JP6986804B1 - スポーツ上達支援装置及びスポーツ上達支援プログラム - Google Patents

スポーツ上達支援装置及びスポーツ上達支援プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】過去に提供された課題の改善に関する情報をも用いてスポーツの上達に必要な各種技術の課題を改善することを支援可能なスポーツ上達支援手段を提供すること。【解決手段】本発明のスポーツ上達支援装置1は、スポーツの上達に必要な複数種類の技術を含む技術リストの技術リスト表示領域への表示を会員端末2に指令可能なリスト表示指令部111と、技術リストから選択された上達希望技術を会員端末2から受信可能な上達希望技術受信部112と、上達希望技術に関する課題情報を会員端末2から受信可能な課題情報受信部113と、課題情報の指導者端末3への表示を指令可能な課題表示指令部114と、課題の改善に相当する改善情報を指導者端末3から受信可能な改善情報受信部115と、上達希望技術に関する過去から現在までの課題情報及び改善情報を会話形式にて時系列にした表示を会員端末2に指令可能な会話表示指令部116と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、スポーツ上達支援装置及びスポーツ上達支援プログラムに関する。
競技への参加、健康づくり、及び/又は社交のために、ルールに則って身体を動かすスポーツが行われている。スポーツの上達を達成することにより、スポーツを行う者は、競技で勝利する見込みを高め得る。また、スポーツの上達を達成することにより、指導を受けた者は、健康づくりをよりいっそう行い得る。
スポーツの上達に関し、例えば、テニスにおけるサーブ技術、スマッシュ技術等によって例示される、スポーツの上達に必要な各種の技術がある。スポーツを行う者は、これらの技術における課題を改善することにより、よりいっそうスポーツの上達を達成できる。
ところで、スポーツの上達に必要な各種技術の課題を改善することに関し、スポーツの上達に必要な各種技術の課題を改善可能な指導者(例えば、各種技術の課題の改善に関する助言を与える運動インストラクタ)がいない場所で、これらスポーツの上達に必要な各種の技術を改善する要望がある。
指導者がいない場所でスポーツの上達に必要な各種の技術を改善することに関し、特許文献1は、運動インストラクタのビデオ画像を受信するための通信インタフェースと、運動インストラクタのビデオ画像を表示するためのディスプレイと、ディスプレイの前に配置され、ディスプレイと向かい合っている人の像を反射するミラーとを備え、ミラーがビデオ画像を伝えるための部分反射区域を有し、運動中の人のビデオ、音声、心拍数等をインストラクタに提供可能な対話型運動システムを開示している。
特許文献1の発明によると、ユーザがトレーニングを個人化し、ユーザとインストラクタとが同じ部屋の中にいるジム又はブティックフィットネススタジオでの従来のトレーニングと同様のやり方で、ユーザ及び/又はインストラクタがトレーニング中に互いにやり取りすることを実現し得る。
特表2021−519667号公報
スポーツの上達に必要な各種技術の課題を改善することに関し、過去に提供された課題の改善に関する改善情報(例えば、助言等)を確認する要望がある。過去に提供された改善情報を確認可能であることにより、スポーツを行う者は、指導者等に逐一助言を求めることなく、過去に提供された助言等を参照してスポーツの上達に必要な技術の課題を改善できる。
スポーツを行う者は、ビデオ画像から過去に提供された助言等を探す場合、録画等されたビデオ画像を逐一再生して当該助言を探す労力及び/又は時間を要し得る。特許文献1に記載の技術は、ビデオ画像を用いてスポーツの上達に必要な各種の技術を改善するため、過去に提供された改善情報を参照してスポーツの上達に必要な技術の課題を改善する点において、なおいっそう改善の余地がある。
本発明は、上述のような従来技術の問題点を解決すべくなされたものであり、指導者がいない場所において、課題の改善に関する情報を提供することと、現在提供されている課題の改善に関する情報だけでなく、過去に提供された課題の改善に関する情報をも用いてスポーツの上達に必要な各種技術の課題を改善することと、を支援可能なスポーツ上達手段を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討した結果、技術リストから上達希望技術を選択可能とする表示と、課題情報によって示される課題の改善に相当する改善情報と課題情報とを会話形式にて時系列にした表示と、を並列に行うことによって上述の課題を解決可能であることを見出し、本発明を完成させるに至った。具体的に、本発明は以下のものを提供する。
第1の特徴に係る発明は、スポーツの上達に必要な複数種類の技術を含む技術リストの所定画面における技術リスト表示領域への表示を会員端末に指令可能なリスト表示指令部と、前記技術リストから選択された上達希望技術を前記会員端末から受信可能な上達希望技術受信部と、前記上達希望技術に関して前記会員端末を利用する会員が持つ課題に相当する課題情報を少なくとも文字列を介して前記会員端末から受信可能な課題情報受信部と、前記課題情報の指導者端末への表示を指令可能な課題表示指令部と、前記課題の改善に相当する改善情報を少なくとも文字列を介して前記指導者端末から受信可能な改善情報受信部と、前記上達希望技術に関する過去から現在までの前記課題情報及び前記改善情報を会話形式にて時系列にした表示であって、前記技術リスト表示領域での前記技術リストの表示と並行した前記所定画面における会話表示領域への表示を前記会員端末に指令可能な会話表示指令部と、を備える、スポーツ上達支援装置を提供する。
第1の特徴に係る発明によれば、スポーツの上達に必要な複数種類の技術を含む技術リストが表示される。これにより、会員は、技術リストから会員が上達を希望する上達希望技術を選択し、スポーツ上達支援装置を介して指導者端末を利用する指導者に上達希望技術及び上達希望技術に関して会員が持つ課題に相当する課題情報を伝えることができる。
第1の特徴に係る発明によれば、指導者は、スポーツ上達支援装置を介して会員端末から上達希望技術と上達希望技術に関して会員が持つ課題に相当する課題情報とを受信できる。そして、指導者は、上達希望技術において、会員が持つ課題の改善に相当する改善情報を送信できる。
第1の特徴に係る発明によれば、課題情報と改善情報とが少なくとも文字列を介して受信される情報であるため、スポーツ上達支援装置は、上述の技術リストと並行して課題情報と改善情報とを会話形式にて時系列にした表示を指令できる。これにより、会員は、指導者がいない場所において、表示された改善情報を用いてスポーツの上達に必要な各種技術の課題を改善できる。また、会員は、表示された時系列をさかのぼることによって、現在提供されている課題情報だけでなく、過去に提供された課題情報をも用いてスポーツの上達に必要な各種技術の課題を改善できる。
上達希望技術を考慮せず、過去から現在までの課題情報及び改善情報を会話形式にて時系列にした表示では、課題情報及び改善情報が受信されるにつれて、多くの課題情報及び改善情報が表示され得る。これにより、会員は、多くの課題情報及び改善情報から上達希望技術に関する所望の情報を得ることが困難となり得る。
第1の特徴に係る発明によれば、過去から現在までの課題情報及び改善情報のうち、上達希望技術に関する過去から現在までの課題情報及び改善情報が会話表示領域に表示される。これにより、会員は、多くの課題情報及び改善情報のうち、上達希望技術に関する課題情報及び改善情報を容易に見つけ出して、上達希望技術に関する課題を改善し得る。
第1の特徴に係る発明によれば、技術リストと並行して上達希望技術に関する課題情報と改善情報とが表示されるため、会員は、表示されている上達希望技術に関する課題情報及び改善情報を確認しつつ、表示されているこれらの情報に関連する他の技術を技術リストから選択して、他の技術に関する課題情報及び改善情報を表示し得る。したがって、会員は、互いに関連する各種の技術に関する課題を、技術リストが並行して表示されない場合よりいっそう容易に改善し得る。
改善情報が過去に提供された改善情報である場合、会員は、当該改善情報がどのような課題に対応する改善情報であるかを覚えておらず、過去に提供された改善情報を十分に活用できない場合がある。第1の特徴に係る発明によれば、課題情報と改善情報とが会話形式にて時系列にした表示で表示されるため、会員は、改善情報が過去に提供された課題の改善に関する情報であっても、表示された時系列を追うことで、改善情報がどのような課題情報に対応する改善情報であるかを判別し得る。これにより、会員は、当該改善情報を用いて課題を改善することができる。
したがって、第1の特徴に係る発明によれば、指導者がいない場所において、課題の改善に関する情報を提供することと、現在提供されている課題の改善に関する情報だけでなく、過去に提供された課題の改善に関する情報をも用いてスポーツの上達に必要な各種技術の課題を改善することと、を支援可能なスポーツ上達支援装置を提供できる。
第2の特徴に係る発明は、第1の特徴に係る発明であって、前記リスト表示指令部は、前記技術リストの前記技術リスト表示領域への表示を、複数の会員がそれぞれ使用する複数の会員端末に指令可能であり、前記会話表示指令部は、前記課題情報受信部が前記複数の会員端末のいずれかから前記課題情報を受信した場合、前記複数の会員端末のそれぞれに対して前記課題情報の会話形式での表示を指令可能であり、前記改善情報受信部が前記改善情報を受信した場合、前記複数の会員端末のそれぞれに対して前記改善情報の会話形式での表示を指令可能である、スポーツ上達支援装置を提供する。
第2の特徴に係る発明によれば、スポーツ上達支援装置は、複数の会員に課題情報及び改善情報の会話形式にて時系列の表示を提供する支援を行える。これにより、スポーツ上達支援装置は、より多くの会員に課題の改善に関する情報を提供できる。
また、第2の特徴に係る発明によれば、スポーツ上達支援装置は、当該表示において、会員自身に関する課題情報と改善情報とに加えて、会員自身と異なる会員の課題情報及び改善情報をも表示できる。これにより、会員は、会員自身と異なる会員の現在及び/又は過去の課題情報と改善情報とを用いて課題を改善することができる。したがって、会員は、会員自身と異なる会員の改善情報をも用いて、各種の技術の課題をよりいっそう改善し得る。
したがって、第2の特徴に係る発明によれば、指導者がいない場所において、課題の改善に関する情報を提供することと、現在提供されている課題の改善に関する情報だけでなく、過去に提供された課題の改善に関する情報をも用いてスポーツの上達に必要な各種技術の課題を改善することと、を支援可能なスポーツ上達支援装置を提供できる。
第3の特徴に係る発明は、第1又は第2の特徴に係る発明であって、前記上達希望技術に関する検索情報を前記会員端末から受信可能な検索情報受信部と、前記検索情報に基づいて、前記上達希望技術に関する過去から現在までの前記課題情報及び前記改善情報を検索し、前記検索情報に関連する関連課題情報及び関連改善情報を抽出した表示を前記会員端末に指令可能な抽出表示指令部と、をさらに備える、スポーツ上達支援装置を提供する。
過去から現在までの課題情報及び改善情報を会話形式にて時系列にした表示では、課題情報及び改善情報が受信されるにつれて、多くの課題情報及び改善情報が表示され得る。これにより、会員は、多くの課題情報及び改善情報から上達希望技術に関する所望の情報を得ることが困難となり得る。
第3の特徴に係る発明によれば、会員は、多くの課題情報及び改善情報がある場合であっても、検索情報によって所望の関連課題情報及び関連改善情報を抽出できる。これにより、会員は、抽出された関連課題情報及び関連改善情報を用いて課題を改善することができる。
したがって、第3の特徴に係る発明によれば、指導者がいない場所において、課題の改善に関する情報を提供することと、現在提供されている課題の改善に関する情報だけでなく、過去に提供された課題の改善に関する情報をも用いてスポーツの上達に必要な各種技術の課題を改善することと、を支援可能なスポーツ上達支援装置を提供できる。
第4の特徴に係る発明は、第1の特徴から第3の特徴のいずれかに係る発明であって、前記課題情報と前記改善情報との対応付けを機械学習可能な機械学習部と、前記課題情報及び前記機械学習に基づいて前記課題の改善に相当する機械学習改善情報を生成可能である改善情報生成部と、をさらに備え、前記会話表示指令部は、前記上達希望技術に関する過去から現在までの前記課題情報、前記改善情報、及び前記機械学習改善情報を会話形式にて時系列にした表示であって、前記会話表示領域への表示を前記会員端末に指令可能である、スポーツ上達支援装置を提供する。
第4の特徴に係る発明によれば、スポーツ上達支援装置は、機械学習によって生成された機械学習改善情報を表示できる。これにより、会員は、指導者端末から改善情報が送信されることを待つことなく、機械学習改善情報を用いて課題を改善することができる。また、これにより、指導者端末を利用する指導者は、改善情報を逐一送信する労力を軽減し得る。
したがって、第4の特徴に係る発明によれば、指導者がいない場所において、課題の改善に関する情報を提供することと、現在提供されている課題の改善に関する情報だけでなく、過去に提供された課題の改善に関する情報をも用いてスポーツの上達に必要な各種技術の課題を改善することと、を支援可能なスポーツ上達支援装置を提供できる。
第5の特徴に係る発明は、第4の特徴に係る発明であって、前記課題情報は、前記会員を識別可能な識別情報をさらに含み、前記機械学習部は、前記課題情報及び前記識別情報を関連付けた識別可能課題情報と前記改善情報との対応付けを機械学習する所定機械学習を実行可能であり、前記改善情報生成部は、前記識別可能課題情報及び前記所定機械学習に基づいて前記機械学習改善情報を生成可能である、スポーツ上達支援装置を提供する。
第5の特徴に係る発明によれば、スポーツ上達支援装置は、会員それぞれに合わせて生成された機械学習改善情報を提供し得る。したがって、会員は、会員それぞれに合わせて生成された機械学習改善情報を用いて、会員それぞれに合わせられていない機械学習改善情報を用いる場合よりいっそう課題を改善することができる。
したがって、第5の特徴に係る発明によれば、指導者がいない場所において、課題の改善に関する情報を提供することと、現在提供されている課題の改善に関する情報だけでなく、過去に提供された課題の改善に関する情報をも用いてスポーツの上達に必要な各種技術の課題を改善することと、を支援可能なスポーツ上達支援装置を提供できる。
第6の特徴に係る発明は、第4又は第5の特徴に係る発明であって、前記課題情報に基づいて前記会員の特徴に関する特徴情報を生成可能な特徴情報生成部をさらに備え、前記機械学習部は、前記課題情報及び前記特徴情報を関連付けた特徴付課題情報と前記改善情報との対応付けを機械学習する特定機械学習を実行可能であり、前記改善情報生成部は、前記特徴付課題情報及び前記特定機械学習に基づいて前記機械学習改善情報を生成可能である、スポーツ上達支援装置を提供する。
第6の特徴に係る発明によれば、スポーツ上達支援装置は、会員の特徴それぞれに合わせて生成された機械学習改善情報を提供し得る。したがって、会員は、会員の特徴それぞれに合わせて生成された機械学習改善情報を用いて、会員の特徴それぞれに合わせられていない機械学習改善情報を用いる場合よりいっそう課題を改善することができる。
したがって、第6の特徴に係る発明によれば、指導者がいない場所において、課題の改善に関する情報を提供することと、現在提供されている課題の改善に関する情報だけでなく、過去に提供された課題の改善に関する情報をも用いてスポーツの上達に必要な各種技術の課題を改善することと、を支援可能なスポーツ上達支援装置を提供できる。
第7の特徴に係る発明は、第6の特徴に係る発明であって、前記課題の改善に相当する改善動画を再生する再生手順であって、前記特徴を有する会員における指定再生手順で前記改善動画を再生可能な再生情報を、前記特徴情報に基づいて生成可能な再生情報生成部をさらに備え、前記会話表示指令部は、前記上達希望技術に関する過去から現在までの前記課題情報、前記改善情報、前記機械学習改善情報、及び前記再生情報を会話形式にて時系列にした表示であって、前記会話表示領域への表示を前記会員端末に指令可能である、スポーツ上達支援装置を提供する。
第7の特徴に係る発明によれば、会員は、会員の特徴それぞれに合わせて生成された再生手順で課題の改善に相当する改善動画を再生できる。これにより、会員は、会員の特徴それぞれに合わせて生成された再生手順を用いて改善動画を再生し、改善動画を用いない場合及び/又は特段の再生手順を定めずに再生された改善動画を用いる場合と比べて、よりいっそう課題を改善することができる。
したがって、第7の特徴に係る発明によれば、指導者がいない場所において、課題の改善に関する情報を提供することと、現在提供されている課題の改善に関する情報だけでなく、過去に提供された課題の改善に関する情報をも用いてスポーツの上達に必要な各種技術の課題を改善することと、を支援可能なスポーツ上達支援装置を提供できる。
第8の特徴に係る発明は、会員端末に、スポーツの上達に必要な複数種類の技術を含む技術リストを所定画面における技術リスト表示領域に表示可能なリスト表示ステップと、前記技術リストから選択された上達希望技術をサーバに送信可能な上達希望技術送信ステップと、前記上達希望技術に関して前記会員端末を利用する会員が持つ課題に相当する課題情報を少なくとも文字列を介して前記サーバに送信可能な課題情報送信ステップと、指導者による前記課題の改善に相当する改善情報を少なくとも文字列を介して前記サーバから受信した場合に、前記上達希望技術に関する過去から現在までの前記課題情報及び前記改善情報を会話形式にて時系列にした表示であって、前記技術リスト表示領域での前記技術リストの表示と並行した前記所定画面における会話表示領域への表示を実行可能な会話表示ステップと、を実行させる、スポーツ上達支援プログラムを提供する。
第8の特徴に係る発明は、会員端末に、スポーツの上達に必要な複数種類の技術を含む技術リストを表示できる。そして、上達希望技術をサーバに送信し、さらに、会員が持つ課題に相当する課題情報を少なくとも文字列を介してサーバに送信できる。そして、会員端末は、改善情報を少なくとも文字列を介してサーバから受信した場合に、上達希望技術に関する過去から現在までの改善情報及び課題情報を会話形式にて時系列にした表示を、この技術リストと並行して表示できる。
これにより、会員は、指導者がいない場所において、指導者による課題の改善に相当する改善情報を用いてスポーツの上達に必要な各種技術の課題を改善できる。また、会員は、表示された時系列をさかのぼることによって、現在提供されている課題情報だけでなく、過去に提供された課題情報をも用いてスポーツの上達に必要な各種技術の課題を改善できる。
第8の特徴に係る発明によれば、課題情報と改善情報との表示が技術リストと並行して表示されるため、会員は、表示されている課題情報及び改善情報を確認しつつ、表示されている課題情報及び改善情報に関連する他の技術を技術リストから選択して、他の技術に関する課題情報及び改善情報を表示し得る。したがって、会員は、互いに関連する各種の技術に関する課題を、技術リストが並行して表示されない場合よりいっそう容易に改善し得る。
改善情報が過去に受信された改善情報である場合、会員は、当該改善情報がどのような課題に対応する改善情報であるかを覚えておらず、過去に受信された改善情報を十分に活用できない場合がある。第8の特徴に係る発明によれば、課題情報と改善情報とが会話形式にて時系列にした表示で表示されるため、会員は、改善情報が過去に受信された課題の改善に関する情報であっても、表示された時系列を追うことで、改善情報がどのような課題情報に対応する改善情報であるかを判別し得る。これにより、会員は、当該改善情報を用いて課題を改善することができる。
したがって、第8の特徴に係る発明によれば、指導者がいない場所において、課題の改善に関する情報を提供することと、現在提供されている課題の改善に関する情報だけでなく、過去に提供された課題の改善に関する情報をも用いてスポーツの上達に必要な各種技術の課題を改善することと、を支援可能なスポーツ上達支援プログラムを提供できる。
本発明によれば、指導者がいない場所において、課題の改善に関する情報を提供することと、現在提供されている課題の改善に関する情報だけでなく、過去に提供された課題の改善に関する情報をも用いてスポーツの上達に必要な各種技術の課題を改善することと、を支援可能なスポーツ上達支援手段を提供できる。
図1は、第1実施形態のスポーツ上達支援システムSのハードウェア構成及びソフトウェア構成を示すブロック図である。 図2は、第1実施形態の支援装置記憶部12に記憶される技術リスト121の一例である。 図3は、第1実施形態の支援装置記憶部12に記憶される利用者情報テーブル122の一例である。 図4は、第1実施形態の支援装置記憶部12に記憶される会話情報テーブル123の一例である。 図5は、第1実施形態のスポーツ上達支援装置1において実行される支援処理の好ましい流れの一例を示すメインフローチャートである。 図6は、第1実施形態の会員端末2において実行される支援処理の好ましい流れの一例を示すフローチャートである。 図7は、図6のステップS18において会員端末2で実行される検索処理の好ましい流れの一例を示すフローチャートである。 図8は、第1実施形態の指導者端末3の指導者端末表示部34における表示の一例である。 図9は、第1実施形態の会員端末2の会員端末表示部24における表示の一例である。 図10は、第1実施形態の会員端末2の会員端末表示部24における抽出表示の一例である。 図11は、第2実施形態のスポーツ上達支援システムS2のハードウェア構成及びソフトウェア構成を示すブロック図である。 図12は、第2実施形態の支援装置記憶部63に記憶される機械学習テーブル634の一例である。 図13は、第2実施形態の支援装置記憶部63に記憶される再生手順テーブル635の一例である。 図14は、第2実施形態のスポーツ上達支援装置6において実行される支援処理の好ましい流れの一例を示すメインフローチャートである。 図15は、図14のステップS64で実行される改善情報生成処理の好ましい流れの一例を示すフローチャートである。 図16は、第2実施形態の会員端末7の会員端末表示部74における表示の一例である。
<<第1実施形態>>
以下、本発明の第1実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
<スポーツ上達支援システムS>
図1は、第1実施形態のスポーツ上達支援システムSのハードウェア構成及びソフトウェア構成を示すブロック図である。スポーツ上達支援システムSは、少なくとも、スポーツ上達支援装置1(「サーバ」とも称する。)と、スポーツ上達支援装置1とネットワークNを介して通信可能に接続された複数の端末(会員が利用する会員端末2、指導者が利用する指導者端末3)とを含んで構成される。
〔スポーツ上達支援装置1〕
第1実施形態のスポーツ上達支援装置1は、支援装置制御部11と、支援装置記憶部12と、支援装置通信部13と、を含んで構成される。
[支援装置制御部11]
支援装置制御部11は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、及びROM(Read Only Memory)等を備える。
支援装置制御部11は、所定のプログラムを読み込み、必要に応じて支援装置記憶部12及び/又は支援装置通信部13と協働することで、スポーツ上達支援装置1におけるソフトウェア構成の要素である、リスト表示指令部111、上達希望技術受信部112、課題情報受信部113、課題表示指令部114、改善情報受信部115、会話表示指令部116、検索情報受信部117、抽出表示指令部118等を実現する。
[支援装置記憶部12]
支援装置記憶部12は、データ及び/又はファイルが記憶される装置であって、ハードディスク、半導体メモリ、記録媒体、及びメモリカード等によるデータのストレージ部を有する。支援装置記憶部12は、ネットワークNを介してNAS(Network Attached Storage)、SAN(Storage Area Network)、クラウドストレージ、ファイルサーバ及び/又は分散ファイルシステム等の記憶装置又は記憶システムとの接続を可能にする仕組みを有してもよい。
支援装置記憶部12には、マイクロコンピューターで実行される制御プログラム、技術リスト121、利用者情報テーブル122、会話情報テーブル123等が記憶されている。
(技術リスト121)
図2は、第1実施形態の支援装置記憶部12に記憶される技術リスト121の一例である。技術リスト121は、スポーツの上達に必要な複数種類の技術を格納する。
技術リスト121が格納する技術は、スポーツの上達に必要な技術であれば特に限定されず、例えば、ラケットを用いて球を打ち合う球技におけるサーブ、スマッシュ、バックハンド、及びレシーブ等によって例示される身体の動かしかたに関する技術、競技での駆け引きに関する技術、競技において精神状態を整えることに関する技術、食事等によって例示されるスポーツに適した肉体を作ることに関する技術、競技会に参加することに関する技術、等でよい。
技術リスト121は、技術を識別可能な技術IDと技術とを関連付けて格納可能であることが好ましい。これにより、スポーツ上達支援装置1は、技術IDを用いて技術を格納及び/又は取得できる。
図2に示す技術リスト121は、技術IDと関連付けられた技術を複数種類格納している。図2に示す技術リスト121が格納する技術は、サーブ、スマッシュ、バックハンド、レシーブ、ゲームでの駆け引き、を含む。
これにより、スポーツ上達支援装置1は、これら複数種類の技術を含む技術リストを会員端末2の所定画面の技術リスト表示領域において表示できる。
(利用者情報テーブル122)
図3は、第1実施形態の支援装置記憶部12に記憶される利用者情報テーブル122の一例である。利用者情報テーブル122は、会員端末2を利用する会員及び/又は指導者端末3を利用する指導者を含む利用者の利用者情報を格納する。
利用者情報テーブル122が格納する利用者情報は、利用者の情報であれば特に限定されず、例えば、利用者を識別可能な利用者識別情報、会員端末2及び/又は指導者端末3を識別可能な端末識別情報、利用者の特徴に関する特徴情報、利用者がスポーツ上達支援装置1を用いたサービスを提供するサービス提供者と締結している契約に関する契約情報等の1以上を含む利用者情報でよい。
利用者情報テーブル122は、利用者情報を識別可能な利用者情報IDと利用者情報とを関連付けて格納可能であることが好ましい。これにより、スポーツ上達支援装置1は、利用者情報IDを用いて複数の利用者情報を格納及び/又は取得できる。
これにより、スポーツ上達支援装置1は、複数の会員に課題情報及び改善情報の会話形式にて時系列の表示を提供する支援を行える。これにより、スポーツ上達支援装置1は、より多くの会員に課題の改善に関する情報を提供できる。
図3に示す利用者情報テーブル122は、利用者情報IDと関連付けられた利用者情報を格納している。図3に示す利用者情報テーブル122が格納する利用者情報ID「U0001」によって識別される利用者情報は、以下の情報を含んでいる:
利用者を識別可能な利用者識別情報であるアカウント名「@Tanaka」及び表示名「田中」、
利用者端末を識別可能な端末識別情報であるIPv6アドレス「2001:db8:1::/48」、
利用者の特徴「30代男性」「初級者」を示す特徴情報、
利用者がスポーツ上達支援装置1を用いたサービスを提供するサービス提供者と締結している「2021/04−2022/03」において「有料会員」であるとの契約に関する契約情報。
これにより、スポーツ上達支援装置1は、端末識別情報を用いてアカウント名「@Tanaka」の利用者が利用する会員端末2に各種の表示を指令し、また、当該会員端末2から各種の情報を受信できる。また、会話形式での表示の指令において、アカウント名「@Tanaka」の利用者が送信した情報を表示名「田中」と関連付けて表示するよう指令できる。
利用者情報が契約情報を含むことにより、スポーツ上達支援装置1は、契約情報に基づいて各種の支援を行い得る。例えば、スポーツ上達支援装置1は、有料会員であるとの契約情報を含む利用者に、当該契約情報を含まない無料会員と異なる改善情報を提供する等の支援を行い得る。
(会話情報テーブル123)
図4は、第1実施形態の支援装置記憶部12に記憶される会話情報テーブル123の一例である。会話情報テーブル123は、文字列を介して送信された課題情報及び/又は文字列を介して送信された改善情報等の会話情報を格納する。
会話情報テーブル123が格納する会話情報は、文字列を介して送信された課題情報及び/又は文字列を介して送信された改善情報を含む会話情報であれば、特に限定されず、例えば、上達希望技術、利用者を識別可能な情報(例えば、図3の利用者情報ID)、会話情報が送信された日時等の1以上を含む会話情報でよい。
会話情報テーブル123は、会話情報を識別可能な会話情報IDと会話情報とを関連付けて格納可能であることが好ましい。これにより、スポーツ上達支援装置1は、会話情報IDを用いて会話情報を格納及び/又は取得できる。
会話情報は、上達希望技術を含む。これにより、スポーツ上達支援装置1は、上達希望技術に関する課題情報及び改善情報の表示を指令できる。
会話情報は、会話情報が送信された日時を含む。これにより、スポーツ上達支援装置1は、過去から現在までの課題情報及び改善情報を会話形式にて時系列にした表示を指令できる。
会話情報は、利用者を識別可能な情報を含むことが好ましい。これにより、スポーツ上達支援装置1は、会話形式での表示の指令において、会話情報を利用者と関連付けて表示するよう指令できる。
これにより、スポーツ上達支援装置1は、会員自身に関する課題情報と改善情報とに加えて、会員自身と異なる会員の課題情報及び改善情報をも会員を識別可能に表示できる。これにより、会員は、会員自身と異なる会員の現在及び/又は過去の課題情報と改善情報とを用いて課題を改善することができる。したがって、会員は、会員自身と異なる会員の改善情報をも用いて、各種の技術の課題をよりいっそう改善し得る。
図4に示す会話情報テーブル123は、会話情報IDと関連付けられた会話情報を格納している。図4に示す会話情報テーブル123が格納する会話情報ID「C0001」によって識別される会話情報は、以下の情報を含んでいる:
上達希望技術「バックハンド」、
図3のアカウント名「@Tanaka」の利用者を識別可能な利用者情報ID「U0001」、
会話情報が送信された日時「08/07 15:01」、
初心者が初めて行うに適した練習がわからないという課題を示す課題情報「初心者は、どのような練習をするのがよいでしょうか」。
また、図4に示す会話情報テーブル123が格納する会話情報ID「C0002」によって識別される会話情報は、以下の情報を含んでいる:
上達希望技術「バックハンド」、
図3のアカウント名「@Coach」の利用者を識別可能な利用者情報ID「U0003」、
会話情報が送信された日時「08/07 15:02」、
両手打ちで感覚をつかむ練習を勧める改善情報「まず両手打ちで感覚をつかみましょう」。
これにより、支援装置は、会話情報ID「C0001」によって識別される会話情報及び会話情報ID「C0002」によって識別される会話情報を会話形式にて時系列にした表示を指令できる。したがって、会員端末2を利用する会員は、「バックハンド」における初心者が初めて行うに適した練習がわからないという課題を、両手打ちで感覚をつかむ練習を勧められることで改善できる。
[支援装置通信部13]
支援装置通信部13は、スポーツ上達支援装置1をネットワークNに接続して会員端末2、指導者端末3等と通信可能にする通信部であれば特に限定されず、例えば、携帯電話ネットワークに対応した無線装置、IEEE802.11に準拠したWi−Fi(Wireless Fidelity)対応デバイス、及びイーサネット規格に対応したネットワークカード等が挙げられる。
〔会員端末2〕
会員端末2は、会員端末制御部21と、会員端末記憶部22と、会員端末通信部23と、会員端末表示部24と、会員端末入力部25と、を含んで構成される。
[会員端末制御部21]
会員端末制御部21のハードウェア構成は、支援装置制御部11と同様でよい。会員端末制御部21は、特定のプログラム(スポーツ上達支援プログラム)を読み込み、必要に応じて会員端末記憶部22、会員端末通信部23、会員端末表示部24、及び/又は会員端末入力部25と協働することで、会員端末2におけるソフトウェア構成の要素である、技術リスト表示部211、上達希望技術送信部212、課題情報送信部213、会話表示部214、検索情報送信部215、抽出表示部216等を実現する。
[会員端末記憶部22]
会員端末記憶部22のハードウェア構成は、支援装置記憶部12と同様でよい。会員端末記憶部22には、マイクロコンピューターで実行される制御プログラム、上達希望技術、課題情報、改善情報等が記憶されている。
[会員端末通信部23]
会員端末通信部23は、会員端末2をネットワークNに接続してスポーツ上達支援装置1等と通信可能にする通信部であれば特に限定されず、支援装置通信部13と同様のハードウェア構成の通信部でよい。
[会員端末表示部24]
会員端末表示部24は、技術リスト表示領域及び会話領域等を表示可能な表示部であれば特に限定されず、ブラウン管ディスプレイ、液晶ディスプレイ、及び有機ELディスプレイ等によって例示される従来技術の表示部でよい。
[会員端末入力部25]
会員端末入力部25は、上達希望技術を指定可能であり、かつ、課題情報を入力可能な入力部であれば特に限定されず、キーボード及び音声入力等によって例示される文字入力手段、並びに、マウス、トラックボール、及びタッチパネル等によって例示される位置指定手段の1以上を備える入力部でよい。
〔指導者端末3〕
指導者端末3は、指導者端末制御部31と、指導者端末記憶部32と、指導者端末通信部33と、指導者端末表示部34と、指導者端末入力部35と、を含んで構成される。
[指導者端末制御部31]
指導者端末制御部31のハードウェア構成は、会員端末制御部21と同様でよい。指導者端末制御部31は、指定のプログラムを読み込み、必要に応じて指導者端末記憶部32、指導者端末通信部33、指導者端末表示部34、及び/又は指導者端末入力部35と協働することで、上達希望技術及び改善情報を受信する処理と、改善情報を送信する処理とを実現可能である。
[指導者端末記憶部32]
指導者端末記憶部32のハードウェア構成は、会員端末記憶部22と同様でよい。指導者端末記憶部32には、マイクロコンピューターで実行される制御プログラム、上達希望技術、課題情報、改善情報等が記憶されている。
[指導者端末通信部33]
指導者端末通信部33は、指導者端末3をネットワークNに接続してスポーツ上達支援装置1等と通信可能にする通信部であれば特に限定されず、会員端末通信部23と同様のハードウェア構成の通信部でよい。
[指導者端末表示部34]
指導者端末表示部34は、上達希望技術、課題情報等を表示可能な表示部であれば特に限定されず、ブラウン管ディスプレイ、液晶ディスプレイ、及び有機ELディスプレイ等によって例示される従来技術の表示部でよい。
[指導者端末入力部35]
指導者端末入力部35は、改善情報を入力可能な入力部であれば特に限定されず、キーボード及び音声入力等によって例示される文字入力手段、並びに、マウス、トラックボール、及びタッチパネル等によって例示される位置指定手段の1以上を備える入力部でよい。
〔ネットワークN〕
ネットワークNの種類は、スポーツ上達支援装置1と会員端末2及び指導者端末3等の端末を通信可能にするネットワークであれば特に限定されず、例えば、パーソナルエリアネットワーク、ローカルエリアネットワーク、イントラネット、エクストラネット、インターネット、Wi−Fiネットワーク、携帯電話ネットワーク、あるいはこれらのネットワークを複数組み合わせたネットワーク等が挙げられる。
〔スポーツ〕
スポーツ上達支援システムSが上達を支援するスポーツは、特に限定されない。スポーツ上達支援システムSが上達を支援するスポーツは、テニス、ソフトテニス、テーブルテニス、バスケットボール、サッカー、フットサル、ラグビー、フットボール、バレーボール等によって例示される球技、ストレッチ、エアロビクス、ヨガ等によって例示される健康のための運動、並びに各種の陸上競技の1以上を含むスポーツでよい。
〔第1実施形態における支援処理のメインフローチャート〕
図5は、第1実施形態のスポーツ上達支援装置1において実行される支援処理の好ましい流れの一例を示すメインフローチャートである。以下、図5を用いて第1実施形態のスポーツ上達支援装置1において実行される支援処理の好ましい流れの一例を説明する。
[ステップS1:技術リスト表示を指令]
支援装置制御部11は、支援装置記憶部12及び支援装置通信部13と協働してリスト表示指令部111を実行し、技術リスト121に格納されている複数種類の技術を含む技術リストの表示を会員端末2に指令する(ステップS1)。支援装置制御部11は、処理をステップS2に移す。
[ステップS2:上達希望技術を受信したか判別]
支援装置制御部11は、支援装置記憶部12及び支援装置通信部13と協働して上達希望技術受信部112を実行し、会員端末2から上達希望技術を受信したか判別する(ステップS2)。上達希望技術を受信したならば、支援装置制御部11は、処理をステップS6に移す。上達希望技術を受信していないならば、支援装置制御部11は、処理をステップS3に移す。
[ステップS3:課題情報を受信したか判別]
支援装置制御部11は、支援装置記憶部12及び支援装置通信部13と協働して課題情報受信部113を実行し、会員端末2から課題情報を受信したか判別する(ステップS3)。課題情報を受信したならば、支援装置制御部11は、受信した課題情報をステップS2で受信した上達希望技術と関連付けて会話情報テーブル123に格納し、処理をステップS4に移す。課題情報を受信していないならば、支援装置制御部11は、処理をステップS5に移す。
[ステップS4:課題情報の表示を指令]
支援装置制御部11は、支援装置記憶部12及び支援装置通信部13と協働して課題表示指令部114を実行し、指導者端末3に上達希望技術に関する課題情報の表示を指令する(ステップS4)。支援装置制御部11は、処理をステップS6に移す。
指導者端末3において上達希望技術に関する課題情報を表示する方法は、特に限定されず、会員端末2において技術リスト、課題情報、及び改善情報を表示する方法と同様の方法でもよく、上達希望技術と課題情報とを関連付けて記載したメッセージ(例えば、電子メール、携帯電話のショートメール、SNS等のインスタントメッセージ等)を用いて改善情報を表示する方法でもよい。
指導者端末3において上達希望技術に関する課題情報を表示する方法は、会員端末2において技術リスト、課題情報、及び改善情報を表示する方法と同様の方法を含むことが好ましい。これにより、指導者端末3は、会員端末2と同様の表示で、上達希望技術に関する課題情報を表示できる。これにより、指導者は、会員が見る表示を想定しながら、改善情報を送信できる。
指導者端末3において上達希望技術に関する課題情報を表示する方法は、上達希望技術と課題情報とを関連付けて記載したメッセージを用いて改善情報を表示する方法を含むことが好ましい。これにより、指導者は、技術リスト、課題情報、及び改善情報を表示するソフトウェアを指導者端末3に逐一実行させることなく、改善情報を表示できる。
ステップS1で実行される処理により、スポーツの上達に必要な複数種類の技術を含む技術リストが表示される。ステップS2からステップS4で実行される処理により、会員は、技術リストから会員が上達を希望する上達希望技術を選択し、スポーツ上達支援装置1を介して指導者端末3を利用する指導者に上達希望技術及び上達希望技術に関して会員が持つ課題に相当する課題情報を伝えることができる。
[ステップS5:改善情報を受信したか判別]
支援装置制御部11は、支援装置記憶部12及び支援装置通信部13と協働して改善情報受信部115を実行し、指導者端末3から課題の改善に相当する改善情報を受信したか判別する(ステップS5)。改善情報を受信したならば、支援装置制御部11は、処理をステップS6に移す。改善情報を受信していないならば、支援装置制御部11は、処理をステップS7に移す。
[ステップS6:会話表示領域に表示することを指令]
支援装置制御部11は、支援装置記憶部12及び支援装置通信部13と協働して会話表示指令部116を実行し、会話情報テーブル123から上達希望技術に関する過去から現在までの課題情報及び改善情報を取得し、取得した課題情報及び改善情報を会話形式にて時系列にした表示で会話表示領域へ表示することを会員端末2に指令する(ステップS6)。支援装置制御部11は、処理をステップS7に移す。
ステップS5からステップS6で実行される処理により、スポーツ上達支援装置1は、ステップS3において会員端末2から受信した課題情報とステップS5において指導者端末3から受信した改善情報とを会話形式にて時系列にした表示で会員端末2の所定画面の会話表示領域に表示できる。
課題情報と改善情報とが少なくとも文字列を介して受信される情報であるため、スポーツ上達支援装置1は、上述の技術リストと並行して課題情報と改善情報とを会話形式にて時系列にした表示を会員端末2に指令できる。これにより、会員は、指導者がいない場所において、表示された改善情報を用いてスポーツの上達に必要な各種技術の課題を改善できる。また、会員は、表示された時系列をさかのぼることによって、現在提供されている課題情報だけでなく、過去に提供された課題情報をも用いてスポーツの上達に必要な各種技術の課題を改善できる。
上達希望技術を考慮せず、過去から現在までの課題情報及び改善情報を会話形式にて時系列にした表示では、課題情報及び改善情報が受信されるにつれて、多くの課題情報及び改善情報が会員端末2の所定画面に表示され得る。これにより、会員は、多くの課題情報及び改善情報から上達希望技術に関する所望の情報を得ることが困難となり得る。
ステップS1からステップS6で実行される処理により、過去から現在までの課題情報及び改善情報のうち、上達希望技術に関する過去から現在までの課題情報及び改善情報が会話表示領域に表示される。これにより、会員は、多くの課題情報及び改善情報のうち、上達希望技術に関する課題情報及び改善情報を容易に見つけ出して、上達希望技術に関する課題を改善し得る。
ステップS1からステップS6で実行される処理により、技術リストと並行して課題情報と改善情報とが会員端末2の所定画面に表示される。したがって、会員は、表示されている課題情報及び改善情報を確認しつつ、表示されている課題情報及び改善情報に関連する他の技術を技術リストから選択して、他の技術に関する課題情報及び改善情報を表示し得る。したがって、会員は、互いに関連する各種の技術に関する課題を、技術リストが並行して表示されない場合よりいっそう容易に改善し得る。
改善情報が過去に提供された改善情報である場合、会員は、当該改善情報がどのような課題に対応する改善情報であるかを覚えておらず、過去に提供された改善情報を十分に活用できない場合がある。ステップS1からステップS6で実行される処理により、課題情報と改善情報とが会話形式にて時系列にした表示で会員端末2の所定画面に表示される。したがって、会員は、改善情報が過去に提供された課題の改善に関する情報であっても、表示された時系列を追うことで、改善情報がどのような課題情報に対応する改善情報であるかを判別し得る。これにより、会員は、当該改善情報を用いて課題を改善することができる。
必須の態様ではないが、スポーツ上達支援装置1は、ステップS7からステップS8の検索処理を実行可能であることが好ましい。
[ステップS7:検索情報を受信したか判別]
支援装置制御部11は、支援装置記憶部12及び支援装置通信部13と協働して検索情報受信部117を実行し、会員端末2から上達希望技術に関する検索情報を受信したか判別する(ステップS7)。改善情報を受信したならば、支援装置制御部11は、処理をステップS8に移す。検索情報を受信していないならば、支援装置制御部11は、支援処理を終了し、処理をステップS1に移す。
[ステップS8:抽出して表示することを指令]
支援装置制御部11は、支援装置記憶部12及び支援装置通信部13と協働して抽出表示指令部118を実行し、会話情報テーブル123から上達希望技術及び検索情報に関する過去から現在までの課題情報及び改善情報を抽出し、抽出した課題情報及び改善情報を表示することを会員端末2に指令する(ステップS8)。支援装置制御部11は、支援処理を終了し、処理をステップS1に移す。
過去から現在までの課題情報及び改善情報を会話形式にて時系列にした表示では、課題情報及び改善情報が受信されるにつれて、多くの課題情報及び改善情報が表示され得る。これにより、会員は、多くの課題情報及び改善情報から上達希望技術に関する所望の情報を得ることが困難となり得る。
ステップS7からステップS8で実行される検索処理により、会員は、多くの課題情報及び改善情報がある場合であっても、検索情報によって所望の関連課題情報及び関連改善情報を抽出できる。これにより、会員は、抽出された関連課題情報及び関連改善情報を用いて課題を改善することができる。
[請求情報の送信]
必須の態様ではないが、スポーツ上達支援装置1は、スポーツ上達支援装置1の利用に関する支払を行うよう会員に求める請求情報を会員端末2に送信可能であることが好ましい。これにより、スポーツ上達支援装置1は、会員の支払に基づいて会員がスポーツ上達支援装置1を利用する支援を提供できる。
[支払情報の受信]
必須の態様ではないが、スポーツ上達支援装置1は、会員がスポーツ上達支援装置1の利用に関する支払を行ったことに関する支払情報を受信可能であることが好ましい。これにより、スポーツ上達支援装置1は、受信した支払情報に基づく契約情報を利用者情報テーブル122等に格納できる。そして、スポーツ上達支援装置1は、契約情報に基づいて各種の支援を行い得る。例えば、スポーツ上達支援装置1は、有料会員であるとの契約情報を含む利用者に、当該契約情報を含まない無料会員と異なる改善情報を提供する等の支援を行い得る。
〔会員端末2における支援処理のフローチャート〕
図6は、第1実施形態の会員端末2において実行される支援処理の好ましい流れの一例を示すフローチャートである。以下、図6を用いて第1実施形態の会員端末2において実行される支援処理の好ましい流れの一例を説明する。
[ステップS11:技術リストを表示]
会員端末制御部21は、会員端末記憶部22、会員端末通信部23、及び会員端末表示部24と協働して技術リスト表示部211を実行し、スポーツ上達支援装置1から受信した複数種類の技術を含む技術リストを会員端末表示部24の技術リスト表示領域に表示する(ステップS11、リスト表示ステップ)。会員端末制御部21は、処理をステップS12に移す。
[ステップS12:上達希望技術が指定されたか判別]
会員端末制御部21は、会員端末入力部25と協働して上達希望技術送信部212を実行し、技術リスト表示領域に表示された技術リストから上達希望技術が指定されたか判別する(ステップS12)。上達希望技術が指定されたならば、会員端末制御部21は、処理をステップS13に移す。上達希望技術が指定されていないならば、会員端末制御部21は、処理をステップS14に移す。
[ステップS13:上達希望技術を送信]
会員端末制御部21は、会員端末記憶部22及び会員端末通信部23と協働して上達希望技術送信部212を実行し、ステップS12で指定された上達希望技術をスポーツ上達支援装置1に送信する(ステップS13、上達希望技術送信ステップ)。会員端末制御部21は、処理をステップS14に移す。
[ステップS14:課題情報が入力されたか判別]
会員端末制御部21は、会員端末入力部25と協働して課題情報送信部213を実行し、ステップS12で指定された上達希望技術に関する課題情報が少なくとも文字列を介して入力されたか判別する(ステップS14)。課題情報が入力されたならば、会員端末制御部21は、処理をステップS15に移す。課題情報が入力されていないならば、会員端末制御部21は、処理をステップS16に移す。
[ステップS15:課題情報を送信]
会員端末制御部21は、会員端末記憶部22及び会員端末通信部23と協働して課題情報送信部213を実行し、ステップS14で入力された課題情報をスポーツ上達支援装置1に送信する(ステップS15、課題情報送信ステップ)。会員端末制御部21は、処理をステップS16に移す。
ステップS11で実行される処理により、スポーツ上達支援装置1は、会員端末2に、スポーツの上達に必要な複数種類の技術を含む技術リストを表示できる。そして、スポーツ上達支援装置1は、ステップS12からステップS13で実行される処理により、上達希望技術をスポーツ上達支援装置1に送信できる。さらに、ステップS14からステップS15で実行される処理により、会員が持つ課題に相当する課題情報を少なくとも文字列を介してスポーツ上達支援装置1に送信できる。
[ステップS16:表示指令を受信したか判別]
会員端末制御部21は、会員端末記憶部22及び会員端末通信部23と協働して会話表示部214を実行し、スポーツ上達支援装置1から課題情報及び改善情報を会話形式にて時系列にした表示で会話表示領域へ表示する表示指令を受信したか判別する(ステップS16)。表示指令を受信したならば、会員端末制御部21は、処理をステップS17に移す。表示指令を受信していないならば、会員端末制御部21は、処理をステップS18に移す。
[ステップS17:会話領域に表示]
会員端末制御部21は、会員端末記憶部22及び会員端末表示部24と協働して会話表示部214を実行し、ステップS16で受信した表示指令に基づいて、ステップS11の技術リスト表示領域と並行して表示される会員端末表示部24の会話領域に、課題情報及び改善情報を会話形式にて時系列にして表示する(ステップS17、会話表示ステップ)。会員端末制御部21は、処理をステップS18に移す。
ステップS16からステップS17で実行される処理により、会員端末2は、改善情報の表示の指令を含む表示指令をスポーツ上達支援装置1から受信した場合に、上達希望技術に関する過去から現在までの改善情報及び課題情報を会話形式にて時系列にした表示を、ステップS11で表示した技術リストと並行して表示できる。
これにより、会員は、指導者がいない場所において、指導者による課題の改善に相当する改善情報を用いてスポーツの上達に必要な各種技術の課題を改善できる。また、会員は、表示された時系列をさかのぼることによって、現在提供されている課題情報だけでなく、過去に提供された課題情報をも用いてスポーツの上達に必要な各種技術の課題を改善できる。
ステップS11からステップS17で実行される処理により、課題情報と改善情報との表示が技術リストと並行して表示される。これにより、会員は、表示されている課題情報及び改善情報を確認しつつ、表示されている課題情報及び改善情報に関連する他の技術を技術リストから選択して、他の技術に関する課題情報及び改善情報を表示し得る。したがって、会員は、互いに関連する各種の技術に関する課題を、技術リストが並行して表示されない場合よりいっそう容易に改善し得る。
改善情報が過去に受信された改善情報である場合、会員は、当該改善情報がどのような課題に対応する改善情報であるかを覚えておらず、過去に受信された改善情報を十分に活用できない場合がある。ステップS11からステップS17で実行される処理によれば、課題情報と改善情報とが会話形式にて時系列にした表示で表示されるため、会員は、改善情報が過去に受信された課題の改善に関する情報であっても、表示された時系列を追うことで、改善情報がどのような課題情報に対応する改善情報であるかを判別し得る。これに
より、会員は、当該改善情報を用いて課題を改善することができる。
必須の態様ではないが、会員端末2は、スポーツ上達支援装置1が検索処理を実行可能である場合、ステップS18の会員端末側検索処理を実行可能であることが好ましい。
[ステップS18:検索処理]
会員端末制御部21は、会員端末記憶部22、会員端末通信部23、会員端末表示部24、及び会員端末入力部25と協働して検索情報送信部215及び抽出表示部216を実行し、検索処理を実行する(ステップS18)。会員端末制御部21は、支援処理を終了し、処理をステップS11に移す。ステップS18で実行される会員端末側検索処理は、図7を用いて詳細に説明する。
〔会員端末2における検索処理のフローチャート〕
図7は、図6のステップS18において会員端末2で実行される検索処理の好ましい流れの一例を示すフローチャートである。以下、図7を用いて、図6のステップS18において会員端末2で実行される検索処理の好ましい流れの一例を説明する。
[ステップS21:検索情報が入力されたか判別]
会員端末制御部21は、会員端末記憶部22及び会員端末入力部25と協働して検索情報送信部215を実行し、ステップS12で指定された上達希望技術に関する検索情報が入力されたか判別する(ステップS21)。検索情報が入力されたならば、会員端末制御部21は、処理をステップS22に移す。検索情報が入力されていないならば、会員端末制御部21は、処理をステップS23に移す。
[ステップS22:検索情報を送信]
会員端末制御部21は、会員端末記憶部22及び会員端末通信部23と協働して検索情報送信部215を実行し、ステップS21で入力された検索情報をスポーツ上達支援装置1に送信する(ステップS22、検索情報送信ステップ)。会員端末制御部21は、処理をステップS23に移す。
[ステップS23:抽出表示指令を受信したか判別]
会員端末制御部21は、会員端末記憶部22及び会員端末通信部23と協働して抽出表示部216を実行し、上達希望技術及び検索情報に関する過去から現在までの課題情報及び改善情報を抽出し、抽出した課題情報及び改善情報を表示する抽出表示指令をスポーツ上達支援装置1から受信したか判別する(ステップS23)。抽出表示指令を受信したならば、会員端末制御部21は、処理をステップS24に移す。抽出表示指令を受信していないならば、会員端末制御部21は、端末側検索処理及び支援処理を終了し、処理をステップS1に移す。
[ステップS24:関連課題情報及び関連改善情報を抽出]
会員端末制御部21は、会員端末記憶部22と協働して抽出表示部216を実行し、ステップS23で受信した抽出表示指令に基づいて上達希望技術及び検索情報に関する過去から現在までの課題情報(関連課題情報)及び改善情報(関連改善情報)を抽出する(ステップS24、抽出ステップ)。会員端末制御部21は、処理をステップS25に移す。
[ステップS25:抽出表示指令に基づいて表示]
会員端末制御部21は、会員端末記憶部22と協働して抽出表示部216を実行し、ステップS24で抽出した関連課題情報及び関連改善情報を会員端末表示部24に表示する(ステップS25、抽出表示ステップ)。会員端末制御部21は、端末側検索処理及び支援処理を終了し、処理をステップS1に移す。
過去から現在までの課題情報及び改善情報を会話形式にて時系列にした表示では、課題情報及び改善情報が受信されるにつれて、多くの課題情報及び改善情報が表示され得る。これにより、会員は、多くの課題情報及び改善情報から上達希望技術に関する所望の情報を得ることが困難となり得る。
ステップS21からステップS25で実行される端末側検索処理により、会員は、多くの課題情報及び改善情報がある場合であっても、検索情報によって所望の関連課題情報及び関連改善情報を抽出できる。これにより、会員は、抽出された関連課題情報及び関連改善情報を用いて課題を改善することができる。
<第1実施形態のスポーツ上達支援システムSの使用例>
続いて、第1実施形態におけるスポーツ上達支援システムSの使用例を説明する。
〔上達希望技術の選択〕
スポーツ上達支援装置1は、会員端末2に技術リストの表示を指令する。会員は、技術リストから上達希望技術を選択し、会員端末2及びネットワークNを介してスポーツ上達支援装置1に送信する。
〔課題情報の表示〕
会員は、会員端末2及びネットワークNを介して少なくとも文字列を含む課題情報をスポーツ上達支援装置1に送信する。スポーツ上達支援装置1は、受信した課題情報を表示することを指導者端末3に指令する。
〔改善情報の送信〕
指導者は、指導者端末3及びネットワークNを介して少なくとも文字列を含む改善情報をスポーツ上達支援装置1に送信する。
図8は、第1実施形態の指導者端末3の指導者端末表示部34における表示の一例である。図8に示す表示は、指導者識別情報表示領域RF、上達希望技術識別情報表示領域RT、及び課題情報等表示領域RMを含む電子メールの送信画面である。
指導者識別情報表示領域RFには、指導者を識別可能な指導者識別情報である「コーチ<coach@sport.example.com>」が表示されている。また、上達希望技術識別情報表示領域RTには、上達希望技術を識別可能な上達希望技術識別情報である「バックハンド<backhand@sport.example.com>」が表示されている。これにより、指導者は、上達希望技術等を識別できる。
課題情報等表示領域RMには、上達希望技術TT「#バックハンド」と、表示名「田中」である会員が有する課題に関する課題情報TMが表示されている。指導者は、表示された上達希望技術及び課題情報を見ながら、改善情報TRをスポーツ上達支援装置1に送信できる。スポーツ上達支援装置1は、改善情報TRを指導者端末3から受信する。
〔会話形式で表示〕
スポーツ上達支援装置1は、上達希望技術に関する過去から現在までの課題情報及び改善情報を会話形式にて時系列にした表示を会話表示領域に表示するよう会員端末2に指令する。会員端末2は、スポーツ上達支援装置1の指令に基づいて、上達希望技術に関する過去から現在までの課題情報及び改善情報を会話形式にて時系列にした表示を会話表示領域に表示する。
図9は、第1実施形態の会員端末2の会員端末表示部24における表示の一例である。図9に示す表示は、技術リスト表示領域RL、上達希望技術表示領域RD、会話表示領域RC、入力領域RI、検索情報入力領域RS、を含む。
技術リスト表示領域RLには、「サーブ」「スマッシュ」「バックハンド」等の複数種類の技術を含む技術リストが表示されている。上達希望技術表示領域RDには、会員が選択した上達希望技術「バックハンド」が表示されている。
会話表示領域RCには、表示名「田中」の会員が送信した第1課題情報CP1、表示名「コーチ」の指導者が送信した第1改善情報CC1、第2改善情報CC2、及び第3改善情報CC3、並びに表示名「佐藤」の会員が送信した第2課題情報CP2が会話形式にて時系列で表示されている。また、会話表示領域RCは、技術リスト表示領域RLにおける技術リストの表示と並行して表示されている。
これらの課題情報及び改善情報が会話形式にて時系列で表示されていることにより、会員は、課題を改善する動画等を逐一再生して課題の改善に関する情報を探す時間及び/又は労力を費やすことなく、過去に提供された課題の改善に関する情報を用いてスポーツの上達に必要な各種技術の課題を改善できる。
また、これにより、当該会員端末2を利用する会員は、会話表示領域RCに表示された上達希望技術に関する過去から現在までの課題情報及び改善情報を用いて、上達希望技術に関する課題を改善できる。課題情報と改善情報とが会話形式にて時系列にした表示で表示されるため、会員は、改善情報が過去に提供された課題の改善に関する情報であっても、表示された時系列を追うことで、改善情報がどのような課題情報に対応する改善情報であるかを判別し得る。これにより、会員は、当該改善情報を用いて課題を改善することができる。
〔検索情報を用いて抽出〕
会員は、検索情報入力領域RSを用いて、検索情報を入力する。会員端末2は、入力された検索情報をスポーツ上達支援装置1に送信する。スポーツ上達支援装置1は、検索情報に関連する関連課題情報及び関連改善情報を抽出した表示を会員端末2に指令する。会員端末2は、検索情報に関連する関連課題情報及び関連改善情報を抽出した表示を行う。
図10は、第1実施形態の会員端末2の会員端末表示部24における抽出表示の一例である。図10に示す表示は、検索情報入力領域RS、技術リスト表示領域RL、上達希望技術表示領域RD、会話表示領域RC、入力領域RI、を含む。
会員は、検索情報入力領域RSに検索情報「両手打ち」を入力し、会員端末2及びネットワークNを介してスポーツ上達支援装置1に送信する。スポーツ上達支援装置1は、検索情報「両手打ち」に関連する関連課題情報及び関連改善情報を抽出した表示を会員端末2に指令する。
会話表示領域RCには、検索情報「両手打ち」に関連する関連課題情報である第3課題情報CP3、検索情報「両手打ち」に関連する関連改善情報である第1改善情報CC1、第4改善情報CC4、及び第5改善情報CC5が抽出されて表示されている。
これにより、会員は、多くの課題情報及び改善情報がある場合であっても、検索情報「両手打ち」によって所望の関連課題情報及び関連改善情報を抽出できる。これにより、会員は、抽出された関連課題情報及び関連改善情報を用いて課題「両手打ち」を改善することができる。
したがって、第1実施形態のスポーツ上達支援システムSによれば、指導者がいない場所において、課題の改善に関する情報を提供することと、現在提供されている課題の改善に関する情報だけでなく、過去に提供された課題の改善に関する情報をも用いてスポーツの上達に必要な各種技術の課題を改善することと、を支援可能な手段を提供できる。
<<第2実施形態>>
以下、本発明の第2実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
<スポーツ上達支援システムS2>
図11は、第2実施形態のスポーツ上達支援システムS2のハードウェア構成及びソフトウェア構成を示すブロック図である。スポーツ上達支援システムS2は、少なくとも、スポーツ上達支援装置6(「サーバ」とも称する。)と、スポーツ上達支援装置6とネットワークNを介して通信可能に接続された複数の端末(会員が利用する会員端末7、指導者が利用する指導者端末8)とを含んで構成される。
〔スポーツ上達支援装置6〕
第2実施形態のスポーツ上達支援装置6は、支援装置制御部61と、支援装置記憶部63と、支援装置通信部64と、を含んで構成される。
[支援装置制御部61]
支援装置制御部61は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、及びROM(Read Only Memory)等を備える。
支援装置制御部61は、所定のプログラムを読み込み、必要に応じて支援装置記憶部63及び/又は支援装置通信部64と協働することで、スポーツ上達支援装置6におけるソフトウェア構成の要素である、リスト表示指令部611、上達希望技術受信部612、課題情報受信部613、課題表示指令部614、改善情報受信部615、特徴情報生成部616、改善情報生成部617、再生情報生成部618、会話表示指令部619、検索情報受信部620、抽出表示指令部621、機械学習部622等を実現する。
[支援装置記憶部63]
支援装置記憶部63は、データ及び/又はファイルが記憶される装置であって、ハードディスク、半導体メモリ、記録媒体、及びメモリカード等によるデータのストレージ部を有する。支援装置記憶部63は、ネットワークNを介してNAS(Network Attached Storage)、SAN(Storage Area Network)、クラウドストレージ、ファイルサーバ及び/又は分散ファイルシステム等の記憶装置又は記憶システムとの接続を可能にする仕組みを有してもよい。
支援装置記憶部63には、マイクロコンピューターで実行される制御プログラム、技術リスト631、利用者情報テーブル632、会話情報テーブル633、機械学習テーブル634、再生情報テーブル635、改善情報等が記憶されている。
(技術リスト631)
技術リスト631は、スポーツの上達に必要な複数種類の技術を格納する。技術リスト631は、第1実施形態の技術リスト121と同様でよい。
(利用者情報テーブル632)
利用者情報テーブル632は、会員端末2を利用する会員及び/又は指導者端末3を利用する指導者を含む利用者の利用者情報を格納する。利用者情報テーブル632は、第1実施形態の利用者情報テーブル122と同様でよい。
(会話情報テーブル633)
会話情報テーブル633は、文字列を介して送信された課題情報及び/又は文字列を介して送信された改善情報等の会話情報を格納する。会話情報テーブル633は、第1実施形態の会話情報テーブル123と同様でよい。
(機械学習テーブル634)
図12は、第2実施形態の支援装置記憶部63に記憶される機械学習テーブル634の一例である。機械学習テーブル634は、上達希望技術に関する課題情報と改善情報との対応付けの機械学習(機械学習情報)を格納する。
機械学習テーブル634が格納する機械学習情報は、上達希望技術に関する課題情報と改善情報との対応付けの機械学習情報であれば特に限定されず、例えば、上達希望技術、課題情報、及び改善情報を関連付けた機械学習情報等でよい。
機械学習テーブル634が格納する機械学習情報は、特定の部分文字列を含む課題情報と改善情報との対応付けの機械学習情報を格納可能であってもよい。これにより、例えば、「両手打ちのコツを知りたい」及び「効果的な両手打ちの練習方法はないでしょうか」等によって例示される部分文字列「両手打ち」を含む課題情報に対して、両手打ちの練習方法を示す改善情報を生成可能な機械学習情報を格納できる。
機械学習テーブル634が格納する機械学習情報は、課題情報を送信した利用者に関する情報を含む改善情報を生成可能な機械学習情報を格納可能であってもよい。これにより、機械学習テーブル634は、例えば、表示名「田中」である会員が送信した課題情報「初心者は、どのような練習をするのがよいでしょうか」に対して、「田中さん、まず両手打ちで感覚をつかみましょう」のような課題情報を送信した利用者に関する情報を含む改善情報を生成可能な機械学習情報を格納できる。
機械学習テーブル634が格納する機械学習情報は、ニューラルネットワークを用いた上達希望技術に関する課題情報と改善情報との対応付けの機械学習情報を格納可能であってもよい。これにより、機械学習テーブル634は、ニューラルネットワークを用いた、会話としての特徴をよりいっそう備える改善情報を生成可能な機械学習情報を格納できる。
機械学習テーブル634が格納する機械学習情報は、課題情報に相当する改善情報を決定可能な決定木を格納可能であってもよい。これにより、機械学習テーブル634は、決定木を用いて課題情報と改善情報とを対応付けする機械学習情報を格納できる。
機械学習テーブル634は、機械学習情報を識別可能な機械学習情報IDと機械学習情報とを関連付けて格納可能であることが好ましい。これにより、スポーツ上達支援装置1は、機械学習情報IDを用いて機械学習情報を格納及び/又は取得できる。
図12に示す機械学習テーブル634は、機械学習情報IDと関連付けられた機械学習情報を格納している。図12に示す機械学習テーブル634が格納する機械学習情報ID「M0001」によって識別される機械学習情報は、以下の情報を関連付けて含んでいる:
上達希望技術「バックハンド」、
初心者が初めて行うに適した練習がわからないという課題を示す課題情報「初心者は、どのような練習をするのがよいでしょうか」、
両手打ちで感覚をつかむ練習を勧める改善情報改善情報「まず両手打ちで感覚をつかみましょう」及び打点を前に持っていき引っ張る方向に打ってみることを勧める改善情報「打点を前に持っていき引っ張る方向に打ってみましょう」。
(再生情報テーブル635)
図13は、第2実施形態の支援装置記憶部63に記憶される再生情報テーブル635の一例である。再生情報テーブル635は、課題の改善に相当する改善動画を再生する再生手順であって、会員の特徴に応じた再生手順で改善動画を再生可能な再生情報を格納する。
再生情報テーブル635が格納する機械学習は、課題の改善に相当する改善動画を再生する再生手順であって、特徴を有する会員に応じた指定再生手順で改善動画を再生可能な再生情報であれば特に限定されず、例えば、上達希望技術、改善動画、特徴情報、及び再生手順を関連付けた再生情報等でよい。
これにより、会員は、会員の特徴それぞれに合わせて生成された再生手順で課題の改善に相当する改善動画を再生できる。これにより、会員は、会員の特徴それぞれに合わせて生成された再生手順を用いて改善動画を再生し、改善動画を用いない場合及び/又は特段の再生手順を定めずに再生された改善動画を用いる場合と比べて、よりいっそう課題を改善することができる。
再生情報テーブル635が格納する再生情報は、上達希望技術を含む。また、再生情報テーブル635が格納する再生情報は、課題の改善に相当する改善動画を再生可能な情報を含む。さらに、再生情報テーブル635が格納する再生情報は、会員の特徴に関する特徴情報を含む。
再生情報テーブル635が格納する再生情報は、改善動画の再生時間のうち特定の再生時間で一時停止する再生手順を含むことが好ましい。これにより、会員は、会員の課題の改善と関連が深い特定の再生時間の映像をしっかり確認することができる。
再生情報テーブル635が格納する再生情報は、改善動画の再生時間のうち再生開始時間から再生終了時間までの再生時間範囲によって定められる一部を再生可能な再生手順を含むことが好ましい。これにより、会員は、改善動画の時間範囲によって定められる一部のみを再生し、会員の課題の改善と関連しない他の部分を視聴することを避けることができる。
再生情報テーブル635が格納する再生情報は、改善動画の再生時間のうちスロー開始時間からスロー終了時間までのスロー時間範囲によって定められる一部をスロー再生可能な再生手順を含むことが好ましい。これにより、会員は、改善動画のスロー時間範囲によって定められる一部のみをスロー再生し、会員の課題の改善と関連が深いスロー時間範囲をゆっくり視聴できる。
再生情報テーブル635が格納する再生情報は、改善動画の画面領域のうち特定の領域を拡大して再生可能な再生手順を含むことが好ましい。これにより、会員は、会員の課題の改善と関連が深い特定の領域が拡大された状態で、改善動画を視聴できる。
図13に示す再生情報テーブル635は、再生情報IDと関連付けられた再生情報を格納している。図13に示す再生情報テーブル635が格納する再生情報ID「P0001」によって識別される再生情報は、以下の情報を関連付けて含んでいる:
上達希望技術「バックハンド」、
改善動画「バックハンド_両手打ちで打点を前に持っていく.mp4」を再生可能な情報、
改善動画が「初心者」又は「初級者」の特徴と関連付けられた動画であることを示す特徴情報、
改善動画を「0m00s−1m00sを再生」し、次いで「30秒停止」し、さらに「0m00s−1m00sをスロー再生」する再生手順。
これにより、スポーツ上達支援装置6は、上達希望技術「バックハンド」であり、「初心者」又は「初級者」の特徴を有する会員が「0m00s−1m00sを再生」し、次いで「30秒停止」し、さらに「0m00s−1m00sをスロー再生」する再生手順で改善動画「バックハンド_両手打ちで打点を前に持っていく.mp4」を再生することを支援できる。これにより、当該会員は、上達希望技術「バックハンド」における自らの課題を、一度再生した後にさらにスロー再生するわかりやすい再生手順で再生された改善動画によって改善し得る。
[支援装置通信部64]
支援装置通信部64は、スポーツ上達支援装置6をネットワークNに接続して会員端末7、指導者端末8等と通信可能にする通信部であれば特に限定されず、例えば、携帯電話ネットワークに対応した無線装置、IEEE802.11に準拠したWi−Fi(Wireless Fidelity)対応デバイス、及びイーサネット規格に対応したネットワークカード等が挙げられる。
〔会員端末7〕
会員端末7は、会員端末制御部71と、会員端末記憶部72と、会員端末通信部73と、会員端末表示部74と、会員端末入力部75と、を含んで構成される。
[会員端末制御部71]
会員端末制御部71のハードウェア構成は、第1実施形態の会員端末制御部21と同様でよい。会員端末制御部71は、特定のプログラム(スポーツ上達支援プログラム)を読み込み、必要に応じて会員端末記憶部72、会員端末通信部73、会員端末表示部74、及び/又は会員端末入力部75と協働することで、会員端末7におけるソフトウェア構成の要素である、技術リスト表示部711、上達希望技術送信部712、課題情報送信部713、会話表示部714、検索情報送信部715、抽出表示部716、動画再生部717等を実現する。会員端末制御部71が実行する支援処理は、動画再生部717を実行して改善動画を再生可能であることを除いて、第1実施形態の会員端末制御部21が実行する支援処理と同様でよい。
[会員端末記憶部72]
会員端末記憶部72のハードウェア構成は、第1実施形態の会員端末記憶部22と同様でよい。会員端末記憶部72には、マイクロコンピューターで実行される制御プログラム、上達希望技術、課題情報、改善情報等が記憶されている。
[会員端末通信部73]
会員端末通信部73は、会員端末2をネットワークNに接続してスポーツ上達支援装置6等と通信可能にする通信部であれば特に限定されず、第1実施形態の会員端末通信部23と同様のハードウェア構成の通信部でよい。
[会員端末表示部74]
会員端末表示部74は、技術リスト表示領域及び会話領域等を表示可能な表示部であれば特に限定されず、ブラウン管ディスプレイ、液晶ディスプレイ、及び有機ELディスプレイ等によって例示される従来技術の表示部でよい。
[会員端末入力部75]
会員端末入力部75は、上達希望技術を指定可能であり、かつ、課題情報を入力可能な入力部であれば特に限定されず、キーボード及び音声入力等によって例示される文字入力手段、並びに、マウス、トラックボール、及びタッチパネル等によって例示される位置指定手段の1以上を備える入力部でよい。
〔指導者端末8〕
指導者端末8は、指導者端末制御部81と、指導者端末記憶部82と、指導者端末通信部83と、指導者端末表示部84と、指導者端末入力部85と、を含んで構成される。指導者端末8の構成は、第1実施形態の指導者端末3と同様でよい。
〔ネットワークN〕
ネットワークNは、スポーツ上達支援装置6と会員端末7及び指導者端末8等の端末を通信可能にするネットワークである。
〔スポーツ〕
スポーツ上達支援システムS2が上達を支援するスポーツは、特に限定されず、第1実施形態のスポーツ上達支援システムSが上達を支援するスポーツと同様でよい。
〔第2実施形態における支援処理のメインフローチャート〕
図14は、第2実施形態のスポーツ上達支援装置6において実行される支援処理の好ましい流れの一例を示すメインフローチャートである。以下、図14を用いて第2実施形態のスポーツ上達支援装置6において実行される支援処理の好ましい流れの一例を説明する。
[ステップS61:技術リスト表示を指令]
支援装置制御部61は、支援装置記憶部63及び支援装置通信部64と協働してリスト表示指令部611を実行し、技術リスト631に格納されている複数種類の技術を含む技術リストの表示を会員端末7に指令する(ステップS61)。支援装置制御部61は、処理をステップS62に移す。
[ステップS62:上達希望技術を受信したか判別]
支援装置制御部61は、支援装置記憶部63及び支援装置通信部64と協働して上達希望技術受信部612を実行し、会員端末7から上達希望技術を受信したか判別する(ステップS62)。上達希望技術を受信したならば、支援装置制御部61は、処理をステップS65に移す。上達希望技術を受信していないならば、支援装置制御部61は、処理をステップS63に移す。
[ステップS63:課題情報を受信したか判別]
支援装置制御部61は、支援装置記憶部63及び支援装置通信部64と協働して課題情報受信部613を実行し、会員端末7から課題情報を受信したか判別する(ステップS63)。課題情報を受信したならば、支援装置制御部61は、受信した課題情報をステップS62で受信した上達希望技術と関連付けて会話情報テーブル633に格納し、処理をステップS64に移す。課題情報を受信していないならば、支援装置制御部61は、処理をステップS65に移す。
[ステップS64:改善情報生成処理]
支援装置制御部61は、支援装置記憶部63及び支援装置通信部64と協働して課題表示指令部614、改善情報受信部615、特徴情報生成部616、改善情報生成部617、及び再生情報生成部618を実行し、課題の改善に相当する改善情報を生成する改善情報生成処理を実行する(ステップS64)。支援装置制御部61は、処理をステップS65に移す。ステップS64で実行される改善情報生成処理については、後に図15を用いてより詳細に説明する。
[ステップS65:会話領域に表示することを指令]
支援装置制御部61は、支援装置記憶部63及び支援装置通信部64と協働して会話表示指令部619を実行し、会話情報テーブル633から上達希望技術に関する過去から現在までの課題情報及び改善情報を取得し、取得した課題情報及び改善情報を会話形式にて時系列にした表示で会話表示領域へ表示することを会員端末7に指令する(ステップS65)。支援装置制御部61は、処理をステップS66に移す。
必須の態様ではないが、スポーツ上達支援装置6は、ステップS66からステップS67の検索処理を実行可能であることが好ましい。
[ステップS66:検索情報を受信したか判別]
支援装置制御部61は、支援装置記憶部63及び支援装置通信部64と協働して検索情報受信部620を実行し、会員端末7から上達希望技術に関する検索情報を受信したか判別する(ステップS66)。改善情報を受信したならば、支援装置制御部61は、処理をステップS67に移す。検索情報を受信していないならば、支援装置制御部61は、処理をステップS68に移す。
[ステップS67:抽出して表示することを指令]
支援装置制御部61は、支援装置記憶部63及び支援装置通信部64と協働して抽出表示指令部621を実行し、会話情報テーブル633から上達希望技術及び検索情報に関する過去から現在までの課題情報及び改善情報を抽出し、抽出した課題情報及び改善情報を表示することを会員端末7に指令する(ステップS67)。支援装置制御部61は、処理をステップS68に移す。
過去から現在までの課題情報及び改善情報を会話形式にて時系列にした表示では、課題情報及び改善情報が受信されるにつれて、多くの課題情報及び改善情報が表示され得る。これにより、会員は、多くの課題情報及び改善情報から上達希望技術に関する所望の情報を得ることが困難となり得る。
ステップS66からステップS67で実行される検索処理により、会員は、多くの課題情報及び改善情報がある場合であっても、検索情報によって所望の関連課題情報及び関連改善情報を抽出できる。これにより、会員は、抽出された関連課題情報及び関連改善情報を用いて課題を改善することができる。
[ステップS68:課題情報と改善情報との対応付けを機械学習]
支援装置制御部61は、支援装置記憶部63と協働して機械学習部622を実行し、上達希望技術に関する課題情報と改善情報との対応付けを機械学習し、機械学習の結果を機械学習テーブル634に格納する(ステップS68)。支援装置制御部61は、支援処理を終了し、処理をステップS61に移す。
ステップS68で実行される機械学習は、上達希望技術に関する課題情報と改善情報との対応付けの機械学習であれば、特に限定されない。
ステップS68で実行される機械学習は、特に限定されず、例えば、課題情報と改善情報との対応付けを機械学習する機械学習に基づいて機械学習改善情報を生成する方法でよい。機械学習の方法は、特に限定されず、例えば、ID3(Iterative Dichotomiser 3)、C4.5、CART(Classification and Regression Trees)、CHAID(Chi−squared Automatic Interaction Detection)等によって例示される決定木生成アルゴリズムを用いて、対応付けられる改善情報によって課題情報を分類する決定木を生成する機械学習、深層学習を用いた自然言語の対応付けによって課題情報と改善情報との対応付けを機械学習することを含む機械学習等でよい。
ステップS68で実行される機械学習は、特定の部分文字列を含む課題情報と改善情報との対応付けを行う機械学習であってもよい。これにより、例えば、「両手打ちのコツを知りたい」及び「効果的な両手打ちの練習方法はないでしょうか」等によって例示される部分文字列「両手打ち」を含む課題情報に対して、両手打ちの練習方法を示す改善情報を生成可能な機械学習を行える。
ステップS68で実行される機械学習は、課題情報を送信した利用者に関する情報を含む改善情報を生成可能な機械学習であってもよい。これにより、機械学習テーブル634は、例えば、表示名「田中」である会員が送信した課題情報「初心者は、どのような練習をするのがよいでしょうか」に対して、「田中さん、まず両手打ちで感覚をつかみましょう」のような課題情報を送信した利用者に関する情報を含む改善情報を生成可能な機械学習を行える。
ステップS68で実行される機械学習は、ニューラルネットワークを用いた上達希望技術に関する課題情報と改善情報との対応付けを行う機械学習であってもよい。これにより、改善情報生成部617は、ニューラルネットワークを用いた、会話としての特徴をよりいっそう備える改善情報を生成できる。
必須の態様ではないが、ステップS68で実行される機械学習は、ステップS63で受信した課題情報及び会員を識別可能な識別情報を関連付けた識別可能課題情報と後述するステップS76で格納される改善情報との対応付けを機械学習する所定機械学習を含むことが好ましい。
これにより、スポーツ上達支援装置6は、会員それぞれに合わせて生成された機械学習改善情報を提供し得る。したがって、会員は、会員それぞれに合わせて生成された機械学習改善情報を用いて、会員それぞれに合わせられていない機械学習改善情報を用いる場合よりいっそう課題を改善することができる。
必須の態様ではないが、ステップS68で実行される機械学習は、ステップS63で受信した課題情報及び後述するステップS71で生成される特徴情報を関連付けた特徴付課題情報とステップS76で格納される改善情報との対応付けを機械学習する特定機械学習を含むことが好ましい。
これにより、スポーツ上達支援装置6は、会員の特徴それぞれに合わせて生成された機械学習改善情報を提供し得る。したがって、会員は、会員の特徴それぞれに合わせて生成された機械学習改善情報を用いて、会員の特徴それぞれに合わせられていない機械学習改善情報を用いる場合よりいっそう課題を改善することができる。
[請求情報の送信]
必須の態様ではないが、スポーツ上達支援装置6は、スポーツ上達支援装置6の利用に関する支払を行うよう会員に求める請求情報を会員端末7に送信可能であることが好ましい。これにより、スポーツ上達支援装置6は、会員の支払に基づいて会員がスポーツ上達支援装置6を利用する支援を提供できる。
[支払情報の受信]
必須の態様ではないが、スポーツ上達支援装置6は、会員がスポーツ上達支援装置6の利用に関する支払を行ったことに関する支払情報を受信可能であることが好ましい。これにより、スポーツ上達支援装置6は、受信した支払情報に基づく契約情報を利用者情報テーブル632等に格納できる。そして、スポーツ上達支援装置6は、契約情報に基づいて各種の支援を行い得る。例えば、スポーツ上達支援装置6は、有料会員であるとの契約情報を含む利用者に、当該契約情報を含まない無料会員と異なる改善情報を提供する等の支援を行い得る。
〔改善情報生成処理のフローチャート〕
図15は、図14のステップS64で実行される改善情報生成処理の好ましい流れの一例を示すフローチャートである。以下、図15を用いて、図14のステップS64で実行される改善情報生成処理の好ましい流れの一例を説明する。
[ステップS71:特徴情報を生成]
支援装置制御部61は、支援装置記憶部63及び支援装置通信部64と協働して特徴情報生成部616を実行し、ステップS63で課題情報を送信した会員端末7を利用する会員の特徴に関する特徴情報を生成する(ステップS71)。支援装置制御部61は、処理をステップS72に移す。
特徴情報を生成する方法は、特に限定されず、例えば、利用者情報テーブル632に格納された利用者情報に含まれる特徴情報を用いる方法、会話情報テーブル633に格納された会話情報に自然言語処理を行って特徴情報を生成する方法等でよい。
特徴情報を生成する方法は、深層学習を用いた自然言語の分類によって会話情報テーブル633に格納された会話情報を分類し、特徴情報を生成する方法を含んでもよい。これにより、スポーツ上達支援装置6は、会話情報を分類するルールを作成するルール作成者の労力を低減しつつ、会話情報テーブル633に格納された会話情報を分類し得る。
[ステップS72:課題情報の表示を指令]
支援装置制御部61は、支援装置記憶部63及び支援装置通信部64と協働して課題表示指令部614を実行し、指導者端末8に上達希望技術に関する課題情報の表示を指令する(ステップS72)。支援装置制御部61は、処理をステップS73に移す。
指導者端末8において上達希望技術に関する課題情報を表示する方法は、特に限定されず、第1実施形態の指導者端末3において上達希望技術に関する課題情報を表示する方法と同様でよい。
[ステップS73:改善情報を受信したか判別]
支援装置制御部61は、支援装置記憶部63及び支援装置通信部64と協働して改善情報受信部615を実行し、指導者端末8から課題の改善に相当する改善情報を受信したか判別する(ステップS73)。改善情報を受信したならば、支援装置制御部61は、処理をステップS76に移す。改善情報を受信していないならば、支援装置制御部61は、処理をステップS74に移す。
[ステップS74:機械学習改善情報を生成可能か判別]
支援装置制御部61は、支援装置記憶部63と協働して改善情報生成部617を実行し、機械学習を用いて、課題の改善に相当する機械学習改善情報を生成可能か判別する(ステップS74)。改善情報を生成可能であるならば、支援装置制御部61は、処理をステップS75に移す。改善情報を生成可能でないならば、支援装置制御部61は、処理をステップS77に移す。
[ステップS75:機械学習改善情報を生成]
支援装置制御部61は、支援装置記憶部63と協働して改善情報生成部617を実行し、機械学習テーブル634に格納された機械学習を用いて、課題の改善に相当する機械学習改善情報を生成する(ステップS75)。支援装置制御部61は、処理をステップS76に移す。
機械学習改善情報を生成する方法は、機械学習を用いて改善情報を生成する方法であれば、特に限定されない。機械学習改善情報を生成する方法は、例えば、会員それぞれに合わせて機械学習改善情報を生成する方法、ステップS71で生成された特徴情報を用いて機械学習改善情報を生成する方法等の1以上を含む方法でもよい。
必須の態様ではないが、機械学習改善情報を生成する方法は、ステップS63で受信した課題情報を送信した会員を識別可能な識別情報を用い、会員それぞれに合わせて機械学習改善情報を生成する方法を含むことが好ましい。
機械学習改善情報を生成する方法が会員それぞれに合わせて機械学習改善情報を生成する上述の方法を含むことにより、スポーツ上達支援装置6は、会員それぞれに合わせて生成された機械学習改善情報を提供し得る。したがって、会員は、会員それぞれに合わせて生成された機械学習改善情報を用いて、会員それぞれに合わせられていない機械学習改善情報を用いる場合よりいっそう課題を改善することができる。
必須の態様ではないが、機械学習改善情報を生成する方法は、ステップS71で生成された特徴情報を用いて機械学習改善情報を生成する方法を含むことが好ましい。
機械学習改善情報を生成する方法がステップS71で生成された特徴情報を用いて機械学習改善情報を生成する方法を含むことにより、スポーツ上達支援装置6は、会員の特徴それぞれに合わせて生成された機械学習改善情報を提供し得る。したがって、会員は、会員の特徴それぞれに合わせて生成された機械学習改善情報を用いて、会員の特徴それぞれに合わせられていない機械学習改善情報を用いる場合よりいっそう課題を改善することができる。
[ステップS76:改善情報を格納]
支援装置制御部61は、支援装置記憶部63と協働して改善情報受信部615を実行し、ステップS73で受信した改善情報又はステップS75で生成された機械学習改善情報をステップS62で受信した上達希望技術と関連付けて会話情報テーブル633に格納する(ステップS76)。支援装置制御部61は、処理をステップS77に移す。
[ステップS77:再生情報を生成可能か判別]
支援装置制御部61は、支援装置記憶部63と協働して再生情報生成部618を実行し、課題の改善に相当する改善動画を再生する再生手順であって、ステップS71で生成された特徴情報が示す特徴を有する会員における指定再生手順で改善動画を再生可能な再生情報を、ステップS71で生成された特徴情報に基づいて生成可能か判別する(ステップS77)。再生情報を生成可能であるならば、支援装置制御部61は、処理をステップS78に移す。再生情報を生成可能でないならば、支援装置制御部61は、改善情報生成処理を終了し、処理をステップS65に移す。
[ステップS78:再生情報を生成]
支援装置制御部61は、支援装置記憶部63と協働して再生情報生成部618を実行し、再生情報テーブル635に格納された再生情報を用いて、課題の改善に相当する改善動画を再生する再生手順であって、ステップS71で生成された特徴情報が示す特徴を有する会員における指定再生手順で改善動画を再生可能な再生情報を生成する(ステップS78)。支援装置制御部61は、改善情報生成処理を終了し、処理をステップS65に移す。
ステップS71で実行される処理により、スポーツ上達支援装置6は、ステップS63で課題情報を送信した会員端末7を利用する会員の特徴に関する特徴情報を生成できる。これにより、スポーツ上達支援装置6は、ステップS75で実行される機械学習改善情報を生成する処理において、会員の特徴に応じた機械学習改善情報を生成し得る。
ステップS72からステップS73で実行される処理により、スポーツ上達支援装置6は、指導者端末8を利用する指導者に上達希望技術及び上達希望技術に関して会員が持つ課題に相当する課題情報を伝えることができる。そして、スポーツ上達支援装置6は、指導者から、課題の改善に相当する改善情報を受信できる。
ステップS74からステップS75で実行される処理により、スポーツ上達支援装置6は、機械学習によって機械学習改善情報を生成できる。これにより、会員は、指導者端末8から改善情報が送信されることを待つことなく、機械学習改善情報を用いて課題を改善することができる。また、これにより、指導者端末8を利用する指導者は、改善情報を逐一送信する労力を軽減し得る。
ステップS76で実行される処理により、スポーツ上達支援装置6は、指導者端末8から受信した改善情報又は改善情報生成部617が生成した機械学習改善情報を格納し、ステップS65で実行される処理において会話領域に表示し得る。
ステップS77からステップS78で実行される処理により、会員は、会員の特徴それぞれに合わせて生成された再生手順で課題の改善に相当する改善動画を再生できる。これにより、会員は、会員の特徴それぞれに合わせて生成された再生手順を用いて改善動画を再生し、改善動画を用いない場合及び/又は特段の再生手順を定めずに再生された改善動画を用いる場合と比べて、よりいっそう課題を改善することができる。
<第2実施形態のスポーツ上達支援システムS2の使用例>
続いて、第2実施形態におけるスポーツ上達支援システムS2の使用例を説明する。
〔上達希望技術の選択〕
スポーツ上達支援装置6は、会員端末7に技術リストの表示を指令する。会員は、技術リストから上達希望技術を選択し、会員端末7及びネットワークNを介してスポーツ上達支援装置6に送信する。
〔課題情報の送信〕
会員は、会員端末7及びネットワークNを介して少なくとも文字列を含む課題情報をスポーツ上達支援装置6に送信する。
〔改善情報の生成〕
スポーツ上達支援装置6は、会員の特徴に関する特徴情報を生成する。また、スポーツ上達支援装置6は、受信した課題情報を表示することを指導者端末8に指令する。
スポーツ上達支援装置6は、機械学習改善情報を生成可能であるか判別する。機械学習改善情報を生成可能であれば、スポーツ上達支援装置6は、課題情報と機械学習とに基づいて機械学習改善情報を生成する。
〔再生情報の生成〕
スポーツ上達支援装置6は、再生情報を生成可能であるか判別する。再生情報を生成可能であれば、スポーツ上達支援装置6は、課題の改善に相当する改善動画を再生する再生手順であって、特徴を有する会員における指定再生手順で改善動画を再生可能な再生情報を生成する。
〔会話形式で表示〕
スポーツ上達支援装置6は、上達希望技術に関する過去から現在までの課題情報及び改善情報を会話形式にて時系列にした表示を会話表示領域に表示するよう会員端末7に指令する。会員端末7は、スポーツ上達支援装置6の指令に基づいて、上達希望技術に関する過去から現在までの課題情報及び改善情報を会話形式にて時系列にした表示を会話表示領域に表示する。
図16は、第2実施形態の会員端末7の会員端末表示部74における表示の一例である。図16に示す表示は、技術リスト表示領域RL、上達希望技術表示領域RD、会話表示領域RC、入力領域RI、検索情報入力領域RS、を含む。
技術リスト表示領域RLには、「サーブ」「スマッシュ」「バックハンド」等の複数種類の技術を含む技術リストが表示されている。上達希望技術表示領域RDには、会員が選択した上達希望技術「バックハンド」が表示されている。
会話表示領域RCには、表示名「コーチ」の指導者が送信した第3改善情報CC3、表示名「伊藤」の会員が送信した第4課題情報CP4、表示名「自動応答」で示される第1機械学習改善情報CA1、第2機械学習改善情報CA2、並びに改善動画「バックハンド_両手打ちで打点を前に持っていく.mp4」を再生可能な再生情報CMが会話形式にて時系列で表示されている。また、会話表示領域RCは、技術リスト表示領域RLにおける技術リストの表示と並行して表示されている。
これらの課題情報及び改善情報が会話形式にて時系列で表示されていることにより、会員は、課題を改善する動画等を逐一再生して課題の改善に関する情報を探す時間及び/又は労力を費やすことなく、過去に提供された課題の改善に関する情報を用いてスポーツの上達に必要な各種技術の課題を改善できる。
また、これにより、当該会員端末7を利用する会員は、会話表示領域RCに表示された上達希望技術に関する過去から現在までの課題情報及び改善情報を用いて、上達希望技術に関する課題を改善できる。課題情報と改善情報とが会話形式にて時系列にした表示で表示されるため、会員は、改善情報が過去に提供された課題の改善に関する情報であっても、表示された時系列を追うことで、改善情報がどのような課題情報に対応する改善情報であるかを判別し得る。これにより、会員は、当該改善情報を用いて課題を改善することができる。
図16に示す例では、第4課題情報CP4の課題の改善に相当する第1機械学習改善情報CA1及び第2機械学習改善情報CA2が表示されている。これにより、第4課題情報CP4を送信した表示名「伊藤」である会員は、指導者が改善情報を送信することを待つことなく、第1機械学習改善情報CA1及び第2機械学習改善情報CA2を用いて第4課題情報CP4の課題を改善できる。
また、図16に示す例では、第4課題情報CP4の課題の改善に相当する改善動画を表示名「伊藤」である会員に応じた再生手順で再生可能な再生情報CMが表示されている。これにより、当該会員は、会員の特徴それぞれに合わせて生成された再生手順を用いて改善動画を再生し、改善動画を用いない場合及び/又は特段の再生手順を定めずに再生された改善動画を用いる場合と比べて、よりいっそう課題を改善することができる。
〔第1実施形態のスポーツ上達支援システムSと同様の使い方〕
第2実施形態のスポーツ上達支援システムS2は、第1実施形態のスポーツ上達支援システムSと同様に使うこともできる。すなわち、第2実施形態のスポーツ上達支援システムS2は、指導者端末8が送信した改善情報を会話表示領域RCに表示できる。また、第2実施形態のスポーツ上達支援システムS2は、検索情報入力領域RSを用いて入力された検索情報に関する関連課題情報及び関連改善情報を抽出し、表示できる。
したがって、第2実施形態のスポーツ上達支援システムS2によれば、指導者がいない場所において、課題の改善に関する情報を提供することと、現在提供されている課題の改善に関する情報だけでなく、過去に提供された課題の改善に関する情報をも用いてスポーツの上達に必要な各種技術の課題を改善することと、を支援可能な手段を提供できる。
なお、本発明の思想の範疇において、当業者であれば各種の変更例及び修正例に想到し得るものであり、それら変更例及び修正例についても本発明の範囲に属するものと了解される。例えば、前述の実施の形態に対して、当業者が適宜、構成要素の追加、削除若しくは設計変更を行ったもの、又は、工程の追加、省略若しくは条件変更を行ったものも、本発明の要旨を備えている限り、本発明の範囲に含まれる。
S スポーツ上達支援システム
1 スポーツ上達支援装置
11 支援装置制御部
111 リスト表示指令部
112 上達希望技術受信部
113 課題情報受信部
114 課題表示指令部
115 改善情報受信部
116 会話表示指令部
117 検索情報受信部
118 抽出表示指令部
12 支援装置記憶部
121 技術リスト
122 利用者情報テーブル
123 会話情報テーブル
13 支援装置通信部
2 会員端末
21 会員端末制御部
211 技術リスト表示部
212 上達希望技術送信部
213 課題情報送信部
214 会話表示部
215 検索情報送信部
216 抽出表示部
22 会員端末記憶部
23 会員端末通信部
24 会員端末表示部
25 会員端末入力部
3 指導者端末
31 指導者端末制御部
32 指導者端末記憶部
33 指導者端末通信部
34 指導者端末表示部
35 指導者端末入力部
S2 スポーツ上達支援システム
6 スポーツ上達支援装置
61 支援装置制御部
611 リスト表示指令部
612 上達希望技術受信部
613 課題情報受信部
614 課題表示指令部
615 改善情報受信部
616 特徴情報生成部
617 改善情報生成部
618 再生情報生成部
619 会話表示指令部
620 検索情報受信部
621 抽出表示指令部
622 機械学習部
63 支援装置記憶部
631 技術リスト
632 利用者情報テーブル
633 会話情報テーブル
634 機械学習テーブル
635 再生情報テーブル
64 支援装置通信部
7 会員端末
71 会員端末制御部
711 技術リスト表示部
712 上達希望技術送信部
713 課題情報送信部
714 会話表示部
715 検索情報送信部
716 抽出表示部
717 動画再生部
72 会員端末記憶部
73 会員端末通信部
74 会員端末表示部
75 会員端末入力部
8 指導者端末
81 指導者端末制御部
82 指導者端末記憶部
83 指導者端末通信部
84 指導者端末表示部
85 指導者端末入力部
CA1 第1機械学習改善情報
CA2 第2機械学習改善情報
CC1 第1改善情報
CC2 第2改善情報
CC3 第3改善情報
CC4 第4改善情報
CC5 第5改善情報
CM 再生情報
CP1 第1課題情報
CP2 第2課題情報
CP3 第3課題情報
CP4 第4課題情報
N ネットワーク
RC 会話表示領域
RD 上達希望技術表示領域
RF 指導者識別情報表示領域
RI 入力領域
RL 技術リスト表示領域
RM 課題情報等表示領域
RS 検索情報入力領域
RT 上達希望技術識別情報表示領域
TM 課題情報
TR 改善情報
TT 上達希望技術

Claims (7)

  1. スポーツの上達に必要な複数種類の技術を含む技術リストの所定画面における技術リスト表示領域への表示を会員端末に指令可能なリスト表示指令部と、
    前記技術リストから選択された上達希望技術を前記会員端末から受信可能な上達希望技術受信部と、
    前記上達希望技術に関して前記会員端末を利用する会員が持つ課題に相当する課題情報を少なくとも文字列を介して前記会員端末から受信可能な課題情報受信部と、
    前記課題情報の指導者端末への表示を指令可能な課題表示指令部と、
    前記課題の改善に相当する改善情報を少なくとも文字列を介して前記指導者端末から受信可能な改善情報受信部と、
    前記上達希望技術に関する過去から現在までの前記課題情報及び前記改善情報を会話形式にて時系列にした表示であって、前記技術リスト表示領域での前記技術リストの表示と並行した前記所定画面における会話表示領域への表示を前記会員端末に指令可能な会話表示指令部と、
    を備え
    前記上達希望技術に関する検索情報を前記会員端末から受信可能な検索情報受信部と、
    前記検索情報に基づいて、前記上達希望技術に関する過去から現在までの前記課題情報及び前記改善情報を検索し、前記検索情報に関連する関連課題情報及び関連改善情報を抽出した表示を前記会員端末に指令可能な抽出表示指令部と、
    をさらに備える、スポーツ上達支援装置。
  2. 前記リスト表示指令部は、前記技術リストの前記技術リスト表示領域への表示を、複数の会員がそれぞれ使用する複数の会員端末に指令可能であり、
    前記会話表示指令部は、
    前記課題情報受信部が前記複数の会員端末のいずれかから前記課題情報を受信した場合、前記複数の会員端末のそれぞれに対して前記課題情報の会話形式での表示を指令可能であり、
    前記改善情報受信部が前記改善情報を受信した場合、前記複数の会員端末のそれぞれに対して前記改善情報の会話形式での表示を指令可能である、請求項1に記載のスポーツ上達支援装置。
  3. スポーツの上達に必要な複数種類の技術を含む技術リストの所定画面における技術リスト表示領域への表示を会員端末に指令可能なリスト表示指令部と、
    前記技術リストから選択された上達希望技術を前記会員端末から受信可能な上達希望技術受信部と、
    前記上達希望技術に関して前記会員端末を利用する会員が持つ課題に相当する課題情報を少なくとも文字列を介して前記会員端末から受信可能な課題情報受信部と、
    前記課題情報の指導者端末への表示を指令可能な課題表示指令部と、
    前記課題の改善に相当する改善情報を少なくとも文字列を介して前記指導者端末から受信可能な改善情報受信部と、
    前記上達希望技術に関する過去から現在までの前記課題情報及び前記改善情報を会話形式にて時系列にした表示であって、前記技術リスト表示領域での前記技術リストの表示と並行した前記所定画面における会話表示領域への表示を前記会員端末に指令可能な会話表示指令部と、
    を備え、
    前記課題情報と前記改善情報との対応付けを機械学習可能な機械学習部と、
    前記課題情報及び前記機械学習に基づいて前記課題の改善に相当する機械学習改善情報を生成可能である改善情報生成部と、
    をさらに備え、
    前記会話表示指令部は、前記上達希望技術に関する過去から現在までの前記課題情報、前記改善情報、及び前記機械学習改善情報を会話形式にて時系列にした表示であって、前記会話表示領域への表示を前記会員端末に指令可能である、請求項1または2に記載のスポーツ上達支援装置。
  4. 前記課題情報は、前記会員を識別可能な識別情報をさらに含み、
    前記機械学習部は、前記課題情報及び前記識別情報を関連付けた識別可能課題情報と前記改善情報との対応付けを機械学習する所定機械学習を実行可能であり、
    前記改善情報生成部は、前記識別可能課題情報及び前記所定機械学習に基づいて前記機械学習改善情報を生成可能である、請求項に記載のスポーツ上達支援装置。
  5. 前記課題情報に基づいて前記会員の特徴に関する特徴情報を生成可能な特徴情報生成部をさらに備え、
    前記機械学習部は、前記課題情報及び前記特徴情報を関連付けた特徴付課題情報と前記改善情報との対応付けを機械学習する特定機械学習を実行可能であり、
    前記改善情報生成部は、前記特徴付課題情報及び前記特定機械学習に基づいて前記機械学習改善情報を生成可能である、請求項又はに記載のスポーツ上達支援装置。
  6. 前記課題の改善に相当する改善動画を再生する再生手順であって、前記特徴を有する会員における指定再生手順で前記改善動画を再生可能な再生情報を、前記特徴情報に基づいて生成可能な再生情報生成部をさらに備え、
    前記会話表示指令部は、前記上達希望技術に関する過去から現在までの前記課題情報、前記改善情報、前記機械学習改善情報、及び前記再生情報を会話形式にて時系列にした表示であって、前記会話表示領域への表示を前記会員端末に指令可能である、請求項に記載のスポーツ上達支援装置。
  7. 会員端末に、
    スポーツの上達に必要な複数種類の技術を含む技術リストを所定画面における技術リスト表示領域に表示可能なリスト表示ステップと、
    前記技術リストから選択された上達希望技術をサーバに送信可能な上達希望技術送信ステップと、
    前記上達希望技術に関して前記会員端末を利用する会員が持つ課題に相当する課題情報を少なくとも文字列を介して前記サーバに送信可能な課題情報送信ステップと、
    指導者による前記課題の改善に相当する改善情報を少なくとも文字列を介して前記サーバから受信した場合に、前記上達希望技術に関する過去から現在までの前記課題情報及び前記改善情報を会話形式にて時系列にした表示であって、前記技術リスト表示領域での前記技術リストの表示と並行した前記所定画面における会話表示領域への表示を実行可能な会話表示ステップと、
    前記上達希望技術に関する検索情報を前記会員端末から受信する検索情報受信ステップと、
    前記検索情報に基づいて、前記上達希望技術に関する過去から現在までの前記課題情報及び前記改善情報を検索し、前記検索情報に関連する関連課題情報及び関連改善情報を抽出した表示を前記会員端末に指令する抽出表示指令ステップと、さらに備える、
    を実行させる、スポーツ上達支援プログラム。
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