JP7326984B2 - インク受け装置、画像形成装置および加熱制御方法 - Google Patents

インク受け装置、画像形成装置および加熱制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、インク受け装置、画像形成装置および加熱制御方法に関する。
従来、搬送装置により搬送される記録媒体に対し、画像形成ヘッドに設けられた複数のノズルからインクを吐出することにより記録媒体に画像を形成するインクジェット画像形成装置がある。
このようなインクジェット画像形成装置では、乾燥によるインクの粘度の増加、およびノズルにおける異物の混入等により、ノズルにおいて目詰まりが生じることがある。そこで、インクジェット画像形成装置では、メンテナンス時において、ノズル内のインクを交換するためにノズルからインクを吐出させるパージ処理が実行される。パージ処理によってノズルから吐出されるインク(廃インク)は、廃桶で受けられる。その後、廃桶内の廃インクは、廃インクタンク(インク収容部)に排出される。
なお、特許文献1には、廃インクの回収容器をカートリッジ状にした際に、廃インクの漏れを確実に防止するとともに、その容器の再利用を容易に行うことができるようにする技術が開示されている。
特開2007-015285号公報
ところで、常温でゲル状である(又は固まる)インクを廃桶で受けて廃インクタンクに排出する場合、廃桶では常に廃インクを加熱して廃インクに流動性を持たせていないと排出することはできない。廃桶で受けられた廃インクは、自然冷却されることで速やかにゲル状となって廃桶内で凝固するからである。しかし、廃桶を加熱することにより廃インクを加熱する場合、廃桶全体を均一に加熱することは困難である。
例えば、廃桶からの廃インク漏れを防止するために廃桶の上端部に壁を設けた場合には、当該上端部(以下、端部)付近では放熱量が大きく、廃桶の中央部に比べて廃インクの温度が低下する。このような状態で廃桶内部の廃インクを加熱すると、中央部付近に存在するインクは流動性を有し廃インクタンクに排出される一方、端部付近に存在する廃インクはゲル状になり廃インクタンクに排出されにくい。さらに言えば、仮に端部付近に存在する廃インクまで十分排出されるよう廃桶全体に対する加熱量を単に増大させると、中央部付近に存在する廃インクの加熱量が大きくなりすぎ(過加熱)、当該廃インクから煙が発生するおそれがある。
本発明の目的は、ノズルから吐出された廃インクを好適にインク収容部に排出することが可能なインク受け装置、画像形成装置および加熱制御方法を提供することである。
本発明に係るインク受け装置は、
ノズルから吐出された廃インクを受け、インク収容部に排出するインク受け装置であって、
前記廃インクを受ける受け部と、
前記受け部で受けられた前記廃インクを加熱する加熱部と、
前記廃インクの温度によらず、第1の期間において第1の温度で加熱し、第2の期間において前記第1の温度より高い第2の温度で加熱するように前記加熱部を制御する制御部と、
を備える。
本発明に係る画像形成装置は、上記インク受け装置を備える。
本発明に係る加熱制御方法は、
ノズルから吐出された廃インクを受け、インク収容部に排出するインク受け装置における加熱制御方法であって、
前記廃インクの温度によらず、第1の期間において第1の温度で前記廃インクを加熱し、第2の期間において前記第1の温度より高い第2の温度で前記廃インクを加熱する制御を行う。
本発明によれば、ノズルから吐出された廃インクを好適にインク収容部に排出することができる。
インクジェット画像形成装置の概略構成を示す図である。 ヘッドユニットの構成を示す模式図である。 インクジェット画像形成装置の主要な機能構成を示すブロック図である。 廃桶の構成を示す模式図である。 廃インクの温度の時間変化を示すグラフである。 加熱制御処理の例を示すフローチャートである。
以下、本実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、インクジェット画像形成装置1の概略構成を示す図である。インクジェット画像形成装置1は、給紙部10と、画像形成部20と、排紙部30と、制御部40(図3を参照)とを備える。
インクジェット画像形成装置1(本発明の「画像形成装置」として機能)は、制御部40による制御下で、給紙部10に格納された記録媒体Pを画像形成部20に搬送し、画像形成部20で記録媒体Pに画像を形成し、画像が形成された記録媒体Pを排紙部30に搬送する。記録媒体Pとしては、普通紙や塗工紙といった紙のほか、布帛またはシート状の樹脂等、表面に着弾したインクを定着させることが可能な種々の媒体を用いることができる。
給紙部10は、記録媒体Pを格納する給紙トレイ11と、給紙トレイ11から画像形成部20に記録媒体Pを搬送して供給する媒体供給部12とを有する。媒体供給部12は、内側が2本のローラーにより支持された輪状のベルトを備え、このベルト上に記録媒体Pを載置した状態でローラーを回転させることで記録媒体Pを給紙トレイ11から画像形成部20へ搬送する。
画像形成部20は、搬送部21と、受け渡しユニット22と、加熱部23と、ヘッドユニット24と、定着部25と、デリバリー部28などを有する。
搬送部21は、円筒状の搬送ドラム211の搬送面211a(載置面)の上に載置された記録媒体Pを保持し、搬送ドラム211がX方向(図1の紙面垂直方向)に延びた回転軸(円筒軸)を中心に回転して周回移動することで当該搬送ドラム211上の記録媒体Pを搬送方向(Y方向)に搬送する搬送動作を行う。搬送ドラム211は、その搬送面211a上で記録媒体Pを保持するための図示しない爪部および吸気部を備える。記録媒体Pは、爪部により端部が押さえられ、かつ吸気部により搬送面211aに吸い寄せられることで搬送面211aに保持される。搬送部21は、搬送ドラム211を回転させるための搬送ドラムモーター(図示せず)に接続されている。搬送ドラム211は、搬送ドラムモーターの回転量に比例した角度だけ回転する。
受け渡しユニット22は、給紙部10の媒体供給部12により搬送された記録媒体Pを搬送部21に引き渡す。受け渡しユニット22は、給紙部10の媒体供給部12と搬送部21との間の位置に設けられ、媒体供給部12から搬送された記録媒体Pの一端をスイングアーム部221で保持して取り上げ、受け渡しドラム222を介して搬送部21に引き渡す。
加熱部23は、受け渡しドラム222の配置位置とヘッドユニット24の配置位置との間に設けられ、搬送部21により搬送される記録媒体Pが所定の温度範囲内の温度となるように当該記録媒体Pを加熱する。加熱部23は、例えば、赤外線ヒーター等を有し、制御部40(図3を参照)から供給される制御信号に基づいて赤外線ヒーターに通電して当該赤外線ヒーターを発熱させる。
ヘッドユニット24は、記録媒体Pが保持された搬送ドラム211の回転に応じた適切なタイミングで、搬送ドラム211の搬送面211aに対向するインク吐出面に設けられたノズル開口部から記録媒体Pに対してインクを吐出して画像を形成する。ヘッドユニット24は、インク吐出面と搬送面211aとが所定の距離だけ離隔されるように配置される。本実施の形態におけるインクジェット画像形成装置1では、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色のインクにそれぞれ対応する4つのヘッドユニット24が記録媒体Pの搬送方向上流側からY,M,C,Kの色の順に所定の間隔で並ぶように配列されている。
図2は、ヘッドユニット24の構成を示す模式図である。ここでは、ヘッドユニット24のうち搬送ドラム211の搬送面211aと対向する面が示されている。
ヘッドユニット24は、取り付け部材244に取り付けられた4つの画像形成ヘッド242を備える。画像形成ヘッド242の各々には、インクを貯留する圧力室と、圧力室の壁面に設けられた圧電素子と、ノズル243とを各々有する複数の画像形成素子(記録素子)が設けられている。この画像形成素子は、圧電素子を変形動作させる駆動信号が入力されると、圧電素子の変形により圧力室が変形して圧力室内の圧力が変化し、圧力室に連通するノズルからインクを吐出する。
画像形成ヘッド242では、記録媒体Pの搬送方向と交差する方向(本実施の形態では、搬送方向と直交する方向、すなわちX方向)に等間隔に配列されたノズル243からなる2つのノズル列が形成されている。これら2つのノズル列は、ノズル243の配置位置が、各ノズル列におけるノズル243の配置間隔の2分の1だけX方向について互いにずれるように設けられている。
4つの画像形成ヘッド242は、ノズル列のX方向についての配置範囲が切れ目なく繋がるように千鳥格子状に配置されている。ヘッドユニット24に含まれるノズル243のX方向についての配置範囲は、搬送部21により搬送される記録媒体Pのうち画像が形成される領域のX方向の幅をカバーしており、ヘッドユニット24の位置は、画像の形成時には搬送ドラム211の回転軸に対して固定されて用いられる。すなわち、ヘッドユニット24は、記録媒体Pに対するX方向についての画像形成可能幅に亘ってインクを吐出可能なラインヘッドを有しており、インクジェット画像形成装置1は、シングルパス形式のインクジェット画像形成装置である。
なお、画像形成ヘッド242が有するノズル列の数は、2つではなく、1つまたは3つ以上であっても良い。また、ヘッドユニット24が有する画像形成ヘッド242の数は、4つでなく、3つ以下または5つ以上であっても良い。
画像形成素子のノズルから吐出されるインクとしては、温度によってゲル状またはゾル状に相変化し、紫外線等のエネルギー線を照射することにより硬化する性質を有するものが用いられる。また、本実施の形態では、常温でゲル状であり加熱されることによりゾル状となるインクが用いられる。ヘッドユニット24は、ヘッドユニット24内に貯留されるインクを加熱するインク加熱部(図示せず)を備える。インク加熱部は、制御部40による制御下で動作し、ゾル状となる温度にインクを加熱する。
画像形成ヘッド242は、加熱されてゾル状となったインクを吐出する。このゾル状のインクが記録媒体Pに吐出されると、インク滴が記録媒体Pに着弾した後、自然冷却されることで速やかにインクがゲル状となって記録媒体P上で凝固する。
定着部25は、搬送部21のX方向の幅に亘って配置された発光部を有し、搬送部21に載置された記録媒体Pに対して当該発光部から紫外線等のエネルギー線を照射して記録媒体P上に吐出されたインクを硬化させて定着させる。定着部25の発光部は、搬送方向についてヘッドユニット24の配置位置からデリバリー部28の受け渡しドラム281の配置位置までの間において搬送面211aと対向して配置される。
デリバリー部28は、記録媒体Pを搬送部21からベルトループ282に受け渡す円筒状の受け渡しドラム281と、内側が2本のローラーにより支持された輪状のベルトを有するベルトループ282とを有し、受け渡しドラム281により搬送部21からベルトループ282上に受け渡された記録媒体Pをベルトループ282により搬送して排紙部30に送出する。
排紙部30は、デリバリー部28により画像形成部20から送り出された記録媒体Pが載置される板状の排紙トレイ31を有する。
図3は、インクジェット画像形成装置1の主要な機能構成を示すブロック図である。インクジェット画像形成装置1は、加熱部23と、ヘッド駆動部241および画像形成ヘッド242と、定着部25と、制御部40と、搬送駆動部51と、操作表示部52と、入出力インターフェース53などを備える。
ヘッド駆動部241は、画像形成ヘッド242の画像形成素子に対して適切なタイミングで画像データに応じて圧電素子を変形動作させる駆動信号を供給することにより、画像形成ヘッド242のノズル243から画像データの画素値に応じた量のインクを吐出させる。
制御部40は、CPU41(Central Processing Unit)、RAM42(Random Access Memory)、ROM43(Read Only Memory)および記憶部44を有する。
CPU41は、ROM43に記憶された各種制御用のプログラムや設定データを読み出してRAM42に記憶させ、当該プログラムを実行して各種演算処理を行う。また、CPU41は、インクジェット画像形成装置1の全体動作を統括制御する。
RAM42は、CPU41に作業用のメモリー空間を提供し、一時データを記憶する。RAM42は、不揮発性メモリーを含んでも良い。
ROM43は、CPU41により実行される各種制御用のプログラムや設定データ等を格納する。なお、ROM43に代えてEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)やフラッシュメモリー等の書き換え可能な不揮発性メモリーが用いられても良い。
記憶部44には、入出力インターフェース53を介して外部装置2から入力されたプリントジョブ(画像形成命令)および当該プリントジョブに係る画像データなどが記憶される。このうちプリントジョブには、形成する画像に係る画像データを指定する情報の他、画像を形成する記録媒体Pの種別に係る情報(例えば、記録媒体Pの大きさおよび厚さ)が含まれる。記憶部44としては、例えばHDD(Hard Disk Drive)が用いられ、また、DRAM(Dynamic Random Access Memory)などが併用されても良い。
搬送駆動部51は、制御部40から供給される制御信号に基づいて搬送ドラム211の搬送ドラムモーターに駆動信号を供給して搬送ドラム211を所定の速度およびタイミングで回転させる。
また、搬送駆動部51は、制御部40から供給される制御信号に基づいて媒体供給部12、受け渡しユニット22およびデリバリー部28を動作させるためのモーターに駆動信号を供給して、記録媒体Pの搬送部21への供給および搬送部21からの排出を行わせる。
操作表示部52は、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイといった表示装置と、操作キーや、表示装置の画面に重ねられて配置されたタッチパネルといった入力装置とを備える。操作表示部52は、表示装置において各種情報を表示させ、また入力装置に対するユーザーの入力操作を操作信号に変換して制御部40に出力する。
入出力インターフェース53は、外部装置2と制御部40との間のデータの送受信を媒介する。入出力インターフェース53は、例えば各種シリアルインターフェース、各種パラレルインターフェースの何れかまたはこれらの組み合わせで構成される。
外部装置2は、例えばパーソナルコンピューターであり、入出力インターフェース53を介してプリントジョブおよび画像データ等を制御部40に供給する。
上記のインクジェット画像形成装置1では、乾燥によるインクの粘度の増加、およびノズル243における異物の混入等により、ノズル243において目詰まりが生じることがある。そこで、インクジェット画像形成装置1では、メンテナンス時において、ノズル243内のインクを交換するためにノズル243からインクを強制的に吐出させるパージ処理が実行される。パージ処理によってノズル243から吐出されるインク(廃インク)は、廃桶60(本発明の「インク受け装置」として機能)で受けられる。その後、廃桶60内の廃インクは、廃インクタンク63(本発明の「インク収容部」として機能)に排出される。廃インクが排出された廃インクタンク63は、ユーザー(例えば、サービスマン)によって回収される。
本実施の形態では、廃インクタンク63は、廃桶60の排出部67から排出された廃インクの量を検出する公知の廃インク量検出部64(図3を参照)を備える。廃インク量検出部64は、例えば廃インクタンク63に貯留される廃インクの液面高さを検出することによって廃インク量を検出し、検出した廃インク量を示す検出信号を制御部40に出力する。
ところで、常温でゲル状である(又は固まる)インクを廃桶60で受けて廃インクタンク63に排出する場合、廃桶60では常に廃インクを加熱して廃インクに流動性を持たせていないと排出することはできない。廃桶60で受けられた廃インクは、自然冷却されることで速やかにゲル状となって廃桶60内で凝固するからである。しかし、廃桶60を加熱することにより廃インクを加熱する場合、廃桶60全体を均一に加熱することは困難である。
例えば、廃桶60からの廃インク漏れを防止するために廃桶60の上端部に壁を設けた場合には、当該上端部(以下、端部)付近では放熱量が大きく、廃桶60の中央部に比べて廃インクの温度が低下する。このような状態で廃桶60内部の廃インクを加熱すると、中央部付近に存在するインクは流動性を有し廃インクタンクに排出される一方、端部付近に存在する廃インクはゲル状になり廃インクタンクに排出されにくい。さらに言えば、仮に端部付近に存在する廃インクまで十分排出されるよう廃桶60全体に対する加熱量を単に増大させると、中央部付近に存在する廃インクの加熱量が大きくなりすぎ(過加熱)、当該廃インクから煙が発生するおそれがある。
そこで本実施の形態では、ノズル243から吐出された廃インクを好適に廃インクタンク63に排出するために、制御部40は、廃桶60の中央部付近に存在する廃インクの加熱量が大きくなりすぎるのを防止しつつ、廃桶60の端部付近に存在する廃インクもゲル状からゾル状に転移するように、廃桶60内の廃インクを加熱する制御を行う。
図4は、廃桶60の構成を示す図である。図4に示すように、廃桶60は、ノズル243から吐出された廃インクを受ける受け部65と、受け部65で受けられた廃インクを加熱する加熱部61A,61B,61C,61Dと、受け部65で受けられた廃インクの温度を検出する温度検出部62A,62B,62C,62Dと、受け部65(側面部65A,65B,65C,65D)の上端部に立設された壁部66A,66B,66C,66Dと、廃インクタンク63に向けて廃インクを排出する排出部67(排出口)とを備える。
受け部65は、三角形状の4つの側面部65A,65B,65C,65Dの端部が接続されて逆四角錐状を有する。壁部66A,66B,66C,66Dは、受け部65からの廃インク漏れを防止するために設けられる。
加熱部61A,61B,61C,61Dは、側面部65A,65B,65C,65Dの裏側(ノズル243から吐出された廃インクを受ける表側と反対側)に設けられ、当該裏側の全体を加熱する。本実施の形態では、加熱部61A,61B,61C,61Dは、ラバーヒーターを有し、制御部40から供給される制御信号に基づいてラバーヒーターに通電して当該ラバーヒーターを発熱させる。その結果、受け部65で受けられた廃インクは、加熱部61A,61B,61C,61Dによって加熱された側面部65A,65B,65C,65Dを介して加熱される。
温度検出部62A,62B,62C,62Dは、側面部65A,65B,65C,65Dの裏側における中央部付近に設けられる例えばサーミスタであり、受け部65で受けられた廃インクの温度を間接的に検出する。温度検出部62A,62B,62C,62Dは、検出した廃インクの温度を示す検出信号を制御部40に出力する。制御部40は、温度検出部62A,62B,62C,62Dの検出結果に基づいて、受け部65で受けられた廃インクの温度が所望の温度となるように加熱部61A,61B,61C,61Dを制御する。
図5は、メンテナンス時、廃桶60内に強制的に吐出された廃インクを加熱する制御を行う場合において、廃インクの温度の時間変化を実線Lで示すグラフである。
制御部40は、図5に示すように、時間t1で廃インクの加熱を開始し、時間t8で廃インクの加熱を終了するように加熱部61A,61B,61C,61Dを制御する。具体的には、制御部40は、第1の期間t11(時間t4~t5の間)において第1の温度T1で加熱し、第2の期間t10(時間t2~t3の間),t12(時間t6~t7の間)において第1の温度T1より高い第2の温度T2で加熱させる。
第1の温度T1は、側面部65A,65B,65C,65Dのうち加熱部61A,61B,61C,61Dによる加熱温度が最も高く加熱されやすい部分(具体的には、中央部、本発明の「第1部分」に対応)に存在する廃インクが流動性を有する状態(具体的には、ゾル状態)に転移するために必要な温度(例えば、85℃)である。
第2の温度T2は、側面部65A,65B,65C,65Dのうち加熱部61A,61B,61C,61Dによる加熱温度が最も低く加熱されにくい部分(具体的には、端部、本発明の「第2部分」に対応)に存在する廃インクが流動性を有する状態(具体的には、ゾル状態)に転移するために必要な温度(例えば、95℃)である。
第2の期間t10,t12は、側面部65A,65B,65C,65Dのうち加熱部61A,61B,61C,61Dによる加熱温度が最も高く加熱されやすい中央部に存在する廃インクが第2の温度T2で連続的に加熱されても当該廃インクから煙が発生しない時間である。つまり、第2の期間t10,t12において第1の温度T1より高い第2の温度T2で加熱しても、その加熱時間が第2の期間t10,t12を超えない限り、側面部65A,65B,65C,65Dのうち加熱部61A,61B,61C,61Dにより最も加熱されやすい中央部に存在する廃インクから煙が発生することはない。ここで、第2の温度T2と第2の期間t10,t12とは、反比例の関係にある。すなわち、第2の温度T2が高くなればなるほど、第2の期間t10,t12は短くなる。
仮に、第2の温度T2でのみ廃桶60内の廃インクを加熱する制御を行った場合には、加熱部61A,61B,61C,61Dによる加熱温度が最も高く加熱されやすい中央部に存在する廃インクの温度は第1の温度T1を大きく超える。しかし、本実施の形態では、第1の温度T1と第2の温度T2との間で廃インクの制御温度を適切に切り替えるため、廃桶60の中央部付近に存在する廃インクの加熱量が大きくなりすぎるのを防止しつつ、廃桶60の端部付近に存在する廃インクもゲル状からゾル状に転移するように、廃桶60内の廃インクを加熱することができる。その結果、ノズル243から廃桶60に吐出された廃インクを好適に廃インクタンク63に排出することができる。
図6は、加熱制御処理の例を示すフローチャートである。図6におけるステップS101の処理は、例えばメンテナンスの実行要求が発生した場合に実行される。
まず、制御部40は、ノズル243から吐出され、受け部65で受けられた廃インクの加熱を開始するように加熱部61A,61B,61C,61Dを制御する(ステップS101)。次に、制御部40は、温度検出部62A,62B,62C,62Dの検出結果を参照し、所定時間以内に廃インクの温度が第2の温度T2に到達したか否かについて判定する(ステップS102)。
判定の結果、所定時間以内に廃インクの温度が第2の温度T2に到達しなかった場合(ステップS102、NO)、制御部40は、加熱部61A,61B,61C,61Dに何らかの異常が発生していると判断し、当該異常が発生した旨を警告表示するように操作表示部52を制御する(ステップS106)。ステップS106の処理が完了することによって、インクジェット画像形成装置1は、図6における処理を終了する。
一方、所定時間以内に廃インクの温度が第2の温度T2に到達した場合(ステップS102、YES)、制御部40は、第2の期間(図5の例では、t10)において、受け部65で受けられた廃インクを第2の温度T2で加熱するように加熱部61A,61B,61C,61Dを制御(温調制御)する(ステップS103)。
次に、制御部40は、廃インクの加熱温度を低下させ、第1の期間(図5の例では、t11)において、受け部65で受けられた廃インクを第1の温度T1で加熱するように加熱部61A,61B,61C,61Dを制御(温調制御)する(ステップS104)。
最後に、制御部40は、廃インクの加熱温度を増加させ、第2の期間(図5の例では、t12)において、受け部65で受けられた廃インクを第2の温度T2で加熱するように加熱部61A,61B,61C,61Dを制御(温調制御)する(ステップS105)。ステップS105の処理が完了することによって、インクジェット画像形成装置1は、図6における処理を終了する。なお、第2の温度T2で廃インクを加熱する第2の期間の回数は、図5,6の例で説明した2回に限らず、1回または3回以上であっても良い。要は、廃桶60の端部(加熱部61A,61B,61C,61Dによる加熱温度が最も低く加熱されにくい部分)付近に存在する廃インクも十分に加熱して確実にゲル状からゾル状に転移するように、第2の期間の回数が設定されれば良い。
以上詳しく説明したように、本実施の形態におけるインクジェット画像形成装置1は、ノズル243から吐出された廃インクを受ける受け部65(側面部65A,65B,65C,65D)と、受け部65で受けられた廃インクを加熱する加熱部61A,61B,61C,61Dと、第1の期間t11において第1の温度T1で加熱し、第2の期間t10,t12において第1の温度T1より高い第2の温度T2で加熱するように加熱部61A,61B,61C,61Dを制御する制御部40とを備える。
このように構成した本実施の形態によれば、廃桶60(受け部65)の中央部(加熱部61A,61B,61C,61Dによる加熱温度が高く加熱されやすい部分)付近に存在する廃インクの加熱量が大きくなりすぎるのを防止しつつ、廃桶60(受け部65)の端部(加熱部61A,61B,61C,61Dによる加熱温度が低く加熱されにくい部分)付近に存在する廃インクもゲル状からゾル状に転移するように、廃桶60内の廃インクを加熱することができる。その結果、ノズル243から廃桶60に吐出された廃インクを好適に廃インクタンク63に排出することができる。
なお、上記実施の形態において、制御部40は、受け部65内の廃インクの量に応じて、第2の期間t10,t12の長さを変更しても良い。例えば、制御部40は、受け部65内の廃インクの量が小さくなるにつれて、第2の期間t10,t12の長さを短くしても良い。さらに言えば、受け部65内の廃インクの量がとても小さい場合(言い換えれば、廃桶60の端部付近に廃インクが存在していない場合)には、第2の期間t10,t12を設けず、第2の期間t10,t12の長さを0としても良い。これにより、受け部65内の廃インクの量に応じて加熱部61A,61B,61C,61Dによる加熱量を適切に設定することができ、例えば不必要に加熱コストが増大することを防止することができる。
ここで、受け部65内の廃インクの量は、メンテナンス時にノズル243から吐出される廃インクの想定量と、廃インクタンク63に排出された廃インクの量との差分により算出することができる。廃インクタンク63に排出された廃インクの量は、上述したように、廃インク量検出部64により検出される。
また、上記実施の形態において、加熱部61A,61B,61C,61Dにおいて、端部側の電力密度は、中央部側の電力密度の所定倍数(例えば、2倍)以下であることが望ましい。さらに言えば、廃インクを加熱する制御を行う場合、第1の期間t11において、受け部65における端部付近に存在する廃インクの温度が第2の温度T2未満となるように設定されていることが望ましい。例えば、廃桶60(受け部65)の端部付近では加熱部61A,61B,61C,61Dによる加熱温度が低く加熱されにくいことを予め考慮して、加熱部61A,61B,61C,61Dにおいて端部側の電力密度が中央部側の電力密度に対して所定倍数を超えて高すぎると、廃インクの制御温度が第1の温度T1であるにも関わらず、廃桶60の端部側に存在する廃インクの温度が第2の温度T2を超え(オーバーシュート)、当該廃インクから煙が発生するおそれがあるからである。
また、上記実施の形態では、搬送ドラム211により記録媒体Pを搬送する例を用いて説明したが、本発明はこれに限らない。例えば、2本のローラーに支持されローラーの回転に応じて移動する搬送ベルトにより記録媒体Pを搬送しても良い。また、同一平面上を往復移動する搬送部材により記録媒体Pを搬送しても良い。
また、上記実施の形態では、シングルパス形式のインクジェット画像形成装置1を例に挙げて説明したが、ヘッドユニットを走査させながら画像の記録を行うインクジェット画像形成装置に本発明を適用しても良い。また、ヘッドユニットに単一のノズルが設けられたインクジェット画像形成装置に本発明を適用しても良い。
また、上記実施の形態では、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
1 インクジェット画像形成装置
2 外部装置
10 給紙部
11 給紙トレイ
12 媒体供給部
20 画像形成部
21 搬送部
211 搬送ドラム
211a 搬送面
22 受け渡しユニット
23 加熱部
24 ヘッドユニット
241 ヘッド駆動部
242 画像形成ヘッド
243 ノズル
244 取り付け部材
25 定着部
28 デリバリー部
30 排紙部
31 排紙トレイ
40 制御部
41 CPU
42 RAM
43 ROM
44 記憶部
51 搬送駆動部
52 操作表示部
53 入出力インターフェース
60 廃桶
61A,61B,61C,61D 加熱部
62A,62B,62C,62D 温度検出部
63 廃インクタンク
64 廃インク量検出部
65 受け部
65A,65B,65C,65D 側面部
66A,66B,66C,66D 壁部
67 排出部
P 記録媒体

Claims (10)

  1. ノズルから吐出された廃インクを受け、インク収容部に排出するインク受け装置であって、
    前記廃インクを受ける受け部と、
    前記受け部で受けられた前記廃インクを加熱する加熱部と、
    前記廃インクの温度によらず、第1の期間において第1の温度で加熱し、第2の期間において前記第1の温度より高い第2の温度で加熱するように前記加熱部を制御する制御部と、
    を備えるインク受け装置。
  2. 前記第1の温度は、前記受け部のうち第1部分に存在する前記廃インクが流動性を有する状態に転移する温度であり、
    前記第2の温度は、前記受け部のうち前記第1部分より前記加熱部による加熱温度が低い第2部分に存在する前記廃インクが流動性を有する状態に転移する温度である、
    請求項1に記載のインク受け装置。
  3. 前記第2の期間は、前記第1部分に存在する前記廃インクが前記第2の温度で連続的に加熱されても前記廃インクから煙が発生しない時間である、
    請求項2に記載のインク受け装置。
  4. 前記受け部で受けられた前記廃インクの温度を検出する温度検出部を備え、
    前記制御部は、前記温度検出部の検出結果に基づいて、前記第1または第2の期間において前記廃インクの温度が前記第1または第2の温度となるように前記加熱部を制御する、
    請求項1~3の何れか1項に記載のインク受け装置。
  5. 前記制御部は、前記受け部内の前記廃インクの量に応じて、前記第2の期間の長さを変更する、
    請求項1~4の何れか1項に記載のインク受け装置。
  6. 前記受け部内の前記廃インクの量は、前記ノズルから吐出される前記廃インクの想定量と、前記受け部から前記インク収容部に排出された前記廃インクの量との差分により算出される、
    請求項5に記載のインク受け装置。
  7. 前記インク収容部は、前記受け部から排出された前記廃インクの量を検出する廃インク量検出部を備える、
    請求項6に記載のインク受け装置。
  8. 前記加熱部において、端部側の電力密度は、中央部側の電力密度の所定倍数以下である、
    請求項1~7の何れか1項に記載のインク受け装置。
  9. 請求項1~8の何れか1項に記載のインク受け装置を備える画像形成装置。
  10. ノズルから吐出された廃インクを受け、インク収容部に排出するインク受け装置における加熱制御方法であって、
    前記廃インクの温度によらず、第1の期間において第1の温度で前記廃インクを加熱し、第2の期間において前記第1の温度より高い第2の温度で前記廃インクを加熱する制御を行う、
    加熱制御方法。
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