JP7330737B2 - カテーテル、及び、カテーテルの製造方法 - Google Patents

カテーテル、及び、カテーテルの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、カテーテル、及び、カテーテルの製造方法に関する。
血管系、リンパ腺系、胆道系、尿路系、気道系、消化器官系、分泌腺及び生殖器官といった、生体管腔内に挿入して使用されるカテーテルが知られている。このようなカテーテルでは、生体組織の損傷を抑制するための柔軟性や、蛇行した生体管腔内を進むための押し込み性等が求められる。この点、特許文献1には、先端側を柔軟な樹脂で形成する一方、基端側を剛性の高い樹脂で形成した外層を有するカテーテルが開示されている。例えば、特許文献2には、可撓性を有する先端側の管と、剛性の高い基端側の金属管とを有するカテーテルにおいて、金属管に対して、基端側から先端側へとピッチを変化させた螺旋状のスロットを設けることが開示されている。
特許第4741151号公報 特表2005-508717号公報
しかし、特許文献1に記載の技術では、剛性の異なる複数の樹脂材料を使用するため、樹脂材料の相違に起因する融点の相違が生じる。このため、カテーテルの成形加工や熱処理加工の際に、樹脂材料が異なる各部位に対する温度条件をそれぞれ考慮する必要があり、製造に手間がかかるという課題があった。また、特許文献2に記載の技術では、金属管をレーザ加工等してスロットを形成し、その後、加工屑を除去する必要があるため、製造に手間とコストがかかるという課題があった。さらに、加工屑が残存した場合は、加工屑によるカテーテルの損傷や、生体組織の損傷の虞があるという課題があった。さらに、特許文献2に記載の技術では、先端側と基端側とで、スロットのピッチの相違に起因する剛性の相違を有するため、湾曲に伴う金属管のキンク(すなわちカテーテルのキンク)を生じる虞があるという課題があった。
本発明は、上述した課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、柔軟性と押し込み性を有するカテーテルを容易に製造する技術を提供することを目的とする。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
(1)本発明の一形態によれば、カテーテルが提供される。このカテーテルは、樹脂により形成された管状の本体部を備え、前記本体部の肉厚部には、先端側から基端側へと直線的に配置される空隙が形成され、前記本体部の先端側と基端側とでは、横断面における前記空隙の面積が相違する。
この構成によれば、カテーテルの本体部の肉厚部には、先端側から基端側へと直線的に配置される空隙が形成され、先端側と基端側とでは、横断面における空隙の面積が相違する。このため、横断面における空隙の面積(具体的には、面積の大小、空隙の形状、位置、数等)を調整することで、カテーテルの柔軟性と押し込み性とを自由に調整することができる。また、例えば剛性の異なる複数の樹脂材料を使用した場合と比較して、各部位に対する温度条件をそれぞれ考慮する必要がなく、製造にかかる手間を低減できる。また、本体部の肉厚部に形成された空隙は、先端側から基端側へと直線的に延びているため、湾曲に伴うキンクの発生を抑制できると共に、空隙を、流体流通ルーメンや、ワイヤ用ルーメンとしても利用できる。
さらに、カテーテルの本体部は、樹脂により形成されているため、押出形成等により容易に作製することができ、例えば金属管のレーザ加工を行った場合と比較して、レーザ加工の手間と、加工屑除去の手間とを削減できる。また、押出形成では加工屑が発生しないため、加工屑の残存に伴うカテーテルの損傷や、生体組織の損傷の虞をなくすことができる。この結果、本構成によれば、柔軟性と押し込み性を有するカテーテルを容易に製造することができる。
(2)上記形態のカテーテルにおいて、前記本体部は、内層管と、前記内層管を覆う外層管とが層状に積層され、前記内層管の外表面には凹部が形成され、前記本体部に形成された前記空隙は、前記内層管の前記凹部と、前記外層管の内表面との間の領域であってもよい。
この構成によれば、外表面に凹部が形成された内層管を外層管で覆うことによって、容易に、空隙を有する本体部を作製できる。
(3)上記形態のカテーテルにおいて、前記本体部は、内層管と、前記内層管を覆う外層管とが層状に積層され、前記外層管の内表面には凹部が形成され、前記本体部に形成された前記空隙は、前記外層管の前記凹部と、前記内層管の外表面との間の領域であってもよい。
この構成によれば、内表面に凹部が形成された外層管に内層管を挿入することによって、容易に、空隙を有する本体部を作製できる。
(4)上記形態のカテーテルにおいて、前記本体部には、複数の前記空隙が形成され、前記本体部の先端側と基端側とでは、横断面における前記空隙の個数が相違してもよい。
この構成によれば、横断面における空隙の個数を相違させることによって、容易に、先端側と基端側とにおける柔軟性を変化させることができる。
(5)上記形態のカテーテルにおいて、前記本体部の先端側における前記空隙の面積は、基端側における前記空隙の面積よりも大きくてもよい。
この構成によれば、先端側における空隙の面積は基端側における空隙の面積よりも大きいため、カテーテルの先端側を基端側よりも柔軟に構成できる。
(6)上記形態のカテーテルにおいて、前記本体部は、長軸方向において、前記空隙の面積がそれぞれ相違する3以上の領域を有していてもよい。
この構成によれば、本体部は、空隙の面積がそれぞれ相違する3以上の領域を有するため、カテーテルの長軸方向に柔軟性や押し込み性の異なる3つ以上の領域を設けることができる。
(7)本発明の一形態によれば、カテーテルの製造方法が提供される。この製造方法では、内表面に凸部を有する管状の外枠に、芯金を挿入する工程と、前記外枠と前記芯金との間に樹脂を充填し、外表面に凹部が形成された内層管を形成する工程と、前記外枠を取り外し、露出した前記内層管の外表面を覆うように、管状の外層管を配置する工程と、加熱により前記外層管と前記内層管とを接合する工程と、前記芯金を取り外す工程と、を備える。
なお、本発明は、種々の態様で実現することが可能であり、例えば、カテーテル、カテーテル用の医療用チューブ、カテーテルや医療用チューブの製造方法などの形態で実現することができる。
第1実施形態のカテーテルの構成を例示した説明図である。 カテーテルの断面構成を例示した説明図である。 本体部の製造手順を例示した説明図である。 本体部の製造手順を例示した説明図である。 第2実施形態のカテーテルの断面構成を例示した説明図である。 第3実施形態のカテーテルの断面構成を例示した説明図である。 第3実施形態のカテーテルの断面構成を例示した説明図である。 第4実施形態のカテーテルの断面構成を例示した説明図である。 第5実施形態のカテーテルの構成を例示した説明図である。 第6実施形態のカテーテルの構成を例示した説明図である。 第7実施形態のカテーテルの構成を例示した説明図である。 第8実施形態のカテーテルの構成を例示した説明図である。
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態のカテーテル1の構成を例示した説明図である。図1には、カテーテル1の全体を図示する。カテーテル1は、血管系、リンパ腺系、胆道系、尿路系、気道系、消化器官系、分泌腺及び生殖器官といった生体管腔内に挿入され、生体管腔内を診断又は治療するために使用される。カテーテル1は、チューブ状(管状)の本体部10と、本体部10の基端側に接続されたコネクタ90とを備える。
図1では、カテーテル1の中心に通る軸を軸線O(一点鎖線)で表す。以降の例では、本体部10の中心を通る軸と、コネクタ90の中心を通る軸とは、いずれも軸線Oと一致する。しかし、本体部10及びコネクタ90の各中心を通る軸は、それぞれ軸線Oとは相違していてもよい。また、図1には、相互に直交するXYZ軸が図示されている。X軸は、カテーテル1の軸線方向に対応し、Y軸は、カテーテル1の高さ方向に対応し、Z軸は、カテーテル1の幅方向に対応する。図1の左側(-X軸方向)をカテーテル1及び各構成部材の「先端側」と呼び、図1の右側(+X軸方向)をカテーテル1及び各構成部材の「基端側」と呼ぶ。また、カテーテル1及び各構成部材について、先端側に位置する端部及びその近傍を「先端部」または単に「先端」と呼び、基端側に位置する端部及びその近傍を「基端部」または単に「基端」と呼ぶ。先端側は、生体内部へ挿入される「遠位側」に相当し、基端側は、医師等の術者により操作される「近位側」に相当する。これらの点は、図1以降においても共通する。
図2は、カテーテル1の断面構成を例示した説明図である。図2(A)は、図1のA-A線における断面を、図2(B)は、図1のB-B線における断面を、それぞれ表す。本体部10は、先端側に設けられた先端チューブ部11と、基端側に設けられた基端チューブ部12とを備える、軸線O方向に延びる略円筒形状(管状)の部材である。図2に示すように、本体部10は、内側に設けられた内層管300と、内層管300の外側を覆う外層管200とが層状に積層された2層構成である。外層管200は、外表面と内表面との両方において、凹凸が形成されていない管状である。一方、内層管300は、外表面に凹部301が形成される一方、内表面には凹凸が形成されていない管状である。なお、内層管300の外表面に凹部301を形成する、との記載は相対的な記載であり、内層管300の外表面に凸部を形成することを排除するものではなく、以下の記載において同じである。
ここで、図2(A)に示すように、先端チューブ部11の内層管300の外表面には、周方向(YZ軸方向)において、8個の凹部301が形成されている。一方、図2(B)に示すように、基端チューブ部12の内層管300の外表面には、周方向において2個の凹部301が形成されている。先端チューブ部11の各凹部301と、基端チューブ部12の各凹部301とは共に、図示の横断面における形状が、それぞれ略同一の略台形形状とされている。また、先端チューブ部11の各凹部301と、基端チューブ部12の各凹部301とは共に、軸線O方向(X軸方向)において、直線的に延びる溝状に形成されている。
なお、先端チューブ部11の各凹部301と、基端チューブ部12の各凹部301とは、周方向の任意の位置に形成されてよい。図2(A),(B)の例では、先端チューブ部11の凹部301と、基端チューブ部12の凹部301とは、周方向において異なる位置に配置されている。しかし、先端チューブ部11の凹部301と、基端チューブ部12の凹部301と、のうちの少なくとも一部を、周方向において対応する位置に配置してもよい。また、先端チューブ部11の凹部301のうちの少なくとも一部は、先端チューブ部11の先端面において開口を有していてもよく、開口を有していなくてもよい。同様に、基端チューブ部12の凹部301のうちの少なくとも一部は、基端チューブ部12の基端面において開口を有していてもよく、開口を有していなくてもよい。例えば、先端チューブ部11の凹部301が先端面において開口を有し、かつ、基端チューブ部12の凹部301が基端面において開口を有し、かつ、両者を周方向において対応する位置に配置すれば、凹部301によって形成される空隙SPを、流体流通ルーメンや、ワイヤ用ルーメンとして利用できる。
このような構成によって、内層管300の外表面に形成された各凹部301は、外層管200の内表面との間の領域に、軸線O方向(X軸方向)に直線的に配置された空隙SPを形成する。具体的には、図2(A)に示すように、先端チューブ部11には、先端側から基端側へと直線的に配置された8本の空隙SPが形成され、図2(B)に示すように、基端チューブ部12には、先端側から基端側へと直線的に配置された2本の空隙SPが形成される。上述の通り、各凹部301の横断面における形状は略同一である。このため、図2(A)に示す先端チューブ部11の横断面における8つの空隙SPの合計面積は、図2(B)に示す基端チューブ部12の横断面における2つの空隙SPの合計面積よりも大きい。
図3及び図4は、本体部10の製造手順を例示した説明図である。上述したカテーテル1の本体部10は、例えば以下の手順で製造できる。まず、図3(A)に示すように、管状の外枠20に対して、外枠20の内径よりも小さな外径を有する芯金30を挿入する。外枠20の内表面には、略台形形状の横断面を有し、長軸方向に直線状に延びる凸部25が形成されている。なお、外枠20の内表面に形成された凸部25は、長軸方向の先端側と、長軸方向の基端側とで、異なる数とされている。例えば、図2で説明した本体部10を形成する場合、長軸方向の先端側に8本の凸部25が形成され、長軸方向の基端側に2本の凸部25が形成された外枠20を用いればよい。
次に、図3(B)に示すように、外枠20と芯金30との間に流体状とした樹脂材料を充填することで、外表面に凹部301が形成された内層管300を形成する。樹脂材料としては、柔軟性を有する樹脂材料、例えば、ポリアミド、ポリアミドエラストマー、ポリエステル、ポリウレタン、ポリウレタンエラストマー等、任意の樹脂材料を使用できる。次に、図3(C)に示すように、外枠20を取り外す。これにより、外枠20の凸部25の位置に凹部301が形成された内層管300を得ることができる。
次に、図4(A)に示すように、露出した内層管300の外表面を覆うように、予め形成された管状の外層管200を配置する。外層管200は、柔軟性を有する樹脂材料、例えば、ポリアミド、ポリアミドエラストマー、ポリエステル、ポリウレタン、ポリウレタンエラストマー等、任意の樹脂材料により形成できる。次に、図4(B)に示すように、例えばホットガンHGや、加熱炉等の加熱手段を用いて、外層管200及び内層管300を加熱する。加熱によって、斜線ハッチングを付した矢印に示すように、外層管200が径方向に収縮し、外層管200と内層管300とを接合することができる。ここで、外層管200と内層管300とを、同一又は類似した温度条件を有する樹脂により形成すれば、図4(B)に示す加熱の際の温度条件の設定を容易にできる。次に、図4(C)に示すように、内層管300から芯金30を取り外す。
図1に戻り、説明を続ける。コネクタ90は、シャフト部91と、羽根部92とを備えている。シャフト部91は、基端側から先端側にかけて縮径した略円筒形状の部材である。シャフト部91の先端部90dには、本体部10の基端部10pが接続されており(図1:破線表示)、シャフト部91の内腔は、本体部10の内腔10Lと連通している。術者は、シャフト部91の基端部90pに設けられた開口から、ガイドワイヤや他の医療用デバイスを挿入する。羽根部92は、シャフト部91の外表面から、±Y軸方向へと延びた部材であり、術者がカテーテル1を把持する際に使用される。なお、シャフト部91と羽根部92とは一体的に構成されてもよい。コネクタ90は、樹脂材料、例えば、ポリウレタン、ポリプロピレン、硬質ポリ塩化ビニル等により形成できる。
以上説明したように、第1実施形態のカテーテル1の本体部10の肉厚部には、先端側から基端側へと直線的に配置される空隙SPが形成されている。そして、図2(A)及び(B)に示すように、先端側に位置する先端チューブ部11と、基端側に位置する基端チューブ部12とでは、横断面(A-A断面、B-B断面)における空隙SPの面積がそれぞれ相違する。このため、第1実施形態のカテーテル1によれば、横断面における空隙SPの面積(具体的には、面積の大小、空隙の形状、位置、数等)を調整することで、カテーテル1の柔軟性と押し込み性とを自由に調整することができる。
また、第1実施形態のカテーテル1によれば、横断面(A-A断面、B-B断面)における空隙SPの面積によって、カテーテル1の柔軟性と押し込み性とを調整している。このため、例えば剛性の異なる複数の樹脂材料を使用した場合と比較して、各部位(例えば、外層管200、先端チューブ部11の内層管300、基端チューブ部12の内層管300等)に対する温度条件をそれぞれ考慮する必要がなく、図3及び図4で説明したように、製造にかかる手間を低減できる。また、本体部10の肉厚部に形成された空隙SPは、先端側から基端側へと、軸線O方向(X軸方向)に直線的に延びている。このため、カテーテル1を湾曲させたことに伴う、本体部10のキンクの発生を抑制できると共に、空隙SPを、流体流通ルーメンや、ワイヤ用ルーメンとしても利用できる。
さらに、第1実施形態のカテーテル1によれば、カテーテル1の本体部10は、樹脂により形成されているため、押出形成等により容易に作製することができ、例えば金属管のレーザ加工を行った場合と比較して、レーザ加工の手間と、加工屑除去の手間とを削減できる。また、押出形成では加工屑が発生しないため、加工屑の残存に伴うカテーテル1(本体部10)の損傷や、生体組織の損傷の虞をなくすことができる。この結果、第1実施形態のカテーテル1によれば、柔軟性と押し込み性を有するカテーテル1を容易に製造することができる。
さらに、第1実施形態のカテーテル1によれば、図3及び図4で説明したように、外表面に凹部301が形成された内層管300を外層管200で覆うことによって、容易に、空隙SPを有する本体部10を作製できる。また、図2で説明したように、横断面(A-A断面、B-B断面)における空隙SPの個数を相違させることによって、容易に、先端側に位置する先端チューブ部11と、基端側に位置する基端チューブ部12とにおける柔軟性を変化させることができる。さらに、図2で説明したように、先端側に位置する先端チューブ部11における空隙SPの合計面積は、基端側に位置する基端チューブ部12における空隙SPの合計面積よりも大きいため、カテーテル1の先端側を、基端側よりも柔軟に構成できる。
<第2実施形態>
図5は、第2実施形態のカテーテル1Aの断面構成を例示した説明図である。カテーテル1Aは、本体部10に代えて本体部10Aを備えている。図5(A)は、本体部10Aの先端チューブ部11Aにおける横断面を、図5(B)は、本体部10Aの基端チューブ部12Aにおける横断面を、それぞれ表す。本体部10Aは、外層管200に代えて外層管200Aを、内層管300に代えて内層管300Aを備えている。外層管200Aは、外表面には凹凸が形成されていない一方、内表面に凹部201が形成された管状である。内層管300Aは、外表面と内表面との両方において、凹凸が形成されていない管状である。
図5(A)に示すように、先端チューブ部11Aの外層管200Aの内表面には、周方向(YZ軸方向)において、8個の凹部201が形成されている。一方、図5(B)に示すように、基端チューブ部12Aの外層管200Aの内表面には、周方向において2個の凹部201が形成されている。先端チューブ部11Aの各凹部201と、基端チューブ部12Aの各凹部201とは共に、第1実施形態と同様に、横断面における形状が略同一の略台形形状とされ、軸線O方向(X軸方向)において直線的に延びる溝状に形成されている。なお、先端チューブ部11Aの各凹部201と、基端チューブ部12Aの各凹部201とについても、第1実施形態と同様に、周方向の任意の位置に形成されてよい。また、基端チューブ部12Aの各凹部201の横断面形状は、図5においては内周側が狭く外周側が広い略台形形状を示しているが、かかる形状に限定されるものではない。図5に示される各凹部の形状、則ち外管凸部の形状が先端チューブ部11Aの中心に向かって広くなる形状であれば、外層管200Aと内層管300Aとの接着領域が広くなり接着性が高くなる。一方、外管凸部が先端チューブ部11Aの中心に向かって同じ幅を有する形状、若しくは外管凸部が先端チューブ部11Aの中心に向かって狭くなる形状である場合は、外層管200Aを形成する際の芯線の引抜き易さが向上する。
このような構成によって、外層管200Aの内表面に形成された各凹部201は、内層管300Aの外表面との間の領域に、軸線O方向(X軸方向)に直線的に配置された空隙SPを形成する。具体的には、図5(A)に示すように、先端チューブ部11Aには、先端側から基端側へと直線的に配置された8本の空隙SPが形成され、図5(B)に示すように、基端チューブ部12Aには、先端側から基端側へと直線的に配置された2本の空隙SPが形成される。各凹部201の横断面における形状は略同一であるため、図5(A)に示す先端チューブ部11Aの横断面における8つの空隙SPの合計面積は、図5(B)に示す基端チューブ部12Aの横断面における2つの空隙SPの合計面積よりも大きい。
このように、外層管200Aの内表面に凹部201を形成することによって、本体部10Aの肉厚部に空隙SPを設けてもよい。このような第2実施形態のカテーテル1Aによっても、上述した第1実施形態と同様の効果を奏することができる。また、第2実施形態のカテーテル1Aによれば、内表面に凹部201が形成された外層管200Aに対して、内層管300Aを挿入することによって、容易に、空隙SPを有する本体部10Aを作製できる。
<第3実施形態>
図6は、第3実施形態のカテーテル1Bの断面構成を例示した説明図である。カテーテル1Bは、本体部10に代えて本体部10Bを備えている。図6では、本体部10Bの先端チューブ部11Bにおける横断面を表している。本体部10Bは、内層管300に代えて内層管300Bを備えている。内層管300Bは、外表面に凹部301Bが形成される一方、内表面には凹凸が形成されていない管状である。内層管300Bの凹部301Bは、横断面における形状が略半円形状とされており、第1実施形態の凹部301と同じように、軸線O方向(X軸方向)において直線状に延びる溝状に形成されている。なお、図6では、先端チューブ部11Bを図示したが、基端チューブ部についても同様に、略半円形状の横断面を有する凹部301Bが形成されてよい。図6の例では、第1実施形態と同様に、内層管300Bの外表面に形成された各凹部301Bが、外層管200の内表面との間の領域に、軸線O方向に直線的に配置された空隙SPを形成する。
図7は、第3実施形態のカテーテル1Cの断面構成を例示した説明図である。カテーテル1Cは、本体部10に代えて本体部10Cを備えている。図7では、本体部10Cの先端チューブ部11Cにおける横断面を表している。本体部10Cは、内層管300に代えて内層管300Cを備えている。内層管300Cは、外表面と内表面との両方において、凹凸が形成されていない管状である。一方で、図7に示す内層管300Cには、肉厚部内において、4つの貫通孔302が形成されている。各貫通孔302は、図示の横断面における形状がそれぞれ略同一の矩形形状とされており、軸線O方向(X軸方向)において直線的に延びている。なお、図7では、先端チューブ部11Cを例示したが、基端チューブ部においても同様に、貫通孔302が形成されてよい。図7の例では、内層管300Cに形成された貫通孔302の内部空間が、軸線O方向に直線的に配置された空隙SPを形成する。
このように、内層管300Bに形成される凹部301Bの横断面形状や、図5で示した外層管200Aに形成される凹部201Aの横断面形状は、任意に変更することができ、略半円形状のほか、略矩形形状、略多角形形状、スリット状等、任意に決定できる。また、図6のように内層管300Bに凹部301Bを形成し、図5のように外層管200Aに凹部201Aを形成することに代えて、内層管300Cの肉厚部内に貫通孔302を形成してもよく、外層管の肉厚部内に貫通孔を形成してもよい。この貫通孔の横断面に形状についても、任意に変更することができる。このような第3実施形態のカテーテル1B,Cによっても、上述した第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
<第4実施形態>
図8は、第4実施形態のカテーテル1Dの断面構成を例示した説明図である。カテーテル1Dは、本体部10に代えて本体部10Dを備えている。図8では、本体部10Dの先端チューブ部11Dにおける横断面を表している。本体部10Dは、内側に設けられた内層管300Dと、内層管300Dの外側を覆う中層管400と、中層管400の外側を覆う外層管200とが層状に積層された3層構成である。内層管300Dは、外表面と内表面との両方において、凹凸が形成されていない管状である。
中層管400は、外表面に8個の外側凹部401が形成され、内表面に8個の内側凹部402が形成された管状である。各外側凹部401は、図示の横断面における形状が、それぞれ略同一の略台形形状とされている。各内側凹部402は、外側凹部401の内側において、外側凹部401に周方向(YZ軸方向)に対応する位置にそれぞれ配置され、外側凹部401よりも小さい略同一の略台形形状とされている。各外側凹部401と、各内側凹部402とは共に、軸線O方向(X軸方向)において直線的に延びている。なお、図8では、先端チューブ部11Dを例示したが、基端チューブ部においても同様に、外側凹部401、内側凹部402が形成されてよい。図8の例では、中層管400の外表面に形成された各外側凹部401は、外層管200の内表面との間の領域に空隙SPを形成する。また、中層管400の内表面に形成された各内側凹部402は、内層管300Dの外表面との間の領域に空隙SPを形成する。
このように、本体部10Dは、1つ以上の中層管400を備え、中層管400の外表面と内表面との少なくとも一方に凹部401,402が形成されることで、空隙SPを設ける構成としてもよい。中層管400の凹部401,402の横断面形状は任意に変更することができ、略台形形状のほか、略矩形形状、略多角形形状、スリット状等、任意に決定できる。このような第4実施形態のカテーテル1Dによっても、上述した第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
<第5実施形態>
図9は、第5実施形態のカテーテル1Eの構成を例示した説明図である。図9の上段には、カテーテル1Eの全体を図示する。図9の下段には、上段のE1-E1線における断面図と、E2-E2線における断面図と、E3-E3線における断面図とを示す。第5実施形態の本体部10Eは、第1実施形態で説明した先端チューブ部11と基端チューブ部12との間に、中間チューブ部13を備えている。E2-E2断面図(下段中央)に示すように、中間チューブ部13の内層管300Eの外表面には、周方向(YZ軸方向)において4個の凹部301が形成されている。内層管300Eの各凹部301は、軸線O方向(X軸方向)において直線的に延びる溝状であり、それぞれ略同一の略台形形状の横断面を有している。また、内層管300Eの各凹部301は、先端チューブ部11の凹部301及び基端チューブ部12の凹部301とは、周方向において異なる位置に配置されている。
E1-E1断面図に示すように、先端チューブ部11には、先端側から基端側へと直線的に配置された8本の空隙SPが形成され、E2-E2断面図に示すように、中間チューブ部13には、先端側から基端側へと直線的に配置された4本の空隙SPが形成され、E3-E3断面図に示すように、基端チューブ部12には、先端側から基端側へと直線的に配置された2本の空隙SPが形成される。各凹部301の横断面における形状は略同一であるため、図9の例では、中間チューブ部13の横断面における4つの空隙SPの合計面積は、先端チューブ部11の横断面における空隙SPの合計面積よりも小さく、基端チューブ部12の横断面における空隙SPの合計面積よりも大きい。すなわち、第5実施形態のカテーテル1Eでは、基端側から先端側にかけて、横断面における空隙SPの合計面積が大きくなるように構成されている。
このように、カテーテル1Eの本体部10Eは、長軸方向(X軸方向)において、空隙SPの合計面積がそれぞれ相違する3以上の領域、すなわち、先端チューブ部11、中間チューブ部13、及び基端チューブ部12を備えていてもよい。図9の例では、本体部10Eの長軸方向に3つの領域を備えるとしたが、領域の数は任意に決定することができる。このような第5実施形態のカテーテル1Eによっても、上述した第1実施形態と同様の効果を奏することができる。また、第5実施形態のカテーテル1Eによれば、カテーテル1Eの長軸方向に柔軟性や押し込み性の異なる3つ以上の領域を設けることができる。さらに、第5実施形態のカテーテル1Eでは、基端側から先端側にかけて、横断面における空隙SPの合計面積が大きくなるように構成されているため、先端側に向かうにつれて柔軟性が高くなるカテーテル1Eを提供できる。
<第6実施形態>
図10は、第6実施形態のカテーテル1Fの構成を例示した説明図である。図10の構成は、図9と同様である。第6実施形態の本体部10Fは、先端チューブ部11に代えて先端チューブ部11Fを備え、中間チューブ部13(図9)に代えて中間チューブ部13Fを備えている。先端チューブ部11Fは、第1実施形態の基端チューブ部12と同様に、2個の凹部301が形成された内層管300Fを有している。中間チューブ部13Fは、第1実施形態の先端チューブ部11と同様に、8個の凹部301が形成された内層管300Fを有している。このように、カテーテル1Fの本体部10Fが長軸方向(X軸方向)において空隙SPの合計面積がそれぞれ相違する3以上の領域を備える構成において、各領域における空隙SPの面積の大小は、任意に変更できる。このような第6実施形態のカテーテル1Fによっても、上述した第1及び第5実施形態と同様の効果を奏することができる。
<第7実施形態>
図11は、第7実施形態のカテーテル1Gの構成を例示した説明図である。図11の構成は、図9と同様である。第7実施形態の本体部10Gは、先端チューブ部11に代えて先端チューブ部11Gを備え、基端チューブ部12に代えて基端チューブ部12Gを備えている。先端チューブ部11Gは、第1実施形態の基端チューブ部12と同様に、2個の凹部301が形成された内層管300Gを有している。基端チューブ部12Gは、第1実施形態の先端チューブ部11と同様に、8個の凹部301が形成された内層管300Gを有している。このように、先端チューブ部11Gの横断面における2つの空隙SPの合計面積は、基端チューブ部12Gの横断面における8つの空隙SPの合計面積よりも小さくてもよい。このような第7実施形態のカテーテル1Gによっても、上述した第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
<第8実施形態>
図12は、第8実施形態のカテーテル1Hの構成を例示した説明図である。図12の構成は、図9と同様である。第8実施形態の本体部10Hは、内層管300に代えて内層管300Hを備えている。内層管300Hのうち、先端チューブ部11Hの外表面には、H1-H1断面において、周方向(YZ軸方向)に弧状に延びる1個の凹部301Hが形成されている。また、内層管300Hのうち、基端チューブ部12Hの外表面には、H2-H2断面において、略台形形状に形成された1個の凹部301Hが形成されている。凹部301Hは、軸線O方向(X軸方向)において直線的に延びる溝状である。H1-H1断面及びH2-H2断面に示すように、先端チューブ部11Hの凹部301Hにより形成された空隙SPの面積は、基端チューブ部12Hの凹部301Hにより形成された空隙SPの面積よりも大きい。このように、先端チューブ部11Hと基端チューブ部12Hとにおいて、横断面における空隙SPの面積が相違する限りにおいて、凹部301Hは任意の態様を採用することができ、図12に示すように単一の凹部301Hであってもよい。このような第8実施形態のカテーテル1Hによっても、上述した第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
<本実施形態の変形例>
本発明は上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
[変形例1]
上記第1~8実施形態では、カテーテル1,1A~1Hの構成を例示した。しかし、カテーテル1の構成は種々の変更が可能である。例えば、上記各実施形態では、管状の本体部10を有するカテーテル1を例示したが、本体部10には、他の構成要素(例えば、バルーン部材、網目状の素線からなるメッシュ部材、電極部材等)が設けられていてもよい。例えば、上記実施形態において、直線的に延びる空隙SPを流体用ルーメンとして使用する場合、空隙SP(流体用ルーメン)にアクセスするためのコネクタポートを設けてもよい。
[変形例2]
上記第1~8実施形態では、本体部10,10A~10Hの構成を例示した。しかし、本体部10の構成は種々の変更が可能である。例えば、外層管200に形成される凹部201や、内層管300に形成される凹部301は、軸線O方向(X軸方向)に直線的に延びる形状でなくてもよく、例えば、軸線O方向に螺旋状に延びる形状であってもよい。例えば、図3,4で説明した本体部10の製造方法において、芯金30に素線を螺旋状に巻回した状態で、溝25のない管状の外枠20を嵌め込み、芯金30と外枠20との間に樹脂材料を充填することで、螺旋状の凹部を有する外層管200や内層管300を形成できる。このとき、螺旋の巻回ピッチを、先端側と基端側とで変化させることで、先端チューブ部11と基端チューブ部12との間における空隙SPの合計面積を相違させることができる。なお、螺旋の巻回ピッチは、先端側と基端側とで一定であってもよい。
例えば、本体部10は、外層管200と内層管300とを有する2層構成でなく、肉厚部に空隙SPが形成された単層の管状部材により構成されてもよい。例えば、本体部10のうち、外層管200と、内層管300との少なくとも一方には、強化プラスチック(PEEK)等の任意の硬質樹脂材料や、金属材料からなる補強部が埋設されていてもよい。補強層は、素線を網目織りにしたメッシュ形状、素線を螺旋状に巻回したコイル形状等の任意の形状を採用できる。例えば、本体部10の外表面と、内表面との少なくとも一方が、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン、polytetrafluoroethylene)等の樹脂によりコーティングされていてもよい。例えば、先端チューブ部11の先端側には他の部材(例えば、先端チップ等)が設けられていてもよい。
[変形例3]
上記第1~8実施形態のカテーテル1,1A~1Hの構成、及び上記変形例1,2の各構成は、適宜組み合わせてもよい。例えば、第2実施形態で説明した凹部201を有する外層管200Aを備える構成や、第3実施形態で説明した外側凹部401及び内側凹部402を有する中層管400を備える構成において、第3実施形態で説明した凹部の形状を採用してもよい。例えば、第5,6実施形態で説明した複数の領域(先端チューブ部11、中間チューブ部13、基端チューブ部12)を備える構成において、第2実施形態で説明した外層管200Aを備える構成や、第3実施形態で説明した凹部の形状、第4実施形態で説明した中層管400を備える構成を採用してもよい。
以上、実施形態、変形例に基づき本態様について説明してきたが、上記した態様の実施の形態は、本態様の理解を容易にするためのものであり、本態様を限定するものではない。本態様は、その趣旨並びに特許請求の範囲を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本態様にはその等価物が含まれる。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することができる。
1,1A~1H…カテーテル
10,10A~10H…本体部
11,11A,11H…先端チューブ部
12,12A,12G,12H…基端チューブ部
13,13F…中間チューブ部
20…外枠
25…凸部
30…芯金
90…コネクタ
91…シャフト部
92…羽根部
200,200A…外層管
201,201A…凹部
300,300A~300H…内層管
301,301B,301H…凹部
302…貫通孔
400…中層管
401…外側凹部
402…内側凹部

Claims (7)

  1. カテーテルであって、
    樹脂により形成された管状の本体部を備え、
    前記本体部は、内層管と、前記内層管を覆う外層管とが層状に積層され、
    前記内層管の全長に亘って、前記内層管の外表面と前記外層管の内表面とが接触し、かつ、前記内層管と前記外層管との間には、先端側から基端側へと直線的に配置される空隙が形成され、
    前記本体部の先端側と基端側とでは、横断面における前記空隙の面積が相違する、カテーテル。
  2. 請求項1に記載のカテーテルであって
    前記内層管の外表面には凹部が形成され、
    前記本体部に形成された前記空隙は、前記内層管の前記凹部と、前記外層管の内表面との間の領域である、カテーテル。
  3. 請求項1に記載のカテーテルであって
    前記外層管の内表面には凹部が形成され、
    前記本体部に形成された前記空隙は、前記外層管の前記凹部と、前記内層管の外表面との間の領域である、カテーテル。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のカテーテルであって、
    前記本体部には、複数の前記空隙が形成され、
    前記本体部の先端側と基端側とでは、横断面における前記空隙の個数が相違する、カテーテル。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のカテーテルであって、
    前記本体部の先端側における前記空隙の面積は、基端側における前記空隙の面積よりも大きい、カテーテル。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のカテーテルであって、
    前記本体部は、長軸方向において、前記空隙の面積がそれぞれ相違する3以上の領域を有する、カテーテル。
  7. カテーテルの製造方法であって、
    内表面において、長軸方向に直線状に延びる凸部を有する管状の外枠であって、所定位置を境界とした先端側の全長と、基端側の全長とで前記凸部の数が相違した外枠に、芯金を挿入する工程と、
    前記外枠と前記芯金との間に樹脂を充填し、外表面に凹部が形成された内層管を形成する工程と、
    前記外枠を取り外し、露出した前記内層管の外表面を覆うように、管状の外層管を配置する工程と、
    加熱により前記外層管と前記内層管とを接合することで、前記内層管の全長に亘って、前記内層管の外表面と前記外層管の内表面とが接触し、かつ、前記内層管と前記外層管との間に、先端側から基端側へと直線的に配置される空隙が形成された本体部であって、先端側と基端側とでは横断面における空隙の面積が相違する本体部を形成する工程と、
    前記芯金を取り外す工程と、
    を備える、カテーテルの製造方法。
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