JP2021056457A - 現像装置及び画像形成装置 - Google Patents

現像装置及び画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2021056457A
JP2021056457A JP2019181566A JP2019181566A JP2021056457A JP 2021056457 A JP2021056457 A JP 2021056457A JP 2019181566 A JP2019181566 A JP 2019181566A JP 2019181566 A JP2019181566 A JP 2019181566A JP 2021056457 A JP2021056457 A JP 2021056457A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
casing
developer
developing
stirring screw
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019181566A
Other languages
English (en)
Inventor
巧 櫻田
Takumi Sakurada
巧 櫻田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2019181566A priority Critical patent/JP2021056457A/ja
Publication of JP2021056457A publication Critical patent/JP2021056457A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)

Abstract

【課題】第2ケーシングからの現像剤の排出量を適切に制御でき、現像剤不足による画質低下を防止できる現像装置及び画像形成装置を提供する。【解決手段】現像装置は、像担持体に現像剤を供給する現像ローラーと、現像ローラーに対向して配置される第1ケーシングと、第1ケーシングの長手方向の端部に片持ち状態で支持される第2ケーシングと、第1ケーシング及び第2ケーシングを跨いで配置される攪拌スクリューと、を備え、攪拌スクリューによって循環搬送された劣化現像剤が第2ケーシングから排出される現像装置であって、攪拌スクリューは、第1ケーシングに設けられた第1軸受け部と、第2ケーシングに設けられた第2軸受け部と、で支持され、記第2ケーシングに現像剤が投入されていない状態において水平状態に対して上側に傾斜しており、現像剤が投入された状態において水平になる。【選択図】図7

Description

本発明は、現像装置及び画像形成装置に関する。
一般に、電子写真プロセス技術を利用した画像形成装置(プリンター、複写機、ファクシミリ等)においては、画像データに基づくレーザー光が、一様に帯電した感光体(例えば感光ドラム)に対して照射(露光)されることにより、感光体表面に静電潜像が形成される。そして、静電潜像が形成された感光体にトナーが供給されることにより、静電潜像が可視化されてトナー像が形成される。このトナー像が、直接又は中間転写体を介して間接的に記録材に転写された後、定着装置で加熱、加圧されることにより、記録材に画像が形成される。
現像方式としては、例えば、現像剤(トナー及びキャリア)を補給しつつ、劣化した現像剤を排出するトリクル現像方式が知られている(例えば、特許文献1参照)。トリクル現像方式の現像装置では、現像剤を攪拌する攪拌室と、現像剤を現像ローラーに供給する現像室との間で、現像剤が攪拌されつつ循環搬送される。
この種の現像装置のケーシングは、例えば、攪拌室及び現像室を形成する第1ケーシングと、現像剤の補給及び排出を行う第2ケーシングとで構成される。第2ケーシングは、第1ケーシングの長手方向端部に接続され、片持ち状態で支持される。攪拌室及び現像室に配置される攪拌スクリューは、第1ケーシング及び第2ケーシングに跨がって配置され、それぞれのケーシングの端部において支持される。
特開2018−84711号公報
上述したように、第2ケーシングは、第1ケーシングに片持ち状態で支持されているため、自由端部(攪拌スクリューを軸受けする部分)は鉛直方向に変位可能となっている。一方で、近年、画像形成装置の高速化に伴い、現像装置は大型になっており、また、現像装置の交換性を向上するために、第2ケーシングの長さは従来に比較して長くなっている。そのため、第2ケーシングの自由端部が、攪拌スクリュー及び現像剤の重量で鉛直下方へ変位しやすくなり、現像剤の排出量が狙いよりも多くなることがある。この場合、現像剤の補給量よりも排出量が多くなり、現像装置内の現像剤が不足して画像品質が不足する虞がある。例えば、現像装置内に配置されるトナー濃度センサーでは、現像剤が減少するとトナー濃度が高いと判断され、現像剤の補給が行われないため、現像剤の排出量が狙いよりも多くなると現像剤が減少し続けてしまう。
本発明の目的は、第2ケーシングからの現像剤の排出量を適切に制御でき、現像剤不足による画質低下を防止できる現像装置及び画像形成装置を提供することである。
本発明に係る現像装置は、
像担持体に現像剤を供給する現像ローラーと、
前記現像ローラーに対向して配置される第1ケーシングと、
前記第1ケーシングの長手方向の端部に片持ち状態で支持される第2ケーシングと、
前記第1ケーシング及び前記第2ケーシングを跨いで配置される攪拌スクリューと、を備え、
前記攪拌スクリューによって循環搬送された劣化現像剤が前記第2ケーシングから排出される現像装置であって、
前記攪拌スクリューは、前記第1ケーシングに設けられた第1軸受け部と、前記第2ケーシングに設けられた第2軸受け部と、で支持され、記第2ケーシングに現像剤が投入されていない状態において水平状態に対して上側に傾斜しており、前記現像剤が投入された状態において水平になる。
本発明に係る画像形成装置は、
電子写真方式により記録材に画像を形成する画像形成装置であって、
上記の現像装置を含み、記録材にトナー像を形成するトナー像形成部と、
加熱及び加圧により前記トナー像を前記記録材に定着させる定着部と、を備える。
本発明によれば、第2ケーシングからの現像剤の排出量を適切に制御でき、現像剤不足による画質低下を防止できる。
図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置の全体構成を示す図である。 図2は、現像装置の外観斜視図である。 図3は、現像装置の平面図である。 図4は、図3におけるA−A矢視断面図である。 図5は、図3におけるB−B矢視断面図である。 図6は、現像装置のケーシング接続部の縦断面図である。 図7A〜図7Cは、第2軸受け部及び攪拌スクリューの取付状態を示す模式図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、実施の形態に係る画像形成装置1の全体構成を示す図である。
図1に示す画像形成装置1は、電子写真プロセス技術を利用した中間転写方式のカラー画像形成装置である。画像形成装置1は、感光ドラム213上に形成されたY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)の各色トナー像を中間転写ベルト221に一次転写し、中間転写ベルト221上で4色のトナー像を重ね合わせた後、記録材に二次転写することにより、画像を形成する。
本実施の形態では、画像形成装置1には、CMYKの4色に対応する感光ドラム213を中間転写ベルト221の走行方向(鉛直方向)に直列配置し、中間転写ベルト221に一回の手順で各色トナー像を順次転写させる縦型タンデム方式が採用されている。
図1に示すように、画像形成装置1は、画像読取部11、操作表示部12、画像処理部13、給紙部14、排紙部15、記録材搬送部16、画像形成部20及び制御部17等を備える。
制御部17は、画像読取部11、操作表示部12、画像処理部13、給紙部14、排紙部15、記録材搬送部16及び画像形成部20を、それぞれの機能に応じて制御することによって、画像形成装置1の全体制御を行う。
制御部17は、演算/制御装置としてのCPU(Central Processing Unit)、主記憶装置としてのROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等を有する。ROMには、基本プログラムや基本的な設定データが記憶される。CPUは、ROMから処理内容に応じたプログラムを読み出してRAMに展開し、展開したプログラムを実行することにより、画像形成装置1の各機能ブロックの動作を制御する。
各機能ブロックの機能は、機能ブロックを構成する各ハードウェアと制御部17とが協働することにより実現される。なお、制御部17がプログラムを実行することにより、各機能ブロックの一部又は全部の機能が実現されるようにしてもよい。
画像読取部11は、ADF(Auto Document Feeder)と称される自動原稿給紙装置111及び原稿画像走査装置112(スキャナー)等を備える。
自動原稿給紙装置111は、原稿トレイに載置された原稿を搬送機構により搬送して原稿画像走査装置112へ送り出す。自動原稿給紙装置111により、原稿トレイに載置された多数枚の原稿の画像(両面を含む)を連続して読み取ることが可能となる。
原稿画像走査装置112は、自動原稿給紙装置111からコンタクトガラス上に搬送された原稿又はコンタクトガラス上に載置された原稿を光学的に走査し、原稿からの反射光をCCD(Charge Coupled Device)センサーの受光面上に結像させ、原稿画像を読み取る。画像読取部11は、原稿画像走査装置112による読取結果に基づいて入力画像データを生成する。この入力画像データには、画像処理部13において所定の画像処理が施される。
操作表示部12は、例えば、タッチパネル付きのフラットパネルディスプレイで構成されるフラットパネルディスプレイとしては、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイなどを用いることができる。操作表示部12は、表示部121及び操作部122を有する。
表示部121は、制御部17から入力される表示制御信号に従って、各種操作画面、画像状態、各機能の動作状況等の表示を行う。
操作部122は、テンキー、スタートキー等の各種操作キーを備え、ユーザーによる各種入力操作を受け付けて、操作信号を制御部17に出力する。ユーザーは、操作表示部12を操作して、原稿設定、画質設定、倍率設定、応用設定、出力設定、及び記録材設定などの画像形成に関する設定を行うことができる。
画像処理部13は、入力画像データに対して、初期設定又はユーザー設定に応じたデジタル画像処理を行う回路等を備える。例えば、画像処理部13は、制御部17の制御下で、階調補正データに基づいて階調補正を行う。また、画像処理部13は、入力画像データに対して、色補正、シェーディング補正、濃度補正等の各種補正処理を施す。これらの処理が施された画像データに基づいて、画像形成部20が制御される。
画像形成部20は、トナー像形成部21、中間転写部22及び定着部30を有する。トナー像形成部21は、入力画像データに基づいて、Y成分、M成分、C成分、K成分の各有色トナーによるトナー像を形成する。中間転写部22は、トナー像形成部21により形成されたトナー像を記録材に転写する。定着部30は、転写されたトナー像を記録材に定着させる。
具体的には、トナー像形成部21は、Y成分用、M成分用、C成分用、K成分用の4つのトナー像形成部21Y、21M、21C、21Kで構成される。トナー像形成部21Y、21M、21C、21Kは、同様の構成を有するので、図示及び説明の便宜上、共通する構成要素は同一の符号で示し、それぞれを区別する場合には符号にY、M、C、Kを添えて示すこととする。なお、図1では、Y成分用のトナー像形成部21Yの構成要素についてのみ符号が付され、その他のトナー像形成部21M、21C、21Kの構成要素についての符号は省略されている。
トナー像形成部21は、露光装置211、現像装置212、感光ドラム213、帯電装置214、及びドラムクリーニング装置215等を備える。図示を省略するが、トナー像形成部21は、一次転写後に感光ドラム213の表面に残留する残留電荷を除去するための除電装置を備えていてもよい。
感光ドラム213は、例えば、アルミニウム製の導電性円筒体(アルミ素管)の周面に、アンダーコート層(UCL:Under Coat Layer)、電荷発生層(CGL:Charge Generation Layer)、電荷輸送層(CTL:Charge Transport Layer)を順次積層した負帯電型の有機感光体(OPC:Organic Photo-conductor)である。電荷発生層は、電荷発生材料(例えばフタロシアニン顔料)を樹脂バインダー(例えばポリカーボネイト)に分散させた有機半導体からなり、露光装置211による露光を受けて一対の正電荷と負電荷を発生する。電荷輸送層は、正孔輸送性材料(電子供与性含窒素化合物)を樹脂バインダー(例えばポリカーボネート樹脂)に分散させたものからなり、電荷発生層で発生した正電荷を電荷輸送層の表面まで輸送する。
帯電装置214は、例えば、感光ドラム213と放電ワイヤー(図示略)の間にグリッド電極(図示略)を配置したスコロトロン帯電方式のコロナ放電発生器で構成される。帯電装置214は、コロナ放電によって感光ドラム213の表面を一様に負極性に帯電させる。
露光装置211は、例えば、複数の発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)が直線状に配列されたLEDアレイ、個々のLEDを駆動するためのLPH駆動部(ドライバーIC)、及びLEDアレイからの放射光を感光ドラム213上に結像させるレンズアレイ等を有するLEDプリントヘッド(LPH)で構成される。LEDアレイの1つのLEDが、画像の1ドットに対応する。
露光装置211は、感光ドラム213に対して各色成分の画像に対応する光を照射する。光の照射を受けて感光ドラム213の電荷発生層で発生した正電荷が電荷輸送層の表面まで輸送されることにより、感光ドラム213の表面電荷(負電荷)が中和される。これにより、感光ドラム213の表面には、周囲との電位差により各色成分の静電潜像が形成される。
現像装置212は、各色成分の現像剤(例えば、トナーと磁性キャリアとを含む二成分系現像剤)を収容し、感光ドラム213の表面に各色成分のトナーを付着させることにより、静電潜像を可視化してトナー像を形成する。具体的には、現像剤担持体(符号略、例えば、現像ローラー)に現像バイアス電圧が印加され、感光ドラム213と現像剤担持体との間に電界が形成される。そして、感光ドラム213と現像剤担持体との電位差によって、現像剤担持体上の帯電トナーが感光ドラム213の表面の露光部に移動し、付着する。これにより、感光ドラム213上の静電潜像が可視化される。なお、現像装置212の詳細な構成については後述する。
ドラムクリーニング装置215は、感光ドラム213の表面に摺接するドラムクリーニングブレード(符号略)等を有する。ドラムクリーニング装置215は、一次転写後に感光ドラム213の表面に残存する転写残トナーを除去する。
中間転写部22は、中間転写ベルト221、一次転写ローラー222、複数の支持ローラー223、二次転写ローラー226、及びベルトクリーニング装置225等を備える。
中間転写ベルト221は、トナー像を担持する像担持体である。中間転写ベルト221は無端状ベルトで構成され、複数の支持ローラー223にループ状に張架される。複数の支持ローラー223のうちの少なくとも一つは駆動ローラーで構成され、その他は従動ローラーで構成される。駆動ローラーが回転することにより、中間転写ベルト221は一定速度で走行する。
一次転写ローラー222は、各色成分の感光ドラム213に対向して、中間転写ベルト221の内周面側に配置される。中間転写ベルト221を挟んで、一次転写ローラー222が感光ドラム213に圧接されることにより、感光ドラム213から中間転写ベルト221へトナー像を転写するための一次転写ニップが形成される(以下、「一次転写部」と称する)。
支持ローラー223は、二次転写ローラー226に対向して配置される対向ローラー224を含む。二次転写ローラー226は、中間転写ベルト221の外周面側に配置され、中間転写ベルト221を挟んで対向ローラー224に圧接される。これにより、中間転写ベルト221から記録材へトナー像を転写するための二次転写ニップ(以下、「二次転写部」と称する)が形成される。
一次転写部において、感光ドラム213上のトナー像が中間転写ベルト221に順次重ねて一次転写される。具体的には、一次転写ローラー222に一次転写バイアスを印加し、中間転写ベルト221の内周面側(一次転写ローラー222と当接する側)にトナーと逆極性の電荷を付与することにより、トナー像は中間転写ベルト221に静電的に転写される。
その後、記録材が二次転写部を通過する際、中間転写ベルト221上のトナー像が記録材に二次転写される。具体的には、二次転写ローラー226に二次転写バイアスを印加し、記録材の裏面側(二次転写ローラー226と当接する側)にトナーと逆極性の電荷を付与することにより、トナー像は記録材に静電的に転写される。トナー像が転写された記録材は定着部30に向けて搬送される。
ベルトクリーニング装置225は、中間転写ベルト221の表面に摺接するベルトクリーニングブレード(符号略)等を有する。ベルトクリーニング装置225は、二次転写後に中間転写ベルト221の表面に残留する転写残トナーを除去する。
定着部30は、記録材の定着面(トナー像が形成されている面)側に配置される定着面側部材を有する上側定着部31、記録材の裏面(定着面の反対の面)側に配置される裏面側支持部材を有する下側定着部32、定着面側部材を加熱する加熱源33、及び裏面側支持部材を定着面側部材に対して圧接する圧接離間部(図示略)等を有する。
上側定着部31は、定着ローラーが定着面側部材となるローラー加熱方式であってもよいし、定着ベルトが定着面側部材となるベルト加熱方式であってもよい。
下側定着部32は、加圧ローラーが裏面側支持部材となるローラー加圧方式であってもよいし、加圧ベルトが裏面側支持部材となるベルト加圧方式であってもよい。図1では、上側定着部がベルト加熱式で構成され、下側定着部32がローラー加圧方式で構成される場合について示している。
上側定着部31は、定着面側部材(例えば、定着ベルト)を回転させるための上側定着部用駆動部(図示略)を有する。制御部17によって上側定着部用駆動部の動作が制御されることにより、定着面側部材は所定の速度で回転(走行)する。下側定着部32は、裏面側支持部材を回転させるための下側定着部用駆動部(図示略)を有する。制御部17によって下側定着部用駆動部の動作が制御されることにより、裏面側支持部材は所定の速度で回転(走行)する。なお、定着面側部材が裏面側支持部材の回転に従動する場合は、上側定着部用駆動部は不要である。
加熱源33は、定着面側部材の内部又は近傍に配置される。制御部17は、定着面側部材に近接して配置される定着温度検出部(図示略)の検出結果に基づいて、定着温度が定着制御温度(定着目標温度又はアイドリング温度)となるように加熱源33の出力を制御する。制御部17によって加熱源33の出力が制御されることにより、定着面側部材が加熱され、定着制御温度で保持される。
圧接離間部(図示略)は、裏面側支持部材(例えば、加圧ローラー)を定着面側部材に向けて押圧する。圧接離間部は、例えば、裏面側支持部材を支持する軸の両端部に当接し、軸の両端をそれぞれ独立して押圧する。これにより、定着ニップにおける軸方向のニップ圧のバランスを調整することができる。制御部17によって圧接離間部の動作が制御され、定着面側部材に裏面側支持部材が圧接されることにより、記録材を狭持して搬送する定着ニップが形成される。
トナー像が二次転写され、通紙経路に沿って搬送されてきた記録材は、定着部30を通過する際に加熱、加圧される。これにより、記録材にトナー像が定着する。
給紙部14は、給紙トレイ141及び手差し給紙部142を有する。給紙トレイ141には、坪量やサイズ等に基づいて識別された枚葉紙(規格用紙、特殊用紙)が予め設定された紙種ごとに収容される。給紙トレイ141及び手差し給紙部142には、複数の給紙ローラー部(符号略)が配置される。手差し給紙部142には、大容量の外部給紙装置(図示略)を接続することもできる。給紙部14は、給紙トレイ141又は手差し給紙部142から給紙された記録材を記録材搬送部16に送出する。
排紙部15は、排紙用搬送ローラー部151等を有し、記録材搬送部16から送出された記録材を機外に排紙する。
記録材搬送部16は、主搬送部161、スイッチバック搬送部162、裏面印刷用搬送部163、及び通紙経路切替部(図示略)等を備える。記録材搬送部16の一部は、例えば定着部30とともに1つのユニットに組み込まれ、画像形成装置1に着脱可能に装着されてもよい。
主搬送部161は、記録材を挟持して搬送する記録材搬送要素として、ループローラー部及びレジストローラー部を含む複数の搬送ローラー部(符号略)を有する。主搬送部161は、給紙部14から給紙された記録材を搬送して画像形成部20(中間転写部22、定着部30)に通紙するとともに、画像形成部20(定着部30)から送出された記録材を排紙部15又はスイッチバック搬送部162に向けて搬送する。
スイッチバック搬送部162は、定着部30から送出された記録材を一旦停止させ、搬送方向を逆転させて、排紙部15又は裏面印刷用搬送部163に搬送する。
裏面印刷用搬送部163は、スイッチバック搬送部162でスイッチバックされた記録材を主搬送部161に循環搬送する。主搬送部161には、裏面が画像形成面となった状態で記録材が通紙されることになる。
通紙経路切替部(図示略)は、定着部30の記録材搬送方向下流側に配置され、定着部30から送出された記録材をそのままの状態で排紙するか、反転させて排紙するか、又は裏面印刷用搬送部163に搬送するかによって通紙経路を切り替える。具体的には、制御部17が、画像形成処理の処理内容(片面/両面印刷、フェイスアップ/フェイスダウン排紙等)に基づいて、通紙経路切替部(図示略)の動作を制御する。
給紙部14から給紙された記録材は、主搬送部161によって画像形成部20に搬送される。そして、記録材が二次転写部を通過する際、中間転写ベルト221上のトナー像が記録材の第1面(表面)に一括して転写され、定着部30において定着処理が施される。画像が形成された記録材は、排紙部15により機外に排紙される。記録材の両面に画像を形成する場合、第1面に画像が形成された記録材はスイッチバック搬送部162に送出され、裏面印刷用搬送部163を通って主搬送部161に戻ることにより反転されて、第2面(裏面)に画像が形成される。
以下に、現像装置212の具体的な構成について、詳細に説明する。
図2は、現像装置212の外観斜視図である。図3は、現像装置212の平面図である。図4は、図3におけるA−Aや視断面図である。図5は、図3におけるB−B矢視断面図である。図2〜図4において、「奥側」、「手前側」は、それぞれ、画像形成装置1に撮像装置212を装着するときの挿入方向における奥側、手前側である。すなわち、撮像装置212における現像剤の補給及び排出は、画像形成装置1の奥側で行われる。なお、図3では、現像装置212の内部構造をわかりやすく示すため、第1ケーシング53及び第2ケーシング54の蓋体(符号略)並びに回収スクリュー58を省略している。
図2〜図5に示すように、現像装置212は、第1現像ローラー51、第2現像ローラー52(トナー担持体)、第1ケーシング53、第2ケーシング54、第1攪拌スクリュー55、第2攪拌スクリュー56、回収ローラー57、回収スクリュー58等を有する。
現像装置212は、第2ケーシング54の現像剤供給口544から現像剤を補給するとともに、現像剤排出口545から劣化した現像剤を排出する循環オーバーフロー型の現像装置である。
第1ケーシング53は、軸方向に長い箱形状を有し、現像剤を収容する。第1ケーシング53は、例えば、金属材料又は硬質の樹脂材料で形成される。第1ケーシング53は、第1搬送ローラー51及び第2搬送ローラー52に対向して配置され、第1搬送ローラー51及び第2搬送ローラー52に向けて開口している。第1ケーシング53は、第1仕切壁531により、現像剤を攪拌する攪拌室53Aと、現像剤を第1現像ローラー51及び第2現像ローラー52に供給する現像室53Bとに区画される。第1仕切壁531には、手前側の端部近傍に、流通口532が形成されている。また、第1ケーシング53は、手前側の端部に、第1攪拌スクリュー55及び第2攪拌スクリュー56をそれぞれ支持する第1軸受け部533を有する。
第2ケーシング54は、軸方向に長い箱形状を有し、現像剤を収容する。第2ケーシング54は、現像剤の補給及び排出を行うための部分であり、第1ケーシング53の長さよりも短い。第2ケーシング54は、流通口542が形成された第2仕切壁541を有する。第2ケーシング54は、第1ケーシング53の奥側の端部534(ケーシング接続部)に片持ち状態で支持される。すなわち、第2ケーシング54の手前側の端部は固定端部、奥側は自由端部となっている。第2ケーシング54は、周辺の部品との電気的絶縁を確保するために、例えば、樹脂材料で形成される。また、第2ケーシング54は、奥側の端部に、第1攪拌スクリュー55及び第2攪拌スクリュー56をそれぞれ支持する第2軸受け部543を有する。
第1ケーシング53と第2ケーシング54は、図6に示すように、入れ子構造になっており、互いの入れ子部536、546は、寸法公差上干渉するように形成されている。これにより、第2ケーシング54の鉛直下方への変位が抑制される。なお、入れ子部536、546の間には、Oリング等のシール部材が介在され、密閉性が確保される。
第1攪拌スクリュー55及び第2攪拌スクリュー56は、軸方向に延在し、仕切壁531、541を挟んで、並べて配置される。第1攪拌スクリュー55及び第2攪拌スクリュー56は、それぞれ、第1ケーシング53の奥側の端部534を貫通して配置され、第1ケーシング53の第1軸受け部533と第2ケーシング54の第2軸受け部543によって支持される。第1攪拌スクリュー55及び第2攪拌スクリュー56と第1ケーシング53及び第2ケーシング54との間には、所定のクリアランスが設けられる。また、第2攪拌スクリュー56は、第2現像ローラー52よりも鉛直方向の位置が下側であって、第2現像ローラー52のキャッチ極と規制極の間に配置される。
第1攪拌スクリュー55及び第2攪拌スクリュー56は、それぞれ、軸部と、軸部の周りに螺旋状に形成された翼体とを有し、現像剤の搬送方向が互いに逆向きとなるように回転駆動される。
第1攪拌スクリュー55は、現像剤を攪拌しながら奥側から手前側に搬送する。現像剤は、第1仕切壁531に設けられた流通口532を介して、攪拌室53Aから現像室53Bへと受け渡される。
第2攪拌スクリュー56は、現像剤を攪拌しながら手前側から奥側に搬送する。現像剤は、第2仕切壁541に設けられた流通口542を介して循環搬送される。第2攪拌スクリュー56の翼体は、順巻き、逆巻き、順巻きに形成されており、逆巻きの部分により現像剤が攪拌室53A側へ循環されるようになっている。
第1現像ローラー51及び第2現像ローラー52は、回転不能に固定された磁石体(図示略)と、磁石体の周囲に回転可能に配置された円筒状の搬送スリーブ(図示略)を有する、いわゆるマグネットローラーである。第1現像ローラー51と第2現像ローラー52は、略鉛直方向に段違いに配置されている。
磁石体は、複数の磁極(キャッチ極及び規制極)を有しており、この複数の磁極によって、搬送スリーブで現像剤を搬送するための磁界(磁力線)が形成される。搬送スリーブに供給された現像剤は、例えば、磁石体によって形成された磁力線に沿って穂立ちし、いわゆる磁気ブラシを形成する。そして、現像剤は、搬送スリーブの回転に伴い反時計周りに搬送され、現像剤規制部材(図示略)とのギャップを通過することで一定厚に規制される。搬送スリーブに担持されたトナーが感光ドラム213に供給されることにより、感光ドラム123上の静電潜像が現像される。
また、静電潜像の現像に使用されなかったトナーは、回収ローラー57及び回収スクリュー58によって回収され、例えば、攪拌室53A又は現像室53Bへと搬送される。
現像装置212においては、第1攪拌スクリュー55及び第2攪拌スクリュー56により現像剤が循環搬送される過程で、現像剤の一部が第1現像ローラー51及び第2現像ローラー52に供給される。また、現像室53Bを通過した現像剤の一部は、循環搬送されずに、第2ケーシング54の現像剤排出口545を介して現像剤回収流路(図示略)に排出される。
ここで、第1攪拌スクリュー55及び第2攪拌スクリュー56は、現像剤が投入された状態で水平状態となっていることが好ましい。投入された現像剤の重量により、第2ケーシングの奥側端部が鉛直下方に変位すると、狙いの排出量よりも大量の現像剤が排出され、現像剤不足が生じうるためである。
本実施の形態では、第1攪拌スクリュー55及び第2攪拌スクリュー56は、第1ケーシング53及び第2ケーシング54に現像剤が投入されていない状態において水平状態に対して上側に傾斜するように取り付けられ、現像剤が投入されるに伴い水平状態へと変位するようになっている。
具体的には、図7Aに示すように、第2ケーシング54の第2軸受け部543は、第1攪拌スクリュー55及び第2攪拌スクリュー56の水平軸AXよりも鉛直上方に位置している。第2軸受け部543の鉛直方向の位置は、現像剤の投入に伴う鉛直下方への変位量を考慮して設定される。水平軸AXは、第1ケーシング53の第1軸受け部533を基準として水平に延びる軸である。
第1攪拌スクリュー55及び第2攪拌スクリュー56の一端部を第1ケーシング53の第1軸受け部533で支持した状態で、他端部を第2ケーシング54の第2軸受け部543で支持することにより、第1攪拌スクリュー55及び第2攪拌スクリュー56は、水平軸AXよりも上側に傾斜した状態となる(図7B参照)。
そして、現像剤が投入されると、第2ケーシング54の奥側端部が鉛直下方に変位し、その結果、第1攪拌スクリュー55及び第2攪拌スクリュー56は水平状態となる。
このように、実施の形態に係る現像装置212は、感光ドラム213(像担持体)に現像剤を供給する第1現像ローラー51及び第2現像ローラー52と、第1現像ローラー51及び第2現像ローラー52に対向して配置される第1ケーシング53と、第1ケーシング53の長手方向の端部534に片持ち状態で支持される第2ケーシング54と、第1ケーシング53及び第2ケーシング54を跨いで配置される第1攪拌スクリュー55及び第2攪拌スクリュー56と、を備え、第1攪拌スクリュー55及び第2攪拌スクリュー56によって循環搬送された劣化現像剤が第2ケーシング54から排出される。第1攪拌スクリュー55及び第2攪拌スクリュー56は、第1ケーシング53に設けられた第1軸受け部533と、第2ケーシング54に設けられた第2軸受け部543と、で支持され、第2ケーシング54に現像剤が投入されていない状態において水平状態に対して上側に傾斜しており、現像剤が投入された状態において水平になる。
具体的には、第2軸受け部543は、第2ケーシング54に現像剤が投入されていない状態において、第1軸受け部533よりも鉛直上方に位置する。
これにより、第2ケーシング54からの現像剤の排出量を適切に制御でき、現像剤不足による画質低下を防止することができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づいて具体的に説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、第1ケーシング53と第2ケーシング54との間にスペーサーを介在させ、第1ケーシング53に対して第2ケーシング54を傾けた状態で取り付けることにより、現像剤を投入していないときの第1攪拌スクリュー55及び第2攪拌スクリュー56の延在方向を制御してもよい。
また例えば、第2ケーシング54の第2軸受け部543を、第2ケーシング54の本体部とは別部材で形成し、第2ケーシング54と軸受け部材との間にスペーサーを介在させ、第2ケーシング54に対して軸受け部材を傾けた状態で取り付けることにより、現像剤を投入していないときの第1攪拌スクリュー55及び第2攪拌スクリュー56の延在方向を制御してもよい。
また、実施の形態では、第1攪拌スクリュー55及び第2攪拌スクリュー56が、いずれも、現像剤が投入されていない状態において上側に傾斜するようになっているが、少なくとも、現像剤排出機構を有する第2攪拌スクリュー56が、現像剤が投入されていない状態において上側に傾斜するようになっていればよい。
実施の形態では、中間転写方式のカラー画像形成装置に本発明を適用した場合について説明したが、モノクロ画像形成装置に本発明を適用することもできる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 画像形成装置
20 画像形成部
21 トナー像形成部
212 現像装置
213 感光ドラム(像担持体)
30 定着部
51 第1現像ローラー
52 第2現像ローラー
53 第1ケーシング
533 第1軸受け部
54 第2ケーシング
543 第2軸受け部
55 第1攪拌スクリュー
56 第2攪拌スクリュー
57 回収ローラー
58 回収スクリュー

Claims (5)

  1. 像担持体に現像剤を供給する現像ローラーと、
    前記現像ローラーに対向して配置される第1ケーシングと、
    前記第1ケーシングの長手方向の端部に片持ち状態で支持される第2ケーシングと、
    前記第1ケーシング及び前記第2ケーシングを跨いで配置される攪拌スクリューと、を備え、
    前記攪拌スクリューによって循環搬送された劣化現像剤が前記第2ケーシングから排出される現像装置であって、
    前記攪拌スクリューは、前記第1ケーシングに設けられた第1軸受け部と、前記第2ケーシングに設けられた第2軸受け部と、で支持され、前記第2ケーシングに現像剤が投入されていない状態において水平状態に対して上側に傾斜しており、前記現像剤が投入された状態において水平になる、
    現像装置。
  2. 前記第2軸受け部は、前記第2ケーシングに前記現像剤が投入されていない状態において、前記第1軸受け部よりも鉛直上方に位置する、請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記第1ケーシングは、現像剤を攪拌する攪拌室と、現像剤を前記現像ローラーに供給する現像室と、を有し、
    前記攪拌スクリューは、前記攪拌室に配置される第1攪拌スクリューと、前記現像室に配置される第2攪拌スクリューを有し、
    少なくとも、前記第2攪拌スクリューは、前記第2ケーシングに現像剤が投入されていない状態において水平状態に対して上側に傾斜しており、前記現像剤が投入された状態において水平状態になる、請求項1又は2に記載の現像装置。
  4. 前記第1ケーシングと前記第2ケーシングは、入れ子構造になっており、
    互いの入れ子部は、寸法公差上干渉する、請求項1から3のいずれか一項に記載の現像装置。
  5. 電子写真方式により記録材に画像を形成する画像形成装置であって、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の現像装置を含み、記録材にトナー像を形成するトナー像形成部と、
    加熱及び加圧により前記トナー像を前記記録材に定着させる定着部と、
    を備える画像形成装置。
JP2019181566A 2019-10-01 2019-10-01 現像装置及び画像形成装置 Pending JP2021056457A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019181566A JP2021056457A (ja) 2019-10-01 2019-10-01 現像装置及び画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019181566A JP2021056457A (ja) 2019-10-01 2019-10-01 現像装置及び画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2021056457A true JP2021056457A (ja) 2021-04-08

Family

ID=75272706

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019181566A Pending JP2021056457A (ja) 2019-10-01 2019-10-01 現像装置及び画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2021056457A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4820689B2 (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
US7826776B2 (en) Development apparatus and image forming apparatus employing the same
JP4672509B2 (ja) 現像装置、及び画像形成装置
JP5039352B2 (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
US20200117119A1 (en) Image forming apparatus
JP2008249835A (ja) 現像装置、画像形成装置
JP5754467B2 (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP2012230203A (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP2014178356A (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP6743587B2 (ja) 現像装置および画像形成装置
US10895827B2 (en) Developer conveyor having three blades
JP7413732B2 (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP2021056457A (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP2018072474A (ja) 現像装置および画像形成装置
JP5033534B2 (ja) 現像装置および画像形成装置
JP2005283848A (ja) 帯電器及び画像形成装置
JP7467861B2 (ja) 現像装置および画像形成装置
JP6897242B2 (ja) 現像装置および画像形成装置
US9152121B2 (en) Image forming apparatus having a developer collecting duct
JP5380942B2 (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP2021056456A (ja) トナー像形成ユニット及び画像形成装置
JP5742795B2 (ja) 画像形成装置
JP5046810B2 (ja) 現像装置および画像形成装置
JP6740730B2 (ja) 現像装置および画像形成装置
JP2014191168A (ja) 画像形成装置