JP7333864B2 - 媒体搬送装置 - Google Patents

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Description

本開示は、媒体搬送装置に関し、特に、媒体を分離して給送する媒体搬送装置に関する。
一般に、スキャナ装置等の媒体搬送装置には、載置台に載置された複数の媒体を分離して給送する給送ローラ対が設けられている。しかしながら、媒体搬送装置によって搬送される媒体には、給送ローラ対による分離力によって媒体搬送方向と直交する幅方向において両端側から中央側に向けて力が加えられ、しわ(撓み)が発生する可能性がある。搬送される媒体にしわが発生すると、その媒体を撮像した画像には色むらが発生する(明るい領域と暗い領域が混在する)可能性がある。一方、しわの発生を防止するために、搬送される媒体に、幅方向において中央側から両端側に向けて単純に力を加えると、媒体として薄紙が搬送された場合に、媒体が破れてしまう(裂けてしまう)可能性がある。
紙送りセンターラインの左右の対称位置に配置された1対の駆動ローラセグメントを有する画像形成装置が開示されている(特許文献1を参照)。この駆動ローラセグメントは、紙送りセンターライン側が太く、その反対側が細くなった、左右対称のテーパ形状に形成されている。
所定の間隔を開けて配置された2つのローラ部を有する画像形成装置が開示されている(特許文献2を参照)。この画像形成装置において、2つのローラ部の抜き勾配の方向が、抜き勾配によって小径に形成された端部が互いに対向し、大径に形成された端部が互いに外側を向くように配置されている。
特開2005-67806号公報 特許第6579062号公報
媒体搬送装置では、媒体の破れの発生を抑制しつつ、媒体のしわの発生を抑制させることが望まれている。
媒体搬送装置の目的は、媒体の破れの発生を抑制しつつ、媒体のしわの発生を抑制させることを可能とすることにある。
実施形態の一側面に係る媒体搬送装置は、媒体搬送方向と直交する方向に間隔を空けて配置され、且つ、媒体を分離して給送する給送ローラ対と、給送ローラ対に対して媒体搬送方向の下流側に、媒体搬送方向と直交する方向に間隔を空けて配置された搬送ローラ対と、を有し、搬送ローラ対において、少なくとも一方の搬送ローラの媒体搬送方向と直交する方向の外側端部の直径が内側端部の直径より大きく、各搬送ローラの外側端部の直径と内側端部の直径の差の合計Dが0.06mm以上且つ1.00mm以下である。
本実施形態によれば、媒体搬送装置は、媒体の破れの発生を抑制しつつ、媒体のしわの発生を抑制させることが可能となる。
本発明の目的及び効果は、特に請求項において指摘される構成要素及び組み合わせを用いることによって認識され且つ得られるだろう。前述の一般的な説明及び後述の詳細な説明の両方は、例示的及び説明的なものであり、特許請求の範囲に記載されている本発明を制限するものではない。
実施形態に従った媒体搬送装置100を示す斜視図である。 媒体搬送装置100内部の搬送経路を説明するための図である。 各ローラの配置について説明するための模式図である。 第1搬送ローラ113の形状について説明するための模式図である。 媒体に加えられる力について説明するための模式図である。 距離L1、L2及びL3と、移動量S1との関係を示すグラフである。 媒体に加えられる力について説明するための模式図である。 直径D2と直径D1の差と、移動量S2との関係を示すグラフである。 直径D2と直径D1の差と、移動量S2’との関係を示すグラフである。 直径D2と直径D1の差の良好な範囲を示すグラフである。 しわが発生した媒体が撮像された画像910の一例である。 他の搬送ローラ対について説明するための模式図である。 さらに他の搬送ローラ対について説明するための模式図である。
以下、本開示の一側面に係る媒体搬送装置について図を参照しつつ説明する。但し、本発明の技術的範囲はそれらの実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物に及ぶ点に留意されたい。
図1は、イメージスキャナとして構成された媒体搬送装置100を示す斜視図である。媒体搬送装置100は、原稿である媒体を搬送し、撮像する。媒体は、PPC(Plain Paper Copier)用紙、薄紙、厚紙等の用紙、プラスチック製のカード、冊子又はパスポート等である。媒体搬送装置100は、ファクシミリ、複写機、プリンタ複合機(MFP、Multifunction Peripheral)等でもよい。なお、搬送される媒体は、原稿でなく印刷対象物等でもよく、媒体搬送装置100はプリンタ等でもよい。
媒体搬送装置100は、下側筐体101、上側筐体102、載置台103及び排出台104等を備える。
上側筐体102は、媒体搬送装置100の上面を覆う位置に配置され、媒体つまり時、媒体搬送装置100内部の清掃時等に開閉可能なようにヒンジにより下側筐体101に係合している。
載置台103は、搬送される媒体を載置可能に下側筐体101に係合している。排出台104は、排出された媒体を保持可能に下側筐体101に係合している。
図2は、媒体搬送装置100内部の搬送経路を説明するための図である。
媒体搬送装置100内部の搬送経路は、給送ローラ111a、111b、ブレーキローラ112a、112b、第1搬送ローラ113a、113b、第2搬送ローラ114a、114b、第1撮像装置115a、第2撮像装置115b、第3搬送ローラ116a、116b及び第4搬送ローラ117a、117b等を有している。図2において矢印A1は媒体搬送方向を示す。以下では、上流とは媒体搬送方向A1の上流のことをいい、下流とは媒体搬送方向A1の下流のことをいう。
以下では、給送ローラ111a、111bを総じて給送ローラ111と称する場合がある。ブレーキローラ112a、112bを総じてブレーキローラ112と称する場合がある。第1搬送ローラ113a、113bを総じて第1搬送ローラ113と称する場合がある。第2搬送ローラ114a、114bを総じて第2搬送ローラ114と称する場合がある。第1撮像装置115a及び第2撮像装置115bを総じて撮像装置115と称する場合がある。第3搬送ローラ116a、116bを総じて第3搬送ローラ116と称する場合がある。第4搬送ローラ117a、117bを総じて第4搬送ローラ117と称する場合がある。なお、各ローラの数は一つ又は三つ以上でもよい。
下側筐体101の上面は、媒体の搬送路の下面を形成する下側ガイド105aを形成し、上側筐体102の下面は、媒体の搬送路の上面を形成する上側ガイド105bを形成する。
給送ローラ111及びブレーキローラ112は、給送ローラ対の一例であり、不図示のモータからの駆動力に従って回転し、媒体を分離して給送する。給送ローラ111は、下側筐体101に設けられ、載置台103に載置された媒体を下側から順に給送する。ブレーキローラ112は、上側筐体102に設けられ、給送ローラ111と対向して配置される。
第1搬送ローラ113及び第2搬送ローラ114は、搬送ローラ対の一例であり、不図示のモータからの駆動力に従って回転し、給送ローラ111及びブレーキローラ112により給送された媒体を下流側に搬送する。第1搬送ローラ113及び第2搬送ローラ114は、給送ローラ111及びブレーキローラ112に対して媒体搬送方向A1の下流側に配置される。第1搬送ローラ113は、下側筐体101に設けられる。第2搬送ローラ114は、上側筐体102に設けられ、第1搬送ローラ113と対向して配置される。なお、第1搬送ローラ113及び第2搬送ローラ114の内の一方のローラは、他方のローラの回転に従って従動する従動ローラでもよい。第1搬送ローラ113及び第2搬送ローラ114は、ゴム部材又は樹脂部材等により形成される。例えば、モータからの駆動力に従って回転するローラはゴム部材で形成され、他方のローラの回転に従って従動する従動ローラは樹脂部材で形成される。
第1撮像装置115aは、主走査方向に直線状に配列されたCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)による撮像素子を有する等倍光学系タイプのCIS(Contact Image Sensor)によるラインセンサを有する。また、第1撮像装置115aは、撮像素子上に像を結ぶレンズと、撮像素子から出力された電気信号を増幅し、アナログ/デジタル(A/D)変換するA/D変換器とを有する。第1撮像装置115aは、不図示の処理回路からの制御に従って、搬送された媒体の表面を撮像した入力画像を生成して出力する。
同様に、第2撮像装置115bは、主走査方向に直線状に配列されたCMOSによる撮像素子を有する等倍光学系タイプのCISによるラインセンサを有する。また、第2撮像装置115bは、撮像素子上に像を結ぶレンズと、撮像素子から出力された電気信号を増幅し、アナログ/デジタル(A/D)変換するA/D変換器とを有する。第2撮像装置115bは、処理回路からの制御に従って、搬送された媒体の裏面を撮像した入力画像を生成して出力する。
なお、媒体搬送装置100は、第1撮像装置115a及び第2撮像装置115bを一方だけ配置し、媒体の片面だけを読み取ってもよい。また、CMOSによる撮像素子を備える等倍光学系タイプのCISによるラインセンサの代わりに、CCD(Charge Coupled Device)による撮像素子を備える等倍光学系タイプのCISによるラインセンサが利用されてもよい。また、CMOS又はCCDによる撮像素子を備える縮小光学系タイプのラインセンサが利用されてもよい。
第3搬送ローラ116及び第4搬送ローラ117は、不図示のモータからの駆動力に従って回転し、第1搬送ローラ113及び第2搬送ローラ114により搬送された媒体をさらに下流側に搬送する。第3搬送ローラ116及び第4搬送ローラ117は、第1搬送ローラ113及び第2搬送ローラ114に対して媒体搬送方向A1の下流側に配置される。第3搬送ローラ116は、下側筐体101に設けられる。第4搬送ローラ117は、上側筐体102に設けられ、第3搬送ローラ116と対向して配置される。なお、第3搬送ローラ116及び第4搬送ローラ117の内の一方のローラは、他方のローラの回転に従って従動する従動ローラでもよい。
載置台103に載置された媒体は、給送ローラ111が図2の矢印A2の方向、即ち媒体給送方向に回転することによって、下側ガイド105aと上側ガイド105bの間を媒体搬送方向A1に向かって搬送される。ブレーキローラ112は、媒体搬送時、矢印A3の方向、即ち媒体給送方向の反対方向に回転する。給送ローラ111及びブレーキローラ112の働きにより、載置台103に複数の媒体が載置されている場合、載置台103に載置されている媒体のうち給送ローラ111と接触している媒体のみが分離される。これにより、分離された媒体以外の媒体の搬送が制限されるように動作する(重送の防止)。
媒体は、下側ガイド105aと上側ガイド105bによりガイドされながら、第1搬送ローラ113と第2搬送ローラ114の間に送り込まれる。媒体は、第1搬送ローラ113及び第2搬送ローラ114がそれぞれ矢印A4及び矢印A5の方向に回転することによって、第1撮像装置115aと第2撮像装置115bの間に送り込まれる。媒体は、撮像装置115により読み取られた後、第3搬送ローラ116及び第4搬送ローラ117がそれぞれ矢印A6及び矢印A7の方向に回転することによって、排出台104上に排出される。
図3は、各ローラの配置について説明するための模式図である。図3は、上側筐体102を取り外した状態で下側筐体101を上方から見た模式図である。
図3に示すように、給送ローラ111a、111bは、媒体搬送方向と直交する幅方向A8に間隔を空けて並べて配置され、給送ローラ111a、111bとそれぞれ対向するブレーキローラ112a、112bも、幅方向A8に間隔を空けて並べて配置される。また、第1搬送ローラ113a、113bは、幅方向A8に間隔を空けて並べて配置され、第1搬送ローラ113a、113bとそれぞれ対向する第2搬送ローラ114a、114bも、幅方向A8に間隔を空けて並べて配置される。また、第3搬送ローラ116a、116bは、幅方向A8に間隔を空けて並べて配置され、第3搬送ローラ116a、116bとそれぞれ対向する第4搬送ローラ117a、117bも、幅方向A8に間隔を空けて並べて配置される。
また、給送ローラ対及び搬送ローラ対は、搬送ローラ対の幅方向A8の外側端部間の距離L2が、給送ローラ対の幅方向A8の外側端部間の距離L1より大きくなるように設けられる。また、給送ローラ対及び搬送ローラ対は、媒体搬送方向A1において搬送ローラ対の回転軸の位置が、給送ローラ対の回転軸の位置より距離L3だけ下流側に配置されるように配置される。即ち、距離L3は、媒体搬送方向A1における給送ローラ対の回転軸と搬送ローラ対の回転軸の間の距離である。
図4は、第1搬送ローラ113の形状について説明するための模式図である。図4は、第1搬送ローラ113及び第2搬送ローラ114を媒体搬送装置100から取り外した状態で下流側から見た模式図である。
図4に示すように、第1搬送ローラ113は、円錐台形状を有し、直径の大きい方の面が幅方向A8の外側に配置され、直径の小さい方の面が幅方向A8の中央側に配置されるように設けられる。即ち、第1搬送ローラ113は、第1搬送ローラ113の幅方向A8の外側端部の直径D2が内側端部の直径D1より大きくなるように設けられる。一方、第2搬送ローラ114は、円柱形状を有し、第2搬送ローラ114の幅方向A8の各位置において直径が略均一になるように設けられる。
第1搬送ローラ113及び第2搬送ローラ114は、各搬送ローラの外側端部の直径と内側端部の直径の差(テーパ量)の合計Dが0.06mm以上且つ1.00mm以下であるように設けられる。特に、第1搬送ローラ113及び第2搬送ローラ114は、各搬送ローラの外側端部の直径と内側端部の直径の差の合計Dが以下の式(1)を満たすように媒体搬送装置100に設けられる。
D≧(-0.013)×{L3/(L2-L1))}+0.1045 (1)
本実施形態では、第2搬送ローラ114の外側端部の直径と内側端部の直径の差が0であるため、第1搬送ローラ113の外側端部の直径D1と内側端部の直径D2の差が、各搬送ローラの外側端部の直径と内側端部の直径の差の合計Dと等しい。
以下、各搬送ローラの外側端部の直径D1と内側端部の直径D2の差の合計Dを0.06mm以上且つ1.00mm以下とすることの技術的意義について説明する。
図5は、媒体の分離機能を有する媒体搬送装置Aにおいて、搬送される媒体に加えられる力について説明するための模式図である。
図5には、媒体搬送装置Aの搬送路の模式図が示されている。この搬送路には、幅方向A8に間隔を空けて並べて配置された複数の給送ローラFa、Fb、複数のブレーキローラBa、Bb、複数の第1搬送ローラC1a、C1b及び複数の第2搬送ローラC2a、C2bが設けられている。各第1搬送ローラC1a、C1bと、第2搬送ローラC2a、C2bとは、円柱形状を有し、幅方向A8の各位置の直径が均一であるように設けられている。また、幅方向A8において、第1搬送ローラC1a、C1b及び第2搬送ローラC2a、C2bの外側端部は、給送ローラFa、Fb及びブレーキローラBa、Bbの外側端部より幅方向A8の外側に配置されている。
図5には、A4サイズの用紙を幅方向A8の中心位置において半分に切断した媒体Mが、給送ローラFa、ブレーキローラBa、第1搬送ローラC1a及び第2搬送ローラC2aにより搬送される様子が示されている。媒体Mの第1搬送ローラC1a及び第2搬送ローラC2aと当接する領域には、第1搬送ローラC1a及び第2搬送ローラC2aにより媒体搬送方向A1に向かう力F1が加えられる。一方、媒体Mの給送ローラFa及びブレーキローラBaと当接する領域には、ブレーキローラBaにより媒体搬送方向A1の逆方向に向かう力F2が加えられる。この力F2により、媒体Mの第1搬送ローラC1a及び第2搬送ローラC2aと当接する領域には、ブレーキローラBa側に引っ張られる力F3が加えられ、媒体はスリップしやすくなる。
この力F3によって媒体がスリップする度合いは、ブレーキローラBaに近いほど大きくなり、ブレーキローラBaから離れるほど小さくなる。したがって、媒体Mの幅方向A8の中央側の領域は外側の領域よりスリップしやすくなり、媒体M全体に、幅方向A8の中央側に向かって回転する力F4が加えられる。図5に示すように、給送ローラFa、ブレーキローラBa、第1搬送ローラC1a及び第2搬送ローラC2aにより搬送される媒体Mは、幅方向A8において第1搬送ローラC1b側に傾いて搬送される。一方、媒体が給送ローラFa、Fb、ブレーキローラBa、Bb、第1搬送ローラC1a、C1b及び第2搬送ローラC2a、C2bにより搬送される場合、搬送される媒体には両端側から中央側に向けて力が加えられ、しわ(撓み)が発生する可能性がある。
幅方向A8において、第1搬送ローラC1a及び第2搬送ローラC2aの外側端部がブレーキローラBaの外側端部から離れるほど、媒体Mの第1搬送ローラC1a及び第2搬送ローラC2aと当接する領域内の各位置における力F3のばらつきが大きくなる。即ち、第1搬送ローラ及び第2搬送ローラの幅方向A8の外側端部間の距離L2と、給送ローラ及びブレーキローラの幅方向A8の外側端部間の距離L1との差が大きいほど、媒体Mが幅方向A8において第1搬送ローラC1b側に移動する移動量は大きくなる。図5において、移動量S1は、媒体Mを媒体搬送方向A1に100mm搬送させたときに、媒体Mが幅方向A8において第1搬送ローラC1b側に移動した移動量を示している。移動量S1は、媒体にしわを発生させる要因となる。
一方、媒体搬送方向A1において、第1搬送ローラC1a及び第2搬送ローラC2aの回転軸とブレーキローラBaの回転軸との距離が大きいほど、媒体Mの第1搬送ローラC1a及び第2搬送ローラC2aと当接する領域内の各位置における力F3が均一になる。即ち、媒体搬送方向A1における給送ローラ及びブレーキローラの回転軸と第1搬送ローラ及び第2搬送ローラの回転軸との間の距離L3が大きいほど移動量S1は小さくなる。
図6は、距離L1、L2及びL3と、移動量S1との関係を示すグラフ600である。
図6の横軸は{L3/(L2-L1)}を示し、縦軸は移動量S1[mm]を示す。グラフ600の直線601は、距離L1、L2及びL3が変化するように各ローラの配置位置を変更しながら移動量S1を測定した実験により得られている。上記したように、距離L2と距離L1の差が大きいほど、{L3/(L2-L1)}は小さくなり、移動量S1は大きくなる。一方、距離L3が大きいほど、{L3/(L2-L1)}は大きくなり、移動量S1は小さくなる。直線601から、以下の関係式(2)が導かれる。
(S1)=(-0.2919)×{L3/(L2-L1)}+(2.347) (2)
図7は、幅方向A8において第1搬送ローラの各位置における直径を異ならせた場合に、搬送される媒体に加えられる力について説明するための模式図である。
図7には、媒体搬送装置Bの搬送路の模式図が示されている。媒体搬送装置Bは媒体搬送装置Aと同様の構成を有する。但し、媒体搬送装置Bでは、第1搬送ローラC1a、C1bの代わりに、第1搬送ローラC1a’、C1b’が設けられている。第1搬送ローラC1a’、C1b’は、円錐台形状を有し、第1搬送ローラC1a’、C1b’の幅方向A8の外側端部の直径D2が内側端部の直径D1より大きくなるように設けられている。
図7には、図5と同様に、A4サイズの用紙を幅方向A8の中心位置において半分に切断した媒体Mが、給送ローラFa、ブレーキローラBa、第1搬送ローラC1a’及び第2搬送ローラC2aにより搬送される様子が示されている。一般に、円錐台形状を有するローラにより媒体を搬送させる場合、媒体は直径が大きい方の端部に向かって傾いていくように搬送される。したがって、第1搬送ローラC1a’により、媒体M全体に、幅方向A8の外側に向かって回転する力F5が加えられる。図7に示すように、給送ローラFa、ブレーキローラBa、第1搬送ローラC1a’及び第2搬送ローラC2aにより搬送される媒体Mは、幅方向A8において第1搬送ローラC1a’側に傾いて搬送される。一方、媒体が給送ローラFa、Fb、ブレーキローラBa、Bb、第1搬送ローラC1a’、C1b’及び第2搬送ローラC2a、C2bにより搬送される場合、搬送される媒体には中央側から両端側に向けて力が加えられ、媒体は両端側に向けて引っ張られる。
円錐台形状を有する第1搬送ローラC1a’により媒体が搬送される場合、その外側端部の直径D2と内側端部の直径D1の差が大きいほど、媒体Mに加えられる外側に向かう回転力F5が大きくなる。したがって、第1搬送ローラC1a’の外側端部の直径D2と内側端部の直径D1の差が大きいほど、媒体Mが幅方向A8において第1搬送ローラC1a’側に移動する移動量は大きくなる。図7において、移動量S2は、媒体Mを媒体搬送方向A1に100mm搬送させたときに媒体Mが幅方向A8において第1搬送ローラC1a’側に移動した移動量を示している。移動量S2は、媒体を広げてしわを除去する要因となる。
図8Aは、直径D2と直径D1の差と、移動量S2との関係を示すグラフ800である。
図8Aの横軸は直径D2と直径D1の差(D2-D1)を示し、縦軸は移動量S2[mm]を示す。グラフ800の直線801は、{L3/(L2-L1)}が0.88となるように各ローラを配置しつつ、直径D2と直径D1の差が変化するように第1搬送ローラC1a’の形状を変化させながら移動量S2を測定した実験により得られている。上記したように、直径D2と直径D1の差が大きいほど、移動量S2は大きくなる。直線801から、以下の関係式(3)が導かれる。
(S2)=(22.449)×(D2-D1)-2.090 (3)
図8Bは、直径D2と直径D1の差と、ブレーキローラによる分離力の影響を除去するように補正された移動量S2’との関係を示すグラフ810である。
図8Bの横軸は直径D2と直径D1の差(D2-D1)を示し、縦軸は補正された移動量S2’[mm]を示す。グラフ810の直線811は、図8Aに示した直線801の移動量S2に、図6に示した直線601上で{L3/(L2-L1)}が0.88である時の移動量S1の値(=2.090mm)を加算することにより得られている。グラフ800では、ブレーキローラによる分離力が発生する状態で、直径D2と直径D1の差と、移動量S2との関係が測定されており、移動量S2は、分離力による移動量S1による影響を含んでいる。グラフ810では、ブレーキローラによる分離力の影響が含まれない、直径D2と直径D1の差による純粋な移動量S2’が示される。直線811から、以下の関係式(4)が導かれる。
(S2’)=(22.449)×(D2-D1) (4)
図9Aは、直径D2と直径D1の差の良好な範囲を示すグラフ900である。
図9Aの横軸は{L3/(L2-L1)}を示し、縦軸は直径D2と直径D1の差(D2-D1)を示す。グラフ900の直線901は、図6の直線601と図8Bの直線811において、同一の値を有する移動量S1と移動量S2’にそれぞれ対応する{L3/(L2-L1)}と(D2-D1)の組合せの集合である。直線901から、以下の関係式(5)が導かれる。
(D2-D1)=(-0.013)×{L3/(L2-L1)}+0.1045 (5)
即ち、関係式(5)が成立する場合、移動量S1と移動量S2’は同一の値となり、媒体は媒体搬送方向A1に向かってまっすぐに搬送される。一方、関係式(5)の左辺が右辺より小さい場合、即ち(D2-D1)と{L3/(L2-L1)}の関係が、グラフ900の直線901より下側の領域に対応する場合、移動量S2’が移動量S1より小さくなり、媒体にしわ(撓み)が発生する。一方、関係式(5)の左辺が右辺より大きい場合、即ち(D2-D1)と{L3/(L2-L1)}の関係が、グラフ900の直線901より上側の領域に対応する場合、移動量S2’が移動量S1より大きくなり、媒体にしわ(撓み)は発生しない。
図9Bは、しわが発生した媒体が撮像された入力画像910の一例である。
図9Bに示すように、しわが発生した媒体が撮像された入力画像910では、撮像装置115と媒体との間の距離にばらつきが発生し、そのしわに対応する領域911に色むらが発生している(明るい領域と暗い領域が混在している)。
但し、移動量S2’が移動量S1より大きすぎると、媒体として薄紙が搬送された場合に、媒体が破れてしまう(裂けてしまう)可能性がある。第1搬送ローラの外側端部の直径D2と内側端部の直径D1の差が変化するように第1搬送ローラの形状を変化させながら所定の媒体を搬送させる実験を行った結果、差(D2-D1)が1.00mmより大きい場合に、媒体が破れる可能性が高いことがわかった。所定の媒体は、厚さが0.04mmであるA4サイズの用紙である。図9Aのグラフ900の直線902は、以下の式(6)により表され、媒体として薄紙が搬送された場合に、媒体に破れが発生する境界を示す。
(D2-D1)=1.00 (6)
即ち、関係式(6)の左辺が右辺より大きい場合、即ち(D2-D1)が、グラフ900の直線902より上側の領域に対応する場合、媒体に破れが発生する可能性が高い。一方、関係式(6)の左辺が右辺以下である場合、即ち(D2-D1)が、グラフ900の直線902の下側の領域に含まれる場合、媒体に破れが発生する可能性が低い。
したがって、関係式(5)の左辺が右辺以上であり且つ関係式(6)の左辺が右辺以下である場合、媒体にしわ及び破れの何れも発生しない可能性が高い。即ち、(D2-D1)と{L3/(L2-L1)}の関係が、グラフ900の直線901の上側の領域に対応し、且つ、(D2-D1)が、グラフ900の直線902の下側の領域に対応する場合、媒体にしわ及び破れの何れも発生しない可能性が高い。
一般的なスキャナ等の媒体搬送装置において、サポートされる媒体の最小の定型サイズはB9サイズ(45mm×64mm)である。給送ローラ対の幅方向A8の外側端部間の距離L1が45mm以上である場合、載置台103上でB9サイズの媒体の上にそれより大きいサイズの媒体が載置(混載)されると、B9サイズの媒体とその上に載置された媒体とがともに搬送されてしまう。したがって、給送ローラ対の幅方向A8の外側端部間の距離L1は45mm以下に設定されることが好ましい。
また、一般に、搬送ローラ対で媒体を確実に挟み込むためには、搬送ローラ対と媒体が25mm以上当接する必要がある。したがって、搬送ローラ対でB9サイズの媒体を安定して搬送させるために、搬送ローラ対の幅方向A8の内側端部間の距離は(45mm-25mm=20mm)以上に設定される。また、媒体搬送装置では、載置台において媒体が幅方向A8の中央位置からずれた位置に載置され、一組の搬送ローラ対のみにより媒体が搬送される可能性がある。一般に、一組の搬送ローラ対のみで媒体を安定して搬送させるためには、搬送ローラ対の幅方向A8のサイズは20mm以上である必要がある。したがって、搬送ローラ対の幅方向A8の外側端部間の距離L2は(20mm+20mm×2=60mm以上に設定されることが好ましい。
また、B9サイズ(45mm×64mm)の媒体を搬送させるためには、媒体搬送方向A1における給送ローラ対の回転軸と搬送ローラ対の回転軸の間の距離L3は45mm以下である必要がある。したがって、一般的な媒体搬送装置において、{L3/(L2-L1)}の最大値は{45mm/(60mm-45mm)}=3.0に設定される。
一方、搬送ローラ対と同様に、給送ローラ対で媒体を確実に挟み込むためには、給送ローラ対と媒体が25mm以上当接する必要がある。したがって、給送ローラ対の幅方向A8の外側端部間の距離L1は25mm以上に設定されることが好ましい。
また、搬送ローラ対は、幅方向A8の長さが長いほど媒体を安定して搬送することが可能となる。しかしながら、一般に、搬送ローラ対の幅方向A8の長さが50mmを超えると、ゴム等の部材の使用量の増大によるコストアップに対する、媒体の搬送の安定性の改善の度合いの比率は小さくなる。そのため、費用対効果を考慮すると、搬送ローラ対の幅方向A8の長さは50mm以下であることが好ましい。したがって、例えば、幅方向A8において、搬送ローラ対の内側端部が給送ローラ対の外側端部と略同一位置に配置される場合、搬送ローラ対の幅方向A8の外側端部間の距離L2は(25mm+50mm×2=125mm)以下に設定されることが好ましい。
また、給送ローラ対と搬送ローラ対のゴム部分が相互に干渉しないように、媒体搬送方向A1における給送ローラ対の回転軸と搬送ローラ対の回転軸の間の距離L3は20mm以上である必要がある。したがって、一般的な媒体搬送装置において、{L3/(L2-L1)}の最小値は{20mm/(125mm-25mm)}=0.2に設定される。
図9Aのグラフ900の直線901において、{L3/(L2-L1)}が0.2であるときの(D2-D1)は0.102mmであり、{L3/(L2-L1)}が3.0であるときの(D2-D1)は0.066mmである。したがって、(D2-D1)が0.06mm以上であれば、一般的な媒体搬送装置において、媒体のしわの発生を抑制させることが可能となる。即ち、媒体搬送装置100は、(D2-D1)を1.00mm以下且つ0.06mm以上とすることにより、媒体のしわの発生及び破れの発生の両方を抑制させることが可能となる。特に、媒体搬送装置100は、(D2-D1)を、グラフ900の斜線部分に対応するように、即ち1.00mm以下且つ以下の式(7)を満たすように設定することにより、媒体のしわの発生及び破れの発生の両方を抑制させることが可能となる。
(D2-D1)≧(-0.013)×{L3/(L2-L1))}+0.1045 (7)
以上詳述したように、媒体搬送装置100は、搬送ローラ対の外側端部の直径と内側端部の直径の差(テーパ量)を0.06mm以上且つ1.00mm以下に設定することにより、媒体の破れの発生を抑制しつつ、媒体のシワの発生を抑制させることが可能となった。
図10Aは、他の実施形態に係る媒体搬送装置における搬送ローラ対について説明するための模式図である。
図10Aに示すように、本実施形態に係る媒体搬送装置は、第1搬送ローラ113a、113bの代わりに第1搬送ローラ213a、213bを有し、第2搬送ローラ114a、114bの代わりに第2搬送ローラ214a、214bを有する。以下では、第1搬送ローラ213a、213bを総じて第1搬送ローラ213と称し、第2搬送ローラ214a、214bを総じて第2搬送ローラ214と称する場合がある。
第1搬送ローラ213は、円柱形状を有し、第1搬送ローラ213の幅方向A8の各位置において直径が均一になるように設けられる。一方、第2搬送ローラ214は、円錐台形状を有し、直径の大きい方の面が幅方向A8の外側に配置され、直径の小さい方の面が幅方向A8の中央側に配置されるように設けられる。即ち、第2搬送ローラ214は、第2搬送ローラ214の幅方向A8の外側端部の直径が内側端部の直径より大きくなるように設けられる。
第1搬送ローラ113及び第2搬送ローラ114と同様に、第1搬送ローラ213及び第2搬送ローラ214は、各搬送ローラの外側端部の直径と内側端部の直径の差の合計Dが0.06mm以上且つ1.00mm以下であるように設けられる。特に、第1搬送ローラ213及び第2搬送ローラ214は、各搬送ローラの外側端部の直径と内側端部の直径の差の合計Dが上記した式(1)を満たすように媒体搬送装置100に設けられる。
本実施形態では、第1搬送ローラ213の外側端部の直径と内側端部の直径の差が0であるため、第2搬送ローラ214の外側端部の直径と内側端部の直径の差が、各搬送ローラの外側端部の直径と内側端部の直径の差の合計Dと等しい。
以上詳述したように、媒体搬送装置は、第2搬送ローラがテーパ形状を有する場合も、媒体の破れの発生を抑制しつつ、媒体のシワの発生を抑制させることが可能となった。即ち、媒体搬送装置において、搬送ローラ対は、第1搬送ローラ及び第2搬送ローラの内の少なくとも一方の搬送ローラの幅方向A8の外側端部の直径が内側端部の直径より大きくなるように設けられればよい。
図10Bは、さらに他の実施形態に係る媒体搬送装置における搬送ローラ対について説明するための模式図である。
図10Bに示すように、本実施形態に係る媒体搬送装置は、第1搬送ローラ113a、113bの代わりに第1搬送ローラ313a、313bを有し、第2搬送ローラ114a、114bの代わりに第2搬送ローラ314a、314bを有する。以下では、第1搬送ローラ313a、313bを総じて第1搬送ローラ313と称し、第2搬送ローラ314a、314bを総じて第2搬送ローラ314と称する場合がある。
第1搬送ローラ313及び第2搬送ローラ314は、それぞれ円錐台形状を有し、直径の大きい方の面が幅方向A8の外側に配置され、直径の小さい方の面を幅方向A8の中央側に配置されるように設けられる。即ち、第1搬送ローラ313及び第2搬送ローラ314は、各搬送ローラの幅方向A8の外側端部の直径が内側端部の直径より大きくなるように設けられる。
第1搬送ローラ113及び第2搬送ローラ114と同様に、第1搬送ローラ313及び第2搬送ローラ314は、各搬送ローラの外側端部の直径と内側端部の直径の差の合計Dが0.06mm以上且つ1.00mm以下であるように設けられる。特に、第1搬送ローラ313及び第2搬送ローラ314は、各搬送ローラの外側端部の直径と内側端部の直径の差の合計Dが上記した式(1)を満たすように媒体搬送装置100に設けられる。
以上詳述したように、媒体搬送装置は、第1搬送ローラ及び第2搬送ローラの両方がテーパ形状を有する場合も、媒体の破れの発生を抑制しつつ、媒体のシワの発生を抑制させることが可能となった。
100 媒体搬送装置
111 給送ローラ
112 ブレーキローラ
113 第1搬送ローラ
114 第2搬送ローラ

Claims (2)

  1. 媒体搬送方向と直交する方向に間隔を空けて配置され、且つ、媒体を分離して給送する給送ローラ対と、
    前記給送ローラ対に対して媒体搬送方向の下流側に、媒体搬送方向と直交する方向に間隔を空けて配置された搬送ローラ対と、を有し、
    前記搬送ローラ対において、
    少なくとも一方の搬送ローラの媒体搬送方向と直交する方向の外側端部の直径が内側端部の直径より大きく、
    各搬送ローラの媒体搬送方向と直交する方向における長さが20mm以上且つ50mm以下であり、
    各搬送ローラの前記外側端部の直径と前記内側端部の直径の差の合計Dが0.06mm以上且つ1.00mm以下であ
    前記少なくとも一方の搬送ローラは、モータにより駆動し、
    前記搬送ローラ対のうちの少なくとも一方の搬送ローラは、ゴムで形成され、
    媒体搬送方向と直交する方向において、前記搬送ローラ対の外側端部は、前記給送ローラの外側端部より外側に配置される、
    ことを特徴とする媒体搬送装置。
  2. 前記搬送ローラ対は、前記差の合計Dが以下の式を満たすように当該媒体搬送装置に設けられる、
    D≧(-0.013)×{L3/(L2-L1))}+0.1045
    ここで、L1は前記給送ローラ対の媒体搬送方向と直交する方向の外側端部間の距離であり、L2は前記搬送ローラ対の媒体搬送方向と直交する方向の外側端部間の距離であり、L3は媒体搬送方向における前記給送ローラ対の回転軸と前記搬送ローラ対の回転軸の間の距離である、請求項1に記載の媒体搬送装置。
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