは、電気機器の時計の時刻を修正するための操作を面倒と感じることが多い。そのため、電気機器の時計は、長期にわたって時刻の修正が行われることなく経過し、ユーザが気付いたときには、正確な時刻から大きくずれている可能性がある。
そこで、本発明では、簡単な操作で時刻の修正を行うことのできる時計機能を有する電気機器を提供することを目的とする。
本発明の一局面にかかる電気機器は、計時処理を行う時計部と、前記時計部での計時処理で得られる時刻を表示する時刻表示部と、前記時刻表示部に表示される時刻を遅くするための第1の入力部と、前記時刻表示部に表示される時刻を進めるための第2の入力部とを備えている。
本発明の一局面によれば、簡単な操作で時刻の修正を行うことのできる時計機能を有する電気機器を提供することができる。
本発明の一実施形態にかかる炊飯器の外観構成を示す正面図である。 図1に示す炊飯器の内部構成を示すブロック図である。 図1に示す炊飯器の時計部および電源部の構成を示すブロック図である。 図1に示す炊飯器の表示部の画面表示の一例を示す模式図である。 図1に示す炊飯器に対してユーザが行う操作の流れを示すフローチャートである。 図1に示す炊飯器の第1の入力ボタンが押されたときの処理の流れを示すフローチャートである。 図1に示す炊飯器の第2の入力ボタンが押されたときの処理の流れを示すフローチャートである。 図1に示す炊飯器の記憶部に保存されるテーブルの一例を示す図である。 図1に示す炊飯器において、図8に示すテーブルの内容で時刻の補正処理が行われた場合の表示時刻の変化を示す模式図である。 図1に示す炊飯器の記憶部に保存されるテーブルの別の例を示す図である。 第2の実施形態にかかる炊飯器の表示部の画面表示の一例を示す模式図である。 第3の実施形態にかかる冷蔵庫の外観構成を示す正面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
〔第1の実施形態〕
本実施形態では、本発明の電気機器の一例である炊飯器1を例に挙げて説明する。
(炊飯器の外観について)
図1には、炊飯器1の外観を示す。炊飯器1は、時計機能を有している。
図1に示すように、炊飯器1の上面には表示部14が設けられている。表示部14は、例えば、タッチパネル内蔵型の液晶ディスプレイで構成される。表示部14には、時刻を表示する時刻表示部31が含まれている。時刻表示部31は、炊飯器1に内蔵されている時計部21で行われる計時処理に基づいて現在の時刻を表示する。なお、時刻表示部31は、ユーザがタイマ予約などの所定の操作を行ったときに、例えば、米の炊き上がり時刻などを一時的に表示させることができるものであってもよい。
また、炊飯器1の上面には、操作部15が設けられている。操作部15は、表示部14に内蔵されているタッチパネル式の第1操作部15aと、押し釦式の第2操作部15bとで構成されている。ユーザが、操作部15を操作することによって、炊飯器1に対して所望の動作を実行させることができる。
上述した表示部14および操作部15の構成および配置は一例であり、上記以外の構成および配置を適用することもできる。
(炊飯器の内部構成について)
続いて、炊飯器1の内部構成について説明する。図2は、炊飯器1内の時計機能に関わる構成を示すブロック図である。
図2に示すように、炊飯器1は、制御部11、電源部12、記憶部13、表示部14、および操作部15などを備えている。制御部11は、記憶部13に保存されているプログラムを実行し、炊飯器1の動作全般を制御する。制御部11内には、装置の時計機能を実現するための計時処理を行う時計部21が設けられている。
電源部12には、電源プラグ41(図3参照)を介して交流電源(AC電源)が供給される。電源部12内には、交流電源から目的の直流電力を取り出すためのAC-DCアダプタなどが設けられている。なお、本実施形態の炊飯器1では、電源部12に供給されるAC電源の発振波(50Hz/60Hz)は、後述する時計部21における計時処理に利用される。
記憶部13は、ROMとRAMとを含む。ROMは、制御部11で実行されるプログラムなどを記憶する。RAMは、制御部11でプログラムを実行する際の作業領域となる。
表示部14は、炊飯器1の現在の動作状況や、現在の時刻などの各種情報を表示する。上述したように、表示部14には、タッチパネル式の第1操作部15aが内蔵されており、ユーザが表示部14の表面をタッチすると、表示部14は初期画面から操作画面に切り換わる。表示部14に操作画面が表示されると、ユーザが炊飯器1に対して所定の操作を行うための入力ボタンなどが表示される。
表示部14内には、時計部21での計時処理で得られる現在の時刻を表示する時刻表示部31が設けられている。時刻表示部31は、例えば、表示部14の初期画面に表示される。
操作部15は、上述したように、タッチパネル式の第1操作部15aと、押し釦式の第2操作部15bとで構成されている(図1参照)。第1操作部15aには、第1の入力ボタン32(第1の入力部)と第2の入力ボタン33(第2の入力部)とが含まれている。
第1の入力ボタン32は、時刻表示部31に表示される時刻を遅くするための入力ボタンである。第1の入力ボタン32は、時刻表示部31に表示されている時刻が正確な時刻よりも遅いときに押される(入力される)。制御部11内の時計部21は、第1の入力ボタン32への入力信号を受け取ると、時刻表示部31に表示されている時刻を遅くするための処理を実行する。
第2の入力ボタン33は、時刻表示部31に表示される時刻を進めるための入力ボタンである。第2の入力ボタン33は、時刻表示部31に表示されている時刻が正確な時刻よりも早いときに押される(入力される)。制御部11内の時計部21は、第2の入力ボタン33への入力信号を受け取ると、時刻表示部31に表示されている時刻を進めるための処理を実行する。
例えば、第1の入力ボタン32への入力があると、時計部21は、時刻を所定量(例えば、30秒以上10分以下の時間)遅らせる処理を行う。また、第2の入力ボタン33への入力があると、時計部21は、時刻を所定量(例えば、30秒以上10分以下の時間)進める処理を行う。
ここで、時刻を所定量進める処理は、および、時刻を所定量遅らせる処理は、第1の入力ボタン32または第2の入力ボタン33への入力があった直後に行われてもよいし、第1の入力ボタン32または第2の入力ボタン33への入力があってから一定時間経過した後に行われてもよい。第1の入力ボタン32または第2の入力ボタン33への入力があってから一定時間経過した後に処理を行う場合には、時計部21は、第1の入力ボタン32および第2の入力ボタン33への入力回数を記憶部13(例えば、RAMなど)に一定期間記憶させることができる。そして、時計部21は、所定期間中の第1の入力ボタン32および第2の入力ボタン33への入力回数の積算値をもとにして、時刻の補正量を決定することができる。
本実施形態では、時計部21における計時処理は、電源部12に供給されるAC電源の周波数(50Hz/60Hz)を基準にして行われる。そして、時計部21は、時刻を遅らせる処理を行うとき(すなわち、第1の入力ボタン32への入力があった場合)は、計時処理の基準となる周波数のカウント数を増やす。また、時計部21は、時刻を進める処理を行うとき(すなわち、第2の入力ボタン33への入力があった場合)は、計時処理の基準となる周波数のカウント数を減らす。
図3には、時計部21において計時処理を行うためのより具体的な構成を示す。図3に示すように、時計部21内には、カウンタ22などが設けられている。また、電源部12内には、電源回路42および電圧変換回路43などが設けられている。電源回路42および電圧変換回路43は、電源プラグ41と接続されている。
電源プラグ41から供給されたAC電源は、電源部12内の電源回路42を通って直流電源として時計部21へ供給される。また、電源プラグ41から供給されたAC電源は、電源部12内の電圧変換回路43を通って時計部21内のカウンタ22へ供給される。カウンタ22では、AC電源の周波数(50Hz/60Hz)をカウントしている。そして、カウンタ22によって計測された周波数のカウント数に基づいて、時刻を進める処理(計時処理)を行い、得られた時刻を現在の時刻として時刻表示部31に表示させる。
時計部21は、第1の入力ボタン32および第2の入力ボタン33への入力履歴に基づいて、計時処理の基準となる周波数のカウント数を決定する。例えば、第1の入力ボタン32への入力があった場合、時計部21は、計時処理の基準となる周波数のカウント数を増やす処理を行う。これにより、時計部21における時刻の進行速度が遅くなるため、時刻表示部31に表示される時刻を徐々に遅らせることができる。反対に、第2の入力ボタン33への入力があった場合、時計部21は、計時処理の基準となる周波数のカウント数を減らす処理を行う。これにより、時計部21における時刻の進行速度が速くなるため、時刻表示部31に表示される時刻を徐々に早めることができる。
なお、別の実施形態では、時計部21における計時処理は、水晶振動子を有する発振回路を用いて行われる。この場合にも、時計部21は、時刻を遅らせる処理を行うときは、計時処理の基準となる周波数のカウント数を増やす。また、時計部21は、時刻を進める処理を行うときは、計時処理の基準となる周波数のカウント数を減らす。
(表示部における時刻表示について)
本実施形態では、表示部14は、時刻表示部31と、第1の入力ボタン32および第2の入力ボタン33とを一つの画面に表示することができる。図4には、時刻表示部31と、第1の入力ボタン32および第2の入力ボタン33とを一つの画面に表示した場合の表示の一例を示す。図4に示す表示部14の表示画面は、例えば、表示部14の初期画面である。
図4に示す例では、時刻表示部31と、第1の入力ボタン32および第2の入力ボタン33とは、表示部14の右上に配置されている。しかし、時刻表示部31、第1の入力ボタン32、および第2の入力ボタン33などの位置は、これに限定はされない。
時刻表示部31と、第1の入力ボタン32および第2の入力ボタン33とを一つの画面に表示する場合、第1の入力ボタン32および第2の入力ボタン33は、時刻表示部31を間に挟んで対向する位置に配置されていることが好ましい。これにより、時刻表示部31を見たユーザが、時刻表示部31に表示されている時刻が正確な時刻よりも遅れているあるいは進んでいることに気づいたときに、第1の入力ボタン32および第2の入力ボタン33の何れかを即座に押すことができる。
図4に示す例では、時刻表示部31を間に挟んで上下に対向する位置に、第1の入力ボタン32と第2の入力ボタン33とが配置されている。すなわち、時刻表示部31の真上に第1の入力ボタン32が配置されており、時刻表示部31の真下に第2の入力ボタン33が配置されている。別の例では、時刻表示部31を間に挟んで左右に対向する位置に、第1の入力ボタン32と第2の入力ボタン33とが配置されていてもよい。
図4に示す例では、第1の入力ボタン32には、「早い」という文字が表示されている。これにより、ユーザが時刻表示部31に表示されている時刻が正確な時刻よりも早いと感じたときに、第1の入力ボタン32を押す行動を取り易くすることができる。また、第2の入力ボタン33には、「遅い」という文字が表示されている。これにより、ユーザが時刻表示部31に表示されている時刻が正確な時刻よりも遅いと感じたときに、第2の入力ボタン33を押す行動を取り易くすることができる。
なお、時刻表示部31に表示されている時刻が正確であるか否かの判断は、別の時計(例えば、テレビ、スマートフォン、腕時計、または部屋の時計など)に表示されている時刻との比較によって行われることが多い。このとき、別の時計の時刻は正確であることが望ましいが、別の時計の時刻が正確であることは必須ではない。
(時刻合わせの方法について)
続いて、炊飯器1において、時計の時刻合わせを行う処理の例について、図5から図10を参照しながら説明する。ここで、炊飯器1の時計の時刻合わせを行うとは、時刻表示部31に表示される時刻を正確な時刻へ近づける処理を行うことを意味する。
図5は、ユーザが炊飯器1に対して時刻合わせを行うときの操作の流れを示す。図6は、第1の入力ボタン32が押されたときの時計部21の処理の流れを示す。図7は、第2の入力ボタン33が押されたときの時計部21の処理の流れを示す。図8は、第1の入力ボタン32および第2の入力ボタン33の入力履歴の一例を示すテーブルである。図9は、図8のテーブルに示す入力履歴にしたがって時刻合わせの処理が行われる様子を模式的に示す図である。
図5に示すように、ユーザが炊飯器1の時刻合わせを行う場合、先ず、ユーザは時刻表示部31に表示されている時刻が正確であるか否かを判断する(ステップS11)。ここでの判断は、基準となる別の時計の時刻との比較によって行われる。ユーザが時刻表示部31に表示されている時刻が正確であると判断した場合には(ステップS11でYES)、ユーザは入力ボタンを押すことなく操作を終える。
ユーザが時刻表示部31に表示されている時刻が正確ではないと判断した場合には(ステップS11でNO)、続いて、時刻表示部31に表示されている時刻が進んでいるか否かを判断する(ステップS12)。ここで、ユーザが時刻表示部31に表示されている時刻が進んでいると判断すると(ステップS12でYES)、ユーザは、第1の入力ボタン32を押す(ステップS13)。ユーザが時刻表示部31に表示されている時刻が遅れていると判断すると(ステップS12でNO)、ユーザは、第2の入力ボタン33を押す(ステップS14)。
時計の時刻合わせを行うためにユーザが炊飯器1に対して行う操作は、以上で終わりである。
ユーザによって第1の入力ボタン32が押されると、図6に示すように、炊飯器1の時計部21は、第1の入力ボタン32への入力があったことを伝える信号を受信する(ステップS21)。その後、時計部21は、計時処理の基準となる周波数のカウント数を所定量(例えば、所定量C)だけ増やす(ステップS22)。
ユーザによって第2の入力ボタン33が押されると、図7に示すように、炊飯器1の時計部21は、第2の入力ボタン33への入力があったことを伝える信号を受信する(ステップS31)。その後、時計部21は、計時処理の基準となる周波数のカウント数を所定量(例えば、C)だけ減らす(ステップS32)。
以上の操作は、例えば、ユーザが、炊飯器1の時刻表示部31に気づいた際に、その都度行われる。ユーザが第1の入力ボタン32または第2の入力ボタン33を押すという操作が繰り返し行われることによって、時計部21における計時処理の速度が変更され、時刻表示部31に表示される時刻を正確な時刻に近づけることができる。
本実施形態の炊飯器1では、第1の入力ボタン32への入力と第2の入力ボタン33への入力とが交互に行われると、時計部21は、周波数のカウント数の増減量(例えば、所定量C)を小さくすることが好ましい。これについて、図8および図9に示す例を参考にしながら説明する。
図8に示すテーブルは、記憶部13に保存されている。このテーブルは、第1の入力ボタン32および第2の入力ボタン33への入力の履歴を示すものであり、第1の入力ボタン32または第2の入力ボタン33が押されるたびに上書き保存される。また、図8に示すテーブルには、各入力ボタンが押されたときに時計部21において決定される時刻の補正量(例えば、周波数のカウント数の増減量、変更する時間量など)も、入力ボタンの種類と対応付けて保存されている。
具体的には、図8に示す例では、最初に第1の入力ボタン32が押され、このときの時刻の補正量はC(0)増(時刻を遅くする)であることがわかる。ここで、C(0)は、炊飯器1内で予め設定されている任意の値である。なお、C(0)は、周波数のカウント数を単位として設定されていてもよいし、変更される時間量(例えば、30秒以上10分以下)を単位として設定されていてもよい。
図8に示す例では、2回目に第2の入力ボタン33が押され、このときの時刻の補正量はC(-1)減(時刻を進める)であることがわかる。このときの補正量C(-1)の大きさ(絶対値)は、補正量C(0)の大きさ(絶対値)よりも小さくなっている。
さらに、図8に示す例では、3回目に第1の入力ボタン32が押され、このときの時刻の補正量はC(-2)増(時刻を遅くする)であることがわかる。このときの補正量C(-2)の大きさ(絶対値)は、補正量C(-1)の大きさ(絶対値)よりも小さくなっている。その後、4回目に再度第1の入力ボタン32が押されたときには、時刻の補正量はC(-2)増(時刻を遅くする)となる。同じ種類の入力ボタンが続けて押された場合には、補正量の大きさは変化しない。
そして、5回目に第2の入力ボタン33が押されたときには、時刻の補正量はC(-3)減(時刻を進める)となる。このときの補正量C(-3)の大きさ(絶対値)は、補正量C(-2)の大きさ(絶対値)よりも小さくなっている。
図9には、図8に示す入力履歴にしたがって時刻合わせの処理が行われる様子を模式的に示す。図9では、入力されるボタンと補正量の大きさとを模式的に図示している。また、図9では、時刻表示部31に表示される時刻と正確な時刻との関係も模式的に図示している。
以上のように、図8に示す例では、第1の入力ボタン32への入力と第2の入力ボタン33への入力とが交互に行われると、時計部21は、周波数のカウント数の増減量(例えば、所定量C)を小さくしている。これにより、図9に示すように、各入力ボタンが繰り返し押されることによって、時刻表示部31に表示される時刻を徐々に正確な時刻に近づけることができる。
なお、同じ種類の入力ボタンが連続して複数回押された場合には、時計部21は、周波数のカウント数の増減量(例えば、所定量C)を大きくしてもよい。例えば、図10に示す例では、最初に第1の入力ボタン32が押され、このときの時刻の補正量はC(0)増(時刻を遅くする)である。その後、2回目に再度第1の入力ボタン32が押された場合には、時刻の補正量はC(+1)増(時刻を遅くする)となる。このときの補正量C(+1)の大きさ(絶対値)は、補正量C(0)の大きさ(絶対値)よりも大きくなっている。
その後、3回目に再度第1の入力ボタン32が押された場合には、時刻の補正量はC(+2)増(時刻を遅くする)となる。このときの補正量C(+2)の大きさ(絶対値)は、補正量C(+1)の大きさ(絶対値)よりも大きくなっている。その後、4回目に第2の入力ボタン33が押された場合には、時刻の補正量はC(+1)減(時刻を進める)となる。
このように、図10に示す例では、同じ種類の入力ボタンが連続して押された場合には、時計部21は、周波数のカウント数の増減量(例えば、所定量C)を大きくする。また、第1の入力ボタン32への入力と第2の入力ボタン33への入力とが交互に行われると、図8に示す例と同様に、時計部21は、周波数のカウント数の増減量(例えば、所定量C)を小さくする。
(第1の実施形態のまとめ)
以上のように、本実施形態にかかる炊飯器1は、計時処理を行う時計部21と、時計部21での計時処理で得られる時刻を表示する時刻表示部31と、時刻表示部31に表示される時刻を遅くするための第1の入力ボタン32と、時刻表示部31に表示される時刻を進めるための第2の入力ボタン33とを備えている。
上記の構成によれば、例えば、ユーザが時刻表示部31に表示される時刻が正確な時刻からずれていることに気づいたときなどに、第1の入力ボタン32または第2の入力ボタン33を押すという簡単な操作を行うことによって、時刻表示部31に表示される時刻の修正を行うことができる。
本実施形態にかかる炊飯器1では、第1の入力ボタン32への入力があると、時計部21は、時刻表示部31に表示される時刻を所定量遅らせる処理を行い、第2の入力ボタン33への入力があると、時計部21は、時刻表示部31に表示される時刻を所定量進める処理を行う。これにより、第1の入力ボタン32または第2の入力ボタン33への入力が繰り返し行われることによって、時計部21は、時刻表示部31に表示される時刻を徐々に正確な時刻へ近づけることができる。
以上のように、本実施形態では、ユーザが時刻の修正操作を面倒と感じることを抑えつつ、時計の時刻のずれを修正することのできる炊飯器1を提供することができる。
〔第2の実施形態〕
続いて、本発明の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態にかかる炊飯器1は、表示部14に表示される画面が第1の実施形態とは異なっている。それ以外の構成については、第1の実施形態と同様の構成を適用することができる。そこで、以下では、第1の実施形態とは異なる構成を中心に説明する。
図11には、第2の実施形態にかかる炊飯器1の表示部14の表示画面の一例を示す。第2の実施形態にかかる炊飯器1では、初期画面114aに時刻表示部31が含まれている。そして、例えば、ユーザが時刻表示部31をタッチすると、表示部14は、図11の右側に示す操作画面114bに切り換わる。
操作画面114bには、第1の入力ボタン132と第2の入力ボタン133とが左右に並んで配置されている。第1の入力ボタン132は、第1の実施形態で説明した第1の入力ボタン32と同様のものである。第2の入力ボタン133は、第1の実施形態で説明した第2の入力ボタン33と同様のものである。
図11に示す例では、第1の入力ボタン132には、「早い」という文字が表示されている。これにより、ユーザが時刻表示部31に表示されている時刻が正確な時刻よりも早いと感じたときに、初期画面114aの時刻表示部31をタッチするなどして操作画面114bに切り換えた後に、第1の入力ボタン132を押すことができる。また、第2の入力ボタン133には、「遅い」という文字が表示されている。これにより、ユーザが時刻表示部31に表示されている時刻が正確な時刻よりも遅いと感じたときに、初期画面114aの時刻表示部31をタッチするなどして操作画面114bに切り換えた後に、第2の入力ボタン133を押すことができる。
このように、第1の入力ボタン132および第2の入力ボタン133は、時刻表示部31が含まれている画面とは別の画面である操作画面114bに表示されてもよい。これにより、初期画面114aの表示をシンプルにすることができる。
〔第3の実施形態〕
続いて、本発明の第3の実施形態について説明する。上述した第1および第2の実施形態では、電気機器が炊飯器である場合の構成例について説明した。しかし、本発明の一局面にかかる電気機器は、時計機能を有している種々の電気機器に適用することができる。
図12には、第3の実施形態にかかる冷蔵庫200の外観を示す。図12に示すように、冷蔵庫200の扉211には、表示部14が設けられている。表示部14は、例えば、タッチパネル内蔵型の液晶ディスプレイで構成される。第1の実施形態と同様に、表示部14には、時刻を表示する時刻表示部31(図示せず)が含まれている。時刻表示部31は、冷蔵庫200に内蔵されている時計部21(図示せず)で行われる計時処理に基づいて現在の時刻を表示する。
また、冷蔵庫200の扉211には、操作部15が設けられている。操作部15は、表示部14に内蔵されているタッチパネル式の操作部である。図示はしていないが、操作部15には、第1の入力ボタン32(第1の入力部)と第2の入力ボタン33(第2の入力部)とが含まれている。第1の入力ボタン32および第2の入力ボタン33は、第1の実施形態と同様の構成が適用できる。
本実施形態にかかる冷蔵庫200によれば、例えば、ユーザが時刻表示部31に表示される時刻が正確な時刻からずれていることに気づいたときなどに、第1の入力ボタン32または第2の入力ボタン33を押すという簡単な操作を行うことによって、時刻表示部31に表示される時刻の修正を行うことができる。これにより、ユーザが時刻の修正操作を面倒と感じることを抑えつつ、時刻のずれを修正することのできる冷蔵庫200を提供することができる。
なお、冷蔵庫以外の電気機器(例えば、洗濯機、電子レンジ、風呂の給湯器など)においても、これと同様の構成を適用することができる。
(まとめ)
本発明の一局面にかかる電気機器(例えば、炊飯器1、冷蔵庫200など)は、計時処理を行う時計部(例えば、時計部21)と、前記時計部での計時処理で得られる時刻を表示する時刻表示部(例えば、時刻表示部31)と、前記時刻表示部に表示される時刻を遅くするための第1の入力部(例えば、第1の入力ボタン32,132)と、前記時刻表示部に表示される時刻を進めるための第2の入力部(例えば、第2の入力ボタン33,133)とを備えている。
上記の本発明の一局面にかかる電気機器において、前記第1の入力部への入力があると、前記時計部は、前記時刻を所定量遅らせる処理を行い、前記第2の入力部への入力があると、前記時計部は、前記時刻を所定量進める処理を行ってもよい。ここで、前記第1の入力部への入力が行われたときに得られる時刻を遅らせるための所定量(例えば、時刻の補正量:C(+1)増)または前記第2入力部への入力が行われたときに得られる時刻を進めるための所定量(例えば、時刻の補正量:C(-1)減)は、当該入力の前の前記第1の入力部への入力が行われたときに得られる時刻を遅らせるための所定量(例えば、時刻の補正量:C(0)増)および前記第2入力部への入力が行われたときに得られる時刻を進めるための所定量(例えば、時刻の補正量:C(0)減)とは異なっていてもよい。また、前記第1の入力部への入力と前記第2の入力部への入力とが交互に行われると、前記時計部は、前記所定量を小さくしてもよい。
上記の本発明の一局面にかかる電気機器において、前記時計部は、前記時刻を遅くする処理を行うときは、前記計時処理の基準となる周波数のカウント数を増やし、前記時刻を進める処理を行うときは、前記計時処理の基準となる周波数のカウント数を減らしてもよい。
上記の本発明の一局面にかかる電気機器は、前記時刻表示部(例えば、時刻表示部31)と、前記第1の入力部(例えば、第1の入力ボタン32)および前記第2の入力部(例えば、第2の入力ボタン33)とを一つの画面に表示することのできる表示部(例えば、表示部14)を有していてもよい。また、このような表示部を有している構成では、前記第1の入力部および前記第2の入力部は、前記時刻表示部を間に挟んで対向する位置に配置されていてもよい。
上記の本発明の一局面にかかる電気機器は、前記時刻表示部(例えば、時刻表示部31)を有する表示部(例えば、表示部14)を備え、前記表示部の操作画面(例えば、操作画面114b)に、前記第1の入力部(例えば、第1の入力ボタン132)および前記第2の入力部(例えば、第2の入力ボタン133)が表示されてもよい。このような構成では、時刻表示部は、例えば、表示部の初期画面(例えば、初期画面114a)に表示されてもよい。
上記の本発明の一局面にかかる電気機器において、前記時計部は、AC電源の周波数を基準にして前記計時処理を行ってもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。また、本明細書で説明した異なる実施形態の構成を互いに組み合わせて得られる構成についても、本発明の範疇に含まれる。
1 :炊飯器(電気機器)
11 :制御部
12 :電源部
13 :記憶部
14 :表示部
15 :操作部
21 :時計部
22 :カウンタ
31 :時刻表示部
32 :第1の入力ボタン(第1の入力部)
33 :第2の入力ボタン(第2の入力部)
114a:初期画面
114b:操作画面
132 :第1の入力ボタン(第1の入力部)
133 :第2の入力ボタン(第2の入力部)
200 :冷蔵庫(電気機器)

Claims (7)

  1. 計時処理を行う時計部と、
    前記時計部での計時処理で得られる時刻を表示する時刻表示部と、
    前記時刻表示部に表示される時刻を遅くするための第1の入力部と、
    前記時刻表示部に表示される時刻を進めるための第2の入力部と
    を備え、
    前記第1の入力部への入力があると、前記時計部は、前記時刻を所定量遅らせる処理を行い、
    前記第2の入力部への入力があると、前記時計部は、前記時刻を所定量進める処理を行い、
    前記第1の入力部への入力と前記第2の入力部への入力とが交互に行われると、前記時計部は、最後に入力された時における処理での前記所定量を小さくする、
    電気機器。
  2. 前記時刻表示部と、前記第1の入力部および前記第2の入力部とを一つの画面に表示することのできる表示部
    をさらに備えた、請求項1に記載の電気機器。
  3. 前記第1の入力部への入力が行われたときに得られる時刻を遅らせるための所定量または前記第2の入力部への入力が行われたときに得られる時刻を進めるための所定量は、当該入力の前の前記第1の入力部への入力が行われたときに得られる時刻を遅らせるための所定量および前記第2の入力部への入力が行われたときに得られる時刻を進めるための所定量とは異なっている、
    請求項1または2に記載の電気機器。
  4. 前記時計部は、
    前記時刻を遅くする処理を行うときは、前記計時処理の基準となる周波数のカウント数を増やし、
    前記時刻を進める処理を行うときは、前記計時処理の基準となる周波数のカウント数を減らす、
    請求項1から3の何れか1項に記載の電気機器。
  5. 前記第1の入力部および前記第2の入力部は、前記時刻表示部を間に挟んで対向する位置に配置されている、請求項2に記載の電気機器。
  6. 前記時刻表示部を有する表示部を備え、
    前記表示部の操作画面に、前記第1の入力部および前記第2の入力部が表示される、
    請求項1に記載の電気機器。
  7. 前記時計部は、AC電源の周波数を基準にして前記計時処理を行う、請求項1から6の何れか1項に記載の電気機器。
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