JP7328811B2 - 柵 - Google Patents

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Description

特許法第30条第2項適用 積水ハウス株式会社はABCハウジング神戸駅前住宅公園内(兵庫県神戸市中央区東川崎町1丁目1-3)において、令和1年5月3日~特許出願日(令和1年7月2日)まで添付写真1及び2に示される「柵」を公開した。
本発明は、通風用の隙間を有する柵に関する。
所定の場所の内外を仕切る柵として、バルコニー用手摺や庭を囲むフェンスなどいろいろな形態がある。
例えば、バルコニー用手摺は、バルコニーの周縁に沿って立てた状態で設置されるが、通風性を確保するための構造を有する手摺が種々提案されている。
例えば、特許文献1記載のバルコニー用手摺は、間隔をあけて立てられた一対の支柱と、当該支柱の間において水平方向に延びるとともに上下方向に間隔をあけて設けられた複数の角材とを備えている。水平方向に延びる複数の角材の間に隙間が形成されているので、手摺の通風性を確保することが可能である。
しかも、上下に隣接する2本の角材は、バルコニー外側から内側へ行くにつれて上昇または下降するように水平方向に対して傾斜するとともに上下に互いに対向する対向面をそれぞれ有する。したがって、これらの対向面によって形成される隙間も水平方向に対して傾斜する。そのため、この手摺は、当該隙間を通して手摺の外部からバルコニー内部を見えないようになっている。
特開2004-60272号公報
しかし、特許文献1に示されるバルコニー用手摺では、通風性を確保するために角材間の隙間を大きくすれば、人が当該隙間に足指や手指を挿入して手摺をよじのぼるおそれがある。とくに、子供(さらに詳しくは、3~6歳の子供)は足指や手指が細く、当該足指や手指を手摺の隙間に挿入しやすいので、手摺をよじのぼるおそれが高くなる。子供が手摺をよじのぼればバルコニーから転落する事故につながるおそれがあるので、手摺のよじのぼりを防止するための対策が必要である。
そこで、よじのぼり防止対策として、パンチングメタルなどの多数の通気用の小孔を有する板状の部材によって当該隙間をバルコニー内側から塞ぎ、足指等の隙間への挿入を防ぐことによって、よじのぼりを防止することが考えられる。しかし、この場合、パンチングメタルなどの板状の部材が手摺の通気性を低減させる。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、通風性を確保しながら人のよじのぼりを防止することが可能な柵を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の柵は、所定の場所の内側の領域を外側の領域から仕切るように立てた状態で設置される柵であって、複数の支柱と、前記複数の支柱の間を水平方向に延びるとともに互いに上下方向に離間するように、前記複数の支柱に固定された一対の板部材と、両板部材間に設けられ、当該両板部材間に人の足が入ることを防ぎ、柵のよじのぼりを防止する防止部材と、を備え、前記防止部材の下端は、下側の前記板部材から上方に離間し、下側の前記板部材の上面との間に前記人の足先を侵入することを阻止する大きさの下側隙間を形成することが可能な位置に配置されており、前記防止部材は、下側の前記板部材から上方に前記下側隙間だけ離間した位置に引かれた下側オフセットラインよりも上に配置され、前記防止部材は、 当該防止部材の前記下端から上に向かうに従い前記外側へ傾斜して前記外側を向く第2面と、前記第2面の上端から上に向かうに従い前記内側に延びて外側を向く第3面とを有し、前記第2面は、前記下側オフセットラインよりも垂直軸とのなす角が小さく、かつ、当該第2面に人の手指が掛からない角度になるように立っており、前記第2面と前記第3面との変曲点は、側面断面視で、前記防止部材の下端を中心として当該下端から前記下側隙間に挿入された前記人の手指が引っかからないだけ離れた距離と同じ大きさの半径を有する円弧と前記第2面との交点の上または上記円弧と前記第2面との交点よりも前記防止部材の下端から離れた位置に位置していることを特徴とする。
かかる構成では、防止部材の下端は、下側の前記板部材から上方に離間し、下側の板部材の上面との間に人の足先を侵入することを阻止する大きさの下側隙間を形成することが可能な位置に配置されている。そのため、従来のように一対の板部材の間を防止部材で塞ぐ場合と比較して通風性が向上するとともに、人が板部材に足をかけて柵をよじのぼることを防止することが可能である。
なお、本発明でいう「所定の場所」とは、内外を仕切る必要がある特定の領域を意味しており、建物のバルコニーやそれに類似するベランダだけでなく、建物周辺の庭、公園、運動場等も「所定の場所」に含まれる。
上記の柵では、前記防止部材は、当該防止部材の前記下端から上に向かうに従い前記外側へ傾斜して前記外側を向く第2面を有するので、手指を防止部材と下側の板部材との間の下側隙間に挿入しても手指が防止部材の第2面に掛かることを防止する。その結果、人が柵をよじのぼることをより一層確実に防止することが可能である。
また、上記の柵では、第2面は、下側オフセットラインよりも垂直軸とのなす角が小さく、かつ、当該第2面に手指が掛からない角度で立っているので、下側隙間における外側を向く開口が広くなって外側から内側への通風性を向上しながら、手指を防止部材と下側の板部材との間の下側隙間に挿入しても手指が防止部材の第2面に掛かることを防止する。その結果、通風性を向上しながら人が柵をよじのぼることを確実に防止することが可能である。
さらに上記の柵では、前記防止部材は、前記第2面の上端から上に向かうに従い前記内側に延びて外側を向く第3面を有し、前記第2面と前記第3面との変曲点は、側面断面視で、前記防止部材の下端を中心として当該下端から前記下側隙間に挿入された前記人の手指が引っかからないだけ離れた距離と同じ大きさの半径を有する円弧と前記第2面との交点の上または上記円弧と前記第2面との交点よりも前記防止部材の下端から離れた位置に位置している。かかる構成では、第2面と前記第3面との変曲点は、下側隙間に挿入された人の手指が引っかからない位置に配置される。そのため、下側隙間に手指を挿入しても変曲点に手指が引っかからないため、人が手摺をよじのぼることをより一層確実に防止することが可能である。
上記の柵において、前記板部材は、前記外側から前記内側に向けて下って傾斜するように配置されているのが好ましい。
かかる構成では、板部材が所定の場所の外側から内側に向けて下るように傾斜しているので、外側から内側を見ようとしても板部材が遮ることによる目視遮断効果を発揮することが可能である。さらに、板部材が外側よりも内側の方が低くなるように傾斜しているので、内側から板部材に足を乗せようとしても足が板部材からずり落ちやすくなるので、柵のよじのぼりを防止する効果がさらに向上する。
上記の柵において、前記防止部材の下端は、下側の前記板部材における前記内側の端部の縁に足が乗ることを阻止する位置に配置されているのが好ましい。
かかる構成では、防止部材の下端は、下側の板部材における前記内側の端部の縁に足が乗ることを阻止する位置、すなわち、足が乗ることを阻止するような前記内側の端部に近い位置に配置されている。そのため、人が板部材の内側の端部に足をかけようとしても防止部材の下端によって阻止されるので、人が柵をよじのぼることをより確実に防止することが可能である。
上記の柵において、前記下側隙間の大きさは、前記人の足指の付け根にあるボール部が当該下側隙間に侵入することを阻止しうる程度の大きさに設定されているのが好ましい。
かかる構成では、人の足指の付け根にあるボール部が当該下側隙間に侵入することが阻止される。これにより、足を下側の板部材に乗せてボール部を起点として足指を曲げることができないため、人が柵をよじのぼることをより一層確実に防止することが可能である。
上記の柵において、前記防止部材は、前記内側を向く第1面を有し、前記第1面は、前記板部材よりも垂直軸とのなす角が小さくなるように立っているのが好ましい。
かかる構成では、防止部材における内側を向く第1面が、板部材よりも垂直軸とのなす角が小さくなるように立っている。そのため、当該第1面に足が掛かりにくくなるので、人が柵をよじのぼることをより一層確実に防止することが可能である。
上記の柵において、前記防止部材は、前記板部材の延びる方向に沿って見る視点において、前記防止部材に足が乗ることを阻止するように前記防止部材の前記下端から上向きに延びるとともに前記内側に面する足乗り防止面と、前記下側隙間を通じて前記内側から挿入された人手指によって前記防止部材が掴まれるのを防止するように前記防止部材の前記下端から前記外側に延びる掴み防止面とを有するのが好ましい。
かかる構成では、防止部材は足乗り防止面および掴み防止面を有しているので、2つの防止機能を奏することが可能である。すなわち、足乗り防止面は、防止部材の下端から上向きに延びるとともに前記内側に面しており、防止部材に足が乗ることを阻止することが可能である。また、掴み防止面は、防止部材の下端から前記外側に延びており、下側隙間を通じて内側から挿入された人手指によって防止部材が掴まれるのを防止することが可能である。
上記の柵において、前記防止部材は、上側の前記板部材との間に上側隙間を形成するように配置され、前記上側隙間の大きさは、前記柵をよじのぼることが可能な長さまで前記人の手指が当該上側隙間に侵入することを阻止しうる程度の大きさに設定されているのが好ましい。
かかる構成では、防止部材と上側の前記板部材との間に形成された上側隙間の大きさは、前記柵をよじのぼることが可能な長さまで前記人の手指が当該上側隙間に侵入することを阻止しうる程度の大きさに設定されている。そのため、上側隙間に手指が入らないので、人が柵をよじのぼることをより一層確実に防止することが可能である。
上記の柵において、防止部材の下端は、下側の前記板部材における前記内側の端部よりも前記外側にずれた位置に配置されているのが好ましい。
かかる構成では、防止部材の下端は、下側の板部材における前記内側の端部よりも前記外側にずれた位置に配置されているため、防止部材を両板部材間の内側へ引っ込ませて目立たなくして板部材の内側の端部を相対的に目立たせて意匠性を向上することが可能である。その結果、柵としての通風性および意匠性を確保しながら人が柵をよじのぼることを防止することが可能になる。
上記の柵において、前記防止部材は、前記下側オフセットラインと、上側の前記板部材から上側隙間だけ下方に離間した位置に引かれた上側オフセットラインとの間に配置され、前記上側隙間の大きさは、上側の前記板部材と前記防止部材との間に前記人の手指が当該上側隙間に侵入することを阻止しうる程度の大きさに設定されていてもよい。
かかる構成では、防止部材の上下両側に隙間を形成して通気性を確保し、それとともに、防止部材によって、下側隙間からの足先の侵入および上側隙間からの手指の侵入の両方を阻止することが可能である。これにより、通気性を確保しながら人が柵をよじのぼることをより一層確実に防止することが可能である。
上記の柵において、前記防止部材は、前記内側を向く第1面を有し、前記第1面は、前記防止部材の前記下端から前記上側オフセットラインまで延びていてもよい。
かかる構成では、防止部材の内側を向く第1面が足先に当たって下側隙間からの足先の侵入を阻止するとともに当該第1面に手に当たって上側隙間からの手指の侵入の阻止することが可能である。
なお、上記の柵は、前記人が3~6歳の子供であることに対応した構成することが好ましい。
3~6歳の子供はバルコニーに設置された柵によじのぼることによってバルコニーからの転落するおそれが高いので、3~6歳の子供の足や手の寸法に合わせて柵を設計することにより、当該子供の転落を回避しうる柵を得ることが可能である。
本発明の柵によれば、通風性を確保しながら人のよじのぼりを防止することができる。
本発明の実施形態に係る柵の一例としてバルコニー用手摺をバルコニーに設置した状態を示す縦断面図である。 図1のバルコニー用手摺をバルコニー内側から見た図である。 図1の防止部材が板部材間の奥に入った位置にあるので見えにくくなっている状態を示す斜視説明図である。 図1の一対の板部材間に防止部材が配置された状態を示す拡大断面図であって、防止部材によって下側の板部材に足が乗ることを阻止していることを示す図である。 図4の足のボール高を説明するための説明図である。 本発明の実施形態に係るバルコニー用手摺であって図1の手摺よりも高いタイプの手摺をバルコニーに設置した状態を示す縦断面図である。 図6の一対の板部材間に防止部材が配置された状態を示す拡大断面図であって、手指が防止部材に引っ掛からない状態を示す図である。 図7の手の厚さおよび指尖‐指節点間距離を説明するための説明図である。 本発明の実施形態にかかるバルコニー用手摺における防止部材の配置および構成を上下両側のオフセットラインを用いて説明するための説明図である。 本発明の変形例である図9の第1面および第2面のみを有するレの字状断面形状の防止部材を示す断面説明図である。 (a)~(h)は、本発明の他の変形例として、防止部材の種々の断面形状を示す断面説明図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の好ましい実施の一形態について詳述する。
図1~2に示されるように、本発明の実施形態にかかる柵の一例としてバルコニー用手摺1は、所定の場所の内側の領域を外側の領域から仕切るように立てた状態で設置され、具体的には、住宅やマンション等の建物の外壁に突き出た(具体的には、2階以上の窓の外に突き出た)バルコニーBまたはベランダの周縁の梁材Pに立てた状態で設置される。それによって、当該バルコニー用手摺1は、バルコニーBからの転落防止用の柵として機能するとともにバルコニーBを装飾するエクステリアとしても機能する。
図1に示されるバルコニー用手摺1は、一対の支柱2aを有する枠体2と、水平方向に延びる複数の板部材3と、板部材3の間にそれぞれ配置された板部材3間への足Fの挿入を防ぎ手摺1のよじのぼりを防止する防止部材4とを備えている。
枠体2は、水平方向に離間した一対の支柱2aと、支柱2aの上端同士を連結する笠木2bと、支柱2aの下端同士を連結する連結材2cとを備える。これら一対の支柱2a、笠木2b、および連結材2cによって、矩形の開口2dが形成される。
一対の支柱2aおよび連結材2cは、バルコニーBの周縁の梁材Pの上端に固定される。
複数の板部材3は、開口2dの内部において、水平方向に延びるとともに互いに上下方向Rに離間するように、一対の支柱2aに固定されている。
本実施形態では、板部材3を防止部材4と関連付けて説明するときには、図3~4に示されるように、防止部材4の下側の板部材3を「板部材31」、上側の板部材3を「板部材32」と区別して呼ぶ。すなわち、本実施形態では、1つの防止部材4が上下一対の板部材3(すなわち、下側の板部材31および上側の板部材32)によって挟まれるように配置されていると考える。
それぞれの板部材3は、バルコニー外側S2(すなわち、所定の場所の「外側」)からバルコニー内側S1(所定の場所の「内側」)に向けて下って傾斜するように開口2dの内部に配置されている。図4に示されるように、板部材3の傾斜角度θ1、すなわち、板部材3と垂直軸VLとのなす角度θ1は、板部材3に足Fを乗せても板部材3からすべり落ちやすい角度であって、バルコニー外側S2から板部材3の間の隙間を通してバルコニー内側S1が見えにくい角度に設定されるのが好ましい。そのような観点から、角度θ1は、例えば45度前後に設定されるのが好ましい。なお、板部材3は、任意の傾斜角度θ1で配置可能であり、例えば、水平に延びる配置よりも鋭角、すなわち、角度θ1が90度未満とすることが望ましく、角度θ1を0度~45度とすることがより望ましい。
なお、水平に延びる配置、すなわち、角度θ1が90度になるような配置も可能であるが、この場合も、本実施形態では、一対の板部材3の間に設けられた防止部材4によって、バルコニー用手摺1のよじのぼりを防止することが可能である。
本実施形態の防止部材4は、図4に示されるように、三角形断面を有する板状の部材である。すなわち、防止部材4の三角形断面は、第1面4b、第2面4c、および第3面4dを有する。
第1面4bは、バルコニー内側S1を向く面である。第1面4bは、第1面4bと垂直軸VLとのなす角度θ2が板部材3と垂直軸VLとのなす角度θ1(例えば45度程度)よりも小さくなるように立っている。これにより、第1面4bに足Fが掛かりにくくなり、手摺1をよじのぼりにくくなる。第1面4bと垂直軸VLとのなす角度θ2は、足Fが第1面4bに掛かりにくい垂直に近い角度(0度に近い角度)であって、しかも垂直軸VLからわずかに傾斜することによって第1面4bが上側の板部材32のバルコニー内側S1側の端部の陰に隠れる程度の角度が好ましい。このような観点から、角度θ2は、例えば10度程度に設定すればよい。
第2面4cは、当該防止部材4の下端4aから上に向かうに従いバルコニー外側S2へ傾斜して当該バルコニー外側S2を向く。これにより、図6~7に示される手指HFが防止部材4の第2面4cに掛かりにくくなっている。第2面4cと垂直軸VLとのなす角度θ3は、手指HFが掛かりにくい角度として、例えば30度程度に設定されるのが好ましい。
第3面4dは、第2面4cの上端から上に向かうに従いバルコニー内側S1に延びてバルコニー外側S2を向くように傾斜している。
防止部材4は、両板部材3間に設けられ、当該両板部材3間に人の足Fが入ることを防止するように配置されている。
具体的には、図3~4に示されるように、防止部材4の下端4aは、下側の板部材31から上方に離間し、下側隙間5を形成することが可能な位置に配置されている。下側隙間5の大きさδ1は、防止部材4の下端4aと下側の板部材31の上面との間に人の足先(具体的には足指FF)を侵入することを阻止することが可能な大きさに設定される。
本実施形態の手摺1は、上記の「人」については、手摺1をよじのぼってバルコニーBから転落するおそれが高い3~6歳の子供を想定して設計されている。したがって、上記の下側隙間5の大きさδ1は、3~6歳の子どもの足先(足指FF)がよじのぼり可能な部分が入ることを阻止する大きさに設定される。
具体的には、下側隙間5の大きさδ1は、3~6歳の子どもの足先(足指FF)において、図5に示される人の足指FFの付け根において上方に膨らんでいる部分、すなわちボール部FBが当該下側隙間5に侵入することを阻止しうる程度の大きさに設定されていればよい。足指FFの付け根にあるボール部FBの下側隙間5への侵入を阻止できれば、足Fを下側の板部材31に乗せてボール部FBを起点として足指FFを曲げることができなくなり、手摺1をよじのぼることが困難になるからである。
図5に示される3~6歳の子どもにおける足Fのボール部FBの足裏からの高さA1(すなわちボール高)は、19~28mm程度であることが産業技術総合研究所デジタルヒューマン工学研究センター等の研究によって明らかになっている。この点を考慮すれば、下側隙間5の大きさδ1は、ボール部FBの侵入を阻止するためには、19mm未満、好ましくは16mm程度であるのが好ましい。
また、防止部材4の下端4aは、下側の板部材31におけるバルコニー内側S1の端部31aよりもバルコニー外側S2に水平距離X1(10mm程度)ずれた位置に配置されている。
板部材3は、木目調の模様などの装飾が施されており、無地で暗色(黒やこげ茶色など)の防止部材4よりも意匠性が高くなっている。また、板部材3は、アルミ材又はアルミと同色または類似の色の材料を用いても意匠性が高い。したがって、図3~4に示されるように、防止部材4は、板部材3の端部31aよりもバルコニー外側S2にずれた位置(すなわち、板部材3の間の奥に入った位置)にあり、板部材3の影に入ってバルコニー内側S1から見えにくくなっている。それに対し、木目調などの模様で装飾された板部材3の端部31aは相対的に見えやすくなり、手摺1の意匠性が向上している。
防止部材4の下端4aは、下側の板部材31におけるバルコニー内側S1の端部31aの縁に足Fが乗ることを阻止する位置に配置されている。具体的には、防止部材4の下端4aと下側の板部材31のバルコニー内側S1の端部31aの縁との水平距離X1は、足Fが乗ることができないような距離に設定される。水平距離X1は、たとえば、10mm程度(例えば5~15mm程度)であれば、板部材31の端部31aをバルコニー内側S1から見えるようにしながらも、当該板部材31の端部31aに足指FFが引っ掛かりにくくなり、当該防止部材4の下端4aと下側の板部材31のバルコニー内側S1の端部31aの縁との部分の領域で足指FFを曲げてよじのぼることができないので好ましい。
なお、図1に示される手摺1では、防止部材4は、すべての板部材3の間に配置してもよいが、通風性を確保するために、手摺1の下側の板部材3の間だけ部分的に防止部材4を設けないようにしてもよい。その場合、最下段の防止部材4の高さY1(バルコニーBの床面からの高さ)は、住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)に基づいて定められる。具体的には、高さY1は、手摺1の高さが1100mmである場合には300mm以上の高さの板部材3に足が掛からないように設定される。
また、本実施形態の手摺1は、図6に示されるように、図1の手摺1よりも高いタイプの手摺も考えられる。この場合、図6~7に示されるように、防止部材4を手摺1の上側に設置することにより、図1のように板部材3の間に足Fを入れることを阻止するだけでなく、手Hを板部材3の間に挿入して手指HFを防止部材4に引っ掛けることも阻止することが可能になる。これにより、手摺1が高いタイプも低いタイプもいずれの場合も手摺1のよじのぼりをより効果的に防止することが可能になる。
具体的には、図7に示されるように、防止部材4の下端4aと下側の板部材31との間の下側隙間5の大きさδ1は、足Fのボール部FBの侵入を阻止するだけでなく、当該下側隙間5に手指HFを挿入できない大きさであればよい。すなわち下側隙間5の大きさδ1は、図8に示される人の手指HFのつけ根部分の厚さA2(具体的には、手指HFのつけ根の指節点HNにおける手Hの厚さA2)よりも小さければ手指HFが下側隙間5に侵入することを阻止できる。ここで、上記の3~6歳の子どもにおける手Hの厚さA2は15~22mmであるので、15m未満であれば手指HFの侵入を阻止することが可能である。
ただし、3歳の子供で手の厚さA2が15mmの場合、図8に示される指節点HNと手指HFの先端までの距離、すなわち指尖‐指節点距離A3が48mm程度になるという相関関係があることが産業技術総合研究所デジタルヒューマン工学研究センター等の研究によって明らかになっている。そこで、3歳の子供における指の長さ(すなわち指尖‐指節点距離A3)が48mmの手指HFが第2面4cと第3面4dとの変曲点4e(すなわち角の部分)に引っ掛からないように、変曲点4eの位置を設定すればよい。したがって、変曲点4eと防止部材4の下端4aとの距離X2が48mmより大きい距離(例えば50mm)であれば、たとえ3歳の子供の手指HFが15mmの下側隙間5に侵入できたとしても、変曲点4eに手指HFが引っかかるおそれが無くなる。
また、3~6歳の子供で手の厚さA2が16mmの場合には指尖‐指節点距離A3が56mm程度の相関関係になることも上記の産業技術総合研究所デジタルヒューマン工学研究センター等の研究によって明らかになっている。したがって、下側隙間5の大きさδ1が16mm、変曲点4eと防止部材4の下端4aとの距離X2が50mmと設定された場合には、手の厚さA2が16mmの子供が下側隙間5に手指HFを挿入しても、指尖‐指節点距離A3が56mm程度しかないので、手指HFの第1関節が変曲点4eに到達せず、指先を曲げて変曲点4eに引っ掛けることができない。この場合も、手指HFを防止部材4に引っ掛けてよじのぼることを防止することが可能になる。
以上の結果を総合すれば、下側隙間5の大きさδ1が16mm以下程度(例えば16mm)であれば、3~6歳の子供の板部材3の間に足Fを入れることを阻止するだけでなく、手Hを板部材3の間に挿入して手指HFを防止部材4に引っ掛けてよじのぼることを防止することが可能になり、高いよじのぼり防止効果を奏することが可能になる。
また、図7に示されるように、本実施形態の防止部材4は、上側の板部材32との間に上側隙間6を形成するように配置されている。上側隙間6の大きさδ2は、手摺1をよじのぼることが可能な長さまで人の手指HFが当該上側隙間6に侵入することを阻止しうる程度の大きさに設定されている。例えば、上側隙間6の大きさδ2は、3~6歳の子どもにおける手Hの厚さA2が15~22mmである点を考慮すれば、上側隙間6の大きさδ2は15mm未満、例えば7mm程度に設定すればよい。
(本実施形態の特徴)
(1)
上記のように、本実施形態のバルコニー用手摺1では、図4に示されるように、手摺1のよじのぼりを防止する防止部材4の下端4aは、下側の板部材31から上方に離間し、下側の板部材31の上面との間に人の足先(具体的には足指FF)を侵入することを阻止する大きさδ1の下側隙間5を形成することが可能な位置に配置されている。そのため、従来のように一対の板部材3の間を防止部材4で塞ぐ場合と比較して通風性が向上するとともに、人が板部材3に足Fをかけて手摺1をよじのぼることを防止することが可能である。
さらに、防止部材4の下端4aは、図3~4に示されるように、下側の板部材31におけるバルコニー内側S1の端部31aよりもバルコニー外側S2に水平距離X1ずれた位置に配置されているため、防止部材4を両板部材3間の内側へ引っ込ませて目立たなくして板部材3のバルコニー内側S1の端部31aを相対的に目立たせて意匠性を向上することが可能である。
その結果、バルコニー用手摺1としての通風性および意匠性を確保しながら人が手摺1をよじのぼることを防止することが可能になる。
以上の本実施形態のバルコニー用手摺1は、安全性、意匠性、および通風性能のいずれの点においても優れている。
すなわち、本実施形態の手摺1は、安全性の観点から、手摺1をよじのぼる際に関連する子供の身体の部位の寸法を検討して設計されており、板部材3を45度傾斜させ、かつ、足や手が掛からないようによじのぼり防止用の防止部材4の形状が鋭意工夫されている。これにより、従来の手摺よりも大きな隙間やすぐれた意匠性を確保しつつよじのぼることを防止しうる構造の手摺になっている。
また、本実施形態の手摺1は、意匠性の観点では、水平方向に延びる複数の板部材3による横基調を強調させるために、外観から(すなわちバルコニー外側S2から見ても)支柱2aが見えにくい設計とし、笠木2bの高さを可能な限り抑えている。しかも、外観から防止部材4が見えにくい位置および形状にしている。しかも、内観からも(すなわちバルコニー内側S1から見ても)横基調が感じられるように、防止部材4を板部材3よりも10mm程度セットバック(図4の水平距離X1参照)させ、かつ10度程度傾斜させている(図4の第1面4bの傾斜角度θ2参照)。
さらに、本実施形態の手摺1は、通風性能の観点では、図1および図6に示される高さの異なる手摺1を検討する上で、よじ登りを防止しながら防止部材4の配置箇所をできるだけ減らす設計とすることにより、通風性の確保を達成している。とくに、図6に示される高いタイプの手摺1(例えば全高1800mm程度)は、よじ登り試験により、足が掛からないようにする対策より手が掛からない対策をする方が効果的であると判断し、手摺上部によじのぼり防止用の防止部材4を配置することで、配置箇所の数を減少している。
しかも、板部材3と防止部材4との隙間(すなわち、下側隙間5および上側隙間6)を最大限大きく確保することにより、バルコニー外側S2からバルコニー内側S1への通風を確保している。
また、本実施形態のバルコニー用手摺1は、高級感のある意匠を有しているので、住宅等の建築物のファサードのアクセントとして利用することが可能である。
本実施形態のバルコニー用手摺1は、通風や日射を確保しながらバルコニー外側S2からの視線を遮ることができるので、プライバシーを確保できるくつろぎ空間やサービスバルコニーを形成することが可能である。
以上のように、本実施形態のバルコニー用手摺1は、意匠性、通風を確保しながら安全に配慮した空間を形成することが可能である。
本実施形態のバルコニー用手摺1は、総合的に見れば、以下のようなすぐれた効果を有する。
本実施形態のバルコニー用手摺1は、木目調の板部材3を有し、横基調の木調の手摺を構成しているので、新たな外観意匠を形成することが可能である。
本実施形態のバルコニー用手摺1は、プライバシーを確保しながら、明るく開放的なバルコニー空間を実現できる。
本実施形態のバルコニー用手摺1では、板部材3の傾斜と合わせて子供のからだ寸法を再検討し、安全に配慮しながら隙間(すなわち、下側隙間5および上側隙間6)の寸法を大きくすることができる。
また、図1および図6に示されるような高さが異なるバルコニー用手摺1に対して共通の防止部材4によって手摺のよじのぼりを防止することで、コストダウンを図ることが可能である。
(2)
本実施形態のバルコニー用手摺1では、図3~4に示されるように、板部材3がバルコニー外側S2からバルコニー内側S1に向けて下るように傾斜しているので、バルコニー外側S2からバルコニー内側S1を見ようとしても板部材3が遮ることによる目視遮断効果を発揮することが可能である。さらに、板部材3がバルコニー外側S2よりもバルコニー内側S1の方が低くなるように傾斜しているので、バルコニー外側S2から板部材3に足Fを乗せようとしても足Fが板部材3からずり落ちやすくなるので、手摺1のよじのぼりを防止する効果がさらに向上する。
また、図4に示されるように板部材3がバルコニー外側S2からバルコニー内側S1に向けて下るように角度θ1が45度で傾斜している場合には、意匠性の観点からすると、所定高さ、所定距離を有する条件を満たせば、防止部材4をバルコニー外側S2から視認することができなくなる。例えば、本発明者らの実験によれば、バルコニー用手摺1が地上から4mの高さに設置された場合、手摺1からバルコニー外側S2へ水平距離6m以上離れた位置で人間(目の高さが1.6mの標準的な人間)が手摺1の防止部材4を下方から仰ぎ見るときには、板部材3の上端までの仰角(すなわち水平面に対する視線の傾斜角度)が22度以下になるので、防止部材4は板部材3に隠れて防止部材4を見ることができなくなることが確認されている。
(3)
本実施形態のバルコニー用手摺1では、防止部材4の下端4aは、下側の板部材31におけるバルコニー内側S1の端部31aの縁に足Fが乗ることを阻止する位置、すなわち、足Fが乗ることを阻止するようなバルコニー内側S1の端部31aに近い位置に配置されているので、人が板部材3のバルコニー内側S1の端部31aに足Fをかけようとしても防止部材4の下端4aによって阻止されるので、人が手摺1をよじのぼることをより確実に防止することが可能である。
(4)
本実施形態のバルコニー用手摺1では、下側隙間5の大きさδ1は、人の足指FFの付け根にあるボール部FBが当該下側隙間5に侵入することを阻止しうる程度の大きさに設定されている。これにより、人の足指FFの付け根にあるボール部FBが当該下側隙間5に侵入することが阻止されるので、足Fを下側の板部材31に乗せてボール部FBを起点として足指FFを曲げることができないため、人が手摺1をよじのぼることをより一層確実に防止することが可能である。
(5)
本実施形態のバルコニー用手摺1では、防止部材4におけるバルコニー内側S1を向く第1面4bが、板部材3よりも垂直軸VLとのなす角が小さくなるように立っている。そのため、当該第1面4bに足Fが掛かりにくくなるので、人が手摺1をよじのぼることをより一層確実に防止することが可能である。
(6)
本実施形態のバルコニー用手摺1では、防止部材4は、当該防止部材4の下端4aから上に向かうに従いバルコニー外側S2へ傾斜して当該バルコニー外側S2を向く第2面4cを有するので、図6~7に示されるように、手指HFを防止部材4と下側の板部材31との間の下側隙間5に挿入しても手指HFが防止部材4の第2面4cに掛かることを防止する。その結果、人が手摺1をよじのぼることをより一層確実に防止することが可能である。
(7)
すなわち、本実施形態のバルコニー用手摺1では、防止部材4は、板部材3の延びる方向に沿って見る視点(すなわち、図4における紙面垂直方向か見た視点)において、防止部材4に足Fが乗ることを阻止するように防止部材4の下端4aから上向きに延びるとともにバルコニー内側S1に面する足乗り防止面としての第1面4bと、下側隙間5を通じてバルコニー内側S1から挿入された人手指HF(図7参照)によって防止部材4が掴まれるのを防止するように防止部材4の下端4aからバルコニー外側S2に延びる掴み防止面としての第2面4cとを有する。
かかる構成では、防止部材4は足乗り防止面としての第1面4bおよび掴み防止面としての第2面4cを有しているので、2つの防止機能を奏することが可能である。すなわち、足乗り防止面としての第1面4bは、防止部材の下端から上向きに延びるとともにバルコニー内側S1に面しており、防止部材4に足Fが乗ることを阻止することが可能である。また、掴み防止面としての第2面4cは、防止部材4の下端4aからバルコニー外側S2に延びており、下側隙間5を通じて内側から挿入された人手指HFによって防止部材4が掴まれるのを防止することが可能である。
(8)
本実施形態のバルコニー用手摺1では、防止部材4は、第2面4cの上端から上に向かうに従いバルコニー内側S1に延びてバルコニー外側S2を向く第3面4dを有する。図7に示されるように、第2面4cと第3面4dとの変曲点4eは、下側隙間5に挿入された人の手指HFが引っかからない距離を確保するように防止部材4の下端4aからバルコニー外側S2へ離間しているので、下側隙間5に手指HFを挿入しても変曲点4eに手指HFが引っかからないため、人が手摺1をよじのぼることをより一層確実に防止することが可能である。
(9)
本実施形態のバルコニー用手摺1では、防止部材4は、図7に示されるように、上側の板部材32との間に上側隙間6を形成するように配置されている。上側隙間6の大きさδ2は、手摺1をよじのぼることが可能な長さまで人の手指HFが当該上側隙間6に侵入することを阻止しうる程度の大きさδ2に設定されている。そのため、上側隙間6に手指HFが入らないので、人が手摺1をよじのぼることをより一層確実に防止することが可能である。
(10)
本実施形態のバルコニー用手摺1は、上記の「人」については手摺1をよじのぼってバルコニーBから転落するおそれが高い3~6歳の子供を想定して、設計されている。
すなわち、3~6歳の子供はバルコニーに設置された手摺1によじのぼることによってバルコニーBからの転落するおそれが高いので、3~6歳の子供の足Fや手Hの寸法に合わせて手摺1が設計されているので、当該子供の転落を回避しうる手摺1を得ることが可能である。
(本実施形態の防止部材の配置および構成についての補足説明)
本実施形態におけるバルコニー用手摺1の通風性を確保しながらの人のよじのぼりを防止する技術をより十分に理解するために、上記の本実施形態の防止部材4の配置および構成は、図9に示される上下両側のオフセットラインOL1およびOL2を用いて以下のように説明することが可能である。
すなわち、図9に示される防止部材4は、下側の板部材31から上方に下側隙間5だけ離間した位置において当該板部材31の上面と平行になるように引かれた下側オフセットラインOL1と、上側の板部材32から上側隙間6だけ下方に離間した位置に当該板部材32の下面と平行になるように引かれた上側オフセットラインOL2との間に配置されている。下側隙間5は、上記実施形態のように、防止部材4と下側の板部材31の上面との間に人の足先(具体的には足指FF)を侵入することを阻止する大きさδ1に設定されている。また、上側隙間6は、上記実施形態のように、上側の板部材32と防止部材4との間に人の手指HFが当該上側隙間6に侵入することを阻止しうる程度の大きさδ2に設定されている。
このような図9に示される構成では、防止部材4の上下両側に隙間5、6を形成して通気性を確保し、それとともに、防止部材4によって、下側隙間5からの足先の侵入および上側隙間6からの手指HFの侵入の両方を阻止することが可能である。これにより、通気性を確保しながら人が手摺1をよじのぼることをより一層確実に防止することが可能である。
なお、防止部材4と下側の板部材31との下側隙間5は、防止部材4の軸方向(一対の柱2a間に延びる方向)において防止部材4の全長のうち少なくとも一部(例えば全部または間欠的に)で足先の侵入を阻止する大きさδ1であれば、足先の侵入を防ぐことが可能である。同様に、防止部材4と上側の板部材33との上側隙間6も、防止部材4の軸方向において防止部材4の全長のうち少なくとも一部(例えば全部または間欠的に)で手指の侵入を阻止する大きさδ2であれば、手指の侵入を防ぐことが可能である。
また、図9に示される防止部材4は、バルコニー内側S1を向く第1面4bを有する。第1面4bは、防止部材4の下端4aから上側オフセットラインOL2まで延びている。この構成では、防止部材4のバルコニー内側S1を向く第1面4bが足先に当たって下側隙間5からの足先の侵入を阻止するとともに当該第1面4bに手に当たって上側隙間6からの手指HFの侵入の阻止することが可能である。
また、図9に示される第1面4bも、板部材3(すなわち、上下両側の板部材31、32)(垂直軸VLとのなす角θ1)よりも垂直軸VLとのなす角(例えば0度)が小さくなるように立っている。そのため、当該第1面4bに足Fが掛かりにくくなるので、人が手摺1をよじのぼることをより一層確実に防止することが可能である。
さらに、図9に示される第1面4bは、下側の板部材31の下端31aの直上、すなわち、同一の垂直軸VLに沿って配置されているので、第1面4bによって下側の板部材31に足が乗ることを確実に防止することが可能である。
さらに、図9に示される防止部材4は、当該防止部材4の下端4aから上に向かうに従いバルコニー外側S2へ傾斜してバルコニー外側S2を向く第2面4cを有する。第2面4cは、下側オフセットラインOL1(垂直軸VLとなす角θ1)よりも垂直軸VLとのなす角θ3が小さく、かつ、当該角度θ3が当該第2面4cに手指が掛からない角度(例えば30度以上の角度)になるように立っている。この構成では、防止部材4は、当該防止部材4の下端4aから上に向かうに従いバルコニー外側S2へ傾斜してバルコニー外側S2を向く第2面4cを有する。第2面4cは、下側オフセットラインOL1(垂直軸VLとなす角θ1)よりも垂直軸VLとのなす角θ3が小さく、かつ、当該第2面4cに手指が掛からない角度で立っているので、下側隙間5におけるバルコニー外側S2を向く開口が広くなってバルコニー外側S2からバルコニー内側S1への通風性を向上しながら、手指HFを防止部材4と下側の板部材31との間の下側隙間5に挿入しても手指HFが防止部材4の第2面4cに掛かることを防止する。その結果、通風性を向上しながら人が手摺1をよじのぼることをより一層確実に防止することが可能である。第2面4cと垂直軸VLとのなす角度θ3は、手指HFが掛かりにくい角度として、例えば30度以上に設定されるのが好ましく、より好ましい範囲は30~45度である。
さらに、図9に示される防止部材4は、第2面4cの上端から上に向かうに従い内側に延びて外側を向く第3面4dを有する。第2面4cと第3面4dとの変曲点4eは、第2面4cと、防止部材4の下端4aから下側隙間5に挿入された人の手指HFが引っかからない位置に引かれた円弧ACと、下側オフセットラインOL1とで囲まれた領域ARの境界線の上または当該領域ARの外部(上側)に位置している。ここで、円弧ACは、側面断面視で、防止部材4の下端4aを中心として、当該下端4aから下側隙間5に挿入された人の手指HFが引っかからないだけ離れた距離と同じ大きさの半径r1を有する円弧である。また、さらに詳細に説明すれば、変曲点4eは、図9に示されるように、側面断面視で、防止部材4の下端4aを中心として当該下端4aから下側隙間5に挿入された人の手指HFが引っかからないだけ離れた距離と同じ大きさの半径r1を有する円弧ACと第2面4cとの交点の上または上記円弧ACと第2面4cとの交点よりも防止部材4の下端4eから離れた位置に位置している。
半径r1は、上記の距離X2と同様に、48mmより大きい距離(例えば50mm)であれば、たとえ3歳の子供の手指HFが15mmの下側隙間5に侵入できたとしても、変曲点4eに手指HFが引っかかるおそれが無くなる。
上記の構成では、第2面4cと第3面4dとの変曲点4eは、下側隙間5に挿入された人の手指HF(具体的には、中指の第1関節)が引っかからない位置に配置される。そのため、下側隙間5に手指HFを挿入しても変曲点4eに手指HFが引っかからないため、人が手摺をよじのぼることをより一層確実に防止することが可能である。
なお、第2面4cにおいて凸部を有する場合でも、上記の領域ARの境界線の上または当該領域ARの外部(上側)に位置していれば、当該凸部に手指HFが引っかからなくなる。
なお、図9に示される防止部材9は、第1面4b、第2面4c、第3面4dを有する三角形断面形状を有する部材であるが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明の変形例として図10に示されるように、上記の第1面4bおよび第2面4cのみを有するレの字状断面形状の防止部材4を用いてもよく、この場合も、当該第1面4bが上下両側の隙間5、6への侵入を阻止するとともに、第2面4cによって手指HFが防止部材4に掛かることを防止することが可能である。
(変形例)
(A)
上記実施形態の防止部材4は、図4に示されるような形状、すなわち、三角形の断面形状を有するとともにバルコニー内側S1を向く第1面4bが垂直軸VLに対して傾斜角度θ2でバルコニー外側S2に傾斜した形状をしているが、本発明はこれに限定されるものではない。本発明では、種々の断面形状の防止部材4を採用してもよい。
例えば、上記の第1面4bと垂直軸VLのなす角度θ2は、0~45度程度の範囲で設定可能であるので、本発明の変形例として図11(a)に示される防止部材4のように、第1面4bと垂直軸VLとのなす角度θ2が0になるように設定(すなわち第1面4bを垂直に立ててもよい。図11(a)に示される防止部材4も、上記の(本実施形態の特徴)(7)と同様に、足乗り防止面としての第1面4bおよび掴み防止面としての第2面4cを有しているので、2つの防止機能、すなわち、足乗り防止機能および掴み防止機能を奏することが可能である。
また、上記の図11(a)の防止部材4の断面形状を変形して、図11(b)に示される四角形断面や図11(c)に示される略扇形断面に変形してもよい。図11(b)~(c)の防止部材4では、第2面4cの上端(変曲点4eの位置)から第1面4bの上端まで延びる第3面4dは屈曲した面または曲面になっているが、図11(a)と同様に、足乗り防止面としての第1面4bおよび掴み防止面としての第2面4cを有しているので、2つの防止機能、すなわち、足乗り防止機能および掴み防止機能を奏することが可能である。
さらに、本発明の他の変形例として、図11(d)~(e)に示される防止部材4のように、第1面4bが凹んでいる多角形断面の形状にしてもよい。なお、図11(e)では第3面4dは屈曲した面になっている。図11(d)~(e)に示される防止部材4のように、第1面4bが凹んでいても、第1面4bは板部材3(図4参照)よりも垂直軸に近い角度で立っているので、足乗り防止機能を奏することが可能である。また、第2面4cによって掴み防止機能も奏することが可能である。
さらに、本発明のさらに他の変形例として、図11(f)に示される防止部材4のように、第1面4bを曲線的に凹ませるとともに第3面4dを外方に曲線的に膨らませてもよい。この場合も、第1面4bが凹んでいても、第1面4bは板部材3(図4参照)よりも垂直軸に近い角度で立っているので、足乗り防止機能を奏することが可能である。また、第2面4cによって掴み防止機能も奏することが可能である。
さらに、本発明のさらに他の変形例として、図11(g)に示される防止部材4のように、第1面4b、第2面4c、および第3面4dをすべて外方に曲線的に膨らませた略楕円断面形状にしてもよい。第1面4bが外側に膨らんでいても、第1面4bは板部材3(図4参照)よりも垂直軸に近い角度で立っているので、足乗り防止機能を奏することが可能である。また、第2面4cが外側に膨らんでいることにより、第2面4cに手指が引っ掛かりにくくなるので、高い掴み防止機能を発揮することが可能である。
さらに、本発明のさらに他の変形例として、図11(h)に示される防止部材4のように、第1面4bだけを平面になるように形成し、他の第2面4cおよび第3面4dを外側に膨らむ曲面になるように形成してもよい。この場合も、足乗り防止面としての第1面4bおよび掴み防止面としての第2面4cを有しているので、2つの防止機能、すなわち、足乗り防止機能および掴み防止機能を奏することが可能である。図11(h)においても、第2面4cが外側に膨らんでいることにより、第2面4cに手指が引っ掛かりにくくなるので、高い掴み防止機能を発揮することが可能である。
(B)
なお、図4に示される防止部材4は、上側の板部材32のバルコニー内側S1の下端32aと下側の板部材31のバルコニー外側S2の上端31bとを結ぶ直線L1(図7参照)よりも下方に配置することも可能である(例えば、図7の2点鎖線で示される三角形断面形状の防止部材4を参照)。この場合では、手摺1からの水平距離が6mより短い場合でも防止部材4はバルコニー外側S2から見えなくなる。
(C)
上記実施形態では、防止部材4は、三角形断面などの中実の棒状部材が示されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、防止部材4自体が通気性を有する構造、たとえば、グレーチングや網体などで形成された中空の筒状体でもよい。このような中空の防止部材4を用いれば、通風性を十分に確保しつつ一対の板部材3間の隙間を狭くすることによって人のよじのぼりを防止することが可能になる。
(D)
上記実施形態では、本発明の柵の一例として、バルコニー用手摺を一例として挙げて説明しているが、本発明はこれに限定されるものではない。本発明の柵は、所定の場所の内側の領域を外側の領域から仕切るように立てた状態で設置可能なものであればよい。したがって、本発明の柵は、建物のバルコニーやそれに類似するベランダの周囲を囲む手摺を含むだけでなく、建物周辺の庭、公園、運動場等の所定の場所の地面を囲むフェンスなども含む。これらの手摺やフェンスに本発明の技術を適用することにより、手摺やフェンスにおいて通風性および意匠性を確保しながら人のよじのぼりを防止することが可能である。
1 バルコニー用手摺(柵)
2 枠体
2d 開口
3 板部材
31 下側の板部材
32 上側の板部材
4 防止部材
4a 下端
4b 第1面
4c 第2面
4d 第3面
4e 変曲点
5 下側隙間
6 上側隙間
AC 円弧
AR 領域
B バルコニー
F 足
FB 足のボール部
FF 足指
H 手
HF 手指
OL1 下側オフセットライン
OL2 上側オフセットライン
R 上下方向
S1 バルコニー内側(一方側)
S2 バルコニー外側(他方側)
δ1 下側隙間の大きさ
δ2 上側隙間の大きさ
X1 防止部材の下端と下側の板部材の内側端部とのずれ量
X2 第2面の長さ
θ1 板部材と垂直軸との角度
θ2 第1面と垂直軸との角度
θ3 第2面と垂直軸の角度
VL 垂直軸

Claims (10)

  1. 所定の場所の内側の領域を外側の領域から仕切るように立てた状態で設置される柵であって、
    複数の支柱と、
    前記複数の支柱の間を水平方向に延びるとともに互いに上下方向に離間するように、前記複数の支柱に固定された一対の板部材と、
    両板部材間に設けられ、当該両板部材間に人の足が入ることを防ぎ、柵のよじのぼりを防止する防止部材と、
    を備え、
    前記防止部材の下端は、下側の前記板部材から上方に離間し、下側の前記板部材の上面との間に前記人の足先を侵入することを阻止する大きさの下側隙間を形成することが可能な位置に配置されており、
    前記防止部材は、下側の前記板部材から上方に前記下側隙間だけ離間した位置に引かれた下側オフセットラインよりも上に配置され、
    前記防止部材は、
    当該防止部材の前記下端から上に向かうに従い前記外側へ傾斜して前記外側を向く第2面と、
    前記第2面の上端から上に向かうに従い前記内側に延びて外側を向く第3面とを有し、
    前記第2面は、前記下側オフセットラインよりも垂直軸とのなす角が小さく、かつ、当該第2面に人の手指が掛からない角度になるように立っており、
    前記第2面と前記第3面との変曲点は、側面断面視で、前記防止部材の下端を中心として当該下端から前記下側隙間に挿入された前記人の手指が引っかからないだけ離れた距離と同じ大きさの半径を有する円弧と前記第2面との交点の上または上記円弧と前記第2面との交点よりも前記防止部材の下端から離れた位置に位置している、
    ことを特徴とする柵。
  2. 前記板部材は、前記外側から前記内側に向けて下って傾斜するように配置されている、
    請求項1に記載の柵。
  3. 前記防止部材の下端は、下側の前記板部材における前記内側の端部の縁に足が乗ることを阻止する位置に配置されている、
    請求項1または2に記載の柵。
  4. 前記下側隙間の大きさは、前記人の足指の付け根にあるボール部が当該下側隙間に侵入することを阻止しうる程度の大きさに設定されている、
    請求項1~3のいずれか1項に記載の柵。
  5. 前記防止部材は、前記内側を向く第1面を有し、
    前記第1面は、前記板部材よりも垂直軸とのなす角が小さくなるように立っている、
    請求項1~4のいずれか1項に記載の柵。
  6. 前記防止部材は、前記板部材の延びる方向に沿って見る視点において、前記防止部材に足が乗ることを阻止するように前記防止部材の前記下端から上向きに延びるとともに前記内側に面する足乗り防止面と、前記下側隙間を通じて前記内側から挿入された人手指によって前記防止部材が掴まれるのを防止するように前記防止部材の前記下端から前記外側に延びる掴み防止面とを有する請求項1~4のいずれか1項に記載の柵。
  7. 前記防止部材は、上側の前記板部材との間に上側隙間を形成するように配置され、
    前記上側隙間の大きさは、前記柵をよじのぼることが可能な長さまで前記人の手指が当該上側隙間に侵入することを阻止しうる程度の大きさに設定されている、請求項1~のいずれか1項に記載の柵。
  8. 前記防止部材の下端は、下側の前記板部材における前記内側の端部よりも前記外側にずれた位置に配置されている、
    請求項1~のいずれか1項に記載の柵。
  9. 前記防止部材は、前記下側オフセットラインと、上側の前記板部材から上側隙間だけ下方に離間した位置に引かれた上側オフセットラインとの間に配置され、
    前記上側隙間の大きさは、上側の前記板部材と前記防止部材との間に前記人の手指が当該上側隙間に侵入することを阻止しうる程度の大きさに設定されている、
    請求項1~4のいずれか1項に記載の柵。
  10. 前記防止部材は、前記内側を向く第1面を有し、
    前記第1面は、前記防止部材の前記下端から前記上側オフセットラインまで延びている、請求項に記載の柵。
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