JP7330587B1 - シワ改善剤及びその製造方法 - Google Patents
シワ改善剤及びその製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7330587B1 JP7330587B1 JP2023064487A JP2023064487A JP7330587B1 JP 7330587 B1 JP7330587 B1 JP 7330587B1 JP 2023064487 A JP2023064487 A JP 2023064487A JP 2023064487 A JP2023064487 A JP 2023064487A JP 7330587 B1 JP7330587 B1 JP 7330587B1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rice
- enzymes
- cation exchange
- fermentation
- exchange resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E50/00—Technologies for the production of fuel of non-fossil origin
- Y02E50/10—Biofuels, e.g. bio-diesel
Abstract
Description
本発明(2)は、前記発酵物が、アルコール発酵させたものである、前記発明(1)のシワ改善剤である。
本発明(3)は、米に水を加えたもの又はその抽出物に対して、酵素及び/又は米麹を作用させたもの或いはその抽出物を得る、加水又は抽出工程と、
前記加水又は抽出工程後、アルコール発酵及び/又は乳酸発酵させて発酵物を得る発酵工程と、
前記発酵物を固液分離して液体部を得る固液分離工程と、
前記液体部を陽イオン交換樹脂に通した後、前記陽イオン交換樹脂に吸着された成分を溶出させる吸着・溶出工程と
を有することを特徴とする、シワ改善剤の調製方法である。
本発明(4)は、前記発酵工程での発酵が、アルコール発酵である、前記発明(3)の調製方法である。
本形態に係るシワ改善剤は、例えば、(第一工程)米に水を加えたもの又はその抽出物を得る工程、(第二工程)第一工程で得られたものに対して、酵素及び/又は米麹を作用させる(又はそれを抽出する)工程、(第三工程)第二工程で得られたものに対して、アルコール発酵及び/又は乳酸発酵させて発酵物を得る工程、(第四工程)第三工程で得られた発酵物を固液分離して液体部を得る工程、(第五工程)第四工程で得られた液体部を陽イオン交換樹脂に通した後、該陽イオン交換樹脂に吸着された成分を溶出させる陽イオン吸着・溶出工程、により得られる。以下、本形態に係るシワ改善剤の製造方法を詳述する。
第一工程は、米に水を加えたもの又はその抽出物を得る工程である。ここで、「米」とは、白米、玄米及び発芽させた米といった米だけでなく、白糠及び赤糠等といった米の一部も含む概念である。但し、白米部分を必須的に含むもの、即ち、白米、玄米、発芽させた米、白糠を用いることが好適である。ここで、白米及び玄米に関しては、ジャポニカ、インディカ米を問わず、うるち米、及び餅米等の玄米及び白米を指し、品種、種類は問わない。また、白糠及び赤糠とは、一般に、精白時に出てくる92%以上の赤糠や92%以下の白糠を指すが、両者が混合したものを使用してもよい。尚、上記の原料は、浸漬、蒸煮、焙煎(砂焙り、網焙り、熱風焙煎等全てを指す)、蒸煮焙煎、凍結乾燥等の表面変性、UV照射等の光変性、パットライス等の加圧焙煎、揚げる等の原料処理をしてもよい。白米、玄米及び発芽させた米は、そのまま用いてもよく、粉砕して用いてもよい。白米、玄米及び発芽させた米を粉砕して粉体化するには、粉砕機又は精米機を用い一般的な方法で行なえばよい。
第二工程は、第一工程で得られたもの(米に水を加えたもの又はその抽出物)に対して、酵素及び/又は米麹を作用させる(又はそれを抽出する)工程である。ここで、酵素は、澱粉分解酵素(液化酵素、糖化酵素)、蛋白分解酵素、脂肪分解酵素、繊維分解酵素、リグニン分解酵素、ペクチン分解酵素等、米に働く酵素である。また、酵素は、1種でも2種以上を組み合わせてもよい(例えば、液化酵素と糖化酵素との組み合わせ)。また、米麹は、特に限定されない。即ち、麹菌の種類並びに米の品種及び種類は特に問わない。尚、第一工程と第二工程とは、同時に実施しても、異なったタイミングで行ってもよい(即ち、抽出の前、抽出と同時又は抽出の後に、酵素分解及び米麹を作用させてもよい)。
第三工程は、第二工程で得られたものを、アルコール発酵及び/又は乳酸発酵する工程である。ここで、発酵形態としては、もろみ発酵及び液体発酵のいずれでもよく、もろみ発酵が好適である。これらの発酵を2回以上繰り返す、又は異なる発酵法を組み合わせてもよい。尚、酵母による通気発酵、アルコール沈殿等を行なって除糖してもよい。
第四工程は、第三工程で得られた発酵物を固液分離して液体部を得る工程である。ここで、固液分離の手法は、特に限定されず、例えば、圧搾や濾過である。
第五工程は、第四工程で得られた液体部を陽イオン交換樹脂に通し、該陽イオン交換樹脂に吸着された成分を取得する陽イオン交換処理工程である。ここで、陽イオン交換樹脂は、特に限定されず、強酸性(スルホ基等)であっても弱酸性(カルボキシル基等)であってもよい。また、陽イオン交換樹脂に吸着された成分の回収方法も特に限定されないが、好適には、苛性ソーダで溶出させることが好適である。
本形態に係るシワ改善剤の製造方法は、上述した第一工程~第五工程以外の工程を有していてもよい。特に、該製造方法は、第五工程(陽イオン交換処理工程)の前及び/又は後に煮沸させる工程を有することが好適である。
本形態に係るシワ改善剤の製造方法は、基本的には、上述した第一工程~第五工程の順で実施され得る。ここで、上述した第一工程~第五工程及び他の工程に関しては、ある工程が完了した後に次の工程を実施してもよく、ある工程が完了する前に次の工程も並行して実施してもよく、ある工程と次の工程を同時に実施してもよい。例えば、上述の第一工程と第二工程において、酵素により水抽出物を得ることを想定したとき、米に水を入れた後に酵素を添加した場合には、第一工程(米に水を添加)の後に第二工程(米に水を入れたものに酵素を添加)を実施するケースに該当し、酵素を含有する水に米を入れる場合には、第一工程と第二工程を同時に実施するケースに該当する。また、本形態に係るシワ改善剤の製造方法は、上述した第一工程~第五工程以外の工程を含んでいてもよい。
<コラーゲン産生促進作用>
本形態に係るシワ改善剤は、前述のように、特定の液体部を陽イオン交換樹脂に通した後該陽イオン交換樹脂に吸着された成分を溶出させることで得られたことを特徴とするところ、好適には、陽イオン交換樹脂を通さない該特定の液体部と比較し、好適には、5%以上、7.5%以上、10%以上、12.5%以上、15%以上、17.5%以上、20%以上、25%以上、30%以上、35%以上、40%以上のコラーゲン産生促進作用を有する(上限は特に限定されず、例えば500%)。
本形態に係るシワ改善剤は、好適には、基底膜分解抑制作用を有する。ここで、基底膜分解抑制作用は、例えば、マトリックスメタロプロテアーゼ(例えば、MMP2)の抑制作用を有することを指す。
本形態に係るシワ改善剤は、前述のように、特定の液体部を陽イオン交換樹脂に通した後該陽イオン交換樹脂に吸着された成分を溶出させることで得られたことを特徴とするところ、好適には、陽イオン交換樹脂を通さない該特定の液体部と比較し、好適には、2.5%以上、5%以上、7.5%以上、10%以上、12.5%以上のヒアルロン酸産生促進作用を有する(上限は特に限定されず、例えば500%)。
本形態に係るシワ改善剤は、前述のように、特定の液体部を陽イオン交換樹脂に通した後該陽イオン交換樹脂に吸着された成分を溶出させることで得られたことを特徴とするところ、好適には、陽イオン交換樹脂を通さない該特定の液体部と比較し、好適には、2.5%以上、7.5%以上、10%以上、12.5%以上、15%以上、17.5%以上、20%以上、22.5%以上、25%以上のNMF産生促進作用を有する(上限は特に限定されず、例えば500%)。
本形態に係るシワ改善剤は、該組成物そのまま又は外用剤への添加成分として有用である。特に、コラーゲン産生促進作用、基底膜分解抑制作用、ヒアルロン酸産生促進作用、NMF産生促進作用を有するシワ改善剤として有用である。ここで、本形態に係るシワ改善剤は、各種添加剤を含有していてもよい。例えば、通常医薬品・医薬部外品・化粧品(例えば、皮膚化粧料、浴用剤、洗浄剤)に添加される成分、具体的には、賦形剤、結合剤、崩壊剤、滑沢剤、着香剤、着色剤、溶解補助剤、懸濁化剤、乳化剤、コーティング剤、保湿剤、洗浄剤、紫外線吸収剤、薬剤を挙げることができる。具体的には、例えば、化粧料として用いる場合には、化粧料で汎用される水性成分、油性成分、粉末、界面活性剤、油剤、pH調整剤、防腐剤、アルコール、酸化防止剤、増粘剤、色素、香料、動物抽出液、植物抽出液等を必要に応じて適宜配合することにより調整する。
本形態に係るシワ改善剤の適用対象は、特に限定されず、例えば、中高年や高齢者のみならず、皮膚疾患者や若者(例えば、下記のシワ防止の用途)をも挙げることができる。また、シワも特に限定されず、例えば、小ジワ(例えば乾燥)、表情ジワ、たるみジワ(ほうれい線)、大ジワ、老齢によるたるみ、痩せたことによるハリのロストを挙げることができる。また、本明細書にいう「改善」は、シワが無くなるか減ることのみならず、シワの防止や抑制をも包含する概念である。
本形態に係るシワ改善剤は、皮膚に適用(例えば、塗布、吹付等)して使用する(典型的には、経皮外用剤)。例えば、皮膚外用剤、洗浄剤及び浴用剤等の医薬品、医薬部外品及び化粧品として用い得る。具体的には、ローション等の可溶化系(液状皮膚外用剤、化粧水等)、乳液等の乳化系(乳液状ファンデーション、O/W乳化型美容液等)、粉末・顆粒系(入浴化粧料等)、クリーム系(O/W乳化型クリーム、ハンドクリーム、メイクアップベースクリーム等)、軟膏系(O/W型乳剤性軟膏等)、気体系(エアゾール等)等、様々な剤型で提供可能である。より具体的には、塗布等の他、皮下注射、マイクロニードルパッチ、パップ剤、シートマスクも挙げることができる。
本形態に係るシワ改善剤を皮膚に適用する場合、適用する組成物の全質量を基準として、該組成物中に前記シワ改善剤を0.0001質量%以上含有したものを用いることが好適であり、0.001質量%以上含有したものを用いることがより好適であり、0.01質量%以上含有したものを用いることが更に好適である。尚、上限値は特に限定されず、例えば100質量%である。
<実施例1>
白米500gに澱粉分解酵素2g、蛋白分解酵素2g、脂肪分解酵素2g、繊維分解酵素2gと水1500mlを加え、50℃で20時間放置した。その後、徐々に温度を上げていき、5分間煮沸抽出した後、濾過して、その後、酵母を加え、20日間アルコール発酵を行った。濾過器を用いて固液分離を行い85℃で30分加熱した後、陽イオン交換カラム(三菱ケミカル DIAION SK104H)に通し水で洗浄した後、カラム吸着成分を苛性ソーダで溶出させ中和し0.4Lを得た。
白米500gに米麹125gと水1500mlを加え、55℃で48時間放置した。その後、酵母を加え、20日間アルコール発酵を行った。濾過器を用いて固液分離を行い85℃で30分加熱した後、陽イオン交換カラム(三菱ケミカル DIAION SK104H)に通し水で洗浄した後、カラム吸着成分を苛性ソーダで溶出させ中和し0.4Lを得た。
玄米を粉砕機にかけ、粉砕物500gを得た。この粉砕物に米麹125gと水1500mlを加え、55℃で48時間放置した。その後、酵母を加え、20日間アルコール発酵を行った。濾過器を用いて固液分離を行い85℃で30分加熱した後、陽イオン交換カラム(三菱ケミカル DIAION SK104H)に通し水で洗浄した後、カラム吸着成分を苛性ソーダで溶出させ中和し0.4Lを得た。
白米500gに澱粉分解酵素2g、蛋白分解酵素2g、脂肪分解酵素2g、繊維分解酵素2gと水1500mlを加え、50℃で20時間放置した。その後、徐々に温度を上げていき、5分間煮沸抽出した後、濾過して、その後、乳酸菌を加え、5日間乳酸発酵を行った。濾過器を用いて固液分離を行い85℃で30分加熱した後、陽イオン交換カラム(三菱ケミカル DIAION SK104H)に通し水で洗浄した後、カラム吸着成分を苛性ソーダで溶出させ中和し0.4Lを得た。
白米500gに米麹125gと水1500mlを加え、55℃で48時間放置した。その後、酵母を加え、20日間アルコール発酵を行った。濾過器を用いて固液分離を行い85℃で30分加熱した後、陽イオン交換カラム(三菱ケミカル DIAION SK104H)に通し水で洗浄した後、カラム吸着成分を0.2Nの塩化ナトリウムで溶出させ0.4Lを得た。
白米500gに澱粉分解酵素2g、蛋白分解酵素2g、脂肪分解酵素2g、繊維分解酵素2gと水1500mlを加え、50℃で20時間放置した。その後、徐々に温度を上げていき、5分間煮沸抽出した後、濾過して、その後、酵母を加え、 20日間アルコール発酵を行った。濾過器を用いて固液分離を行い85℃で30分加熱した後、減圧濃縮により0.4Lを得た。
<試験例1.コラーゲン産生試験評価>
(試薬類)
・細胞:ヒト真皮由来正常線維芽細胞(クラボウ)
・培地:10%FBS(Fetal Bovine Serum)+1%L-グルタミン-ペニシリン-ストレプトマイシン含有DMEM培地(Sigma-Aldrich)
・PBS(Sigma-Aldrich)
・L-アスコルビン酸2-リン酸エステル3ナトリウム(富士フイルム和光純薬)
・ペプシン(Sigma-Aldrich)
・酢酸、特級(富士フイルム和光純薬)
・Sircol Soluble Collagen Assay Kit(biocolor)
(試験方法)
ヒト由来真皮線維芽細胞を組織培養用12well plateに0.8×105cells/wellとなるように播種し、DMEMを加え、コンフルエントまで培養した。各種調整した試料が1.25%になるよう調製したL-アスコルビン酸2-リン酸エステル3ナトリウム50μmol/L含有DMEMに交換し、計21日間培養した。培養は全て37℃・5%CO2環境下で行った。培養終了後、PBSで洗浄し、1mg/mLペプシン含有0.5mol/L酢酸水溶液でコラーゲンを抽出した。抽出液を市販のSircol Soluble Collagen Assay Kitに従い規定通り吸光プレートリーダーを用いてコラーゲン量を求めた。試験は独立して3回実施し、1wellあたりのコラーゲン量と、Controlを100%とした時の相対値と、を算出して比較した。表1は、実施例1~5及び比較例に係る米抽出物について本試験を実施した際における、1wellあたりのコラーゲン量である。表2は、実施例1~5及び比較例に係る米抽出物について本試験を実施した際における、Controlを100%とした時のコラーゲン量の相対値である(図1は、該相対値を図示)。
(試薬類)
・MMP酵素活性測定キット:MMP-2 Fluorometric Drug Discovery Kit,RED(Enzo)
(試験方法)
市販のヒトMMP酵素活性測定キットを用いて規定通りの方法により測定した。Control、陽性対照であるNNGH、各種濃度に希釈した試料をそれぞれ添加した時の酵素活性を蛍光検出プレートリーダーにより、励起波長535nm、検出波長590nmの条件で測定し、Controlを100%とした際の相対値を算出した。試料濃度と得られた相対値から酵素活性曲線を作成し、酵素活性を50%阻害する濃度、IC50(%)を算出した。表3は、実施例1~5及び比較例に係る米抽出物についての、in vitro MMP2酵素活性測定の結果である。尚、比較例は酵素活性阻害作用がなく算出できなかった。
(試薬類)
・細胞:ヒト3次元表皮皮膚モデルEPI-200(クラボウ)
・培地:EPI-200専用培地(クラボウ)
・PBS(Sigma-Aldrich)
・セラミックス製粉砕ボール,φ2mm(東レ)
・Quantikine ELISA Hyaluronan(R&D Systems)
・DC プロテインアッセイ(バイオラッド)
(試験方法)
ヒト3次元表皮皮膚モデル(φ8mm)を専用培地で1日間培養後、各種試料150μLを角質層側に添加、毎日、培地交換、試料交換しながら2日間培養した。培養は全て、37℃・5%CO2環境下で行った。培養終了後、PBSで洗浄し、皮膚モデルを取り出し、PBSを加えて、ビーズクラッシャーにより、細胞を破砕し、抽出液のヒアルロン酸量は、市販の専用キットに基づいて規定通りの試験方法で吸光プレートリーダーにより求めた。タンパク質量は市販の専用キットに基づいて吸光プレートリーダーにより求めた。各ヒアルロン酸量をタンパク質量で除し、単位タンパク質あたりのヒアルロン酸量を算出した。また、陰性対照の単位タンパク質あたりのヒアルロン酸量を100%とした時の相対値を算出した。表4は、実施例1~5及び比較例に係る米抽出物について本試験を実施した際における、単位タンパク質あたりのヒアルロン酸量である。表5は、実施例1~5及び比較例に係る米抽出物について本試験を実施した際における、陰性対照の単位タンパク質あたりのヒアルロン酸量を100%とした時の相対値である(図2は、該相対値を図示)。
(試薬類)
・細胞:ヒト3次元表皮皮膚モデルEPI-200(クラボウ)
・培地:EPI-200専用培地(クラボウ)
・PBS(Phosphate Buffered Saline)(Sigma-Aldrich)
・セラミックス製粉砕ボール,φ2mm(東レ)
・RIPA Lysis Buffer system(コスモバイオ)
・アミノ酸混合標準液(Shimadzu)
・DC プロテインアッセイ(バイオラッド)
(試験方法)
ヒト3次元表皮皮膚モデル(φ8mm)を専用培地で1日間培養後、各種試料150μLを角質層側に添加、2日間培養した。培養は全て、37℃・5%CO2環境下で行った。培養終了後、PBSで洗浄し、皮膚モデルを取り出し、PBSを加えて、ビーズクラッシャーにより、破砕した。破砕液RIPA Lysis Bufferで溶解し、NMF定量、タンパク質定量に用いた。タンパク質量は市販の専用キットに基づいて吸光プレートリーダーにより求めた。NMF量は高速液体クロマトグラフィー用いて、オルトフタルアルデヒドポストカラム誘導体化法により求めた。得られたNMF量をタンパク質量で除し、単位タンパク質あたりのNMF量を算出した。また、陰性対照の単位タンパク質あたりのNMF量を100%とした時の相対値を算出した。表6は、実施例1~5及び比較例に係る米抽出物について本試験を実施した際における、単位タンパク質あたりのNMF量である。表7は、実施例1~5及び比較例に係る米抽出物について本試験を実施した際における、陰性対照の単位タンパク質あたりのNMF量を100%とした時の相対値である(図3は、該相対値を図示)。
Claims (4)
- 米に水を加えたもの又はその抽出物に対して、澱粉分解酵素と蛋白分解酵素と脂肪分解酵素と繊維分解酵素とから構成される酵素及び/又は米麹を作用させたもの或いはその抽出物を、アルコール発酵及び/又は乳酸発酵させて発酵物を得、前記発酵物を固液分離して液体部を得、前記液体部を陽イオン交換樹脂に通した後、前記陽イオン交換樹脂に吸着された成分を溶出させることにより得られたことを特徴とする、シワ改善剤。
- 前記発酵物が、アルコール発酵させたものである、請求項1記載のシワ改善剤。
- 米に水を加えたもの又はその抽出物に対して、澱粉分解酵素と蛋白分解酵素と脂肪分解酵素と繊維分解酵素とから構成される酵素及び/又は米麹を作用させたもの或いはその抽出物を得る、加水又は抽出工程と、
前記加水又は抽出工程後、アルコール発酵及び/又は乳酸発酵させて発酵物を得る発酵工程と、
前記発酵物を固液分離して液体部を得る固液分離工程と、
前記液体部を陽イオン交換樹脂に通した後、前記陽イオン交換樹脂に吸着された成分を溶出させる吸着・溶出工程と
を有することを特徴とする、シワ改善剤の調製方法。 - 前記発酵工程での発酵が、アルコール発酵である、請求項3記載の調製方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2023064487A JP7330587B1 (ja) | 2023-04-11 | 2023-04-11 | シワ改善剤及びその製造方法 |
JP2023125487A JP7466246B1 (ja) | 2023-04-11 | 2023-08-01 | シワ改善剤及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2023064487A JP7330587B1 (ja) | 2023-04-11 | 2023-04-11 | シワ改善剤及びその製造方法 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2023125487A Division JP7466246B1 (ja) | 2023-04-11 | 2023-08-01 | シワ改善剤及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP7330587B1 true JP7330587B1 (ja) | 2023-08-22 |
Family
ID=87577185
Family Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2023064487A Active JP7330587B1 (ja) | 2023-04-11 | 2023-04-11 | シワ改善剤及びその製造方法 |
JP2023125487A Active JP7466246B1 (ja) | 2023-04-11 | 2023-08-01 | シワ改善剤及びその製造方法 |
Family Applications After (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2023125487A Active JP7466246B1 (ja) | 2023-04-11 | 2023-08-01 | シワ改善剤及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (2) | JP7330587B1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7466246B1 (ja) | 2023-04-11 | 2024-04-12 | 株式会社創研 | シワ改善剤及びその製造方法 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001253807A (ja) | 2000-01-05 | 2001-09-18 | Kamaya:Kk | パック剤 |
WO2007148737A1 (ja) | 2006-06-22 | 2007-12-27 | Toyo Boseki Kabushiki Kaisha | 植物抽出物の調製方法、並びに植物抽出物及びその用途 |
JP2008194040A (ja) | 2007-02-12 | 2008-08-28 | Chungbuk Soju Co Ltd | 山参培養根を利用した酒類の製造方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7330587B1 (ja) | 2023-04-11 | 2023-08-22 | 株式会社創研 | シワ改善剤及びその製造方法 |
-
2023
- 2023-04-11 JP JP2023064487A patent/JP7330587B1/ja active Active
- 2023-08-01 JP JP2023125487A patent/JP7466246B1/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001253807A (ja) | 2000-01-05 | 2001-09-18 | Kamaya:Kk | パック剤 |
WO2007148737A1 (ja) | 2006-06-22 | 2007-12-27 | Toyo Boseki Kabushiki Kaisha | 植物抽出物の調製方法、並びに植物抽出物及びその用途 |
JP2008194040A (ja) | 2007-02-12 | 2008-08-28 | Chungbuk Soju Co Ltd | 山参培養根を利用した酒類の製造方法 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7466246B1 (ja) | 2023-04-11 | 2024-04-12 | 株式会社創研 | シワ改善剤及びその製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP7466246B1 (ja) | 2024-04-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20210283044A1 (en) | Antioxidant, skin-whitening and wrinkle-reducing multifunctional cosmetic composition containing fermented rice by-product extract or fraction thereof as active ingredient | |
US8545905B2 (en) | Whitening cosmetic composition containing green tea extract | |
JP7248875B2 (ja) | 皮膚外用組成物 | |
JP7330587B1 (ja) | シワ改善剤及びその製造方法 | |
CN111434652B (zh) | 双尿嘧啶、其用途及其制备方法 | |
CN109223677B (zh) | 一种薏米水解物、其制备方法及其在化妆品中的应用 | |
KR100757175B1 (ko) | 녹차 유래의 캄페롤을 유효성분으로 함유하는 주름 개선용 및 피부 탄력 향상용 피부 외용제 조성물 | |
TW201641100A (zh) | 3’-羥基染料木黃酮用於製備抑制黑色素生成之組合物的用途 | |
JP6807535B2 (ja) | 線維芽細胞増殖剤 | |
CN111870566A (zh) | 一种从酒糟中提取复合酵母菌发酵产物的方法与应用 | |
KR102029078B1 (ko) | 새로운 올리고당 화합물 및 이의 미용학적 용도 | |
JP5600239B2 (ja) | リグニン抽出物の製造方法及びリグニン抽出物 | |
TWI388343B (zh) | 含有經發酵及酵素作用綠豆萃取液之抗皮膚衰老化妝品成分及其使用方法 | |
CN116617137B (zh) | 一种人参籽提取物及其制备方法 | |
KR20120054298A (ko) | 발효 콩잎 추출물을 유효성분으로 함유하는 피부 외용제 조성물 | |
JP2018193336A (ja) | 皮膚外用剤 | |
KR20210060801A (ko) | 식물 복합 발효물을 유효성분으로 포함하는 항노화 화장료 조성물 | |
US20230104900A1 (en) | Cosmetic composition comprising fermented chestnut husk extract or fraction thereof as active ingredient | |
JP5312731B2 (ja) | 皮膚外用剤 | |
KR20110122448A (ko) | 지리터리풀 추출물을 유효성분으로 함유하는 화장료 조성물 | |
JP6158147B2 (ja) | 美白剤及びこれを含有する内用又は外用組成物 | |
KR102620811B1 (ko) | 홍국균으로 발효시킨 적색 병풀 및 이의 용도 | |
KR102610467B1 (ko) | 커피 실버스킨 유래 콜라겐 유사 단백질 및 발효물의 추출물을 포함하는 피부탄력 증진용 조성물 및 이의 제조방법 | |
TWI830382B (zh) | 秋姬李發酵物、其製作方法和其用途 | |
JP7307833B1 (ja) | 核形態異常改善剤 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20230414 |
|
A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20230414 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230516 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230621 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230704 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230802 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7330587 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |