JP7336175B1 - 着崩れ防止ベルト - Google Patents

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Abstract

【課題】着物の裾の着崩れ、すなわち着物の裾線の乱れを防ぐことができる着崩れ防止ベルトおよびその装着方法を提供する。【解決手段】着崩れ防止ベルトは、帯状の布からなる台布帯10、伸縮可能なゴムからなるベルト20、およびクリップ30を有しており、ベルト20は、長手方向の一端に台布帯10が、他端にクリップ30が係合されている。【選択図】図1

Description

着物の着崩れを防止するためのベルトおよびそれを用いた着付け方法に関する。
着物は胸付近で帯を締めることにより着付けることから、歩行、着席、階段や車の昇降などの動作をすることで、帯の締まり具合が緩んだり、裾線、帯、衿などの位置がずれる着崩れが生じてしまうことがある。特に、着物の着用者が子どもの場合、着崩れしないように意識して動作することが難しく、着物を着用している状態で、動き回ったり、身体を大きく動かすことで着物の裾がずり下がる着崩れが生じてしまうことがある。衿の着崩れを防止するためのものとして、コーリンベルト(登録商標)が知られており、他にも特許文献1のような襟元ズレ防止紐が開示されている。これらは、衿の着崩れを防止するためのものであり、腰紐よりも上部に存在する身八ツ口に当該ベルトを通し、装着することで、着崩れを防止できるものである。
特開2008-202202
既存の着崩れ防止を目的とするベルトは、腰紐よりも上部に装着することから、衿の着崩れを防止することができるが、着物の裾の着崩れを防ぐことができないという問題があった。本発明の目的は、着物の裾の着崩れ、すなわち着物の裾線の乱れを防ぐことができる着崩れ防止ベルトを提供することである。
本発明の一実施形態である着崩れ防止ベルトは、帯状の布からなる台布帯10、伸縮可能なゴムからなるベルト20、およびクリップ30を有しており、ベルト20は、長手方向の一端に台布帯10が、他端にクリップ30が係合されている。
また、他の実施形態である着崩れ防止ベルトの装着方法は、着物の下前側の衿先120に着崩れ防止ベルトの台布帯10を折り被せる工程と、クリップ30を胴回りに一周させ、折り被せた台布帯位置までベルト20を伸長させる工程と、衿先に折り被せた台布帯10にクリップ30で係止する工程とを含むことを特徴としている。
本発明によれば、着物の裾の着崩れ、すなわち着物の裾線の乱れを防ぐことができる。
本発明の着崩れ防止ベルトを示す図 本発明の着崩れ防止ベルトの台布帯を装着する前の着物の状態を示す図 本発明の着崩れ防止ベルトの台布帯を下前側の衿先に折り被せた状態を示す図 台布帯を着物の下前側の衿先に折り被せ、身体の周囲に沿って着崩れ防止ベルトを伸長させた状態を示す図 着物の下前側の衿先に折り被せた台布帯にクリップを係止した状態を示す図 着物に着崩れ防止ベルトを装着した状態を示す図
以下、本発明の一実施形態について、図面に基づいて説明する。なお、以下の説明では、本開示の実施形態について例を挙げて説明するが、本開示は以下で説明する例に限定されない。以下の説明では、具体的な数値や素材を例示する場合があるが、本開示の効果が得られる限り、他の数値や他の材料を適用してもよい。この明細書において、「数値A~数値B」という場合、当該範囲には数値Aおよび数値Bが含まれる。
なお、以降の説明における右、左、下および上は、それぞれ着物の着用者にとっての右、左、下および上を意味している。
本発明の着崩れ防止ベルトは、着物の種類(例:振り袖、訪問着、浴衣等)、サイズ(例:大人用、子供用等)、形状(例:女用、男用等)によらず汎用的に使用することができる。裾の着崩れが発生しやすい子供の着物において、特に有用である。
本明細書中の用語は、一般的な意味で解釈されるが、特に以下に示す意味として用いられる。
「衿」とは、着物等の首の周りから胸元へと続き、前身頃・後身頃に縫いつけてある細長い布部分のことをいう。
「衿先」とは、衿の左右の両端部分であって、衿の先端から20cm程度の領域部分のことをいう。
「褄」とは、着物の衽の裾部分、すなわち、着物の左右両端から15cm程度の領域部分の下端部分のことをいう。
「上前」とは、着物の前身頃を合わせたとき外側になる身頃のことをいう。
「下前」とは、着物の前身頃を合わせたとき内側になる身頃のことをいう。
<着崩れ防止ベルトの構成>
図1は、本発明の着崩れ防止ベルトを示す図である。
[台布帯10]
台布帯10は、帯状の布で構成されるものであり、着物の衿先に折り被せ、クリップ30で係止するための部材である。
台布帯10の形状は、台布帯10を折り曲げて、着物の衿を挟むことができるものであればどのような形状でも良く、特に帯状が好ましい。台布帯10の形状が帯状のとき、長方形に限られず、多角形でもよく、さらにそれらの角の形状を加工することにより角丸の形状を有していてもよい。
台布帯10の高さは、任意の高さでよく、好ましくは、1cm~8cm、より好ましくは、3cm~6cm、特に好ましくは、5cmである。
台布帯10の長さは、任意の長さでよく、好ましくは、6cm~50cm、より好ましくは、10cm~40cm、特に好ましくは、35cmである。
台布帯10の厚さは、着物の衿先を、2つ折りした台布帯10で挟み、それらをクリップ30で係止することができる厚さであれば限定されないが、0.5mm~3mm程度の厚みが好ましい。
台布帯10の素材は、一般的な布を用いることができる。例えば、絹、綿、麻、化学繊維、ゴム、和紙等を用いることができるが、これらに限定されない。
さらに、台布帯10には、着物の衿先に折り被せて接する面に、ゴムや塩化ビニル等の樹脂による滑り止め加工が施されていてもよい。
また、台布帯10の長さを調整するための伸縮調整部材を有していても良い。
台布帯10の長手方向の一端には、ベルト20が係合されている。
[ベルト20]
ベルト20は、伸縮可能な素材からなり、着崩れ防止ベルトの装着において着物を着用者の胴回りのサイズに合わせて伸縮するための部材である。
ベルト20の長手方向の一端には、台布帯10が係合されており、他端にはクリップ30が係合されている。
ベルト20の高さは、任意の高さでよく、好ましくは、1cm~5cm、より好ましくは、2cm~3cm、特に好ましくは、2cmである。
ベルト20の長さは、任意の長さでよく、好ましくは、20cm~65cm、より好ましくは、25cm~40cm、特に好ましくは、35cmである。
ベルト20の厚さは、一般的なゴムの厚さであれば特に限定されず、例えば、0.5mm~3mm程度の厚みが好ましい。
ベルト20の素材は、伸縮可能なゴムが好ましいが、これに限定されない。
ベルト20の長さを調整するための伸縮調整部材を有していても良い。
台布帯10の長さおよびベルト20の長さの合計は、好ましくは、50cm~100cm、より好ましくは、60cm~80cm、特に好ましくは、70cmである。
[クリップ30]
クリップ30は、衿先を折り挟んだ台布帯10の部分で係止することができるものであれば、形状や大きさは限定されず、市販のクリップを用いることができる。例えば、特開2005-185688に開示されるクリップを用いることができる。針を有する安全ピンを用いることもできるが、着物に穴を開けること無く係止できる機構を有するクリップが特に好ましい。
クリップ30の素材は、プラスチック製、金属製等、特に限定されない。
クリップ30には、ベルト20を通し固定するための穴を備えているか、ベルト20を係合するための部材を有していることが好ましい。
<着崩れ防止ベルトの装着方法>
図2~図4は、本発明の着崩れ防止ベルトの装着方法を示す図である。
着崩れ防止ベルトの装着方法は、通常の着物の着付けに加え、以下の工程を有する。
(1)着物の下前150(右前身頃)と上前140(左前身頃)の裾線180を合わせて整え、腰紐130を締める(図2a)。
図2aは、本発明の着崩れ防止ベルトを装着する前の着物の状態を示す図である。図中の破線は、着物の上前140の内側に存在するため外部から視認できない着物の下前150および下前側の衿先120を示している。本発明の着崩れ防止ベルトは帯紐より下側に装着することが特徴である。
(2)下前側の衿先120に本発明の着崩れ防止ベルトの台布帯10を折り被せる(図2b)。
図2bは、本発明の着崩れ防止ベルトを装着し易いよう、着物の上前140を腰紐130付近または腰紐130より上部に持ち上げ、一時的に上前140を保持し、下前側の衿先120に台布帯10を折り挟んだ状態を示す図である。
台布帯10の折り曲げる部位は、台布帯10およびベルト20の長さと、着用者の胴回りの長さを鑑みて適宜調整することが望ましい。
台布帯10に滑り止め加工が施されている場合は、滑り止め加工がされている面を内側にして、台布帯10により衿先を折り挟む。
(3)クリップ30を胴回りに一周させ、折り被せた台布帯10の位置までクリップ30およびベルト20の先端を伸長させる(図3a)。
図3aは、図2bに続き、下前側の衿先120に折り被せた台布帯10およびベルト20を着物の下前150と着用者の胴の間を胴回りに沿って伸長させ、ベルト20の先端およびクリップ30を着用者の胴を略一周させた状態を示す図である。
(4)着物の衿先に折り被せた台布帯10にクリップ30で係止する(図3b)。
図3bは、図3aに続き、さらにベルト20を伸長させ、クリップ30を下前側の衿先120に折り被せた台布帯10に係止させた状態を示す図である。
(5)腰紐130付近で一時的に固定していた上前140を元の位置に戻し、下前150および上前140を整え、帯160および帯締め170を装着する。
図4は、本発明の着崩れ防止ベルトを装着した状態を示す図であり、着物の上前140の内側に存在するため、外部から視認できない下前150および本発明の着崩れ防止ベルトを破線で示している。通常の着付け同様、腰紐130の付近に帯160および帯締め170を装着することで着付けが完成する。
本発明の着崩れ防止ベルトの別の側面は、着物の通常の着付け後であっても容易に装着することができる。
本装着方法によれば、着付け後は、本発明の着崩れ防止ベルトを着物の上前140で隠すことができ、視認できない状態にできる。
別の実施形態として、本発明の着崩れ防止ベルトは、下前側の衿先のみならず、上前側の衿先に装着することも可能である。この場合、着物の外側に本発明の着崩れ防止ベルトを装着することになり、着付け完成後に本発明の着崩れ防止ベルトが外から視認され得る状態になる。
上記の実施形態は適宜組み合わせることが可能である。
上記の実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明は、着物の着崩れ防止ベルトとして有用である。
10 台布帯
20 ベルト
30 クリップ
110 衿
120 下前側の衿先
130 腰紐
140 上前
150 下前
160 帯
170 帯締め
180 裾線

Claims (2)

  1. 帯状の布からなる台布帯、伸縮可能なゴムからなるベルト、およびクリップを有しており、
    前記ベルトは、長手方向の一端に前記台布帯が、他端に前記クリップが係合されており、
    前記台布帯は、滑り止め加工が施されている、着崩れ防止ベルト。
  2. 帯状の布からなる台布帯、伸縮可能なゴムからなるベルト、およびクリップを有しており、
    前記ベルトは、長手方向の一端に前記台布帯が、他端に前記クリップが係合されている、
    着崩れ防止ベルトを着物に装着する方法であって、
    着物の下前側の衿先に前記着崩れ防止ベルトの台布帯を折り被せる工程と、
    クリップを胴回りに一周させ、折り被せた台布帯位置までベルトを伸長させる工程と、
    前記衿先に折り被せた前記台布帯にクリップで係止する工程と、
    を含むことを特徴とする、着崩れ防止ベルトの装着方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP3183605U (ja) 2013-03-08 2013-05-30 香緒里 別宗 帯板

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