JP7330908B2 - 蓋材付き容器の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、容器本体のフランジ部にシート状の蓋材が固着された蓋材付き容器の製造方法に関する。
食品や飲料などの内容物を収容する容器の分野においては、例えば特許文献1に示されているように、容器本体の上端部に設けたフランジ部にシート状の蓋材を固着することによって、収容した内容物を密閉状態で保つことができる蓋材付き容器が既知である。
この種の蓋材付き容器は、合成樹脂製の容器本体と、金属を含んで構成される素材(例えば単層の金属製シート(アルミニウムシート)や、金属製シートと合成樹脂シートを積層させた積層シート等)を使用して形成される蓋材とを準備し、容器本体の収容空間に内容物を収めた状態で収容空間を覆うように蓋材を被せ、熱を加えることによって容器本体のフランジ部に蓋材を固着させるものがある。
この点につき、図3、図4を参照しながら説明する。従来の蓋材付き容器51において容器本体52のフランジ部56に蓋材58を固着させるに当たっては、フランジ部56の下面を支持した状態で、上方から円環状をなす熱板21を蓋材58に押し付けて熱を加えることが一般的である。また多くの場合において熱板21の下面には、例えばフランジ部56に蓋材58をより強く押し付けて両者が確実に固着されること等を目的として、下方に向けて突出する円環状のリング部22が、フランジ部56の上面における幅方向略中央部に位置するところに設けられている。なお図4では、蓋材58は省略している。
特開平10-236532号公報
ところで上記のようにして蓋材58をフランジ部56に固着させた場合、図3に示すように、容器本体52のフランジ部56に対して、蓋材58の端部59が浮き上がった状態になることがあった。このように蓋材58の端部59が浮き上がると、蓋材58は金属を含むことによって比較的硬いこともあって、端部59に触れた際に指先を傷つけてしまうことが懸念される。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであって、蓋材の端部がフランジ部から浮き上がる不具合を有効に防止することが可能な蓋材付き容器の製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、有底筒状をなしていてその内側に内容物を収める収容空間を有するとともに上端部にフランジ部を有する合成樹脂製の容器本体を形成する工程と、
金属を含んで構成されるのシート状の蓋材を、前記蓋材の上方から熱板を押し付けるとともに前記蓋材に熱を加えることによって、前記収容空間を覆うようにして前記フランジ部に固着する工程と
を含み、
前記容器本体は、前記フランジ部の外端から上方へ向けて突出する突起を有し、
前記熱板の下面には、下方に向けてリング部が、前記フランジ部の上面における幅方向中央部に位置するところに設けられ、
前記フランジ部の厚みT1、前記突起の厚みT2および前記リング部の厚みT3が
0.1×T1<T2≦T3≦0.5×T1
を満たす蓋材付き容器の製造方法である。
前記突起は、前記フランジ部の全周に亘って設けられることが好ましい。
前記フランジ部の幅W1、前記突起の幅W2および前記リング部の幅W3が
(0.5×W1-0.5×W3)>W2
を満たすことが好ましい。
本発明の蓋材付き容器によれば、フランジ部の外端から上方へ向けて突出する突起によって、蓋材の端部がより強固に固着されるため、フランジ部からの蓋材の端部の浮き上がりを有効に防止することができる。
本発明に係る蓋材付き容器の一実施形態を示す側面視での断面図である。 本実施形態におけるフランジ部、フランジ部に設けた突起、及び熱板に設けたリング部との関係について説明する図である。 比較例である従来の蓋材付き容器について示した側面視での断面図である。 比較例である従来の蓋材付き容器におけるフランジ部、フランジ部に設けた突起、及び熱板に設けたリング部との関係について説明する図である。
以下、図面を参照しながら本発明に従う蓋材付き容器の一実施形態(蓋材付き容器1)について説明する。なお、本明細書等において、「上」方向、「下」方向とは、図1に示すように蓋材付き容器1を正立姿勢にした状態(底部(符号3)が下方に位置し、フランジ部(符号6)が上方に位置する状態)での向きをいう。
本実施形態の蓋材付き容器1は、容器本体2と蓋材8とで構成されるものである。図1では、例えば食品や飲料等の内容物Nを容器本体2に収容した状態を示している。
容器本体2は有底筒状をなすものであり、本実施形態ではカップ状に形成されている。更に具体的に説明すると、本実施形態の容器本体2は、円板状をなす底部3と、底部3の外縁部から下方に向けて延在して、机等に容器本体2を載置した際に机の上面から底部3を離隔させる下部周壁4と、底部3の外縁部を取り囲んで上方に向けて延在して、底部3との間で内容物Nが収容される収容空間Sを区画する上部周壁5と、上部周壁5の上部から径方向外側に向けて延在する円環状のフランジ部6とを備えている。
そしてフランジ部6の外端には、図2に示すように、上方へ向けて突出する突起7が設けられている。なお、突起7を除いてフランジ部6の上面は平坦である。本実施形態の突起7は、横断面形状が矩形状になるものであって、フランジ部6の外端に沿って全周に亘って設けられている。また突起7の上方に向けた突出量は、フランジ部6の厚みよりも小さくなっている。なお、フランジ部6の厚みT1と突起7の厚み(突出量)T2との関係、及びフランジ部6の幅(径方向長さ)W1と突起7の幅(径方向長さ)W2との関係については後述する。
容器本体2は合成樹脂で形成されている。合成樹脂の種類は特に問わないが、例えばポリプロピレン(PP)やポリエチレン(PE)、ポリスチレン(PS)、ポリエチレンテレフタレート(PET)等が使用される。また容器本体2を形成する手法も種々選択可能であって、例えば合成樹脂製のシート材料を熱成形(サーモフォーミング成形)してもよいし、溶融した合成樹脂を金型に射出して冷却後に金型から取り出す射出成形を利用してもよい。
なお、容器本体2の形状は図示したものに限られず、例えば下部周壁4は省略してもよい。また図1の容器本体2は、横断面形状が円形になるものであるが、多角形など他の形状であってもよい。
蓋材8は、シート状をなすものであって、金属を含んで構成される素材(例えば金属としてアルミニウムを使用した単層のアルミニウムシートや、金属製のシートと合成樹脂製のシートを積層させた積層シート等)で形成される。本実施形態の蓋材8は、アルミニウムシートを使用し、全体的に円板状に形成されるとともにその外縁部の一部が径方向外側に突出するように形成されている。
このような容器本体2と蓋材8は、収容空間Sに内容物Nを収めておき、収容空間Sを覆うように蓋材8の載せ置き、フランジ部6の下面を支持した状態で、例えば図2に示す如き円環状となる熱板21を上方から蓋材8に押し付けて蓋材8に熱を加えることによって、蓋材8をフランジ部6に固着させることができる。なお熱板21の下面には、下方に向けて突出する円環状のリング部22が、フランジ部6の上面における幅方向略中央部に位置するところに設けられている。また図2では、蓋材8は省略している。
このような突起7を備える蓋材付き容器1について、本発明者が検討を重ねたところ、突起7の厚み(突出量)T2や突起7の幅(径方向長さ)W2を種々変更した場合においても、図1の部分拡大図に示すように、蓋材8の端部9はフランジ部6に密着した状態となっていた。一方、本実施形態の蓋材付き容器1の効果を確認するために準備した、突起7を設けていない点を除いて蓋材付き容器1と同様の構成になる従来の蓋材付き容器51(図3、4参照)においては、同条件で固着工程を実施しても、図3に示すように、フランジ部56に対して蓋材58の端部59が浮き上がるものが認められた。このように本実施形態の蓋材付き容器1によれば、突起7を持たない従来の蓋材付き容器51に比して、蓋材8における端部9の浮き上がりを有効に防止することができる。
そして本発明者が更に検討を重ねたところ、フランジ部6及び突起7の関係が下記の式(1)を満たす場合は、端部9の浮き上がり防止に対してより効果的であることが認められた。そして、フランジ部6と突起7に加えて熱板21のリング部22の関係が下記の式(2)を満たす場合は、端部9の浮き上がり防止効果が特に優れていた。ここで、下記の式(1)、(2)におけるT3はリング部22の厚み(熱板21からの突出量)である。
式(1):0.1×T1<T2≦0.5×T1
式(2):0.1×T1<T2≦T3≦0.5×T1
このように、フランジ部6の厚みT1に対して突起7の厚み(突出量)T2は、10%~50%であることが好ましい。そして更に検討を重ねたところ、フランジ部6の厚みT1に対して突起7の厚み(突出量)T2が20%~40%であれば、端部9の浮き上がり防止に対して特に効果的であることが認められた。
また、フランジ部6の幅(径方向長さ)W1、突起7の幅(径方向長さ)W2、及びリング部22の幅(径方向長さ)W3を変更しても、端部9の浮き上がり防止に特段の影響は及ばないことが確認できたが、リング部22が突起7に重ならないようにするため、これらは下記の式(3)の関係を満たすように設定する。なおリング部22は、フランジ部6の上面における幅方向中央に位置するところに設けられているものとする。
式(3):(0.5×W1-0.5×W3)>W2
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、上記の説明で特に限定しない限り、特許請求の範囲に記載された本発明の趣旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。また、上記の実施形態における効果は、本発明から生じる効果を例示したに過ぎず、本発明による効果が上記の効果に限定されることを意味するものではない。
例えば突起7は、フランジ部6の外端に対して周方向に部分的に(間欠状に)設けてもよく、この場合も突起を持たない従来のものに比して蓋材8の端部9の浮き上がりを有効に防止することができる。なお、蓋材8の端部9の浮き上がりをより確実に防止するには、本実施形態のようにフランジ部6の外端に沿って全周に亘って突起7を設けることが好ましい。
1:蓋材付き容器
2:容器本体
3:底部
4:下部周壁
5:上部周壁
6:フランジ部
7:突起
8:蓋材
9:端部
51:蓋材付き容器
52:容器本体
56:フランジ部
58:蓋材
N:内容物
S:収容空間

Claims (3)

  1. 有底筒状をなしていてその内側に内容物を収める収容空間を有するとともに上端部にフランジ部を有する合成樹脂製の容器本体を形成する工程と、
    金属を含んで構成されるのシート状の蓋材を、前記蓋材の上方から熱板を押し付けるとともに前記蓋材に熱を加えることによって、前記収容空間を覆うようにして前記フランジ部に固着する工程と
    を含み、
    前記容器本体は、前記フランジ部の外端から上方へ向けて突出する突起を有し、
    前記熱板の下面には、下方に向けてリング部が、前記フランジ部の上面における幅方向中央部に位置するところに設けられ、
    前記フランジ部の厚みT1、前記突起の厚みT2および前記リング部の厚みT3が
    0.1×T1<T2≦T3≦0.5×T1
    を満たす蓋材付き容器の製造方法
  2. 前記突起は、前記フランジ部の全周に亘って設けられる請求項1に記載の蓋材付き容器の製造方法
  3. 前記フランジ部の幅W1、前記突起の幅W2および前記リング部の幅W3が
    (0.5×W1-0.5×W3)>W2
    を満たす請求項1に記載の蓋材付き容器の製造方法。
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