JP7329295B2 - 電極および電極キット - Google Patents

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Description

本出願における開示は、電極および電極キットに関する。
DNAやRNA等の核酸分子やタンパク質等の生体物質、薬剤の有効成分となる化合物等を外来物質として標的細胞内に導入する方法が多く開発されている。特に核酸分子を細胞内に導入する遺伝子導入技術は遺伝子工学の基礎技術である。そのため、遺伝子導入技術は、遺伝子組み換え作物、遺伝子治療、ゲノム解析、ゲノム編集技術等の幅広い分野において必要とされている。
遺伝子導入技術の手法としては、生物学的手法、化学的手法、物理的手法に分類することができる。なかでも物理的手法は、生物学的手法および化学的手法に比べて、細胞に対する毒性を考慮する必要がなく、適用細胞の制限がないという利点を有する。特にエレクトロポレーション法は、物理的手法の中で最も汎用性が高く普及している手法である。
一般的なエレクトロポレーションは、2本の平板電極が配置されたキュベットに、細胞懸濁液を入れて電気パルスを与える。そのため、付着性細胞に分子を導入する場合には、細胞を基板等から剥離して細胞懸濁液を調製し、細胞に電場を印加した後、再び基板等に播種して培養するという工程で行われる。しかしながら、細胞を剥離するためのトリプシン等の酵素処理は、細胞膜や細胞膜表面にあるタンパク質および細胞骨格にダメージを与えてしまう。そこで、細胞の剥離によるダメージを与えないよう、特許文献1に開示されるように、付着性細胞を基板等から剥離せずにエレクトロポレーションを行う脚付電極が開発されている。
特許4713671号公報
特許文献1に開示される付着性細胞へのエレクトロポレーションは、プレートに培養した細胞上に脚付電極を配置して、細胞が接着状態のまま電気パルスを与えてエレクトロポレーションを行う。図8に従来の脚付電極を示す。図8Aは脚付電極の全体を示している。図8Bは、脚付電極先端の側面を正面にみた概略図を示す。図8Cは、脚付電極の底面を正面にみた概略図を示す。脚付電極は、導電体81にエポキシ等の絶縁体82が被覆され、先端は導電体81が露出している。そして、脚付電極は、先端に脚83を具備している。脚付電極は、脚83を具備することで、基板等に接着している細胞と導電体81とが一定の距離を保ち、細胞に導電体81が接触することなくエレクトロポレーションを行える。しかしながら、脚付電極は、導電体81と細胞を接触させないものの、基板等に接触している脚83部分が小さい。そのため、基板等に脚付電極を接触させて配置する際、脚付電極がぐらつきやすく所定の位置に維持することが難しい。したがって、脚付電極を使用した場合、脚付電極(導電体81)を所定の位置に維持し難いことから導電体81と細胞が張り付く基板間の距離が実験ごとに安定せず、エレクトロポレーションを同じ条件で行うことが困難であるという問題がある。
そこで、本出願における開示は、所定の位置に配置しやすい電極および電極キットを提供することを課題とする。本出願における開示のその他の任意付加的な効果は、発明を実施するための形態において明らかにされる。
(1)エレクトロポレーションを行うための電極であって、
電極は、
少なくとも2つ以上の導電体と、
各導電体を保持しつつ、各導電体の少なくとも一方の端部を外部に露出させる部材と、
を含み、
部材は、
各導電体の一方の端部が露出する第1面と、
第1面に設けられた少なくとも1つ以上の凸部と、
を有し、
凸部が第1面から軸方向に突出する長さは、各導電体の一方の端部が第1面から露出した長さよりも長い、
電極。
(2)凸部は、2つ以上であって、それぞれが離間している、
上記(1)に記載の電極。
(3)第1面の外周部分の内、対向する導電体を延長した仮想線により挟まれる部分を外周仮想領域と規定した際に、
凸部を離間することで設けた隙間と外周仮想領域とは、少なくとも一部がオーバーラップする、
上記(2)に記載の電極。
(4)第1面に傾斜部が設けられる、
上記(1)に記載の電極。
(5)第1面に傾斜部が設けられる、
上記(2)に記載の電極。
(6)第1面に傾斜部が設けられる、
上記(3)に記載の電極。
(7)凸部は、第1面に露出する各導電体より外周側に配置される、
上記(1)~(6)のいずれか一つに記載の電極。
(8)部材は、
貫通孔および/または第1面に凹部を有し、
貫通孔は、第1面と第1面以外の面とを貫通し、
凹部は、第1面から部材の軸方向にへこみ、部材の側面方向に貫通する、
上記(1)~(6)のいずれか一つに記載の電極。
(9)部材は、
貫通孔および/または第1面に凹部を有し、
貫通孔は、第1面と第1面以外の面とを貫通し、
凹部は、第1面から部材の軸方向にへこみ、部材の側面方向に貫通する、
上記(7)に記載の電極。
(10)上記(1)~(6)のいずれか一つに記載の電極と、
電源に接続されるホルダと、
を含み、
各導電体の他方の端部がホルダと電気的に接続され、電源から各導電体に電力が供給される、
電極キット。
(11)上記(7)に記載の電極と、
電源に接続されるホルダと、
を含み、
各導電体の他方の端部がホルダと電気的に接続され、電源から各導電体に電力が供給される、
電極キット。
(12)上記(8)に記載の電極と、
電源に接続されるホルダと、
を含み、
各導電体の他方の端部がホルダと電気的に接続され、電源から各導電体に電力が供給される、
電極キット。
(13)上記(9)に記載の電極と、
電源に接続されるホルダと、
を含み、
各導電体の他方の端部がホルダと電気的に接続され、電源から各導電体に電力が供給される、
電極キット。
本出願で開示する電極は、細胞へのエレクトロポレーションを行う際、所定の位置に配置しやすい。
図1Aは、電極1Aの外観の一例を模式的に示す図。図1Bは、電極1Aの第1面31を正面にみた図。図1Cは、図1BのX-X’における矢視断面図。 図2Aは、電極1Bの第1面31を正面にみた図。図2Bは、図2AのX-X’における矢視断面図。 図3Aは、電極1Cの第1面31を正面にみた図。図3Bは、図3AのY-Y’における矢視断面図。 部材3の第1面31に設けた凸部34を例示する図。 部材3が凹部37または貫通孔38を具備する電極1D~1Fの概略図。図5Aは、電極1Dの第1面31を正面にみた図。図5Bは、図5AのX-X’における矢視断面図。図5Cは、電極1Eの第1面31を正面にみた図。図5Dは、図5CのX-X’における矢視断面図。図5Eは、電極1Fの第1面31を正面にみた図。図5Fは、図5EのX-X’における矢視断面図。 実施例1で使用した電極1の概略図。図6Aは、電極1の第1面31を正面にみた図。図6Bは、図6AのX-X’における矢視断面図。 図面代用写真であり、エレクトロポレーション後の付着性細胞の蛍光顕微鏡写真。 従来の脚付電極を示す図。図8Aは、図面代用写真であり、従来の脚付電極を示す写真。図8Bは、従来の脚付電極の側面を正面にみた概略図。図8Cは、従来の脚付電極の底面を正面にみた概略図。
以下、図面を参照しつつ、電極および電極キットの実施形態について、詳しく説明する。なお、本明細書において、同種の機能を有する部材には、同一又は類似の符号が付されている。そして、同一又は類似の符号の付された部材について、繰り返しとなる説明が省略される場合がある。
また、図面において示す各構成の位置、大きさ、範囲などは、理解を容易とするため、実際の位置、大きさ、範囲などを表していない場合がある。このため、本出願における開示は、必ずしも、図面に開示された位置、大きさ、範囲などに限定されない。
(電極の第1の実施形態)
図1~4を参照して、第1の実施形態に係る電極1A~1Cについて説明する。図1Aは、第1の実施形態に係る電極1Aの外観の一例を模式的に示す図である。図1Bは、電極1Aの第1面31を正面にみた図である。図1Cは、図1BのX-X’における矢視断面図である。図2Aは、電極1Bの第1面31を正面にみた図である。図2Bは、図2AのX-X’における矢視断面図である。図3Aは、電極1Cの第1面31を正面にみた図である。図3Bは、図3AのY-Y’における矢視断面図である。図4は、部材3の第1面31に設けた凸部34を例示する図である。
第1の実施形態に係る電極1Aは、細胞にエレクトロポレーションを行う際に用いられる。電極1は、少なくとも2つ以上の導電体2(以下の説明では、2つ以上の導電体について、単に「導電体」と記載することがある。)と、部材3とを少なくとも具備する。
導電体2は、後述する部材3に保持される。そして、導電体2は、外部の電源と電気的に接続され、電源から供給される電気パルスによって細胞にエレクトロポレーションを行う。導電体2は、電源から供給される電気パルスを導通できればよく、導電体2の形状や材料に特に制限はない。導電体2の形状としては、例えば、板状、棒状等が挙げられる。図1に示す例では、導電体2は板状である。また、導電体2の材料としては、例えば、金、白金、ステンレス、チタン、クロム、タングステン、カーボン等が挙げられる。なお、2つ以上の導電体2の各々は、形状および材料が同じであってもよいし、細胞にエレクトロポレーションを行える範囲内であれば形状または材料が異なっていてもよい。
部材3は、導電体2を保持し、導電体2が細胞にエレクトロポレーションを行えるよう導電体2の少なくとも一方の端部を部材3の表面から露出させる。また、部材3に保持された導電体2の他方の端部は、外部の電源と電気的に接続できればよく、部材3の表面から露出されていてもよいし、部材3の表面から露出されていなくてもよい。なお、本明細書では、部材3の付着性細胞にエレクトロポレーションを行う導電体2の一方の端部(以下、「端部21」と記載することがある。)が露出する面を第1面31と規定し、第1面31と対向する面を第2面32と規定する。
図1に示す例では、部材3に保持される導電体2の他方の端部(以下、「端部22」と記載することがある。なお、図面の複雑化を省略するため、一部の図面においては符号「21」および「22」は省略されることがある。)は、部材3の第2面32に露出している。代替的に、図示は省略するが、導電体2の端部22が第2面32に露出しなくてもよい。その場合には、外部の電源と電気的に接続できるように、部材3は、第2面32から導電体2の端部に通じる挿通孔を具備してもよい。さらに部材3に保持される導電体2はL字状であってもよい。図2は、部材3にL字状の導電体2を保持する電極1Bを示す。電極1Bの部材3はL字状の導電体2を保持しているため、導電体2の端部21を第1面31に露出させると、図2に示す例では、導電体2の端部22は部材3の側面33に露出する。したがって、電極1Bでは、部材3の側面33に露出する導電体2の端部22が、外部の電源と電気的に接続される。
図1に示す例では、部材3は円筒状であるが、部材3は導電体2を保持できればよく、その形状は特に制限はない。部材3の形状としては、円筒状以外の形状、例えば多角柱状であってもよい。また、部材3は、絶縁体であれば材料に特に制限はなく、例えば、樹脂等が挙げられる。樹脂としては、例えば、シリコン、ポリプロピレン、ポリカーボネート、熱硬化性ウレタン、エポキシ、アクリル等が挙げられる。
また、部材3に保持される導電体2は、エレクトロポレーションを行う際、プラス極、マイナス極を有する必要がある。したがって、部材3は、少なくとも2つの導電体2を保持するが、それ以上の導電体2を保持することを制限するものではない。部材3が保持する導電体2の数は、例えば、2つ、3つ、4つ等とすることができる。なお、従来の脚付電極は、図8に示すように3つの導電体81それぞれが絶縁体82で被覆される。そのため、絶縁体82が導電体81を保持する部材に相当すると解釈した場合、絶縁体82は少なくとも2つ以上の導電体81を保持するものではない。したがって、本出願で開示する電極1が具備する構成は、従来技術の脚付電極の構成と異なることは明らかである。
導電体2の端部21が第1面31から露出した長さ(換言すると、第1面31から突出している導電体2の長さ)は、細胞にエレクトロポレーションを行うことができれば特に制限はない。第1面31と導電体2の端部21の端面がそろっていれば、エレクトロポレーションを行えるが、第1面31から導電体2の端部21が突出していることが好ましい。エレクトロポレーションを行う際、エレクトロポレーションバッファー(以下において、「バッファー」と記載する場合がある。)量、第1面31から露出する導電体2の表面積等によってその効率は変化する。したがって、第1の実施形態に係る電極1Aを使用する状況に応じて、エレクトロポレーションの効率が所望のものとなるように、第1面31から露出させる導電体2の表面積を適宜設計すればよい。
部材3は、少なくとも1つ以上の凸部34を具備する。凸部34は、部材3の第1面31に設けられ、部材3の軸L方向に突出している。本明細書において、部材3の軸(L)方向とは、部材3が例えば円柱状や多角柱等の柱状の場合、柱状の中心軸の方向を意味する。なお、部材3の形状が柱状でない場合は、第1面31の略鉛直方向を軸方向としてもよい。また、2つ以上の導電体2が略平行となるように部材3に保持されている場合は、軸方向は導電体2と平行となる方向といってもよい。
そして、凸部34が第1面31から軸L方向に突出する長さは、各導電体2の端部21が第1面31から露出した長さよりも長い。そのため、実施形態1に係る電極1Aを用いて基板等に接着した付着性細胞にエレクトロポレーションを行う場合、凸部34の先端が第1面31に露出する導電体2の端部21よりも基板側に位置するので、導電体2の端部21が付着性細胞に接触しない。したがって、電気パルスの供給により付着性細胞が大きなダメージを受けてしまうことを防ぐ。なお、本出願で開示する電極1Aは、接着状態の付着性細胞のエレクトロポレーションに好適に使用できるが、浮遊細胞等のその他の細胞のエレクトロポレーションにも使用できる。その場合、凸部34が第1面31から軸L方向に突出する長さを適宜調整すればよい。
また、第1の実施形態に係る電極1Aは、部材3が凸部34を具備することで、電極1Aを基板等に設置した際、凸部34が基板等に当接し電極1Aの姿勢を保持する。したがって、部材3の第1面31に露出する導電体2を所定の位置に維持しやすくなる。従来の脚付電極は、その構造上電極の先端以外に脚を設けることはできなかった。一方で、電極1Aは、部材3が導電体2を保持していることから、第1面31に凸部34を設けることができる。図1に示す例では、凸部34は、部材3の第1面31の外周に沿って設けられている。外周に沿って凸部34を設けることで、電極1Aを基板等に設置した際、凸部34と基板等の接触する部分が大きくなり、電極1Aを設置した場所に安定して導電体2を維持しやすくなる。
凸部34は、電極1Aを設置した際、導電体2が電極1Aを設置した場所で安定に維持されるであれば、その数、形状、配置する場所に特に制限はない。ところで、凸部34は第1面31から突出しているため、電極1Aをバッファーに入れると、第1面31と凸部34によって囲まれる空間に空気が残存するおそれがある。空気が残存すると対向する導電体2の間の導通に支障がでるおそれがある。したがって、凸部34は、バッファーに入れた際に部材3の第1面31周辺の空気が残存しないように設計することが好ましい。図1に示す例では、部材3の第1面31周辺の空気が残存しないように、2つの凸部34を離間して設け隙間35を形成している。なお、後述するとおり、第1面31の外周全体に凸部34を設け、部材3に残存する空気を逃がす貫通孔を設けてもよい。
また、第1面31に傾斜部36を設けることで、第1面31から空気を外部に移動しやすくしてもよい。図3は、対向する導電体2で挟まれる第1面31に傾斜部36を設けた電極1Cの例を示す。傾斜部36は、電極1Cをバッファーに入れた際に、対向する導電体2で挟まれ部分の空気が浮力により傾斜部36を伝って部材3の外周方向に移動しやすくなる形状であれば特に制限はない。図3に示す例では、軸L方向と略直交し対向する導電体2に略直交する方向をD1と規定し、第1面31から凸部34が突出する方向と反対側の方向をD2と規定する。図3Bに示す例では、傾斜部36は、対向する導電体2で挟まれた第1面31の略中央部分から、任意の傾斜面36aがD1方向であって、且つ、部材3の外周に向かうほどD2方向に傾斜する。したがって、電極1Cをバッファーに入れても空気が第1面31の傾斜部36に沿って部材3の外周方向に移動する。なお、限定されるものではないが、傾斜部36の傾斜方向に隙間35が形成されることが好ましい。
なお、図3Bに示す例では、傾斜部36は対向する導電体2で挟まれた第1面31の略中央部分から形成されている。代替的に、傾斜部36は、第1面31の対向する導電体2で挟まれた部分より外周側(図3Aに示す例では、隙間35に近い部分)に形成されてもよい。隙間35に近い部分に傾斜部36が形成された場合、図1および図2に示す例と同様、導電体2が第1面31から露出する表面積を容易に調整できる。
また、導電体2が第1面31から露出する表面積を容易に調整するとの観点では、対向する導電体2で挟まれた第1面31の内、導電体2から離間した部分に傾斜部36が形成されてもよい。図3Bに示す例では、傾斜部36は導電体2に接するように形成されているが、導電体2から離間(図3Aに示す例では、導電体2からY-Y’で示す点線方向)した部分に傾斜部36を形成することで、導電体2が第1面31から露出する表面積を容易に調整できる。
凸部34は、複数の導電体2の間に配置してもよいが、導電体2には、電気パルスが供給される。電界に与える影響を小さくするよう凸部34は導電体2の間に配置しない方が好ましい。また、凸部34は、第1面31に露出する導電体2より外周側に配置されることがより好ましい。導電体2の外側に凸部34が配置されることで、電極1Aを基板等に設置した際、凸部34と基板等の接触する部分が大きくなり、電極1Aを設置した場所に安定して導電体2を維持できる。また、導電体2の外側に凸部34が配置されると、凸部34の任意の箇所を結ぶ距離を長くできることから、電極1Aを基板等に設置した際、電極1Aを設置した場所に安定して導電体2を維持できる。制限するものではないが、図4に、図1に示す例とは異なる凸部34を設けた例を示す。図4は、部材3の第1面31を正面にみたものである。図4Aは、図1Bに示す例の凸部34を90度回転させて配置した例である。図4B~4Dは、凸部34の数を2つ、3つ、4つとした例である。また、図4Dに示す例のように、凸部34は、第1面31の外周よりも内側に配置してもよい。図4に示す例では、凸部34と凸部34が離間して隙間35を形成している。したがって、電極1をバッファーに入れた際に、第1面31周辺の空気は第1面31を伝っていずれかの隙間から部材3の外に移動できる。
なお、上記のとおり、対向する導電体2間の導通との観点では、対向する導電体2の間に空気が残存しないことが好ましい。したがって、図1Bに示すよう、第1面31の外周部分の内、対向する導電体2を延長した仮想線ILにより挟まれる部分を外周仮想領域IRと規定した際に、凸部34を離間することで設けた隙間35と外周仮想領域IRとは、少なくとも一部がオーバーラップすることが好ましい。隙間35の少なくとも一部を外周仮想領域IRとオーバーラップすることで、対向する導電体2の間の空気が凸部34の隙間35から逃げやすくなる。なお、図1Bに示す例では、隙間35の全てが外周仮想領域IRに含まれているが、図4Bに示すように外周仮想領域IRを全て含むように隙間35を大きくしてもよい。また、図4Cに示すように、隙間の一つが外周仮想領域IRとオーバーラップしてもよい。
第1の実施形態に係る電極1A~1Cは、以下の効果を奏する。
(1)電極1A~1Cの部材3は、第1面31に凸部34を具備するため、電極1A~1Cを基板等に設置した際、電極1A~1Cを設置した場所に安定して導電体2を維持できる。また、従来の電極は、導電体81を先ず絶縁体82で被覆し、その後、絶縁体82で被覆した導電体81を保持部分に保持することで作製している。そのため、図8に示すように保持部分から導電体81の先端までの距離が比較的長い。一方、電極1A~1Cでは、第1面31から露出する部分を除き、導電体2は部材3で保持されていることから、従来の電極と比較して、使用時の電極の重心を下げることができる。したがって、電極1A~1Cを用いることで、エレクトロポレーションを安定して実行できる。
(2)凸部34が第1面31から軸L方向に突出する長さは、導電体2の端部21が第1面31から露出した長さよりも長い。したがって、電極1A~1Cを付着性細胞のエレクトロポレーションに用いた場合、導電体2が付着性細胞に接触することなくエレクトロポレーションを実行できる。
(3)対向する導電体2で挟まれる第1面31に傾斜部36が設けられる場合、バッファーに入れても空気が傾斜部36に沿って部材3の外周側に移動する。したがって、導電体2の間に空気が残存する可能性が低くなる。
(4)電極1A~1Cは電源とは別体として扱えるので、電極1A~1Cを使い捨ての電極としても使用できる。
(電極の第2実施形態)
図5を参照して、第2の実施形態に係る電極1D~1Fについて説明する。図5は、部材3が凹部37および/または貫通孔38を具備した電極1D~1Fの例を示す概略図である。図5Aは、電極1Dの第1面31を正面にみた図である。図5Bは、図5AのX-X’における矢視断面図である。図5Cは、電極1Eの第1面31を正面にみた図である。図5Dは、図5CのX-X’における矢視断面図である。図5Eは、電極1Fの第1面31を正面にみた図である。図5Fは、図5EのX-X’における矢視断面図である。
第2の実施形態に係る電極1D~1Fは、部材3が貫通孔38および/または第1面31に凹部37を具備する点で第1の実施形態と異なる。したがって、第2の実施形態に係る電極1D~Fでは、第1の実施形態と異なる点を中心に説明し、第1の実施形態において説明済みの事項についての繰り返しとなる説明は省略する。よって、第2の実施形態において明示的に説明されなかったとしても、第1の実施形態で説明済みの事項を採用可能であることは言うまでもない。
凹部37は、第1面31に設けられ、部材の軸L方向にへこみ、部材3の側面33方向に貫通している。また、貫通孔38は、第1面31と第1面31以外の面を貫通する。部材3が凹部37および/または貫通孔38を具備することで、第1面31と凸部34で囲まれる空間は、凹部37および/または貫通孔38を介して部材3の外部とつながる。したがって、電極1D~1Fをバッファーに入れる際、凹部37および/または貫通孔38から第1面31と凸部34に囲まれる空間の空気をより確実に抜くことができる。
第1面31に設けられる凹部37および貫通孔38は、第1面31と凸部34に囲まれる空間をつなげることができれば、その数、配置は特に制限はなく、部材3は凹部37、貫通孔38のいずれか一方を具備してもよく、両方を具備してもよい。
図5A~5Dに示す電極1D、1Eの例では、導電体2の間に第1面31から軸L方向にへこみ、側面33方向に貫通する凹部37が設けられている。また、図5C、5Dに示す電極1Eの例では、3つの導電体2が部材3に保持され、部材3は2つの凹部37が設けられている。また、図5E、5Fに示す電極1Fの例では、部材3は、第1面31と第2面32を貫通する貫通孔38が設けられている。電極1Fのように部材3が貫通孔38を具備することで、部材3は第1面31の外周に切れ間なく1つの凸部34を具備してもよい。図示はしていないが貫通孔38は、第1面31から側面33に貫通してもよい。なお、図5に示す電極1D~1Fの例では、凹部37または貫通孔38は、導電体2の間に設けられているが、それ以外の場所、例えば、導電体2と部材3の外周との間に設けてもよい。
第2の実施形態に係る電極1D~1Fは、第1の実施形態に係る電極1A~1Cが奏する効果に加え、以下の効果を相乗的に奏する。
(1)部材3が凹部37および/または貫通孔38を具備することで、第1面31と凸部34に囲まれる空間の空気をより確実に抜くことができる。したがって、第1面31に露出した導電体2が空気に接触することなくエレクトロポレーションを実行できる。
(2)第1の実施形態に係る電極1A~1Cの場合、凸部34が第1面31から軸L方向に突出する長さは、用途に応じて設計する必要がある。例えば、付着性細胞にエレクトロポレーションを実施する場合、凸部34が第1面31から軸L方向に突出する長さは比較的短くなる。そうすると、凸部34を離間することで形成する隙間35の大きさは、凸部34の幅に依存することになる。一方、第2の実施形態に係る電極1D~1Fは、凸部34が突出する長さによらず、凹部37および/または貫通孔38のサイズが決められるので、設計の自由度が向上する。
(電極キットの実施形態)
電極キットは、電極1A~1Fとホルダを少なくとも具備する。電極キットが具備する電極1A~1Fは、上記実施形態で説明済みである。したがって、電極1A~1Fに関しては、繰り返しとなる記載は省略する。
ホルダは、外部の電源と電極1A~1Fの部材3に保持された導電体2とを電気的に接続させ、外部の電源から導電体2に電力を供給するものである。ホルダは、外部の電源と部材3の導電体2とを電気的に接続できれば、特に制限はない。例えば、図1に示す電極1Aの例では、第2面32から導電体2が突出して露出しているので、突出した導電体2に嵌合させるホルダを用いてもよい。また、図2に示す電極1Bの例では、部材3の側面33に導電体2が露出しているので、部材3の側面33に露出する導電体2に接触させて、導電体2と電気的な接続を形成するホルダを用いてもよい。さらに、外部の電源と電気的に接続する導電体2が部材3から露出せず、部材3が導電体2につながる挿通孔を具備する場合には、ホルダは導電体2に電気的な接続ができるよう挿通孔に挿入される挿入部を具備すればよい。
実施形態に係る電極キットは、上記の実施形態に係る電極1を含むことが特徴である。したがって、上記の実施形態に係る電極1A~1Fと同様の効果を奏する。
なお、本発明は、上述の実施形態に制限されない。本発明の範囲内において、上述の各実施形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施形態の任意の構成要素の変形、または、任意の構成要素の省略が可能である。
<実施例1>
電極1を用いて付着性細胞にエレクトロポレーションを行った。以下に使用した材料、装置および手順を記載する。また、図6には、使用した電極1を示す。図6Aは、第1面31を正面にみた図である。図6Bは、図6AのX-X’における矢視断面図である。電極1には、部材3に3つの板状の導電体2が保持されたものを使用した。
〔材料および装置〕
・24ウェルプレートに接着したアフリカミドリザル腎臓細胞COS-1
・緑色蛍光タンパク質(GFP)遺伝子を組み込んだプラスミドDNA
・Opti-MEM I(Invitrogen)(バッファー)
・後培養用細胞培養液(DMEM培地(シグマ)+10%FBS(サーモ)ペニシリンーストレプトマイシン混合溶液(ナカライテスク)100倍希釈添加)
・エレクトロポレーター(CUY21EDIT II、株式会社ベックス)
・電極1(図6に示すa~kの各サイズを表1に示す。)
・蛍光顕微鏡(Nikon DIAPHOT300、Nikon HB-10103AF 超高圧水銀ランプ電源装置)
〔手順〕
1.バッファーにプラスミドDNAを加えプラスミドDNA濃度を5μg/μLとした。
2.細胞が接着したウェルをバッファーで洗浄した。
3.1.で用意したプラスミドDNAが入ったバッファー250μLをウェルに加えた。
4.電極1を細胞が剥がれないようにウェルに配置した。
5.エレクトロポレーションを実行した。エレクトロポレーションは、電極1の中央の導電体2をプラス、両側の2つの導電体2をマイナスとなるようにエレクトロポレーターと接続して、減衰波(Decay(V))モードで細胞に電気パルスを供給した。減衰波モードにおけるポレーションパルス(Pp)、ドライビングパルス(Pd)は以下の設定とした。
・Pp設定値
電圧:250V
パルス幅(Pon):10ms
パルス間隔(Poff):50ms
・Pd設定値
電圧:30V
パルス幅(Pon):50ms
パルス間隔(Poff):50ms
パルス回数:5
パターン:+/-
キャパシタンス:940μF
6.電極1をウェルから取り出し、細胞を回復させるためウェルプレートをCOインキュベーターで10分間保温した。
7.ウェルからバッファーを除き、あらかじめ保温しておいた後培養用細胞培養液を静かに加えた。
8.ウェルプレートをCOインキュベーターに移し、後培養を開始した。
9.後培養48時間後、ウェルプレートをCOインキュベーターから取り出し、細胞を蛍光顕微鏡によって観察した。
<比較例1>
エレクトロポレーションに使用した電極を従来の脚付電極(LF513-5、株式会社ベックス)で行った以外は、実施例1と同様である。
実施例1で使用した電極1は、電極1をウェルに配置した際、部材3の凸部34により安定して導電体2を所定の位置に維持できた。そして、電極1の部材3の第1面31に露出した導電体2の端部21よりも凸部34の先端の方が外側に突出しているので、導電体2が細胞に接触することはなかった。したがって、実施例1では、電極1を用いることで、導電体2を所定の位置に維持でき、付着性細胞へのエレクトロポレーションを安定的に行うことができた。一方で、比較例1は、従来の脚付電極であったため、脚付電極を所定の位置に安定に維持することが困難であった。
エレクトロポレーションを行った後、後培養した付着性細胞を蛍光顕微鏡で観察した。図7に結果を示す。図7から、実施例1、比較例1ともにエレクトロポレーションによって付着性細胞にプラスミドDNAが導入され、GFPが発現していることが示された。したがって、実施例1で使用した電極1は、従来の脚付電極と同程度の効率でエレクトロポレーションを行えることが示された。よって、電極1は従来の脚付電極よりも安定して導電体の位置を維持でき、かつ従来の脚付電極と同程度に付着性細胞に遺伝子導入できるので、電極1はエレクトロポレーションを簡便に実行できることが示された。
本出願で開示する電極および電極キットを用いると、細胞へのエレクトロポレーションの際に、電極を所定の位置に配置しやすい。したがって、細胞にエレクトロポレーションを行うための電極を扱う業者にとって有用である。
1、1A~1F…電極、2…導電体、21、22…端部、3…部材、31…第1面、32…第2面、33…側面、34…凸部、35…隙間、36…傾斜部、36a…傾斜部面、37…凹部、38…貫通孔、81…導電体、82…絶縁体、83…脚、IL…仮想線、IR…外周仮想領域、L…軸

Claims (13)

  1. エレクトロポレーションを行うための電極であって、
    電極は、
    少なくとも2つ以上の導電体と、
    各導電体の少なくとも一部を内部に保持しつつ、各導電体の少なくとも一方の端部を外部に突出させる部材と、
    を含み、
    部材は、
    各導電体の一方の端部が突出する第1面と、
    第1面に設けられた少なくとも1つ以上の凸部と、
    第1面に設けられた凹部と、
    を有し、
    凹部は、第1面から部材の軸方向にへこみ、且つ、部材の側面方向に貫通し、
    凸部が第1面から軸方向に突出する長さは、各導電体の一方の端部が第1面から突出した長さよりも長い、
    電極。
  2. 凸部は、2つ以上であって、それぞれが離間している、
    請求項1に記載の電極。
  3. 第1面の外周部分の内、対向する導電体を延長した仮想線により挟まれる部分を外周仮想領域と規定した際に、
    凸部を離間することで設けた隙間と外周仮想領域とは、少なくとも一部がオーバーラップする、
    請求項2に記載の電極。
  4. 第1面に傾斜部が設けられる、
    請求項1に記載の電極。
  5. 第1面に傾斜部が設けられる、
    請求項2に記載の電極。
  6. 第1面に傾斜部が設けられる、
    請求項3に記載の電極。
  7. 凸部は、第1面に突出する各導電体より外周側に配置される、
    請求項1~6のいずれか一項に記載の電極。
  8. 部材は、
    貫通孔を有し、
    貫通孔は、第1面と第1面以外の面とを貫通する、
    請求項1~6のいずれか一項に記載の電極。
  9. 部材は、
    貫通孔を有し、
    貫通孔は、第1面と第1面以外の面とを貫通する、
    請求項7に記載の電極。
  10. 請求項1~6のいずれか一項に記載の電極と、
    電源に接続されるホルダと、
    を含み、
    各導電体の他方の端部がホルダと電気的に接続され、電源から各導電体に電力が供給される、
    電極キット。
  11. 請求項7に記載の電極と、
    電源に接続されるホルダと、
    を含み、
    各導電体の他方の端部がホルダと電気的に接続され、電源から各導電体に電力が供給される、
    電極キット。
  12. 請求項8に記載の電極と、
    電源に接続されるホルダと、
    を含み、
    各導電体の他方の端部がホルダと電気的に接続され、電源から各導電体に電力が供給される、
    電極キット。
  13. 請求項9に記載の電極と、
    電源に接続されるホルダと、
    を含み、
    各導電体の他方の端部がホルダと電気的に接続され、電源から各導電体に電力が供給される、
    電極キット。
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