JP2003269848A - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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JP2003269848A
JP2003269848A JP2002070626A JP2002070626A JP2003269848A JP 2003269848 A JP2003269848 A JP 2003269848A JP 2002070626 A JP2002070626 A JP 2002070626A JP 2002070626 A JP2002070626 A JP 2002070626A JP 2003269848 A JP2003269848 A JP 2003269848A
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Kazumi Fujii
和己 藤井
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2400/00General features of, or devices for refrigerators, cold rooms, ice-boxes, or for cooling or freezing apparatus not covered by any other subclass
    • F25D2400/36Visual displays

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  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 特に、時計表示する時計機能を有する冷蔵庫
の提供。 【解決手段】 冷蔵庫は、冷蔵庫本体側に設けられた制
御手段20と、冷蔵庫扉側に設けられた表示手段30と
を備える。商用電源10が印加されている時、制御手段
20が冷蔵庫動作制御処理及び商用電源10を基にした
計時処理を行う。表示手段30がスイッチ等により構成
された入力部37と時計表示が可能な表示部38の入出
力制御処理及び内部で生成された周波数を基にした時計
処理を行う。冷蔵庫本体側の制御手段20から冷蔵庫扉
側の表示手段30へ電源を供給する。商用電源10が印
加されていなくても、時計動作が可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、時計機能を有する
冷蔵庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、冷蔵庫扉側に時計表示をする操作
パネルを備えた冷蔵庫が増えてきている。図5は従来の
冷蔵庫を示す機能ブロック図である。冷蔵庫は、図5に
示すように、冷蔵庫本体側に制御手段20が配置され、
冷蔵庫扉側に表示手段30が配置され、冷蔵庫本体側に
配置された制御手段20には商用電源10が接続されて
いる。
【0003】冷蔵庫本体側に配置された制御手段20
は、電源手段21と、電源パルス発生手段22と、制御
マイコン23と、電源切り替え手段24と、入力部27
とを備えている。冷蔵庫扉側に配置された表示手段30
は、表示手段用電源手段31と、表示マイコン33と、
操作パネル(図示せず)とを備え、表示手段用電源手段
31は通電時の表示電源手段31aを有し、操作パネル
は入力部37と表示部38を有している。
【0004】冷蔵庫本体側には給電手段25の給電部2
5aが配置され、冷蔵庫扉側のこれと対向する部分には
給電手段25の受電部35が配置されている。また、冷
蔵庫本体側には通信手段26の送信部26aと受信部2
6bが配置され、これと対向する冷蔵庫扉側には通信手
段26の受信部36bと送信部36aが配置されてい
る。
【0005】この操作パネルに内蔵する表示回路は、時
計を設定したり冷蔵庫動作を切り替えたりするスイッチ
と、時計や冷蔵庫動作状態等を表示する表示器とを備え
ている。また、冷蔵庫本体側には冷蔵庫動作を制御する
制御回路を備えており、この制御回路から操作パネルの
表示回路へ電源を供給している。
【0006】一般に、冷蔵庫の時計動作は、常時商用電
源が通電されていることを前提とし、商用電源を計時基
準としている。つまり、商用電源の周波数に同期した電
源パルスを発生させ、電源パルスを積算することによ
り、計時の基準源として時計動作をしている。そして、
時計の時刻データを定期的に制御回路から操作パネルの
表示回路に転送して、表示器に時計表示をしている。
【0007】なお、商用電源は電力会社によって基準周
波数の0.1Hz以内の周波数偏差に収めることを目標
として周波数調整が行われており、周波数誤差が累積さ
れないため、大変精度の良い時計を提供できる。
【0008】また、左右両開き扉を持つ冷蔵庫では、構
造的に、冷蔵庫本体側にある制御回路と冷蔵庫扉側にあ
る操作パネルの表示回路との間での通信及び表示回路へ
の電源供給を有線で接続できないため、冷蔵庫本体側に
ある制御回路と冷蔵庫扉側にある操作パネルの表示回路
との間での通信は赤外線、表示回路への電源は電磁誘導
の原理を利用したコイルユニットが冷蔵庫本体側と冷蔵
庫扉側との対向する部分に設置されており、冷蔵庫扉が
開く度に、表示回路に供給されている電源が断たれて
も、時計設定状態や時計動作状態を保持、記憶できるよ
うに不揮発性メモリを備えている。
【0009】一方、節電のために、冷蔵庫扉側の操作パ
ネルに内蔵された表示回路への電源供給を入れたり切っ
たりすることができるスイッチを設けた冷蔵庫もある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術におい
て、商用電源を計時基準とした時計を持つ冷蔵庫は、購
入後初めて冷蔵庫に電源を投入する時は、時計の時刻設
定をしなければならなかった。また、停電等により商用
電源が断たれると、冷蔵庫扉側の操作パネルに供給され
る電源も切れるので、時計動作が維持できず、電源再投
入後に時計の時刻設定を一からやり直す必要があり、大
変煩わしく使い勝手が悪いという問題があった。
【0011】上記不都合を改善するためには、水晶発振
子を内蔵し、これを計時基準とすれば、商用電源がなく
てもバックアップ電源から電源供給を受けるようにする
ことで、時計動作が継続できる。
【0012】ところが、計時基準源である水晶発振子の
発振周波数精度が時計精度になるので、例えば、水晶発
振子に20ppmの周波数誤差があると、月差で約1分
まで累積してしまい、更に、時間経過とともに誤差が累
積していく。また、周囲温度によっても水晶発振子の発
振周波数が影響を受けるため、時計精度が良くないとい
う新たなる問題が露呈してしまう。
【0013】また、冷蔵庫扉側の操作パネルに内蔵され
た表示回路を電池でバックアップする場合、電池が無駄
に放電されることがあり、電池寿命が短いと、使い勝手
が悪くなる。
【0014】さらに、節電するために冷蔵庫扉側の操作
パネルに内蔵された表示回路の電源を切ることができる
冷蔵庫では、例えば、夜間就寝中のみ表示回路の電源を
切るという使い方をする時、一度表示回路の電源を切る
設定をして再び表示回路の電源を入れる操作をしなけれ
ばならず、表示回路への給電を自動でできれば便利であ
る。
【0015】ところで、節電実行中は冷蔵庫扉側の操作
パネルに内蔵された表示回路の電源が断たれているた
め、表示器は何も表示しないが、例えば、時計を見るた
めに、わざわざ操作パネルの表示回路の電源を回復させ
て表示の確認をしなければならないとすれば、手間がか
かる。
【0016】また、左右両開き扉を持つ冷蔵庫の操作パ
ネルでは、冷蔵庫扉が開く度に、表示回路への給電が断
たれるので、時計設定状態や時計動作状態等の各種状態
のデータを記憶するために不揮発性メモリを内蔵してい
るが、これはマイコンのRAM(Random Acc
ess Memory)で時計設定状態や時計動作状態
を記憶する方式に比べると、不揮発性メモリとのデータ
授受を制御するプログラム処理が必要であり、マイコン
のプログラム容量の負担になるし、外付けメモリが必要
なためコストアップになる。
【0017】本発明は、上記のような問題点に鑑み、商
用電源が印加されている時、冷蔵庫本体側に設けた制御
手段が冷蔵庫動作制御処理及び商用電源を基にした計時
処理を行い、冷蔵庫扉側に設けた表示手段が入力部と表
示部の入出力制御処理及び内部で生成された周波数を基
にした時計処理を行い、冷蔵庫本体側の制御手段から冷
蔵庫扉側の表示手段へ電源を供給し、冷蔵庫扉側の表示
手段がその内部に発振回路を持ち、商用電源が印加され
ていなくても、時計動作が可能であり、時計精度の良い
冷蔵庫の提供を目的とするものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の冷蔵庫は、冷蔵
庫本体側に設けられ、商用電源が印加されている時、冷
蔵庫動作制御処理及び商用電源を基にした計時処理を行
う制御手段と、冷蔵庫扉側に設けられ、スイッチ等によ
り構成された入力部と時計表示が可能な表示部の入出力
制御処理及び内部で生成された周波数を基にした時計処
理を行う表示手段を備えたことを特徴とする構成を有す
るものである。
【0019】本発明の冷蔵庫は、制御手段が、商用電源
の周波数に同期した電源パルスを発生する電源パルス発
生手段と、電源パルス発生手段に基づき計時処理を行う
制御マイコンとを備え、表示手段が、計時の基準となる
周波数発生手段と、周波数発生手段に基づく計時処理と
時計処理を行い、商用電源が印加されている時の電源パ
ルス発生手段に基づく計時と比較して時刻補正処理を行
う表示マイコンとを備えている。
【0020】本発明の冷蔵庫は、制御マイコンが、電源
パルス発生手段による電源パルスの波長により商用電源
の周波数の50Hz/60Hzを判別する周波数判別処
理を行う周波数判別処理手段と、周波数判別処理手段の
判別結果を基にして商用電源の周波数に応じて電源パル
スの積算回数を切り替え、商用電源の周波数の50Hz
/60Hzに関わらず同一周期で計時する電源計時処理
を行う電源計時処理手段と、計時開始時、周波数発生手
段に基づく時計処理の計時周期に同期して電源計時処理
手段の計時用カウンタに周波数発生手段に基づく時計処
理と同じ時刻を設定する初期化処理を行う初期化処理手
段とを備え、表示マイコンが、周波数発生手段による電
源パルスの積算回数を基にして計時し、時刻をカウント
する時計処理を行う時計処理手段と、初期化処理後、所
定の周期毎に電源計時処理手段の時刻(以下、電源時刻
とする)と時計処理手段の時刻(以下、時計時刻とす
る)とを比較し、時計時刻が電源時刻よりも所定値以上
進むと、時計時刻を所定値遅らせ、時計時刻が電源時刻
よりも所定値以上遅れると、時計時刻を所定値進める時
刻補正処理を行う時刻補正処理手段とを備えている。
【0021】本発明の冷蔵庫は、制御マイコンが、電源
パルス発生手段による電源パルスの波長により商用電源
の周波数の50Hz/60Hzを判別する周波数判別処
理を行う周波数判別処理手段と、周波数判別処理手段の
判別結果を基にして商用電源の周波数に応じて電源パル
スの積算回数を切り替え、商用電源の周波数の50Hz
/60Hzに関わらず同一周期で計時する電源計時処理
を行う電源計時処理手段と、計時開始時、周波数発生手
段に基づく時計処理の計時周期に同期して電源計時処理
手段の計時用カウンタに初期値を設定する初期化処理を
行う第1の初期化処理手段とを備え、表示マイコンが、
周波数発生手段による電源パルスの積算回数を基にして
計時し、時刻をカウントする時計処理を行う時計処理手
段と、時計処理手段の計時周期に同期して計時する補助
計時処理を行う補助計時処理手段と、補助計時処理手段
の計時用カウンタを初期値に設定する初期化処理を行う
第2の初期化処理手段と、第1の初期化処理、及び、第
2の初期化処理後、所定の周期毎に電源計時処理手段の
計時(以下、電源計時とする)と補助計時処理手段の計
時(以下、補助計時とする)の値とを比較し、補助計時
が電源計時よりも所定値以上進むと、時計時刻を所定値
遅らせ、補助計時が電源計時よりも所定値以上遅れる
と、時計時刻を所定値進める時刻補正処理を行う時刻補
正処理手段とを備えている。
【0022】本発明の冷蔵庫は、制御手段から表示手段
に向けて給電する給電手段を備え、表示手段が、給電手
段より受電された表示電源手段がダイオードを介して接
続され、また、電池等からなるバックアップ電源手段が
ダイオードを介して接続され、表示電源手段或いはバッ
クアップ電源手段のいずれか高い方の電圧の電源が供給
される表示手段用電源手段を備えている。
【0023】本発明の冷蔵庫は、制御マイコンが、商用
電源が断たれ、電源パルス発生手段から所定時間以上、
電源パルスが入力されないことを検出すると、表示マイ
コンに報知する停電移行検知処理手段と、商用電源が復
帰し、電源パルス発生手段からの電源パルスが所定時間
以内に所定回数以上を積算すると、表示マイコンに報知
する停電復帰検知処理手段とを備え、表示マイコンが、
停電移行検知処理手段の報知により直ちに低消費電流状
態に移行する低消費電流状態移行処理手段と、低消費電
流状態で停電復帰検知処理手段の報知により低消費電流
状態を解除する第1の低消費電流状態解除処理手段とを
備えている。
【0024】本発明の冷蔵庫は、表示手段が、表示マイ
コンに供給される電源の電圧を測定する電圧測定手段を
備え、表示マイコンが停電復帰検知処理手段からの報知
を得ると、電圧測定手段により表示マイコンに供給され
る電源が所定電圧以上であれば、表示マイコンの低消費
電流状態を解除する第2の低消費電流状態解除処理手段
を備えている。
【0025】本発明の冷蔵庫は、表示マイコンが、低消
費電流状態の時、操作パネルの表示部の特定の表示を点
灯、または、操作パネルの表示部の特定の表示を消灯さ
せる表示切り替え処理手段を備えている。
【0026】本発明の冷蔵庫は、制御手段が、電源手段
から給電手段への電源供給を制御する電源切り替え手段
を備え、表示マイコンが、第1の時刻記憶処理手段と、
第2の時刻記憶処理手段と、第1の時刻記憶処理手段の
時刻を検出する第1のタイマ処理手段と、第1のタイマ
処理手段が第1の時刻記憶処理手段の時刻を検出する
と、電源切り替え手段により制御手段から表示手段への
給電を停止させ、低消費電流状態に移行させる給電停止
処理手段とを備え、制御マイコンが、給電停止処理手段
作動後から第2の時刻記憶処理手段の時刻を検出する第
2のタイマ処理手段と、第2のタイマ処理手段が第2の
時刻記憶処理手段の時刻を検出すると、電源切り替え手
段により制御手段から表示手段への給電を再開させ、第
1の低消費電流状態解除処理手段、または、第2の低消
費電流状態解除処理手段により低消費電流状態を解除さ
せる給電復帰処理手段とを備えている。
【0027】本発明の冷蔵庫は、表示マイコンが、商用
電源のない時に、バックアップ電源手段から電源を供給
され、各種状態のデータの記憶を保持する記憶処理手段
を備えている。
【0028】本発明の冷蔵庫は、冷蔵庫本体側に設けら
れた制御手段と冷蔵庫扉側に設けられた表示手段との間
で非接触による信号の授受を行うべく冷蔵庫本体側とこ
れに対向する冷蔵庫扉側に設けられた通信手段と、冷蔵
庫本体側と冷蔵庫扉側との対向する部分に非接触で冷蔵
庫扉の開閉に応じて係脱自在の磁気回路が配設され、制
御手段から表示手段に向けて給電する給電手段とを備え
ている。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の実施の形態
に係わる冷蔵庫を示す機能ブロック図である。本発明の
冷蔵庫は、図1に示すように、冷蔵庫本体側に制御手段
20が配置され、冷蔵庫扉側に表示手段30が配置され
ている。冷蔵庫本体側に配置された制御手段20は、電
源手段21と、電源パルス発生手段22と、制御マイコ
ン23と、電源切り替え手段24とを備えている。
【0030】冷蔵庫扉側に配置された表示手段30は、
表示手段用電源手段31と、周波数発生手段32と、表
示マイコン33と、操作パネル(図示せず)と、電圧測
定手段39とを備えている。冷蔵庫扉側に配置された表
示手段30の表示手段用電源手段31は、表示電源手段
31a,バックアップ電源手段31b,ダイオード31
c及びダイオード31dを有している。
【0031】また、冷蔵庫扉側に配置された表示手段3
0の操作パネルは、スイッチ等により構成された入力部
37と時計表示が可能な表示部38とを有し、操作パネ
ルの入力部37及び表示部38を表示マイコン33が制
御している。
【0032】冷蔵庫本体側に配置された制御手段20
は、商用電源10を基に電源周波数に同期した電源パル
スを生成する電源パルス発生手段22が計時源として制
御マイコン23に接続され、冷蔵庫扉側に配置された表
示手段30は、水晶発振子からなる周波数発生手段32
が計時基準となるクロックパルスを生成しており、これ
を基に表示マイコン33が時計処理を行うようになって
いる。
【0033】冷蔵庫本体側に配置された制御手段20に
は商用電源10が接続され、各種回路に供給する電源が
電源手段21により生成されている。また、冷蔵庫扉側
に配置された表示手段30へも電源が供給され、各種回
路に供給する電源が表示手段用電源手段31により生成
されている。特に、表示マイコン33に供給される電源
は、商用電源10が印加されている時は、表示電源手段
31aからダイオード31cを通じて供給され、商用電
源10がない時は、内蔵の電池等からなるバックアップ
電源手段31bからダイオード31dを通じて供給され
るようになっている。
【0034】冷蔵庫扉側に配置された表示手段30内に
設けられた電圧測定手段39により、表示マイコン33
に供給される電源の電圧が測定されるようになってい
る。
【0035】冷蔵庫扉側に配置された表示手段30への
電源の供給は、表示マイコン33に設定された情報を基
に制御マイコン23によって制御手段20内の電源切り
替え手段24を用いて制御されている。
【0036】冷蔵庫本体側に配置された制御手段20と
冷蔵庫扉側に配置された表示手段30との両回路間の通
信が非接触でできるようにするために、制御手段20及
び表示手段30には通信手段26が設けられ、詳しく
は、冷蔵庫本体側に通信手段26の送信部26aと受信
部26bが配置され、これと対向する冷蔵庫扉側に通信
手段26の受信部36bと送信部36aが配置されてい
る。
【0037】また、冷蔵庫本体側に配置された制御手段
20から冷蔵庫扉側に配置された表示手段30に向けて
給電を非接触でできるようにするために、制御手段20
及び表示手段30には給電手段25が設けられ、詳しく
は、冷蔵庫本体側に給電手段25の給電部25aが配置
され、冷蔵庫扉側のこれと対向する部分に給電手段25
の受電部35が配置され、給電手段25の給電部25a
と受電部35はそれぞれコイルからなる磁気回路で構成
されている。
【0038】本発明の冷蔵庫は、図1に示すように、冷
蔵庫本体側に設けられ、商用電源10が印加されている
時、冷蔵庫動作制御処理及び商用電源10を基にした計
時処理を行う制御手段20と、冷蔵庫扉側に設けられ、
スイッチ等により構成された入力部37と時計表示が可
能な表示部38の入出力制御処理及び内部で生成された
周波数を基にした時計処理を行う表示手段30とを備え
ている。
【0039】本発明の冷蔵庫は、制御手段20が、商用
電源10の周波数に同期した電源パルスを発生する電源
パルス発生手段22と、電源パルス発生手段22に基づ
き計時処理を行う制御マイコン23とを備え、表示手段
30が、計時の基準となる周波数発生手段32と、周波
数発生手段32に基づく計時処理と時計処理を行い、商
用電源10が印加されている時の電源パルス発生手段2
2に基づく計時と比較して時刻補正処理を行う表示マイ
コン33とを備えている。
【0040】本発明の冷蔵庫は、制御マイコン23が、
電源パルス発生手段22による電源パルスの波長により
商用電源10の周波数の50Hz/60Hzを判別する
周波数判別処理を行う周波数判別処理手段(図示せず)
と、周波数判別処理手段の判別結果を基にして商用電源
10の周波数に応じて電源パルスの積算回数を切り替
え、商用電源10の周波数の50Hz/60Hzに関わ
らず同一周期で計時する電源計時処理を行う電源計時処
理手段(図示せず)と、計時開始時、周波数発生手段3
2に基づく時計処理の計時周期に同期して電源計時処理
手段の計時用カウンタに周波数発生手段32に基づく時
計処理と同じ時刻を設定する初期化処理を行う初期化処
理手段(図示せず)とを備え、表示マイコン33が、周
波数発生手段32による電源パルスの積算回数を基にし
て計時し、時刻をカウントする時計処理を行う時計処理
手段(図示せず)と、初期化処理後、所定の周期毎に電
源計時処理手段の時刻(電源時刻)と時計処理手段の時
刻(時計時刻)とを比較し、時計時刻が電源時刻よりも
所定値以上進むと、時計時刻を所定値遅らせ、時計時刻
が電源時刻よりも所定値以上遅れると、時計時刻を所定
値進める時刻補正処理を行う時刻補正処理手段(図示せ
ず)とを備えている。
【0041】本発明の冷蔵庫は、制御マイコン23が、
電源パルス発生手段22による電源パルスの波長により
商用電源10の周波数の50Hz/60Hzを判別する
周波数判別処理を行う周波数判別処理手段(図示せず)
と、周波数判別処理手段の判別結果を基にして商用電源
10の周波数に応じて電源パルスの積算回数を切り替
え、商用電源10の周波数の50Hz/60Hzに関わ
らず同一周期で計時する電源計時処理を行う電源計時処
理手段(図示せず)と、計時開始時、周波数発生手段3
2に基づく時計処理の計時周期に同期して電源計時処理
手段の計時用カウンタに初期値を設定する初期化処理を
行う第1の初期化処理手段(図示せず)とを備え、表示
マイコン33が、周波数発生手段32による電源パルス
の積算回数を基にして計時し、時刻をカウントする時計
処理を行う時計処理手段(図示せず)と、時計処理手段
の計時周期に同期して計時する補助計時処理を行う補助
計時処理手段(図示せず)と、補助計時処理手段の計時
用カウンタを初期値に設定する初期化処理を行う第2の
初期化処理手段(図示せず)と、第1の初期化処理、及
び、第2の初期化処理後、所定の周期毎に電源計時処理
手段の計時(電源計時)と補助計時処理手段の計時(補
助計時)の値とを比較し、補助計時が電源計時よりも所
定値以上進むと、時計時刻を所定値遅らせ、補助計時が
電源計時よりも所定値以上遅れると、時計時刻を所定値
進める時刻補正処理を行う時刻補正処理手段(図示せ
ず)とを備えている。
【0042】本発明の冷蔵庫は、制御手段20から表示
手段30に向けて給電する給電手段25を備え、表示手
段30は、給電手段25より受電された表示電源手段3
1aがダイオード31cを介して接続され、また、電池
等からなるバックアップ電源手段31bがダイオード3
1dを介して接続され、表示電源手段31a或いはバッ
クアップ電源手段31bのいずれか高い方の電圧の電源
が供給される表示手段用電源手段31を備えている。
【0043】本発明の冷蔵庫は、制御マイコン23が、
商用電源10が断たれ、電源パルス発生手段22から所
定時間以上、電源パルスが入力されないことを検出する
と、表示マイコン33に報知する停電移行検知処理手段
(図示せず)と、商用電源10が復帰し、電源パルス発
生手段22からの電源パルスが所定時間以内に所定回数
以上を積算すると、表示マイコン33に報知する停電復
帰検知処理手段(図示せず)とを備え、表示マイコン3
3が、停電移行検知処理手段の報知により直ちに低消費
電流状態に移行する低消費電流状態移行処理手段(図示
せず)と、低消費電流状態で停電復帰検知処理手段の報
知により低消費電流状態を解除する第1の低消費電流状
態解除処理手段(図示せず)とを備えている。
【0044】本発明の冷蔵庫は、表示手段30が、表示
マイコン33に供給される電源の電圧を測定する電圧測
定手段39を備え、表示マイコン33が停電復帰検知処
理手段からの報知を得ると、電圧測定手段39により表
示マイコン33に供給される電源が所定電圧以上であれ
ば、表示マイコン33の低消費電流状態を解除する第2
の低消費電流状態解除処理手段(図示せず)を備えてい
る。
【0045】本発明の冷蔵庫は、表示マイコン33が、
低消費電流状態の時、操作パネルの表示部38の特定の
表示を点灯、または、操作パネルの表示部38の特定の
表示を消灯させる表示切り替え処理手段(図示せず)を
備えている。
【0046】本発明の冷蔵庫は、制御手段20が、電源
手段21から給電手段25への電源供給を制御する電源
切り替え手段24を備え、表示マイコン33が、第1の
時刻記憶処理手段(図示せず)と、第2の時刻記憶処理
手段(図示せず)と、第1の時刻記憶処理手段の時刻を
検出する第1のタイマ処理手段(図示せず)と、第1の
タイマ処理手段が第1の時刻記憶処理手段の時刻を検出
すると、電源切り替え手段24により制御手段20から
表示手段30への給電を停止させ、低消費電流状態に移
行させる給電停止処理手段(図示せず)とを備え、制御
マイコン23が、給電停止処理手段の作動後から第2の
時刻記憶処理手段の時刻を検出する第2のタイマ処理手
段(図示せず)と、第2のタイマ処理手段が第2の時刻
記憶処理手段の時刻を検出すると、電源切り替え手段2
4により制御手段20から表示手段30への給電を再開
させ、第1の低消費電流状態解除処理手段、または、第
2の低消費電流状態解除処理手段により低消費電流状態
を解除させる給電復帰処理手段(図示せず)とを備えて
いる。
【0047】本発明の冷蔵庫は、表示マイコン33が、
商用電源10のない時に、バックアップ電源手段31b
から電源が供給され、各種状態のデータの記憶を保持す
る記憶処理手段(図示せず)を備えている。
【0048】本発明の冷蔵庫は、冷蔵庫本体側に設けら
れた制御手段20と冷蔵庫扉側に設けられた表示手段3
0との間で非接触による信号の授受を行うべく冷蔵庫本
体側とこれに対向する冷蔵庫扉側に設けられた通信手段
26と、冷蔵庫本体側と冷蔵庫扉側との対向する部分に
非接触で冷蔵庫扉の開閉に応じて係脱自在の磁気回路
(図示せず)が配設され、制御手段20から表示手段3
0に向けて給電する給電手段25とを備えている。
【0049】次に、本発明の実施の形態の作用について
説明する。図2は本発明の実施の形態に係わる冷蔵庫の
制御マイコン及び表示マイコンの動作を示すフローチャ
ートである。冷蔵庫本体側に配置された制御手段20の
制御マイコン23の動作を図2の左側に、冷蔵庫扉側に
配置された表示手段30の表示マイコン33の動作を図
2の右側に、各々の動作が対応するように記述してい
る。 〔表示マイコン〕まず、冷蔵庫扉側に配置された表示手
段30の表示手段用電源手段31に電池等からなるバッ
クアップ電源手段31bを取り付けると、バックアップ
電源手段31bからダイオード31dを通じて電圧が表
示手段30の表示マイコン33に印加され、表示マイコ
ン33が動作を開始し、各種レジスタ,カウンタ類を初
期化する初期化処理(ステップS151)を行う。
【0050】この状態では、商用電源10がないので、
冷蔵庫扉側に配置された表示手段30の表示マイコン3
3は低消費電流状態になるパワーダウンモードに移行す
る低消費電流状態移行処理(ステップS154)を行
い、バックアップ電源手段31bからの電流消費を極力
抑える。
【0051】このパワーダウンモードでは、水晶発振子
によって構成された周波数発生手段32で生成されたク
ロックパルスを分周して時刻カウントの基準パルスと
し、時計処理(ステップS155a)を行う。
【0052】なお、パワーダウンモード中の表示マイコ
ン33の動作用電源は、電池等からなるバックアップ電
源手段31bから供給されているが、商用電源10が印
加されている場合は、制御手段20から供給される電源
が表示電源手段31a,ダイオード31cを経て表示マ
イコン33に電源供給される。
【0053】通常、表示手段用電源手段31の表示電源
手段31aは5V、表示手段用電源手段31のバックア
ップ電源手段31bは3Vで、それぞれ逆流阻止用のダ
イオード31c、31dが挿入されているため、通電時
は、バックアップ電源手段31bからの電流消費はなく
なり、表示マイコン33は表示電源手段31aによって
供給される電圧によって作動することになる。このよう
に、表示マイコン33は、商用電源10がなくても時計
動作可能である。
【0054】〔制御マイコン〕次に、冷蔵庫本体側に配
置された制御手段20に接続した商用電源10を印加す
ると、制御手段20の電源手段21により生成される電
源によって制御マイコン23が動作を開始し、各種レジ
スタ,カウンタ類を初期化する初期化処理(ステップS
141)を行う。なお、電源手段21から表示手段30
に電源を供給する。
【0055】また、電源手段21に接続された電源パル
ス発生手段22は、商用電源10からゼロクロスパルス
を作り、これを電源パルスとして制御マイコン23に供
給する。電源立ち上げ時、所定時間以内に所定回数以上
の電源パルスを検出すると、商用電源10が印加された
と判定して停電復帰検知処理(ステップS142)を行
い、表示マイコン33のパワーダウンモードを解除させ
る第1の低消費電流状態解除処理(ステップS152)
を行う。
【0056】先述のステップS142における停電復帰
検知処理による商用電源10の復帰判定後、電圧測定手
段39により測定した表示マイコン33に供給される電
源が所定電圧以上であれば、表示マイコン33のパワー
ダウンモードを解除し、電圧測定手段39により測定し
た表示マイコン33に供給される電源が所定電圧未満で
あれば、表示マイコン33のパワーダウンモードを解除
させないようにして第2の低消費電流状態解除処理(ス
テップS152a)を行い、電源のノイズや電源プラグ
のチャタリング等による誤動作に対する安全性を高めて
いる。
【0057】なお、表示マイコン33のパワーダウンモ
ードが解除されると、表示マイコン33は、通常の入出
力制御も可能になり、消費電流が多くなるが、表示電源
手段31aから表示マイコン33に電源が供給されるの
で問題ない。
【0058】そして、ステップS142における停電復
帰検知処理後、制御マイコン23は、電源パルス発生手
段22による電源パルス信号の波長を測定し、商用電源
10の周波数が50Hzか60Hzかの周波数判別処理
(ステップS143)を行う。ただし、ステップS14
3における周波数判別処理による商用電源10の周波数
の判定が1回だけでは、電源のノイズ等による誤判定の
危険性が高いので、例えば、商用電源10の周波数の判
定が16回同一判定結果になれば確定するというような
周波数判別処理を行い、商用電源10の周波数の判定の
信頼性を高めている。
【0059】これ以後は通常処理になり、制御マイコン
23が、各種カウンタ計時のための電源計時処理(ステ
ップS145)を行う。つまり、先述のステップS14
3における周波数判別処理による商用電源10の周波数
の判別結果を基にして、例えば、商用電源10の周波数
が50Hzの場合は、電源パルスを50回積算し、商用
電源10の周波数が60Hzの場合は、電源パルスを6
0回積算することで1秒を計時する。このようにすれ
ば、商用電源10の周波数が50Hz/60Hzに関わ
らず同じ周期でカウンタ類を計時することができる。
【0060】また、通電中の制御マイコン23は、常
時、電源パルス発生手段22による電源パルスをモニタ
しており、商用電源10がなくなり、電源パルス発生手
段22から所定時間以上、電源パルス波形が変化せずに
検出できなくなると、商用電源10が断たれたと判定し
て停電移行検知処理(ステップS144)を行い、表示
マイコン33をパワーダウンモードにさせる低消費電流
状態移行処理(ステップS154)を行う。
【0061】〔表示マイコン〕パワーダウンモード解除
後の表示マイコン33も、表示マイコン33のパワーダ
ウンモード中と同様に、水晶発振子によって構成された
周波数発生手段32で生成されたクロックパルスを分周
して時刻カウントの基準パルスとし、時計処理(ステッ
プS155)を行う。ここで、カウントした時刻は、冷
蔵庫扉側に配置された表示手段30の操作パネルの表示
部38に出力され、時計表示をすることができる。
【0062】ところが、周波数発生手段32が計時基準
源である水晶発振子からなる場合、水晶発振子の発振周
波数精度が時計精度そのものとなり、例えば、水晶発振
子に20ppmの周波数誤差があると、月差で約1分ま
で累積してしまい、更に、時間経過とともに誤差が累積
する。また、周囲温度によっても水晶発振子の発振周波
数が影響を受けるため、時計精度があまり良くない。し
たがって、通電中だけでも商用電源10を基準とした時
計と同精度になるように以下のような時刻補正処理(ス
テップS156)を行う。
【0063】冷蔵庫本体側に配置された制御手段20の
制御マイコン23は、商用電源10を基にして時刻(以
下、電源時刻とする)をカウントし、一方、冷蔵庫扉側
に配置された表示手段30の表示マイコン33は、水晶
振動子を基にして時刻(以下、時計時刻とする)をカウ
ントする。今、表示マイコン33にて、所定の周期毎に
電源時刻と時計時刻とを比較し、時計時刻が電源時刻よ
りも所定値以上進むと、時計時刻を所定値遅らせ、時計
時刻が電源時刻よりも所定値以上遅れると、時計時刻を
所定値進める時刻補正処理を行う。例えば、60秒周期
で1秒の進み遅れを時刻補正する。
【0064】図3は本発明の実施の形態に係わる冷蔵庫
の時刻補正の初期化処理を示すフローチャートである。
冷蔵庫本体側に配置された制御手段20の制御マイコン
23の電源計時の初期化処理を図3の左側に、冷蔵庫扉
側に配置された表示手段30の表示マイコン33の時刻
補正の初期化処理を図3の右側に記述している。なお、
計時のタイミングを合わせるための初期化処理は以下の
手順で行う。1.制御マイコン23が、電源立ち上げ後
にメイン処理に入ると、表示マイコン33に補正開始許
可申請を送信(ステップS201)する。ただし、補正
カウンタの動作はさせない。2.表示マイコン33が、
補正開始許可申請を受信(ステップS205)すると、
計時タイミングを判定(ステップS206)し、水晶発
振子による時刻カウントアップのタイミングで、時刻カ
ウントアップした時刻データと補正開始許可を制御マイ
コン23に転送する。3.制御マイコン23が、時刻デ
ータと補正開始許可を受信すると、時刻データを補正カ
ウンタに設定して、電源時刻カウントを開始する。
【0065】冷蔵庫本体側に配置された制御手段20の
制御マイコン23は、商用電源10を基にして時間(以
下、電源計時とする)をカウントし、一方、冷蔵庫扉側
に配置された表示手段30の表示マイコン33は、水晶
振動子を基にして時間(以下、補助計時とする)をカウ
ントする。今、表示マイコン33にて、所定の周期毎に
電源計時と補助計時とを比較し、補助計時が電源計時よ
りも所定値以上進むと、時計時刻を所定値遅らせ、補助
計時が電源計時よりも所定値以上遅れると、時計時刻を
所定値進める時刻補正処理を行う。例えば、60秒周期
で1秒の進み遅れを時刻補正する。
【0066】なお、計時のタイミングを合わせるための
初期化処理は以下の手順で行う。 1.制御マイコン23が、電源立ち上げ後にメイン処理
に入ると、表示マイコン33に補正開始許可申請を送信
(ステップS201)する。ただし、補正カウンタの動
作はさせない。 2.表示マイコン33が、補正開始許可申請を受信(ス
テップS205)すると、計時タイミングを判定(ステ
ップS206)し、水晶発振子による時刻カウントアッ
プのタイミングで、補助計時カウンタをクリア(ステッ
プS207)して第2の初期化処理を行い、制御マイコ
ン23に補正開始許可を送信(ステップS208)す
る。なお、補助計時をスタートさせる。 3.制御マイコン23が、補正開始許可を受信(ステッ
プS202)すると、補正カウンタをクリア(ステップ
S203)して第1の初期化処理を行い、電源計時を開
始(ステップS204)する。
【0067】図4は本発明の実施の形態に係わる冷蔵庫
の時刻補正処理を示すフローチャートである。冷蔵庫本
体側に配置された制御手段20の制御マイコン23の電
源計時処理を図4の左側に、冷蔵庫扉側に配置された表
示手段30の表示マイコン33の時刻補正処理を図4の
右側に記述している。 〔制御マイコン〕ステップS300でスタートした制御
マイコン23の電源計時処理は、まず、電源パルス発生
手段22による電源パルスの立上りエッジであるか否か
を判定(ステップS301)し、次いで、商用電源10
の周波数が50Hzか60Hzかの周波数判別(ステッ
プS302)を行う。ステップS302において、商用
電源10の周波数が50Hzの場合は、電源パルスを5
0回積算(ステップS303)し、商用電源10の周波
数が60Hzの場合は、電源パルスを60回積算(ステ
ップS304)し、補正カウンタに1秒カウント(ステ
ップS305)する。
【0068】〔表示マイコン〕ステップS306でスタ
ートした表示マイコン33の時刻補正処理は、まず、時
刻の進み遅れが1秒であるか否かを判定(ステップS3
07)する。ステップS307において、時刻の進み遅
れが1秒である場合は、時刻補正の周期が60秒である
か否かを判定(ステップS308)する。
【0069】ステップS308において、時刻補正の周
期が60秒である場合は、電源時刻と時計時刻とを比較
して補正判定を行い、時計時刻が電源時刻よりも所定値
以上遅れているか否かを判定(ステップS309)す
る。ステップS308において、時刻補正の周期が60
秒でない場合は、時刻を2秒カウントする遅れ補正を行
う。
【0070】ステップS309において、時計時刻が電
源時刻よりも所定値以上遅れている場合は、時刻を1秒
カウント(ステップS310)し、次いで、時刻を1秒
カウント(ステップS311)する。
【0071】ステップS309において、時計時刻が電
源時刻よりも所定値以上遅れていない場合は、時計時刻
が電源時刻よりも所定値以上進んでいるか否かを判定
(ステップS312)する。
【0072】ステップS312において、時計時刻が電
源時刻よりも所定値以上進んでいる場合は、時刻をカウ
ントしない進み補正を行い、ステップS312におい
て、時計時刻が電源時刻よりも所定値以上進んでいない
場合は、時刻を1秒カウントする正常補正を行う。
【0073】表示マイコン33のパワーダウンモード実
行中の操作パネルの表示部38の表示を、例えば、時計
表示だけにして他の表示を消灯したり、操作パネルの表
示部38の特定の表示を点灯させて、商用電源10が断
たれていることを表示させる表示切り替え処理を行う。
【0074】操作パネルの入力部37により、表示マイ
コン33に節電タイマの開始時刻(第1の時刻記憶処理
手段)と節電タイマの終了時刻(第2の時刻記憶処理手
段)を設定し、節電タイマを開始させる。次に、節電タ
イマの開始時刻になると(第1のタイマ処理手段)、制
御マイコン23に対して、節電タイマの終了時刻、また
は、節電タイマの終了時刻までの残り時間を転送した
後、電源切り替え手段24により制御手段20からの給
電を停止させる信号を出し、表示マイコン33をパワー
ダウンモードにさせる(給電停止処理手段)。
【0075】一方、制御マイコン23は、節電タイマを
開始させ、表示マイコン33から転送された節電タイマ
の終了時刻になると(第2のタイマ処理手段)、電源切
り替え手段24により制御手段20からの給電を再開さ
せ、表示マイコン33のパワーダウンモードを解除させ
る信号を出し、表示マイコン33のパワーダウンモード
を解除させる、または、解除信号を受けて表示マイコン
33に供給される電源が所定電圧以上であれば、表示マ
イコン33のパワーダウンモードを解除する(給電復帰
処理手段)。
【0076】なお、本発明の実施形態の範疇ではない
が、時計動作を制御マイコン23側でのみ行い、表示マ
イコン33側にバックアップ電源手段31bを持たない
システムでも、この節電タイマによる節電処理は実現可
能である。
【0077】表示マイコン33は、常時、商用電源10
ないしはバックアップ電源手段31bから電源が供給さ
れており、外部に不揮発性メモリを設けることなく、表
示マイコン33内部のメモリで各種状態のデータの記憶
を保持することができる(記憶処理手段)。
【0078】制御手段20の電源手段21が給電手段2
5の給電部25aに接続され、商用電源10が印加され
ている時、表示手段30の給電手段25の受電部35に
電源が供給される。この給電手段25の給電部25aと
受電部35は、コイルからなる磁気回路で構成されてお
り、電磁誘導の原理を応用している。
【0079】また、制御手段20と表示手段30とのデ
ータ通信では、通信手段26の送信部26a,36aは
赤外発光ダイオードで構成され、通信手段26の受信部
26b,36bはフォトトランジスタで構成されてお
り、通信手段26は赤外線通信を行う。
【0080】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
るものでなく、本発明の特許請求の範囲内で上記実施形
態に多くの修正および変更を加え得ることは勿論であ
る。
【0081】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の冷蔵庫によれば、商用電源が印加されている時、冷蔵
庫本体側に設けた制御手段が冷蔵庫動作制御処理及び商
用電源を基にした計時処理を行い、冷蔵庫扉側に設けた
表示手段が入力部と表示部の入出力制御処理及び内部で
生成された周波数を基にした時計処理を行うので、冷蔵
庫本体側の制御手段から冷蔵庫扉側の表示手段へ電源を
供給することができ、冷蔵庫扉側の表示手段がその内部
に発振回路を持つため、商用電源が印加されていなくて
も、時計動作が可能になる。このことにより、冷蔵庫の
製造時に時計の時刻を設定しておけば、使用者が冷蔵庫
を購入した時に、時計の時刻設定をする煩わしさから解
放される。また、引越し等で冷蔵庫の電源を抜いたり、
通電中に停電が発生しても、冷蔵庫の再起動時に時計の
時刻を設定する必要がない。
【0082】本発明の冷蔵庫によれば、制御手段の電源
パルス発生手段が商用電源の周波数に同期した電源パル
スを発生し、制御手段の制御マイコンが電源パルス発生
手段に基づき計時処理を行い、表示手段の周波数発生手
段が計時の基準となり、表示手段の表示マイコンが周波
数発生手段に基づく計時処理と時計処理を行い、商用電
源が印加されている時の電源パルス発生手段に基づく計
時と比較して時刻補正処理を行い、商用電源が印加され
ている時は、商用電源を計時基準とした時計の時刻を商
用電源の周波数に同期する計時源となる電源パルス発生
手段に基づいて補正するので、時計精度を電源同期方式
並みに向上させることができる。なぜなら、周波数発生
手段が計時基準源である水晶発振子からなる場合、例え
ば、水晶発振子に20ppmの周波数誤差があると、月
差で約1分まで累積し、更に、時間経過とともに誤差が
累積していくし、また、周囲温度によっても水晶発振子
の発振周波数が影響を受けるため、時計精度が良くな
い。一方、商用電源は電力会社によって基準周波数の
0.1Hz以内の周波数偏差に収めることを目標として
周波数調整が行われており、周波数誤差が累積されない
ため、大変精度の良い時計を提供できる。
【0083】本発明の冷蔵庫によれば、制御マイコンの
周波数判別処理手段が電源パルス発生手段による電源パ
ルスの波長により商用電源の周波数を判別する周波数判
別処理を行い、制御マイコンの電源計時処理手段が周波
数判別処理手段の判別結果を基にして商用電源の周波数
に応じて電源パルスの積算回数を切り替え、商用電源の
周波数に関わらず同一周期で計時する電源計時処理を行
い、制御マイコンの初期化処理手段が計時開始時、周波
数発生手段に基づく時計処理の計時周期に同期して電源
計時処理手段の計時用カウンタに周波数発生手段に基づ
く時計処理と同じ時刻を設定する初期化処理を行い、表
示マイコンの時計処理手段が周波数発生手段による電源
パルスの積算回数を基にして計時し、時刻をカウントす
る時計処理を行い、表示マイコンの時刻補正処理手段が
初期化処理後、所定の周期毎に電源計時処理手段の時刻
と時計処理手段の時刻とを比較し、時計処理手段の時刻
が電源計時処理手段の時刻よりも所定値以上進むと、時
計処理手段の時刻を所定値遅らせ、時計処理手段の時刻
が電源計時処理手段の時刻よりも所定値以上遅れると、
時計処理手段の時刻を所定値進める時刻補正処理を行
い、商用電源を基にして計時した時刻と計時基準源であ
る水晶発振子を基にして計時した時刻とを比較し、商用
電源を計時基準とした時計の時間の進み遅れを補正する
ので、電源同期方式並みの時計精度を得ることができ
る。また、商用電源に基づく計時は、商用電源の周波数
の違いに影響されることがない。
【0084】本発明の冷蔵庫によれば、制御マイコンの
周波数判別処理手段が電源パルス発生手段による電源パ
ルスの波長により商用電源の周波数を判別する周波数判
別処理を行い、制御マイコンの電源計時処理手段が周波
数判別処理手段の判別結果を基にして商用電源の周波数
に応じて電源パルスの積算回数を切り替え、商用電源の
周波数に関わらず同一周期で計時する電源計時処理を行
い、制御マイコンの第1の初期化処理手段が計時開始
時、周波数発生手段に基づく時計処理の計時周期に同期
して電源計時処理手段の計時用カウンタに初期値を設定
する初期化処理を行い、表示マイコンの時計処理手段が
周波数発生手段による電源パルスの積算回数を基にして
計時し、時刻をカウントする時計処理を行い、表示マイ
コンの補助計時処理手段が時計処理手段の計時周期に同
期して計時する補助計時処理を行い、表示マイコンの第
2の初期化処理手段が補助計時処理手段の計時用カウン
タを初期値に設定する初期化処理を行い、表示マイコン
の時刻補正処理手段が第1の初期化処理、及び、第2の
初期化処理後、所定の周期毎に電源計時処理手段の計時
と補助計時処理手段の計時の値とを比較し、補助計時処
理手段の計時が電源計時処理手段の計時よりも所定値以
上進むと、時計処理手段の時刻を所定値遅らせ、補助計
時処理手段の計時が電源計時処理手段の計時よりも所定
値以上遅れると、時計処理手段の時刻を所定値進める時
刻補正処理を行い、商用電源を基にして時間をカウント
した計時と計時基準源である水晶発振子を基にして時間
をカウントした計時とを比較し、商用電源を計時基準と
した時計の時間の進み遅れを補正するので、電源同期方
式並みの時計精度を得ることができる。また、時刻のよ
うに午前/午後、或いは、年月日のようなデータを用い
て比較しないので、表示マイコンのプログラム処理が簡
略化できる。
【0085】本発明の冷蔵庫によれば、給電手段が制御
手段から表示手段に向けて給電し、制御手段から表示手
段への電源供給は、表示手段の表示手段用電源手段の表
示電源手段或いはバックアップ電源手段のいずれか高い
方の電圧の電源が表示マイコンに供給され、表示手段用
電源手段が逆流阻止用のダイオードを有しているため、
バックアップ電源手段が無駄に放電されることがなく、
バックアップ電源手段の寿命を延ばしている。
【0086】本発明の冷蔵庫によれば、商用電源が断た
れ、電源パルス発生手段から所定時間以上、電源パルス
が入力されないことを検出すると、制御マイコンの停電
移行検知処理手段が表示マイコンに報知し、表示マイコ
ンの低消費電流状態移行処理手段が停電移行検知処理手
段の報知により直ちに低消費電流状態に移行する低消費
電流状態移行処理を行うので、表示マイコンを低消費電
流で動作させることができ、商用電源が復帰し、電源パ
ルス発生手段からの電源パルスが所定時間以内に所定回
数以上を積算すると、制御マイコンの停電復帰検知処理
手段が表示マイコンに報知し、表示マイコンの第1の低
消費電流状態解除処理手段が低消費電流状態で停電復帰
検知処理手段の報知により低消費電流状態を解除する低
消費電流状態解除処理を行うので、表示マイコンを通常
動作に戻すことができ、バックアップ電源手段の寿命を
延ばしている。
【0087】本発明の冷蔵庫によれば、表示手段の電圧
測定手段が表示マイコンに供給される電源の電圧を測定
し、表示マイコンが停電復帰検知処理手段からの報知を
得ると、電圧測定手段により表示マイコンに供給される
電源が所定電圧以上であれば、第2の低消費電流状態解
除処理手段が表示マイコンの低消費電流状態を解除する
低消費電流状態解除処理を行い、表示マイコンに供給さ
れる電源の電圧が所定電圧以上であることを、表示マイ
コンの低消費電流状態を解除する条件に追加すること
で、電源のノイズや電源プラグのチャタリング等による
誤動作に対する安全性を高めることができる。
【0088】本発明の冷蔵庫によれば、表示マイコンが
低消費電流状態の時、表示マイコンの表示切り替え処理
手段が操作パネルの表示部の特定の表示を点灯、また
は、操作パネルの表示部の特定の表示を消灯させる表示
切り替え処理を行い、節電中は、操作パネルの表示部を
通常時と異なる表示にすることで、例えば、操作パネル
の表示部に時計表示のみ点灯させ、他の表示をすべて消
灯させたり、操作パネルの表示部に節電中の表示をする
と、いつでも時計の時刻を確認することができ、また、
節電中であることが一目瞭然である。従来の冷蔵庫の節
電実行中は、冷蔵庫扉側の操作パネルに内蔵された表示
回路の電源が断たれ、操作パネルの表示が一切できない
ため、時計を見るために、操作パネルの表示回路の電源
を回復させてからしか表示の確認ができず、手間がかか
っていた。
【0089】本発明の冷蔵庫によれば、制御手段の電源
切り替え手段が電源手段から給電手段への電源供給を制
御し、表示マイコンの第1のタイマ処理手段が第1の時
刻記憶処理手段の時刻を検出すると、表示マイコンの給
電停止処理手段は、電源切り替え手段により制御手段か
ら表示手段への給電を停止させ、表示マイコンの低消費
電流状態に移行させる給電停止処理を行い、制御マイコ
ンの第2のタイマ処理手段が給電停止処理手段作動後か
ら第2の時刻記憶処理手段の時刻を検出すると、制御マ
イコンの給電復帰処理手段は、電源切り替え手段により
制御手段から表示手段への給電を再開させ、表示マイコ
ンの低消費電流状態を解除させる給電復帰処理を行い、
第1の時刻記憶処理手段が表示マイコンに節電タイマの
開始時刻を設定し、第2の時刻記憶処理手段が表示マイ
コンに節電タイマの終了時刻を設定するのみで、節電タ
イマによって設定された時間だけ制御手段から表示手段
への給電を停止させることができ、表示マイコンを低消
費電流モードにすることで、表示手段の不要時にプログ
ラマブルに電源を切り節電することができる。従来の冷
蔵庫では、節電するために一度冷蔵庫扉側の操作パネル
に内蔵された表示回路の電源を切ると、再び表示回路の
電源を入れる操作をしなければならなかったので、本発
明の冷蔵庫は表示手段への給電を自動で行えるので便利
である。
【0090】本発明の冷蔵庫によれば、表示マイコン
は、商用電源のない時に、バックアップ電源手段から電
源が供給され、表示マイコンの記憶処理手段が各種状態
のデータの記憶を保持する記憶処理を行い、商用電源の
ない時でもバックアップ電源が有るので、各種状態のデ
ータの記憶を表示マイコンのRAMで保持することがで
き、不揮発性メモリとのデータ授受を制御するプログラ
ム処理が不要になることで、表示マイコンのプログラム
容量の負担を減らし、外付けメモリが不要なためコスト
ダウンになる。従来の左右両開き扉を持つ冷蔵庫の操作
パネルでは、冷蔵庫扉が開く度に、表示回路への給電が
断たれるので、各種状態のデータを記憶するために不揮
発性メモリを内蔵していた。
【0091】本発明の冷蔵庫によれば、通信手段が冷蔵
庫本体側の制御手段と冷蔵庫扉側の表示手段との間で非
接触による信号の授受を行い、給電手段が冷蔵庫本体側
の制御手段から冷蔵庫扉側の表示手段に向けて給電を行
い、冷蔵庫本体と冷蔵庫扉との間での非接触による通信
及び給電を可能にすることで、通信及び給電の有線配線
が不可能な左右両開き扉を有する冷蔵庫の冷蔵庫本体側
と冷蔵庫扉側に磁気回路を配設することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係わる冷蔵庫を示す機
能ブロック図。
【図2】 本発明の実施の形態に係わる冷蔵庫の制御マ
イコン及び表示マイコンの動作を示すフローチャート
図。
【図3】 本発明の実施の形態に係わる冷蔵庫の時刻補
正の初期化処理を示すフローチャート図。
【図4】 本発明の実施の形態に係わる冷蔵庫の時刻補
正処理を示すフローチャート図。
【図5】 従来の冷蔵庫を示す機能ブロック図。
【符号の説明】
10 商用電源 20 制御手段 21 電源手段 22 電源パルス発生手段 23 制御マイコン 24 電源切り替え手段 25 給電手段 25a 給電部 26 通信手段 26a 送信部 26b 受信部 27 入力部 30 表示手段 31 表示手段用電源手段 31a 表示電源手段 31b バックアップ電源手段 31c ダイオード 31d ダイオード 32 周波数発生手段 33 表示マイコン 35 受電部 36a 送信部 36b 受信部 37 入力部 38 表示部 39 電圧測定手段

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷蔵庫本体側に設けられ、商用電源が印
    加されている時、冷蔵庫動作制御処理及び商用電源を基
    にした計時処理を行う制御手段と、冷蔵庫扉側に設けら
    れ、入力部と時計表示が可能な表示部の入出力制御処理
    及び内部で生成された周波数を基にした時計処理を行う
    表示手段とを備えたことを特徴とする冷蔵庫。
  2. 【請求項2】 制御手段は、商用電源の周波数に同期し
    た電源パルスを発生する電源パルス発生手段と、電源パ
    ルス発生手段に基づき計時処理を行う制御マイコンとを
    備え、表示手段は、計時の基準となる周波数発生手段
    と、周波数発生手段に基づく計時処理と時計処理を行
    い、商用電源が印加されている時の電源パルス発生手段
    に基づく計時と比較して時刻補正処理を行う表示マイコ
    ンとを備えている請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 【請求項3】 制御マイコンは、電源パルス発生手段に
    よる電源パルスの波長により商用電源の周波数を判別す
    る周波数判別処理を行う周波数判別処理手段と、周波数
    判別処理手段の判別結果を基にして商用電源の周波数に
    応じて電源パルスの積算回数を切り替え、商用電源の周
    波数に関わらず同一周期で計時する電源計時処理を行う
    電源計時処理手段と、計時開始時、周波数発生手段に基
    づく時計処理の計時周期に同期して電源計時処理手段の
    計時用カウンタに周波数発生手段に基づく時計処理と同
    じ時刻を設定する初期化処理を行う初期化処理手段とを
    備え、表示マイコンは、周波数発生手段による電源パル
    スの積算回数を基にして計時し、時刻をカウントする時
    計処理を行う時計処理手段と、初期化処理後、所定の周
    期毎に電源計時処理手段の時刻と時計処理手段の時刻と
    を比較し、時計処理手段の時刻が電源計時処理手段の時
    刻よりも所定値以上進むと、時計処理手段の時刻を所定
    値遅らせ、時計処理手段の時刻が電源計時処理手段の時
    刻よりも所定値以上遅れると、時計処理手段の時刻を所
    定値進める時刻補正処理を行う時刻補正処理手段とを備
    えている請求項2に記載の冷蔵庫。
  4. 【請求項4】 制御マイコンは、電源パルス発生手段に
    よる電源パルスの波長により商用電源の周波数を判別す
    る周波数判別処理を行う周波数判別処理手段と、周波数
    判別処理手段の判別結果を基にして商用電源の周波数に
    応じて電源パルスの積算回数を切り替え、商用電源の周
    波数に関わらず同一周期で計時する電源計時処理を行う
    電源計時処理手段と、計時開始時、周波数発生手段に基
    づく時計処理の計時周期に同期して電源計時処理手段の
    計時用カウンタに初期値を設定する初期化処理を行う第
    1の初期化処理手段とを備え、表示マイコンは、周波数
    発生手段による電源パルスの積算回数を基にして計時
    し、時刻をカウントする時計処理を行う時計処理手段
    と、時計処理手段の計時周期に同期して計時する補助計
    時処理を行う補助計時処理手段と、補助計時処理手段の
    計時用カウンタを初期値に設定する初期化処理を行う第
    2の初期化処理手段と、第1の初期化処理、及び、第2
    の初期化処理後、所定の周期毎に電源計時処理手段の計
    時と補助計時処理手段の計時の値とを比較し、補助計時
    処理手段の計時が電源計時処理手段の計時よりも所定値
    以上進むと、時計処理手段の時刻を所定値遅らせ、補助
    計時処理手段の計時が電源計時処理手段の計時よりも所
    定値以上遅れると、時計処理手段の時刻を所定値進める
    時刻補正処理を行う時刻補正処理手段とを備えている請
    求項2に記載の冷蔵庫。
  5. 【請求項5】 制御手段から表示手段に向けて給電する
    給電手段を備え、表示手段は、給電手段より受電された
    表示電源手段がダイオードを介して接続され、また、バ
    ックアップ電源手段がダイオードを介して接続され、表
    示電源手段或いはバックアップ電源手段のいずれか高い
    方の電圧の電源が供給される表示手段用電源手段を備え
    ている請求項1に記載の冷蔵庫。
  6. 【請求項6】 制御マイコンは、商用電源が断たれ、電
    源パルス発生手段から所定時間以上、電源パルスが入力
    されないことを検出すると、表示マイコンに報知する停
    電移行検知処理手段と、商用電源が復帰し、電源パルス
    発生手段からの電源パルスが所定時間以内に所定回数以
    上を積算すると、表示マイコンに報知する停電復帰検知
    処理手段とを備え、表示マイコンは、停電移行検知処理
    手段の報知により直ちに低消費電流状態に移行する低消
    費電流状態移行処理手段と、低消費電流状態で停電復帰
    検知処理手段の報知により低消費電流状態を解除する第
    1の低消費電流状態解除処理手段とを備えている請求項
    5に記載の冷蔵庫。
  7. 【請求項7】 表示手段は、表示マイコンに供給される
    電源の電圧を測定する電圧測定手段を備え、表示マイコ
    ンが停電復帰検知処理手段からの報知を得ると、電圧測
    定手段により表示マイコンに供給される電源が所定電圧
    以上であれば、表示マイコンの低消費電流状態を解除す
    る第2の低消費電流状態解除処理手段を備えている請求
    項6に記載の冷蔵庫。
  8. 【請求項8】 表示マイコンは、低消費電流状態の時、
    操作パネルの表示部の特定の表示を点灯、または、操作
    パネルの表示部の特定の表示を消灯させる表示切り替え
    処理手段を備えている請求項6に記載の冷蔵庫。
  9. 【請求項9】 制御手段は、電源手段から給電手段への
    電源供給を制御する電源切り替え手段を備え、表示マイ
    コンは、第1の時刻記憶処理手段と、第2の時刻記憶処
    理手段と、第1の時刻記憶処理手段の時刻を検出する第
    1のタイマ処理手段と、第1のタイマ処理手段が第1の
    時刻記憶処理手段の時刻を検出すると、電源切り替え手
    段により制御手段から表示手段への給電を停止させ、低
    消費電流状態に移行させる給電停止処理手段とを備え、
    制御マイコンは、給電停止処理手段作動後から第2の時
    刻記憶処理手段の時刻を検出する第2のタイマ処理手段
    と、第2のタイマ処理手段が第2の時刻記憶処理手段の
    時刻を検出すると、電源切り替え手段により制御手段か
    ら表示手段への給電を再開させ、第1の低消費電流状態
    解除処理手段、または、第2の低消費電流状態解除処理
    手段により低消費電流状態を解除させる給電復帰処理手
    段とを備えている請求項5に記載の冷蔵庫。
  10. 【請求項10】 表示マイコンは、商用電源のない時
    に、バックアップ電源手段から電源が供給され、各種状
    態のデータの記憶を保持する記憶処理手段を備えている
    請求項5に記載の冷蔵庫。
  11. 【請求項11】 冷蔵庫本体側に設けられた制御手段と
    冷蔵庫扉側に設けられた表示手段との間で非接触による
    信号の授受を行うべく冷蔵庫本体側とこれに対向する冷
    蔵庫扉側に設けられた通信手段と、冷蔵庫本体側と冷蔵
    庫扉側との対向する部分に非接触で冷蔵庫扉の開閉に応
    じて係脱自在の磁気回路が配設され、制御手段から表示
    手段に向けて給電する給電手段とを備えている請求項1
    乃至10に記載の冷蔵庫。
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