JP2019110101A - 生物電気化学システム - Google Patents
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Abstract
Description
[2]前記散水装置は、前記アノードと前記カソードとの間を流れる電流に応じて散水およびその停止、または散水量を調整する、[1]に記載の生物電気化学システム。
[3]前記容器に収容された液体は、有機物をさらに含有し、前記散水装置は、前記容器に収容された液体を散布する、[1]または[2]に記載の生物電気化学システム。
[4]前記アノードの形状は、ブラシ状もしくは繊維状またはこれらの組み合わせである、[1]〜[3]のいずれかに記載の生物電気化学システム。
[5]前記生物電気化学システムは、微生物燃料電池である、[1]〜[4]のいずれかに記載の生物電気化学システム。
[6]前記曝気装置は、前記アノードと前記カソードとの間を流れる電流により駆動する、[5]に記載の生物電気化学システム。
[7]前記アノードから前記カソードに電子が流れるように、前記アノードと前記カソードとの間に電圧を印加する電圧印加部をさらに有し、前記生物電気化学システムは、微生物電解セルである、[1]〜[4]のいずれかに記載の生物電気化学システム。
[8]前記アノードと前記カソードとの間を流れる電流を測定する電流計をさらに有し、前記生物電気化学システムは、水質センサである、[1]〜[7]のいずれかに記載の生物電気化学システム。
図1は、本発明の一実施の形態に係る微生物燃料電池100の構成を示す模式断面図である。
次に、本実施形態に係る微生物燃料電池100の動作について説明する。
以上のように、本実施形態に係る微生物燃料電池100では、散水装置120によって液体を散水することにより、アノード140のうち液体130から露出した部位が好気状態となり、有機物の分解除去およびアンモニアから硝酸または亜硝酸への反応を進行させることができる。一方で、アノード140のうち液体130に接触する部位、アノード140に付着した電子供与微生物142が形成するバイオフィルムの内部、および容器110に収容された液体130の内部では、嫌気状態による、微生物を触媒とした電極上の反応および硝酸または亜硝酸からガス体の窒素への反応も進行させることができる。このようにして、本実施形態に係る微生物燃料電池100は、間欠的な曝気を行うことなく、電流の生産、有機物の除去、および窒素の除去を同時に、かつ連続的に、行うことができる。そのため、本実施形態に係る微生物燃料電池100は、電流の生産、有機物の除去、および窒素の除去のすべてを連続的に行うことができ、これらの処理速度を高めることが容易である。
図2は、本発明の一実施の形態に係る微生物電解セル200の構成を示す模式断面図である。微生物電解セル200は、容器210、散水装置220、液体230、アノード(負極、作用極)240、カソード(正極、対極)250、参照電極280、ポテンショスタット292、水素回収部294および水素貯蔵部296、導線270および電流計275を有する。を有する。アノード240、カソード250および参照電極280は、ポテンショスタット292に電気的に接続される。液体230は、有機物および電子供与微生物242を含む。
次に、本実施の形態に係る微生物電解セル200の動作について説明する。
以上のように、本実施の形態に係る微生物電解セル200は、散水装置220によって液体を散水することにより、アノード240のうち液体230から露出した部位を好気状態となり、有機物の分解除去およびアンモニアから硝酸または亜硝酸への反応を進行させることができる。一方で、アノード240のうち液体230に接触する部位、アノード240に付着した電子供与微生物222が形成するバイオフィルムの内部、および容器210に収容された液体230の内部では、嫌気状態による、微生物を触媒とした電極上の反応および硝酸または亜硝酸からガス体の窒素への反応も進行させることができる。このようにして、本実施形態に係る微生物電解セル200は、間欠的な曝気を行うことなく、電流の生産、有機物の除去、および窒素の除去を同時に、かつ連続的に、行うことができる。そのため、本実施形態に係る微生物電解セル200は、電流の生産、有機物の除去、および窒素の除去のすべてを連続的に行うことができ、これらの処理速度を高めることが容易である。
以下の表に示される組成の培地と、電子供与微生物の供給源としての活性汚泥とを5:1の割合で混合して、人工廃水を調整した。この人工廃水には、他の微生物燃料電池の負極上で培養されたバイオフィルムを混合して種菌として接種した。得られた人工廃水2.0Lを、容量3.0Lの容器に導入した。
室温で、ポンプを稼働させて130mL/minの人口廃水を散水器から散布させながら、アノードの電極電位が銀−塩化銀電極(参照電極)の電位に対して−0.2Vとなるようにアノードおよびカソードに電圧を印加して、作製した微生物電解セルを稼働させた。15分ごとに電力を測定した。また、稼働開始直後、ならびに稼働開始から38時間後および164時間後に、人工廃水の全窒素(TN)の濃度を測定した。また、また、稼働開始直後、ならびに稼働開始から12時間後、24時間後、38時間後、70時間後および158時間後に、人工廃水の化学的酸素要求量(COD)を測定した。CODは、それぞれの時間について3回測定し、その平均値を各時間におけるCODとして用いた。また、稼働開始時のCODと24時間経過時のCODとの差(消費COD)を消費するために必要なクーロン量に対する、稼働開始から24時間後までに導線を流れた総電流量(クーロン量)の割合を算出して、稼働開始から24時間で人工廃水から除去された有機物に対する電子供与微生物の活動により除去された有機物の割合(クーロン効率)を算出した。
110、210 容器
115、215 撹拌器
120、220 散水装置
122、222 揚水管
124、224 ポンプ
126、226 導水管
128、228 散水器
129、229 制御部
130、230 液体
140、240 アノード
142、242 電子供与微生物
150 膜電極接合体(MEA)
152 隔膜
154、250 カソード
156 浮き
170、270 導線
175、275 電流計
200 微生物電解セル
280 参照電極
292 ポテンショスタット
294 水素回収部
296 水素貯蔵部
298 電源
Claims (8)
- 容器と、
有機物を含有する液体を前記容器に散布する散水装置と、
前記容器に収容された、電解質を含有する液体と、
前記散水装置から散布された液体に接触する位置に、前記容器に収容された液体と接触して配置された、表面に電子供与微生物を担持したアノードと、
前記収容された液体に接触するように、またはカチオン透過性の隔膜を挟んで前記収容された液体と隣接するように配置されたカソードと、
を有する、
生物電気化学システム。 - 前記散水装置は、前記アノードと前記カソードとの間を流れる電流に応じて散水およびその停止、または散水量を調整する、請求項1に記載の生物電気化学システム。
- 前記容器に収容された液体は、有機物をさらに含有し、
前記散水装置は、前記容器に収容された液体を散布する、請求項1または2に記載の生物電気化学システム。 - 前記アノードの形状は、ブラシ状、繊維状、メッシュ状もしくは折り畳んだメッシュ状、またはこれらの形状の組み合わせである、請求項1〜3のいずれか1項に記載の生物電気化学システム。
- 前記生物電気化学システムは、微生物燃料電池である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の生物電気化学システム。
- 前記散水装置は、前記アノードと前記カソードとの間を流れる電流により駆動する、請求項5に記載の生物電気化学システム。
- 前記アノードから前記カソードに電子が流れるように、前記アノードと前記カソードとの間に電圧を印加する電圧印加部をさらに有し、
前記生物電気化学システムは、微生物電解セルである、
請求項1〜4のいずれか1項に記載の生物電気化学システム。 - 前記アノードと前記カソードとの間を流れる電流を測定する電流計をさらに有し、
前記生物電気化学システムは、水質センサである、
請求項1〜7のいずれか1項に記載の生物電気化学システム。
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