JP3218351U - 工事作業用安全具 - Google Patents

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和典 山田
和典 山田
洋子 松橋
洋子 松橋
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Abstract

【課題】主に落下を防止する安全帯を連結させたハーネスと、接触による人身事故を軽減する肉厚の緩衝材をチョッキに付着した保護チョッキとを同時に着用できるとともに、ハーネスと保護チョッキの両機能を損なうことがない安全性を高めた工事作業用安全具を提供する。【解決手段】ハーネス1の左右肩ベルト部の背中でのベルト連結部15に吊金具16をベルト連結し、外側の保護チョッキ2の背中に設けた背中スリットの開口部を介して保護チョッキ2の背中に出して、安全帯6の基端部の吊金具連結具と連結する。又、ハーネス1の左右肩ベルト部は保護チョッキ2の内側に設けたベルト通しに通し、又背中中心ベルトはベルト通しに通してハーネス1と保護チョッキ2とを一体化し、又保護チョッキ2のチョッキ生地の肩・背中・腰部・首筋部分に棒状緩衝材を封止した。【選択図】図9

Description

本考案は、建築工事・土木工事において、作業者が建築機材・工具又は作業車と接触して打撲・切傷・転倒・骨折等の人身事故となるのを防ぐため又はその事故を軽減するために上半身に着用する保護チョッキと、作業者が高所から落下するのを防ぐため安定した固定構造物に一端を係止させた安全帯を係留させて作業者の上半身の肩・胴・腿に掛け廻すように着用する落下防止のハーネスとの技術の改良に関する。
工事用の保護チョッキは、現在広く工事現場で使用されていて、作業者の上半身に着用する汗透気性あるチョッキの背中・腹廻り・肩・首筋等の部位に機材と接触しても強い打撲・切傷・骨折等の人身事故とならないように、発泡スチロール等のある程度弾性があって変形可能な所定厚みの緩衝材をチョッキに付着させている。この保護チョッキは腹部位にある胴ベルト・胸ベルトで締着して上半身から外れないようにしている。又、この保護チョッキのチョッキ表面には人の存在を示す黄色等の警告色の帯,光反射体,蛍光色の文字・図形等があるチョッキ生地・ベルト・ステッカの使用で人の存在をアピールして機材,作業車との接触を避けるようにしている。
又、作業者の高所からの落下を防ぐため上半身に着用するハーネスは、肩・胴部・腿に連結具付のベルトで掛け廻し、互に連結された肩ベルト部・胴ベルト部・腿ベルト部を有し、その肩ベルト部の背中上部位に左右の肩ベルトのベルト連結部を設け、このベルト連結部に吊金具を取付け、同吊金具に先端に係止フックを取付けた安全帯の基端を脱着可能に連結し、先端の係止フックを安定した強固な構造部材に係止して使用することで、作業者の落下をハーネスの吊金具とこれに係留した安全帯によって強固な構造部材に作業者の身体を吊るようにして防ぐものである。
これらの保護チョッキ及びハーネスは特許文献1,2で公知となっている。
しかしながら、落下防止のハーネスを着用した上に、従来の保護チョッキを着用することはできなかった。それはハーネスの背中上部位に吊金具があり、これに上方に吊り上げる安全帯が上方に引出さねばならないが、これがその上に着用した保護チョッキがあると安全帯を首筋から上方に引出すこととなり、安全帯による人体の吊り具合が不自然で不安定で難しいものとなるからである。又、ハーネスと安全帯が上に着用する保護チョッキを脱すように働いて、保護チョッキの着用が不自然となるという問題点が発生していた。
逆に、保護チョッキを着用した上にハーネスを着用することはハーネスのベルトが保護チョッキの表面を滑って肩・胴廻り・腿廻りの掛け廻しによる上半身の強固な装着が外れ、ハーネスが外れる可能性があった。特に保護チョッキに肉厚の緩衝材の付着があると、ハーネスの着用が不完全となる。
よって、ハーネスと保護チョッキの同時着用が難しく一方のみの着用となり、落下防止か接触による損傷防止かの選択しかなかった。
更に、特許文献1には一般的ハーネスを単独で装着する構造について説明があるが、緩衝材を背中・肩・腰に付着させた工事作業用保護服との組み合せについて何ら開示がない。又、特許文献2にはハーネスと作業服との組み合せについて開示があるが、ハーネスの安全帯との吊上げ位置が背中上部でないため、ハーネスと作業服との組み合せただけで、安全に吊ることが難しい。更に、緩衝材を背中・肩・腰に多く付着させた安全性が高い厚手の保護服とハーネスとを組み合せて同時装着することは難しいと判断される。
特開2017−205216号公報 実用新案登録第3212880号公報
本考案が解決しようとする課題は、従来の問題点を解消し、従来の工事用保護チョッキの機能と、落下防止のハーネスの機能を同時に保有し、落下を防ぐとともに機材との接触でも損傷を受けにくく両機能を有する優れた工事用安全具を提供するもので、しかも従来のハーネスと保護チョッキの部分改良で製造でき、着用が容易迅速にでき、しかもより安全な工事用安全具を提供することにある。
かかる課題を解決した本考案の構成は、
1) 工事作業者の安全の為に着用する安全具であって、機材との接触から作業者の上半身を保護するため作業者の上半身に着用してチョッキ胴ベルトで締着する保護チョッキと、作業者の落下を防止するため他の固定構造物に一端を係止できる安全帯を脱着可能に係留し且つ作業者の左右の肩・胴部及び左右の腿の各部位を連結具付ベルトで掛け廻した左右の肩ベルト部と胴ベルト部と左右の腿ベルト部とを有しこれらを互に連結して作業者の上半身に着用するハーネスとからなり、
前記保護チョッキの内側に前記ハーネスを配置するとともに、前記ハーネスの左右ある肩ベルト部の一部をそれぞれ保護チョッキの内面に係止して一体化して作業者の上半身に前記ハーネスと前記保護チョッキとを重ねて同時に着用できるようにするとともに、ハーネスの左右の肩から背中に延びた左右の肩ベルト部を背中上部位で連結したベルト連結部を設け、前記ベルト連結部の外側となる前記保護チョッキの位置に開口部を設け、ハーネスの前記ベルト連結部に結着された吊金具と安全帯の基端とを前記開口部とを介して連結可能とすることで安全帯をハーネスに脱着可能に係留することを特徴とする、工事作業用安全具
2) 前記ハーネスの左右ある肩ベルト部のベルトを、前記保護チョッキの裏面に設けた複数のベルト通しに通して係止して前記ハーネスと保護チョッキとを一体化した、前記1)記載の工事作業用安全具
3) 前記開口部が前記ベルト連結部の外側となる前記保護チョッキの位置に設けた水平なスリット状開口部である、前記1)又は2)記載の工事作業用安全具
4) 前記保護チョッキは、着用した作業者の背中と腰部位に当るチョッキに機材との接触による身体の損傷を軽減する緩衝部材を付着し、前記保護チョッキの腰部位の左右の一部が横方向に延びた腰横延長部を有し、又保護チョッキの左右の肩に掛って腹部位まで所定の巾で縦長に延びた帯状の左右一対の前帯を有し、左右一対ある同前帯の下端部は横に長くしかも同下端部は前記の同じ側にある左又は右の前記腰横延長部に脱着可能に止着し、更に前記左右対向した前帯の下端部間に連結具を中間に有する前ベルトで脱着可能に連結し、前記の腰部位の左右の腰横延長部と左右の前記前帯の下端部と前記前ベルトで前記チョッキ胴ベルトを形成させた構造のものである、前記1)〜3)いずれか記載の工事作業用安全具
5) 前記保護チョッキの前記左右ある前帯の下端部の脇腹部位側の側部と腰部位の前記同じ側の左又は右の腰横延長部とを面ファスナーでもって脱着自在に止着し、更に左右一対の前記前帯の下端部の対向して重なる中央側部分に面ファスナーを取付けて同中央側部分を脱着自在に連結できる構造とした、前記4)記載の工事作業用安全具
6) 前記保護チョッキは、肩の部位及び首背後の部位にも緩衝部材を付着した、前記1)〜5)いずれか記載の工事作業用安全具
にある。
本考案によれば、落下防止のハーネスと安全帯により作業者の落下を防止し、又機材との接触による人体の損傷を防ぐ保護チョッキとハーネスと安全帯とを一体化して同時に迅速に着用でき、しかも両機能を互に阻害することなく発揮できるようにする。しかも、安全帯はハーネスの背中の上部位のベルト連結部に連結された吊金具を外側の保護チョッキの背中の開口部から外に出して、これに安全帯の基端と連結できるのでハーネスの落下防止機能は保護チョッキによって阻害されることなく確実に作用する。又、吊金具と安全帯が保護チョッキの背中の開口部から上方に引出されるので人体を直接支えるように吊れ、しかも吊金具と安全帯が保護チョッキを脱すように働くこともない。よって、迅速容易にハーネスと保護チョッキとを上半身に同時に着用でき、且つ両機能の十全な働きを得ることができ、優れたものとなる。
図1は実施例のハーネスの装着状態を示す正面図である。 図2は実施例のハーネスの装着状態を示す背面図である。 図3は実施例のハーネスの平面展開状態を示す説明図である。 図4は実施例の保護チョッキを示す正面図である。 図5は実施例の保護チョッキの左右腰横延長部を省略した背面図である。 図6は実施例の保護チョッキの左右腰横延長部を半分位置で折り返し且つ左右前帯を左右外方向に拡げた状態を示す正面図である。 図7は実施例の保護チョッキの左右前帯を一部省略した左右腰横延長部を左右外方向に拡げた状態と左右腰横延長部を折り返した状態を示す説明図である。 図8は実施例の保護チョッキの左右前帯の正面(a)と背面(b)を示す説明図である。 図9は実施例の安全帯で吊り下げ状態を示す説明図である。 図10は実施例の保護チョッキの緩衝材の付着状態を示す縦断面図である。
本考案のハーネスと保護チョッキとの一体化は、実施例の如くハーネスのベルトを保護チョッキの内面に設けたベルト通しに挿入して一体化する方法以外に、ハーネスと保護チョッキとの重なり部分を面ファスナー・ボタン・連結金具で連結する方法あるいは互に重なり部分を縫止することでも可能である。しかし、ハーネスのベルトを保護チョッキのベルト通しに挿入する一体化方法では、ハーネスのサイズを保護チョッキのサイズと独立して選択でき、作業者の身体に適切なサイズの保護チョッキ・ハーネスを組み合せて使用できるので好ましい。
又、ハーネスのベルトの途中にはベルト長さ調整用ベルト調整器及びベルト連結具を設け、着用する作業者のサイズに適合させるようにすることが好ましい。
又、保護チョッキの背中の開口部は、上下巾の狭い水平スリット形状以外も可能で、吊金具が引出せる穴形状・開口形状でもよく、これは本考案に含まれるものである。更に、吊金具の方を保護チョッキの背中外側にして安全帯の基端を保護チョッキの外側で連結させる場合と、吊金具は保護チョッキ内側に配置し、安全帯の基端部を前記開口部を介して保護チョッキ内に導入し、保護チョッキの内側で吊金具と安全帯の基端部を連結するようにする場合とがある。
本考案を図1〜10に示す実施例をもって説明する。本実施例は、保護チョッキ2のチョッキ生地は防水性の樹脂製の生地であり、内面にネット裏地を縫着し、空気流通発汗性を良好にしている。そのチョッキ生地の背中・胴部・左右肩部・首筋背面に当る生地に棒状の弾性ある緩衝材を表と裏のチョッキ生地間に複数列封止して、作業者の上半身を機材等の接触による打撲・切傷・骨折事故から防ぐ。そして、ハーネス1は左右の肩ベルト部・胴ベルト部及び腿ベルト部を有し、左右の肩ベルト部は背中上部位のベルト連結部で連結され、これに安全帯の吊金具が接続されている。又、前記ベルト連結部から下方の左右肩ベルトは背中中心ベルトとして一本化されて腿ベルト部へ下方に延びている。更に、同ハーネスのベルトは前記保護チョッキの左右の各前帯の肩より低い上方内面に取付けられたベルト通しに挿入される。一本化された背中中心ベルトは保護チョッキの背中の下部に当るチョッキ生地に取付けられたベルト通しに挿入され、それぞれ適切なサイズのものが選択されたハーネスと保護チョッキとは一体化され、着用もハーネスと保護チョッキとは同時に作業者の上半身に着用できるようになっている。ハーネスの腿ベルト部は上半身に着用後に、腿ベルト部にある連結器・長さ調整器(図示せず)を使って作業者の腿に巻回して固着する。
そして、背中上部位の左右肩ベルト部のベルト連結部に取付けられた吊金具は、保護チョッキの開口部である背中スリットから外側に露出させ、これに安全帯の基端の吊金具連結具によって吊金具は安全帯に脱着可能に連結させる。作業者が落下しそうになると、上半身のハーネスに連結した吊金具に取付けた安全帯の先端の係止フックが安定固定部材に係止されることで、作業者を背中の吊金具を介して吊るようにして落下しないようにした例である。
(実施例の構造と符号の説明)
図中、Gは本考案の実施例の工事作業用安全具、1は強度あるベルトで製作された実施例のハーネス、10は同ハーネス1の右肩ベルト部、101は同右肩ベルト部10の正面側ベルト、102は同右肩ベルト部10の背中側ベルト、11は同ハーネス1の左肩ベルト部、111は同左肩ベルト部11の正面側ベルト、112は同左肩ベルト部11の背中側ベルト、113は左肩ベルト部11と右肩ベルト部10とがベルト連結部15で連結された下方の一本化された背中中心ベルト、114は左右肩ベルト部10,11を正面側で連結する胸ベルト、1141は胸ベルト114の左右の連結器、12は同ハーネス1の胴ベルト部、121は同胴ベルト部の胴ベルト、122は同胴ベルトの嵌合式のベルト止具、123は同ベルト止具122と連結する相手方ベルト止具、13はハーネス1の右腿ベルト部、131は同右腿ベルト部のベルトの中間に設けた連結具、14はハーネス1の左腿ベルト部、141は同左腿ベルト部のベルトの中間に設けた連結具、15はハーネス1の右肩ベルト部10と左肩ベルト部11との背中上部位でのベルト連結部、16は同ベルト連結部にベルトで取付けられた吊金具、17はハーネス1のベルト途中に設けられたその他の連結具、2は実施例の保護チョッキ、20は防水性の樹脂製のチョッキ生地、21は同チョッキ生地の内側に取付けた通気性と通汗性を良くするためのネット裏地、211はネット裏地21の背面側に縫着したV字状ネット裏帯、22は同保護チョッキ2のチョッキ背中部、23は同保護チョッキ2のチョッキ腰部、231は同チョッキ腰部23から外右方向に延びた右腰横延長部、2311は同右腰横延長部231の背面に設けた帯状の面ファスナー、2312はネット裏地21の腰部・同右腰横延長部231・左腰横延長部232及び背面に取付けた緑黄色警告帯、232はチョッキ腰部23から外左方向に延びた左腰横延長部、2321は同左腰横延長部232の背面の外端面に設けた面ファスナー、2322は同左腰横延長部232の背面に取付けた緑黄色警告帯、24は保護チョッキ2の右肩部位から腹部の中央に向って縦長に延びた右前帯、240は同右前帯の前面中央に取付けた縦長の緑黄色警告帯、241は同右前帯の下端の横長の下端部、2411は同下端部241の正面中央側に設けた面ファスナー、2412は下端部241の前面に取付けた横長の緑黄色警告帯、2413は下端部241の前面に形成した前ベルト、2414は同前ベルトのベルト連結器、2415は下端部241の背面の中央側に設けた短い面ファスナー、25は保護チョッキ2の左肩部から腹部の中央に向って縦長に延びた左前帯、250は同左前帯の前面中央に取付けた縦長の緑黄色警告帯、251は同左前帯の下端の横長の下端部、2511は同下端部の背面中央側に設けた面ファスナー、2512は下端部251の前面に取付けた横長の緑黄色警告帯、2513は下端部251の背面の外側部分に取付けた面ファスナー、2514はベルト連結部2515を取付けるベルト、2515は下端部251の中央側端に取付けられた前記下端部241のベルト連結器2414と脱着自在に連結できるベルト連結部である。26はチョッキ胴ベルト、27は保護チョッキ2の背面に取付けた光反射警告帯、28はチョッキ首筋部、29はチョッキ肩部である。
3は表と裏のチョッキ生地20の間に封止された直径2cm程の棒状の弾性体の緩衝材、4は保護チョッキ2の肩よりやや低い背中位置に設けた開口部である12cm長さの水平な背中スリット、51,52は左前帯25,右前帯24の肩部位より少し下方の裏面に取付けたベルト通し、53は保護チョッキ2の内側の背中中央の腰部位に設けたベルト通しである。
6は安全帯、60はその先端の係止フック、61は安全ベルト、62は同安全ベルト61の基端に取付けられ、吊金具16と脱着自在に連結する吊金具連結具で安全帯6の基端部でもある。
本考案の工事作業用安全具Gは保護チョッキ2の内側にハーネス1を配置し、ハーネス1の左右の肩ベルト部10,11のベルトを保護チョッキ2の左前帯25,右前帯24の内側で肩部位よりやや下方に設けたベルト通し51,52に及び背中中心ベルト113のベルトを保護チョッキ2の内面の背中下位置のベルト通し53に挿入することで、ハーネス1と保護チョッキ2とを一体化し、ハーネス1と保護チョッキ2とを同時に着用できるようになった。よって、保護チョッキ2とハーネス1の着用が容易迅速にできる。更に、ハーネス1と保護チョッキ2とは上記のベルトとベルト通し51,52,53との挿入以外に、ハーネス1の左右肩ベルト部10,11・左右腿ベルト部13,14と胴ベルト部12とで人体に密着させた上から保護チョッキ2のチョッキ胴ベルト26(右腰横延長部231,右前帯24の下端部241,前ベルト2413,ベルト連結器2414,ベルト連結部2515,下端部251,左前帯25,左腰横延長部232)との間を面ファスナー2311,2321,2411,2415,2511,2513によって脱着自在に連結して形成されるチョッキ胴ベルト26によって締着することで一体化され、ハーネス1と保護チョッキ2とは一体化し、着用中は分離することがないようになっている。ハーネス1は左右肩ベルト部10,11,胴ベルト部12,左右腿ベルト部13,14でしっかり人体に固定されている。
尚、ハーネス1と保護チョッキ2とは同時に着用できるが、ハーネス1の左右肩ベルト部10,11が、着用した作業者の身体と密着するように肩ベルト部10,11に取付けたベルト長さ調整器(図示せず)とベルト連結器とで調整する。又、胴ベルト部12及び左右腿ベルト部13,14とも着用する作業者の身体と密着するようにそれらベルトに付属したベルト長さ調整器(図示せず)とベルト連結具とで調整する。これらハーネス1の器具については周知であるので図・説明を省略している。
(保護チョッキのチョッキ胴ベルトの締着)
保護チョッキ2におけるチョッキ胴ベルト26は、右腰横延長部231の外側部分を所定位置で折り返し、同右腰横延長部231の背面の面ファスナー2311を正面に露出させ、これに右前帯24の下端部241の背面の外側部に設けた面ファスナー2411を所定の位置で重ねてファスナー連結する。同様に、保護チョッキ2の左腰横延長部232を所定位置で折り返し、同左腰横延長部の背面の外側部分にある面ファスナー2321を正面に露出させ、これに左前帯25の下端部251の背面の外側部分に設けた面ファスナー2513を所定位置で重ねてファスナー連結する。
更に、右前帯24の下端部241の中央側にあるベルト連結器2414を左前帯25の下端部251の中央側にあるベルト連結部2515と嵌合連結する。
又、右前帯24の同下端部241の正面中央側に設けた面ファスナー2415と、左前帯25の下端部251の背面の中央側部分に設けた面ファスナー2511とを重ねてファスナー連結する。即ち、右の下端部241と左の下端部251とはベルト連結器2414とベルト連結部2515との連結の他に、面ファスナー2415,2511のファスナー連結によって二重に連結される。これによって、保護チョッキ2のチョッキ胴ベルト26は右腰横延長部231,右前帯24,左腰横延長部232,左前帯25とを面ファスナーと連結器とで連結して構成されている。ベルトの締めつけ長さは、面ファスナー同士の重ねるファスナー連結の位置で調整され、作業者の腹・腰のサイズに応じて締着する。
次に、左肩ベルト部11と右肩ベルト部10とは背中の肩より低い上部位で互に連結されてベルト連結部15を設けていて、このベルト連結部15に吊金具16がベルトで強固に連結されている。吊金具16は保護チョッキ2の背中の開口部である背中スリット4から外側に出されて、安全帯6の基端の吊金具連結具62と強固に連結されている。
従って、作業者が落下しようとしても、安全帯6の係止フック60が強固な構造体の一部に係止されていれば、安全帯6が吊金具16と連結されてハーネス1を介して作業者の自重等を支えて作業者の落下を防いでいる。
安全帯6は保護チョッキ2の背中スリット4から外に出された吊金具16に基端の吊金具連結具62と連結されている。このように、安全帯6は大略作業者の体重の重心の上方の背中上部を吊り上げるように吊って、作業者の落下を確実に防いでいる。従って、この安全帯6・吊金具16は開口部を介して連結できるので保護チョッキ2の着用の支障となることはない。
このハーネス1は左右肩ベルト部10,11,胴ベルト部12,左右腿ベルト部13,14によって人体と密着して、しかも背中のベルト連結部15は人体の重心の上方にあって安全に吊ることができる。よって、吊金具16が保護チョッキ2の開口部の背中スリット4を介して上方に吊り上げられるので、人体をバランスよく吊れる。又、安全帯6及び吊金具16がハーネス1と保護チョッキ2とを分離させたり、脱すように働くこともない。
よって、本考案によればハーネスと保護チョッキを同時着用でき、着用は迅速且つ容易である。しかも安全帯も保護チョッキの背中の開口部(スリット)から引出して使用できるので、保護チョッキが安全帯の使用の支障もなく使用でき、しかも保護チョッキの機能とハーネスの落下防止機能を同時に達成できる優れた安全具とした。
本考案は、主に土木建築工事において使用されるが、その他の高所作業・電気工事あるいはスポーツにおいて安全服としても着用できる。
G 工事作業用安全具
1 ハーネス
10 右肩ベルト部
101 正面側ベルト
102 背中側ベルト
11 左肩ベルト部
111 正面側ベルト
112 背中側ベルト
113 背中中心ベルト
114 胸ベルト
1141 胸ベルト連結器
12 胴ベルト部
121 胴ベルト
122 ベルト止具
123 相手方ベルト止具
13 右腿ベルト部
131 連結具
14 左腿ベルト部
141 連結具
15 ベルト連結部
16 吊金具
17 連結具
2 保護チョッキ
20 チョッキ生地
21 ネット裏地
211 V字状ネット裏帯
22 チョッキ背中部
23 チョッキ腰部
231 右腰横延長部
2311 面ファスナー
2312 緑黄色警告帯
232 左腰横延長部
2321 面ファスナー
2322 緑黄色警告帯
24 右前帯
240 緑黄色警告帯
241 下端部
2411 面ファスナー
2412 緑黄色警告帯
2413 前ベルト
2414 ベルト連結器
2415 面ファスナー
25 左前帯
250 緑黄色警告帯
251 下端部
2511 面ファスナー
2512 緑黄色警告帯
2513 面ファスナー
2514 ベルト
2515 ベルト連結部
26 チョッキ胴ベルト
28 チョッキ首筋部
29 チョッキ肩部
3 緩衝材
4 背中スリット(開口部)
51,52 左右の肩ベルトのベルト通し
53 保護チョッキ内面の中央部に設けたベルト通し
6 安全帯
60 係止フック
61 安全ベルト
62 吊金具連結具(安全帯の基端部)

Claims (6)

  1. 工事作業者の安全の為に着用する安全具であって、機材との接触から作業者の上半身を保護するため作業者の上半身に着用してチョッキ胴ベルトで締着する保護チョッキと、作業者の落下を防止するため他の固定構造物に一端を係止できる安全帯を脱着可能に係留し且つ作業者の左右の肩・胴部及び左右の腿の各部位を連結具付ベルトで掛け廻した左右の肩ベルト部と胴ベルト部と左右の腿ベルト部とを有しこれらを互に連結して作業者の上半身に着用するハーネスとからなり、
    前記保護チョッキの内側に前記ハーネスを配置するとともに、前記ハーネスの左右ある肩ベルト部の一部をそれぞれ保護チョッキの内面に係止して一体化して作業者の上半身に前記ハーネスと前記保護チョッキとを重ねて同時に着用できるようにするとともに、ハーネスの左右の肩から背中に延びた左右の肩ベルト部を背中上部位で連結したベルト連結部を設け、前記ベルト連結部の外側となる前記保護チョッキの位置に開口部を設け、ハーネスの前記ベルト連結部に結着された吊金具と安全帯の基端とを前記開口部とを介して連結可能とすることで安全帯をハーネスに脱着可能に係留することを特徴とする、工事作業用安全具。
  2. 前記ハーネスの左右ある肩ベルト部のベルトを、前記保護チョッキの裏面に設けた複数のベルト通しに通して係止して前記ハーネスと保護チョッキとを一体化した、請求項1記載の工事作業用安全具。
  3. 前記開口部が前記ベルト連結部の外側となる前記保護チョッキの位置に設けた水平なスリット状開口部である、請求項1又は2記載の工事作業用安全具。
  4. 前記保護チョッキは、着用した作業者の背中と腰部位に当るチョッキに機材との接触による身体の損傷を軽減する緩衝部材を付着し、前記保護チョッキの腰部位の左右の一部が横方向に延びた腰横延長部を有し、又保護チョッキの左右の肩に掛って腹部位まで所定の巾で縦長に延びた帯状の左右一対の前帯を有し、左右一対ある同前帯の下端部は横に長くしかも同下端部は前記の同じ側にある左又は右の前記腰横延長部に脱着可能に止着し、更に前記左右対向した前帯の下端部間に連結具を中間に有する前ベルトで脱着可能に連結し、前記の腰部位の左右の腰横延長部と左右の前記前帯の下端部と前記前ベルトで前記チョッキ胴ベルトを形成させた構造のものである、請求項1〜3いずれか記載の工事作業用安全具。
  5. 前記保護チョッキの前記左右ある前帯の下端部の脇腹部位側の側部と腰部位の前記同じ側の左又は右の腰横延長部とを面ファスナーでもって脱着自在に止着し、更に左右一対の前記前帯の下端部の対向して重なる中央側部分に面ファスナーを取付けて同中央側部分を脱着自在に連結できる構造とした、請求項4記載の工事作業用安全具。
  6. 前記保護チョッキは、肩の部位及び首背後の部位にも緩衝部材を付着した、請求項1〜5いずれか記載の工事作業用安全具。
JP2018002892U 2018-07-26 2018-07-26 工事作業用安全具 Active JP3218351U (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111265797A (zh) * 2020-03-24 2020-06-12 华侨大学 一种内嵌安全带的防护马甲
JP6862077B1 (ja) * 2021-01-06 2021-04-21 善廣 坂田 墜落制止用器具のハーネス

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CN111265797A (zh) * 2020-03-24 2020-06-12 华侨大学 一种内嵌安全带的防护马甲
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