以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。以下では、遠隔指導の実施形態として、第1実施形態では遠隔指導としての保健指導の場合について説明し、第2実施形態では遠隔指導としての禁煙指導の場合について説明し、第3実施形態では、遠隔指導としての医師による禁煙治療の場合について説明する。
(第1実施形態)
図1は第1実施形態の遠隔指導システムの構成の一例を示す模式図である。遠隔指導システムは、遠隔指導の対象者が使用する対象者装置10、遠隔指導を行う指導者が使用する指導者装置20及びサーバ50を備える。また、遠隔指導システムは、外部支援サーバとしての健康管理支援サーバ80、専用端末(専用の端末装置)81及び会員登録用端末装置90を備えてもよい。対象者装置10、指導者装置20、サーバ50及び健康管理支援サーバ80は、インターネットなどの通信ネットワーク1を介してお互いに接続されている。サーバ50は、対象者装置10及び指導者装置20の間の情報の授受を制御、管理する機能を有する。なお、図1では便宜上、対象者装置10及び指導者装置20を一つだけ図示しているが、対象者装置10及び指導者装置20は複数存在してもよい。
対象者装置10は、表示部11を備え、例えば、スマートフォン、タブレット、ノート型パーソナルコンピュータ等で構成される。対象者装置10は、例えば、対象者の自宅などに置かれた計測器40との間の近距離通信機能によって計測器40と接続することができる。計測器40は、ヘルスデータを計測することができる計測器であり、例えば、体重計、血圧計、活動量計などを含む。ヘルスデータは、例えば、血圧、脈拍、脈圧、体重、腹囲、体脂肪率、内脂肪、筋肉量、水分量、BMI、血糖値及び歩数などを含めることができる。対象者は、対象者装置10を用いて、計測器40で計測した自身のヘルスデータをサーバ50にアップロードして記録することができる。
指導者装置20は、表示部21を備え、例えば、パーソナルコンピュータ、タブレットなどの情報処理装置で構成される。指導者装置20と対象者装置10との間では、サーバ50の機能を用いて、ビデオ通話(TV電話)、チャット(チャットメッセージの交換)を行うことでき、指導者と対象者は、遠隔又はオンラインで会話を行うことができる。指導者は、例えば、保健師、看護師、薬剤師、管理栄養士、心理相談員、運動指導士などの医療従事者を含む。指導者は一人に限定されず、複数人による指導チームでもよい。
会員登録用端末装置90は、例えば、パーソナルコンピュータ、タブレットなどの情報処理装置で構成される。会員登録用端末装置90は、遠隔指導サービスの会員になりたい多数のユーザの会員情報を一括でサーバ50に登録するための装置であり、例えば、多数のユーザの会員情報を集めたCSV(Comma Separated Value)ファイルを読み込むことにより、個々のユーザが会員登録のための手続きをする手間を省くことができる。
健康管理支援サーバ80は、自宅以外の場所でユーザが日常の健康管理を行えるように健康支援を行うためのサーバである。健康管理支援サーバ80は、自宅以外の場所、例えば、会社内、ドラッグストアなどの店舗、公共施設などに設置された専用端末81との間の通信機能を備える。ユーザが自宅以外の場所に設置された計測器40によってヘルスデータを計測すると、専用端末81を介して、計測したヘルスデータが健康管理支援サーバ80に記録される。会員登録したユーザ(対象者)は、対象者装置10を用いて、健康管理支援サーバ80に記録された自身のヘルスデータをサーバ50にアップロードして記録することができる。これにより、サーバ50には、対象者のヘルスデータが対象者の居場所に関わらず記録されるので、例えば、対象者の1日を通した健康管理を行うことができる。
図2は本実施の形態のサーバ50の構成の一例を示すブロック図である。サーバ50は、サーバ50全体を制御する制御部51、第1通信部52、第2通信部53、会員情報DB54、対象者情報DB55、データ連携部56、会員管理部57、チャット機能提供部58、ビデオ通話機能提供部59、及びキャンセル通知部60を備える。チャット機能提供部58は、スケジュール配信部581を備え、ビデオ通話機能提供部59は、予約なし通話部591を備える。制御部51は、CPU、ROM及びRAMなどで構成することができる。
第1通信部52は、対象者側取得部及び対象者側出力部としての機能を有し、通信ネットワーク1を介して対象者装置10との間の通信機能を提供する。
第2通信部53は、指導者側取得部及び指導者側出力部としての機能を有し、通信ネットワーク1を介して指導者装置20との間の通信機能を提供する。
会員管理部57は、登録情報取得部としての機能を有し、会員登録用端末装置90から、遠隔指導サービスの会員情報の一覧を、例えば、CSVファイルで取得し、取得した会員情報の一覧を会員情報DB54に記憶する。
会員情報DB54は、各会員の会員情報を記憶することができる。会員情報の詳細は後述する。
対象者情報DB55は、会員の中から実際に遠隔支援サービスへ参加し、遠隔支援の対象となった対象者の対象者情報を記憶することができる。対象者情報は、例えば、対象者名、対象者のヘルスデータ、対象者に対して行われた面接記録、指導計画を含む指導内容、対象者と指導者との間で行われたチャットメッセージの履歴を示すチャットログ、指導記録、対象者を指導する指導者の氏名又はIDなどの情報を含む。
ビデオ通話機能提供部59は、対象者装置10と指導者装置20との間でビデオ通話(TV電話)を行うための機能を提供する。スケジュール配信部581は、一斉配信処理を行う。
チャット機能提供部58は、対象者装置10と指導者装置20との間でチャットメッセージの交換を行うための機能を提供する。予約なし通話部591は、予約なし通話処理を行う。
データ連携部56は、対象者装置10を経由して、健康管理支援サーバ80に記録された対象者のヘルスデータを取得して、対象者情報DB55に記憶することができる。対象者は、専用端末81を用いて、自身のヘルデータを計測器40で計測して健康管理支援サーバ80に収集しておくことができる。対象者は、対象者装置10で健康管理支援サーバ80にアクセスし、収集したヘルスデータを自身の対象者装置10にダウンロードすることができる。対象者は、対象者装置10を用いて自身のヘルスデータをサーバ50にアップロードすることができる。
より具体的には、データ連携部56は、対象者の自宅などにある計測器40で計測されたヘルスデータと、自宅以外の場所にある計測器40で計測されたヘルスデータを、データの種類(例えば、体重、血圧など)毎に分類するとともに、計測された日時の順番にデータを並び替えて連携する機能を有する。これにより、例えば、ユーザが自宅で計測した血圧と、自宅以外の種々の場所で計測した血圧とを、計測日時順に並べて記録することができ、ヘルスデータの数値の推移を容易に把握することができる。
キャンセル通知部60は、対象者と指導者との間でビデオ通話による遠隔面接などの遠隔指導の予約があり、対象者装置10から予約キャンセルの通知を取得した場合、遠隔指導の対象者(例えば、対象者名)及び予約の日時を含む通知情報を指導者装置20へ出力する。これにより、予約のキャンセルがあったことだけを通知する場合に比べて、予約をキャンセルした対象者と予約の内容が分かるので、キャンセル後の再度の予約をタイムリーに行うことができ、遠隔指導の実施率を上げることができる。
図3は本実施の形態の対象者装置10の構成の一例を示すブロック図である。対象者装置10は、装置全体を制御する制御部12、通信部13、入力部14、記憶部15、インタフェース部16、表示部11、表示制御部17、チャットメッセージ処理部18、及びビデオ通話処理部19を備える。制御部12は、例えば、CPU、ROM及びRAMなどで構成することができる。
通信部13は、通信ネットワーク1を介してサーバ50との間の通信機能を提供する。
入力部14は、タッチパネル等で構成され、文字の入力、表示部11上のアイコン、ボタン、メニュバー、ウィンドウ、カーソル等に対する操作を行うことができる。なお、入力部14は、音声入力機能を備えることにより、対象者の音声を受け付けるようにしてもよい。
記憶部15は、サーバ50から取得した情報、入力部14から入力した情報などを記憶することができる。また、記憶部15は、遠隔指導サービス用のアプリ(アプリケーション)を記憶することができる。
インタフェース部16は、計測器40との間のインタフェース機能を提供する。
表示制御部17は、表示部11上に所定の情報を表示するための処理を行う。
チャットメッセージ処理部18は、指導者装置20との間でチャットメッセージの送受信を行うための処理を実行する。
ビデオ通話処理部19は、カメラ、マイク、スピーカ等を備え、指導者装置20との間でビデオ通話を行うための処理を実行する。
図4は本実施の形態の指導者装置20の構成の一例を示すブロック図である。指導者装置20は、装置全体を制御する制御部22、通信部23、入力部24、記憶部25、表示部21、表示制御部26、チャットメッセージ処理部27、及びビデオ通話処理部28を備える。制御部22は、例えば、CPU、ROM及びRAMなどで構成することができる。
通信部23は、通信ネットワーク1を介してサーバ50との間の通信機能を提供する。
入力部24は、例えば、キーボード、マウス、タッチパッド、タッチパネル等で構成される。入力部24は、文字の入力、表示部21上のアイコン、ボタン、メニュバー、ウィンドウ、カーソル等に対する操作を行うことができる。なお、入力部24は、音声入力機能を備えることにより、指導者の音声を受け付けるようにしてもよい。
記憶部25は、サーバ50から取得した情報、入力部24から入力した情報などを記憶することができる。
表示制御部26は、表示部21上に所定の情報を表示するための処理を行う。
チャットメッセージ処理部27は、対象者装置10との間でチャットメッセージの送受信を行うための処理を実行する。
ビデオ通話処理部28は、カメラ、マイク、スピーカ等を備え、対象者装置10との間でビデオ通話を行うための処理を実行する。
図5は会員情報DB54の会員情報の一例を示す模式図である。図5に示すように、会員情報は、例えば、ユーザID、氏名、性別、生年月日、住所、電話番号、保険者番号、ヘルスデータへの閲覧の可否を設定する閲覧設定などの情報を含む。図5に示すような会員情報は、例えば、遠隔指導サービスに参加したい多数のユーザの情報を、会員登録用端末装置90から一括して会員情報DB54に登録することができる。
例えば、健康診断などの会場において、健康診断の結果、健康指導を受けることが好ましいユーザに対して、健康診断時に予め準備されている情報を用いて、個々のユーザに代わって、多数のユーザの会員情報を一括して登録することができる。具体的には、サーバ50の会員管理部57が、会員登録用端末装置90からCSVファイルを読み込むことにより、会員情報の一括登録を行うことができる。これにより、会員登録したいユーザを一括登録することができるので、個々のユーザが登録手続きを行う必要がなく、ユーザの手間を省くことができ、遠隔指導サービスを利用するユーザを増やすことができ、遠隔指導の実施率を上げることができる。
なお、会員情報には、図5の例に加えて、例えば、仮のパスワード及び登録されたパスワード、会員のメールアドレス、健康保険証の画像、クレジットカード情報などを含めることもできる。
次に、本実施の形態の遠隔指導の具体例について説明する。
図6は本実施の形態の対象者装置10が表示するダウンロード画面101の一例を示す模式図である。ダウンロード画面101は、遠隔指導支援アプリをダウンロードするための画面であり、遠隔指導支援アプリをダウンロードして対象者装置10にインストールすることにより、遠隔指導サービスのための種々の処理を行うことができる。遠隔指導支援アプリは、対象者装置10からサーバ50の所定のURLにアクセスすることにより、ダウンロード画面101を表示することができる。なお、遠隔指導支援アプリをダウンロードするために、サーバ50に代えて、アプリ専用のサーバにアクセスするようにしてもよい。ダウンロード画面101において、ユーザ(会員)がダウンロードアイコン102を操作することにより、遠隔指導支援アプリをダウンロードして対象者装置10にインストールすることができる。戻るアイコン103を操作することにより、元の画面に戻ることができる。会員情報は、予め会員情報DB54に登録されているので、ユーザは、登録のための面倒な情報入力を一切行う必要がなく、ユーザの負荷を削減することができる。遠隔指導支援アプリをダウンロードすることにより、当該ユーザの会員情報は、対象者情報DB55に自動的にコピーされる。
図7は本実施の形態の対象者装置10が表示するログイン画面111の一例を示す模式図である。ログイン画面111は、遠隔指導サービスを利用するためにサーバ50にログインするための画面であり、ユーザID欄112、パスワード欄113が表示されている。対象者がユーザIDとパスワードを入力してログインアイコン114を操作することにより遠隔指導サービスを利用することができる。ユーザIDは、例えば、英数字の組み合わせとすることができ、メールアドレス形式以外のIDを受け付けることができる。これにより、メールアドレスを持っていない対象者でも遠隔指導サービスを利用することができ、幅広いユーザが遠隔指導サービスに参加することが可能となる。
図8は本実施の形態の指導者装置20が表示する基本画面201の一例を示す模式図である。基本画面201の左側には、対象者一覧画面202が表示されている。表示制御部26は、基本画面201を表示する。基本画面201は、遠隔指導用の異なる表示画面を切替可能に表示することができる。図8の例では、異なる表示画面のうち表示画面Aが表示されている状態を示す。
遠隔指導に用いる様々な表示画面を切替可能に表示するので、遠隔指導の様々なシーンで適切な表示画面を簡単に表示することができ、健康支援のための遠隔指導を効率よく実施することができる。
表示制御部26は、異なる表示画面それぞれに対応付けられた選択アイコンを表示し、表示された一の選択アイコンが選択された場合、当該一の選択アイコンに対応する表示画面を表示することができる。図8の例では、選択アイコンとして、表示画面の縁部に設けられたタブ203が表示され、タブAが選択されることによって、表示画面Aが表示されている。この状態で、例えば、タブBを選択すると、表示画面Aから表示画面Bに切り替わる。なお、選択アイコンの数は図8の例に限定されない。
なお、図8の例では、表示画面Aの下方に、選択アイコンとして、アイコン204が表示画面を分離して表示されている。アイコンBを選択することにより、表示画面Aから表示画面Bに切り替えることができる。なお、タブ203か、アイコン204のいずれか一方だけを表示すればよい。また、アイコン204の位置に、表示画面のサムネイルを左右移動可能に表示し、選択されたサムネイルに対応する表示画面を表示するようにしてもよい。
上述の構成により、所要の表示画面に簡単に切り替えることができる。以下では、所要の表示画面の具体例について説明する。
図9は本実施の形態の指導者装置20が表示する指導者ログイン画面の一例を示す模式図である。指導者ログイン画面では、担当対象者一覧画面210、担任設定画面310、配信設定画面410を切替可能に表示することができる。表示制御部26は、異なる表示画面の中から担当対象者一覧画面210、担任設定画面310、配信設定画面410を切替可能に表示することができる。図9の例では、担当対象者一覧画面210が表示されている。担当対象者一覧画面210では、検索項目欄(図9では、5つの欄を表示している)に検索のためのキーワードを入力し、検索アイコン211を操作することにより、対象者一覧215が表示される。
検索項目としては、例えば、対象者の氏名、ユーザID、保険者名、医療機関、担当指導者、住所、年齢、性別、ヘルスデータの値(例えば、「血圧が140以上」などのキーワード)、傾斜(例えば、「体重が1か月で1kg以上増加」などのキーワード)、指導方針(例えば、「運動での改善方針」などのキーワード)、指導方法(例えば、「動機付け」又は「積極的」などのキーワード)、評価(例えば、「指導者評価が3以下」などのキーワード)、指導日(例えば、「〇年〇月〇日から△年△月△日まで」などのキーワード)などを用いることができる。
対象者一覧215に表示された検索結果である対象者の一覧に対して、一人の対象者を選択する場合には、例えば、対象者氏名を選択して選択アイコン212を操作すればよい。また、複数の対象者を選択する場合には、例えば、複数の対象者氏名を選択して選択アイコン212を操作すればよい。全選択アイコン213を操作すると対象者一覧215に表示された対象者全員を選択することができる。
対象者氏名を選択して発信アイコン216を操作すると、予約なし通話を行うことができる。表示制御部26は、異なる表示画面の中から遠隔指導の対象者への予約なし通話を開始するための予約なし通話画面を切替可能に表示することができる。図9に対象者一覧215が予約なし通話画面に相当する。発信アイコン216を操作することにより、指導者から対象者に発信することができ、ビデオ通話を行うことができる。
保健指導の場合、定期健診で初回面接(初回面談)を実施するケースがある。次回の面接に向けて定期健診の会場で遠隔指導支援アプリをダウンロードしてもらうが、その場でビデオ通話による面接のテストを手早く実施したいという要望がある。従来のビデオ通話では、予約枠登録、医療機関登録、指導者選択、予約の実施という手順の後にビデオ通話の発信を行うことができた。本実施の形態では、これらの手順を省いて指導者から対象者に発信できる。これにより、予約に要する手間が省けるので、例えば、ビデオ通話の可否を直ちに確認することができる。
また、通信環境の影響によりビデオ通話が中断した場合や、指導終了後に指導内容を補足したい場合にも、従来であれば再度予約をしなおす必要があった。しかし、本実施の形態によれば、再発信を容易に行うことができる。
図10は本実施の形態の指導者装置20が表示する発信回数履歴の一例を示す模式図である。表示制御部26は、ビデオ通話の発信回数履歴を表示することができる。図10Aの例は、ビデオ通話による遠隔指導の回数(図10の例では、6回)が予め定められている場合には、表示制御部26は、遠隔指導回数分の発信アイコンを表示し、遠隔指導済みの発信済みアイコン271と、今後の遠隔指導を行う際に発信する発信予定アイコン272とを異なる表示態様で表示することができる。例えば、発信済みアイコン271は暗く表示し、発信予定アイコン272は明るく表示することができる。また、発信済みアイコン271は目立たない色(例えば、灰色)で表示し、発信予定アイコン272は目立つ色(例えば、赤色、緑色など)で表示することができる。これにより、遠隔指導の進捗状況を容易に把握することができる。
図10Bは、発信アイコン273の近くに発信済回数を表示する例であり、発信アイコン273を操作して発信する都度、回数が1ずつ増加する。図10Cは、発信アイコン274の近くに発信済マーク275を表示する例であり、発信アイコン274を操作して発信する都度、発信済マーク275が1ずつ増加する。図10Dは、発信アイコン276に隣接させて数字アイコン277を表示する例であり、発信アイコン276を操作して発信する都度、数字アイコン277の数字が1ずつ増加する。上述の構成により、図10Cは、発信アイコン274の近くに発信済マーク275を表示する例であり、発信アイコン274を操作して発信する都度、発信済マーク275が1ずつ増加する。
図11は本実施の形態の指導者装置20が表示する指導履歴通知画面の一例を示す模式図である。指導回数が予め定められている遠隔指導の場合、各指導の年月日(図11の例では、6回の指導それぞれの指導年月日)、及び指導済であるか否かの記載、直近に予定されている指導に対しては、指導前であることを示すアイコン278が表示される。直近に予定されている指導については、指導日の所定日前(例えば、1日前など)に指導者装置20に通知が送信される。
図12は本実施の形態の指導者装置20が表示するキャンセル通知画面261の一例を示す模式図である。表示制御部26は、異なる表示画面の中から遠隔指導の予約のキャンセルを通知するキャンセル通知画面261を切替可能に表示することができる。キャンセル通知画面261は、対象者名欄262、予約日時欄263、保険者番号欄264を表示する。これにより、ビデオ通話の予約のキャンセルがあったことだけを通知する場合に比べて、予約をキャンセルした対象者と予約の内容が分かるので、キャンセル後の再度の予約をタイムリーに行うことができ、遠隔指導の実施率を上げることができる。
なお、キャンセル通知画面261を表示する前に、予約のキャンセルがあった場合に、キャンセル通知ありアイコン266を表示し、指導者がキャンセル通知ありアイコン266を操作することによってキャンセル通知画面261を表示してもよい。また、詳細アイコン265を表示し、指導者が詳細アイコン265を操作した場合に、詳細画面(不図示)に移行してキャンセル履歴を表示するようにしてもよい。
図13は本実施の形態の指導者装置20が表示する対象者詳細画面の一例を示す模式図である。対象者詳細画面では、基本事項画面220、チャット情報画面230、アドバイス画面240、ヘルスデータ画面250を切替可能に表示することができる。表示制御部26は、異なる表示画面の中から基本事項画面220、チャット情報画面230、アドバイス画面240、ヘルスデータ画面250を切替可能に表示することができる。図13の例では、基本事項画面220が表示されている。図9に例示した対象者一覧215で対象者を選択して詳細アイコン214を操作することにより対象者詳細画面を表示することができる。
図13に示すように、基本事項画面220には、対象者の基本情報が表示される。基本情報は、例えば、氏名、性別、年齢、生年月日、電話番号、メールアドレス、保険者番号、住所などを含む。なお、基本情報は、図13の例に限定されない。
図14は本実施の形態の指導者装置20が表示するチャット情報画面230の一例を示す模式図である。表示制御部26は、異なる表示画面の中から遠隔指導の対象者との間のチャットのためのチャット情報画面230を切替可能に表示することができる。チャット情報画面230には、指導者と対象者との間で交換されるメッセージが時系列に表示される。なお、文字だけでなく、写真231、動画(不図示)などを表示することもできる。
図15は本実施の形態の指導者装置20が表示するアドバイス画面240の一例を示す模式図である。表示制御部26は、異なる表示画面の中から遠隔指導の指導情報を含むアドバイス画面240を切替可能に表示することができる。アドバイス画面240では、目標値を表示する目標値欄241(図15の例では、「3か月で3kg減量」)、測定項目を表示する測定項目欄242(図15の例では、体重、血圧、血液検査)、指導方針を表示する指導方針欄243、指導期間を示す指導実施日欄244、指導内容を表示する指導実施内容欄245、指導評価欄246(図15の例では、指導者評価と本人評価を1~5の5段階で表示可能)などが表示される。
これにより、目標値を意識しつつ対象者と指導者との間で指導内容や行動内容をタイムリーに交換することができ、対象者の健康行動を習慣付けることができる。また、指導内容の履歴や指導の結果を容易に把握することができ、遠隔指導を効率よく実施することができる。
図16は本実施の形態の指導者装置20が表示するヘルスデータ画面250の一例を示す模式図である。表示制御部26は、異なる表示画面の中から遠隔指導の対象者のヘルスデータ画面250を切替可能に表示することができる。ヘルスデータ画面250は、所定の期間を選択する期間欄251、ヘルスデータの数値の時間的推移を示すデータ欄252などを含む。データ項目は、血圧、脈拍、体重、腹囲、体脂肪率、BMI、血糖値及び歩数の少なくとも一つを含む。所定の期間は、例えば、1日、1週間、1月などから選定できる。また、所定の期間は、期間の開始年月日と終了年月日を指定してもよい。これにより、ヘルスデータに応じて、短期的な推移、長期的な推移を容易に把握することができ、遠隔指導を効率よく実施することができる。
図17は本実施の形態の対象者装置10が表示するヘルスデータ取得画面121の一例を示す模式図である。ヘルスデータ取得画面121は、対象者が健康管理支援サーバ80から自身のヘルスデータを対象者装置10にダウンロードする際の画面である。ヘルスデータ取得画面121は、ヘルスデータを選択するデータ項目欄122、ヘルスデータの期間欄123、ダウンロードアイコン124などを含む。対象者は、データ項目欄122にデータ項目(例えば、血圧など)を入力し、取得するヘルスデータの開始日時と終了日時を入力し、ダウンロードアイコン124を操作することにより、開始日時から終了日時までに亘って計測されたヘルスデータ(例えば、血圧など)を取得することができる。取得したヘルスデータは、サーバ50にアップロードすることができる。
図18は本実施の形態の指導者装置20が表示する担任設定画面310の一例を示す模式図である。表示制御部26は、異なる表示画面の中から遠隔指導の対象者に指導を担当する支援者を設定する担任設定画面310を切替可能に表示することができる。担任設定画面310では、支援者を検索するためのキーワードを受け付け、検索アイコン311を操作すると支援者一覧312に検索結果が表示される。支援者一覧312には、例えば、氏名、性別、専門分野、資格などの情報を表示することができるが、これらに限定されない。設定アイコン313を操作することにより、対象者の指導に適した支援者を1人又は複数人設定することができる。
図19は本実施の形態の指導者装置20が表示する配信画面の一例を示す模式図である。表示制御部26は、異なる表示画面の中から遠隔指導の複数の対象者装置10それぞれに所要の情報を一斉に配信するための配信画面を切替可能に表示することができる。配信画面では、配信設定画面410及び配信一覧画面420を切替可能に表示することができる。図19の例では、配信設定画面410を図示している。配信設定画面410では、対象者を絞り込むための検索欄に所要のキーワード(例えば、氏名、ログインID、保険者番号、住所など)を入力して検索アイコン411を操作すると、一斉配信のための対象者一覧412に一斉配信候補者の氏名、ログインID、保険者番号、住所などが表示される。指導者は、氏名の前のボックスアイコン413を選択することにより、一斉配信の対象者を決定することができる。
配信内容欄414は、配信先である各対象者に配信する共通の内容を表示する。配信内容は、予め目的に応じて複数の定型文を準備しておき、配信先に応じて選定することができる。配信日時欄416で選択した日時は、日時指定415を設定することにより、配信日時欄416で選択した日時になったときに配信内容が自動的に一斉配信される。また、配信アイコン417を操作すると、操作時点で配信内容が一斉配信される。
これにより、所要の対象者に対して、選定した共通のメッセージを所要の日時に配信することができ、遠隔指導の実施率の向上に資する。
図20は本実施の形態の指導者装置20が表示する配信一覧画面420の一例を示す模式図である。配信一覧画面420では、配信状況などを確認することができる。指導者は、配信状況(図20の例では「全て」)、配信日(例えば、配信をした期間など)、担当者(図20の例では「全員」)を設定して検索アイコン421を操作すると、配信状況欄422に検索結果が表示される。
配信状況欄422では、例えば、配信状況(配信済など)、配信設定日時、配信先、配信内容、担当者などが表示される。これにより、所要の対象者に対して、選定した共通のメッセージを所要の日時に配信した履歴を簡単に把握することができ、遠隔指導の実施率の向上に資する。
次に、サーバ50、対象者装置10及び指導者装置20の動作について説明する。
図21、図22及び図23は本実施の形態のサーバ50による遠隔指導(保健指導)の処理手順の一例を示すフローチャートである。以下では、便宜上、処理の主体を制御部51として説明する。制御部51は、遠隔指導サービスの会員情報を一括登録し(S501)、指導者装置20からの要求に応じて会員情報(対象者情報)の全部又は一部を指導者装置20へ出力する(S502)。これにより、指導者は、例えば、自身が担当する対象者の情報にアクセスすることができる。
制御部51は、遠隔面接の予約の有無を判定し(S503)、予約がない場合(S503でNO)、ステップS503の処理を続ける。なお、対象者が遠隔面接の予約を行う場合、対象者装置10は、対象者の氏名、予約の日時、指導者の氏名などをサーバ50に通知することができる。遠隔面接の予約がある場合(S503でYES)、制御部51は、遠隔面接が開始されたか否かを判定し(S504)、遠隔面接が開始されていない場合(S504でNO)、ステップS504の処理を続ける。
遠隔面接が開始された場合(S504でYES)、制御部51は、ビデオ通話処理を行い(S505)、遠隔面接が終了したか否かを判定する(S506)。遠隔面接が終了していない場合(S506でNO)、制御部51は、ステップS505の処理を続ける。遠隔面接が終了した場合(S506でYES)、制御部51は、保健指導が開始されたか否かを判定する(S507)。
保健指導が開始されていない場合(S507でNO)、制御部51は、ステップS507の処理を続け、保健指導が開始された場合(S507でYES)、指導者装置20から指導計画を取得し、取得した指導計画を対象者装置10へ出力する(S508)。制御部51は、対象者装置10からメッセージ(行動内容)を取得し、取得したメッセージを指導者装置20へ出力し(S509)、指導者装置20からメッセージ(指導内容)を取得し、取得したメッセージを対象者装置10へ出力する(S510)。
すなわち、サーバ50を介して、対象者装置10は、指導内容を取得し、指導者装置20は、指導内容に対する行動内容を取得することができる。これにより、対象者と指導者との間で指導内容や行動内容をタイムリーに交換することができ、対象者の健康行動を習慣付けることができる。
制御部51は、行動計画の更新の有無を判定し(S511)、更新がある場合(S511でYES)、更新された行動計画を対象者装置10へ出力し(S512)、後述のステップS513の処理を行う。更新がない場合(S511でNO)、制御部51は、後述のステップS513の処理を行う。
すなわち、サーバ50を介して、対象者装置10は、更新された指導計画を取得することができる。指導内容に基づく対象者の行動によって対象者の健康状態や疾患状態が変化した場合には、当該変化に応じて指導内容を適宜変更できるので、対象者にとって最適な指導を継続することができる。
制御部51は、対象者装置10からヘルスデータを取得したか否かを判定し(S513)、ヘルスデータを取得した場合(S513でYES)、取得したヘルスデータを対象者情報DB55に記憶し(S514)、後述のステップS515の処理を行う。ヘルスデータを取得していない場合(S513でNO)、制御部51は、指導者装置20からの対象者のヘルスデータの要求の有無を判定し(S515)、ヘルスデータの要求がある場合(S515でYES)、要求のあったヘルスデータを指導者装置20へ出力し(S516)、後述のステップS517の処理を行う。ヘルスデータの要求がない場合(S515でNO)、制御部51は、後述のステップS517の処理を行う。
すなわち、サーバ50を介して、指導者装置20は、対象者装置10からヘルスデータを取得することができる。ヘルスデータは、例えば、血圧、脈拍、体重、腹囲、体脂肪率、BMI、血糖値及び歩数などを含めることができる。これにより、指導者は、指導の結果を客観的なデータで判断することができ、対象者に対する指導を適切に行うことができる。
制御部51は、指導者装置20からの一斉配信の要求の有無を判定し(S517)、要求がある場合(S517でYES)、一斉配信処理を行い(S518)、後述のステップS519の処理を行う。一斉配信の要求がない場合(S517でNO)、制御部51は、後述のステップS519の処理を行う。一斉配信処理を行うことにより、所要の対象者に対して、共通の情報を配信することができ、対象者に対して効率的に情報を提供して遠隔指導の実施率を上げることができる。
制御部51は、保健指導が終了したか否かを判定し(S519)、保健指導が終了していない場合(S519でNO)、ステップS509以降の処理を続ける。保健指導が終了した場合(S519でYES)、制御部51は、次回の遠隔面接の予約の有無を判定し(S520)、予約がある場合(S520でYES)、予約のキャンセルを取得したか否かを判定する(S521)。
予約のキャンセルを取得した場合(S521でYES)、制御部51は、指導者装置20に対してキャンセル通知を行い(S522)、ステップS520の処理を行う。ステップS522のキャンセル通知は、例えば、図12に例示したものである。予約のキャンセルを取得していない場合(S521でNO)、制御部51は、ステップS504の処理を行う。次回の遠隔面接の予約がない場合(S520でNO)、制御部51は、処理を終了する。
図24及び図25は本実施の形態の対象者装置10による遠隔指導の処理手順の一例を示すフローチャートである。以下では、便宜上、処理の主体を制御部12として説明する。制御部12は、遠隔面接が開始されたか否かを判定し(S101)、遠隔面接が開始されていない場合(S101でNO)、ステップS101の処理を続ける。遠隔面接が開始された場合(S101でYES)、制御部12は、ビデオ通話処理を行い(S102)、遠隔面接が終了したか否かを判定する(S103)。
遠隔面接が終了していない場合(S103でNO)、制御部12は、ステップS102の処理を行う。遠隔面接が終了した場合(S103でYES)、制御部12は、保健指導が開始されたか否かを判定し(S104)、保健指導が開始されていない場合(S104でNO)、ステップS104の処理を続ける。
保健指導が開始された場合(S104でYES)、制御部12は、サーバ50を介して指導者装置20から指導計画を取得し(S105)、指導者のメッセージを取得した否かを判定する(S106)。指導者のメッセージを取得した場合(S106でYES)、制御部12は、取得したメッセージを表示部11に表示し(S107)、後述のステップS108の処理を行う。
指導者のメッセージを取得していない場合(S106でNO)、制御部12は、対象者のメッセージの入力を受け付けたか否かを判定し(S108)、入力を受け付けた場合(S108でYES)、受け付けたメッセージを指導者装置20へ出力し(S109)、後述のステップS110の処理を行う。
対象者のメッセージの入力を受け付けていない場合(S108でNO)、制御部12は、サーバ50にアップロードするヘルスデータの有無を判定する(S110)。ここで、ヘルスデータは、対象者装置10が近距離通信を用いて計測器40から取得したヘルスデータと、健康管理支援サーバ80からダウンロードして取得したヘルスデータとの少なくとも一方を含む。
ヘルスデータがある場合(S110でYES)、制御部12は、ヘルスデータをサーバ50にアップロードし(S111)、後述のステップS112の処理を行う。ヘルスデータがない場合(S110でNO)、制御部12は、保健指導を終了するか否かを判定し(S112)、保健指導を終了しない場合(S112でNO)、ステップS106以降の処理を続ける。
保健指導を終了する場合(S112でYES)、制御部12は、次回の遠隔面接の予約を受け付けるか否かを判定し(S113)、予約を受け付ける場合(S113でYES)、ステップS101以降の処理を続ける。次回の遠隔面接の予約を受け付けない場合(S113でNO)、制御部12は、処理を終了する。
図26及び図27は本実施の形態の指導者装置20による遠隔指導の処理手順の一例を示すフローチャートである。以下では、便宜上、処理の主体を制御部22として説明する。制御部22は、サーバ50から対象者リストを取得し(S201)、遠隔面接が開始されたか否かを判定し(S202)、遠隔面接が開始されていない場合(S202でNO)、ステップS202の処理を続ける。遠隔面接が開始された場合(S202でYES)、制御部22は、ビデオ通話処理を行い(S203)、遠隔面接が終了したか否かを判定する(S204)。
遠隔面接が終了していない場合(S204でNO)、制御部22は、ステップS203の処理を行う。遠隔面接が終了した場合(S204でYES)、制御部22は、保健指導が開始されたか否かを判定し(S205)、保健指導が開始されていない場合(S205でNO)、ステップS205の処理を続ける。
保健指導が開始された場合(S205でYES)、制御部22は、サーバ50を介して対象者装置10へ指導計画を出力し(S206)、指導者のメッセージの入力を受け付けたか否かを判定し(S207)、入力を受け付けた場合(S207でYES)、受け付けたメッセージを対象者装置10へ出力し(S208)、後述のステップS209の処理を行う。
指導者のメッセージの入力を受け付けていない場合(S207でNO)、制御部22は、対象者のメッセージを取得したか否かを判定する(S209)。対象者のメッセージを取得した場合(S209でYES)、制御部22は、取得したメッセージを表示し(S210)、後述のステップS211の処理を行う。
対象者のメッセージを取得していない場合(S209でNO)、制御部22は、閲覧するヘルスデータの有無を判定し(S211)、閲覧するヘルスデータがある場合(S211でYES)、ヘルスデータを表示し(S212)、後述のステップS213の処理を行う。
閲覧するヘルスデータがない場合(S211でNO)、制御部22は、一斉配信の有無を判定し(S213)、一斉配信がある場合(S213でYES)、一斉配信処理を行い(S214)、後述のステップS215の処理を行う。一斉配信がない場合(S213でNO)、制御部22は、保健指導を終了するか否かを判定し(S215)、保健指導を終了しない場合(S215でNO)、ステップS207以降の処理を続ける。
保健指導を終了する場合(S215でYES)、制御部22は、次回の遠隔面接の予約の有無を判定し(S216)、予約がある場合(S216でYES)、予約のキャンセルを取得したか否かを判定する(S217)。予約のキャンセルを取得した場合(S217でYES)、制御部22は、キャンセル通知を行い(S218)、ステップS216以降の処理を続ける。次回の遠隔面接の予約がない場合(S216でNO)、制御部22は、処理を終了する。
(第2実施形態)
次に、遠隔指導としての禁煙指導の場合について説明する。禁煙指導は、医師を除く指導者による禁煙指導である。遠隔指導システムの構成は、図1に例示した第1実施形態の場合と同様である。以下では、サーバ50の処理について説明する。
図28及び図29は本実施の形態のサーバ50による遠隔指導(禁煙指導)の処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、一括登録の処理は省略している。制御部51は、指導者装置20からの要求に応じて対象者リストを指導者装置20へ出力する(S531)。これにより、指導者は、例えば、自身が担当する対象者の情報にアクセスすることができる。
制御部51は、禁煙指導のためのオンライン面接の予約の有無を判定し(S532)、予約がない場合(S532でNO)、ステップS532の処理を続ける。オンライン面接の予約がある場合(S532でYES)、制御部51は、禁煙面接が開始されたか否かを判定し(S533)、禁煙面接が開始されていない場合(S533でNO)、ステップS533の処理を続ける。
禁煙面接が開始された場合(S533でYES)、制御部51は、ビデオ通話処理を行い(S534)、禁煙面接が終了したか否かを判定する(S535)。禁煙面接が終了していない場合(S535でNO)、制御部51は、ステップS534の処理を続ける。禁煙面接が終了した場合(S535でYES)、制御部51は、禁煙指導が開始されたか否かを判定する(S536)。
禁煙指導が開始されていない場合(S536でNO)、制御部51は、ステップS536の処理を続け、禁煙指導が開始された場合(S536でYES)、指導者装置20から指導計画を取得し、取得した指導計画を対象者装置10へ出力する(S537)。制御部51は、対象者装置10からメッセージ(行動内容)を取得し、取得したメッセージを指導者装置20へ出力し(S538)、指導者装置20からメッセージ(指導内容)を取得し、取得したメッセージを対象者装置10へ出力する(S539)。
すなわち、サーバ50を介して、対象者装置10は、指導内容を取得し、指導者装置20は、指導内容に対する行動内容を取得することができる。これにより、対象者と指導者との間で指導内容や行動内容をタイムリーに交換することができ、対象者の健康行動を習慣付けることができる。
制御部51は、行動計画の更新の有無を判定し(S540)、更新がある場合(S540でYES)、更新された行動計画を対象者装置10へ出力し(S541)、後述のステップS542の処理を行う。更新がない場合(S540でNO)、制御部51は、後述のステップS542の処理を行う。
すなわち、サーバ50を介して、対象者装置10は、更新された指導計画を取得することができる。指導内容に基づく対象者の行動によって対象者の健康状態や疾患状態が変化した場合には、当該変化に応じて指導内容を適宜変更できるので、対象者にとって最適な指導を継続することができる。
制御部51は、指導者装置20からの一斉配信の要求の有無を判定し(S542)、要求がある場合(S542でYES)、一斉配信処理を行い(S543)、後述のステップS544の処理を行う。一斉配信の要求がない場合(S542でNO)、制御部51は、後述のステップS544の処理を行う。一斉配信処理を行うことにより、所要の対象者に対して、共通の情報を配信することができ、対象者に対して効率的に情報を提供して遠隔指導の実施率を上げることができる。
制御部51は、禁煙指導が終了したか否かを判定し(S544)、禁煙指導が終了していない場合(S544でNO)、ステップS538以降の処理を続ける。禁煙指導が終了した場合(S544でYES)、制御部51は、所定回数の禁煙面接が終了したか否かを判定する(S545)。禁煙面接の場合、予め期間と面接回数が定められている(例えば、2か月の間に6回の面接を行う)。指導者装置20は、禁煙面接の都度、ビデオ通話のための発信処理を行うが、この際に、図10に例示したような発信回数履歴、あるいは図11に例示した指導履歴を表示することができる。
所定回数の禁煙面接が終了していない場合(S545でNO)、制御部51は、ステップS532以降の処理を行う。所定回数の禁煙面接が終了した場合(S545でYES)、制御部51は、禁煙長期サポートの有無を判定する(S546)。禁煙長期サポートは、禁煙サポータ(指導者)による長期(例えば、9か月など)の指導であり、対象者の中で、さらに長期に亘る禁煙指導を希望する対象者に対して提供されるサービスである。
禁煙長期サポートがある場合(S546でYES)、制御部51は、指導者装置20と対象者装置10との間で定期的なチャットメッセージ処理を行う(S547)。制御部51は、禁煙長期サポートが終了したか否かを判定し(S548)、禁煙長期サポートが終了していない場合(S548でNO)、ステップS547の処理を続ける。禁煙長期サポートが終了した場合(S548でYES)、あるいは、禁煙長期サポートがない場合(S546でNO)、制御部51は、処理を終了する。
(第3実施形態)
次に、遠隔指導としての医師による禁煙治療の場合について説明する。第2実施形態においては、指導者(医師を除く)が禁煙面接及び禁煙指導を行う場合を説明したが、第3実施形態では、医師が禁煙診療を行い、指導者(医師を除く)が禁煙指導を行う。
図30は第3実施形態の遠隔指導システムの構成の一例を示す模式図である。図1に例示した第1実施形態との違いは、医師が使用する、表示部31を備える医師装置30が通信ネットワーク1に接続されている点である。なお、医師装置30の構成は、指導者装置20と同様の構成を有するので、説明は省略する。
図31及び図32は本実施の形態のサーバ50による遠隔指導(禁煙治療)の処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、一括登録の処理は省略している。制御部51は、医師装置30からの要求に応じて対象者リストを医師装置30へ出力する(S561)。これにより、医師は、例えば、自身が担当する対象者の情報にアクセスすることができる。なお、第2実施形態と同様に、対象者リストを指導者装置20へ出力することもできる。
制御部51は、禁煙治療のためのオンライン診療の予約の有無を判定し(S562)、予約がない場合(S562でNO)、ステップS562の処理を続ける。オンライン診療の予約がある場合(S562でYES)、制御部51は、禁煙診療が開始されたか否かを判定し(S563)、禁煙診療が開始されていない場合(S563でNO)、ステップS563の処理を続ける。
禁煙診療が開始された場合(S563でYES)、制御部51は、ビデオ通話処理を行い(S564)、禁煙診療が終了したか否かを判定する(S565)。禁煙診療が終了していない場合(S565でNO)、制御部51は、ステップS564の処理を続ける。禁煙診療が終了した場合(S565でYES)、制御部51は、禁煙指導が開始されたか否かを判定する(S566)。
禁煙指導が開始されていない場合(S566でNO)、制御部51は、ステップS566の処理を続け、禁煙指導が開始された場合(S566でYES)、指導者装置20から指導計画を取得し、取得した指導計画を対象者装置10へ出力する(S567)。制御部51は、対象者装置10からメッセージ(行動内容)を取得し、取得したメッセージを指導者装置20へ出力し(S568)、指導者装置20からメッセージ(指導内容)を取得し、取得したメッセージを対象者装置10へ出力する(S569)。
すなわち、サーバ50を介して、対象者装置10は、指導内容を取得し、指導者装置20は、指導内容に対する行動内容を取得することができる。これにより、対象者と指導者との間で指導内容や行動内容をタイムリーに交換することができ、対象者の健康行動を習慣付けることができる。
制御部51は、行動計画の更新の有無を判定し(S570)、更新がある場合(S570でYES)、更新された行動計画を対象者装置10へ出力し(S571)、後述のステップS572の処理を行う。更新がない場合(S570でNO)、制御部51は、後述のステップS572の処理を行う。
すなわち、サーバ50を介して、対象者装置10は、更新された指導計画を取得することができる。指導内容に基づく対象者の行動によって対象者の健康状態や疾患状態が変化した場合には、当該変化に応じて指導内容を適宜変更できるので、対象者にとって最適な指導を継続することができる。
制御部51は、指導者装置20からの一斉配信の要求の有無を判定し(S572)、要求がある場合(S572でYES)、一斉配信処理を行い(S573)、後述のステップS574の処理を行う。一斉配信の要求がない場合(S572でNO)、制御部51は、後述のステップS574の処理を行う。一斉配信処理を行うことにより、所要の対象者に対して、共通の情報を配信することができ、対象者に対して効率的に情報を提供して遠隔指導の実施率を上げることができる。
制御部51は、禁煙指導が終了したか否かを判定し(S574)、禁煙指導が終了していない場合(S574でNO)、ステップS568以降の処理を続ける。禁煙指導が終了した場合(S574でYES)、制御部51は、所定回数の禁煙診療が終了したか否かを判定する(S575)。
所定回数の禁煙診療が終了していない場合(S575でNO)、制御部51は、ステップS562以降の処理を行う。所定回数の禁煙診療が終了した場合(S575でYES)、制御部51は、禁煙長期サポートの有無を判定する(S576)。
禁煙長期サポートがある場合(S576でYES)、制御部51は、指導者装置20と対象者装置10との間で定期的なチャットメッセージ処理を行う(S577)。制御部51は、禁煙長期サポートが終了したか否かを判定し(S578)、禁煙長期サポートが終了していない場合(S578でNO)、ステップS577の処理を続ける。禁煙長期サポートが終了した場合(S578でYES)、あるいは、禁煙長期サポートがない場合(S576でNO)、制御部51は、処理を終了する。
本実施の形態のサーバ50は、CPU(プロセッサ)、ROM及びRAM(メモリ)などを備えた汎用コンピュータを用いて実現することもできる。すなわち、図21~図23、図28~図29、及び図31~図32に示すような、各処理の手順を定めたコンピュータプログラムをコンピュータに備えられたRAM(メモリ)にロードし、コンピュータプログラムをCPU(プロセッサ)で実行することにより、コンピュータ上でサーバ50を実現することができる。コンピュータプログラムは記録媒体に記録され流通されてもよく、あるいは、ネットワークを介して、コンピュータにインストールされてもよい。
本実施の形態の指導者装置は、表示部に所定の情報を表示する表示制御部を備える指導者装置であって、前記表示制御部は、遠隔指導用の異なる表示画面を切替可能に表示する。
表示制御部は、遠隔指導用の異なる表示画面を切替可能に表示する。遠隔指導は、オンライン指導であり、ビデオ通話、チャットメッセージなどの手段を用いる指導とすることができる。遠隔指導には、健康支援に資する指導であり、例えば、保健指導、禁煙治療、禁煙指導などを含む。遠隔指導に用いる様々な表示画面を切替可能に表示するので、遠隔指導の様々なシーンで適切な表示画面を簡単に表示することができ、健康支援のための遠隔指導を効率よく実施することができる。
本実施の形態の指導者装置において、前記表示制御部は、前記異なる表示画面それぞれに対応付けられた選択アイコンを表示し、一の選択アイコンが選択された場合、前記一の選択アイコンに対応する表示画面を表示する。
表示制御部は、異なる表示画面それぞれに対応付けられた選択アイコンを表示し、表示された一の選択アイコンが選択された場合、当該一の選択アイコンに対応する表示画面を表示する。選択アイコンは、表示画面の縁部に設けられたタブでもよく、表示画面と分離したアイコン又はボタン等でもよい。これにより、所要の表示画面に簡単に切り替えることができる。
本実施の形態の指導者装置において、前記表示制御部は、前記異なる表示画面の中から遠隔指導の複数の対象者の対象者装置に所要の情報を一斉に配信するための配信画面を切替可能に表示し、前記配信画面は、対象者のリスト、配信内容及び配信の日時の少なくとも一つを含む。
表示制御部は、異なる表示画面の中から遠隔指導の複数の対象者装置に所要の情報を一斉に配信するための配信画面を切替可能に表示し、配信画面は、対象者のリスト、配信内容及び配信の日時の少なくとも一つを含む。対象者のリストは、所要の情報を配信したい複数の対象者の一覧である。配信内容は、配信先である各対象者に配信する共通の内容であり、予め目的に応じて複数の定型文を準備しておき、配信先に応じて配信内容を選定することができる。配信の日時は、例えば、将来の特定の日時でもよく、特定の曜日、特定の日、特定の時刻でもよい。
これにより、所要の対象者に対して、選定した共通のメッセージを所要の日時に配信することができ、遠隔指導の実施率の向上に資する。
本実施の形態の指導者装置において、前記表示制御部は、前記異なる表示画面の中から遠隔指導の対象者との間のチャットのためのチャット画面を切替可能に表示し、前記チャット画面は、チャットメッセージ及び遠隔指導の目標値を含む。
表示制御部は、異なる表示画面の中から遠隔指導の対象者との間のチャットのためのチャット画面を切替可能に表示し、チャット画面は、チャットメッセージ及び遠隔指導の目標値を含む。遠隔指導の目標値は、例えば、健康管理や疾患の重症化防止のための管理項目の目標値であり、例えば、体重、腹囲、血圧などの目標値とすることができる。これにより、目標値を意識しつつ対象者と指導者との間で指導内容や行動内容をタイムリーに交換することができ、対象者の健康行動を習慣付けることができる。
本実施の形態の指導者装置において、前記表示制御部は、前記異なる表示画面の中から遠隔指導の記録画面を切替可能に表示し、前記記録画面は、指導日時、指導者のコメント及び遠隔指導の目標値に対する進捗状況の少なくとも一つを含む。
表示制御部は、異なる表示画面の中から遠隔指導の記録画面を切替可能に表示し、記録画面は、指導日時、指導者のコメント及び遠隔指導の目標値に対する進捗状況の少なくとも一つを含む。これにより、指導者が複数の対象者を指導する場合でも、指導内容の履歴や指導の結果を容易に把握することができ、遠隔指導を効率よく実施することができる。
本実施の形態の指導者装置において、前記表示制御部は、前記異なる表示画面の中から遠隔指導の対象者のヘルスデータ表示画面を切替可能に表示し、前記ヘルスデータ表示画面は、所定の期間内での血圧、脈拍、体重、腹囲、体脂肪率、BMI、血糖値及び歩数の少なくとも一つの推移を含む。
表示制御部は、異なる表示画面の中から遠隔指導の対象者のヘルスデータ表示画面を切替可能に表示し、ヘルスデータ表示画面は、所定の期間内での血圧、脈拍、体重、腹囲、体脂肪率、BMI、血糖値及び歩数の少なくとも一つの推移を含む。所定の期間は、例えば、1日、1週間、1月などから選定できる。これにより、ヘルスデータに応じて、短期的な推移、長期的な推移を容易に把握することができ、遠隔指導を効率よく実施することができる。
本実施の形態の指導者装置において、前記表示制御部は、前記異なる表示画面の中から遠隔指導の対象者への予約なし通話の通話開始画面を切替可能に表示し、前記通話開始画面は、前記対象者のリスト及び通話の発信アイコンを含む。
表示制御部は、異なる表示画面の中から遠隔指導の対象者への予約なし通話の通話開始画面を切替可能に表示し、通話開始画面は、対象者のリスト及び通話の発信アイコンを含む。対象者のリストの中から一の対象者に対応する発信アイコンを操作することにより、指導者から対象者に発信することができ、ビデオ通話を行うことができる。これにより、予約をした場合にビデオ通話のための発信ができる場合と比べて、予約に要する手間が省けるので、例えば、ビデオ通話の可否を直ちに確認することができる。
本実施の形態の指導者装置において、前記表示制御部は、ビデオ通話の発信回数履歴を表示する。
表示制御部は、ビデオ通話の発信回数履歴を表示する。ビデオ通話による遠隔指導の回数が予め定められている場合には、遠隔指導の進捗状況を容易に把握することができる。
本実施の形態の指導者装置において、前記表示制御部は、前記異なる表示画面の中から遠隔指導の予約のキャンセルを通知する通知画面を切替可能に表示し、前記通知画面は、遠隔指導の対象者及び予約の日時を含む。
表示制御部は、異なる表示画面の中から遠隔指導の予約のキャンセルを通知する通知画面を切替可能に表示し、通知画面は、遠隔指導の対象者及び予約の日時を含む。これにより、予約のキャンセルがあったことだけを通知する場合に比べて、予約をキャンセルした対象者と予約の内容が分かるので、キャンセル後の再度の予約をタイムリーに行うことができ、遠隔指導の実施率を上げることができる。
本実施の形態のサーバは、遠隔指導を行う指導者の指導者装置から指導計画を含む指導内容を取得する指導者側取得部と、取得した指導内容を遠隔指導の対象者の対象者装置へ出力する対象者側出力部と、前記対象者装置から指導内容に対する行動内容を取得する対象者側取得部と、取得した行動内容を前記指導者装置へ出力する指導者側出力部とを備える。
本実施の形態のコンピュータプログラムは、コンピュータに、遠隔指導を行う指導者の指導者装置から指導計画を含む指導内容を取得する処理と、取得した指導内容を遠隔指導の対象者の対象者装置へ出力する処理と、前記対象者装置から指導内容に対する行動内容を取得する処理と、取得した行動内容を前記指導者装置へ出力する処理とを実行させる。
本実施の形態の遠隔指導方法は、遠隔指導を行う指導者の指導者装置から指導計画を含む指導内容を取得し、取得した指導内容を遠隔指導の対象者の対象者装置へ出力し、前記対象者装置から指導内容に対する行動内容を取得し、取得した行動内容を前記指導者装置へ出力する。
指導者側取得部は、遠隔指導を行う指導者の指導者装置から指導計画を含む指導内容を取得し、対象者側出力部は、取得した指導内容を遠隔指導の対象者の対象者装置へ出力する。対象者側取得部は、対象者装置から指導内容に対する行動内容を取得し、対象者側取得部は、取得した行動内容を指導者装置へ出力する。すなわち、サーバを介して、対象者装置は、指導内容を取得し、指導者装置は、指導内容に対する行動内容を取得することができる。
これにより、対象者と指導者との間で指導内容や行動内容をタイムリーに交換することができ、対象者の健康行動を習慣付けることができる。
本実施の形態のサーバにおいて、前記指導者側取得部は、前記行動内容に基づいて指導者が更新した更新指導計画を取得し、前記対象者側出力部は、前記更新指導計画を前記対象者装置へ出力する。
指導者側取得部は、行動内容に基づいて指導者が更新した更新指導計画を取得し、対象者側出力部は、更新指導計画を対象者装置へ出力する。すなわち、サーバを介して、対象者装置は、更新された指導計画を取得することができる。指導内容に基づく対象者の行動によって対象者の健康状態や疾患状態が変化した場合には、当該変化に応じて指導内容を適宜変更できるので、対象者にとって最適な指導を継続することができる。
本実施の形態のサーバは、遠隔指導サービスの会員情報の一覧を取得する登録情報取得部と、取得した会員情報の一覧を記憶する登録情報記憶部とを備え、前記指導者側出力部は、指導者装置からの要求に応じて前記会員情報の全部又は一部を前記指導者装置へ出力する。
登録情報取得部は、遠隔指導サービスの会員情報の一覧を取得し、登録情報記憶部は、取得した会員情報の一覧を記憶する。これにより、会員登録したいユーザを一括登録することができるので、個々のユーザが登録手続きを行う必要がなく、ユーザの手間を省くことができ、遠隔指導サービスを利用するユーザを増やすことができ、遠隔指導の実施率を上げることができる。
指導者側出力部は、指導者装置からの要求に応じて会員情報の全部又は一部を指導者装置へ出力する。これにより、指導者は、対象者の情報にアクセスすることができる。
本実施の形態のサーバにおいて、前記対象者側取得部は、対象者装置から対象者のヘルスデータを取得し、取得したヘルスデータを記憶するヘルスデータ記憶部を備え、前記指導者側出力部は、指導者装置からの要求に応じて前記対象者のヘルスデータを前記指導者装置へ出力する。
対象者側取得部は、対象者装置から対象者のヘルスデータを取得し、ヘルスデータ記憶部は、取得したヘルスデータを記憶する。指導者側出力部は、指導者装置からの要求に応じて対象者のヘルスデータを指導者装置へ出力する。すなわち、サーバを介して、指導者装置は、対象者装置からヘルスデータを取得することができる。ヘルスデータは、例えば、血圧、脈拍、体重、腹囲、体脂肪率、BMI、血糖値及び歩数などを含めることができる。これにより、指導者は、指導の結果を客観的なデータで判断することができ、対象者に対する指導を適切に行うことができる。
本実施の形態のサーバにおいて、前記対象者側取得部は、計測器で計測した対象者のヘルスデータを収集して記憶する外部支援サーバへ前記対象者の対象者装置がアクセスして取得したヘルスデータを、前記対象者装置を経由して取得する。
対象者側取得部は、計測器で計測した対象者のヘルスデータを収集して記憶する外部支援サーバへ対象者の対象者装置がアクセスして取得したヘルスデータを、対象者装置を経由して取得する。計測器は、ヘルスデータを計測することができ、例えば、体重計、血圧計、活動量計などを含む。例えば、計測器で計測した対象者のヘルスデータは、専用の端末装置を介して外部支援サーバにアップロードすることができる。対象者装置は、外部支援サーバにアクセスすることにより、対象者のヘルスデータをダウンロードすることができる。すなわち、対象者は、専用の端末装置を用いて、自身のヘルデータを計測して外部支援サーバに収集しておくことができ、収集したヘルスデータを自身の対象者装置にダウンロードすることができる。サーバは、対象者装置からヘルスデータを取得することができる。
本実施の形態のサーバにおいて、前記対象者側取得部は、対象者装置との間で近距離通信可能な計測器で計測したヘルスデータを、前記対象者装置から取得する。
対象者側取得部は、対象者装置との間で近距離通信可能な計測器で計測したヘルスデータを、対象者装置から取得する。対象者装置は、計測器で計測した対象者のヘルスデータを取得することができ、サーバは、対象者装置からヘルスデータを取得することができる。
本実施の形態のサーバにおいて、前記指導者側取得部は、複数の対象者が特定された配信情報を指導者装置から取得し、前記対象者側出力部は、取得した配信情報を前記複数の対象者それぞれの対象者装置へ出力する。
指導者側取得部は、複数の対象者が特定された配信情報を指導者装置から取得し、対象者側出力部は、取得した配信情報を複数の対象者それぞれの対象者装置へ出力する。これにより、所要の対象者に対して、共通の情報を配信することができ、対象者に対して効率的に情報を提供して遠隔指導の実施率を上げることができる。