JP7328736B2 - インクジェットプリンタ - Google Patents

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本発明は、インクジェットヘッドに供給されるインクが収容されるインクタンクを備えるインクジェットプリンタに関する。
従来、印刷用紙等の記録媒体に印刷を行うインクジェットプリンタが知られている(たとえば、特許文献1参照)。特許文献1に記載のインクジェットプリンタは、記録媒体に向けてインクを吐出する記録ヘッドと、記録ヘッドが搭載されるキャリッジと、記録ヘッドに供給されるインクが収容されるインクタンクとを備えている。インクタンクは、インクジェットプリンタの筐体の上部に着脱可能に取り付けられている。特許文献1に記載のインクジェットプリンタでは、インクタンクよりも下側に記録ヘッドが配置されており、インクタンクから記録ヘッドに水頭差を利用してインクが供給される。
特開2015-9412号公報
特許文献1に記載のインクジェットプリンタでは、沈降しやすいインク成分を含むインクが使用されることがある。この場合、時間の経過に伴ってインクタンクの中でインク成分が沈降する。インクタンクの中でインク成分が沈降すると、記録ヘッドから吐出されるインクの濃度が低下するため、インクタンクの中でインク成分が沈降したときには、インクタンクの中で沈降したインク成分を拡散させる必要がある。インクタンクの中で沈降したインク成分を拡散させるためには、たとえば、オペレータが筐体からインクタンクを取り外してインクタンクを振れば良い。しかしながら、オペレータが筐体からインクタンクを取り外してインクタンクを振る場合には、インクタンクの着脱作業が必要になるため、インクタンクの中で沈降したインク成分を拡散させるための作業が煩雑になる。
そこで、本発明の課題は、インクタンクの中で沈降したインク成分を拡散させるための作業を簡素化することが可能なインクジェットプリンタを提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明のインクジェットプリンタは、インクを吐出するインクジェットヘッドと、インクジェットヘッドに供給されるインクが収容されるインクタンクと、インクタンクが収容されるタンク収容部とを備え、タンク収容部は、インクタンクを少なくとも上側に向かって付勢するバネ部材と、インクタンクを斜め上下方向に案内するためのガイド部とを備え、タンク収容部に収容されるインクタンクが下側に向かって押されると、インクタンクの全体がガイド部に案内されて斜め下側に移動し、下側に向かって押されたインクタンクがバネ部材の付勢力によって上側に向かって押し戻されると、インクタンクの全体がガイド部に案内されて斜め上側に移動することを特徴とする。
本発明のインクジェットプリンタでは、タンク収容部に収容されるインクタンクが下側に向かって押されると、インクタンクは、ガイド部に案内されて斜め下側に移動し、下側に向かって押されたインクタンクがバネ部材の付勢力によって上側に向かって押し戻されると、インクタンクは、ガイド部に案内されて斜め上側に移動する。そのため、本発明では、インクタンクの中でインク成分が沈降したときに、オペレータが、タンク収容部からインクタンクを取り外さなくても、インクタンクを下側に向かって複数回押し下げれば、インクタンクを斜め上下方向に振動させて、インクタンクの中で沈降したインク成分を拡散させることが可能になる。したがって、本発明では、インクタンクの中で沈降したインク成分を拡散させるための作業を簡素化することが可能になる。
また、本発明では、インクタンクが下側に向かって押されると、インクタンクは斜め下側に移動し、バネ部材の付勢力によってインクタンクが上側に向かって押し戻されると、インクタンクは、斜め上側に移動する。すなわち、本発明では、オペレータが、インクタンクを下側に向かって複数回押し下げれば、インクタンクは、上下方向だけでなく、水平方向にも振動する。そのため、本発明では、インクタンクの中で沈降したインク成分を効果的に拡散させることが可能になる。
また、上記の課題を解決するため、本発明のインクジェットプリンタは、インクを吐出するインクジェットヘッドと、インクジェットヘッドに供給されるインクが収容されるインクタンクと、インクタンクが収容されるタンク収容部と、インクジェットヘッドが搭載されるキャリッジと、キャリッジを主走査方向に往復移動させるキャリッジ駆動機構とを備え、タンク収容部は、インクタンクを少なくとも上側に向かって付勢するバネ部材と、インクタンクを斜め上下方向に案内するためのガイド部とを備え、上下方向と主走査方向とに直交する方向を前後方向とすると、ガイド部は、前斜め下側からインクタンクに接触する第1ガイド部材と、後ろ斜め上側からインクタンクに接触する第2ガイド部材とを備えるとともに、インクタンクを上下方向および前後方向に案内し、タンク収容部に収容されるインクタンクが下側に向かって押されると、インクタンクは、ガイド部に案内されて後ろ斜め下側に移動し、下側に向かって押されたインクタンクがバネ部材の付勢力によって上側に向かって押し戻されると、インクタンクは、ガイド部に案内されて前斜め上側に移動することを特徴とする
本発明のインクジェットプリンタでは、タンク収容部に収容されるインクタンクが下側に向かって押されると、インクタンクは、ガイド部に案内されて斜め下側に移動し、下側に向かって押されたインクタンクがバネ部材の付勢力によって上側に向かって押し戻されると、インクタンクは、ガイド部に案内されて斜め上側に移動する。そのため、本発明では、インクタンクの中でインク成分が沈降したときに、オペレータが、タンク収容部からインクタンクを取り外さなくても、インクタンクを下側に向かって複数回押し下げれば、インクタンクを斜め上下方向に振動させて、インクタンクの中で沈降したインク成分を拡散させることが可能になる。したがって、本発明では、インクタンクの中で沈降したインク成分を拡散させるための作業を簡素化することが可能になる。
また、本発明では、インクタンクが下側に向かって押されると、インクタンクは斜め下側に移動し、バネ部材の付勢力によってインクタンクが上側に向かって押し戻されると、インクタンクは、斜め上側に移動する。すなわち、本発明では、オペレータが、インクタンクを下側に向かって複数回押し下げれば、インクタンクは、上下方向だけでなく、水平方向にも振動する。そのため、本発明では、インクタンクの中で沈降したインク成分を効果的に拡散させることが可能になる。
本発明において、第1ガイド部材および第2ガイド部材の少なくともいずれか一方には、インクタンクの主走査方向への移動を規制するとともにインクタンクの上限位置と下限位置とを規定するための規制溝が形成され、インクタンクは、規制溝に係合する規制突起を備えることが好ましい。このように構成すると、インクタンクを斜め上下方向に案内するための第1ガイド部材や第2ガイド部材を利用して、インクタンクの主走査方向への移動を規制するとともにインクタンクの上限位置と下限位置とを規定することが可能になる。
また、上記の課題を解決するため、本発明のインクジェットプリンタは、インクを吐出するインクジェットヘッドと、インクジェットヘッドに供給されるインクが収容されるインクタンクと、インクタンクが収容されるタンク収容部とを備え、インクタンクは、インクジェットヘッドよりも上側に配置され、タンク収容部は、インクタンクを少なくとも上側に向かって付勢するバネ部材と、インクタンクを斜め上下方向に案内するためのガイド部と、インクタンクから流出するインクがインクジェットヘッドに向かって流れるインク流路が形成される流路形成部材とを備え、タンク収容部に収容されるインクタンクが下側に向かって押されると、インクタンクは、ガイド部に案内されて斜め下側に移動し、下側に向かって押されたインクタンクがバネ部材の付勢力によって上側に向かって押し戻されると、インクタンクは、ガイド部に案内されて斜め上側に移動し、バネ部材のバネ定数は、インクタンクの中のインクの量にかかわらずインクタンクの中のインクの液面が一定の高さとなるように設定され、流路形成部材は、インクタンクの下側に配置され、バネ部材は、流路形成部材に対してインクタンクを少なくとも上側に付勢し、インクタンクは、下側に突出するとともにインクの流出口が側面に形成されるインク流出部を備え、流路形成部材には、インク流出部が挿入される挿入穴が形成され、挿入穴の側面には、インク流路の一端が繋がっており、インクタンクの中のインクの量が減ってバネ部材の付勢力によってインクタンクが所定位置まで上昇すると、流出口がインク流路の一端よりも上側に配置されて、流出口からインク流路に向かうインクの流れが遮断されることを特徴とする。
本発明のインクジェットプリンタでは、タンク収容部に収容されるインクタンクが下側に向かって押されると、インクタンクは、ガイド部に案内されて斜め下側に移動し、下側に向かって押されたインクタンクがバネ部材の付勢力によって上側に向かって押し戻されると、インクタンクは、ガイド部に案内されて斜め上側に移動する。そのため、本発明では、インクタンクの中でインク成分が沈降したときに、オペレータが、タンク収容部からインクタンクを取り外さなくても、インクタンクを下側に向かって複数回押し下げれば、インクタンクを斜め上下方向に振動させて、インクタンクの中で沈降したインク成分を拡散させることが可能になる。したがって、本発明では、インクタンクの中で沈降したインク成分を拡散させるための作業を簡素化することが可能になる。
また、本発明では、インクタンクが下側に向かって押されると、インクタンクは斜め下側に移動し、バネ部材の付勢力によってインクタンクが上側に向かって押し戻されると、インクタンクは、斜め上側に移動する。すなわち、本発明では、オペレータが、インクタンクを下側に向かって複数回押し下げれば、インクタンクは、上下方向だけでなく、水平方向にも振動する。そのため、本発明では、インクタンクの中で沈降したインク成分を効果的に拡散させることが可能になる。
また、本発明では、インクタンクは、インクジェットヘッドよりも上側に配置され、バネ部材のバネ定数は、インクタンクの中のインクの量にかかわらずインクタンクの中のインクの液面が一定の高さとなるように設定されているため、インクタンクの中のインクの量にかかわらず、インクタンクの中のインクの液面の高さとインクジェットヘッドの高さとの差(水頭差)を一定に保つことが可能になる。したがって、インクタンクからインクジェットヘッドにインクを安定供給することが可能になる。
さらに、本発明では、タンク収容部は、インクタンクから流出するインクがインクジェットヘッドに向かって流れるインク流路が形成される流路形成部材を備え、流路形成部材は、インクタンクの下側に配置され、バネ部材は、流路形成部材に対してインクタンクを少なくとも上側に付勢し、インクタンクは、下側に突出するとともにインクの流出口が側面に形成されるインク流出部を備え、流路形成部材には、インク流出部が挿入される挿入穴が形成され、挿入穴の側面には、インク流路の一端が繋がっており、インクタンクの中のインクの量が減ってバネ部材の付勢力によってインクタンクが所定位置まで上昇すると、流出口がインク流路の一端よりも上側に配置されて、流出口からインク流路に向かうインクの流れが遮断されるため、インクタンクの中のインクがなくなる前に、インクタンクの流出口からインク流路に向かうインクの流れを自動的に遮断することが可能になる。したがって、空になったインクタンクからインクジェットヘッドの中に空気が流れ込むのを自動的に防止することが可能になる。
本発明において、バネ部材は、たとえば、インクタンクの下側に配置される圧縮コイルバネである。
以上のように、本発明のインクジェットプリンタでは、インクタンクの中で沈降したインク成分を拡散させるための作業を簡素化することが可能になる。
本発明の実施の形態にかかるインクジェットプリンタの斜視図である。 図1に示すインクジェットプリンタの構成を説明するための概略図である。 図1のE部の拡大図である。 図3に示すインクタンクおよびタンク収容部の構成を説明するための側面図である。 図2に示すインクタンクのインク流出部およびタンク収容部の流路形成部材の構成を説明するための拡大断面図である。 (A)は、本発明の他の実施の形態にかかるタンク収容部の構成を説明するための側面図であり、(B)は、(A)に示すタンク載置部材の構成を説明するための正面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態を説明する。
(インクジェットプリンタの概略構成)
図1は、本発明の実施の形態にかかるインクジェットプリンタ1の斜視図である。図2は、図1に示すインクジェットプリンタ1の構成を説明するための概略図である。
本形態のインクジェットプリンタ1(以下、「プリンタ1」とする。)は、業務用のインクジェットプリンタであり、印刷媒体2に印刷を行う。印刷媒体2は、たとえば、印刷用紙、布帛または樹脂製のフィルム等である。プリンタ1は、印刷媒体2に向かってインクを吐出するインクジェットヘッド3(以下、「ヘッド3」とする。)と、ヘッド3が搭載されるキャリッジ4と、キャリッジ4を主走査方向(図1等のY方向)に往復移動させるキャリッジ駆動機構5と、キャリッジ4を主走査方向へ案内するためのガイドレール6と、ヘッド3に供給されるインクが収容される複数のインクタンク7とを備えている。
キャリッジ4には、複数のヘッド3が搭載されている。ヘッド3は、紫外線硬化型のインク(UVインク)を吐出する。また、ヘッド3は、下側に向かってインクを吐出する。ヘッド3の下面には、複数のノズルが配列されるノズル面が形成されている。ヘッド3は、ノズルからインクを吐出させる圧電素子(ピエゾ素子)を備えている。ヘッド3の下側には、プラテン8が配置されている。プラテン8には、印刷時の印刷媒体2が載置される。キャリッジ駆動機構5は、たとえば、2個のプーリと、2個のプーリに架け渡されるとともに一部がキャリッジ4に固定されるベルトと、プーリを回転させるモータとを備えている。
以下の説明では、主走査方向(Y方向)を「左右方向」とし、上下方向(図1等のZ方向)と主走査方向とに直交する副走査方向(図1等のX方向)を「前後方向」とする。また、前後方向の一方側である図1等のX1方向側を「前」側とし、前側の反対側である図1等のX2方向側を「後ろ」側とする。
また、プリンタ1は、複数のインクタンク7が収容されるタンク収容部11を備えている。本形態のプリンタ1は、6個のインクタンク7を備えており、タンク収容部11には、6個のインクタンク7が収容されている。タンク収容部11は、筐体12の上部に取り付けられている。また、タンク収容部11は、プリンタ1の左右方向の一端部に配置されている。筐体12には、ヘッド3、キャリッジ4、キャリッジ駆動機構5およびプラテン8等が収容されている。タンク収容部11は、ヘッド3よりも上側に配置されている。すなわち、タンク収容部11に収容されるインクタンク7は、ヘッド3よりも上側に配置されている。インクタンク7からヘッド3には、水頭差によってインクが供給される。
なお、本形態のプリンタ1は、ヘッド3に供給されるインクの圧力を調整するための圧力調整機構を備えており、圧力調整機構は、キャリッジ4に搭載されている。圧力調整機構は、ヘッド3へのインクの供給経路においてインクタンク7とヘッド3との間に配置されている。圧力調整機構には、水頭差によってインクタンク7からインクが供給される。圧力調整機構は、たとえば、特開2012-232595号公報に開示された加圧ダンパと同様に構成される機械式の圧力ダンパであり、圧力調整用のポンプを用いることなく、ヘッド3に供給されるインクの圧力を機械的に調整する。
インクタンク7は、左右方向の厚さが薄い扁平な略直方体に形成されている。タンク収容部11に収容される6個のインクタンク7は、左右方向で隣接配置されている。本形態のインクタンク7は、インクの注入口13を備えており、インクタンク7の中のインクの残量が少なくなると、注入口13からインクタンク7の中にインクが補充される。以下、インクタンク7およびタンク収容部11の構成を説明する。
(インクタンクおよびタンク収容部の構成)
図3は、図1のE部の拡大図である。図4は、図3に示すインクタンク7およびタンク収容部11の構成を説明するための側面図である。図5は、図2に示すインクタンク7のインク流出部7cおよびタンク収容部11の流路形成部材23の構成を説明するための拡大断面図である。
タンク収容部11は、インクタンク7を上側に向かって付勢するバネ部材としての圧縮コイルバネ16と、インクタンク7を斜め上下方向に案内するためのガイド部17とを備えている。圧縮コイルバネ16は、インクタンク7の下側に配置されている。本形態では、たとえば、2個の圧縮コイルバネ16によって1個のインクタンク7が上側に付勢されている。1個のインクタンク7を付勢する2個の圧縮コイルバネ16は、前後方向に間隔をあけた状態で配置されている。圧縮コイルバネ16は、筐体12に対してインクタンク7を上側に付勢している。
圧縮コイルバネ16の上端は、インクタンク7の底面に接触している。圧縮コイルバネ16の下端部には、圧縮コイルバネ16の前後左右方向の移動を規制する規制ピン(図示省略)が挿入されている。圧縮コイルバネ16の下端部は、この規制ピンによって筐体12に対して前後左右方向に動かないように規制されている。圧縮コイルバネ16のバネ定数は、インクタンク7の中のインクの量にかかわらずインクタンク7の中のインクの液面が一定の高さとなるように設定されている。そのため、2個の圧縮コイルバネ16によって上側に付勢される1個のインクタンク7の中のインクの液面の高さは、インクタンク7の中のインクの量にかかわらず一定となっている。
ガイド部17は、6個のインクタンク7を斜め上下方向に案内する。また、ガイド部17は、インクタンク7を上下方向および前後方向に案内する。ガイド部17は、前斜め下側からインクタンク7に接触する第1ガイド部材としてのガイド部材20と、後ろ斜め上側からインクタンク7に接触する第2ガイド部材としてのガイド部材21とを備えている。本形態では、ガイド部材20とガイド部材21とによってガイド部17が構成されている。
ガイド部材20、21は、長方形の平板状に形成されている。ガイド部材20、21は、前側に向かうにしたがって上側に向かうように傾斜している。ガイド部材20の傾斜角度とガイド部材21の傾斜角度とは等しくなっている。ガイド部材20の後面には、インクタンク7の前下端部が接触し、ガイド部材21の前面には、インクタンク7の後ろ上端部が接触している。ガイド部材20には、インクタンク7の左右方向への移動を規制するとともにインクタンク7の上限位置と下限位置とを規定するための規制溝20aが形成されている。規制溝20aは、ガイド部材20を貫通する長円形状の貫通穴である。なお、ガイド部材20の厚さは、ガイド部材21の厚さよりも厚くなっている。
また、タンク収容部11は、インクタンク7の後ろ側に配置されるガイド板22と、インクタンク7の下側に配置される流路形成部材23とを備えている。ガイド板22は、平板状に形成されており、ガイド22の厚さ方向と前後方向とが一致するように配置されている。ガイド板22には、インクタンク7の左右方向への移動を規制するとともにインクタンク7の上限位置と下限位置とを規定するための規制溝22aが形成されている。規制溝22aは、ガイド板22を貫通する長円形状の貫通穴である。
流路形成部材23は、筐体12に固定されており、インクタンク7は、流路形成部材23に対して斜め上下方向に移動可能となっている。また、インクタンク7は、圧縮コイルバネ16によって流路形成部材23に対して上側に付勢されている。流路形成部材23には、インクタンク7から流出するインクがヘッド3に向かって流れるインク流路23aが形成されている。また、流路形成部材23には、インクタンク7に形成される後述のインク流出部7cが挿入される挿入穴23bが形成されている。
挿入穴23bは、流路形成部材23の上面から下側に向かって窪んでいる。挿入穴23bは、丸穴状に形成されるとともに、前側に向かうにしたがって上側に向かうように傾斜している。挿入穴23bの傾斜角度は、ガイド部材20、21の傾斜角度と等しくなっている。挿入穴23bの側面には、インク流路23aの一端が繋がっている。具体的には、挿入穴23bの前側の側面に、インク流路23aの一端が繋がっている。インク流路23aは、たとえば、挿入穴23bから前側に向かって形成されている。
インクタンク7は、ガイド部材20の規制溝20aに係合する規制突起7aと、ガイド板22の規制溝22aに係合する規制突起7bとを備えている。規制突起7aは、インクタンク7の前面の下端側に形成されており、前側に向かって突出している。規制突起7bは、インクタンク7の後面の上下方向の中心部に形成されており、後ろ側に向かって突出している。規制突起7aは、後ろ側から規制溝20aに挿通され、規制突起7bは、前側から規制溝22aに挿通されている。
インクタンク7の前側では、規制溝20aの左右方向の側面と規制突起7aとによって、インクタンク7の左右方向への移動が規制されている。また、インクタンク7の前側では、規制溝20aの上面と規制突起7aとによって、インクタンク7の上限位置が規定され、規制溝20aの下面と規制突起7aとによって、インクタンク7の下限位置が規定されている。同様に、インクタンク7の後ろ側では、規制溝22aの左右方向の側面と規制突起7bとによって、インクタンク7の左右方向への移動が規制され、規制溝22aの上面と規制突起7bとによって、インクタンク7の上限位置が規定され、規制溝22aの下面と規制突起7bとによって、インクタンク7の下限位置が規定されている。なお、規制溝20a、22aは、インクタンク7を上下方向に案内する機能も果たしている。
また、インクタンク7は、下側に突出するインク流出部7cを備えている。インク流出部7cは、円柱状に形成されている。インク流出部7cの側面には、インクの流出口7dが形成されている。具体的には、インク流出部7cの前側の側面に、流出口7dが形成されている。インク流入部7cの内部には、インクタンク7の内部から流出口7dに向かってインクが流れるインク流路7eが形成されている。インク流出部7cは、前側に向かうにしたがって上側に向かうように傾斜している。インク流出部7cの傾斜角度は、挿入穴23bの傾斜角度と等しくなっている。すなわち、インク流出部7cの傾斜角度は、ガイド部材20、21の傾斜角度と等しくなっている。
円柱状に形成されるインク流出部7cの外径は、丸穴状に形成される挿入穴23bの内径よりもわずかに小さくなっている。インク流出部7cは、挿入穴23bに挿入されている。具体的には、インク流出部7cの下側部分が挿入穴23bに挿入されている。インク流出部7cの外周面と挿入穴23bの内周面との間には、インク流出部7cの外周面と挿入穴23bの内周面との間からのインクの漏れを防止するためのシール部材26が配置されている。シール部材26は、たとえば、Oリングである。
上述のように、圧縮コイルバネ16のバネ定数は、インクタンク7の中のインクの量にかかわらずインクタンク7の中のインクの液面が一定の高さとなるように設定されている。本形態では、インクタンク7の中のインクの量が上限量である場合、たとえば、図5(A)に示すように、インクタンク7の流出口7dと流路形成部材23のインク流路23aの一端とが上下方向において同じ位置に配置されており、流出口7dからインク流路23aに向かうインクの流れが生じている。
一方、インクタンク7の中のインクの量が減って圧縮コイルバネ16の付勢力によってインクタンク7が所定位置まで上昇すると、図5(B)に示すように、流出口7dがインク流路23aの一端よりも上側に配置されて、流出口7dからインク流路23aに向かうインクの流れが遮断される。すなわち、インクタンク7の中のインクの量が減ってインクタンク7が所定位置まで上昇すると、インクタンク7からヘッド3に向かってインクが流れなくなる。
本形態では、タンク収容部11に収容されるインクタンク7がオペレータによって下側に向かって押されると、インクタンク7は、ガイド部17に案内されて(すなわち、ガイド部材20、21に案内されて)斜め下側に移動する。具体的には、タンク収容部11に収容されるインクタンク7が下側に向かって押されると、インクタンク7は、図4(B)に示すように、ガイド部17に案内されて後ろ斜め下側に移動する。
また、下側に向かって押されたインクタンク7が圧縮コイルバネ16の付勢力によって上側に向かって押し戻されると、インクタンク7は、ガイド部17に案内されて斜め上側に移動する。具体的には、下側に向かって押されたインクタンク7が圧縮コイルバネ16の付勢力によって上側に向かって押し戻されると、インクタンク7は、図4(A)に示すように、ガイド部17に案内されて前斜め上側に移動する。
なお、本形態では、以下のようにして、ヘッド3にインクが初期充填される。すなわち、まず、インクが充填されたインクタンク7をタンク収容部11に収容するとともに、インクタンク7の流出口7dがインク流路23aの一端よりも上側に配置される位置までインクタンク7を持ち上げた状態で、インク流路23aを含むヘッド3までのインクの流路を負圧にする。その後、流出口7dとインク流路23aの一端とが上下方向において同じ位置に配置されるまでインクタンク7を押し下げる。流出口7dとインク流路23aの一端とが上下方向において同じ位置に配置されるまでインクタンク7を押し下げると、ヘッド3までのインクの流路に空気が入り込むことなく、インクタンク7からヘッド3にインクが初期充填される。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態では、タンク収容部11に収容されるインクタンク7が下側に向かって押されると、インクタンク7は、ガイド部17に案内されて後ろ斜め下側に移動し、下側に向かって押されたインクタンク7が圧縮コイルバネ16の付勢力によって上側に向かって押し戻されると、インクタンク7は、ガイド部17に案内されて前斜め上側に移動する。
そのため、本形態では、インクタンク7の中でインク成分が沈降したときに、オペレータが、タンク収容部11からインクタンク7を取り外さなくても、インクタンク7を下側に向かって複数回押し下げれば、インクタンク7を斜め上下方向に振動させて、インクタンク7の中で沈降したインク成分を拡散させることが可能になる。したがって、本形態では、インクタンク7の中で沈降したインク成分を拡散させるための作業を簡素化することが可能になる。また、本形態では、オペレータが、インクタンク7を下側に向かって複数回押し下げれば、インクタンク7は、上下方向だけでなく前後方向にも振動するため、インクタンク7の中で沈降したインク成分を効果的に拡散させることが可能になる。
本形態では、ガイド部材20に、インクタンク7の左右方向への移動を規制するとともにインクタンク7の上限位置と下限位置とを規定するための規制溝20aが形成されている。そのため、本形態では、インクタンク7を斜め上下方向に案内するためのガイド部材20を利用して、インクタンク7の左右方向への移動を規制するとともにインクタンク7の上限位置と下限位置とを規定することが可能になる。
本形態では、圧縮コイルバネ16のバネ定数は、インクタンク7の中のインクの量にかかわらずインクタンク7の中のインクの液面が一定の高さとなるように設定されている。そのため、本形態では、インクタンク7の中のインクの量にかかわらず、インクタンク7の中のインクの液面の高さとヘッド3の高さとの差(水頭差)を一定に保つことが可能になる。したがって、本形態では、インクタンク7からヘッド3にインクを安定供給することが可能になる。
また、本形態では、圧縮コイルバネ16のバネ定数が、インクタンク7の中のインクの量にかかわらずインクタンク7の中のインクの液面が一定の高さとなるように設定されており、インクタンク7の中のインクの量が減るにしたがってインクタンク7が前斜め上側に移動する。そのため、本形態では、オペレータは、インクタンク7の中のインクの残量を目視で把握しやすくなる。
本形態では、インクタンク7の中のインクの量が減って圧縮コイルバネ16の付勢力によってインクタンク7が所定位置まで上昇すると、流出口7dがインク流路23aの一端よりも上側に配置されて、流出口7dからインク流路23aに向かうインクの流れが遮断される。そのため、本形態では、インクタンク7の中のインクがなくなる前に、流出口7dからインク流路23aに向かうインクの流れを自動的に遮断することが可能になる。したがって、本形態では、空になったインクタンク7からヘッド3の中に空気が流れ込むのを自動的に防止することが可能になる。
また、本形態では、インクタンク7が所定位置まで上昇すると、流出口7dがインク流路23aの一端よりも上側に配置されて、流出口7dからインク流路23aに向かうインクの流れが遮断されるため、上述のように、ヘッド3にインクを初期充填する際に、ヘッド3までのインクの流路に空気が入り込むのを防止しつつ、ヘッド3へのインクの初期充填作業を比較的容易に行うことが可能になる。
本形態では、圧縮コイルバネ16のバネ定数は、インクタンク7の中のインクの量にかかわらずインクタンク7の中のインクの液面が一定の高さとなるように設定されている。そのため、本形態では、インクタンク7の中のインクの液面の高さと圧力調整機構の高さとの差(水頭差)を一定に保つことが可能になる。したがって、本形態では、圧力調整機構のチェック弁の開弁圧の調整が容易になる。また、圧力幅を小さくすることができるため、部品ばらつきの管理が容易になる。
(他の実施の形態)
上述した形態は、本発明の好適な形態の一例ではあるが、これに限定されるものではなく本発明の要旨を変更しない範囲において種々変形実施が可能である。
上述した形態では、圧縮コイルバネ16の上端がインクタンク7の底面に直接、接触しているが、図6に示すように、インクタンク7がタンク載置部材(トレイ)30に載置されるとともに、圧縮コイルバネ16の上端がタンク載置部材30の底面に接触していても良い。この場合には、タンク載置部材30は、たとえば、上面および前後方向の両面が開口する角溝状に形成されている。また、この場合には、たとえば、タンク載置部材30の底面に、圧縮コイルバネ16の上端部の、前後左右方向の移動を規制する規制ピンが固定されており、この規制ピンが圧縮コイルバネ16の上端部に挿入されている。この場合には、圧縮コイルバネ16の上端がインクタンク7の底面に直接、接触している場合と比較して、圧縮コイルバネ16に対してインクタンク7を前後方向に移動させやすくなる。
上述した形態において、圧縮コイルバネ16は、インクタンク7を前斜め上側に向かって付勢していても良い。また、上述した形態において、圧縮コイルバネ16のバネ定数は、インクタンク7の中のインクの量にかかわらずインクタンク7の中のインクの液面が一定の高さとなるように設定されていなくても良い。たとえば、圧縮コイルバネ16のバネ定数は、インクタンク7の中のインクの量にかかわらず規制溝20aの上面に規制突起7aが接触し、かつ、規制溝22aの上面に規制突起7bが接触するように設定されていても良い。
上述した形態において、タンク収容部11は、圧縮コイルバネ16に代えて、インクタンク7を上側に向かって付勢する引張りコイルバネまたは板バネを備えていても良い。タンク収容部11が圧縮コイルバネ16に代えて引張りコイルバネを備えている場合には、引張りコイルバネは、インクタンク7の上側に配置されている。
上述した形態において、ガイド部材21に、インクタンク7の左右方向への移動を規制するとともにインクタンク7の上限位置と下限位置とを規定するための規制溝が形成されていても良い。この場合には、規制突起7bは、ガイド部材21の規制溝に係合する位置に配置されている。また、この場合には、ガイド板22が不要になる。また、上述した形態において、ガイド部材21に、インクタンク7の左右方向への移動を規制するとともにインクタンク7の上限位置と下限位置とを規定するための規制溝が形成されるとともに、ガイド部材20に規制溝20aが形成されていなくても良い。この場合には、たとえば、タンク収容部11は、インクタンク7の前側に配置されるガイド板を備えており、このガイド板には、インクタンク7の左右方向への移動を規制するとともにインクタンク7の上限位置と下限位置とを規定するための規制溝が形成されている。
上述した形態において、インク流出部7cが挿入される挿入穴23bとインク流出部7cとを用いて、インクタンク7を斜め上下方向に案内することができるのであれば、タンク収容部11は、ガイド部材20、21を備えていなくても良い。この場合には、挿入穴23bは、インクタンク7を斜め上下方向に案内するためのガイド部となる。また、上述した形態において、圧縮コイルバネ16の内周側に、インクタンク7を斜め上下方向に案内するためのガイド部が配置されていても良い。この場合には、圧縮コイルバネ16は、前側に向かうにしたがって上側に向かうように傾斜している。また、この場合には、ガイド部は、たとえば、インクタンク7の底面に固定されるガイド軸と、流路形成部材23に固定されるとともにガイド軸が挿入されるガイドブッシュとから構成されている。この場合には、ガイド部によって、圧縮コイルバネ16の前後左右方向の移動が規制される。
上述した形態において、インクタンク7を斜め上下方向に案内するためのガイド部は、インクタンク7が前斜め下側に移動するとともに後ろ斜め上側に移動するようにインクタンク7を案内しても良い。また、インクタンク7を斜め上下方向に案内するためのガイド部は、インクタンク7を上下方向および左右方向に案内しても良い。たとえば、ガイド部は、インクタンク7が右斜め下側に移動するとともに左斜め上側に移動するようにインクタンク7を案内しても良い。この場合には、タンク収容部11に収容される6個のインクタンク7は、左右方向において比較的広い間隔をあけた状態で配置されている。
上述した形態において、インクタンク7の中のインクの量に関係なく、常に流出口7dからインク流路23aに向かうインクの流れが生じていても良い。また、上述した形態において、プリンタ1は、プラテン8に代えて、印刷媒体2が載置されるテーブルと、テーブルを前後方向に移動させるテーブル駆動機構とを備えていても良い。また、上述した形態において、プリンタ1は、三次元造形物を造形する3Dプリンタであっても良い。また、上述した形態において、ヘッド3が吐出するインクは、水系のインクであっても良いし、ソルベントインクであっても良い。
1 プリンタ(インクジェットプリンタ)
3 ヘッド(インクジェットヘッド)
4 キャリッジ
5 キャリッジ駆動機構
7 インクタンク
7a 規制突起
7c インク流出部
7d 流出口
11 タンク収容部
16 圧縮コイルバネ(バネ部材)
17 ガイド部
20 ガイド部材(第1ガイド部材)
20a 規制溝
21 ガイド部材(第2ガイド部材)
23 流路形成部材
23a インク流路
23b 挿入穴
X 前後方向
Y 主走査方向
Z 上下方向

Claims (5)

  1. インクを吐出するインクジェットヘッドと、前記インクジェットヘッドに供給されるインクが収容されるインクタンクと、前記インクタンクが収容されるタンク収容部とを備え、
    前記タンク収容部は、前記インクタンクを少なくとも上側に向かって付勢するバネ部材と、前記インクタンクを斜め上下方向に案内するためのガイド部とを備え、
    前記タンク収容部に収容される前記インクタンクが下側に向かって押されると、前記インクタンクの全体が前記ガイド部に案内されて斜め下側に移動し、下側に向かって押された前記インクタンクが前記バネ部材の付勢力によって上側に向かって押し戻されると、前記インクタンクの全体が前記ガイド部に案内されて斜め上側に移動することを特徴とするインクジェットプリンタ。
  2. インクを吐出するインクジェットヘッドと、前記インクジェットヘッドに供給されるインクが収容されるインクタンクと、前記インクタンクが収容されるタンク収容部と、前記インクジェットヘッドが搭載されるキャリッジと、前記キャリッジを主走査方向に往復移動させるキャリッジ駆動機構とを備え、
    前記タンク収容部は、前記インクタンクを少なくとも上側に向かって付勢するバネ部材と、前記インクタンクを斜め上下方向に案内するためのガイド部とを備え、
    上下方向と主走査方向とに直交する方向を前後方向とすると、
    前記ガイド部は、前斜め下側から前記インクタンクに接触する第1ガイド部材と、後ろ斜め上側から前記インクタンクに接触する第2ガイド部材とを備えるとともに、前記インクタンクを上下方向および前後方向に案内し、
    前記タンク収容部に収容される前記インクタンクが下側に向かって押されると、前記インクタンクは、前記ガイド部に案内されて後ろ斜め下側に移動し、下側に向かって押された前記インクタンクが前記バネ部材の付勢力によって上側に向かって押し戻されると、前記インクタンクは、前記ガイド部に案内されて前斜め上側に移動することを特徴とするインクジェットプリンタ。
  3. 前記第1ガイド部材および前記第2ガイド部材の少なくともいずれか一方には、前記インクタンクの主走査方向への移動を規制するとともに前記インクタンクの上限位置と下限位置とを規定するための規制溝が形成され、
    前記インクタンクは、前記規制溝に係合する規制突起を備えることを特徴とする請求項記載のインクジェットプリンタ。
  4. インクを吐出するインクジェットヘッドと、前記インクジェットヘッドに供給されるインクが収容されるインクタンクと、前記インクタンクが収容されるタンク収容部とを備え、
    前記インクタンクは、前記インクジェットヘッドよりも上側に配置され、
    前記タンク収容部は、前記インクタンクを少なくとも上側に向かって付勢するバネ部材と、前記インクタンクを斜め上下方向に案内するためのガイド部と、前記インクタンクから流出するインクが前記インクジェットヘッドに向かって流れるインク流路が形成される流路形成部材とを備え、
    前記タンク収容部に収容される前記インクタンクが下側に向かって押されると、前記インクタンクは、前記ガイド部に案内されて斜め下側に移動し、下側に向かって押された前記インクタンクが前記バネ部材の付勢力によって上側に向かって押し戻されると、前記インクタンクは、前記ガイド部に案内されて斜め上側に移動し、
    前記バネ部材のバネ定数は、前記インクタンクの中のインクの量にかかわらず前記インクタンクの中のインクの液面が一定の高さとなるように設定され
    前記流路形成部材は、前記インクタンクの下側に配置され、
    前記バネ部材は、前記流路形成部材に対して前記インクタンクを少なくとも上側に付勢し、
    前記インクタンクは、下側に突出するとともにインクの流出口が側面に形成されるインク流出部を備え、
    前記流路形成部材には、前記インク流出部が挿入される挿入穴が形成され、
    前記挿入穴の側面には、前記インク流路の一端が繋がっており、
    前記インクタンクの中のインクの量が減って前記バネ部材の付勢力によって前記インクタンクが所定位置まで上昇すると、前記流出口が前記インク流路の一端よりも上側に配置されて、前記流出口から前記インク流路に向かうインクの流れが遮断されることを特徴とするインクジェットプリンタ。
  5. 前記バネ部材は、前記インクタンクの下側に配置される圧縮コイルバネであることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のインクジェットプリンタ。
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