JP7327064B2 - 後処理装置及び画像形成システム - Google Patents
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Description
搬送路を挟んで上下に配され、刃の長手方向における一端側から他端側に行くに従って上側の断裁刃と下側の断裁刃との隙間が狭くなる一対の断裁刃を有し、前記搬送路に沿って搬送されるシートの一部を断裁屑として切り落とすことの可能な断裁部と、
前記一端側から前記他端側に亘って前記下側の断裁刃に風を送る送風部と、
前記下側の断裁刃の長手方向のいずれの場所であっても当該下側の断裁刃に吹き付けられる風の風量が所定の範囲内に収まるように調整する第1の調整部と、
を備え、
前記第1の調整部は、前記送風部から前記下側の断裁刃に風を送るための送風経路を複数経路有し、前記隙間の大きさに応じて、配設される前記送風経路を異ならせることにより、前記下側の断裁刃の長手方向のいずれの場所であっても当該下側の断裁刃に吹き付けられる風の風量が所定の範囲内に収まるように調整することを特徴とする。
シートに画像を形成する画像形成装置と、
上記後処理装置と、
を備えることを特徴とする。
図1は、本発明の実施の形態における画像形成システム1の構成図である。画像形成システム1は、シートとしての用紙に画像を形成する画像形成装置10と、画像形成装置10により画像が形成された用紙に断裁処理を施す後処理装置20と、を備えて構成されている。
なお、本発明における画像形成システム1は、それぞれ別体で構成された画像形成装置10と後処理装置20とが連結されている場合と、それらが一体で構成されている場合との両方を含み得る。
像を形成する。画像形成装置10は、画像形成後の用紙を後処理装置20に搬出する。
画像形成装置10は、給紙部15、画像読取部16、画像形成部17、操作表示部18等を備える。
)イメージセンサー等により読み取る。
後処理装置20は、搬送路D1、断裁部26、センサー27、屑箱29等を備える。
FD断裁部26a,26bは、用紙を搬送方向(Feed Direction)に沿って断裁するスリッターである。FD断裁部26aは、用紙の搬送方向と直交する方向における端部(奥側・手前側)を断裁する天地スリッターを備える。FD断裁部26bは、用紙の搬送方向と直交する方向に隣接する成果物同士の間の余白を断裁するドブ断ちスリッターを備える。
CD断裁部100は、用紙を搬送方向と直交する方向(Cross Direction)に沿って断裁するギロチンカッターを備える。
図2は、CD断裁部100の要部構成を示す拡大図である。
図2に示すように、CD断裁部100は、例えば、搬送路D1のCD方向に沿って延在する上刃101a及び下刃101bを備えるギロチンカッター101と、FD方向において下刃101bの上流側に設けられる上流ガイド部103と、FD方向において下刃101bの下流側に設けられる下流ガイド部104と、搬送路D1を挟んで上流ガイド部103と対向する位置に設けられる屑ガイド部105と、上刃101a及び下刃101bによる用紙の断裁位置付近に風を吹き付ける送風部106と、断裁位置付近に補助的に風を吹き付ける補助送風部108(図6参照)と、を備える。
図3(a)に示すように、ギロチンカッター101は、搬送路D1の上方に配置される上刃101aと、搬送路D1の下方に配置される下刃101bとを備える。ギロチンカッター101は、その長手方向が搬送路D1に直交する方向に沿うように配置され、固定された下刃101bに対して、上刃101aが下方向に移動することで、上刃101aと下刃101bの刃に挟まれた断裁位置にて用紙が断裁される。
図3(b)に示すように、下刃101bの長手方向の中央部には、断裁により発生した断裁屑の貼り付きを防止するための補助部材である板体102が備えられている。
図3(c)に示すように、板体102は、下刃101bの上端部に備えられ、板体102の上端部102aが、下刃101bの先端部斜面(すくい面)101cから浮くように設置されている。これにより、下刃101bと発生した断裁屑の間に隙間ができ、断裁屑が下刃101bに貼り付くのが防止されるようになっている。
なお、板体102は、下刃101bの長手方向の中央部だけではなく当該長手方向の左部や右部にも配設されるようにしてもよい。
図4に示すように、上流ガイド部103は、搬送ガイド部103aと、落下経路形成部103bとを備える長尺な部材であり、搬送ガイド部103aと落下経路形成部103bのいずれか一方が機能する位置となるように、当該上流ガイド部103を動かす(揺動させる)可変機構103c(図2参照)を備える。
上流ガイド部103は、搬送路D1の下方において、下刃101bよりもFD方向の上流側に、その長手方向がCD方向に沿うように設置される。
上流ガイド部103は、回転軸R1(図2参照)周りに揺動可能であり、用紙の搬送ガイドとして機能するための「搬送ガイドポジション」と、断裁屑の搬送経路(落下経路)を形成するための「経路形成ポジション」と、のいずれかになることができる。
また、図4に示すように、上流ガイド部103には、上下方向に延在するリブ103dが、長手方向において所定間隔ごとに設けられ、搬送経路を落下する断裁屑が貼り付くのが防止されるようになっている。
また、可変機構103cは、例えば、上流ガイド部103を軸支する回転軸R1、及び回転軸R1を回転させるモーターなどを備え、CPU21の制御の下、上述のように上流ガイド部103を揺動させる。
下流ガイド部104は、搬送路D1の下方において、下刃101bよりもFD方向の下流側に、その長手方向がCD方向に沿うように設置される。
下流ガイド部104は、回転軸R2周りに揺動可能に構成され、用紙の搬送ガイドとして機能するための「搬送ガイドポジション」と、断裁屑の搬送経路(落下経路)を形成するための「経路形成ポジション」と、上刃101aの動作を避けるための「退避ポジション」と、のいずれかになることができる。
また、可変機構104cは、例えば、下流ガイド部104を軸支する回転軸R2、及び回転軸R2を回転させるモーターなどを備え、CPU21の制御の下、上述のように下流ガイド部104を揺動させる。
図5に示すように、屑ガイド部105は、搬送ガイド面105aと、屑ガイド面105bとを備える長尺な部材であり、搬送ガイド面105aと屑ガイド面105bのいずれか一方が機能する位置となるように、当該屑ガイド部105を動かす(揺動させる)可変機構105cを備える。
屑ガイド部105は、搬送路D1の上方において、上刃101aよりもFD方向の上流側に、その長手方向がCD方向に沿うように設置される。屑ガイド部105は、上流ガイド部103と概ね対向する位置に配される。
屑ガイド部105は、回転軸R3(図2参照)周りに揺動され、用紙の搬送ガイドとして機能するための「搬送ガイドポジション」と、断裁屑の舞い上がりを抑えるための「屑ガイドポジション」と、ジャム発生時にジャム処理を可能とさせるための「ジャム処理ポジション」と、のいずれかになることができる。
また、屑ガイド面105bには、開口105eが形成され、開口105eを介して上方からの風が抜けるようになっており、風を吹き付けて断裁屑の姿勢が垂直になるのを防止可能となっている。
また、屑ガイド面105bの一部には、送風ガイド面105fが設けられている。具体的には、図5に示すように、屑ガイド面105bの長手方向における中央部から奥側(図中の左側)に亘って当該屑ガイド面105bの上部が所定の角度だけ折り曲げられることによって送風ガイド面105fが形成されるようになっている。この送風ガイド面105fは、屑ガイド部105が「屑ガイドポジション」に変換された際に、上刃101aの下刃101bとの擦り合わせ面と概ね平行となり(図10参照)、第2送風路106d(後述)及び補助ファン108a(後述)から送られてくる風を下方に案内する。
また、可変機構105cは、例えば、屑ガイド部105を軸支する回転軸R3、及び回転軸R3を回転させるモーターなどを備え、CPU21の制御の下、上述のように屑ガイド部105を揺動させる。
送風部106は、上刃101aと下刃101bの刃に挟まれた断裁位置に向けて、当該断裁位置の下流側斜め上方から送風するための機構である。
送風部106は、例えば、風を発生させるファン106aと、発生した風の流通経路(送風経路)である第1送風路106bと、第1送風路106bに設けられた調整機構としてのシャッター部材106cと、第1送風路106bから分岐して設けられた第2送風路106dと、を備えている。
こうしたシャッター部材106cの開閉動作により、断裁位置に向かった風の吹き付けを開始・停止させることができる。
補助ファン108aは、ファン106aよりも風量が少なく、ファン106aの第1送風路106bと第2送風路106dとは別の送風路を介して、下刃101bの設置された位置に上方から風が流れるように、風の吹き付け方向WD3が設定されている。また、補助送風部108は、下刃101bの長手方向の中央部の上方に配設されている。上述した第2送風路106dから下刃101bへ送られる風と補助送風部108から下刃101b送られる風とが被らないようにするためである。
補助ファン108aから送られた風は、屑ガイド部105にぶつかり、屑ガイド部105の開口105eを抜けるようになっている。このため、断裁屑を落下させやすくすることができる。なお、補助ファン108aの送風路にも、シャッター部材106cと同様の調整機構(シャッター部材)を備え、断裁位置に向かった風の吹き付けを開始・停止させることができる。
また、送風部106及び補助ファン108aからの送風も、断裁モードに応じて開始・停止される。
また、搬送路D1を挟んで下流ガイド部104と概ね対向する位置には、固定設置された搬送ガイド107(図2参照)が備えられている。
画像形成装置10は、CPU11、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random
Access Memory)13、記憶部14、給紙部15、画像読取部16、画像形成部17、操作表示部18、通信I/F(InterFace)19等を備える。既に説明した機能部については、説明を省略する。
ROM12は、不揮発性の半導体メモリー等により構成され、システムプログラム及びシステムプログラム上で実行可能な各種処理プログラムや、各種データ等を記憶する。
RAM13は、揮発性の半導体メモリー等により構成され、CPU11により実行される各種処理において、ROM12から読み出されたプログラム、入力若しくは出力データ、及び、パラメーター等を一時的に記憶するワークエリアを形成する。
通信I/F19は、NIC(Network Interface Card)やモデム等で構成され、後処理装置20やPCとの間でデータの送受信を行う。
通信I/F28は、NICやモデム等で構成され、画像形成装置10との間でデータの送受信を行う。
次に、断裁部26で実行される断裁処理について説明する。
図9に示すように、用紙先端部の断裁時には、図2に示す「搬送ガイドポジション」にあった下流ガイド部104が、ギロチンカッター101による用紙の断裁と同時に時計回りに回転(全回転)し、「経路形成ポジション」となる。
これにより、下刃101bの下流に断裁屑の搬送経路が形成され、用紙先端部を断裁して発生した断裁屑は、遮られることなく下方に落下する。
その後、下流ガイド部104は、上刃101aが初期位置に戻った後、成果物のFD方向先端が下流ガイド部104の下流の搬送ローラーのニップ部に到達するまでに元の「搬送ガイドポジション」に戻る。
なお、この用紙先端部の断裁時において、上流ガイド部103と屑ガイド部105は、動作しない。
これは、断裁後、成果物のFD方向先端に風が吹き付けられて、先端部が下方向に付勢されることで、下刃101bに引っ掛かったり、折れやジャムが発生するのを防止するための制御である。
なお、遮断或いは低減された風は、成果物のFD方向先端が下流ガイド部104の下流の搬送ローラーのニップ部に到達後、元に戻せばよい。
なお、補助送風部108も同様に制御できる。
図10に示すように、用紙後端部の断裁時には、図2に示す「搬送ガイドポジション」にあった下流ガイド部104が、ギロチンカッター101による用紙の断裁と同時に時計回りに回転(半回転)し、「退避ポジション」となる。
これにより、ギロチンカッター101と下流ガイド部104とを近接して配置した場合でも、下流ガイド部104の最低限の動作で、上刃101aの動作が妨げられるのを防止することができる。「近接して配置」とは、例えば図2に示すような、「搬送ガイドポジション」にある下流ガイド部104が、上刃101aの下方に位置するような配置である。
また、上流ガイド部103及び屑ガイド部105が、ギロチンカッター101による用紙の断裁と同時に半時計回りに回転し、「経路形成ポジション」及び「屑ガイドポジション」となる。
これにより、下刃101bの上流に断裁屑の搬送経路が形成され、用紙後端部を断裁して発生した断裁屑は、遮られることなく斜め下方に落下する。また、下刃101bの上方にガイドが形成され、断裁屑の飛散が抑制される。
その後、下流ガイド部104は、上刃101aが初期位置に戻った後、成果物のFD方向後端が、下流ガイド部104の下流の搬送ローラーのニップ部に到達するまでに元の「搬送ガイドポジション」に戻る。また、上流ガイド部103及び屑ガイド部105は、上刃101aが初期位置に戻った後、後続の用紙のFD方向先端が到達するまでに元の「搬送ガイドポジション」に戻る。
ここで、下刃101bには板体102が備えられているため、発生した断裁屑が下刃101bに静電吸着したとしても、引き剥がすことが可能となっている。また、用紙後端部の断裁時には、屑ガイド部105の送風ガイド面105fは、上刃101aの下刃101bとの擦り合わせ面と概ね平行となるため、第2送風路106d及び補助ファン108aから送られてくる風を下方に案内することが可能となっている。
また、補助送風部108から、下刃101bに向けて風が吹き付けられ、屑ガイド部105の開口105eを通して風が抜けるようになっているため、断裁屑が屑ガイド部105に静電吸着したとしても、この風により落下させることができる。
また、この際、屑ガイド部105にリブ105dが設けられていることで、屑ガイド部105と断裁屑との接触面積を小さくでき、静電吸着の吸着力を小さくすることができる。
また、このリブ105dにより、断裁屑の姿勢が風の吹き付け方向と平行になるのが防止され、断裁屑に安定して風を吹き付けることができる。
以上のように、本実施の形態によれば、搬送路D1を挟んで上下に配され、刃の長手方向における一端側(手前側)から他端側(奥側)に行くに従って上側の断裁刃101aと下側の断裁刃101bとの隙間が狭くなる一対の断裁刃101a,101bを有し、搬送路D1に沿って搬送されるシートの一部を断裁屑として切り落とすことの可能なCD断裁部100と、一端側から他端側に亘って下側の断裁刃101bに風を送る送風部106と、下側の断裁刃101bの長手方向のいずれの場所であっても当該下側の断裁刃101bに吹き付けられる風の風量が所定の範囲内に収まるように調整する第1送風路106b及び第2送風路106dと、を備える。
このため、下側の断裁刃101bの長手方向のいずれの場所であっても当該下側の断裁刃101bに吹き付けられる風の風量が所定の範囲内に収まるように調整することで、断裁処理の際に発生する断裁屑の舞い上がりを抑制することができるとともに当該断裁屑の姿勢を安定させることができるので、断裁屑を円滑に落下させることができる。
このため、上側の断裁刃101aと下側の断裁刃101bとの隙間が狭い側の当該下側の断裁刃101bに貼り付いた断裁屑に対しても第2送風路106dによって適度な風を当てることができるので、当該断裁屑を円滑に落下させることができる。
このため、シートの搬送方向における断裁部位に応じた細かな制御が可能となる。
このため、断裁後、成果物の先端が下方向に曲がって搬送不良等の問題が発生するのを防止することができる。
このため、送風部106からの送風により断裁屑が舞い上がっても、これを抑えることができる。
このため、屑ガイド部105は、搬送ガイド面105aと屑ガイド面105bが一体化した部材となり、装置構成を簡易化することができる。
このため、シートの搬送方向の先端部と後端部で、発生した断裁屑の搬送経路(落下経路)が異なるのに対応させ、屑ガイド部105を動作させることができる。
このため、屑ガイド面105bへの断裁屑の貼り付きを防止することができる。
このため、屑ガイド部105が「屑ガイドポジション」に変換された際に、送風ガイド面105fが機能することによって、補助送風部108及び第2送風路106dから送られてくる風を下方に案内することができる。
このため、下刃101bと断裁屑の間に隙間ができ、下刃101bへの断裁屑の貼り付きを防止することができる。
以上、本発明を適用した好ましい実施形態について説明したが、上記実施形態における記述内容は、本発明の好適な一例であり、これに限定されるものではない。
10 画像形成装置
11 CPU
20 後処理装置
21 CPU(位置制御部、風量制御部)
26 断裁部
26a,26b FD断裁部
100 CD断裁部
101 ギロチンカッター
101a 上刃(断裁刃)
101b 下刃(断裁刃)
101c 先端部斜面
102 板体
102a 上端部
103 上流ガイド部
103a 搬送ガイド部
103b 落下経路形成部
103c 可変機構
103d リブ
104 下流ガイド部
104a 搬送ガイド部
104b 落下経路形成部
104c 可変機構
105 屑ガイド部
105a 搬送ガイド面
105b 屑ガイド面
105c 可変機構
105d リブ
105e 開口
105f 送風ガイド面
106 送風部
106a ファン
106b 第1送風路(第1の調整部(調整部))
106c シャッター部材(第2の調整部(調整機構))
106d 第2送風路(第1の調整部(調整部))
107 搬送ガイド
108 補助送風部
108a 補助ファン
Claims (19)
- 搬送路を挟んで上下に配され、刃の長手方向における一端側から他端側に行くに従って上側の断裁刃と下側の断裁刃との隙間が狭くなる一対の断裁刃を有し、前記搬送路に沿って搬送されるシートの一部を断裁屑として切り落とすことの可能な断裁部と、
前記一端側から前記他端側に亘って前記下側の断裁刃に風を送る送風部と、
前記下側の断裁刃の長手方向のいずれの場所であっても当該下側の断裁刃に吹き付けられる風の風量が所定の範囲内に収まるように調整する第1の調整部と、
を備え、
前記第1の調整部は、前記送風部から前記下側の断裁刃に風を送るための送風経路を複数経路有し、前記隙間の大きさに応じて、配設される前記送風経路を異ならせることにより、前記下側の断裁刃の長手方向のいずれの場所であっても当該下側の断裁刃に吹き付けられる風の風量が所定の範囲内に収まるように調整することを特徴とする後処理装置。 - 前記下側の断裁刃の前記他端側に風を送る送風経路は、前記隙間を通過することなく当該下側の断裁刃に風を送る経路であることを特徴とする請求項1に記載の後処理装置。
- 前記下側の断裁刃の前記他端側に風を送る送風経路は、前記上側の断裁刃の上方を通過して前記下側の断裁刃に風を送る経路であることを特徴とする請求項2に記載の後処理装置。
- 前記下側の断裁刃の前記他端側以外に風を送る送風経路は、前記隙間を通過して前記下側の断裁刃に風を送る経路であることを特徴とする請求項2又は3に記載の後処理装置。
- 前記下側の断裁刃の前記他端側以外に風を送る送風経路を経由する風の風量は、前記下側の断裁刃の前記他端側に風を送る送風経路を経由する風の風量よりも多いことを特徴とする請求項4に記載の後処理装置。
- 前記下側の断裁刃の前記他端側に風を送る送風経路は、前記下側の断裁刃の前記他端側以外に風を送る送風経路から分岐して設けられた経路であることを特徴とする請求項4又は5に記載の後処理装置。
- 前記送風部は、前記下側の断裁刃に送られる風の風量を調整する第2の調整部を有し、
シートの搬送方向における断裁部位に応じて、前記第2の調整部を制御して、前記下側の断裁刃に送られる風の風量を調整する風量制御部を備えることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の後処理装置。 - 前記風量制御部は、前記断裁部によりシートの搬送方向先端部が切り落とされる場合、前記第2の調整部を制御して、前記下側の断裁刃に送られる風を停止又は当該風の風量を設定値よりも少なくすることを特徴とする請求項7に記載の後処理装置。
- 前記第2の調整部は、風の送風経路を開閉可能なシャッター部材を備えることを特徴とする請求項7又は8に記載の後処理装置。
- 前記風量制御部は、更に、シートの搬送方向に直交する方向の長さ、シートの坪量、シートの種類に応じて、前記第2の調整部を制御して、前記下側の断裁刃に送られる風の風量を調整することを特徴とする請求項7から9のいずれか一項に記載の後処理装置。
- 前記一対の断裁刃がシートを断裁する断裁位置の上方には、発生した断裁屑の飛散を抑制する屑ガイド面を有するガイド部を備えることを特徴とする請求項1から10のいずれか一項に記載の後処理装置。
- 前記ガイド部は、
前記搬送路に沿って搬送されるシートをガイドするための搬送ガイド面と、
前記搬送ガイド面と前記屑ガイド面のいずれか一方が機能する位置となるように、前記ガイド部を動かす可変機構と、を有し、
前記可変機構を制御する位置制御部を備えることを特徴とする請求項11に記載の後処理装置。 - 前記ガイド部は、前記断裁部に対してシートの搬送方向の上流側に配され、
前記断裁部は、前記下側の断裁刃が、前記上側の断裁刃に対してシートの搬送方向の上流側となるように設置され、
前記位置制御部は、前記断裁部によりシートの搬送方向後端部が切り落とされる場合、前記屑ガイド面が機能する位置となるよう前記可変機構を制御することを特徴とする請求項12に記載の後処理装置。 - 前記ガイド部は、前記断裁部に対してシートの搬送方向の上流側に配され、
前記断裁部は、前記下側の断裁刃が、前記上側の断裁刃に対してシートの搬送方向の上流側となるように設置され、
前記位置制御部は、前記断裁部によりシートの搬送方向先端部が切り落とされる場合、前記搬送ガイド面が機能する位置となるよう前記可変機構を制御することを特徴とする請求項12又は13に記載の後処理装置。 - 前記ガイド部に対して上方から風を送る補助送風部を備え、
前記屑ガイド面には、前記補助送風部から送られた風を下方に抜けさせる開口が形成されていることを特徴とする請求項12から14のいずれか一項に記載の後処理装置。 - 前記ガイド部は、更に、前記補助送風部から送られた風を下方に案内する送風ガイド面を有し、前記屑ガイド面が機能する位置となるように当該ガイド部が変換された際に当該送風ガイド面も機能する位置となるように当該送風ガイド面が配設されていることを特徴とする請求項15に記載の後処理装置。
- 前記下側の断裁刃には、当該下側の断裁刃の先端部からその上端部が浮くよう配された板体が備えられることを特徴とする請求項1から16のいずれか一項に記載の後処理装置。
- 前記第1の調整部は、前記下側の断裁刃に送られる風の風量を調整する風量制御部を有し、前記風量制御部によって、前記下側の断裁刃の前記他端側に吹き付けられる風の風量を当該他端側以外に吹き付けられる風の風量よりも大きくすることにより、前記下側の断裁刃の長手方向のいずれの場所であっても当該下側の断裁刃に吹き付けられる風の風量が所定の範囲内に収まるように調整することを特徴とする請求項1に記載の後処理装置。
- シートに画像を形成する画像形成装置と、
請求項1~18のいずれか一項に記載の後処理装置と、
を備えることを特徴とする画像形成システム。
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