JP7328945B2 - 温度式弁装置及び冷却装置並びに冷凍サイクルシステム - Google Patents

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Description

本発明は、密閉室と均圧室との圧力差に応じて変位する変位部材とを有し、前記変位部材によって弁開度を制御する温度式弁装置及び冷凍サイクルシステムに関する。
従来、冷却装置に用いる温度式弁装置(膨張弁)において、密閉室に封入するチャージガスとして、大気中に存在するガスである二酸化炭素(CO2)使用し、この二酸化炭素と窒素(N2)を混合して封入してきた。しかし、大気中に存在する二酸化炭素や窒素等は、漏れ検知できるリークディテクタがなく、気密検査の際、漏れ検知が困難あった。例えば、チャージ後に、数日間放置して性能変化がないか確認するなど、気密性の確認が必要であり、検査工程に非常に時間が掛かっていた。
これに対して、例えば特開2004-132561号広報(特許文献1)には、二酸化炭素をフロンガス(R23等)に替えて封入することで、リークディテクタで検知可能となり、密閉室からの漏れ検査を迅速かつ確実に行う方法が開示されている。
特開2004-132561号広報
前記特許文献1の場合、チャージ方式を問わず吸着チャージでも、大気中のガスのみを使うと漏れ検知ができない為、検知可能なフロンガスが封入されている。しかし、近年、環境保護の観点から、フロンガスでは地球温暖化の懸念があり、地球にやさしいガスで、尚且つ、漏れ検査が迅速にできるガスの封入が望まれている。
本発明は、密閉室と均圧室との圧力差に応じて弁体を変位させる駆動アクチュエータを有し、前記駆動アクチュエータによって弁開度を制御する温度式弁装置において、大気中に存在する主成分ガス(CO2等)のように低GWPで、環境負荷が小さく、なお且つ、リークディテクタで検知可能なガスを封入し、容易に高度な検査が可能であり、工程時間の大幅な短縮とすることを課題とする。
本発明の温度式弁装置は、密閉室と均圧室との圧力差に応じて弁体を変位させる駆動アクチュエータを有し、前記駆動アクチュエータによって弁開度を制御する温度式弁装置であって、前記密閉室に、大気中に存在する主成分ガス(例えばN2,O2,CO2,Ar)の中から1種類又は2種類以上のガスからなる組合せガスと、リークディテクタで検知可能な漏れ検知ガスとが混合封入されており、吸着材入りの吸着チャージにより、前記組合せガスが混合封入されており、前記漏れ検知ガスとして、吸着剤に吸着し難いガスを用い、前記吸着材に吸着し難いガスは、ヘリウムガスまたは水素ガスであることを特徴とする。なお、本明細書及び図面において、物質の分子式の内の原子数を示す数字は添え字ではなく全角の数字で示す。
また、前記組合せガスは、窒素、酸素、二酸化炭素、アルゴンの中から1種類又は2種類以上からなることを特徴とする温度式弁装置が好ましい。
本発明の冷却装置は、冷媒を送出してシステム配管を循環させる冷媒送出手段と、前記冷媒を放熱する第1熱交換機と、前記冷媒の流量を制御する流量制御弁と、冷却対象を冷却する第2熱交換機と、を含む冷却装置であって、前記温度式弁装置が、前記流量制御弁として用いられていることを特徴とする。
本発明の冷凍サイクルシステムは、冷媒を送出してシステム配管を循環させる冷媒送出手段と、前記冷媒を放熱する第1熱交換機と、前記冷媒の流量を制御する温度式膨張弁と、冷却対象を冷却する第2熱交換機と、を含む冷凍サイクルシステムであって、前記温度式弁装置が、前記温度式膨張弁として用いられていることを特徴とする。
本発明の温度式弁装置及び冷却装置並びに冷凍サイクルシステムによれば、駆動アクチュエータのチャージガスにおいて、組合せガスは、大気中に存在する主成分ガス(CO2等)の低GWPのガスであり、環境負荷が小さく、なお且つ、リークディテクタで検知可能な漏れ検知用ガス(ヘリウムまたは水素等)も封入されている為、容易に高度な検査が可能であり、工程時間の大幅な短縮となる。
本発明の実施形態の温度式弁装置の気密検査時の縦断面図である。 本発明の実施形態の温度式弁装置を用いた冷却装置の要部を示す図である。 本発明の実施形態の温度式弁装置を用いた冷凍サイクルシステムの要部を示す図である。 本発明の実施形態の温度式弁装置における密閉室内の体積変化を比較例と比較して説明する図である。 比較例である従来の温度式弁装置における温度-圧力特性を示す図である。 本発明の実施形態の温度式弁装置における温度-圧力特性を示す図である。
次に、本発明の温度式弁装置及び冷凍サイクルシステムの実施形態を図面を参照して説明する。図1は実施形態の温度式弁装置の気密検査時の縦断面図、図2は実施形態の温度式弁装置を用いた冷却装置の要部を示す図、図3は実施形態の温度式弁装置を用いた冷凍サイクルシステムの要部を示す図であり、先ず、実施形態の冷却装置及び冷凍サイクルシステムについて説明する。なお、図2、図3において冷媒は矢印の方向に流れる。また、図2における冷却装置は、後述する図3の気化熱により冷却する一般的な冷凍サイクルシステムとは異なり、冷やした冷媒液をポンプで循環させ対象物を冷却するシステムのことである。
図2において、10は実施形態の温度式弁装置、100は「冷媒送出手段」としてのポンプ、200は「第1熱交換器」としての放熱器、300は「第2熱交換器」としての冷却器(例えば、コールドプレート)であり、これらは配管で環状に接続することにより冷却装置を構成している。温度式弁装置10は、後述のように、ダイヤフラム式の駆動アクチュエータ2を有している。温度式弁装置10の一次側継手10aは冷却器300の出口側配管に接続され、温度式弁装置10の二次側継手10bは放熱器200の入口側配管に接続されている。そして、冷却器300は冷却対象である熱原A(電気自動車やハイブリッド車搭載のモータ・インバータ等の発熱部品や、大型コンピュータシステムやサーバ等のCPU等)に接触して配置されている。
放熱器200は冷媒(冷水やフッ素系不活性液体等)の熱を放熱し、この放熱により冷やされた冷媒はポンプ100により冷却器300に流される。冷却器300から流出する冷媒は温度式弁装置10に流入される。温度式弁装置10の駆動アクチュエータ2には、後述のように吸着チャージ等によりチャージガスが封入されている。そして、この駆動アクチュエータ2で感知した冷却器300の温度に応じて冷媒の流量を制御し、その冷媒を放熱器200に流す。これにより、冷却器300を介して熱原Aが冷却される。
図3において、10′は後述説明する実施形態の温度式弁装置、400は「冷媒送出手段」としての圧縮機、500は「第1熱交換器」としての凝縮器、600は「第2熱交換器」としての蒸発器であり、これらは配管で環状に接続することにより冷凍サイクルシステムを構成している。温度式弁装置10′は、後述のように、ダイヤフラム式の駆動アクチュエータ2と、この駆動アクチュエータ2にキャピラリチューブ2bにより接続された感温筒2aとを有している。温度式弁装置10′の一次側継手10aは凝縮器500の出口側配管に接続され、温度式弁装置10′の二次側継手は蒸発器600の入口側配管に接続されている。そして、蒸発器600は冷却対象である空調や冷蔵用の室内雰囲気中等に配置され、この蒸発器600の出口側配管に感温筒2aが取り付けられている。
圧縮機400は冷凍サイクルシステムを流れる冷媒を圧縮し、圧縮された冷媒は凝縮器500で凝縮液化され、温度式弁装置10′に流入される。温度式弁装置10′は膨張弁であり、流入される冷媒を減圧(膨張)して蒸発器600に流入させる。蒸発器600は冷媒を蒸発気化し、図示しないアキュムレータ等を介して気相冷媒が圧縮機400に循環される。そして、蒸発器600は、冷媒を蒸発気化することで、発熱体や空気等から熱を吸収する。これにより発熱体、または空気等が冷却される。また、感温筒2aには、吸着チャージ等によりチャージガスが封入されており、この感温筒2aはキャピラリチューブ2bにより駆動アクチュエータ2に連結されている。
図1は温度式弁装置10の気密検査時の縦断面図である。 以下の説明における「上下」の概念は図1の図面における上下に対応しており、一点鎖線で示す軸線Lは後述の弁ポート13の中心線であるとともに、弁体3の移動方向に対応している。
図1に示すように、温度式弁装置10は、金属製の弁ハウジング1を有し、弁ハウジング1には、弁室1Rと、前記一次側継手10aに接続される第1ポート11と、前記二次側継手10bに接続される第2ポート12とが形成されている。第1ポート11は弁室1Rに連通され、弁室1Rと第2ポート12との間に弁ポート13が形成されている。また、弁ハウジング1には、弁室1Rと第2ポート12とを連通する第1均圧路14と、第2ポート12と後述の均圧室22とを連通する第2均圧路15とが形成されている。さらに、弁ハウジング1には、弁ポート13の軸線L上で第2ポートから均圧室22側に開口するガイド孔16が形成され、このガイド孔16は軸線Lを中心とする円筒状の形状をしている。
弁室1R、弁ポート13、第2ポート12及びガイド孔16内には弁体3が配設されている。弁体3は、弁室1R内に配置されるフランジ部31と、弁ポート12内に配置される円錐状のニードル部32と、ガイド孔16の内周面に対してクリアランスを有して嵌挿された作動軸33とを有している。これにより、弁体3はガイド孔16内に軸線L方向に移動自在に収容され、軸線L方向の移動によりニードル部32が弁ポート13の開度を調整する。また、弁ハウジング1の上部には、金属部材で構成された調整ねじ17が螺合され、この調整ねじ17と弁体3のフランジ部31との間には調整ばね18が配設されている。
弁ハウジング1の下部に構成された駆動アクチュエータ2は、薄型円盤状の上蓋2Aと下蓋2Bとによりケース体を構成している。そして、上蓋2Aと下蓋2Bの間にダイヤフラム21を備えており、このダイヤフラム21の上部空間が均圧室22となり、ダイヤフラム21の下部空間が密閉室23となっている。均圧室22内には当金24がダイヤフラム21に当接するように配設されており、この当金24に弁体3の作動軸33が接続されている。密閉室23内には、吸着材2C(例えば、活性炭等)が配設されている。そして、この吸着材2Cを配設した密閉室23内には、チャージガスが充填されている。このチャージガスは、下蓋2Bに設けた導入管2B1を介して密閉室23内に充填し、その充填後、導入管2B1の端部を閉塞したものである。
以上の構成により、一次側継手10aに導入された冷媒は、第1ポート11から弁室1Rに流入し、弁室1Rから第1均圧路14、第2ポート12及び第2均圧路15を介して均圧室22に導入される。また、第2ポート12の冷媒は二次側継手10bから流出する。これにより、弁ポート13が全閉状態でも、所定の冷媒流量が得られる。
一方、駆動アクチュエータ2(下蓋2B)の感知温度に応じて密閉室23内のチャージガスの圧力が上昇または低下すると、ダイヤフラム21が変形する。そして、このダイヤフラム21の変形に伴い、弁体3の作動軸33(及び当金24)が軸線L方向に移動し、弁ポート13と弁体3のニードル部32との隙間すなわち弁開度が変化する。この弁開度に応じて一次側継手10aから二次側継手10bに流れる冷媒の流量が制御される。なお、調整ねじ17のねじ込み量を調整することで、弁体3の作動軸33及び当金24がダイヤフラム21を押圧する力を調整し、密閉室23内のチャージガスの圧力に応じて弁ポート13が開き始める圧力を調整することができる。
以上の構造及び動作は、前記冷却装置において流量制御弁として機能する温度式弁装置10の場合であるが、前記冷凍サイクルシステムにおいて膨張弁として機能する温度式弁装置10′は、上記温度式弁装置10の一部を変更したものである。すなわち、図示は省略するが、前記第1均圧路14と第2均圧路15を無くし、弁室1Rから駆動アクチュエータ2の均圧室22に連通する均圧路を、第2ポート12を迂回するように設ける。また、流し方向を逆流しとする。これにより二次側継手10bから第2ポート12に流入する冷媒は、弁ポート13と弁体3のニードル部32との隙間から第1ポート11へ流出する。すなわち冷媒は減圧(膨張)して流出し、膨張弁の機能が得られる。また、温度式弁装置10′は導入管2B1を介して前記キャピラリチューブ2bと感温筒2aが接続されている。なお、この膨張弁としては上記の構造に限らず、チャージガスは別として従来の温度式膨張弁の構造であってもよい。
図1に示すように、温度式弁装置10は、チャンバー20内に収容され、チャンバー20はHeリークディテクタ30に連通されている。温度式弁装置10の駆動アクチュエータ2の密閉室23には組合せガスと漏れ検知ガスとが混合封入されている。そして、検知ガスとしてのヘリウム(He)の漏れが生じていると、Heリークディテクタ30により即座に検出される。このように、ヘリウム(He)は大気中に僅かしか存在しない希ガスであり、駆動アクチュエータ2から漏れが生じているとこのヘリウムによりHeリークディテクタ30で容易に検出できる。
この実施形態における駆動アクチュエータ2の密閉室23に封入さたチャージガスは以
下のとおりである。組合せガスは大気中に存在する主成分ガスである二酸化炭素(CO2)で、漏れ検知ガスはリークディテクタで検知可能なヘリウム(He)である。なお、組合せガスは大気中に存在する主成分ガスである(例えばN2,O2,CO2,Ar)の中から1種類又は2種類以上のガスからなるものでもよい。また、漏れ検知ガスはリークディテクタで検知可能な水素(H2)でもよい。また、このチャージ方式は吸着材2Cを入れた吸着チャージである。
ここで、図4(A)に示すように、チャージガスがCO2のみの場合は、吸着材である活性炭の吸着・脱着特性により、冷却すると吸着量が増加して圧力が減少し、加熱すると吸着量が減少して脱着するため圧力が増加する。これにより、図5の実線で示すような温度-圧力特性となる。また、チャージガスとしてCO2とN2の混合ガスを用いた場合、N2も活性炭の吸着・脱着特性に影響されるため、図5の破線で示すような温度-圧力特性となる。
これに対して、実施形態のチャージガスは、CO2の組合せガスと、He(またはH2)の検知ガスとを混合したものである。しかし、図4(B)に示すように、ヘリウム(He)は活性炭に吸着されず、CO2のみが活性炭の吸着・脱着特性に影響される。すなわち、冷却すると吸着量が増加して圧力が減少し、加熱すると吸着量が減少してするが、これはCO2(組合せガス)に対する活性炭の吸着・脱着特性によるものである。このため、実施形態では、図6に示すような温度-圧力特性となり、図5の実線で示す温度-圧力特性と同じになる。すなわち、実施形態では、He(またはH2)の検知ガスを使用しているので、この検知ガスが温度-圧力特性に影響を与えず、従来と同じ温度-圧力特性を得ることができる。
なお、上記実施形態では、漏れ検知ガスとして、リークディテクタで検知可能なHeまたはH2を混合した例を説明してきたが、このガスに限定するものではなく、低GWPのフロンを用いてもよい。一般的な従来のフロン冷媒は、地球温暖化係数GWPが2000以上(例えばR23はGWP=14800)と高く、温暖化が促進するガスであったが、近年、冷凍空調業界では、CO2の様な自然冷媒(GWP=1)等と共に、フロンでも低GWPの冷媒の開発が進み、昔と比べ低いGWPのフロンが使われてきている。例えば、R32(GWP=675)や、R1234yf(GWP=1以下)等が挙げられる。これらの低GWPのフロンガスを用いてチャージを行っても環境負荷が小さいと共に、フロンガスは、リークディテクタで検知可能な検知用ガスである為、容易に高度な検査が可能であり、工程時間の大幅な短縮となる。ここで、低GWPとは、1500以下のことを指し、1500以下であれば、特に環境負荷が小さく、地球にやさしいと言える。(冷凍空調装置の環境影響度の目標値が、GWP=1500以下である事より)
なお、上記実施形態で挙げたリークディテクタで検知可能な各種漏れ検知ガスの量は、組合せガスの量に対して、体積比で、50%以下として封入することで、漏れ検知が可能であり、かつ、適切な温度-圧力特性とすることができる。また、好ましくは、漏れ検知ガスの量は、組合せガスに対して、体積比で、5~20%として封入することで、検知が可能であり、かつ、より適切な温度-圧力特性とすることができる。
以上、本発明の実施の形態について図面を参照して詳述し、その他の実施形態についても詳述してきたが、具体的な構成はこれらの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。
1 弁ハウジング
2 駆動アクチュエータ
2a 感温筒
2b キャピラリチューブ
2A 上蓋
2B 下蓋
2C 吸着材
21 ダイヤフラム
22 均圧室
23 密閉室
3 弁体
31 フランジ部
32 ニードル部
33 作動軸
10 温度式弁装置
10′ 温度式弁装置
10a 一次側継手
10b 二次側継手
11 第1ポート
12 第2ポート
13 弁ポート
14 第1均圧路
15 第2均圧路
16 ガイド孔
20 チャンバー
30 Heリークディテクタ

Claims (4)

  1. 密閉室と均圧室との圧力差に応じて弁体を変位させる駆動アクチュエータを有し、前記駆動アクチュエータによって弁開度を制御する温度式弁装置であって、前記密閉室に、大気中に存在する主成分ガスの中から1種類又は2種類以上のガスからなる組合せガスと、リークディテクタで検知可能な漏れ検知ガスとが混合封入されており、
    吸着材入りの吸着チャージにより、前記組合せガスが混合封入されており、
    前記漏れ検知ガスとして、吸着剤に吸着し難いガスを用い、
    前記吸着材に吸着し難いガスは、ヘリウムガスまたは水素ガスであることを特徴とする温度式弁装置。
  2. 前記組合せガスは、窒素ガス、酸素ガス、二酸化炭素ガス、アルゴンガスの中から1種類又は2種類以上からなることを特徴とする請求項1に記載の温度式弁装置。
  3. 冷媒を送出してシステム配管を循環させる冷媒送出手段と、前記冷媒を放熱する第1熱交換機と、前記冷媒の流量を制御する流量制御弁と、冷却対象を冷却する第2熱交換機と、を含む冷却装置であって、請求項1乃至のいずれか一項に記載の温度式弁装置が、前記流量制御弁として用いられていることを特徴とする冷却装置。
  4. 冷媒を送出してシステム配管を循環させる冷媒送出手段と、前記冷媒を放熱する第1熱交換機と、前記冷媒の流量を制御する温度式膨張弁と、冷却対象を冷却する第2熱交換機と、を含む冷凍サイクルシステムであって、請求項1乃至のいずれか一項に記載の温度式弁装置が、前記温度式膨張弁として用いられていることを特徴とする冷凍サイクルシステム。
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