JP7331422B2 - 加温用プラスチック製容器 - Google Patents
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Description
深い周溝31は補強溝35と同様に環状に形成されているが、補強溝35より溝が深くなっている。加温用プラスチック製容器1に複数の周溝を設ける場合、少なくとも1つは、深い周溝を設けることが好ましい。また、補強溝35と、これより深い溝である深い周溝31を両方設けることで、内圧が上昇した際により内圧の変化を吸収することができ、さらに深い周溝35を設けない部分にロールラベル等を貼付すれば、ラベルへの皺などの影響がないため、好適である。
本実施の形態による加温用プラスチック製容器1は、上述したように、全高Hが180mm~200mmとなっている。この場合、キャップを装着することによって全高が2mm程度高くなり、加温により全高Hが10mm程度伸びた場合であっても、一般的な加温販売用の自動販売機の商品収納ラックで許されるプラスチック製容器のキャップを含む全高Hの寸法範囲に収めることができる。
本実施の形態による加温用プラスチック製容器1は、上述したように、最大胴径Dが65mm~69mmとなっている。この場合、加温により最大胴径Dが2.0mm程度縮んで細くなった場合であっても、加温用プラスチック製容器1を一般的な加温販売用の自動販売機の商品収納ラックで許されるプラスチック製容器の最大胴径の寸法範囲に収めることができる。
図2では、加温用プラスチック製容器1の一般的なキャップを嵌める口部が(A)に、(B)には底部40が示されている。底部40は、外側から円周状境界部43、円周状接地部42、最も内側に陥没した底部中央部41というように構成されている。
また、補強溝35の補強溝上側周面36の外端から補強溝溝底面37までの、補強溝の深さМは、0.3mm~2.0mmであれば好適である。
また、補強溝35の補強溝上側周面36と補強溝下側周面38の間の、補強溝の幅Nは、0.5mm以上5.0mm以下であれば、好適である。
補強溝の深さМと補強溝の幅Nを以上のように形成することにより、ロールラベルを貼付する際に皺になるなどの影響が少なくなり、好ましい。
まず加温用プラスチック製容器1内に、例えば緑茶、コーヒー等の内容液を充填し、その後これを図示しないキャップで密栓する。さらに胴部30周囲にロールラベル等を付す。
上記2種類のプラスチック製容器(実施例1及び比較例1)について、それぞれ内容液(水)を500ml充填した後、キャップにより密栓した。その後、各プラスチック製容器を、自動販売機内での加温販売を想定して槽内を60℃に設定したエスペック製の恒温槽PR-3KPに横置きで収容した。温度を60℃としたのは、加温販売用の自動販売機の温度設定は、内容液の品質保持の観点から一般的に55℃~60℃であるためである。加温により内容液が酸化や熱劣化するため加温期間は最大で2週間(14日)とするのが一般的であるため、60度で最大14日間保存する試験を実施した。この状態で各プラスチックボトルの寸法を計測した。加温後のキャップを含む全高が203mm~212mm、かつ加温後の最大胴径Dが52mm~69mmの範囲に収まっている場合を〇、いずれのか寸法範囲に収まっていない場合を×、で判定した(表2参照)。
次に、過酷な条件で評価をするため、及び自動販売機のヒーターの設定温度が60℃であっても、自動販売機内の温度が一時的にオーバーシュートした場合を想定して、2種類のプラスチック製容器(実施例、及び比較例)を、槽内が65℃となるように温度設定した恒温槽に横置きで収容して24時間保存し、上記と同様に評価した(表2参照)。
10 口部
11 ねじ部
12 フランジ部
20 肩部
30 胴部
31 深い周溝
35 補強溝
40 底部
41 底部中央部
42 円周状接地部
43 円周状境界部
50 接地面
H プラスチック製容器の全高
D プラスチック製容器の最大胴径
L 深い周溝の深さ
W 深い周溝の幅
θ 傾斜角
Claims (3)
- 満注容量が450ml~550mlであり、口部と、肩部と、胴部と、底部とを有する加温用プラスチック製容器において、全高が180mm~200mmであり、胴径が65mm~69mmであり、前記胴部に1つ以上深い周溝と1つ以上補強溝とを備え、
前記深い周溝の深さは、前記補強溝の深さよりも深く、
前記深い周溝の深さは2.5mm以上4.5mm以下であり、
前記補強溝の深さは0.3mm以上2.0mm以下であり、
前記加温用プラスチック製容器は、周方向において平滑であり、圧力吸収パネルを有さず、
前記深い周溝は、前記加温用プラスチック製容器の円周状接地部から、前記加温用プラスチック製容器全高の2分の1の高さまでの範囲にのみ設けられ、
前記円周状接地部から前記2分の1の高さまでの範囲に、前記深い周溝と前記補強溝が混在して設けられ、
前記深い周溝は、前記円周状接地部から前記2分の1の高さまでの範囲の、最も前記口部に近い側及び、最も前記底部に近い側に設けられ、
前記深い周溝は、上側周面と、溝底面と、下側周面とから構成され、前記上側周面は、前記溝底面の上縁と連なり上方に傾斜し、前記下側周面は、前記溝底面の下縁と連なり下方に傾斜し、
前記補強溝は、補強溝上側周面と、補強溝溝底面と、補強溝下側周面とから構成され、前記補強溝上側周面は、前記補強溝溝底面の上縁と連なり上方に傾斜し、前記補強溝下側周面は、前記補強溝溝底面の下縁と連なり下方に傾斜することを特徴とする、加温用プラスチック製容器。 - 前記深い周溝の幅は0.5mm以上、5mm以下であることを特徴とする、請求項1に記載の加温用プラスチック製容器。
- 前記底部は前記円周状接地部及び円周状境界部を有し、該円周状境界部は該円周状接地部に対して0度以上30度以下の範囲で傾斜していることを特徴とする、請求項1乃至2のいずれかに記載の加温用プラスチック製容器。
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