JP7333123B1 - ジョイントルアー - Google Patents
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Abstract
Description
このジョイント式ルアーは、第一ボディと第二ボディとの連結部に備えられており、第二ボディの屈曲アクションに伴って第一ボディに対して屈曲抵抗を生じさせうる抵抗部を備えていることを特徴としている。
このジョイントタイプミノーは、魚を模して形成されたボディを、ボディ本体部とテール部とに分割するとともに、これらが相互に揺動可能な状態に閂状構造により連結して構成されたルアーにおいて、ボディ本体部とテール部との揺動を規制するための構造を具えたことを特徴としている。
本発明は、飛行中にボディが屈曲してしまうことが抑制されたジョイントルアーを提供することを目的とする。
本発明の第1の実施の形態に係るジョイントルアー10は、図1に示すように、魚体を模したルアーであり、第1のボディ部21、第2のボディ部22及び連結制御部材30を備えている。
第1のボディ部21の内部には、空間S1が形成され、後側の曲面状となっている後側の端面には、第1の穴H1が形成されている。
第2のボディ部22の前側の端面は、第1のボディ部21の後側の端面に対向した曲面となっており、第2の穴H2が形成されている。この第2の穴H2は、第1の穴H1に対応する位置に設けられており、第1の穴H1と第2の穴H2とにより、空間(第1の空間の一例)S2が形成されている。付言すると、空間S2は、第2のボディ部22が揺れ動くことに伴って変形することになる。
連結制御部材30は、第1の穴H1の内部に設けられた回転軸302の回りに回転可能に設けられている。この回転軸302は、ジョイントルアー10の長手方向と交差する方向に延びている。
外周部306の厚さは、基部304よりも大きくなるように設定されており、連結制御部材30は、重力に倣って円滑に回転し易くなっている。
図3(A)に示すように、キャスト前においては、第1のボディ部21の前端に設けられたラインアイレット214にラインが結ばれ、ジョイントルアー10は、ラインに垂れ下がった状態となっている。
重り224は、重力に倣って下方(尾の側)へと移動するので、第1のボディ部21及び第2のボディ部22が直線状になるように作用する。
その結果、第2のボディ部22の第1のボディ部21に対する動きが制限され、ジョイントルアー10は屈曲することが抑制され、その形態が安定する。
図3(B)に示すように、キャスト直後においては、ジョイントルアー10は、第1のボディ部21を前方にして飛行する状態となる。
連結制御部材30の位置は、慣性力の作用により、キャスト前の状態(図3(A)参照)が維持される。すなわち、連結制御部材30の一部が第1の穴H1の内部に、残りが第2の穴H2の内部に位置するので、ジョイントルアー10は屈曲することが抑制され、その形態が安定する。
なお、重り224の位置も、慣性力の作用により、キャスト前の状態が維持される。従って、第1のボディ部21及び第2のボディ部22が直線状になるように維持される。
図3(C)に示すように、着水後の状態においては、慣性力の作用を失った連結制御部材30が、重力に倣って回転軸302の回りに回転移動する。
すなわち、連結制御部材30の全ての部分が、第1の穴H1へと移動する。従って、リトリーブにより、第2のボディ部22は、第1のボディ部21に対して揺れ動くことができる。
なお、重り224は、着水後のジョイントルアー10の動きに伴って空間S3の内部を移動し、保持穴H224に嵌まることで安定的に保持される。
続いて、本発明の第2の実施の形態に係るジョイントルアー60について説明する。第1の実施の形態に係るジョイントルアー10と同一の構成要素については、同じ符号を付して詳しい説明を省略する場合がある。
第1のボディ部71の内部には、空間S6が形成され、曲面状となっている後側の端面には、第1の穴H6が形成されている。この第1の穴H6は、開口部713から内部に向かうに従って、下方へと落ち込み、第1の穴H6が延びる方向と直交する方向に切断した断面積が徐々に小さくなる形状となっている。開口部713は、図5(A)に示すように、内部よりも断面積が大きくなるように広がって形成されている。
第1の穴H6の両側の内面には、図5(B)に示すように、第1の穴H6が延びる方向に沿って、それぞれ連結制御部材80の案内手段となる案内溝715が形成されている。
第2のボディ部72の後端部には、フックアイレット722を介してフック(不図示)が取り付けられている。
第2のボディ部72の内部には、図4に示すように、空間(第2の空間の一例)S8が形成されている。空間S8は前後方向に長手となるように延びる形状となっており、内部を移動可能な球状の重り724が設けられている。空間S8の前端部の下側には、重り724が落ち込むことができる大きさの保持穴H724が形成されている。重りは、例えば金属製であることが好ましい。
連結制御部材80は、空間S7の内部を移動可能に設けられている。
連結制御部材80は、図6(A)、(B)に示すように、第1の穴H6の側にある前部802及び第2の穴H7の側になる後部804を有している。
連結制御部材80の厚さTは、後部804よりも前部802(突起806を除く)の方が大きくなるように形成され、連結制御部材80の重心が、第1の穴H6の側に位置するように設定されており、連結制御部材80は、重力に倣って第1の穴H6の側に移動し易くなっている。
図7(A)に示すように、キャスト前においては、第1のボディ部71の前端に設けられたラインアイレット714にラインが結ばれ、ジョイントルアー60は、ラインに垂れ下がった状態となっている。
重り724は重力に倣って下方(尾の側)へと移動するので、第1のボディ部71及び第2のボディ部72が直線状になるように作用する。
その結果、第2のボディ部72の第1のボディ部71に対する動きが制限され、ジョイントルアー60の形態が安定する。
図7(B)に示すように、キャスト直後においては、ジョイントルアー60は、第1のボディ部71を前方にして飛行する状態となる。
連結制御部材80の位置は、慣性力の作用により、キャスト前の状態(図7(A)参照)が維持される。すなわち、連結制御部材80の一部が第1の穴H6の内部に、残りが第2の穴H7の内部に位置するので、ジョイントルアー60は屈曲することが抑制され、その形態が安定する。
なお、重り724の位置も、慣性力の作用により、キャスト前の状態が維持される。従って、第1のボディ部71及び第2のボディ部72が直線状になるように維持される。
図7(C)に示すように、着水後の状態においては、慣性力の作用を失った連結制御部材80が、重力に倣って移動する。
すなわち、連結制御部材80の全ての部分が、図5(A)に示す案内溝715によって案内され、第1の穴H6へと移動する。従って、リトリーブにより、第2のボディ部72は、第1のボディ部71に対して揺れ動くことができる。
なお、重り724は、着水後のジョイントルアー60の動きに伴って空間S8の内部を移動し、保持穴H724に嵌まることで安定的に保持される。
21 第1のボディ部
22 第2のボディ部
30 連結制御部材
60 ジョイントルアー
71 第1のボディ部
72 第2のボディ部
80 連結制御部材
212 フックアイレット
214 ラインアイレット
222 フックアイレット
242、244 連結金具
246、248 回転軸
302 回転軸
304 基部
306 外周部
712 フックアイレット
713 開口部
714 ラインアイレット
715 案内溝
722 フックアイレット
723 開口部
802 前部
804 後部
806 突起
742、744 連結金具
746、748 回転軸
H1、H6 第1の穴
H2、H7 第2の穴
H224 保持穴
H302 貫通孔
H724 保持穴
S1、S2、S3 空間
S6、S7、S8 空間
Claims (10)
- 第1の穴が形成された第1のボディ部と、
前記第1のボディ部に対して移動可能に連結され、前記第1の穴に対応する位置に第2の穴が形成された第2のボディ部と、
前記第1の穴と前記第2の穴とにより形成された第1の空間の内部を移動可能に設けられた連結制御部材と、を備え、
飛行中は、前記連結制御部材の一部が前記第1の穴の内部に、残りが前記第2の穴の内部に位置するジョイントルアーであって、
姿勢が少なくとも水平方向を向いて静止している状態にあるとき、前記連結制御部材が前記第2の穴から前記第1の穴の方に移動するように重力が作用するジョイントルアー。 - 請求項1記載のジョイントルアーにおいて、
前記連結制御部材が、回転軸の回りに回転可能に設けられているジョイントルアー。 - 請求項2記載のジョイントルアーにおいて、
前記連結制御部材の厚さが、前記回転軸の側よりも該回転軸から離れた側の方が大きいジョイントルアー。 - 請求項1記載のジョイントルアーにおいて、
前記第2の穴の底の高さが、前記第1の穴の底の高さよりも低い位置にあるジョイントルアー。 - 請求項4記載のジョイントルアーにおいて、
前記連結制御部材の重心が、前記第1の穴の側にあるジョイントルアー。 - 請求項5記載のジョイントルアーにおいて、
前記連結制御部材の厚さが、前記第2の穴の側よりも前記第1の穴の側の方が大きいジョイントルアー。 - 請求項6記載のジョイントルアーにおいて、
前記第1の穴に、前記連結制御部材を案内する案内溝が形成されているジョイントルアー。 - 請求項2又は4記載のジョイントルアーにおいて、
前記第2のボディ部の内部に第2の空間が形成され、
前記第2の空間を移動可能な重りを更に備えたジョイントルアー。 - 請求項8記載のジョイントルアーにおいて、
前記第2の空間が、前後方向に延び、
前記第2の空間の内部の前側に、前記重りが落ち込む窪みが形成されているジョイントルアー。 - 請求項8記載のジョイントルアーにおいて、
飛行中は、前記重りが、前記第2の空間の後方に移動し、
着水後は、前記重りが、予め決められた位置に保持されるジョイントルアー。
Priority Applications (1)
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JP2023009371A JP7333123B1 (ja) | 2023-01-25 | 2023-01-25 | ジョイントルアー |
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JP2023009371A JP7333123B1 (ja) | 2023-01-25 | 2023-01-25 | ジョイントルアー |
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Citations (3)
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JP2005143446A (ja) | 2003-11-19 | 2005-06-09 | Jiyakuson:Kk | ジョイントタイプミノー |
JP2022064570A (ja) | 2020-10-14 | 2022-04-26 | 哲典 沖本 | ジョイントルアー |
JP2022175034A (ja) | 2021-05-12 | 2022-11-25 | 株式会社シマノ | ルアー |
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Patent Citations (3)
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JP2022064570A (ja) | 2020-10-14 | 2022-04-26 | 哲典 沖本 | ジョイントルアー |
JP2022175034A (ja) | 2021-05-12 | 2022-11-25 | 株式会社シマノ | ルアー |
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