JP7327030B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
前記スライドレールの少なくとも一つは、レール幅方向が略重力方向に配置され、前記スライドレールの少なくとも一つは、レール幅方向が略水平方向に配置され、レール幅方向が略重力方向に配置されたスライドレールとレール幅方向が略水平方向に配置されたスライドレールの一部同士が重力方向に見て互いに重なる位置に配置されている。
まず、図1及び図2を参照して本発明の一例の画像形成装置100につき説明する。図1は、画像形成装置100の内部構成を示す図である。図2は、画像形成装置100の制御構造を示す機能ブロック図である。
画像形成装置100は、制御部110、記憶部12、操作部13、表示部14、通信部15、画像生成部16、スキャナー部30、画像メモリー18、画像処理部19、画像形成部40及び用紙搬送部70を備えて構成されている。
例えば、制御部110は、画像生成部16又はスキャナー部30により生成され、画像メモリー18に保持された原画像を、画像処理部19により画像処理させて、画像処理後の原画像に基づいて、画像形成部40により用紙上に画像を形成させる。
操作部13は、ユーザーの操作に応じた操作信号を生成し、制御部110に出力する。操作部13としては、キーパッド、表示部14と一体に構成されたタッチパネル等を用いることができる。
表示部14は、制御部110の指示に従って操作画面等を表示する。表示部14としては、LCD(Liquid Crystal Display)、OELD(Organic Electro Luminescence Display)等を用いることができる。
通信部15は、ユーザー端末からネットワークを介して、画像を形成する指示内容がページ記述言語(PDL:Page Description Language)で記述されたベクトルデータを受信する。
濃度補正処理は、原画像の各画素の画素値を、用紙上に形成された画像の濃度が目標の濃度と一致するように補正した画素値に変換する処理である。
中間調処理は、中間調を疑似的に再現するための処理であり、例えば誤差拡散処理、組織的ディザ法を用いたスクリーン処理等である。
次に、引き出し機構の実施形態につき説明する。上記画像形成装置100にも備えられている現像部412、感光体ドラム413、帯電部414及びドラムクリーニング部415を、図3に示すように架台400に支持させる。また、架台400には、キャリア回収部416が支持されている。キャリア回収部416は、現像部412から感光体ドラム413の周面に供給されたキャリアを、感光体ドラム413の周面から電磁気力により吸引回収する装置である。
架台400は、画像形成装置100本体に対してスライドレールSR1,SR2により挿抜可能とされている。スライドレールSR1,SR2の固定端は、画像形成装置100の本体フレーム101に固定されている。
図3に直交3軸XYZを示す。架台400の挿抜方向をY方向とする。Y方向は画像形成装置100の奥行方向に一致している。Z方向を重力方向(上下方向)とする。X方向は、画像形成装置100の正面に平行な方向であって、感光体ドラム413と中間転写ベルト421とが隣接する水平方向である。
スライドレールSR1,SR2は、この平面GSYZの片側ASに複数が配置されている。本実施形態では、一つの架台400に対してスライドレールSR1,SR2を2本のみ適用している。したがって、スライドレールSR1,SR2は、平面GSYZの片側ASに2本が配置されているとともに、スライドレールSR1,SR2は、平面GSYZの片側ASにのみ配置されている。逆側BSには、スライドレールは配置されていない。
このようなスライドレールSR1,SR2の配置とすることで、画像形成装置100内のユニットを、スライドレールを両側に設けることなく引き出し(挿抜)可能にすることができる。
スライドレールを両側に設けることは、引き出される部分に隣接するユニットによっては困難であったり、引き出した後その引き出された部分に含まれているユニットのメンテナンス性が優れなかったりなどの不都合を生じさせることがある。
しかし、本実施形態によれば、感光体ドラム413等に中間転写ベルト421がBS側で隣接しているが、BS側にはスライドレールを配置しないので支障がない。
また、架台400を引き出した後、引き出しの開放面が上面USに加えて一側面(本実施形態では左側面)LSが増加する。ユニット(412-416)の架台400からの離脱方向、架台400への装着方向は、上面USを通過する方向に加え、一側面LSを通過する方向が増加する。作業者がメンテナンスのためにアクセスする面も上面USに加えて一側面LSが増加する。そのため、ユニットの着脱性が良好であり、メンテナンス性に優れる。
このように複数のスライドレールSR1,SR2が配置される側ASの逆側BSにはスライドレールを設けないことが良い。
また、スライドレールの少なくとも二つは、レール幅方向が互いに交わる方向に配置されている。本実施形態では、スライドレールSR1のレール幅方向と、スライドレールSR2のレール幅方向とが互いに交わる方向である。片持ち支持によって生じるモーメント荷重をレール幅方向が互いに交わる2本のスライドレールによって支持するので、全体として耐荷重を大きくすることができる。
図4(a)→(b)で示すように架台400に設けられたフック401を上部のスライドレールSR1の先端可動レールSR11に引っ掛け、螺子402,403を、下部のスライドレールSR3の先端可動レールSR21に設けられた係止孔に引っ掛け、3点支持状態とすることで、安定的に仮固定が可能である。特に、Y方向のスライド動作により、これら3点を係止することができるので、手早く作業が可能である。この仮固定状態で図4(b)に示すように他の螺子404も適用して本固定する。
以上によりスライドレールSR1,SR2への架台400の取り付け作業が容易である。
この場合、上下方向に4つの引き出しが積み重なるように並ぶ。最上段でない一つの引き出しの上面USがその上段の引き出しにより遮られていても、一側面LSからのユニットの着脱や、アクセスが可能であり、メンテナンス性に優れる。
特に、中間転写ベルト421の上下方向の走行面に対して、各色の感光体ドラム413が並ぶ縦型タンデム式の画像形成装置において、各色の構成に上述したような引き出しを適用することができ、その場合に、メンテナンス性、省スペース性等に優れ、耐荷重的にも問題なく実施することができる。また、感光体からの転写側BSに本体フレーム101によるスライドレールの固定部分を設ける必要がないから、省スペース性に優れるとともに、コストアップすることなく画像形成ユニット41Y,41M,41C,41Kを引き出し可能な構成へ変更することができる。
61 定着ベルト
62 加熱ローラー
63 定着ローラー
64 加圧ローラー
65 分離ファン
65a 吹出口
67 遮熱壁
68 温度センサー
100 画像形成装置
110 制御部
400 架台
SR1,2 スライドレール
Claims (9)
- 着脱可能なユニットを装着した状態で、画像形成装置本体に対してスライドレールにより挿抜可能とされた架台を備える画像形成装置であって、
前記スライドレールは、該スライドレールが支持する前記ユニットと前記架台を含めた被支持部分の重心を含む挿抜方向と重力方向に平行な平面の片側に複数が配置され、
前記スライドレールの少なくとも一つは、レール幅方向が略重力方向に配置され、
前記スライドレールの少なくとも一つは、レール幅方向が略水平方向に配置され、
レール幅方向が略重力方向に配置されたスライドレールとレール幅方向が略水平方向に配置されたスライドレールの一部同士が重力方向に見て互いに重なる位置に配置されている画像形成装置。 - 側面の一部に切り欠け凹部が設けられ、当該切り欠け凹部に前記レール幅方向が略重力方向に配置されたスライドレールが設けられている請求項1記載の画像形成装置。
- レール幅方向が略重力方向に配置されているスライドレールは、レール幅方向が略水平方向に配置されているスライドレールより、耐荷重の大きい大型のスライドレールである請求項1又は2に記載の画像形成装置。
- 前記ユニットの一つは、静電潜像に応じたトナー画像を形成する現像部を含む請求項1から請求項3のうちいずれか一に記載の画像形成装置。
- レール幅方向が略重力方向に配置されているスライドレールは、少なくともその一部が重力方向に見て前記現像部に重なる位置に配置されている請求項4に記載の画像形成装置。
- 前記スライドレールの少なくとも二つは、前記現像部を重力方向に挟む位置に配置されている請求項4に記載の画像形成装置。
- 前記ユニットの一つは、静電潜像が形成される感光体ドラムを含む請求項1から請求項6のうちいずれか一に記載の画像形成装置。
- 前記ユニットの一つは、感光体ドラムを帯電させる帯電部を含む請求項1から請求項7
のうちいずれか一に記載の画像形成装置。 - 前記架台は前記スライドレールに支持させるフックを有する請求項1から請求項8のうちいずれか一に記載の画像形成装置。
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