JP2525088Y2 - 衣 服 - Google Patents

衣 服

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JP2525088Y2
JP2525088Y2 JP2608092U JP2608092U JP2525088Y2 JP 2525088 Y2 JP2525088 Y2 JP 2525088Y2 JP 2608092 U JP2608092 U JP 2608092U JP 2608092 U JP2608092 U JP 2608092U JP 2525088 Y2 JP2525088 Y2 JP 2525088Y2
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JP
Japan
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jacket
belt
outerwear
occupant
pants
Prior art date
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JP2608092U
Other languages
English (en)
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JPH0578253U (ja
Inventor
一雄 安田
義文 若松
峰生 小長光
毅平 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
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Publication date
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  • Professional, Industrial, Or Sporting Protective Garments (AREA)
  • Emergency Lowering Means (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、主として戦車などの乗
員出入口が非常に狭い特殊な車両に乗務する時に着用す
る衣服に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の衣服の殆どは、上着を構
成する部分とズボンを構成する部分が胴の部分で結合さ
れた、いわゆるつなぎ服の形態を呈していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、つなぎ服
は、着用中に衣服内が蒸れて着心地が次第に悪化すると
いう欠点があった。また、旧来のように、上着とズボン
とをそれぞれ別個に形成すると、衣服内の蒸れが低減し
て着心地が改善されるが、車両事故発生時の乗員救出に
際して新たな問題が生ずるようになった。すなわち、上
着とズボンが別個に形成されたいわゆるセパレート型の
衣服を着用すると、車両事故発生時に上着の両肩に取り
付けられている救出帯を掴んで乗員を引き揚げる際に、
上着がずり上がって乗員の引き揚げに手間がかかるとい
う問題があった。また、ずり上がった上着によって救出
中の乗員の首を締める恐れもあった。
【0004】本考案は、このような従来の問題を解消す
るためになされたものであり、その目的とするところ
は、上着の両肩に取り付けられている救出帯を掴んで乗
員を引き揚げる際に、上着のずり上がりを防止でき、乗
員の救出しを速やかに行い得るとともに、上着によって
救出中の乗員の首を締める恐れの少ない衣服を提供しよ
うとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、両肩部に救出
帯を備えた上着の内側に、該上着とズボンとを連結する
ベルトを通すためのベルト通しを固着したことを特徴と
する衣服を提供するものである。
【0006】上記ベルト通しは、上着の両サイドに固着
されていることが望ましい。ベルト通しを上着の片側の
みに取り付けた場合には、救出帯を掴んで乗員を引き揚
げる際に、上着の片側のみがずれ上がる恐れがある。ま
た、上記ベルト通しは、上着の両サイドのみならず、そ
れ以外の箇所に追加してもよい。
【0007】また、乗員を火傷などから守るため、少な
くとも上着とズボンとは、例えばアラミド繊維と難燃性
レーヨンとを混紡した混紡織物などの耐熱性繊維によっ
て形成することが望ましい。
【0008】
【作用】上着の内側に固着したベルト通しとズボンのウ
エスト部に固着したベルト通しにベルトを通して上着と
ズボンとを連結する。このようにベルトを介して上着と
ズボンとを連結することにより、上着の両肩部に取り付
けられている救出帯を掴んで乗員を引き揚げる際に、上
着のずり上がりを防止でき、車内から乗員を速やかに救
出できる。また、上着によって救出中の乗員の首を締め
る恐れも少ない。
【0009】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。なお、この実施例を説明するにあたって戦
車などの特殊車両乗員用の上着を例にとる。
【0010】図1は、上記乗員用の上着の背面図であ
り、上着10の左右両側の肩部11に救出帯20がそれ
ぞれ取り付けられている。この救出帯20は、図2に示
すように、所定の幅と長さを有する布製のテープ21で
形成されており、乗員救出時に把持できるように所定の
箇所のみが肩部11にmにて縫着されている。
【0011】一方、図1に示すように、上着10の左右
両側の脇部12の内側には、ベルト通し30がそれぞれ
取り付けられている。このベルト通し30は、図3およ
び図4に示すように、所定の幅と長さを有する布製のテ
ープ31の端部32、33を相互に重ね合わせてループ
状にすることにより形成されている。そして、その重ね
合わされた端部32、33同士が上着10の脇部12の
内側13にnにて縫着されている。
【0012】上記上着10、救出帯20およびベルト通
し30は、アラミド繊維〔例えば、帝人(株)製、コー
ネックス、テクノーラ〕と難燃レーヨンとを混紡した混
紡織物などの耐熱性繊維によって形成されている。
【0013】次に、本考案の実施例の上着の作用を説明
する。上記の上着10を着用するときは、例えば図5に
示すように、上着10の内側13に固着したベルト通し
30とズボン40のウエスト部41に固着したベルト通
し42にベルト50を通して上着10とズボン40とを
連結する。次いで、つなぎ服を着用する要領で上着10
とズボン40を着用する。しかる後に、ベルト50を締
める。
【0014】車両事故発生時には、図6に示すように、
上着10の救出帯20を掴んで乗員Mを車外に引き揚げ
る。このとき、上着10は、ベルト50を介してズボン
40に連結されているから上着10のみがずり上がるこ
とがなく、乗員Mを速やかに引き揚げることができる。
また、上着10によって救出中の乗員Mの首を締める恐
れも少ない。
【0015】以上、本考案の実施例を図面を参照して説
明したが、本考案は、この実施例に限定されるものでは
なく、本考案の要旨を逸脱しない範囲での設計変更など
があっても本考案に含まれる。
【0016】例えば、実施例では、ベルト通しを戦車な
どの特殊車両乗員用の上着に取り付けた場合について説
明したが、これに限定するものではなく、例えば消防士
用、カーレーサー用などの上着に適用してもよい。ま
た、実施例では、ベルト通し30は、上着の少なくとも
両サイドに固着させているが、その数や固着場所はこれ
に限定されるものではない。
【0017】
【考案の効果】上記のように、本考案は、両肩部に救出
帯を備えた上着の内側に、当該上着とズボンとを連結す
るベルトを通すためのベルト通しを固着したので、上着
の両肩に取り付けられている救出帯を掴んで乗員を車外
に引き揚げる際の上着のずり上がりを防止でき、乗員を
速やかに救出できる。また、上着によって救出中の乗員
の首を締める恐れも少なくなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の上着の背面図である。
【図2】本考案の実施例の上着の背面の要部拡大図であ
る。
【図3】本考案の実施例の上着の内側を示す説明図であ
る。
【図4】図3のIV−IV断面図である。
【図5】本考案の実施例の上着とズボンとをベルトを介
して連結した状態を示す説明図である。
【図6】本考案の実施例の上着を着用した乗員の救出時
の様子を示す説明図である。
【符号の説明】
10 上着 11 肩部 13 内側 20 救出帯 30 ベルト通し 40 ズボン 50 ベルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 小長光 峰生 東京都千代田区内幸町2丁目1番1号 (飯野ビル)帝人株式会社内 (72)考案者 森 毅平 東京都千代田区内幸町2丁目1番1号 (飯野ビル)帝人株式会社内 (56)参考文献 実開 平4−34194(JP,U) 実開 昭62−129010(JP,U)

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両肩部に救出帯を備えた上着の内側に、
    該上着とズボンとを連結するベルトを通すためのベルト
    通しを固着してなる衣服。
  2. 【請求項2】 ベルト通しが上着の少なくとも両サイド
    に固着されている請求項1記載の衣服。
  3. 【請求項3】 少なくとも上着とズボンとが耐熱性繊維
    によって形成されている請求項1記載の衣服。
JP2608092U 1992-03-30 1992-03-30 衣 服 Expired - Lifetime JP2525088Y2 (ja)

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JPH0578253U JPH0578253U (ja) 1993-10-26
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